JP2002098383A - エアーバリア換気システムおよびそのシステム用送風装置 - Google Patents

エアーバリア換気システムおよびそのシステム用送風装置

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JP2002098383A JP2000287373A JP2000287373A JP2002098383A JP 2002098383 A JP2002098383 A JP 2002098383A JP 2000287373 A JP2000287373 A JP 2000287373A JP 2000287373 A JP2000287373 A JP 2000287373A JP 2002098383 A JP2002098383 A JP 2002098383A
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正宏 亀井
Katsuhiko Nomura
勝彦 野村
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隆 新井
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 屋外に面した窓際の空気を換気して室内を快
適に保つとともに、送風装置の維持のための清掃や整備
の手間と費用とを削減することにある。 【解決手段】 屋外に面した窓1付近の室内2の空気を
換気するエアーバリア換気システムにおいて、前記窓1
付近の室内2の下部に床面6から離間されて配置されて
その窓1に沿って延在するとともに、その延在方向に沿
って各々配置された水平よりも下向きの吸気口13a と水
平よりも上向きの送風口13b とを有し、前記吸気口13a
から吸い込んだ前記窓1付近の室内2の空気を前記送風
口13b から前記窓1に沿わせて上方へ送り出す送風装置
9と、前記窓1付近の室内2の上部の空気を吸い込ん
で、その空気を屋外へ排出するかまたは空気調和処理後
に屋内に戻す上側吸気装置10と、を具えることを特徴と
するものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、屋外に面した窓
付近の室内の空気を換気することでその窓付近の室内に
エアーバリアを設けるエアーバリア換気システムおよ
び、そのシステム用の送風装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】従来
のかかるシステムでは、図8に示すように、屋外に面し
た窓1付近の室内2の下部にエアーバリアボックス3を
設けて、そのエアーバリアボックス3内に空気調和用の
コイル4および通常シロッコファンで構成される送風装
置5(いわゆるファンコイルユニット)を収容し、その
エアーバリアボックス3の手前側の面の下端部に設けた
吸気口3aから吸い込んだ室内の空気を、そのエアーバリ
アボックス3の上面に設けたスリット状の送風口3bか
ら、図中矢印で示すように窓1に沿わせて上方へ送り出
す構造とされていた。
【0003】しかしながら上記従来のシステムでは、吸
気口3aがエアーバリアボックス3の手前側の面の下端部
にあることから、床面6付近の埃を吸引してしまうた
め、送風装置5の維持のための清掃や整備に手間と費用
とが嵩んでしまうという問題があった。また上記従来の
システムでは、エアーバリアボックス3の上面の送風口
3bからの上向き送風しかできないため、冬季に窓1付近
のコールドドラフト(冷気)を室内2の下部で吸い込む
ことができず、これがため冷輻射の影響を有効に低減さ
せることが困難であるという問題もあった。さらに上記
従来のシステムでは、窓際に大きなエアーバリアボック
ス3を配置する必要があるため、窓際に大きなスペース
が必要となるとともにデザイン上の制限も大きくなる等
の問題もあり、加えて、窓際の送風装置5の稼働音や振
動がエアーバリアボックス3に伝わってエアーバリアボ
ックス3が騒音源になり、静かなオフィスではその騒音
が気になるという問題もあった。
【0004】
【課題を解決するための手段およびその作用・効果】こ
の発明は、上記課題を有利に解決したエアーバリア換気
システムおよびそのシステム用の送風装置を提供するこ
とを目的とするものであり、請求項1記載のこの発明の
エアーバリア換気システムは、屋外に面した窓付近の室
内の空気を換気するエアーバリア換気システムにおい
て、前記窓付近の室内の下部に床面から離間されて配置
されてその窓に沿って延在するとともに、その延在方向
に沿って各々配置された水平よりも下向きの吸気口と水
平よりも上向きの送風口とを有し、前記吸気口から吸い
込んだ前記窓付近の室内の空気を前記送風口から前記窓
に沿わせて上方へ送り出す送風装置と、前記窓付近の室
内の上部の空気を吸い込んで、その空気を屋外へ排出す
るかまたは空気調和処理後に屋内に戻す上側吸気装置
と、を具えることを特徴とするものである。
【0005】かかるシステムにあっては、屋外に面した
窓付近の室内の下部に床面から離間されて配置されてそ
の窓に沿って延在するとともに、その延在方向に沿って
各々配置された水平よりも下向きの吸気口と水平よりも
上向きの送風口とを有する送風装置が、その吸気口から
吸い込んだ窓付近の室内の空気をその送風口から窓に沿
わせて上方へ送り出し、そして例えば天井等に吸気口を
持つ上側吸気装置が、窓付近の室内の上部の空気を吸い
込んで、その空気を屋外へ排出するかまたは空気調和処
理後に屋内に戻すことで、窓際の空気の換気を行う。
【0006】従ってこの発明のシステムによれば、特に
夏季に、屋外に面した窓際の熱くなった空気を送風装置
で上方へ送り、それを上側吸気装置で吸い込んで屋外へ
排出するかまたは空気調和処理後に屋内に戻すことがで
きるので、室内を涼しく快適に保つことができ、しかも
床面付近の埃を吸引してしまうことがないため、送風装
置の維持のための清掃や整備の手間と費用とを削減する
ことができる。そしてこの発明のシステムによれば、窓
際に大きなエアーバリアボックスを配置する必要がない
ため、窓際のスペースを有効に利用し得るとともに、デ
ザイン上の制限の少ない自由な設計を可能にすることが
できる。
【0007】また請求項2記載のこの発明のエアーバリ
ア換気システムは、屋外に面した窓付近の室内の空気を
換気するエアーバリア換気システムにおいて、前記室内
の空気または空気調和処理後の屋内の空気を前記窓付近
の室内の上部から前記窓に沿わせて下方に送り出す給気
装置と、前記窓付近の室内の下部に床面から離間されて
配置されてその窓に沿って延在するとともに、その延在
方向に沿って各々配置された水平よりも上向きの吸気口
と水平よりも下向きの送風口とを有し、前記吸気口から
吸い込んだ前記窓付近の室内の空気を前記送風口から前
記室の床下へ送り出す送風装置と、前記床下へ送り出さ
れた空気を吸い込んで、その空気を屋外へ排出するかま
たは空気調和処理した後に屋内に戻す下側吸気装置と、
を具えることを特徴とするものである。
【0008】かかるシステムにあっては、給気装置が、
屋外に面した窓付近の室内の空気または空気調和処理後
の屋内の空気を、窓付近の室内の上部から窓に沿わせて
下方に送り出し、そして窓付近の室内の下部に床面から
離間されて配置されてその窓に沿って延在するととも
に、その延在方向に沿って各々配置された水平よりも上
向きの吸気口と水平よりも下向きの送風口とを有する送
風装置が、その吸気口から吸い込んだ窓付近の室内の空
気をその送風口から室の床下へ送り出し、さらに下側吸
気装置が、その床下へ送り出された空気を吸い込んで屋
外へ排出するかまたは空気調和処理した後に屋内に戻
す、という工程で、窓際の空気の換気が行われる。
【0009】従ってこの発明のシステムによれば、特に
冬季に、屋外に面した窓際のコールドドラフト(冷気)
を、それ自身の下降しようとする性状と相俟って、窓付
近の上部から下方へ向かう空気で下方へ追いやり、室内
下部の送風装置で吸引して床下へ送り出し、それを下側
吸気装置で吸い込んで屋外へ排出するかまたは空気調和
処理した後に屋内に戻すことができるので、冷輻射の影
響を有効に低減させることができ、しかも送風装置が床
面付近の埃を吸引してしまうことがないため、送風装置
の維持のための清掃や整備の手間と費用とを削減するこ
とができる。そしてこの発明のシステムによっても、窓
際に大きなエアーバリアボックスを配置する必要がない
ため、窓際のスペースを有効に利用し得るとともに、デ
ザイン上の制限の少ない自由な設計を可能にすることが
できる。
【0010】なお、この発明のシステムにおいては、請
求項3に記載のように、前記窓付近の、前記送風装置の
前記水平よりも上向きの送風口または吸気口よりも室内
側の位置に、前記窓に沿って昇降可能なブラインドが設
けられていても良く、かかる構成によれば、窓付近の空
間をブラインドで区画して、そのブラインドよりも窓寄
りに送風装置の水平よりも上向きの送風口または吸気口
を位置させるので、より効率的に換気を行うことがで
き、しかもそのブラインドによって、室内の空気に対す
る夏季の熱輻射や冬季の冷輻射の影響をより低減させる
ことができる。
【0011】また、この発明のシステムにおいては、請
求項4に記載のように、前記送風装置が、前記ブライン
ドの下端部に結合され、そのブラインドの下降によって
前記窓付近の下部の床面から離間された位置に配置され
るものであっても良く、かかる構成によれば、窓からの
熱輻射や冷輻射の影響がないためブラインドを上昇させ
ておける時期に、送風装置も一緒に天井付近に退けてお
くことができ、その時期に窓際のスペースを有効に利用
することができる。
【0012】ここで、上記のように使用位置への送風装
置の配置をブランドの下降と連動させる場合に、その送
風装置の作動もブランドの下降と連動させて、ブランド
の下降により自動的に送風装置が作動するようにしても
良く、このようにすれば、建物の中央監視盤での複雑な
制御を不要とし得るとともに、室内にいる人の要求に応
じて送風装置の作動を、よりきめ細かく制御することが
できる。
【0013】さらに、この発明のシステムにおいては、
請求項5に記載のように、前記上側吸気装置または前記
給気装置が、前記窓付近の室内の上部に配置されてその
窓に沿って延在するさらに他の送風装置を有していても
良く、かかる構成によれば、その送風装置が窓付近の室
内の上部の空気を屋外へ排出したり空気調和装置へ送っ
たり、あるいは窓に沿って下方へ送ったりするので、室
内の天井に吸気口や給気口を設ける場合よりも効率的に
窓際の空気の換気を行うことができる。
【0014】さらに、この発明のシステムにおいては、
請求項6に記載のように、前記送風装置が、前記窓に沿
って水平に延在する一または複数の貫流送風機を具えて
いても良く、かかる構成によれば、貫流送風機は原理的
に幅広に空気を吸い込み、その空気を幅広に送風するの
で、より効率的に、窓に沿って空気を送ることができ
る。
【0015】さらに、この発明のシステムにおいては、
請求項7に記載のように、前記送風装置が、前記窓に沿
って水平に延在するとともに、その延在方向に沿って各
々配置された水平よりも上向きの通気口と水平よりも下
向きの通気口とを有するハウジングと、前記ハウジング
の延在方向に沿って延在するようにそのハウジング内に
収容されるとともに、水平軸線周りに回動可能にそのハ
ウジングに支持された一または複数の前記貫流送風機
と、を具え、前記貫流送風機が、前記ハウジング内での
回動により、前記水平よりも上向きの通気口を前記送風
口にするとともに前記水平よりも下向きの通気口を前記
吸気口にする位置と、前記水平よりも上向きの通気口を
前記吸気口にするとともに前記水平よりも下向きの通気
口を前記送風口にする位置とに選択的に配置されるよう
に構成されていても良く、かかる構成によれば、夏季と
冬季との両方に対応させて、一つの送風機に、窓に沿っ
た空気の送風と、窓に沿った空気の吸い込みとを行わせ
ることができるので、空気調和設備に要するコストを低
減させることができるとともに、室内のスペース効率も
高めることができる。
【0016】さらに、この発明のシステムにおいては、
請求項8に記載のように、前記送風装置が、前記窓に沿
って水平に延在するとともに、その延在方向に沿って各
々配置された水平よりも上向きの通気口と水平よりも下
向きの通気口とを有するハウジングと、前記ハウジング
の延在方向に沿って延在するようにそのハウジング内に
収容された一または複数の前記貫流送風機と、を具え、
前記貫流送風機が、ファンロータ軸の一端部を回転自在
に支持するベアリングと、前記ファンロータ軸の他端部
を回転駆動するモータとをそれぞれ吸振部材を介して支
持するケーシングを有し、前記ハウジングが前記ケーシ
ングを支持するように構成されていても良く、かかる構
成によれば、貫流送風機のファンロータとそれを回転駆
動するモータとが、ハウジングに支持されたケーシング
に、何れも吸振部材を介して支持されているので、貫流
送風機の作動時に、ファンロータやモータの回転子のア
ンバランスに起因する振動、モータ軸とファンロータ軸
とのアライメント誤差に起因する振動、そしてモータの
電磁振動等の振動がファンロータやモータからハウジン
グ内のケーシングに伝わるのを有効に防止し得て、貫流
送風機の作動時の騒音を低減させることができる。従っ
てこのシステムによれば、送風装置の稼働音や振動を低
減させ得て、静かなオフィスでも送風装置の稼働音が気
にならないようにすることができる。
【0017】そして、この発明のシステムにおいては、
請求項9に記載のように、前記ハウジングが、前記ケー
シングを吸振部材を介して支持していても良く、かかる
構成によれば、貫流送風機の作動時に、多少の振動がフ
ァンロータやモータからケーシングに伝わっても、その
振動がケーシングからハウジングに伝わるのを有効に防
止し得て、貫流送風機の作動時騒音をさらに低減させる
ことができ、ひいては送風装置の稼働音をより静かなも
のとすることができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下に、この発明の実施の形態を
実施例によって、図面に基づき詳細に説明する。ここ
に、図1は、この発明のエアーバリア換気システムの第
1実施例を示す断面図、また図2は、その実施例のシス
テムの平面図であり、図中、符号1は屋外に面した窓、
2は室内、2aは仕切り板(パーテーション)、6は床
面、7は天井、8は仕切り板2aの両側方にてその天井7
に取り付けられた昇降可能なブラインドをそれぞれ示
す。
【0019】この第1実施例のエアーバリア換気システ
ムは、各室内2について、図1および図2に示すよう
に、屋外に面した窓1付近の室内2の下部の、ブライン
ド8よりも窓1寄りに、床面6から30cm程度離間されて
互いに長手方向に整列するように配置された二台の送風
装置9を具えるとともに、上側吸気装置として、窓1付
近の室内2の上部に一端開口部10a を有して天井7の裏
側に延在するダクト10およびそのダクト10の他端部に接
続された図示しない空気調和装置を具えており、ここ
で、上記窓1付近の室内2の下部には、建物内部の構造
材11に立設された支柱12a と、その支柱12a の上端部に
端部を固定されて床面6から離間した位置で窓1に沿っ
て延在する概略倒立台形状断面形状の横架材12b とを有
する支持部材12が設けられ、上記二台の送風装置9は各
々、その支持部材12の横架材12b 上に固定されて、窓1
に沿って概略水平に延在している。
【0020】そして、この第1実施例における、この発
明の送風装置の一実施例としての各送風装置9は、図3
および図4に示すように、上記横架材12b 上に下端部を
固定された概略円筒状のハウジング13と、そのハウジン
グ13から室内側に概略水平に突出するブラインド受け14
と、そのハウジング13内にそのハウジング13に沿って延
在するように収容された図示例では三台の貫流送風機15
とを有しており、ここで、ハウジング13は、上半部を開
閉可能とされるとともに、そのハウジング13の延在方向
に沿って上記各貫流送風機15の位置に各々配置された斜
め下向きの吸気口13a と斜め上向きの送風口13b とを有
している。
【0021】またここで、上記三台の貫流送風機15は各
々、既知の貫流送風機と同様、ファンロータ15a と、そ
のファンロータ15a の軸を回転駆動するモータ15b と、
ファンロータ15a の概略上半部を囲繞するとともにそれ
らファンロータ15a とモータ15b とを支持するケーシン
グ15c とを有するが、特にこの実施例では、ファンロー
タ15a の軸の図3では左端部が、ケーシング15c の図3
では左端部に固着された吸振部材としての合成ゴム製ハ
ウジング15d に内蔵された図示しないベアリングによっ
て回転自在に支持され、またモータ15b の両端部がそれ
ぞれ、ケーシング15c の図3では右端部に嵌着された吸
振部材としての合成ゴム製キャップ15eによって支持さ
れ、そしてモータ15b の出力軸がファンロータ15a の軸
の図3では右端部に、吸振部材としての合成ゴム製部材
を介在させた図示しない弾性カップリングによって連結
され、これによりファンロータ15a とモータ15b とは、
吸振部材のみを介してケーシング15c に支持されてい
る。
【0022】さらにこの第1実施例では、上記ケーシン
グ15c の両端部に突設されて互いに離間する方向へ延在
する断面コ字状のブラケット15f も、吸振部材としての
二枚の合成ゴム製挿入板15g で上下から挟まれた状態と
されて、それら挿入板15g とブラケット15f とに遊挿さ
れたボルト15h により上記概略円筒状のハウジング13の
底部に装着されており、これによりケーシング15c は、
実質的に吸振部材のみを介してハウジング13に支持され
ている。
【0023】かかる第1実施例のシステムにあっては、
屋外に面した窓1付近の室内2の下部に床面6から離間
されて配置され、その窓1に沿って延在する送風装置9
が、その延在方向に沿って各々配置された斜め下向きの
吸気口13a と斜め上向きの送風口13b とを有していて、
図1に破線の矢印で示すように、その吸気口13a から幅
広に吸い込んだ窓1付近の室内2の空気をその送風口13
b から窓1に沿わせて幅広に上方へ送り出す。そして、
上側吸気装置を構成するダクト10の開口部10aが、窓1
付近の室内2の上部の空気を吸い込んで、その空気を、
これも上側吸気装置を構成する上記空気調和装置に送
り、その空気調和装置がその空気を適宜に空気調和処理
した後に上記室内2に戻す、という工程で、屋外に面し
た窓1の窓際の空気の換気が行われる。
【0024】従ってこの第1実施例のシステムによれ
ば、特に夏季に、屋外に面した窓1の窓際の熱くなった
空気を送風装置9で上方へ送り、それを上側吸気装置で
吸い込んで空気調和処理後に室内2に戻すことができる
ので、室内2を涼しく快適に保つことができ、しかも床
面6付近の埃を吸引してしまうことがないため、送風装
置9の維持のための清掃や整備の手間と費用とを削減す
ることができる。しかも窓際に大きなエアーバリアボッ
クスを配置する必要がないため、窓際のスペースを有効
に利用し得るとともに、デザイン上の制限の少ない自由
な設計を可能にすることができる。
【0025】さらにこの第1実施例のシステムによれ
ば、窓1付近の、送風装置9の斜め上向きの送風口13b
よりも室内2側の位置に、窓1に沿って昇降可能なブラ
インド8が設けられ、そのブラインド8が窓1付近の空
間を、より室内2側の空間から区画していて、そのブラ
インド8よりも窓1寄りの空間に向いて送風装置9の斜
め上向きの送風口13b が位置しているので、より効率的
に窓際の換気を行うことができ、しかもそのブラインド
8によって、室内2の空気に対する夏季の熱輻射や冬季
の冷輻射の影響をより低減させることができる。
【0026】そしてこの第1実施例のシステムによれ
ば、送風装置9が貫流送風機15を具えており、貫流送風
機15は原理的に幅広に空気を吸い込み、その空気を幅広
に送風するので、より効率的に、窓1に沿って空気を送
ることができ、しかもその貫流送風機15のファンロータ
15a とそれを回転駆動するモータ15b とが、ハウジング
13に支持されたケーシング15c に、何れも吸振部材とし
ての合成ゴム製ハウジング15d と合成ゴム製キャップ15
e とを介して支持されており、さらにモータ15bの出力
軸がファンロータ15a の軸の端部に、吸振部材としての
合成ゴム製部材を介在させた弾性カップリングによって
連結されているので、貫流送風機15の作動時に、ファン
ロータ15a やモータ15b の回転子のアンバランスに起因
する振動、モータ軸とファンロータ軸とのアライメント
誤差に起因する振動、そしてモータ15b の電磁振動等の
振動がファンロータ15a やモータ15b からハウジング13
内のケーシング15c に伝わるのを有効に防止し得て、貫
流送風機15の作動時の騒音を低減させることができる。
【0027】加えて、ハウジング13が、ケーシング15c
を吸振部材としての二枚の合成ゴム製挿入板15g を介し
て支持しているので、貫流送風機15の作動時に多少の振
動がファンロータ15a やモータ15b からケーシング15c
に伝わっても、その振動がケーシング15c からハウジン
グ13に伝わるのを有効に防止し得て、貫流送風機15の作
動時騒音をさらに低減させることができる。従ってこの
第1実施例のシステムによれば、送風装置9の稼働音や
振動を低減させ得て、静かなオフィスでも送風装置9の
稼働音が気にならないようにすることができる。
【0028】図5(a),(b)は、この発明のエアー
バリア換気システムの第2実施例を互いに異なる作動状
態でそれぞれ示す断面図であり、図中、先の実施例と同
様の部分はそれと同一の符号にて示す。
【0029】すなわち、この第2実施例のシステムは、
各室内2について、図5(a)および(b)に示すよう
に、屋外に面した窓1付近の室内2の天井7に昇降可能
に設けられたブラインド8の下端部に結合されて、その
ブラインド8の最も下までの下降状態で図5(a)に示
すように床面6から30cm程度離間した位置に配置される
送風装置9を具えるとともに、上側吸気装置として、窓
1付近の室内2の上部に一端開口部10a を有して天井7
の裏側に延在するダクト10およびそのダクト10の他端部
に接続された図示しない空気調和装置を具えており、こ
こで、ブラインド8は、図(a)では紙面と平行に延在
する壁面に設けられた図示しない案内レールによって昇
降を案内され、それによって送風装置9も、ブラインド
8の下降状態で上記所定位置に維持される。そしてその
送風装置9は、上記第1実施例におけると実質的に同一
の構成を具えており、そのハウジング13の送風口13b
は、ブラインド8よりも窓1寄りの空間に向いて斜め上
向きに位置している。また、その送風装置9は、ブライ
ンド8を下降作動させると送風作動を開始し、ブライン
ド8を上昇作動させると送風作動を停止するように配線
されている。
【0030】かかる第2実施例のシステムにあっては、
ブラインド8を下降作動させるとそれと連動して送風装
置9が上記案内レールによる案内下で下降するとともに
送風作動を開始し、図5(a)に示すブラインド8の下
降状態では、同図中矢印で示す如く、先の第1実施例と
同様に、その送風装置9の延在方向に沿って配置された
斜め下向きの吸気口から幅広に吸い込んだ窓1付近の室
内2の空気を、これもその送風装置9の延在方向に沿っ
て配置された斜め上向きの送風口から窓1に沿わせて幅
広に上方へ送り出す。そして上側吸気装置を構成するダ
クト10の開口部10a が、窓1付近の室内2の上部の空気
を吸い込んで、その空気を、これも上側吸気装置を構成
する上記空気調和装置に送り、その空気調和装置がその
空気を適宜に空気調和処理した後に上記室内2に戻す、
という工程で、屋外に面した窓1の窓際の空気の換気が
行われる。従って、先の第1実施例と同様の作用効果を
得ることができる。
【0031】一方、ブラインド8を上昇作動させるとそ
れと連動して送風装置9が上記案内レールによる案内下
で上昇するとともに送風作動を停止し、図5(b)に示
すブラインド8の上昇収納状態では、送風装置9も概略
天井7の位置まで引き上げられている。
【0032】従って、この第2実施例のシステムによれ
ば、窓からの熱輻射や冷輻射の影響がないためブライン
ド8を上昇させておける時期に、送風装置9も一緒に天
井付近に退けておくことができ、その時期に窓際のスペ
ースを有効に利用することができる。しかも、ブライン
ド8と送風装置9との作動が連動するので、建物の中央
監視盤での複雑な制御を不要とし得るとともに、室内に
いる人の要求に応じて送風装置9の作動を、よりきめ細
かく制御することができる。
【0033】図6(a),(b)は、この発明のエアー
バリア換気システムの第3実施例を互いに異なる作動状
態でそれぞれ示す断面図であり、図中、先の実施例と同
様の部分はそれと同一の符号にて示す。
【0034】すなわち、この第3実施例のシステムは、
上側吸気装置および給気装置を兼ねて、窓1付近の室内
2の上部に一端開口部10a を有して天井7の裏側に延在
するダクト10およびそのダクト10の他端部に接続された
図示しない空気調和装置を具えるとともに、窓1付近の
室内2の下部の、ブラインド8よりも窓1寄りに、床面
6から30cm程度離間されて互いに長手方向に整列するよ
うに配置された二台の送風装置9を具え、さらに下側吸
気装置として、窓1付近の室内2の下部の床面6に開口
部6aを有して床面6の裏側に延在する床下空間に接続さ
れた、図示しない空気調和装置を具えている。
【0035】しかしてこの第3実施例のシステムにおけ
る、この発明の送風装置の他の一実施例としての各送風
装置9は、先の実施例のものと同様、概略円筒状のハウ
ジング13と、そのハウジング13内にそのハウジングの延
在方向に沿って延在するように収容された複数(ここで
も各ハウジング13について三台)の貫流送風機15とを具
えていて、そのハウジング13が窓1に沿って概略水平に
延在しているものの、そのハウジング13が、その延在方
向に沿って各々配置された斜め上向きの通気口13c と斜
め下向きの通気口13d とを有し、そのハウジング13内に
収容された複数の貫流送風機15が、上記ハウジング13の
延在方向に延在する軸線周りに回動可能にそのハウジン
グ13に支持されており、それらの貫流送風機15が全て、
図示しないレバーの操作によりハウジング13内で上記軸
線周りに一体的に回動されて、図6(a)に示す、斜め
上向きの通気口13c を送風口にするとともに斜め下向き
の通気口13d を吸気口にする位置と、図6(b)に示
す、斜め上向きの通気口13cを吸気口にするとともに斜
め下向きの通気口13d を送風口にする位置とに選択的に
配置される。
【0036】かかる第3実施例のシステムにあっては、
例えば夏季に、図6(a)に示すように、ハウジング13
内の全ての貫流送風機15を、上記レバーの操作により斜
め上向きの通気口13c を送風口にするとともに斜め下向
きの通気口13d を吸気口にする位置に配置して作動さ
せ、かつ上側吸気装置を構成する空気調和装置を作動さ
せると、先の第1実施例と同様、窓1付近の室内2の下
部に床面6から離間されて配置されてその窓1に沿って
延在する送風装置9が、図6(a)に破線の矢印で示す
ように、吸気口とした斜め下向きの通気口13d から幅広
に吸い込んだ窓1付近の室内2の空気を、送風口とした
斜め上向きの通気口13c から窓1に沿わせて、ブライン
ド8で区画され得る窓際空間の上方へ幅広に送り出す。
そして上側吸気装置を構成するダクト10の開口部10a
が、窓1付近の室内2の上部の空気を吸い込んで、その
空気を、これも上側吸気装置を構成する上記空気調和装
置に送り、その空気調和装置がその空気を適宜に空気調
和処理した後に上記室内2に戻す、という工程で、屋外
に面した窓1の窓際の空気の換気が行われる。
【0037】また、例えば冬季に、図6(b)に示すよ
うに、ハウジング13内の全ての貫流送風機15を、上記レ
バーの操作により斜め上向きの通気口13c を吸気口にす
るとともに斜め下向きの通気口13d を送風口にする位置
に配置して作動させ、かつ給気装置を構成する空気調和
装置と下側吸気装置を構成する空気調和装置とを作動さ
せると、図6(b)に破線の矢印で示すように、給気装
置を構成する空気調和装置から天井7の裏側のダクト10
に供給されて窓1付近の室内2の上部の開口部10a から
窓1に沿って送り出された空気調和処理後の温かい空気
が、ブラインド8で区画され得る窓際空間の空気を強制
的に下降させ、さらに、窓1付近の室内2の下部に床面
6から離間されて配置されてその窓1に沿って延在する
送風装置9が、吸気口とした斜め上向きの通気口13c か
ら幅広に吸い込んだ窓1付近の室内2の空気を、送風口
とした斜め下向きの通気口13d から幅広に吹き出して、
窓1付近の室内2の下部の床面6の開口部6aを介して床
面6の裏側の床下空間に送り出す。そして下側吸気装置
を構成する空気調和装置が、その床下空間へ送り出され
た空気を吸い込んで適宜に空気調和処理した後に上記室
内2に戻す、という工程で、屋外に面した窓1の窓際の
空気の換気が行われる。
【0038】従ってこの第3実施例のシステムによれ
ば、先の第1実施例と同様、特に夏季に、屋外に面した
窓1の窓際の熱くなった空気を送風装置9で上方へ送
り、それを上側吸気装置で吸い込んで空気調和処理した
後に室内2に戻すことができるので、室内2を涼しく快
適に保つことができ、しかも床面6付近の埃を吸引して
しまうことがないため、送風装置9の維持のための清掃
や整備の手間と費用とを削減することができる。
【0039】さらにこの第3実施例のシステムによれ
ば、特に冬季に、屋外に面した窓1の窓際のコールドド
ラフト(冷気)を、それ自身の下降しようとする性状と
相俟って、窓1付近の上部から下方へ向かう空気調和処
理後の温かい空気で下方へ追いやると同時に、室内下部
の送風装置9で吸引して床下空間へ送り出し、それを下
側吸気装置を構成する空気調和装置で吸い込んで空気調
和処理した後に室内2に戻すことができるので、冷輻射
の影響を有効に低減させることができる。
【0040】そしてこの第3実施例のシステムによれ
ば、先の二つの実施例と同様、ブラインド8が窓1付近
の空間を、より室内2側の空間から区画していて、その
ブラインド8よりも窓1寄りの空間に向いて送風装置9
の吸気口および送風口としての斜め上向きの通気口13c
が位置しているので、より効率的に窓際の換気を行うこ
とができ、しかもそのブラインド8によって、室内2の
空気に対する夏季の熱輻射や冬季の冷輻射の影響をより
低減させることができる。
【0041】加えてこの第3実施例のシステムによれ
ば、送風装置9のハウジング13内の貫流送風機15に、夏
季と冬季との両方に対応させて、窓1に沿った空気の送
風と、窓1に沿った空気の吸い込みとを行わせることが
できるので、空気調和設備に要するコストを低減させる
ことができるとともに、室内2のスペース効率も高める
ことができる。
【0042】図7は、上記第3実施例のエアーバリア換
気システムの一変形例を示す断面図であり、図中、先の
実施例と同様の部分はそれと同一の符号にて示す。すな
わちこの変形例では、建物が、窓際の天井7と、その天
井7を支持する構造材11と、屋外に面した外壁材16と
で、同一階の複数の部屋に亘って延在する空気通路であ
るエアーバリア・ダクト17を画成し、そのエアーバリア
・ダクト17が、図示しない空気調和装置に接続されてお
り、その窓際の天井7に、開口部7aが設けられていて、
窓1付近の室内2の上部と上記エアーバリア・ダクト17
とが連通されている。
【0043】そしてこの変形例のシステムは、上記第3
実施例のシステムと同様、窓1付近の下側にその窓1に
沿って概略水平に配置されるとともに、貫流送風機15を
回動させることで二つの通気口13c, 13dを送風口と吸気
口とに切り換え得る送風装置9を具えるとともに、下側
吸気装置として、窓1付近の室内2の下部の床面6に開
口部6aを有して床面6の裏側に延在する床下空間に接続
された、図示しない空気調和装置を具え、さらに上記窓
1付近の室内2の上部に位置するように、上記天井7付
近の構造材11に、窓1付近の下側の送風装置9と同様に
貫流送風機15を回動させることで二つの通気口13c, 13d
を送風口と吸気口とに切り換え得るさらに他の送風装置
9を取り付けられて具えており、この上側の送風装置9
は、エアーバリア・ダクト17およびそれに接続された上
記空気調和装置とともに、上側吸気装置および給気装置
を構成する。
【0044】かかる変形例のシステムによれば、窓1付
近の下側および上側の送風装置9内の貫流送風機15をそ
れぞれ回動させることで、先の第3実施例のシステムと
同様に、例えば夏季には図中矢印Aで示すように上向き
に空気を送って、屋外に面した窓1の窓際の熱くなった
空気を空気調和処理した後に室内2に戻し、また例えば
冬季には図中矢印Bで示すように下向きに空気を送っ
て、屋外に面した窓1の窓際のコールドドラフト(冷
気)を空気調和処理した後に室内2に戻すことができる
ので、先の第3実施例のシステムと同様の効果をもたら
すことができ、しかも、特に窓1付近の室内2の上部に
さらなる送風装置9を設けていることから、その送風装
置9が窓1付近の室内2の上部の空気を空気調和装置へ
送ったり、窓1に沿って下方へ送ったりするので、室内
2の天井7に設けた吸気口や給気口のみを使用する場合
よりも効率的に窓際の空気の換気を行うことができる。
【0045】以上、図示例に基づき説明したが、この発
明は上述の例に限定されるものでなく、例えば、上記変
形例において、床下空間とその下方のエアーバリア・ダ
クト17との間を、構造材11で全面的に仕切らずに部分的
に切れ目を設けて連通させておくとともに、冬季は天井
7の開口部7aを閉じ得るダンパーを設けておいて、その
エアーバリア・ダクト17内の空気を空気調和装置で常時
吸引しておくようにしても良く、このようにすれば、冬
季については室内2の天井7付近の空気を上部の送風装
置9で下向きに送ってコールドドラフト(冷気)を下方
へ追いやり、それを下部の送風装置9で吸い込んで床面
6の開口部6aおよび構造材11の切れ目を介してエアーバ
リア・ダクト17内へ送り出し、そこから空気調和装置へ
送るようにし得て、空気調和装置を纏めることができる
とともに、床下空間にOA(オフィス・オートメーショ
ン)機器等の配線を十分多数設置することができる。
【0046】また、上記実施例における送風機は斜め下
方から空気を吸い込んで斜め上方へ送風するが、真下か
ら空気を吸い込んで真上へ送風するように送風機を構成
しても良い。
【0047】さらに、図示例では窓と間隔を空けて送風
装置が設置されているが、この発明のシステムにおいて
は、窓と接触する位置に送風装置を配置することもで
き、そのようにすれば室内スペースをより有効に利用す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明のエアーバリア換気システムの第1
実施例を示す断面図である。
【図2】 上記第1実施例のシステムの平面図である。
【図3】 上記実施例で用いる、この発明の送風装置の
一実施例における貫流送風機の構成を示す正面図であ
る。
【図4】 (a)は、上記実施例の送風装置を図3の右
方向から見た断面図、また(b)は、その送風装置を図
3の左方向から見た断面図である。
【図5】 (a),(b)は、この発明のエアーバリア
換気システムの第2実施例を互いに異なる作動状態でそ
れぞれ示す断面図である。
【図6】 (a),(b)は、この発明のエアーバリア
換気システムの第3実施例を互いに異なる作動状態でそ
れぞれ示す断面図である。
【図7】 上記第3実施例のシステムの一変形例を示す
断面図である。
【図8】 従来のエアーバリア換気装置を示す断面図で
ある。
【符号の説明】
1 屋外に面した窓 2 室内 2a 仕切り板(パーテーション) 3 エアーバリアボックス 3a 吸気口 3b 送風口 4 コイル 5 送風装置 6 床面 6a 開口部 7 天井 8 ブラインド 9 送風装置 10 ダクト 10a 開口部 11 構造材 12 支持部材 12a 支柱 12b 横架材 13 ハウジング 13a 吸気口 13b 送風口 13c 斜め上向きの通気口 13d 斜め下向きの通気口 14 ブラインド受け 15 貫流送風機 15a ファンロータ 15b モータ 15c ケーシング 15d 合成ゴム製ハウジング 15e 合成ゴム製キャップ 15f ブラケット 15g 挿入板 15h ボルト
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 森山 敏彦 東京都中央区銀座8丁目21番1号 株式会 社竹中工務店東京本店内 (72)発明者 佐藤 ▲隆▼ 東京都中央区銀座8丁目21番1号 株式会 社竹中工務店東京本店内 (72)発明者 杉 鉄也 東京都中央区銀座8丁目21番1号 株式会 社竹中工務店東京本店内 (72)発明者 亀井 正宏 東京都中央区日本橋横山町3番10号 日清 紡トレーディング株式会社内 (72)発明者 野村 勝彦 東京都中央区日本橋横山町3番10号 日清 紡トレーディング株式会社内 (72)発明者 新井 隆 愛知県岡崎市大平町東大森33−1 日本高 分子株式会社岡崎工場内 (72)発明者 浜島 有二 愛知県岡崎市大平町東大森33−1 日本高 分子株式会社岡崎工場内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 屋外に面した窓付近の室内の空気を換気
    するエアーバリア換気システムにおいて、 前記窓付近の室内の下部に床面から離間されて配置され
    てその窓に沿って延在するとともに、その延在方向に沿
    って各々配置された水平よりも下向きの吸気口と水平よ
    りも上向きの送風口とを有し、前記吸気口から吸い込ん
    だ前記窓付近の室内の空気を前記送風口から前記窓に沿
    わせて上方へ送り出す送風装置と、 前記窓付近の室内の上部の空気を吸い込んで、その空気
    を屋外へ排出するかまたは空気調和処理後に屋内に戻す
    上側吸気装置と、 を具えることを特徴とする、エアーバリア換気システ
    ム。
  2. 【請求項2】 屋外に面した窓付近の室内の空気を換気
    するエアーバリア換気システムにおいて、 前記室内の空気または空気調和処理後の屋内の空気を前
    記窓付近の室内の上部から前記窓に沿わせて下方に送り
    出す給気装置と、 前記窓付近の室内の下部に床面から離間されて配置され
    てその窓に沿って延在するとともに、その延在方向に沿
    って各々配置された水平よりも上向きの吸気口と水平よ
    りも下向きの送風口とを有し、前記吸気口から吸い込ん
    だ前記窓付近の室内の空気を前記送風口から前記室の床
    下へ送り出す送風装置と、 前記床下へ送り出された空気を吸い込んで、その空気を
    屋外へ排出するかまたは空気調和処理した後に屋内に戻
    す下側吸気装置と、 を具えることを特徴とする、エアーバリア換気システ
    ム。
  3. 【請求項3】 前記窓付近の、前記送風装置の前記水平
    よりも上向きの送風口または吸気口よりも室内側の位置
    に、前記窓に沿って昇降可能なブラインドが設けられて
    いることを特徴とする、請求項1または請求項2記載の
    エアーバリア換気システム。
  4. 【請求項4】 前記送風装置は、前記ブラインドの下端
    部に結合され、そのブラインドの下降によって前記窓付
    近の下部の床面から離間された位置に配置されることを
    特徴とする、請求項1から請求項3までの何れか記載の
    エアーバリア換気システム。
  5. 【請求項5】 前記上側吸気装置または前記給気装置
    は、前記窓付近の室内の上部に配置されてその窓に沿っ
    て延在する、さらに他の送風装置を有することを特徴と
    する、請求項1記載から請求項4までの何れか記載のエ
    アーバリア換気システム。
  6. 【請求項6】 前記送風装置は、前記窓に沿って水平に
    延在する一または複数の貫流送風機を具えることを特徴
    とする、請求項1から請求項5までの何れか記載のエア
    ーバリア換気システム。
  7. 【請求項7】 前記送風装置は、 前記窓に沿って水平に延在するとともに、その延在方向
    に沿って各々配置された水平よりも上向きの通気口と水
    平よりも下向きの通気口とを有するハウジングと、 前記ハウジングの延在方向に沿って延在するようにその
    ハウジング内に収容されるとともに、水平軸線周りに回
    動可能にそのハウジングに支持された一または複数の前
    記貫流送風機と、を具え、 前記貫流送風機は、前記ハウジング内での回動により、
    前記水平よりも上向きの通気口を前記送風口にするとと
    もに前記水平よりも下向きの通気口を前記吸気口にする
    位置と、前記水平よりも上向きの通気口を前記吸気口に
    するとともに前記水平よりも下向きの通気口を前記送風
    口にする位置とに選択的に配置されることを特徴とす
    る、請求項6記載のエアーバリア換気システム。
  8. 【請求項8】 前記送風装置は、 前記窓に沿って水平に延在するとともに、その延在方向
    に沿って各々配置された水平よりも上向きの通気口と水
    平よりも下向きの通気口とを有するハウジングと、 前記ハウジングの延在方向に沿って延在するようにその
    ハウジング内に収容された一または複数の前記貫流送風
    機と、を具え、 前記貫流送風機は、ファンロータ軸の一端部を回転自在
    に支持するベアリングと、前記ファンロータ軸の他端部
    を回転駆動するモータとをそれぞれ吸振部材を介して支
    持するケーシングを有し、 前記ハウジングは前記ケーシングを支持していることを
    特徴とする、請求項6または請求項7記載のエアーバリ
    ア換気システム用送風装置。
  9. 【請求項9】 前記ハウジングは前記ケーシングを吸振
    部材を介して支持していることを特徴とする、請求項8
    記載のエアーバリア換気システム用送風装置。
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