JP2002096221A - ワイヤ放電加工装置 - Google Patents

ワイヤ放電加工装置

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JP2002096221A JP2000283272A JP2000283272A JP2002096221A JP 2002096221 A JP2002096221 A JP 2002096221A JP 2000283272 A JP2000283272 A JP 2000283272A JP 2000283272 A JP2000283272 A JP 2000283272A JP 2002096221 A JP2002096221 A JP 2002096221A
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  • Electrical Discharge Machining, Electrochemical Machining, And Combined Machining (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ワイヤ電極の自動結線の信頼性を向上させる
ワイヤ電極自動供給装置を備えたワイヤ放電下降装置を
得る。 【解決手段】 ワイヤ電極を自動供給するワイヤ自動供
給装置を備えたワイヤ放電加工装置であって、前記ワイ
ヤ電極の走行経路に沿って上下に移動可能なガイドパイ
プと、前記ワイヤ電極に接触し電力を供給する給電体
と、前記ワイヤ電極の自動供給時に、前記給電体を少な
くとも前記ワイヤ電極径分退避させる退避装置を備えた
ワイヤ放電加工装置において、前記退避装置は、前記ガ
イドパイプの下降時の推進力により前記給電体を退避さ
せる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ワイヤ電極自動
供給装置を備えたワイヤ放電加工装置に係り、特にワイ
ヤ電極の自動結線の信頼性を向上させるワイヤ放電加工
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動制御装置を備えたワイヤ放電加工装
置には、長時間の無人運転に備えてワイヤ電極(以下、
ワイヤと称する。)の自動結線機能や自動修復結線機能
を備えたものがある。ワイヤの自動結線機能は、被加工
物(以下、ワークと称する。)に対する一つの図形の加
工が終了し、次の図形の加工が設定されているとき、ワ
イヤ放電加工装置が備えた制御装置の指令によって、結
線された状態にあるワイヤを一旦切断し、ワイヤをワー
ク上の新たな加工開始孔位置に移動(実際はワークを移
動して加工開始孔を移す)し、この加工開始孔に新たな
ワイヤを挿通して結線状態を構築する機能である。ま
た、自動修復結線機能は、一つの図形の加工中に何等か
の理由でワイヤが切断(断線)した時、これを検知した
制御装置の指令でワイヤの走行方向の上流側に残された
ワイヤの先端部を切断して、この先端を加工中のワーク
の孔(または溝)に再び通して結線状態を修復する機能
である。
【0003】上記のように、ワイヤ放電加工装置は、長
時間の無人運転に備えてワイヤの自動結線機能や自動修
復結線機能を備えているが、何れにしても結線の為に
は、切断されたあと新たに繰り出されてくるワイヤを上
部ガイド,ワーク,及び下部ガイドなど、ワイヤ通過上
で障害となり得る部分をスムーズに挿通させ、ワイヤ経
路末端のワイヤ巻き取りローラーとピンチローラー間ま
で到達させる必要がある。しかし、これらワイヤ挿通経
路上のクリアランスの狭い部分で摩擦負荷が大きかった
り、引っ掛かりがあるとワイヤは挿通経路上の一部で挫
屈したり経路からはみ出すことがあり、ワイヤの送り出
しが停止、即ち結線動作が機能しないといった問題が発
生する。
【0004】ワイヤ放電加工装置の給電体はワイヤに電
力を供給するための電極であるが、加工中に安定した電
力供給を維持する為に、ワイヤに給電体を押圧している
必要がある。その為一般には、給電体はワイヤ経路上で
ワイヤにしごきを与える位置で接している。
【0005】この給電体によってワイヤがワイヤ経路上
でしごかれている為に、上記のワイヤ挿通経路上のクリ
アランスの狭い部分となり、結線動作でワイヤ挿通上の
大きな負荷となり、結線動作を停止に導く要因の一つと
なっていた。自動結線の不調は、連続運転の停止を意味
し、作業上で大きな支障となる。逆に自動結線を確実且
つ迅速に行うことは、生産性を向上し資源を節約するこ
とに繋がる。上記の給電体によるワイヤ経路上での負荷
低減として、ワイヤにしごきを与えるサブダイスガイド
部分を移動させる手段が特開平7−24646号公報に
開示されている。しかしながら、上記方法では加工中の
ワイヤ経路と自動結線時のワイヤ経路が異なる為、サブ
ダイスガイド上方でのしごき部分での負荷が大きくなる
といった問題点があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、上記問題
点を解決する為に成されたもので、自動結線機能、ある
いは自動修復結線機能を有するワイヤ放電加工装置の結
線動作において、ワイヤ挿通上の負荷を軽減し、結線の
信頼性を向上させるワイヤ自動供給装置を備えたワイヤ
放電加工装置を得ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】第1の発明に係るワイヤ
放電加工装置は、ワイヤ電極を自動供給するワイヤ自動
供給装置を備えたワイヤ放電加工装置であって、前記ワ
イヤ電極の走行経路に沿って上下に移動可能なガイドパ
イプと、前記ワイヤ電極に接触し電力を供給する給電体
と、前記ワイヤ電極の自動供給時に、前記給電体を少な
くとも前記ワイヤ電極径分退避させる退避装置を備えた
ワイヤ放電加工装置において、前記退避装置は、前記ガ
イドパイプの下降時の推進力により前記給電体を退避さ
せる構成としたものである。
【0008】第2の発明に係るワイヤ放電加工装置は、
第1の発明に係る退避装置を、ワイヤ電極径により選択
的に給電体を退避させる構成としたものである。
【0009】第3の発明に係るワイヤ放電加工装置は、
ワイヤ電極を自動供給するワイヤ自動供給装置を備えた
ワイヤ放電加工装置であって、前記ワイヤ電極の走行経
路に沿って上下に移動可能なガイドパイプと、前記ワイ
ヤ電極に接触し電力を供給する給電体と、前記ワイヤ電
極の自動供給時に、前記給電体を少なくとも前記ワイヤ
電極径分退避させる退避装置を備えたワイヤ放電加工装
置において、前記ガイドパイプの下降に伴う信号を前記
退避装置に与えると共に、前記退避装置の退避制御を司
る制御装置を備え、前記退避装置を、ワイヤ電極径によ
り選択的に給電体を退避させる構成としたものであるこ
とを特徴とするものである。
【0010】
【発明の実施の形態】実施の形態1.この発明の実施の
形態1におけるワイヤ放電加工装置の構成について図1
を用いて説明する。図1において、1はワイヤ、2は被
加工物、3はワイヤ1を供給するワイヤボビン、4およ
び5はワイヤ1の走行経路を変換するプーリ、6は張力
制御装置、7は張力制御装置6が接続されたキャプスタ
ンローラ、8および9はキャプスタンローラ7と一対で
あるピンチローラ、10はプーリ5とピンチローラ8間
のワイヤ経路上にあるワイヤ1のたわみを吸収するたわ
み取りプーリ、26および27はワイヤ1を拘束するガ
イドダイスである。11は上部ワイヤガイド、12は下
部ワイヤガイド、13は被加工物2の上方から加工液を
噴出する上部加工液ノズル、14は同様に被加工物2の
下方から加工液を噴出する下部加工液ノズルであり、1
5は被加工物2の加工時に、下部ワイヤガイド12を通
過したワイヤ1の走行方向を変換するローラ、16はガ
イドパイプ、17はワイヤ1を挟持し、ワイヤ1を巻き
上げる巻き上げローラである。なお、100は後述する
上部給電体30に駆動信号を与え、駆動力を付与する制
御装置である。
【0011】上記のように構成されたワイヤ放電加工装
置において、ワイヤ1はワイヤボビン3から送り出さ
れ、プーリ4およびプーリ5によって方向変換され、た
わみ取りローラ10、後述する張力制御部200、同じ
く後述するワイヤ自動供給装置本体300、上部ワイヤ
ガイド11を通り、被加工物2との間で放電加工を行っ
た後、下部ワイヤガイド12、ローラ15、ガイドパイ
プ16を通り、巻き上げローラ17によって巻き上げら
れ、回収箱(図示せず)に回収される。一方、加工液供
給装置(図示せず)よりイオン交換水が高圧ポンプ(図
示せず)により上部加工液ノズル13および下部加工液
ノズル14に供給され、このイオン交換水は、上部およ
び下部加工液ノズル13,14からワーク2の加工部に
対してワイヤ1と同軸状に噴出される。
【0012】張力制御部200は、張力制御装置6、ピ
ンチローラ8、キャプスタンローラ7、ピンチローラ9
から構成され、ピンチローラ8およびピンチローラ9は
キャプスタンローラ7にワイヤ1が十分な摩擦力をもっ
て接触することができるようにワイヤ1を押さえ込むロ
ーラである。なお、張力制御装置6は、ここでは例えば
トルクモータを用い、加工時には、ワイヤ1の送り方向
と反対方向に一定のトルクに制御されることにより、キ
ャプスタンローラ7を介してワイヤ1を一定の張力に制
御するものである。また、張力制御装置6のトルクモー
タにサーボモータを使用し、送り速度をタコジェネレー
タまたはロータリーエンコーダ等でフィードバックする
ことにより、自動結線時にはワイヤ1を送り出す方向あ
るいは巻き戻しを行う方向に一定速度になるようキャプ
スタンローラ7の回転を制御することができる。
【0013】次に、ワイヤ自動供給装置本体300の構
成について説明する。図1において、20はワイヤ自動
供給装置本体300内のワイヤ1の挿通経路を拘束する
ガイドパイプ、21はガイドパイプ20を空気圧により
上下に昇降させるリニアシリンダ、22は上部ワイヤガ
イド11からワーク2の加工開始穴、下部ワイヤガイド
12までの間のワイヤ1の挿通を拘束するための流体
柱、例えば水柱を形成させるジェットノズルである。ワ
イヤ自動結線動作が開始されると、後述する切断通電部
にあるワイヤ1の先端が、一定速度で回転制御されるキ
ャプスタンローラ7により送り出される(図1中では右
回転)。同時にガイドパイプ20が下降して、ガイドパ
イプ20の先端が上部ワイヤガイド11の近傍に達する
機構となっている。前記キャプスタンローラ7の送り出
しにより、ワイヤ1の先端は、ガイドパイプ20の中を
通過し、上部ワイヤガイド11、ジェトノズル22を通
過した後はワーク2の加工開始穴を通り、下部ワイヤガ
イド12に達するまではジェットノズル22から噴出さ
れた流体、例えば水によって拘束される。さらに、ロー
ラ15によってほぼ90度に方向変換された後、回収パ
イプ16内を通り、巻き上げローラ17に達した際に自
動結線が完了する。
【0014】ところで、ワイヤ自動供給装置には、自動
結線の機能に加えて、ワイヤ断線時および加工終了時に
自動的にワイヤ電極1を切断する自動切断の機能を有す
るのが一般的で、23はその切断通電部、24は切断用
キャプスタンローラ、25は切断用ピンチローラであ
る。キャプスタンローラ7と切断用キャプスタンローラ
24および切断用ピンチローラ25との間で張力を与え
ながら、切断通電部23の一対の給電体間に電流を流す
ことにより、切断通電部23の近傍でワイヤ1を溶断す
る。溶断後、切断通電部23から下方に残ったワイヤ1
の切りかすは、前記切断用キャプスタンローラ24およ
びピンチローラ25並びに巻き上げローラ17により上
部ワイヤガイド11および加工部から排出される。
【0015】次に、この発明の実施の形態1における給
電体可動機構について、図2を用いて説明する。図2に
おいて30は上部給電体、31は上部ガイドブロック、
32はシリンダ、33は第1のサブガイド、34は第2
のサブガイド、35はばねである。図中、ガイドパイプ
20は通常リニアシリンダ21により上限に位置し、ガ
イドパイプ20と上部ガイドブロック31の間でワイヤ
1を拘束していない。これは前記切断通電部との干渉を
防ぐなどの為であるが、自動結線工程においては、ガイ
ドパイプ20はリニアシリンダ21により下方に移動
し、上部ガイドブロック31との間でワイヤ1を拘束す
る。ガイドパイプ20の下限位置は第1のサブガイド3
3に押し当てられることにより決定する。第1のサブガ
イド33も上部ガイドブロック31の中で上下に移動可
能で、ばね35により通常は上部ガイドブロック31の
上限に位置する。
【0016】一方、放電加工を行う際には図3(1)に
示すように、ワイヤ1に電力を供給する為に、上部給電
体30はシリンダ32によりワイヤ1に押し当てられて
いる。上部給電体30がワイヤ1に対し一定の角度で接
する為に、上部給電体30の上下には第1のサブガイド
33と第2のサブガイド34がそれぞれワイヤ1を拘束
している。
【0017】次に、自動結線工程における給電体可動機
構の動作について説明する。図3(2)において上部給
電体30は側方から力を受けることにより水平方向に移
動可能な構造である。先ず、制御装置により上部給電体
30を上部ガイドブロック31の内面(図3(2)では
左方)に押し当てていたシリンダ32を納める。これに
より上部給電体30は側方からの力から開放される。そ
してリニアシリンダ21を駆動し、ガイドパイプ20を
下げて第1のサブダイス33に押し当てる。(図3
(3)参照) 第1のサブダイス33はそれまで上部ガイドブロック3
1の上限に位置していたが、ガイドバイプ20により上
方から力を受けると、ばね35は縮み上部ガイドブロッ
ク31内に押し込められる。これに連鎖して第1のサブ
ダイス33の底面にある突起が上部給電体30に衝突す
るが、上部給電体30は水平方向のみに移動可能であ
り、第1のサブダイス33の突起が接触する面は図の通
りRを成している為に、上部給電体30が上方から受け
た力は水平方向に変換され、シリンダ32の方向(図3
(3)では右方)へ押し戻される。(図3(4)参照) ガイドパイプ20がリニアシリンダ21により下限にあ
る限り、第1のサブガイド33と第2のサブガイド34
との間にワイヤ挿通の障害がなく、円滑にワイヤ1が通
過可能な状態となる。
【0018】上記の状態でワイヤ1がキャプスタンロー
ラ7により送り出され、上部ワイヤガイド11、被加工
物2、下部ワイヤガイド12、下部ローラ15の順に挿
通されてワイヤ回収機構17に到達した際、今度は先ず
リニアシリンダ21を先程とは逆方向に駆動し、ガイド
パイプ20を上限に位置する。すると上方からの力が解
放された第1のサブダイス33は、ばね35により再び
これも上限に復帰する。(図3(2)参照) 続いて一定の時間をおいてシリンダ32を駆動して、上
部給電体30をワイヤ経路に張り出させ、放電加工可能
な状態をとる。(図3(1)参照)
【0019】実施の形態2.次に図1〜図3を用いて実
施の形態3について説明する。図1〜図3において、上
部給電体30がワイヤ経路から退避すると、上部ガイド
ブロック31の内面と上部給電体30の間に隙間が広が
るので、特に細い径のワイヤ1を使用する場合にはワイ
ヤ1に元々存在する若干の湾曲により、自動結線工程の
ワイヤ送り出しの際に、ワイヤ1の先端がこの隙間に引
っかかり、逆にワイヤ挿通の支障となることがある。そ
こで制御装置100によりシリンダ32を所定のワイヤ
1を使用する時のみ、選択的に駆動してもよい。この場
合、シリンダ32の押圧力を開放しないようにして上部
給電体30を上部ガイドブロック31の内面に押圧した
まま自動結線を行う。リニアシリンダ21が駆動してガ
イドパイプ20が下方に移動し、第1のサブダイス33
に上方から力が加わった際、このサブダイス33の底面
にある突起は上部給電体30に衝突するものの下限まで
移動できない。これは構造上、上部給電体30の移動可
能な水平方向の力を付与するシリンダ32の押圧力が、
ガイドパイプ20による下向きに受けた力に基づき上部
給電体30を側方へ退避させようとする第1のサブダイ
ス33の押圧力より大きくなるように構成されているた
めである。つまり制御装置により、所定のワイヤ1を使
用する時のみ選択的に上部給電体30の退避を行うこと
ができる。
【0020】実施の形態3.次に図4を用いて実施の形
態3について説明する。図4において、36は上部給電
体30に固定されたホルダー、37はシリンダ32のロ
ッドの先端に固定された押え板である。放電加工を行う
際には、シリンダ32が伸びて押え板37は上部給電体
30をワイヤ1に押圧している。一方自動結線工程で
は、制御装置100の出力信号に基づいてシリンダ32
を縮め、これにより押え板37は上部給電体30から離
間するが、押え板37の上部はホルダー36と連結して
いる為に上部給電体30共々側方(ワイヤ電極とは反対
方向)へ退避する。即ち、ガイドパイプ20の下降する
推進力を利用しないで上部給電体30を退避させる機構
である。なお、この実施の形態3においても、前記実施
の形態2で説明したと同様に、制御装置により、所定の
ワイヤ1を使用する時のみ選択的に上部給電体30の退
避を行うことができることは言うまでもない。
【0021】実施の形態4.上記各実施の態様において
は、上部加工液ノズル13から下部加工液ノズル14に
向ってワイヤ1を挿通する場合について説明したが、こ
の発明はこれに限定されるものではなく、必要に応じて
下部加工液ノズル14から上部加工液ノズル13に向っ
てワイヤ1を挿通する場合にも適用できることは勿論で
ある。
【発明の効果】
【0022】第1の発明のワイヤ放電加工装置は、ワイ
ヤ経路の直線状に張り出している給電体が、ガイドパイ
プの下降時の推進力により、ワイヤ経路から離れる方向
へ移動し、ワイヤガイドを含むワイヤを拘束する部品全
てが同一直線状に並ぶことを実現し、ワイヤ挿通負荷が
を軽減でき、自動結線の信頼性を高めることが可能とな
る。
【0023】第2の発明のワイヤ放電加工装置は、前記
第1の発明の効果に加え、退避装置を、ワイヤ径により
選択的に給電体を退避させる構成にすることにより、自
動結線工程において給電体の退避によって生じる隙間
に、ワイヤの持つ湾曲等に基づきワイヤ先端が引っ掛か
ることを防止し、自動結線の信頼性を向上させることが
できる。
【0024】第3の発明のワイヤ放電加工装置は、制御
装置により、使用するワイヤに応じて給電体の退避を選
択可能としたので、自動結線工程において給電体の退避
によって生じる隙間に、ワイヤの持つ湾曲等に基づきワ
イヤ先端が引っ掛かることを防止し、自動結線の信頼性
を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の一実施例を示す構成図である。
【図2】 この発明の一実施例の要部を示す断面図であ
る。
【図3】 この発明の一実施例の動作を示す断面図であ
る。
【図4】 この発明の他の実施例を示す断面図である。
【符号の説明】
1 ワイヤ電極、20 ガイドパイプ、30 上部給電
子、31 上部ガイドブロック、32 シリンダ、33
第1のサブダイス、34 第2のサブダイス。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山田 久 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 Fターム(参考) 3C059 AA01 AB05 EE02 FB01 FB08 FB11

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワイヤ電極を自動供給するワイヤ自動供
    給装置を備えたワイヤ放電加工装置であって、前記ワイ
    ヤ電極の走行経路に沿って上下に移動可能なガイドパイ
    プと、前記ワイヤ電極に接触し電力を供給する給電体
    と、前記ワイヤ電極の自動供給時に、前記給電体を少な
    くとも前記ワイヤ電極径分退避させる退避装置を備えた
    ワイヤ放電加工装置において、前記退避装置は、前記ガ
    イドパイプの下降時の推進力により前記給電体を退避さ
    せるものであることを特徴とするワイヤ放電加工装置。
  2. 【請求項2】 退避装置は、ワイヤ電極径により選択的
    に給電体を退避させるものであることを特徴とする請求
    項1に記載のワイヤ放電加工装置。
  3. 【請求項3】 ワイヤ電極を自動供給するワイヤ自動供
    給装置を備えたワイヤ放電加工装置であって、前記ワイ
    ヤ電極の走行経路に沿って上下に移動可能なガイドパイ
    プと、前記ワイヤ電極に接触し電力を供給する給電体
    と、前記ワイヤ電極の自動供給時に、前記給電体を少な
    くとも前記ワイヤ電極径分退避させる退避装置を備えた
    ワイヤ放電加工装置において、前記ガイドパイプの下降
    に伴う出力信号を前記退避装置に与えると共に、前記退
    避装置の退避制御を司る制御装置を備え、前記退避装置
    は、ワイヤ電極径により選択的に給電体を退避させるも
    のであることを特徴とするワイヤ放電加工装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007111777A (ja) * 2005-10-18 2007-05-10 Matsushita Electric Ind Co Ltd サーボシステム

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