JP2002095124A - 電力ケーブルの接続部 - Google Patents

電力ケーブルの接続部

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JP2002095124A
JP2002095124A JP2000282260A JP2000282260A JP2002095124A JP 2002095124 A JP2002095124 A JP 2002095124A JP 2000282260 A JP2000282260 A JP 2000282260A JP 2000282260 A JP2000282260 A JP 2000282260A JP 2002095124 A JP2002095124 A JP 2002095124A
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JP
Japan
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conductor
cable
insulator
power cable
cover
Prior art date
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Pending
Application number
JP2000282260A
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English (en)
Inventor
Akitoshi Watanabe
明年 渡辺
Hiroshi Niinobe
洋 新延
Seiichi Okuyama
清一 奥山
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Fujikura Ltd
Original Assignee
Fujikura Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電力ケーブル接続部のケーブル絶縁体のシュ
リンクバック防止策として、施工の簡素化、時間短縮が
可能であり、接続部のコンパクト化が可能である接続部
を提供することを目的とする。 【解決手段】 電力ケーブル絶縁体端部の外周面を所定
長さの区間薄く切削除去し、この切削された外周面へ円
筒状導体カバーを挿着し、導体カバーに予め設けた複数
個の孔を通して釘またはネジを打ち込む(ネジ込む)ん
でなることを特徴とする接続部構造とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はCVケーブルの接続
部として使用されるゴムモールドワンピースジョイント
の構造に関し、特にケーブル絶縁体シュリンクバックに
注目した構造に関する。
【0002】
【従来の技術】一般にCVケーブル絶縁体は製造時の残
留歪みの影響や、使用時の熱履歴が加わる事により、絶
縁体が収縮するなどの挙動を示す。特にケーブル切断面
ではこの影響が顕著に現れ、シュリンクバック現象とし
て知られている。
【0003】超高圧のケーブルでは絶縁体が厚いため、
見た目のシュリンクバック量も多くなるが、ゴムモール
ド型のワンピースジョイントにおいてこのシュリンクバ
ックが起こるとケーブル絶縁体先端部に空隙が生じるこ
とになり、当該空隙部のゴムユニットの変形から界面面
圧分布の変化など性能に不具合を来たす懸念がある。
【0004】これを回避する方法として幾つかの提案が
されている。
【0005】従来のゴムモールド型のワンピースジョイ
ントとして特許出願公表昭62−500489号に開示
されているように、図4に示すケーブル導体接続部上に
外径がケーブル絶縁体と等しい金属スペーサ20を装着
している。この金属スペーサ20の端部にツメ21を設
け、これを予めケーブル絶縁体上に成形した溝に嵌合さ
せる事で、ケーブル絶縁体を拘束している。その結果、
シュリングバックはほとんど起こらない。
【0006】また、図5に示すように、導体接続部22
とプレモールドゴムユニット10間に導電または半導電
性にテープ等を巻いて隙間23を埋める方法もとられて
いる。この方法ではシュリングバック対策にはならな
い。この方法は、66,77KV級以下のケーブル絶縁
体厚さが薄く、シュリングバック量があまり問題になら
ない接続部での適用例が多い。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】以下述べた従来の導体
接続部とプレモールドゴムユニット間に導電または半導
電性テープ等を巻いて隙間を埋める方法(図5参照)
は、絶縁体厚さが厚くなる超高圧ケーブルへの適用に問
題がある。
【0008】図4に示す金属スペーサを装着する方法で
は、金属スペーサ取付部位を電気ストレスの集中を防ぐ
ために導電性電極で覆う必要があり、そのため導体カバ
ーのケーブル絶縁体把持する部分だけゴムユニット10
の高圧電極長が増大し、接続部全体寸法の増大となる。
さらに、ケーブル絶縁体上にケーブル絶縁体を把持する
ための溝を成形する必要があり、専用工具による加工が
必要となりその時間と繁雑さは免れない。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記問題点を
解消するため、シュリングバックに対して以下の方策を
取るものである。
【0010】導体接続部を覆う導体カバーでケーブル
絶縁体を拘束する構造を取る。
【0011】従来のケーブル絶縁体の拘束部位の長さ
分だけ導体カバー長を縮小しゴムユニットの高圧電極寸
法および接続部全体の長さの縮小を図る。
【0012】ケーブル絶縁体拘束構造を簡素なものと
する。
【0013】上記目的を達成するため、本発明の電力ケ
ーブルの接続部は、端部の段剥ぎにより露出した第1お
よび第2の電力ケーブルの導体を導体接続部により接続
され、前記端部の段剥ぎにより露出した第1および第2
の電力ケーブル絶縁体端部間に導体カバーが前記導体接
続部を覆うように装着され、前記導体接続部に電気的に
接続される内部高圧電極を備えたゴムモールドワンピー
ス絶縁筒が前記端部の段剥ぎにより露出した第1および
第2の電力ケーブルの外部遮へい層および絶縁体と前記
導体カバーとの上に装着される電力ケーブルの接続部で
あって、前記端部の段剥ぎにより露出した第1および第
2の電力ケーブル絶縁体端部の外周面を所定長さの区間
薄く切削除去され、この切削されたケーブル絶縁体外周
面へ前記導体カバーを挿着し、この導体カバーの両端に
予め設けた複数個の孔を通して釘又はネジを前記ケーブ
ル絶縁体中に打ち込む又はネジ込んでケーブル絶縁体を
抑止してなることを特徴とする。
【0014】また、前記導体カバーが金属製からなるケ
ーブル絶縁体外径に等しい外径を有する円筒形状をな
し、内部中空部内に導体接続部を収納すると共に、導体
接続部と電気的に接続されるものであり、両端外周面に
複数個の孔を設けられ軸方向に少なくとも二つ割構造で
あることを特徴とする。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図1は本発明の実施例であるCV
ケーブルのゴムモールドワンピースジョイントの主要部
の構造を示し、図中A印の部分拡大図を図2に示す。
【0016】先ず上記ゴムモールドワンピースジョイン
トの接続作業工程を簡単に説明する。CVケーブル1
a,1bをそれぞれ導体2,絶縁体3および外部半導電
層4を順次段剥ぎしてケーブル端末処理される。なお、
このとき絶縁体端部が後述する図2に示す様な加工が施
される。
【0017】次に、圧縮接続型の導体接続管5をCVケ
ーブル1aの導体2に挿入圧縮接続した後、内部高圧電
極11と外部遮へい層12とを有するプレモールドゴム
一体形絶縁筒10をCVケーブル1a側に挿入して寄せ
ておく、絶縁筒10は予め拡径して中子に挿入してあ
る。ついで、導体接続管5にCVケーブル1bの導体2
を挿入圧縮接続し、ついで導体カバー6を装着する。
【0018】次に、前記絶縁筒10を正規位置まで送り
戻し、中子を抜き取り、ゴムの収縮力で絶縁筒10はケ
ーブル絶縁体3及び導体カバー6の表面と密着される。
【0019】本発明の特徴とするゴムモールドワンピー
スジョイントにおける導体カバー部位について図2によ
り説明する。
【0020】ケーブル端末の段剥ぎにより露出したケー
ブル絶縁体3の端部の外周面の所定区間aを薄く(厚さ
d=2mm程度)切削し、この切削された外周面へ円筒
状の導体カバー6を装着する。
【0021】導体カバー6は図3に示すように、金属製
からなるケーブル絶縁体3の外径に等しい外径を有する
円筒形状体であり、両端外周面に実施例では4個の孔6
1が等間隔で設けてある。また、この導体カバー6は二
つ割り面62を有している。
【0022】上記導体カバー6を装着後、孔61を通し
てケーブル絶縁体3に充分に入り込む様に釘またはネジ
7を打ち込むかネジ込むことでケーブル絶縁体の動きを
引き留める。引き留め具としてネジを使用する場合は、
予めケーブル絶縁体に小さめの径でキリ穴を開けてお
く、また釘の場合はそのまま打ち込む要領で施工する。
【0023】上記によるケーブル絶縁体を把持する効力
は従来技術で説明したケーブル絶縁体に成形した溝に導
体カバーのツメを嵌合したものと同等である。
【0024】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明によれば、次
のような効果を奏する。
【0025】(1)従来技術例のケーブル絶縁体に引き
留め用の溝を成形する必要が無いので、施工に際して専
用工具は必要とせず、作業の簡素化及び時間短縮が図れ
る。一方でシュリンクバック引き留め効果は従来技術と
同内容が達成される。
【0026】(2)ケーブル絶縁体拘束部の構造が簡素
であるため、従来技術例に比べて導体カバー長さを短く
することが可能で、これによりゴムユニット高圧電極長
さ縮小され、ゴムユニット全長縮小となり、この結果、
接続部のコンパクト化が達成される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電力ケーブルの接続部の縦断面図
である。
【図2】図1のAの部分の拡大図である。
【図3】本発明に係る電力ケーブル接続部の導体カバー
構造例を示す斜視図である。
【図4】従来の電力ケーブルの接続部を説明する縦断面
図である。
【図5】従来の電力ケーブルの接続部を説明する他の例
の接続部断面図である。
【符号の説明】
1a,1b CVケーブル 2 導体 3 ケーブル絶縁体 4 ケーブル絶縁体外部半導体電層 5 導体接続管 6 導体カバー 10 プレモールドゴム一体形絶縁筒 11 プレモールドゴム一体形絶縁筒高圧電極
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 奥山 清一 千葉県富津市新富42−1 株式会社フジク ラ富津事業所内 Fターム(参考) 5G355 AA03 BA01 BA14 CA04 5G375 AA02 BA26 BB43 CA02 CA13 CB07 CB21 CB47 CB53 DB32 DB35 DB38 EA17

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 端部の段剥ぎにより露出した第1および
    第2の電力ケーブルの導体を導体接続部により接続さ
    れ、前記端部の段剥ぎにより露出した第1および第2の
    電力ケーブル絶縁体端部間に導体カバーが前記導体接続
    部を覆うように装着され、前記導体接続部に電気的に接
    続される内部高圧電極を備えたゴムモールドワンピース
    絶縁筒が前記端部の段剥ぎにより露出した第1および第
    2の電力ケーブルの外部遮へい層および絶縁体と前記導
    体カバーとの上に装着される電力ケーブルの接続部であ
    って、 前記端部の段剥ぎにより露出した第1および第2の電力
    ケーブル絶縁体端部の外周面を所定長さの区間薄く切削
    除去され、この切削されたケーブル絶縁体外周面へ前記
    導体カバーを挿着し、この導体カバーの両端に予め設け
    た複数個の孔を通して釘又はネジを前記ケーブル絶縁体
    中に打ち込む又はネジ込んでケーブル絶縁体を抑止して
    なることを特徴とする電力ケーブルの接続部。
  2. 【請求項2】 前記導体カバーが金属製からなるケーブ
    ル絶縁体外径に等しい外径を有する円筒形状をなし、内
    部中空部内に導体接続部を収納すると共に、導体接続部
    と電気的に接続されるものであり、両端外周面に複数個
    の孔を設けられ軸方向に少なくとも二つ割構造であるこ
    とを特徴とする請求項1記載の電力ケーブルの接続部。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016059193A (ja) * 2014-09-11 2016-04-21 株式会社ビスキャス 電力ケーブル接続装置

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