JP2002095276A - モータ停止装置および方法 - Google Patents

モータ停止装置および方法

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JP2002095276A
JP2002095276A JP2000273870A JP2000273870A JP2002095276A JP 2002095276 A JP2002095276 A JP 2002095276A JP 2000273870 A JP2000273870 A JP 2000273870A JP 2000273870 A JP2000273870 A JP 2000273870A JP 2002095276 A JP2002095276 A JP 2002095276A
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stopping
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Mamoru Yasuda
守 安田
Nobuyuki Nakazawa
信行 中澤
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Mitsutoyo Kiko Co Ltd
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Mitutoyo Corp
Mitsutoyo Kiko Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 CPUが暴走したときにストッパに当てるこ
となく、モータを停止させることができるモータ停止装
置を提供する。 【解決手段】 3入力論理和回路105には、アッパリ
ミットスイッチ33、ロアリミットスイッチ34および
ウォッチドッグタイマ102の出力信号が入力される。
2入力論理和回路106には、モータコントローラ66
から出力される制御パルス信号および3入力論理和回路
105の出力信号が入力される。CPUの暴走などでウ
ォッチドッグタイマ102がタイムアップし、その出力
信号がHレベルになった場合、あるいはロアリミットス
イッチ34が作動し、その出力信号がHレベルになった
場合、3入力論理和回路105からの出力はHレベルと
なり、制御パルス信号は2入力論理和回路106で遮ら
れてしまい、モータ21には駆動信号が入力されず、モ
ータ21は非常停止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、CPUからの指令
に基づく駆動信号にしたがって作動するモータを停止さ
せるモータ停止装置および方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、CNC工作機械、大型のCNC測
定機などでは、ノイズ、プログラムミス等により機械あ
るいは測定機が暴走したときに作業者に被害が及ぶこと
を防止する目的で、非常停止ボタンが操作盤に取り付け
られている。非常停止ボタンが押されると、電源OFF
およびシステムリセットが行われるので、暴走の原因に
拘わらず、非常停止が発生した場合、システムを最初か
ら立ち上げる必要があった。
【0003】また、従来、可動部が低速で移動する小型
の校正装置等では、人体への被害を考慮する必要がない
ので、非常停止ボタンは通常取り付けられておらず、装
置が暴走した場合、フォトカプラ等を使用したリミット
スイッチ、あるいは可動部をストッパに当てることで対
応していた。しかし、このリミットスイッチの信号はC
PUのポートに入力され、CPUの処理により停止動作
が行われるので、CPUが暴走したときには機能せず、
このような場合、トルクリミッタ付きの駆動装置を用
い、機械的なストッパで動作を止めていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のように、ストッパに当てる方法で非常停止を行う場
合、ストッパに当たった際の衝撃により校正装置内部に
歪みが生じるおそれがある。このため、校正装置の精度
調整が必要になる。このように高精度が要求される校正
装置の精度調整が必要になり、再び校正装置が使用でき
るようになるまでに時間がかかっていた。また、機構部
のコストが上昇してしまうといった問題もあった。
【0005】そこで、本発明は、CPUが暴走したとき
にストッパに当てることなく、モータを停止させること
ができるモータ停止装置および方法を提供することを目
的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の請求項1に記載のモータ停止装置は、CP
Uからの指令に基づく駆動信号にしたがって作動するモ
ータを停止させるモータ停止装置において、前記モータ
によって駆動される可動部の限界値を検出する限界値検
出手段と、前記CPUの異常を検出するCPU監視手段
と、前記限界値が検出された場合、あるいは前記CPU
の異常が検出された場合、前記CPUからの指令に拘わ
らず、前記モータへの駆動信号を強制的に遮断する遮断
手段とを備えたことを特徴とする。
【0007】また、前記CPUからの指令にしたがって
前記モータを駆動するための制御信号を出力するモータ
コントローラと、該モータコントローラからの制御信号
に基づき、前記モータに駆動信号を出力するモータドラ
イバとを有するモータ駆動装置に搭載されたことを特徴
とする。
【0008】さらに、前記モータ駆動装置は、前記モー
タにより駆動されるスピンドルがダイヤルゲージのゲー
ジ先端を押圧して所定量移動させた後、前記ダイヤルゲ
ージの出力を計測するダイヤルゲージ検査機に搭載さ
れ、前記限界値検出手段は、前記スピンドルの軸方向移
動量の上限値および下限値を検出するリミットスイッチ
からなり、前記CPU監視手段は、前記CPUから所定
時間毎のリセット信号が入力されない場合、該CPUの
異常を示す信号を出力するウォッチドッグタイマからな
り、前記遮断手段は、前記モータドライバに入力される
制御信号の論理値をホールド状態にすることを特徴とす
る。
【0009】請求項4に記載のモータ停止方法は、CP
Uからの指令に基づく駆動信号にしたがって作動するモ
ータを停止させるモータ停止方法であって、前記モータ
によって駆動される可動部の限界値を検出する工程と、
前記CPUの異常を検出する工程と、前記限界値が検出
された場合、あるいは前記CPUの異常が検出された場
合、前記CPUからの指令に拘わらず、前記モータへの
駆動信号を強制的に遮断する工程とを有することを特徴
とする。
【0010】本発明では、限界値検出手段によって、モ
ータにより駆動される可動部の限界値が検出された場
合、あるいはCPU監視手段によりCPUの異常が検出
された場合、遮断手段によりCPUからの指令に拘わら
ず、モータへの駆動信号を強制的に遮断する。
【0011】これにより、CPUが暴走したときにスト
ッパに当てることなく、モータを停止させることができ
る。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明のモータ停止装置および方
法の実施の形態を図面を参照しながら説明する。本実施
形態のモータ停止装置はダイヤルゲージ検査機に適用さ
れる。本実施形態において、検査に使用されるダイヤル
ゲージとしては、例えば、ストローク50mm、読取単
位10μmのものが挙げられる。
【0013】[ダイヤルゲージ検査機]図1は実施の形
態におけるダイヤルゲージ検査機の構成を示す図であ
る。このダイヤルゲージ検査機は、大別して、検査機本
体1、操作ボックス2およびデータ処理装置3から構成
される。
【0014】検査機本体1は、ダイヤルゲージ12を固
定する保持具14が上面に取り付けられた筐体17を有
する。この筐体17内には、モータ21、このモータ2
1によりタイミングベルト22を介して回転駆動され、
軸方向に移動自在なボールねじ25、このボールねじ2
5の一端部に設けられたスピンドル25a、ボールねじ
25の中程に取り付けられた中間部材28、この中間部
材28の移動範囲内に対向して設けられたスケール3
1、軸方向に移動するボールねじ25の上限値および下
限値をそれぞれ検出するリミットスイッチ33、34、
およびモータ21等からの複数の信号線が集められた中
継基板36が設けられている。
【0015】ボールねじ25は、その他端部に取り付け
られたナット25bと螺合し、ナット25bに対して回
転かつ軸方向移動自在に軸支されている。ナット25b
の外周はホイールに形成されており、このホイールとモ
ータ21の出力軸に取り付けられたホイール21bとの
間に卷回されたタイミングベルト22を介してモータ2
1の回転動力が伝達されると、ボールねじ25は回り止
めされており、モータ21の回転量に応じた距離だけ軸
方向に移動する。
【0016】また、中間部材28のスケール31と対向
する面には、フォトセル(図示せず)が取り付けられて
おり、スケール31からの反射光を検出する。フォトセ
ルからの出力信号はプリアンプ(図示せず)で波形整形
された後、中継基板36を介して外部に出力され、スピ
ンドル25aの位置を特定するために使用される。
【0017】モータ21には、タコジェネレータ(T.
G.)21aが軸支されており、タコジェネレータ21
aからの速度信号は中継基板36を介して外部に出力さ
れ、モータ21の回転速度を検出するために使用され
る。
【0018】上記構成を有する検査機本体1では、中継
基板36を介してモータ21に駆動信号が与えられる
と、モータ21は回転し、その駆動力はタイミングベル
ト22を介してナット25bに伝達されると、ボールね
じ25は軸方向の移動を開始する。スピンドル25aの
端面がダイヤルゲージ12のゲージ先端12aに接触す
ると、スピンドル25aの移動は停止し、ダイヤルゲー
ジ12の検査開始状態となる。このときのスピンドル2
5aの初期位置は、中間部材28に取り付けられたフォ
トセルからの出力信号に基づいて特定される。
【0019】そして、所定の検査手順にしたがって、ス
ピンドル25aを所定量移動させ、ゲージ先端12aを
押圧移動させることによりゲージの検査が行われる。こ
こで、ボールねじ25の移動はリミットスイッチ33、
34によって規制されており、リミットスイッチ33、
34が作動すると、後述するように、モータ21の駆動
を非常停止し、安全性が確保される。リミットスイッチ
としては、例えば、フォトカップラやマイクロスイッチ
などを用いることができ、スピンドルの先端部に取り付
けられた突起部がフォトカプラの光路を遮ることによ
り、あるいはマイクロスイッチを押圧することにより作
動する。
【0020】一方、操作ボックス2は使用者によって操
作されるものであり、中継基板36に接続されている。
操作ボックス2の前面には、測定の開始を指示するため
の測定スタートボタン41、測定を中止するためのキャ
ンセルボタン42、およびスピンドル25aの所定量単
位の移動等を指示するためのジョグ/シャトルダイヤル
44が設けられている。
【0021】また一方、データ処理装置3は、汎用のパ
ーソナルコンピュータシステムから構成されており、パ
ーソナルコンピュータ本体51およびディスプレイ装置
53を有する。このデータ処理装置3には、コンピュー
タ本体51内のPCIバスに装着され、検査機本体1に
接続される制御部55が基板として設けられている。図
1においては、制御部55を分かり易くするために、コ
ンピュータ本体51から取り出された状態が示されてい
る。
【0022】[制御部]図2は制御部55の構成を示す
図である。この制御部55には、コンピュータ本体51
のPCIバスに接続されるPCIブリッジ61、このP
CIブリッジ61に接続され、検査機本体1の制御を司
るCPU63、このCPU63のバス65に接続される
カウンタ64、モータコントローラ66、I/Oインタ
ーフェース76、ジョグカウンタ68、操作ボックスI
/F73、ダイヤルゲージ74などが設けられている。
【0023】CPU63はROM、RAMなどを内蔵す
るワンチップマイクロコンピュータから構成される。ま
た、モータコントローラ66の出力側には、非常停止部
72およびモータドライバ75が接続されている。モー
タドライバ75の出力側は中継基板36のモータ(MO
TOR)端子を通じてモータ21に接続されている。モ
ータコントローラ66は、CPU63から送られてくる
スピンドル25aの位置に応じた指令値にしたがって、
モータ21を駆動するための速度指令(制御パルス信
号)を非常停止部72を介してモータドライバ75に出
力する。非常停止部72の詳細については後述する。
【0024】また、カウンタ64は中継基板36のスケ
ール(SCALE)端子を通じて送られてくる、プリア
ンプ(図示せず)で波形整形されたフォトセルからの出
力信号を受信し、スピンドル25aの位置を特定するた
めにカウントする。ジョグカウンタ68は中継基板36
のジョグ(JOG)端子を通じて操作ボックス2のジョ
グダイヤルに接続されている。また、中継基板36のU
L/LL端子を介して接続されたリミットスイッチ(S
W)33、34からの信号線は非常停止部72に接続さ
れている。同様に、バス65に接続されたI/Oインタ
ーフェース76のI/Oポートからの信号線は非常停止
部72に接続されている。操作ボックスI/F73は中
継基板36の操作BOX端子を通じて操作ボックス2の
シャトルダイヤル、ボタンSW、LED等に接続されて
いる。また、PCIブリッジ61はPCIバスを相互接
続する回路である。
【0025】[非常停止部]図3は非常停止部72の構
成を示すブロック図である。この非常停止部72はウォ
ッチドッグタイマ102、3入力論理和回路(3inp
ut OR回路)105および2入力論理和回路(2i
nput OR回路)106、108から構成されてい
る。3入力論理和回路105には、アッパリミットスイ
ッチ33、ロアリミットスイッチ34およびウォッチド
ッグタイマ102の出力信号が入力される。
【0026】2入力論理和回路108には、モータコン
トローラ66から出力されるCW(時計回り)方向の制
御パルス信号、および3入力論理和回路105の出力信
号が入力される。また、2入力論理和回路106には、
モータコントローラ66から出力されるCCW(反時計
回り)方向の制御パルス信号および3入力論理和回路1
05の出力信号が入力される。
【0027】[ウォッチドッグタイマ]図4はウォッチ
ドッグタイマ102の構成を示す回路図である。このウ
ォッチドックタイマ102は、発振回路113、分周回
路115およびDフリップフロップ118から構成され
る。発振回路113は発振用IC(商品名:uPD55
55G)を有し、14.6Hzのクロック信号をOUT
端子から出力する。分周回路115はカウンタ用IC
(商品名:HD74HC161FP)からなり、発振回
路113からのクロック信号を1/7に分周して出力す
る。
【0028】Dフリップフロップ118(商品名:HD
74HC74FP)は、分周回路115のRCO端子か
ら出力されるクロック信号のCK端子への入力に同期し
て、D端子に入力されたQバー端子からの論理値「1」
をQ端子に出力する。Q端子の出力は前述した3入力論
理和回路105に入力される。
【0029】また、分周回路115のR端子およびDフ
リップフロップ118のCLRバー端子には、I/Oイ
ンターフェース76のI/Oポートを介してCPU63
からリセット信号が入力される。分周回路115のRC
O端子からクロック信号がDフリップフロップ118の
CK端子に出力される前に、CPU63からのリセット
信号が分周回路115のR端子およびDフリップフロッ
プ118のCLRバー端子に入力されると、分周回路1
15およびDフリップフロップ118はリセットされ、
Dフリップフロップ118のQ端子から論理値「1」が
出力されることはないが、CPUの暴走などによりリセ
ット信号が入力されない場合、分周回路115はカウン
トアップしてそのRCO端子からDフリップフロップ1
18のCK端子にクロック信号が出力されるようになる
と、Dフリップフロップ118のQ端子から論理値
「1」の信号が出力される。つまり、ウォッチドッグタ
イマ102からタイムアップ信号が3入力論理和回路1
05に入力されることになる。
【0030】図5はCPU63によって実行される割込
処理手順を示すフローチャートである。この割込処理
は、ダイヤルゲージ検査機の測定開始と同時に起動し、
CPU63が正常に動作している間、タイマ割込によっ
て繰り返し実行される。すなわち、内部タイマが予め設
定した時間Tmに到達すると、割込処理が発生し、リセ
ット信号を出力し(ステップS1)、リセット信号の出
力後、タイマ値をリセットし(ステップS2)、処理を
終了する。
【0031】図6はダイヤルゲージの検査中に繰り返し
行われる割込処理を概念的に示す図である。検査のため
の測定動作プログラムの実行中、設定時間Tm毎にCP
U63からリセット信号が周期的に出力されると、ウォ
ッチドックタイマ102はタイムアップすることなく、
モータ21の駆動を継続して測定動作が行われる。
【0032】そして、CPUの暴走などの原因により、
前回の割込処理からの経過時間Tが設定時間Tmを越え
ても、割込処理が実行されずリセット信号が出力されな
い場合、ウォッチドッグタイマ102はタイムアップ
し、3入力論理和回路105にHレベルの信号を出力す
る。
【0033】[非常停止動作]図7は非常停止部72の
各部の信号変化を示すタイミングチャートである。同図
(A)は前述したウォッチドッグタイマ102がタイム
アップした場合を示し、同図(B)はロアリミットスイ
ッチ34が作動した場合を示す。
【0034】同図(A)、(B)において、アッパリミ
ットスイッチ33、ロアリミットスイッチ34およびウ
ォッチドックタイマ72から出力される信号がいずれも
Lレベルである場合、3入力論理和回路105の出力は
Lレベルであり、モータコントローラ66からのCWあ
るいはCCWの制御パルス信号は2入力論理和回路10
6あるいは108で遮られることなく、そのままモータ
ドライバ75に入力し、モータ21は回転駆動されるこ
とになる。
【0035】一方、同図(A)に示すように、CPU6
3の暴走などの原因によりウォッチドッグタイマ102
がタイムアップし、その出力信号がHレベルになった場
合、あるいは同図(B)に示すように、ロアリミットス
イッチ34が作動し、その出力信号がHレベルになった
場合、3入力論理和回路105からの出力はHレベルと
なり、モータコントローラ66からの制御パルス信号は
2入力論理和回路106あるいは108で遮られてしま
い、モータドライバ75には制御パルス信号が入力され
ず、モータドライバ75はブレーキ状態となり、モータ
21を非常停止させる。
【0036】このように、本実施形態では、アッパリミ
ットスイッチ33、ロアリミットスイッチ34およびウ
ォッチドッグタイマ102からの作動信号は、検査機本
体1の各部を制御するCPU63のバス65に接続され
るI/Oポートに入力されることなく、非常停止部72
内に直接入力されるので、CPU63が暴走したときで
も、確実にモータ21を非常停止させることができる。
【0037】また、従来のように、ストッパに当てる方
法で非常停止を行わないので、ストッパに当たった際の
衝撃により装置内部に歪みが生じるおそれがなくなり、
ダイヤルゲージ検査装置の精度調整を不要にできる。つ
まり、ストッパに当てて非常停止した場合、再調整が必
要となるが、本発明ではその再調整が必要なく、すぐに
測定を再開できる。また、ストッパに当てることがない
ので、余計な衝撃を与えることがなく、装置の寿命が短
くなることを防止できる。
【0038】尚、以上が本発明の実施の形態の説明であ
るが、本発明は、これら実施の形態の構成に限られるも
のではなく、特許請求の範囲で示した機能、または実施
の形態の構成が持つ機能が達成できる構成であればどの
ようなものであっても適用可能である。
【0039】例えば、上記実施形態では、2入力論理和
回路106、108を用いて論理値をホールド状態にす
ることにより制御パルス信号を遮断していたが、2入力
論理和回路の代わりにスイッチ回路を用い、制御パルス
信号を電気的に遮断するようにしてもよい。
【0040】また、上記実施形態では、アッパリミット
スイッチおよびロアリミットスイッチの信号は、非常停
止部72に入力するとともに、バス65に接続されたI
/Oポートを介してCPU63に入力するようにしても
よく、CPUによる停止を併用させることができる。
【0041】さらに、モータの種類は特に限定されるも
のではなく、サーボモータとして一般に使用されるDC
モータに限らず、ACモータ、リニアモータ、超音波モ
ータ等、種々のモータに適用可能であり、また、その制
御もオープン制御、クローズ制御等、特に限定されな
い。
【0042】
【発明の効果】本発明によれば、CPUが暴走したとき
にストッパに当てることなく、モータを確実に停止させ
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態におけるダイヤルゲージ検査機の構
成を示す図である。
【図2】制御部55の構成を示す図である。
【図3】非常停止部72の構成を示すブロック図であ
る。
【図4】ウォッチドッグタイマ102の構成を示す回路
図である。
【図5】CPU63によって実行される内部割込処理手
順を示すフローチャートである。
【図6】ダイヤルゲージの検査中に繰り返し行われる割
込処理を概念的に示す図である。
【図7】非常停止部72の各部の信号変化を示すタイミ
ングチャートである。
【符号の説明】
1 検査機本体 21 モータ 33 アッパリミットスイッチ 34 ロアリミットスイッチ 25 ボールねじ 25a スピンドル 25b ナット 55 制御部 63 CPU 65 PCIバス 66 モータコントローラ 72 非常停止部 75 モータドライバ 102 ウォッチドッグタイマ 105 3入力論理和回路 106、108 2入力論理和回路

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 CPUからの指令に基づく駆動信号にし
    たがって作動するモータを停止させるモータ停止装置に
    おいて、 前記モータによって駆動される可動部の限界値を検出す
    る限界値検出手段と、 前記CPUの異常を検出するCPU監視手段と、 前記限界値が検出された場合、あるいは前記CPUの異
    常が検出された場合、前記CPUからの指令に拘わら
    ず、前記モータへの駆動信号を強制的に遮断する遮断手
    段とを備えたことを特徴とするモータ停止装置。
  2. 【請求項2】 前記CPUからの指令にしたがって前記
    モータを駆動するための制御信号を出力するモータコン
    トローラと、該モータコントローラからの制御信号に基
    づき、前記モータに駆動信号を出力するモータドライバ
    とを有するモータ駆動装置に搭載されたことを特徴とす
    る請求項1記載のモータ停止装置。
  3. 【請求項3】 前記モータ駆動装置は、前記モータによ
    り駆動されるスピンドルがダイヤルゲージのゲージ先端
    を押圧して所定量移動させた後、前記ダイヤルゲージの
    出力を計測するダイヤルゲージ検査機に搭載され、 前記限界値検出手段は、前記スピンドルの軸方向移動量
    の上限値および下限値を検出するリミットスイッチから
    なり、 前記CPU監視手段は、前記CPUから所定時間毎のリ
    セット信号が入力されない場合、該CPUの異常を示す
    信号を出力するウォッチドッグタイマからなり、 前記遮断手段は、前記モータドライバに入力される制御
    信号の論理値をホールド状態にすることを特徴とする請
    求項2記載のモータ停止装置。
  4. 【請求項4】 CPUからの指令に基づく駆動信号にし
    たがって作動するモータを停止させるモータ停止方法で
    あって、 前記モータによって駆動される可動部の限界値を検出す
    る工程と、 前記CPUの異常を検出する工程と、 前記限界値が検出された場合、あるいは前記CPUの異
    常が検出された場合、前記CPUからの指令に拘わら
    ず、前記モータへの駆動信号を強制的に遮断する工程と
    を有することを特徴とするモータ停止方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2015142459A (ja) * 2014-01-29 2015-08-03 キヤノン株式会社 情報処理装置および情報処理装置の制御方法

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