JP2002098237A - 軸封装置 - Google Patents

軸封装置

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JP2002098237A
JP2002098237A JP2000286408A JP2000286408A JP2002098237A JP 2002098237 A JP2002098237 A JP 2002098237A JP 2000286408 A JP2000286408 A JP 2000286408A JP 2000286408 A JP2000286408 A JP 2000286408A JP 2002098237 A JP2002098237 A JP 2002098237A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高温・高圧・高周速といった高負荷の条件で
も優れた軸封性能を長期間にわたって維持し得る軸封装
置を提供する。 【解決手段】 ハウジング10とその内周に挿通された
回転軸20との間に、機内側の一次シール30として回
転側密封要素31と静止側密封要素32が動圧により互
いに非接触状態になる非接触式メカニカルシールを配置
し、機外側の二次シール40として回転側密封要素41
と静止側密封要素42が互いに密接摺動される接触式メ
カニカルシールを配置し、二次シール40の摺動部外周
空間40Aに充満する密封対象液をパーシャルインペラ
71によって冷却器72との間で循環させる自己循環冷
却装置70を備え、この自己循環冷却装置70の冷却液
タンク73からのオーバーフロー液を漏液として回収す
る漏液回収部80が設けられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば火力発電所
のボイラー給水ポンプやボイラー循環ポンプに使用され
る軸封装置に関する。
【0002】
【従来の技術】火力発電所のボイラー給水ポンプやボイ
ラー循環ポンプに使用される軸封装置としては、従来、
例えば図5に示されるようなものが使用されている。
【0003】図5に示される従来の技術による軸封装置
は、接触式のメカニカルシールとしての形態を備えてお
り、ポンプ内のインペラ(図示省略)を駆動させる回転
軸6側にスリーブ4を介してこの回転軸6と一体的に回
転可能な状態に設けられた回転側密封要素1と、ポンプ
のハウジング7側に非回転状態かつ軸方向移動可能な状
態で設けられた静止側密封要素2が、この静止側密封要
素2を軸方向に付勢するスプリング3によって、互いの
対向端面同士で密接摺動するようになっている。すなわ
ち、この接触式メカニカルシールMは、回転側密封要素
1と静止側密封要素2の互いの摺動部Sにおいて、機内
(ポンプ内)の高温・高圧の液体が回転軸6の外周から
機外へ流出するのを防止するものである。
【0004】ところが、この種の接触式メカニカルシー
ルMは、ボイラー給水ポンプやボイラー循環ポンプの軸
封手段として使用された場合、密封対象液が高圧の熱水
等であるため、圧力による構成部品の変形を来したり、
また、摺動部Sにおいて発生する熱や、高温の密封対象
液によって、構成部品が熱変形や材質の劣化を来し、密
封性能が不安定になるおそれがある。そこで従来は、機
内から流入してメカニカルシールMの外周側の空間に充
満している密封対象液の一部が、スリーブ4に形成され
て回転軸6と一体的に回転するパーシャルインペラ5に
よって、ハウジング7の冷却液流出口7aから配管8a
を介して冷却器8に送られ、ここで冷却されてから、配
管8b及びハウジング7の冷却液流入口7bを介して前
記空間へ還流され、このような密封対象液の循環によっ
て、メカニカルシールMが冷却されるように構成され
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の技術に
よれば、冷却器8により冷却した密封対象液の循環によ
って、熱によるメカニカルシールMの負荷は軽減される
が、密封対象液の圧力と摺動部Sにおける摺動速度(周
速)による負荷は軽減できないため、摺動部Sの摩耗が
大きく、このため良好な密封性能を維持できる期間が短
いという問題が指摘される。
【0006】本発明は、以上のような問題に鑑みてなさ
れたもので、その主な技術的課題とするところは、高温
・高圧・高周速といった高負荷の条件でも優れた軸封性
能を長期間にわたって維持し得る軸封装置を提供するこ
とにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述した技術的課題は、
本発明によって有効に解決することができる。すなわち
請求項1の発明に係る軸封装置は、ハウジングとその内
周に挿通された回転軸との間に軸方向に二段のシールを
配置し、前記両シールのうち機内側の一次シールは回転
側密封要素と静止側密封要素が動圧により互いに非接触
状態になる非接触式メカニカルシール構造であり、前記
両シールのうち機外側の二次シールは回転側密封要素と
静止側密封要素が互いに密接摺動される接触式メカニカ
ルシール構造であり、前記二次シールはその外周に充満
する密封対象液を冷却器との間で循環させ前記一次シー
ルの回転側密封要素と静止側密封要素との非接触シール
部を通過した密封対象液の気化ガスを復液させる循環冷
却装置を備え、前記循環冷却装置に前記一次シールから
の漏洩量に相当する液量を回収する漏液回収部を備える
ものである。
【0008】請求項2の発明に係る軸封装置は、上記請
求項1の構成において、一次シールの機内側に、外部か
ら冷却媒体が供給される冷却ジャケットが設けられたも
のである。
【0009】請求項3の発明に係る軸封装置は、上記請
求項1又は2の構成において、循環冷却装置が、二次シ
ールにおける回転側に設けられたパーシャルインペラに
より密封対象液を冷却器へ送り出すものである。
【0010】請求項4の発明に係る軸封装置は、上記請
求項1乃至3のいずれかの構成において、漏液回収部が
循環冷却装置に設けられた冷却液タンクからのオーバー
フロー液を回収するものである。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る軸封装置の好
適な実施の形態を図1乃至図4を参照しながら説明す
る。まず図1は、ボイラー給水ポンプ又はボイラー循環
ポンプ等の軸封部を軸心Oを通る平面で切断した半断面
で表す装置全体の構成説明図であり、この図1におい
て、参照符号10は、例えば火力発電所のボイラー給水
ポンプやボイラー循環ポンプにおける軸封部のハウジン
グで、図中左側が機内のポンプ室側、図中右側が機外側
である。
【0012】ハウジング10は、金属からなる複数の環
状の分割体11〜13がボルト・ナット14で軸方向に
連結されたもので、その内周には、図示されていない機
内(ポンプ室内)のインペラを回転駆動させる回転軸2
0が、その軸心Oの周りに回転可能な状態で挿通されて
いる。ハウジング10の各分割体11〜13間はOリン
グ15,16で密封されている。
【0013】回転軸20の外周面には金属製のスリーブ
21が装着されており、その機内側の端部が、キー22
により回転軸20に対して回り止めされており、機外側
の端部が、カラー23及びこのカラー23に回転軸20
とスリーブ21の双方へ向けてねじ込まれるセットスク
リュ24,25を介して固定されている。また、回転軸
20とスリーブ21との間はOリング26で密封されて
いる。
【0014】ハウジング10と回転軸20との間の軸周
空間には、軸方向に二段のシール30,40、すなわち
機内側の一次シール30と、機外側の二次シール40が
配置されている。また、二次シール40の更に機外側に
は、外部シール50が配置されている。一次シール30
の機内側には、冷却ジャケット60が配置されており、
二次シール40はその外周に充満する密封対象液を循環
させる自己循環冷却装置70を備えている。
【0015】一次シール30は、回転側密封要素31と
静止側密封要素32間のシール部が動圧により互いに非
接触状態になる非接触式メカニカルシールとしての構造
を備え、二次シール40は、回転側密封要素41と静止
側密封要素42のシール部が互いに密接摺動される接触
式メカニカルシールとしての構造を備える。
【0016】図2は、図1における一次シール30を拡
大して示す部分断面図である。すなわち機内側の一次シ
ール30は、図2に示されるように、回転側密封要素3
1が、回転軸20のスリーブ21における機内側の端部
に形成されたフランジ部21aに背面を支持されると共
に、外周がこのフランジ部21aに係合部31bを介し
て周方向に係合した状態で装着されている。一方、静止
側密封要素32が、ハウジング10における分割体12
の内周に形成された環状の収容凹部12aに、外周の係
合部32bにおいて回り止めされると共に軸方向移動可
能な状態で配置され、背面をコンプレッションリング3
3を介してコイルスプリング34で軸方向に押圧される
ことにより、回転側密封要素31側へ向けて付勢されて
いる。
【0017】回転側密封要素31及び静止側密封要素3
2は、例えばSiC等の硬質材料で環状に形成されたも
のである。回転側密封要素31の背面とスリーブ21の
フランジ部21aとの間は、Oリング35で密封されて
おり、静止側密封要素32とハウジング10(分割体1
2)との間は、コンプレッションリング33に設けられ
て分割体12の内周筒状部12bの外周面と摺接される
Oリング36によって密封されている。
【0018】図3は、一次シール30における回転側密
封要素31の部分的な斜視図である。この図3に示され
るように、回転側密封要素31における非接触シール面
となる端面31aには、周方向に対して互いに対称な略
L字型の屈曲形状を呈する動圧発生溝311,312
が、周方向交互に形成されている。この動圧発生溝31
1,312は、外周面から半径方向へ延びる部分311
a,312aと更に周方向へ延びる部分311b,31
2bからなり、周方向へ延びる部分311b,312b
は、その溝底が、半径方向へ延びる部分311a,31
2aと反対側の端部へ向けて漸次浅くなる傾斜面をなし
ている。
【0019】なお、図3では動圧発生溝311,312
が誇張して表現されているが、実際の溝深さは、μm単
位の微細加工によって微小深さに形成されている。
【0020】上述の構成を備える一次シール30は、回
転側密封要素31が回転軸20と共に回転すると、その
端面31aの動圧発生溝311,312によって、静止
側密封要素32の端面32aとの間に介在する流体(密
封対象液)に、動圧が発生する。詳しくは、動圧発生溝
311,312は、その周方向へ延びる部分311b,
312bの溝底が、端部へ向けて漸次浅くなる傾斜面を
なすため、ここに入り込んだ密封対象液が静止側密封要
素32の端面32aとの間で相対移動に伴い圧縮され、
スラスト方向の軸受力となる顕著な動圧を発生する。
【0021】そしてこの動圧によって、静止側密封要素
32は、コイルスプリング34による回転側密封要素3
1への押し付け力に抗して回転側密封要素31の端面3
1aから僅かに離れるので、回転側密封要素31と静止
側密封要素32は、その端面31a,32a間に微小な
隙間が形成され、この隙間において、機内空間の密封対
象液に対して、僅かな漏洩を許容しながら軸封機能を奏
するものである。
【0022】図4は、図1における二次シール40を拡
大して示す部分断面図である。すなわち機外側の二次シ
ール40は、図4に示されるように、回転側密封要素4
1が、回転軸20のスリーブ21に外挿されると共にセ
ットスクリュ431によって固定されたカラー43に支
持され、このカラー43に係合ピン432を介して周方
向に係合している。一方、静止側密封要素42は、ハウ
ジング10における分割体13の内周に嵌着されノック
ピン131で回り止めされた環状の金属ケース46の環
状凹部に、軸方向移動可能な状態で配置されると共に、
ノックピン461と係合切欠42bとの係合によって回
り止めされ、背面を、金属ケース46に配置されたコイ
ルスプリング49によって軸方向に押圧されている。
【0023】回転側密封要素41は、例えばSiC等の
硬質材料で環状に形成されたものであり、静止側密封要
素42は、例えば硬質カーボン等の材料で環状に形成さ
れたものである。スリーブ21とカラー43との間はO
リング44で密封され、カラー43と回転側密封要素4
1との間はOリング45で密封されている。また、ハウ
ジング10における分割体13と金属ケース46との間
はOリング47で密封され、金属ケース46と静止側密
封要素42との間は、Oリング48によって密封されて
いる。
【0024】したがって、上述の構成を備える二次シー
ル40は、回転軸20と共に回転する回転側密封要素4
1の端面41aに、静止側密封要素42の端面42a
が、コイルスプリング49の付勢力によって、適切な面
圧をもって密封的に摺接し、その外周側の空間(以下、
摺動部外周空間という)40Aに存在する密封対象液に
対して、軸封機能を奏するものである。
【0025】図1に示された外部シール50は、例えば
従来公知の構造を備えるセグメントシールあるいはフロ
ーティングリングシールからなり、二次シール40から
の漏液が、更に機外へ漏洩するのを防止するものであ
る。なお、この外部シール50と、二次シール40との
間に位置して、ハウジング10の分割体13にはドレン
孔132が開設されており、二次シール40からの漏液
は、このドレン孔132を介して回収されるようになっ
ている。
【0026】冷却ジャケット60は、軸方向両端に一対
の外向き鍔部60a,60bを有し、この外向き鍔部6
0a,60bが、ハウジング10における分割体11の
内周面に、Oリング61,62を介して嵌着されること
により、前記分割体11との間に周方向に連続した冷却
水導入空間63を画成している。この冷却水導入空間6
3には、分割体11に開設された給水孔111及び排水
孔(図示省略)を介して、ハウジング10の外部に設置
された冷却水供給装置(図示省略)から、冷却媒体とし
ての冷却水が循環供給されるようになっている。また、
冷却ジャケット60の内周壁面60cは、回転軸20の
外周面に狭い隙間Gを介して近接対向している。
【0027】自己循環冷却装置70は、二次シール40
におけるカラー43に取り付けられたパーシャルインペ
ラ71と、ハウジング10の外部に設置された冷却器7
2と、冷却液タンク73とを備え、これらパーシャルイ
ンペラ71、冷却器72及び冷却液タンク73と、ハウ
ジング10の分割体13の内周における二次シール40
の摺動部外周空間40Aを経由する循環経路が構成され
ている。冷却器72としては、例えば空冷式のものが採
用される。前記循環経路には、冷却液タンク73の液面
レベルhまで、密封対象液と同一液体からなる冷却液
(バリア液)が充満しており、すなわち冷却液タンク7
3には、冷却液が液面レベルhで貯留されている。
【0028】パーシャルインペラ71には、二次シール
40の静止側密封要素42側を向いた側面から外周面に
かけて延びる回転羽根71aが形成されており、図4に
示されるように、このパーシャルインペラ71は、カラ
ー43及び回転側密封要素41の外周を覆うように配置
されると共に、カラー43にボルト433で固定されて
いる。一方、ハウジング10における分割体13には、
パーシャルインペラ71の回転羽根71aの外周側の位
置に開口した冷却液排出孔133と、二次シール40に
おける静止側密封要素42を保持している金属ケース4
6の外周面との嵌合位置に開口した冷却液供給孔134
が開設されており、金属ケース46の外周筒状部462
には、静止側密封要素42の収容部と冷却液供給孔13
4とを連通する連通孔462aが開設されている。
【0029】ハウジング10の分割体13に開設された
冷却液排出孔133の外端と、ハウジング10の外部に
配置された冷却器72の冷却液流入口72aとの間に
は、配管74が接続され、冷却器72の冷却液流出口7
2bと、ハウジング10の外部に配置された冷却液タン
ク73の上部流入口73aとの間には配管75が接続さ
れ、冷却液タンク73の下部流出口73bと、ハウジン
グ10の分割体13に開設された冷却液供給孔134の
外端との間には配管76が接続されている。
【0030】パーシャルインペラ71は、回転軸20と
一体的に回転して、回転羽根71a間に存在する密封対
象液(冷却液)を遠心力によって外周側へ送り出すと共
に、この回転羽根71aにおける静止側密封要素42側
から密封対象液(冷却液)を吸入するといったポンプ力
を発生する。したがって、二次シール40の摺動部外周
空間40Aに充満する密封対象液(冷却液)は、パーシ
ャルインペラ71の回転によって、ハウジング10の冷
却液排出孔133、配管74、冷却器72、配管75、
冷却液タンク73、配管76、ハウジング10の冷却液
供給孔134及び金属ケース46の連通孔462aを経
由して、静止側密封要素42の外周隙間から、摺動部外
周空間40Aへ還流されるといった循環が行われる。
【0031】自己循環冷却装置70における冷却液タン
ク73には、その側壁の所定高さにオーバーフロー管8
1が開口81aしており、このオーバーフロー管81
は、開口81aより低位置にある回収タンク82へ延
び、これによって漏液回収部80を構成している。この
漏液回収部80は、冷却液タンク73内の冷却液を、そ
の液面レベルhが開口81aの高さを超えた分だけ流出
させるものである。
【0032】上述の構成を備える軸封装置は、先に説明
したように、ボイラー給水ポンプあるいはボイラー循環
ポンプにおける軸封部に装着されており、したがって、
機内のポンプ室における熱水を密封対象とするものであ
る。
【0033】機内のポンプ室に存在する高温の密封対象
液の一部は、一次シール30における回転側密封要素3
1と静止側密封要素32によるシール部の外周空間30
Aに侵入するが、その過程で、冷却ジャケット60と回
転軸20との間の狭い隙間Gを通る際に、冷却ジャケッ
ト60の冷却水導入空間63を流れる冷却水と熱交換が
行われるので、一次シール30の外周空間30Aは冷却
ジャケット60の機内側よりも適度に低温となってい
る。
【0034】また、一次シール30は非接触式メカニカ
ルシールとしての構造を有するものであり、すなわち回
転側密封要素31が、その端面31aに形成された動圧
発生溝311,312に発生する動圧によって、静止側
密封要素32に対して微小隙間をもって回転するので、
摺動発熱もなく、一次シール30の各構成部品は、熱に
よる変形や材質の劣化を来すことがない。
【0035】更に、一次シール30における回転側密封
要素31と静止側密封要素32は非接触であるため、機
内側の密封対象液の圧力による負荷も作用せず、摺動に
よるシール部の摩耗も殆ど生じないため、安定した軸封
機能を奏する。
【0036】上述のように、一次シール30における回
転側密封要素31と静止側密封要素32は、非接触のシ
ール部を構成するものであるため、その外周空間30A
に存在する密封対象液は、前記非接触シール部を、気化
しながら二次シール40側へ僅かずつ漏洩するが、一次
シール30と二次シール40との間は、自己循環冷却装
置70によって循環される冷却液(密封対象液)が充満
しているため、この冷却液に混入した漏洩ガスは、冷却
及び圧力によって凝縮され、液化される。一方、二次シ
ール40は、接触式メカニカルシール構造であり、すな
わち回転側密封要素41の端面41aと静止側密封要素
42の端面42aが、適切な面圧で密封的に摺接するシ
ール部を構成するものであるため、前記一次シール30
と二次シール40との間に充満する冷却液(密封対象
液)が機外側へ漏洩するのをほぼ完全に遮断することが
できる。
【0037】二次シール40は、上述のように接触式メ
カニカルシールであるため、回転側密封要素41と静止
側密封要素42のシール部が、摺動によって発熱する
が、この熱は、自己循環冷却装置70によって摺動部外
周空間40Aを経由して流れる冷却液、すなわち冷却さ
れた密封対象液によって除去される。したがって、二次
シール40の各構成部品は、熱による変形や材質の劣化
を来すことがなく、安定した軸封機能を奏する。そし
て、二次シール40からの摺動熱を受けて昇温した冷却
液は、パーシャルインペラ71によってハウジング10
の冷却液排出孔133から冷却器72へ送られ、ここで
空冷により放熱して低温になり、冷却液タンク73を経
由して再び二次シール40の摺動部外周空間40Aに還
流し、二次シール40の冷却に供される。
【0038】一方、機内の密封対象液は、一次シール3
0側へ侵入する過程で冷却ジャケット60により冷却さ
れると共に、一次シール30の非接触シール部を二次シ
ール40側へ漏洩する過程で減圧され、上述した自己循
環冷却装置70により循環される冷却液に混入すること
になる。ここで、自己循環冷却装置70により循環され
る冷却液の水頭は、冷却液タンク73におけるオーバー
フロー管81によって高さhに規定されており、この漏
液の混入による冷却液の増量分、すなわち一次シール3
0からの漏洩量に相当する分だけ、オーバーフロー管8
1から冷却液がオーバーフローし、漏液として回収タン
ク82に回収される。このため、二次シール40に作用
する圧力は前記水頭によって常に一定であり、その回転
側密封要素41と静止側密封要素42の摺動シール部が
過大な圧力負荷を受けることがないので、摺動部の摩耗
も有効に抑えられる。
【0039】また、先に説明したように、一次シール3
0における回転側密封要素31と静止側密封要素32と
の間の非接触シール部を二次シール40側へ僅かずつ通
過する密封対象液は、気化してガスとなるので、自己循
環冷却装置70を設けない場合は、このガスの回収が困
難である。しかしながら、本発明によれば、自己循環冷
却装置70によって摺動部外周空間40Aを経由して流
れる冷却液(密封対象液)は、前記非接触シール部を通
過した密封対象液の気化ガスを復液させる作用を有する
ため、上述のように、漏洩ガスの復液による冷却液の増
量分をオーバーフローさせて、漏液として回収タンク8
2に回収することができるのである。
【0040】
【発明の効果】請求項1の発明に係る軸封装置によれ
ば、機内側の一次シールとして、回転側密封要素と静止
側密封要素が動圧により互いに非接触状態で軸封を行う
非接触式メカニカルシールを採用したため、機内の密封
対象液が高圧であっても、その圧力による負荷が一次シ
ールの回転側密封要素と静止側密封要素によるシール部
に作用せず、摩耗も生じないので、この一次シールは、
長期間にわたって安定した軸封機能を奏することができ
る。そして、機外側の二次シールには、回転側密封要素
と静止側密封要素が互いに密接摺動される接触式メカニ
カルシールを採用することによって、二次シールからの
漏液を完全にシールすることができる。
【0041】また、二次シールの摺動による熱や、密封
対象液の有する熱は、二次シールの外周空間と外部の冷
却器との間で密封対象液からなる冷却液を循環させる循
環冷却装置によって除去されるので、二次シールは熱に
よる負荷や変形を受けることがない。しかも、前記循環
冷却装置には一次シールからの漏洩量に相当する液量を
回収する漏液回収部を設けることによって、二次シール
に作用する圧力が常に一定となるので、過大な圧力によ
る摺動負荷を防止することができる。このため、二次シ
ールは、摺動シール部の摩耗が抑えられ、長期にわたっ
て安定した軸封性能を奏することができると共に、摺動
シール部の発熱も抑えられるので、循環冷却装置におけ
る冷却器の容量を小さくすることができる。
【0042】また、一次シールにおける回転側密封要素
と静止側密封要素との間の非接触シール部を僅かずつ通
過する密封対象液が気化しても、このガスは、一次シー
ルと二次シールの間に存在する冷却液によって復液され
るため、漏洩ガスの復液による冷却液の増量分を、漏液
として漏液回収部に回収することができる。
【0043】請求項2の発明に係る軸封装置によれば、
一次シールの機内側に外部から冷却媒体が供給される冷
却ジャケットを設けることによって、機内から一次シー
ルの外周に達する密封対象液の雰囲気温度を低下するこ
とができるので、一次シールへの熱による負荷、ひいて
は二次シールへの熱負荷を軽減することができる。
【0044】請求項3の発明に係る軸封装置によれば、
循環冷却装置が二次シールにおける回転側に設けられた
パーシャルインペラにより冷却液としての密封対象液を
冷却器へ送り出すものであるため、外部に、冷却液循環
のための動力源を設ける必要がない。
【0045】請求項4の発明に係る軸封装置によれば、
漏液回収部が循環冷却装置に設けられた冷却液タンクか
らのオーバーフロー液を回収するものであるため、これ
によって、二次シールの外周に存在する密封対象液の水
頭が一定となり、二次シールの摺動シール部に作用する
圧力が一定となるので、過大な圧力による負荷を防止す
ることができ、その結果、摺動発熱も抑えられて、循環
冷却装置における冷却器の容量を小さくすることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の好適な実施の形態に係る軸封装置全体
を、ボイラー給水ポンプ又はボイラー循環ポンプ等の軸
封部を軸心を通る平面で切断した半断面で表す構成説明
図である。
【図2】図1に示される軸封装置における一次シールを
拡大して示す部分的な断面図である。
【図3】一次シールにおける回転側密封要素の部分的な
斜視図である。
【図4】図1に示される軸封装置における二次シールを
拡大して示す部分的な断面図である。
【図5】従来の技術に係る軸封装置全体を、ボイラー給
水ポンプ又はボイラー循環ポンプ等の軸封部を軸心を通
る平面で切断した半断面で表す構成説明図である。
【符号の説明】
10 ハウジング 11〜13 分割体 111 給水孔 131 ノックピン 132 ドレン孔 133 冷却液排出孔 134 冷却液供給孔 14 ボルト・ナット 15,16,26,35,36,44,45,47,4
8,61,62 Oリング 20 回転軸 21 スリーブ 30 一次シール 31,41 回転側密封要素 32,42 静止側密封要素 33 コンプレッションリング 34,49 コイルスプリング 40 二次シール 43 カラー 431 セットスクリュ 432 係合ピン 433 ボルト 46 金属ケース 461 ノックピン 462 外周筒状部 462a 連通孔 50 外部シール 60 冷却ジャケット 60a,60b 外向き鍔部 60c 内周壁面 70 自己循環冷却装置 71 パーシャルインペラ 71a 回転羽根 72 冷却器 73 冷却液タンク 74〜76 配管 80 漏液回収部 81 オーバーフロー管 81a 開口

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハウジング(10)とその内周に挿通さ
    れた回転軸(20)との間に軸方向に二段のシール(3
    0,40)を配置し、 前記両シール(30,40)のうち機内側の一次シール
    (30)は回転側密封要素(31)と静止側密封要素
    (32)が動圧により互いに非接触状態になる非接触式
    メカニカルシール構造であり、 前記両シール(30,40)のうち機外側の二次シール
    (40)は回転側密封要素(41)と静止側密封要素
    (42)が互いに密接摺動される接触式メカニカルシー
    ル構造であり、 前記二次シール(40)はその外周に充満する密封対象
    液を冷却器(72)との間で循環させ前記一次シール
    (30)の回転側密封要素(31)と静止側密封要素
    (32)との非接触シール部を通過した密封対象液の気
    化ガスを復液させる循環冷却装置(70)を備え、 前記循環冷却装置(70)に前記一次シール(30)か
    らの漏洩量に相当する液量を回収する漏液回収部(8
    0)を備えることを特徴とする軸封装置。
  2. 【請求項2】 一次シール(30)の機内側に外部から
    冷却媒体が供給される冷却ジャケット(60)が設けら
    れたことを特徴とする請求項1に記載の軸封装置。
  3. 【請求項3】 循環冷却装置(70)が二次シール(4
    0)における回転側に設けられたパーシャルインペラ
    (71)により密封対象液を冷却器(72)へ送り出す
    ものであることを特徴とする請求項1又は2に記載の軸
    封装置。
  4. 【請求項4】 漏液回収部(80)が循環冷却装置(7
    0)に設けられた冷却液タンク(73)からのオーバー
    フロー液を回収するものであることを特徴とする請求項
    1乃至3のいずれかに記載の軸封装置。
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