JP2002095921A - 空気清浄化フィルター - Google Patents
空気清浄化フィルターInfo
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Abstract
性に優れた空気清浄化フィルターを提供することであ
る。 【解決手段】JIS−Z−1516に記載の「外装用段
ボール」に準拠して、空気清浄化機能を有する濾材を中
しん、および通気性を有する基材をライナに用いて作製
してなる片面段ボール形状の空気清浄化フィルターにお
いて、中しんのピッチP(mm)とグルーパターンの幅
W(mm)との比P/Wが3〜10の範囲にあることを
特徴とする空気清浄化フィルター
Description
ターに関し、詳しくは通気性に優れた片面段ボール形状
の空気清浄化フィルターに関する。
りなどにより、家庭や職場において空気清浄化装置の普
及が進んでいる。最近では専用の空気清浄機のみなら
ず、ルームエアコンや除湿器、加湿器などの各種空調機
器に空気清浄化機能が付与される傾向があり、実用化さ
れているものがある。
用いるものは特殊な装置や部品を必要とせず、比較的簡
易に実施可能であるため、家庭用の空調機器などを中心
として空気清浄化フィルターが広く汎用されている。
除湿器および加湿器などの機器においては、空気清浄化
フィルターを搭載するための空間を広く取ることが困難
な場合があり、山の高さが数ミリから十数ミリ程度のミ
ニプリーツフィルターが特に有用であり、このようなミ
ニプリーツフィルターの一種としてJIS−Z−151
6に記載の「外装用段ボール」に準拠して、濾材を中し
ん、および通気性を有する基材をライナに用いて作製し
てなる片面段ボール形状の空気清浄化フィルターが開発
されており、取り扱い性に優れると共に、加工が比較的
容易で大量生産に適するなどの利点を有する。
扱い性が良く、且つ通気性に優れた空気清浄化フィルタ
ーを提供することである。
決すべく鋭意検討の結果、下記の発明を完成するに至っ
た。
「外装用段ボール」に準拠して、空気清浄化機能を有す
る濾材を中しん、および通気性を有する基材をライナに
用いて作製してなる片面段ボール形状の空気清浄化フィ
ルターにおいて、中しんのピッチP(mm)とグルーパ
ターンの幅W(mm)との比P/Wが3〜6の範囲にあ
ることを特徴とする空気清浄化フィルターである。
ついて以下に詳細に説明する。
−Z−1516に記載の「外装用段ボール」に準拠して
1枚のライナに波形状に加工した中しんを貼り合わせて
作製される。
な正弦波または疑似正弦波の他、海波、三角波、方形
波、半円や扇形の弧がつながった波などの波形であって
も良く、特に限定されるものではないが、角の無いなめ
らかな曲線を描く形状が好ましく、高い通気性が得られ
る。これは、折り曲げた角、特に鋭利な角があると、角
の部分でフィルター濾材が厚密化して通気性が低下する
とともに、角付近ではフィルター濾材同士が接近してい
て通気できる間隔が狭いため、通気抵抗が大きくなり、
通気性が阻害される原因となるからである。
さ比率、すなわち段繰り率は特に限定されるものではな
いが、1.2〜2.0であることが好ましく、1.4〜
1.7であることが更に好ましい。
の接着剤は特に限定されるものではなく、澱粉系接着
剤、エチレン酢酸ビニル共重合体などのポリ酢酸ビニル
系接着剤、ポリビニルアルコール系接着剤または湿気硬
化型ウレタン系接着剤などを挙げることができる。中で
も、湿気硬化型ウレタン系接着剤は、低温で使用でき、
耐熱性が高く、耐水性に優れ、且つ各種材料との接着性
が良好であり、優位に用いられる。また、ライナまたは
中しんが熱可塑性または圧着性などの接着性を有する場
合には、所望に応じて接着剤を使用しなくても良い。
化型接着剤を含有しても良く、片面段ボール作成後、好
ましくはその直後に、ライナ側、中しん側またはその両
側から紫外線を照射して接着させることができる。
間の距離(mm)である。中しんのピッチが一定ではな
いランダムピッチの場合には、中しんのピッチP(m
m)として段ロール一周分のピッチの平均値を用いるこ
とができる。
中しんとライナとの接着面にできる糊線の幅(mm)で
あり、一般的には流れ方向の長さを表す。
太い線や比較的細い線があったり、または同じ線でも幅
が変動している場合があり、このようなときは、無作為
に選んだ10〜20本の線について、その線の中で幅が
中間的な位置においてグルーパターンの幅を測り、その
平均値を用いることができる。
のピッチP(mm)とグルーパターンの幅W(mm)と
の比P/Wが3〜6の範囲にあることが好ましい。
ンの幅W(mm)との比P/Wが3に満たない場合に
は、中しんおよびライナの通気面が糊で遮られてしま
い、得られる空気清浄化フィルターの通気性が著しく低
下するため好ましくない。一方、P/Wが6を越える場
合には、中しんとライナの接着強度が充分ではなく、得
られる空気清浄化フィルターの取り扱い性が悪化するた
め好ましくない。
ーパターンの幅W(mm)との比を調整する方法を説明
する。
ルゲータの段ロールの形状によって決まるため、グルー
パターンの幅の調整可能な範囲に応じて適宜選択するこ
とができる。
ルゲータの加工条件、糊付け部の構造および接着剤の性
状によって調整することができる。
なるとグルーパターンの幅が広くなる原因となり、ま
た、不足すると充分な接着が達成されないため、濾材に
合わせて適切に調整することが好ましく、糊付け部のア
プリケーターロールと中しんの段頂との間隔を微調整す
ることが好ましく、また、接着剤の付着量を制御し易い
3ロール型アプリケーターやダイレクトファウンテン型
アプリケーターなどの前計量型接着剤アプリケーターを
用いることが更に好ましい。また、プレスロールでの加
圧によってグルーパターンの幅が広がる場合があるた
め、プレスロールと下段ロール間の間隔または圧は適切
に調整することが好ましい。
に加えてタック、堅さ、糸曳き性(または糸切れの良
さ)、粘度および弾性率などのレオロジカルな性状を適
宜調整してグルーパターンの幅を適正化することができ
る。
材とは、除塵、脱臭、有害物質除去、抗菌、防黴、抗ウ
ィルスなどを目的に用いられる濾材であり、これらの空
気清浄化機能を少なくとも一つ以上有するものである。
機能を有する濾材は、除塵性を有する濾材であることが
好ましく、このような除塵性の濾材は、特に限定される
ものではないが、主に機械的濾過によって塵埃を捕集す
る濾過式フィルターと主に静電気的な吸着作用によって
塵埃を捕集するエレクトレットフィルターの2種類に大
別され、更に、機械的濾過と静電気的な吸着作用を併せ
持つ中間的なフィルターが存在する。
一例として、湿式抄紙法によって製造されるものがあ
る。このような濾材は一般に、重量比で90〜95%以
上のガラス繊維と5〜10%以下のバインダーから構成
されているのが通例であり、ガラス繊維は長さが1〜3
mm程度、平均直径が0.7μmで太さのバラツキが大
きい極細ガラス繊維と直径6〜10μmで太さが一様、
長さが5mm以上のチョップ繊維からなるものが多い
が、特にこれに限定されるものではなく、セラミック繊
維やセルロース繊維、ポリプロピレン等のポリオレフィ
ン繊維、ポリエステル繊維またはアラミド繊維などの有
機繊維からなるものであっても良い。
を作製する方法としては、上記した湿式抄紙法の他に、
メルトブローン法、フラッシュ紡糸法またはスパンボン
ド法などの乾式不織布製造法が挙げられる。
とは、半永久的に電気分極を保持し、外部に対して電気
力を及ぼすフィルターであって、その静電気力によって
粒子を捕捉するものである。帯電方法としては、エレク
トロエレクトレット、熱エレクトレット、ラジオエレク
トレット、メカノエレクトレット、フォトエレクトレッ
ト、マグネットエレクトレットなどが挙げられるが、工
業的に不織布フィルターで用いられているものは、主に
エレクトロエレクトレットおよび熱エレクトレットであ
り、材料としてはポリプロピレンまたはプロピレン主体
の共重合体が用いられることが多く、耐熱性の向上など
を目的として上記の樹脂原料にステアリン酸アルミニウ
ムなどの脂肪酸金属塩を適量添加する場合がある。
着作用を併せ持つ中間的なフィルターの濾材として、捕
集効率80〜95%程度の濾過式中高性能濾材とエレク
トレット濾材を併用したもの、およびメルトブローン式
エレクトレットフィルターなどが挙げられる。
クトレット濾材を併用して中間的な濾材を作製する方法
は、単に重ね合わせるだけでも良いが、波状の加工に適
した濾材を得るために積層することが好ましく、ピンソ
ニック法などによる融着によって積層する方法およびホ
ットメルトスプレー法やいわゆるシンター法等のホット
メルトパウダー式ラミネート法などによる接着によって
積層する方法などが挙げられるが、積層法はこれらに限
定されるものではない。
レクトレットフィルターは、上記のようにポリプロピレ
ンなどを原料とし、メルトブローン紡糸時やドラム上で
の半溶融時または固化直後に高電圧を印加して熱エレク
トレット的に繊維を帯電させて作製することができ、ま
た、比較的緻密且つ薄手に作製したメルトブローンにコ
ロナ放電などで帯電処理を施して作製しても良い。
0.3μmの粒子に対して99.97%以上の捕集効率
を有するHEPA濾材や0.1μmの粒子に対して9
9.9997%以上の捕集効率を有するULPA濾材で
あっても良い。
材は、中しんとして段成形の適性を付与するために、ス
パンボンド不織布、レジンボンド不織布、サーマルボン
ド不織布および樹脂製ネットなどの補強材を用いること
ができ、例えば除塵性を有する濾材においてはこのよう
な補強材は脱臭または抗菌などの空気清浄化機能を有し
ても良い。
材に、脱臭、有害物質除去、抗菌、防黴、抗ウィルスな
どの機能を付与する場合には、脱臭剤や抗菌剤などの薬
品を用いることができる。
を除去する目的で用いられる薬剤であり、具体的には活
性炭、添着活性炭、活性炭素繊維、天然および合成ゼオ
ライト、ハイシリカゼオライト、シリカ、活性アルミ
ナ、活性白土、セピオライト、有機酸系化合物またはイ
オン交換樹脂などの吸着剤、鉄アスコルビン酸や鉄、コ
バルトまたはマンガン等の金属フタロシアニン誘導体な
どの酵素系脱臭剤、酸化チタンや酸化亜鉛などの光触
媒、マンガン系酸化物やペロブスカイト型触媒などの低
温酸化触媒、炭化珪素、窒化珪素、珪酸カルシウム、ア
ルミナ・シリカ系、ジルコニア系などの合成セラミクス
や麦飯石、フェルソング石などの遠赤外線セラミクス、
植物抽出成分に含まれる化合物であるカテキン、タンニ
ン、フラボノイド等を用いた消臭剤などが挙げられる。
これらの脱臭剤は必要に応じて複数のものを併用しても
良く、また、これらの脱臭剤を複合化したハイブリット
脱臭剤としても良い。
またはウイルスなどの有害微生物および病原体の除去、
殺滅、失活または繁殖抑制などの目的で用いられる薬剤
であり、具体的には、銀や亜鉛または燐酸カルシウムな
どを主成分とする無機系抗菌剤、ベンツイミダゾール
系、イソチアゾリン系、ピリチオン系、有機ヒ素系、有
機銅系、有機ヨード系、クロロヘキシジン系などの有機
系抗菌剤、キチンやキトサンなどの高分子系抗菌剤、茶
や柿などから抽出されるカテキンや孟宋竹抽出エキス、
ヒノキチオールなどの天然物由来の抗菌剤およびこれら
を複合したハイブリット抗菌剤などが挙げられる。
抗菌剤の中でも上記した有機系抗菌剤の抗菌性金属塩で
あることが好ましく、中でもメルカプトピリジン−N−
オキシド化合物の銀塩、銅塩または亜鉛塩を主成分とす
ることが特に好ましい。この抗菌剤は、主に該金属塩に
由来する細菌類に対する抗菌性および主にメルカプトピ
リジン−N−オキシド化合物に由来する黴類に対する防
黴性を併せ持つため広範囲な細菌、黴類などの有害微生
物に対して有効な抗菌防黴作用が得られ、さらに高速度
且つ大容量で有効期間が長く、非常に優れた抗菌防黴性
を付与することが可能である。従って、本発明に係わる
抗菌剤として特に有用である。
化合物の金属塩に加えて、ベンゾイミダゾール化合物、
イソチアゾロン化合物、ベンゾチアゾール化合物もしく
はベンゾチアゾロン化合物の銀塩、銅塩または亜鉛塩を
併用することが更に好ましく、一層広範囲な細菌類およ
び黴類に対して有効な抗菌防黴作用が得られる。
の銀塩、銅塩または亜鉛塩を主成分とする抗菌剤は、一
般に、メルカプトピリジン−N−オキシドのナトリウム
塩をイオン交換処理した水に溶かした水溶液と硝酸銀、
硝酸銅、硝酸亜鉛またはこれら金属塩の混合物をイオン
交換処理した水に溶かした水溶液を撹拌混合することに
よって調製される。生成した塩は水に不溶または難溶で
あるため固形物として析出するが、高い抗菌防黴性を得
るためには、上記の2つの水溶液の混合過程において充
分な撹拌を行って生成する金属塩を微粒子に分散するこ
とが好ましい。
気性を有する基材は、上記に挙げた空気清浄化機能を有
する濾材と同じように、脱臭、抗菌または除塵などの空
気清浄化機能を有しても良い。
材、または、通気性を有する基材の材質は、特に限定さ
れるものではなく、各種の紙、不織布、織布、編布、ネ
ット、フェルト、ウレタンフォームなどの発泡体および
樹脂フィルムや金属箔などが挙げられ、シートの通気性
が乏しい場合には穴開け加工などを施して通気性を向上
させることができる。中でも、適度な通気性を有し、且
つ中しんとしては段成形が可能な素材として不織布が好
ましい。
系繊維、ポリエステル系繊維、ポリアルキレンパラオキ
シベンゾエート系繊維、ポリウレタン系繊維、ポリビニ
ルアルコール系繊維、ポリ塩化ビニリデン系繊維、ポリ
塩化ビニル系繊維、ポリアクリロニトリル系繊維、ポリ
オレフィン系繊維、フェノール系繊維などの合成繊維、
ガラス繊維、金属繊維、アルミナ繊維、炭素繊維、活性
炭素繊維などの無機繊維、木材パルプ、竹パルプ、麻パ
ルプ、ケナフパルプ、藁パルプ、バガスパルプ、コット
ンリンターパルプ、木綿、羊毛、絹などの天然繊維、古
紙再生パルプ、レーヨン等の再生セルロース繊維やコラ
ーゲン等のタンパク質、アルギン酸、キチン、キトサ
ン、澱粉などの多糖類等を原料とした再生繊維など、あ
るいはこれらの繊維に親水性や難燃性などの機能を付与
した繊維などを単独または組み合わせて使用し、各種方
法によって製造したものである。
く、目的・用途に応じて、乾式法、湿式抄造法、メルト
ブローン法、スパンボンド法、フラッシュ紡糸法、エア
レイド法などで得られたウェブを水流交絡法、ニードル
パンチ法、ステッチボンド法などの物理的方法、サーマ
ルボンド法などの熱による接着方法、レジンボンドなど
の接着剤による接着方法で強度を発現させる方法を適宜
組み合わせて製造することができる。
ボールの幅方向の剛度は高いが、流れ方向には比較的柔
らかい場合があるため、取り扱い性を改良するために適
宜補強を施しても良く、補強法としてライナなどへの補
強ネットの取り付け、およびライナまたは側面などへの
帯状フィルムの取り付けなどが挙げられる。
の趣旨を逸脱しない限りにおいて、更に防虫、殺虫、害
虫忌避、有害物除去、芳香、除湿、調湿、吸湿(乾
燥)、水分(湿度)透過、油等の吸着、陽イオン吸着な
どのイオンバランスの調整および水や揮発性薬剤等の蒸
散または徐放などの各種機能を有しても良い。
して、中しんがエレクトレットフィルターおよびライナ
が粗塵ネットからなる除塵フィルター、中しんが高性能
フィルターおよびライナが中性能フィルターからなる高
性能除塵フィルター、中しんが油吸着フィルターおよび
ライナがエレクトレットフィルターからなる耐油性除塵
フィルター、中しんがエレクトレットフィルターおよび
ライナが脱臭フィルターからなる除塵・脱臭フィルタ
ー、中しんがエレクトレットフィルターおよびライナが
抗菌フィルターからなる除塵・抗菌フィルター、中しん
がエレクトレットフィルターと脱臭フィルターを積層し
てなる複層フィルターおよびライナが抗菌フィルターか
らなる除塵・脱臭・抗菌フィルター、中しんがエレクト
レットフィルターと抗菌フィルターを積層してなる複層
フィルターおよびライナが活性炭ネットからなる除塵・
脱臭・抗菌フィルター、中しんがHEPAフィルターお
よびライナが光触媒フィルターからなる高性能除塵・光
触媒フィルター、中しんが光触媒フィルターおよびライ
ナがエレクトレットフィルターからなる光触媒・除塵フ
ィルター、および、中しんが酸性・中性ガス吸着フィル
ターおよびライナが塩基性ガス吸着フィルターからなる
複合脱臭フィルターなどが挙げられる。
するが、本発明はその主旨を越えない限り、これらに限
定されるものではない。
アクリル系接着剤でレジンボンドしてなる坪量40g/
m2 の乾式不織布に、脱臭剤としてヤシ殻活性炭80重
量%と、バインダーとして市販のスチレン−アクリル共
重合樹脂エマルジョン20重量%とを混合攪拌してなる
塗液を35g/m2 含浸塗布、乾燥してフィルターを作
製し、このフィルターを調製例1の活性炭フィルターと
した。
アクリル系接着剤でレジンボンドしてなる坪量40g/
m2 の乾式不織布に、抗菌剤として銀−アパタイト系抗
菌剤70重量%と、バインダーとして市販のスチレン−
アクリル共重合樹脂エマルジョン30重量%とを混合攪
拌してなる塗液を2g/m2 含浸塗布、乾燥してフィル
ターを作製し、このフィルターを調製例2の抗菌フィル
ターとした。
る以外は全て調製例1と同一の方法でフィルターを作製
し、このフィルターを調製例3の塩基性ガス除去フィル
ターとした。
ィルターとをパウダーレジン法で貼り合わせて複層フィ
ルターを作製し、このフィルターを調製例4の除塵/脱
臭フィルターとした。
ん、調製例2の抗菌フィルターをライナに用いて、ま
た、接着剤としてエチレン−酢酸ビニル共重合樹脂エマ
ルジョンを用いて、JIS−Z−1516に記載の「外
装用段ボール」に準拠して、ピッチ8.4mm、グルー
パターンの幅2.8mmの片面段ボールを作製し、これ
を実施例1の空気清浄化フィルターとした。
共重合樹脂エマルジョンに代えて、接着剤として酢酸ビ
ニル樹脂エマルジョン、およびグルーパターンの幅2.
8mmに代えて、グルーパターンの幅1.8mmとする
以外は全て実施例1と同一の方法で片面段ボールを作製
し、これを実施例2の空気清浄化フィルターとした。
えて、グルーパターンの幅1.4mmとする以外は全て
実施例2と同一の方法で片面段ボールを作製し、これを
実施例3の空気清浄化フィルターとした。
性炭フィルターを中しん、調製例3の塩基性ガス除去フ
ィルターをライナに用いて、また、接着剤としてエチレ
ン−酢酸ビニル共重合樹脂エマルジョンを用いて、JI
S−Z−1516に記載の「外装用段ボール」に準拠し
て、ピッチ6.4mm、グルーパターンの幅2.0mm
の片面段ボールを作製し、これを実施例4の空気清浄化
フィルターとした。
共重合樹脂エマルジョンに代えて、接着剤として酢酸ビ
ニル樹脂エマルジョン、およびグルーパターンの幅2.
0mmに代えて、グルーパターンの幅1.6mmとする
以外は全て実施例4と同一の方法で片面段ボールを作製
し、これを実施例5の空気清浄化フィルターとした。
えて、グルーパターンの幅1.2mmとする以外は全て
実施例5と同一の方法で片面段ボールを作製し、これを
実施例6の空気清浄化フィルターとした。
ルターを中しん、調製例2の抗菌フィルターをライナに
用いて、また、接着剤としてエチレン−酢酸ビニル共重
合樹脂エマルジョンを用いて、JIS−Z−1516に
記載の「外装用段ボール」に準拠して、ピッチ5.1m
m、グルーパターンの幅1.6mmの片面段ボールを作
製し、これを実施例7の空気清浄化フィルターとした。
共重合樹脂エマルジョンに代えて、接着剤として酢酸ビ
ニル樹脂エマルジョン、およびグルーパターンの幅1.
6mmに代えて、グルーパターンの幅1.2mmとする
以外は全て実施例7と同一の方法で片面段ボールを作製
し、これを実施例8の空気清浄化フィルターとした。
えて、グルーパターンの幅1.0mmとする以外は全て
実施例8と同一の方法で片面段ボールを作製し、これを
実施例9の空気清浄化フィルターとした。
えて、グルーパターンの幅3.0mmとする以外は全て
実施例1と同一の方法で片面段ボールを作製し、これを
比較例1の空気清浄化フィルターとした。
えて、グルーパターンの幅1.2mmとする以外は全て
実施例2と同一の方法で片面段ボールを作製し、これを
比較例2の空気清浄化フィルターとした。
えて、グルーパターンの幅2.4mmとする以外は全て
実施例4と同一の方法で片面段ボールを作製し、これを
比較例3の空気清浄化フィルターとした。
えて、グルーパターンの幅1.0mmとする以外は全て
実施例5と同一の方法で片面段ボールを作製し、これを
比較例4の空気清浄化フィルターとした。
えて、グルーパターンの幅2.0mmとする以外は全て
実施例7と同一の方法で片面段ボールを作製し、これを
比較例5の空気清浄化フィルターとした。
えて、グルーパターンの幅0.8mmとする以外は全て
実施例8と同一の方法で片面段ボールを作製し、これを
比較例6の空気清浄化フィルターとした。
清浄化フィルターの特性を以下の方法により評価した。
拠して、風速1m/秒における実施例および比較例の空
気清浄化フィルターの圧力損失(Pa)を測定した。圧
力損失の値が小さい方が通気性が優れることを表す。
清浄化フィルターを型抜き加工によりカットし、この
時、中しんとライナの剥離が認められないものを優、端
部などで剥離している部分はあるが実用上問題ないもの
を良、および剥離の程度が甚だしく実用上問題が生じる
ものを劣と判定した。
評価した結果を表1に記載する。
ルターは、構成濾材が同じである比較例の空気清浄化フ
ィルターに比べて、圧力損失が低くて通気性に優れ、且
つ、取り扱い性が優れることが分かる。
り、且つ適度な強度を有して取り扱い性が高い片面段ボ
ール型のミニプリーツフィルターにおいて、通気性が特
に高く、中しんとライナの剥離強度が充分で取り扱い性
が更に優れた空気清浄化フィルターが得られる。このよ
うな本発明の空気清浄化フィルターは、多様な空気清浄
化の要望に対応可能な薄型の多機能フィルターであり、
空気清浄機やエアコン等の空調機などに搭載されるフィ
ルターとして特に有用なものである。
Claims (1)
- 【請求項1】 JIS−Z−1516に記載の「外装用
段ボール」に準拠して、空気清浄化機能を有する濾材を
中しん、および通気性を有する基材をライナに用いて作
製してなる片面段ボール形状の空気清浄化フィルターに
おいて、中しんのピッチP(mm)とグルーパターンの
幅W(mm)との比P/Wが3〜6の範囲にあることを
特徴とする空気清浄化フィルター。
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