JP2002097515A - ポーラスプラグ - Google Patents
ポーラスプラグInfo
- Publication number
- JP2002097515A JP2002097515A JP2000287167A JP2000287167A JP2002097515A JP 2002097515 A JP2002097515 A JP 2002097515A JP 2000287167 A JP2000287167 A JP 2000287167A JP 2000287167 A JP2000287167 A JP 2000287167A JP 2002097515 A JP2002097515 A JP 2002097515A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- castable
- gas
- refractory
- sealing material
- porous plug
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Treatment Of Steel In Its Molten State (AREA)
- Carbon Steel Or Casting Steel Manufacturing (AREA)
Abstract
スタブルで充填したポーラスプラグにおいて先端のメタ
ルケースとキャスタブル間からのリークを防止するこ
と。 【解決手段】通気性耐火物2と通気性耐火物の側面を囲
む筒状のメタルケースと3の間にキャスタブル4を流し
込んで、通気性耐火物2の側面とガスプール6に接する
面を除く底面5とをキャスタブルで覆い、その後キャス
タブル4の底面5と金属底板8との間にシール材7を充
填して得られたポーラスプラグである。
Description
付けて、溶鋼攪拌に伴う溶鋼温度の均一化、溶鋼成分の
均質化、2次精錬効果の向上さらには非金属介在物の浮
上除去等のために溶鋼中へガスを吹き込むポーラスプラ
グに関する。
底に取り付けて使用されるため、溶鋼と接触する先端の
表面からのみガスが吐出し、通気性耐火物の他の表面か
らはガスが出ないようにシールした構造になっている。
51の周りにシール材52を塗布して周囲をメタルケー
ス53で覆うことで、先端の表面以外からのガスの吐出
を防いだ構造のものがある。このシール材厚みは通常1
〜5mmである。この構造のポーラスプラグの組み立て
作業は、通常シール材52を通気性耐火物51の表面に
塗布した後でメタルケース52をかぶせ、その後金属底
板55を取り付ける作業を行う。このとき、大きなポー
ラスプラグになるとシール材をかなり広い面積に塗布す
る必要があり、塗布厚みを均一に管理することが難しく
なる。そして、シール材の厚みが薄すぎる場合には、通
気性耐火物表面のシール性が不足するためメタルケース
とシール材との間からガスリークすることがある。さら
に、製造時の手順として、通気性耐火物の表面ヘシール
材を塗布した後で筒状のメタルケースヘ挿入するため、
シール材の粘性をある程度低くしておかなければならな
い。シール材の粘性が高いと挿入時の抵抗が大きくな
り、挿入することが困離になる。従って、シール粘性を
低くするために添加する液体量が多くなるので、シール
性が不足したりあるいは乾燥後に亀裂が発生し、この亀
裂からリークすることもある。
に示すように通気性耐火物とメタルケースの間にキャス
タブルを使用することが増えている。通気性耐火物の外
周面をキャスタブル54で鋳ぐるんでキャスタブル54
の外周をメタルケース53で覆う構造である。これらの
タイプは、比較的簡単に製造することができ、安定して
使用できるので広く使用されている。この場合には、キ
ャスタブルの耐食性が前記のシール材より高いため厚み
を多くすることができ、しかも通気性耐火物はキャスタ
ブルによって覆われているのでガスリークの心配はない
と考えられていた。
スプラグの先端のメタルケース53とキャスタブル54
との間から矢印によって示すようにガスがリークするこ
とがあることがわかった。このタイプのポーラスプラグ
は、一般的に通気性耐火物の周りに筒状のメタルケース
を設けた後でキャスタブルを流し込むことで成形し、そ
の後、ガスパイプ56を有する金属底板55を溶接する
ことで製造している。成形後キャスタブルの硬化が進む
とキャスタブルが収縮するため、ポーラスプラグの形状
やキャスタブルの材質によってはメタルケース53とキ
ャスタブル54との間に隙間が発生することがある。ま
た、乾燥中のポーラスプラグのセット後加熱によりメタ
ルケース53が変形することも考えられる。このような
原因によりガスはキャスタブルと金属底板55との隙間
から側板のメタルケースとキャスタブルとの隙間を通っ
てポーラスプラグ先端のメタルケースとキャスタブルと
の隙間からリークすると考えられる。
出量が本来の通気性耐火物の吐出量より多くなる。従っ
て、製品の最終検査で不良品が多く発生し歩留りが低下
する。
中にこの隙間に溶鋼が侵入し凝固してしまうことがあ
る。この場合には、急に必要なガス吐出量を確保するこ
とができなくなるため、精錬処理等が中断してしまう問
題もある。
する課題は、通気性耐火物とメタルケースとの間をキャ
スタブルで充填したポーラスプラグにおいて先端のメタ
ルケースとキャスタブル間からのリークを防ぐことであ
る。
と通気性耐火物の側面を囲む筒状のメタルケースとの間
にキャスタブルを流し込んで、通気性耐火物の側面とガ
スプールに接する面を除く底面とをキャスタブルで覆
い、その後キャスタブルの底面と金属底板との間にシー
ル材を充填して得られたポーラスプラグである。
異なり、比較的小さい面積にシール材を設けることがで
きるので、最初に厚めに塗布することができ、しかも塗
布した厚みを目視で確認することができる。従って、よ
り確実なシールを得ることができる。さらに作業形態と
しても、金属底板を押しつけることでシール材を延ばす
ことができるので強い押しつけ力が得られ従来より粘性
の高いシール材を使用することができ、よりシール性が
向上する。
プラグとして一般に使用されているものであれば特に問
題なく使用することができる。また、キャスタブルも通
常、製銑、製鋼用の窯炉やブロック等に使用しているも
のを使用することができる。
末とバインダーなどを混練して得られるもので、一般的
に製鋼用のノズル等でメタルケースと耐火物間に使用し
ているものあるいはれんがの目地等に使用するモルタル
等を使用することができる。また、あらかじめ薄いドー
ナツ状に成形したシート状のシール材でも使用できる。
施の形態を示す。
同図に示すように、通気性耐火物2と筒状のメタルケー
ス3との間と、通気性耐火物の底面5は、ガスを通気性
耐火物2に均一に送り込むためにガスパイプ12と連通
して設けられたガスプール6の面を除いてキャスタブル
4で覆われている。9は、キャスタブルの底面7と金属
底板8との間に充填されているシール材を示す。
を示す。図2(a)はキャスタブルを流し込む作業を示
す断面図、図2(b)はシール材をセットした状態を示
す断面図、図2(c)は金属底板をセットした断面図、
図2(d)は図2(c)のA−A矢視平面図である。
物2を径の小さい面を下にして盤11の上に置き、この
通気性耐火物2の側面を囲むようにして筒状のメタルケ
ース3も径の小さい方を下にして盤11の上に置く。そ
して、上部からキャスタブル4を流し込んでいる。通気
性耐火物の底面5にはガスプールを形成するために円盤
10を置いて、通気性耐火物の表面がキャスタブル4で
覆われないようにしている。
後、養生または乾燥してキャスタブルが硬化した後で、
キャスタブルの底面7にシール材9をドーナツ状にセッ
トした状態である。シール材をセットするタイミング
は、キャスタブルがある程度硬化した状態であれば良
く、乾燥前でも乾燥後でもどちらでもかまわない。
属底板8をキャスタブルの底面7に押しつけ、シール材
9を延ばした状態である。この結果、図2(d)に示す
ように、シール材はガスプールを囲むように切れ目なく
連続して配置されている。この後、メタルケース3と金
属底板8を溶接によって接合することで本発明のポーラ
スプラグが得られる。
キャスタブルを鋳込んだ後の表面であり、よく観察する
と凹凸が発生している。この状態で、金属底板を取り付
けても、金属底板とキャスタブルの底面との間に隙間が
発生し、ガスパイプから吹き込んだガスがリークしやす
くなる。この隙間を通過したガスは側面のメタルケース
とキャスタブルとの隙間を通って、表面からリークする
のである。従って、このようにシールすることで、ガス
パイプから吹き込んだガスがリークすることなく、通気
性耐火物を通過する。従って、キャスタブルの底面のガ
スプールを囲むように切れ目なく連続して設けることで
より高い効果が得られるのである。
以上10mm以下が好ましく、0.3mm未満ではキャ
スタブル表面に凹凸などがあるため金属底板との間に隙
間が発生しやすくなり、10mmを超えるとシール材自
体が熱を受けて収縮し金属底板とシール材あるいはキャ
スタブルとシール材との間に隙間が発生しやすくなりガ
スが逃げる可能性がある。
周りに切れ目なく連続して設けるだけでなく、底板との
接触面全体に渡って設けても何ら問題はないが、少なく
とも幅が7mm以上あることが好ましい。7mm未満で
はガスが逃げる可能性がある。
囲でキャスタブルの底面のガスプールを囲むように切れ
目なく連続して設けることもできる。たとえば粘土状の
軟らかい状態で輪を作り、ガスプールの周りのキャスタ
ブル表面に置いて、金属底板で押しつけるような簡便な
作業で確実なシール性を確保することもできる。
この場合、メタルケース3が、通気性耐火物2の側面
と、ガスパイプ12に通じるガスプール6の部分を除い
て、通気性耐火物2の底面に形成されたキャスタブル4
の側面途中までしかないタイプを示すが、キャスタブル
3の底面と金属底板8との間にシール材9を充填するこ
とでリーク防止効果が得られる。
ができたので、ガスリークによる鋼の製造工程の中断が
減少し製造が安定し、また精錬中に必要な量のガスを溶
鋼内に吹き込むことができ、鋼の品質を安定することが
できる。
ウト数が減少し製造コストを低減できる。
す。
す。
Claims (4)
- 【請求項1】 通気性耐火物と通気性耐火物の側面を囲
む筒状のメタルケースとの間にキャスタブルを流し込ん
で、ガスプールに接する面を除く底面と通気性耐火物の
側面とをキャスタブルで覆い、その後、キャスタブルの
底面と金属底板との間にシール材を充填したポーラスプ
ラグ。 - 【請求項2】 シール材はガスプールを囲むように切れ
目なく連続して設けた請求項1に記載のポーラスプラ
グ。 - 【請求項3】 シール材の厚みが0.3mm以上10m
m以下である請求項1または請求項2に記載のポーラス
プラグ。 - 【請求項4】 シール材の幅が少なくとも7mm以上で
ある請求項2または請求項3に記載のポーラスプラグ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000287167A JP4658302B2 (ja) | 2000-09-21 | 2000-09-21 | ポーラスプラグの製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000287167A JP4658302B2 (ja) | 2000-09-21 | 2000-09-21 | ポーラスプラグの製造法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002097515A true JP2002097515A (ja) | 2002-04-02 |
JP4658302B2 JP4658302B2 (ja) | 2011-03-23 |
Family
ID=18770965
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000287167A Expired - Lifetime JP4658302B2 (ja) | 2000-09-21 | 2000-09-21 | ポーラスプラグの製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4658302B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010023057A (ja) * | 2008-07-16 | 2010-02-04 | Jfe Refractories Corp | 溶融金属ノズル用耐火物およびその亀裂部からの大気吸引防止方法 |
JP2012115896A (ja) * | 2010-12-03 | 2012-06-21 | Kurosaki Harima Corp | ガス吹き込み用ノズルへのメタルケースの装着方法 |
CN102554204A (zh) * | 2012-02-22 | 2012-07-11 | 郑州振东科技有限公司 | 透气砖尾管防堵装置 |
-
2000
- 2000-09-21 JP JP2000287167A patent/JP4658302B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010023057A (ja) * | 2008-07-16 | 2010-02-04 | Jfe Refractories Corp | 溶融金属ノズル用耐火物およびその亀裂部からの大気吸引防止方法 |
JP2012115896A (ja) * | 2010-12-03 | 2012-06-21 | Kurosaki Harima Corp | ガス吹き込み用ノズルへのメタルケースの装着方法 |
CN102554204A (zh) * | 2012-02-22 | 2012-07-11 | 郑州振东科技有限公司 | 透气砖尾管防堵装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP4658302B2 (ja) | 2011-03-23 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4768267A (en) | Method for assembling a gas circulation block provided for metallurgical vessels | |
JP2002097515A (ja) | ポーラスプラグ | |
TWI718362B (zh) | 砂漿用配合物、砂漿及砂漿之製造方法 | |
US3615086A (en) | Apparatus for stirring molten metal | |
CS223850B2 (en) | Method of making the bottom of the metallurgical vessel | |
JPS5896808A (ja) | 溶融金属浴中にガスを導入するための素子 | |
KR20030081527A (ko) | 용융된 금속 내에 가스를 주입하는 내화 플러그 또는 내화벽돌 | |
JP2000500527A (ja) | ガスダクト付き耐火成形板 | |
US4123042A (en) | Steel converter vessel tuyere block construction | |
AU732248B2 (en) | Pouring tube structure and assembly | |
JPH025802B2 (ja) | ||
EP0446252B1 (en) | Improvements relating to steel-making vessels | |
JPS5919716Y2 (ja) | ガス吹込用成形体 | |
JPH10109157A (ja) | 流量調整用ノズル孔の充填構造とその開孔方法 | |
EP2111938A1 (en) | Purging plug for blowing gas into a metal treatment recipient | |
JPH0644511Y2 (ja) | ポーラスプラグ | |
JP3462954B2 (ja) | 真空溶鋼処理装置の内張り構造 | |
JPH10146654A (ja) | 浸漬ノズルの接合方法 | |
JP2001040413A (ja) | ポーラスプラグ | |
JPS61117210A (ja) | 浸漬管の耐火ライニング補修方法 | |
JPH0641711Y2 (ja) | ポーラスプラグ | |
JPH0711315A (ja) | 高炉出銑口閉塞用シール材とその使用方法 | |
JP2530100Y2 (ja) | 溶融金属撹拌用ガス吹き込みノズル | |
JPH06277811A (ja) | 誘導加熱型タンディッシュに用いる耐火物スリーブ及びその施工方法 | |
JPH04274864A (ja) | ガス吹き込みノズル |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20050210 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20060403 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20080418 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20080612 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20080801 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20080925 |
|
A911 | Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911 Effective date: 20081023 |
|
A912 | Re-examination (zenchi) completed and case transferred to appeal board |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912 Effective date: 20090109 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20101029 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20101224 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140107 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 4658302 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |