JP2002096925A - ワーク材区分け装置、及び、ワーク材供給装置 - Google Patents

ワーク材区分け装置、及び、ワーク材供給装置

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JP2002096925A
JP2002096925A JP2000285131A JP2000285131A JP2002096925A JP 2002096925 A JP2002096925 A JP 2002096925A JP 2000285131 A JP2000285131 A JP 2000285131A JP 2000285131 A JP2000285131 A JP 2000285131A JP 2002096925 A JP2002096925 A JP 2002096925A
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Tsutomu Uno
強 宇野
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Nakasu Denki KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 設置スペースを省スペースとすることができ
るワーク材区分け装置、並びに、弾性体から成るワーク
材や、帯電性の高いワーク材においても、適切に供給す
ることができるワーク材供給装置を提供すること。 【解決手段】 一又は複数のワーク材30を収容するた
めの複数の箱部材10と、その複数の箱部材30のうち
の何れかの箱部材30へ一種類又は複数種類のワーク材
10を供給する供給部材2を備えており、更に、円盤状
に形成された円盤部材3と、その円盤部材3を回転させ
る駆動部材4とを備えており、複数の箱部材10は、前
記円盤部材3の円弧に沿って配設されるものであること
を特徴としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】 本発明は、ワーク材を複数
の箱部材に区分けするワーク材区分け装置に関し、特
に、装置の設置に要するスペース(以下、「設置に要す
るスペース」を、「設置スペース」と称する。)を省ス
ペース化することができるワーク材区分け装置に関す
る。更には、複数の箱部材に対してワーク材を供給する
ワーク材供給装置に関し、特に、弾性または柔軟性を有
するワーク材、弾性又は柔軟性を有し且つ中空とされた
ワーク材、及び帯電性の高いワーク材においても、適切
に供給可能なワーク材供給装置に関する。
【0002】
【従来の技術】 主として工場などの製造ラインに設置
される装置として、一種類又は複数種類のワーク材を、
複数の箱部材に区分けする装置(以下、便宜上、「ワー
ク材区分け装置」と称する。)がある。図5は、一の従
来技術のワーク材区分け装置500の側面図である。図
5に示すように、かかるワーク材区分け装置500は、
無端ベルト材(無端状に形成されたベルト材)から成る
とともに直線状に配設されたスライド部材501と、所
定のワーク材を供給する供給部材502とを備えている
ものがある。
【0003】かかるワーク材区分け装置500によれ
ば、スライド部材501により、複数の箱部材505が
スライドされるとともに、供給部材502により、スラ
イド部材501により所定位置Pにスライドされてきた
一の箱部材505に対して、所定のワーク材が供給され
るのである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】 しかしながら、複数
の箱部材505が直線状に配設される場合には、装置5
00が大きくなってしまい、複数の箱部材505を直線
状に配設した場合には、装置500自体が大きくなって
しまい、装置500の設置に要するスペース(装置50
0の設置スペース)を省スペース化することが、困難と
なってしまうという問題点があった。
【0005】ところで、一の箱部材505に供給される
ワーク材の種類と別の箱部材505に収容されるワーク
材の種類とが異なる場合がある。この場合おいては、一
番左端の箱部材505から一番右端の箱部材505側に
向かって、一の種類のワーク材を供給した後に、再度一
番左端の箱部材505から一番右端の箱部材505側に
向かって、別の種類のワーク材を供給することが好まし
い。これは、ワーク材を箱部材505に供給する前のワ
ーク材の管理が容易となることに起因している。しかし
ながら、複数の箱部材505が直線状に配設されている
ために、基準となる箱部材(図5の場合においては、一
番左端の箱部材)505の頭出し(基準となる箱部材5
05を所定位置(箱部材505にワーク材が供給される
位置)Pに移動させる工程(作業))が煩雑となってし
まうという問題点があった。
【0006】そこで、案出されたのが本発明であって、
装置の設置スペースを省スペース化することができるワ
ーク材区分け装置、弾性または柔軟性を有するワーク
材、弾性又は柔軟性を有し且つ中空とされたワーク材、
及び帯電性の高いワーク材においても、適切に供給可能
なワーク材供給装置を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】 この目的を達成するた
めに請求項1記載のワーク材区分け装置は、複数の箱部
材のうちの何れかの箱部材に対して、一種類又は複数種
類のワーク材を一又は複数供給する供給部材と、円盤状
に形成され且つ前記複数の箱部材を配設する円盤部材
と、その円盤部材を回転させる駆動部材と、前記円盤部
材の円弧に沿って前記複数の箱部材を位置決めするため
の位置決め部材とを備えている。
【0008】この請求項1記載のワーク材区分け装置に
よれば、駆動部材により、円盤部材が回転(時計回り方
向および反時計回り方向の両方向に回転すること。以
下、同じ。)させられると、位置決め部材により円盤部
材の円弧に沿って位置決めされた複数の箱部材も、回転
させられる。そして、供給部材により、かかる複数の箱
部材のうちの何れかの箱部材に対して、一種類又は複数
種類のワーク材が、一又は複数供給される。ここで、前
記したように、複数の箱部材は、円盤部材の円弧に沿っ
て配設されるものである。このため、複数の箱部材を直
線状に配設する場合に比べて、本区分け装置の設置スペ
ースが省スペース化される。更には、基準となる箱部材
が何れの場所にある場合にも、最悪一回転弱、回転させ
れば、基準となる箱部材の頭出し(基準となる箱部材を
所定位置に移動させる工程(作業))が可能とされる。
換言すれば、基準となる箱部材の頭出しが煩雑となって
しまうことが防止される。
【0009】請求項2記載のワーク材区分け装置は、一
又は複数のワーク材を収容可能な複数の箱部材と、その
複数の箱部材のうちの何れかの箱部材へ一種類又は複数
種類のワーク材を供給する供給部材と、円盤状に形成さ
れ且つ前記複数の箱部材を配設する円盤部材と、その円
盤部材を回転させる駆動部材と、前記円盤部材の円弧に
沿って前記複数の箱部材を位置決めするための位置決め
部材とを備えている。
【0010】この請求項2記載のワーク材区分け装置に
よれば、駆動部材により、円盤部材が回転させられる
と、位置決め部材により円盤部材の円弧に沿って位置決
めされた複数の箱部材も、回転させられる。そして、供
給部材により、かかる複数の箱部材のうちの何れかの箱
部材に対して、一種類又は複数種類のワーク材が、一又
は複数供給される。ここで、前記したように、複数の箱
部材は、円盤部材の円弧に沿って配設されるものであ
る。このため、複数の箱部材を直線状に配設する場合に
比べて、本区分け装置の設置スペースが省スペース化さ
れる。更には、基準となる箱部材の頭出しが煩雑となっ
てしまうことが防止される。
【0011】請求項3記載のワーク材区分け装置は、請
求項1又は2に記載のワーク材区分け装置において、円
盤部材の表面又は裏面より突出する突出部材又は円盤部
材の厚み方向に穿設された複数の孔部と、前記突出部材
又は孔部の位置を検出する検出部材とを備えており、前
記突出部材又は孔部の位置は、各箱部材の配設位置と前
記円盤部材の回転軸とを結ぶ直線に沿った位置とされて
おり、更には、前記一の直線に沿った位置と前記別の直
線に沿った位置とが異なる位置とされている。
【0012】この請求項3記載のワーク材区分け装置に
よれば、請求項1又は2に記載のワーク材区分け装置と
同様に作用する上、検出部材により、円盤部材の表面又
は裏面より突出する突出部材又は円盤部材の厚み方向に
穿設された複数の孔部の位置が、検出される。ここで、
かかる突出部材又は孔部の位置は、各箱部材の配設位置
と円盤部材の回転軸とを結ぶ直線に沿った位置とされて
おり、更には、前記一の直線に沿った位置と前記別の直
線に沿った位置とが異なる位置とされている。このた
め、一の箱部材の位置と別の箱部材の位置とを区別し
て、各箱部材の位置を検出することが可能とされる。ま
た、所謂『ステッピングモータ(stepping motor(『ス
テップモータ』ともいう。以下、同じ。))』を用いな
くても各箱部材の位置を検出することができるので、本
区分け装置の製造費が安価とされる。
【0013】請求項4記載のワーク材区分け装置は、請
求項1から3の何れかに記載のワーク材区分け装置にお
いて、供給部材は、無端ベルト材から成る第1ベルト部
材と、その第1ベルト部材に併設され且つ無端ベルト材
から成る第2ベルト部材と、前記第1ベルト部材及び第
2ベルト部材を回転させる第2駆動部材とを備えてお
り、その第2駆動部材による回転に伴って、前記第1ベ
ルト部材と第2ベルト部材との間に挟み込まれたワーク
材を前記第1ベルト部材及び第2ベルト部材の一端から
他端まで搬送するようにされており、更に、前記第1ベ
ルト部材と第2ベルト部材との間は前記ワーク材の挿入
側において、所定角度開放するようにされている。
【0014】この請求項4記載のワーク材区分け装置に
よれば、請求項1から3の何れかに記載のワーク材区分
け装置と同様に作用する上、第2駆動部材により、第1
ベルト部材及び第2ベルト部材が回転させられると、か
かる第2駆動部材による回転に伴って、第1ベルト部材
と第2ベルト部材との間に挟み込まれたワーク材が第1
ベルト部材及び第2ベルト部材の一端から他端まで搬送
される。ここで、かかる第1ベルト部材と第2ベルト部
材との間は、かかるワーク材の挿入側において、所定角
度開放するようにされている。このため、ワーク材の挿
入が困難となってしまうことが防止されるのである。特
に、ワーク材が弾性若しくは柔軟性を有する場合、弾性
若しくは柔軟性を有するとともに中空とされている場合
には、かかるワーク材を搬送するために第1ベルト部材
と第2ベルト部材との間隙を狭くする必要があるが、第
1ベルト部材と第2ベルト部材との間隙を狭くすると、
第1ベルト部材と第2ベルト部材との間へのワーク材の
挿入が困難となってしまうのである。
【0015】請求項5記載のワーク材供給装置は、無端
ベルト材から成る第1ベルト部材と、その第1ベルト部
材に併設され且つ無端ベルト材から成る第2ベルト部材
と、前記第1ベルト部材及び第2ベルト部材を回転させ
る第2駆動部材とを備えており、その第2駆動部材によ
る回転に伴って、前記第1ベルト部材と第2ベルト部材
との間に挟み込まれた所定のワーク材を前記第1ベルト
部材及び第2ベルト部材の一端から他端まで搬送するよ
うにされており、更に、前記第1ベルト部材と第2ベル
ト部材との間は前記所定のワーク材の挿入側において、
所定角度開放するようにされている。
【0016】この請求項5記載のワーク材供給装置によ
れば、第2駆動部材により、第1ベルト部材及び第2ベ
ルト部材が回転させられると、かかる第2駆動部材によ
る回転に伴って、第1ベルト部材と第2ベルト部材との
間に挟み込まれた所定のワーク材が第1ベルト部材及び
第2ベルト部材の一端から他端まで搬送される。そし
て、かかる第1ベルト部材と第2ベルト部材との間は、
ワーク材の挿入側において、所定角度開放するようにさ
れている。このため、所定のワーク材の挿入が困難とな
ってしまうことが防止される。特に、所定のワーク材が
弾性若しくは柔軟性を有する場合、弾性若しくは柔軟性
を有するとともに中空とされている場合には、かかるワ
ーク材を搬送するために第1ベルト部材と第2ベルト部
材との間隙を狭くする必要があるが、第1ベルト部材と
第2ベルト部材との間隙を狭くすると、第1ベルト部材
と第2ベルト部材との間へのワーク材の挿入が困難とな
ってしまうのである。
【0017】
【発明の実施の形態】 以下、本発明の好ましい実施例
について、添付図面を参照して説明する。本発明のワー
ク材区分け装置は、一種類又は複数種類のワーク材を、
複数の箱部材のうちの何れかの箱部材に、区分けする装
置に関するものである。
【0018】図1は、本発明の一実施例であるワーク材
区分け装置(以下、便宜上、単に「本区分け装置」と称
する。)1の外観斜視図である。図1に示すように、本
区分け装置1は、供給部材2と、円盤部材3と、駆動部
材4と、検出部材5(図4参照)と、操作パネル部材6
とを備えている。
【0019】図2は、供給部材2のカバー部材2aを取
り外した状態を示した図である。図2に示すように、供
給部材2は、円盤部材3上に設置された複数の箱部材1
0に対し、マークチューブ材30その他のワーク材を供
給する部材である。かかる供給部材2は、第1ベルト部
材2bと、第2ベルト部材2cと、第1回転軸部材2d
と、第2回転軸部材2eと、支持部材2fとを備えてい
る。
【0020】第1回転軸部材2d及び第2回転軸部材2
eは、支持部材2fに対して各々二つずつ回転可能に軸
支されており、かかる第1回転軸部材2dは、第1ベル
ト部材2bを周回(又は駆動)させるものであり、一
方、第2回転軸部材2eは、第2ベルト部材2cを周回
させるものである。
【0021】第1ベルト部材2bは、無端ベルト材(無
端状に形成されたベルト材)から成り、二つの第1回転
軸部材2d,2d間に張架(張力をもたせて架け渡すこ
と。以下、同じ。)されている。一方、第2ベルト部材
2cは、第1ベルト部材2bに併設されており、第1ベ
ルト部材2bと同様に、二つの第2回転軸部材2e,2
e間に張架されている。そして、ワーク材の一種である
マークチューブ材30は、かかる第1ベルト部材2bと
第2ベルト部材2cとの間に挟持された状態で、第1ベ
ルト部材2b及び第2ベルト部材2cの挿入側2zから
排出側2yへ排出されるのである。
【0022】ここで、図6は、第1の従来技術のワーク
材供給部材(以下、便宜上、「第1従来供給部材」と称
する。)101の外観斜視図であり、図7は、第1従来
供給部材101の側面図である。図6及び第7に示すよ
うに、第1従来供給部材101は、第3回転軸部材10
3と、その第3回転軸部材103により駆動される第3
ベルト部材104とを備えている。
【0023】そして、上記第1従来供給部材101によ
れば、第3回転軸部材103が回転されると、その回転
に伴い、第3ベルト部材104が駆動され、第3ベルト
部材104が周回させられる。第3ベルト部材104が
周回させられると、第3ベルト部材104上をマークチ
ューブ材30が搬送されるのである。そして、マークチ
ューブ材30が第3ベルト部材104の端部まで搬送さ
れてくると、第3ベルト部材104より落下して、所定
の箱部材505に供給されるのである。
【0024】しかしながら、ワーク材が第3ベルト部材
104に付着してしまうという問題点があった。特に、
ワーク材が、マークチューブ材30などの帯電性の高い
材質から成る場合には、顕著であった。ひいては、マー
クチューブ材30が第3ベルト部材104の端部まで搬
送されてきた場合においても、その端部に到達したマー
クチューブ材30が、所定の箱部材505内に落下する
ことなく、第3ベルト部材104の裏側(下側)を通っ
て戻ってしまうという問題点があった。
【0025】一方、前記したように、本区分け装置1に
よれば、マークチューブ材30が第1ベルト部材2bと
第2ベルト部材2cとの間に挟持された状態で搬送され
る。そして、第1ベルト部材2b及び第2ベルト部材2
cの端部まで搬送されてきたマークチューブ材30は、
第1ベルト部材2bと第2ベルト部材2cとの間から押
し出されるのである。従って、第1ベルト部材2b及び
第2ベルト部材2cの端部まで搬送されてきたマークチ
ューブ材30が第1ベルト部材2b又は第2ベルト部材
2cに付着してしまうことを、防止することができるの
である。ひいては、マークチューブ材30を所定の箱部
材10に落下させることができるのである。
【0026】図8は、第2の従来技術のワーク材供給部
材(以下、便宜上、「第2従来供給部材」と称する。)
201の外観斜視図である。図8に示すように、第2従
来供給部材201は、第1従来供給部材101に対し、
シュート部材202を付加したものである。以下、第2
従来供給部材201の説明をするに当たり、第1従来供
給部材101と同一の部分については同一の符号を付し
て、その説明は省略する。
【0027】第2従来供給部材201は、第3回転軸部
材103と、第3ベルト部材104と、シュート部材2
02とを備えている。
【0028】かかる第2従来供給部材201によれば、
第1従来供給部材101と同様に、第3ベルト部材10
4が周回させられると、その周回に伴い、第3ベルト部
材104上をマークチューブ材30が搬送される。マー
クチューブ材30が第3ベルト部材104の端部まで搬
送されると、その搬送されてきたマークチューブ材30
は、シュート部材202上に落下するとともに、かかる
シュート部材202の上面を滑って、所定の箱部材10
内に供給されるのである。
【0029】しかしながら、やはり、ワーク材がビニル
チューブ材30などの帯電性の高い材質から成る場合に
は、静電気により、ワーク材(ビニルチューブ材30)
が、第3ベルト部材104とシュート部材202との境
界部、シュート部材202の中間部(途中部)又は下方
部において、引っ掛かってしまうという(止まってしま
うという)問題点があった。また、第1従来供給部材1
01の場合と同様に、第3ベルト部材104の端部に搬
送されてきたワーク材が、所定の箱部材10に供給され
ることなく、ワーク材(ビニルチューブ材30)が第3
ベルト部材104の裏側に回ってしまうという問題点も
あった。
【0030】一方、本発明によれば、シュート部材20
2を用いていないので、ワーク材(マークチューブ材3
0)がシュート部材202に引っ掛かってしまうこと自
体を解消することができるのである。ひいては、所定の
箱部材10に供給されなくなってしまうことを防止する
ことができるのである。なお、ワーク材(ビニルチュー
ブ材30)が第3ベルト部材104の裏側に回ってしま
うという問題点については、第1従来供給部材101の
場合と同様であるので、その説明は省略する。
【0031】図3は、第1ベルト部材2bと第2ベルト
部材2cとの間がワーク材の挿入側において、所定角度
開放した状態を示した図である。図3に示すように、第
1ベル部材2bと第2ベルト部材2cとの間は、ワーク
材の挿入側において、所定角度開放するようにされてい
る。具体的には、第1ベルト部材2bが、摺動孔2gに
沿って摺動することにより、第1ベルト部材2bと第2
ベルト部材2cとの挿入側において、上方向に開放する
ようにされている。従って、ワーク材が第1ベルト部材
2bと第2ベルト部材2cとの間に挟み込まれてしまう
ことを防止することができるのである。なお、第1ベル
ト部材2bと第2ベルト部材2cとの間の開放は、第2
ベルト部材2cが開放するようにしても良いし、第1ベ
ルト部材2b及び第2ベルト部材2cの両方が開放する
ようにしても良い。また、第1ベル部材2b又は第2ベ
ルト部材2cがバネなどによって付勢されるようにして
も良い。
【0032】ここで、特に、ワーク材が弾性若しくは柔
軟性を有する場合、又は弾性若しくは柔軟性を有すると
ともに中空とされている場合には、顕著な効果を奏する
のである。これは、かかる場合においてワーク材を円滑
に搬送するためには、第1ベルト部材2bと第2ベルト
部材2cとの間隙を狭くする必要があるが、第1ベルト
部材2bと第2ベルト部材2cとの間隙を狭くすると、
第1ベルト部材2bと第2ベルト部材2cとの間にワー
ク材を挿入することが困難となってしまうことに起因し
ている。
【0033】円盤部材3は、円盤状に形成されており、
駆動部材4は、円盤部材3を回転させるためのものであ
る。かかる複数の箱部材10は、かかる円盤部材3の外
周に沿って配設されている。
【0034】ここで、「従来の技術」及び「発明が解決
しようとする課題」で説明したように、従来において
は、複数の箱部材505が直線状に配設されていた。従
って、装置500全体が大きくなってしまい、装置50
0の設置スペースを省スペース化することが困難となっ
てしまうという問題点があった。
【0035】しかしながら、本区分け装置1によれば、
複数の箱部材10が円盤部材3の円周に沿って配設され
ている。従って、複数の箱部材505を直線状に配設す
る場合に比べて、本区分け装置1の設置スペースを省ス
ペース化することができるのである。更には、基準位置
となる箱部材10が何れの場所にある場合にも、最悪一
回転させれば、基準となる箱部材10の頭出しをするこ
とができるのである。換言すれば、基準となる箱部材1
0の頭出し作業が煩雑となってしまうことを、防止する
ことができるのである。
【0036】一方、一の箱部材に供給されるワーク材の
種類と別の箱部材に供給されるワーク材の種類とが異な
る場合がある。具体的には、一の箱部材に供給されるマ
ークチューブ材30に付された番号と別の箱部材に供給
されるマークチューブ材30に付された番号とが異なる
場合がある。この場合においては、まず、一の番号の付
されたマークチューブ材30を、一端の箱部材505か
ら他端の箱部材505側に向かって、供給する。次に、
他の番号の付されたマークチューブ材30を、再度、一
端の箱部材505から他端の箱部材505側に向かって
供給するのである。これは、マークチューブ材30に
付す符号を一々変更しながら各箱部材にマークチューブ
材30を供給する作業は繁雑であるということ、又は、
符号が異なるマークチューブ材30を「ごちゃまぜ」
にして保管することは煩雑であるということ、に起因し
ている。
【0037】しかしながら、本区分け装置1によれば、
基準となる箱部材10が何れの場所にある場合において
も、最悪一回転させれば、基準となる箱部材10の頭出
しをすることができるのである。換言すれば、基準とな
る箱部材10の頭出し作業が繁雑となってしまうこと
を、防止することができるのである。
【0038】図1に示す駆動部材3は、いわゆる「電動
モータ」から成り、円盤部材3を回転させるものであ
る。円盤部材3は、円盤状に形成されており、複数の突
出部材3aを備えている。複数の突出部材3aは、各箱
部材10の配設位置と円盤部材3の回転軸とを結ぶ直線
に沿った位置とされており、一の直線に沿った位置と別
の直線に沿った位置とが異なる位置とされている。
【0039】ここで、図4は、箱部材10、検出部材3
1、及び、突出部材3aの位置関係を示した図である。
図4に示すように、検出部材31は、円周部材3の回転
軸Zと外周の所定の一点とを結ぶ直線上(以下、便宜
上、「基準線」と称する。)に沿って配設されている。
突出部材3aの配設位置は、一の直線に沿った位置と別
の直線に沿った位置とが異なる位置とされている。従っ
て、一の箱部材の位置と別の箱部材の位置とを区別し
て、各箱部材の位置を検出することができるのである。
また、所謂『ステッピングモータ』を用いなくても各箱
部材の位置を検出することができるので、本区分け装置
の製造費が安価とされる。
【0040】以上、実施例に基づき本発明を説明した
が、本発明は上記実施例に何ら限定されるものではな
く、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の改良変形
が可能であることを容易に推察することができるもので
ある。
【0041】
【発明の効果】 請求項1記載のワーク材区分け装置に
よれば、供給部材により、円盤部材の円弧に沿って配設
された箱部材に対して、一種類又は複数種類のワーク材
が、一又は複数供給される。従って、複数の箱部材を直
線状に配設する場合に比べて、本区分け装置の設置スペ
ースを省スペース化することができるという効果があ
る。更には、基準となる箱部材の頭出し(基準となる箱
部材を所定位置に移動させる工程(作業))が煩雑とな
ってしまうことを、防止することができるという効果が
ある。これらの効果は、箱部材の数が多くなるにつれ
て、特に顕著な効果を奏するものである。
【0042】請求項2記載のワーク材区分け装置によれ
ば、供給部材により、円盤部材の円弧に沿って配設され
た箱部材に対して、一種類又は複数種類のワーク材が、
一又は複数供給される。従って、複数の箱部材を直線状
に配設する場合に比べて、本区分け装置の設置スペース
を省スペース化することができるという効果がある。更
には、基準となる箱部材の頭出しが煩雑となってしまう
ことを、防止することができるという効果がある。これ
らの効果は、箱部材の数が多くなるにつれて、特に顕著
な効果を奏するものである。
【0043】請求項3記載のワーク材区分け装置によれ
ば、請求項1又は2に記載のワーク材区分け装置の奏す
る効果に加え、更に、突出部材又は孔部の位置は各箱部
材の配設位置と円盤部材の回転軸とを結ぶ直線に沿った
位置とされており、更には、一の直線に沿った位置と別
の直線に沿った位置とが異なる位置とされているので、
一の箱部材の位置と別の箱部材の位置とを区別して、各
箱部材の位置を検出することができるという効果があ
る。また、所謂ステッピングモータを用いなくても各箱
部材の位置を検出することができるので、本区分け装置
の製造費を安価とすることができるという効果がある。
【0044】請求項4記載のワーク材区分け装置によれ
ば、請求項1から3の何れかに記載のワーク材区分け装
置の奏する効果に加え、更に、ワーク材を挟み込んだ状
態で搬送する第1ベルト部材と第2ベルト部材との間は
ワーク材の挿入側において所定角度開放可能とされてい
るので、ワーク材の挿入が困難となってしまうことを防
止することができるという効果がある。特に、ワーク材
が弾性若しくは柔軟性を有する場合、弾性若しくは柔軟
性を有するとともに中空とされている場合には、顕著な
効果を奏するのである。
【0045】請求項5記載のワーク材供給装置によれ
ば、第2駆動部材による回転に伴って、第1ベルト部材
と第2ベルト部材との間に挟み込まれた所定のワーク材
が第1ベルト部材及び第2ベルト部材の一端から他端ま
で搬送されるが、第1ベルト部材と第2ベルト部材との
間はワーク材の挿入側において所定角度開放可能とされ
ている。従って、所定のワーク材の挿入が困難となって
しまうことを防止することができるという効果がある。
特に、所定のワーク材が弾性若しくは柔軟性を有する場
合、弾性若しくは柔軟性を有するとともに中空とされて
いる場合には、顕著な効果を奏するのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例であるワーク材区分け装置
の外観斜視図である。
【図2】 供給部材のカバー部材を取り外した状態を示
した図である。
【図3】 第1ベルト部材と第2ベルト部材との間がワ
ーク材の挿入側において、所定角度開放した状態を示し
た図である。
【図4】 箱部材、検出部材、及び突出部材の位置関係
を示した図である。
【図5】 一の従来技術のワーク材区分け装置の側面図
である。
【図6】 第1の従来技術のワーク材供給部材の外観斜
視図である。
【図7】 第1の従来技術のワーク材供給部材の側面図
である。
【図8】 第2の従来技術のワーク材供給部材の外観斜
視図である。
【符号の説明】
1 ワーク材区分け装置 2 供給部材 3 円盤部材 4 駆動部材 5 検出部材 2b 第1ベルト部材 2c 第2ベルト部材

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の箱部材のうちの何れかの箱部材に
    対して、一種類又は複数種類のワーク材を一又は複数供
    給する供給部材と、 円盤状に形成され且つ前記複数の箱部材を配設する円盤
    部材と、 その円盤部材を回転させる駆動部材と、 前記円盤部材の円弧に沿って前記複数の箱部材を位置決
    めするための位置決め部材とを備えていることを特徴と
    するワーク材区分け装置。
  2. 【請求項2】 一又は複数のワーク材を収容可能な複数
    の箱部材と、 その複数の箱部材のうちの何れかの箱部材へ一種類又は
    複数種類のワーク材を供給する供給部材と、 円盤状に形成され且つ前記複数の箱部材を配設する円盤
    部材と、 その円盤部材を回転させる駆動部材と、 前記円盤部材の円弧に沿って前記複数の箱部材を位置決
    めするための位置決め部材とを備えていることを特徴と
    するワーク材区分け装置。
  3. 【請求項3】 円盤部材の表面又は裏面より突出する突
    出部材又は円盤部材の厚み方向に穿設された複数の孔部
    と、 前記突出部材又は孔部の位置を検出する検出部材とを備
    えており、 前記突出部材又は孔部の位置は、各箱部材の配設位置と
    前記円盤部材の回転軸とを結ぶ直線に沿った位置とされ
    ており、更には、前記一の直線に沿った位置と前記別の
    直線に沿った位置とが異なる位置とされていることを特
    徴とする請求項1又は2に記載のワーク材区分け装置。
  4. 【請求項4】 供給部材は、無端ベルト材から成る第1
    ベルト部材と、 その第1ベルト部材に併設され且つ無端ベルト材から成
    る第2ベルト部材と、前記第1ベルト部材及び第2ベル
    ト部材を回転させる第2駆動部材とを備えており、 その第2駆動部材による回転に伴って、前記第1ベルト
    部材と第2ベルト部材との間に挟み込まれたワーク材を
    前記第1ベルト部材及び第2ベルト部材の一端から他端
    まで搬送するようにされており、更に、前記第1ベルト
    部材と第2ベルト部材との間は前記ワーク材の挿入側に
    おいて、所定角度開放するようにされていることを特徴
    とする請求項1から3の何れかに記載のワーク材区分け
    装置。
  5. 【請求項5】 無端ベルト材から成る第1ベルト部材
    と、 その第1ベルト部材に併設され且つ無端ベルト材から成
    る第2ベルト部材と、 前記第1ベルト部材及び第2ベルト部材を回転させる第
    2駆動部材とを備えており、 その第2駆動部材による回転に伴って、前記第1ベルト
    部材と第2ベルト部材との間に挟み込まれた所定のワー
    ク材を前記第1ベルト部材及び第2ベルト部材の一端か
    ら他端まで搬送するようにされており、更に、前記第1
    ベルト部材と第2ベルト部材との間は前記所定のワーク
    材の挿入側において、所定角度開放するようにされてい
    ることを特徴とするワーク材供給装置。
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