JP2002095065A - 無線基地局、無線端末及びコンテンツプロバイダ - Google Patents

無線基地局、無線端末及びコンテンツプロバイダ

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JP2002095065A
JP2002095065A JP2001197694A JP2001197694A JP2002095065A JP 2002095065 A JP2002095065 A JP 2002095065A JP 2001197694 A JP2001197694 A JP 2001197694A JP 2001197694 A JP2001197694 A JP 2001197694A JP 2002095065 A JP2002095065 A JP 2002095065A
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Masao Hayama
雅夫 葉山
Yoshiyuki Machida
嘉幸 町田
Shiro Mazawa
史郎 眞澤
Fumihiko Shimazaki
文彦 島崎
Yuichiro Katsu
勇一朗 且
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Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】マルチメディア情報を複数の無線端末に配信す
る無線通信システムにおいて、上記各無線端末の電波環
境に応じた配信を可能とする。 【解決手段】マルチメディア情報を構成する情報要素を
レイヤ化し、レイヤ化した情報要素とその情報要素の送
信優先度とを含むフレームを作成し、マルチメディア情
報単位で結合し前記無線基地局に送信する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は無線技術を採用し、
マルチメディア情報を配信する情報配信システムに関す
る。
【0002】
【従来の技術】現在日本国内でサービスされているIS
−95無線システムや将来サービスが予定されるIMT
−2000ではCDMA技術を使用しており、同じ周波
数帯域で1つの無線端末で同時に複数のトラフィックチ
ャネルを受信することができる。例えば、IS−95無
線システムでは、伝送速度が14.4kbit/sのト
ラフィックチャネルを同時に5チャネル受信することで
72kbit/sの伝送速度で通信ができる。
【0003】1つの無線端末で同時に複数のトラフィッ
クチャネルを受信できるのは、無線端末が、いわゆる良
い電波環境つまり信号電力が高く雑音電力が低い電波環
境にいる場合である。すなわち、この無線通信システム
では、複数の無線チャネルを受信できる伝送速度の速い
無線端末も存在すれば、1つの無線チャネルしか受信で
きない伝送速度が遅い無線端末も存在する。無線基地局
は、無線端末ごとに創送信電力の制御ができない。その
ため、このような無線区間の伝送速度が受信した信号電
力や雑音電力等の電波環境により変わる無線通信システ
ムにおいては、複数の無線端末に同一情報をマルチキャ
ストまたはブロードキャスト配信する場合、これら無線
端末の中で最も伝送速度の低い無線端末に配慮して情報
を配信する必要がある。そのため、全ての無線端末に確
実に配信できるように無線基地局の送信電力を最大にす
るという手段がとられる。しかし、無線基地局の送信電
力を最大にすると、通話や情報配信等の他の同一周波数
内の無線チャネルに干渉を与える等の問題が発生する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記課題を
解決するためになされたもので、その目的は、それぞれ
の無線端末の電波環境に応じて、マルチメディア情報を
配信することにある。
【0005】また、本発明の目的は、全てのユーザーに
同じ情報が配信されるマルチキャストやブロードキャス
トによる情報配信において、他通信への干渉を考慮しつ
つ、無線端末の電波環境によってユーザーが受ける情報
量やサービスの質を変えることができるようにすること
にある。つまり、電波環境の悪い無線端末は最低限配信
すべき優先度の高い情報を配信し、電波環境の良い無線
端末は優先度の高い情報に加え付加情報が受信できるよ
うにする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の無線基地局は、符号多重アクセス方式(C
DMA)により接続された無線チャネルを介して複数の
無線端末にマルチメディア情報を配信する無線基地局で
あって、マルチメディア情報を構成する情報要素をレイ
ヤ化し、レイヤ化した情報要素の送信優先度を含むフレ
ームを受信する受信インタフェースと、受信インタフェ
ースにより受信されたフレームをフレームに含まれる送
信優先度に基づいて、送信優先度のより高いフレームは
フレームエラー等が少なくなるように送信電力や拡散率
等を調整した通信品質のより良いチャネルに割り当てる
割当装置と、チャネルごとに設けられ割当装置により割
り当てられたフレームを拡散する拡散器と、拡散器によ
り拡散されたフレームを送信する送信装置とを有するよ
うにした。
【0007】また、本発明のコンテンツプロバイダシス
テムは、マルチメディア情報を複数の無線基地局を介し
て複数の無線端末に配信するコンテンツプロバイダシス
テムであって、マルチメディア情報を、その情報を構成
する情報要素ごとにレイヤ化するレイヤ化装置と、レイ
ヤ化装置によりレイヤ化された情報要素とその送信優先
度とを含むフレームを作成するフレーム作成装置と、フ
レーム作成装置により作成された複数のフレームをマル
チメディア情報単位で結合し、無線基地局に送信する送
信装置とを含むようにした。
【0008】また、本発明の無線端末は、符号多重アク
セス方式(CDMA)により接続された無線チャネルを
介して無線基地局からマルチメディア情報を受信する無
線端末であって、マルチメディア情報を構成する情報要
素をレイヤ化し、そのレイヤ化した情報要素を含む複数
のフレームを受信する受信インタフェースと、チャネル
ごとに設けられ、無線基地局から通知されるチャネル分
離用の拡散符号により受信インタフェースで受信した複
数のフレームを逆拡散してチャネルに割り当てられたフ
レームを取り出す逆拡散器と、チャネルごとに設けら
れ、逆拡散器で取り出さしたフレームが予め定められた
通信品位の基準を満たすか否かの判定を行う判定装置
と、判定装置が、予め定められた通信品位の基準を満た
すと判定したフレームからマルチメディア情報を再構成
する再構成装置と、再構成装置が再構成したマルチメデ
ィア情報を出力装置に出力する情報出力装置とを含むよ
うにした。
【0009】また、本発明の課金処理方法は、マルチメ
ディア情報を配信する複数の無線端末に課金を行う課金
処理方法であって、マルチメディア情報を構成する情報
要素ごとに各無線端末がその情報要素を開封したか否か
の開封情報を第1の記録装置に記録するステップと、第
1の記録装置に記録された各無線端末の開封情報が開封
を示すときに、各無線端末を特定するためのユーザID
を第2の記録装置に記録するステップと、第2の記録装
置により記録されたユーザIDに基づき各無線端末を特
定し、各無線端末の課金処理を演算装置により行うステ
ップとからなるようにしたものである。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施例を図面を
用いて説明する。
【0011】図1は、本発明の情報配信システムの一実
施の形態の構成を示したものである。コンテンツプロバ
イダ590のコンテンツエディタ550は、テキスト、
音声、画像等のマルチメディア情報をレイヤ化する機能
を持つ。コンテンツエディタ550は、テキスト、音
声、画像等を入力する情報入力装置551と、入力され
た情報を内容に応じて優先度をつけレイヤ化処理を行う
制御装置552と、優先度をつけたりレイヤ化したりす
る処理を行うために、入力された情報を一時保存する記
録装置553で構成される。
【0012】コンテンツサーバ500は、コンテンツエ
ディタ550からのレイヤ化されたマルチメディア情報
を蓄積している情報データベース502と、その情報デ
ータベース502の情報を無線基地局201に配信する
情報配信サーバ501から構成される。このコンテンツ
サーバ500は異なるネットワークと接続をするための
プロトコル変換を行うゲートウェイ602に接続され、
このゲートウェイ602はインターネットを含む他事業
者網700に接続されている。
【0013】他事業者網700はゲートウェイ601を
介して移動体通信網200に接続される。この移動体通
信網200は、無線端末100と無線端末110と無線
端末120の位置情報を管理するホームロケーションレ
ジスタ(HLR)207と、HLR207からの位置情
報を元に回線交換する移動交換局206と、各ユーザの
利用した情報に対して課金する課金システム210と、
その移動交換局206に接続された複数の無線端末10
0、110、120にコンテンツサーバ500からの情
報を無線で送信する無線基地局201から構成される。
【0014】無線基地局201は、コンテンツサーバ5
00より受信した情報を蓄積し無線基地局201内部を
制御するプログラムを有する記録装置205と、無線基
地局201内の各種装置を制御する制御装置204と、
記録装置205に蓄積された情報を受信処理し無線信号
に変換する通信装置203と、通信装置から送られた電
気信号を電波に変換するアンテナ202で構成される。
なお、コンテンツプロバイダ590が所有しているコン
テンツサーバ500とコンテンツエディタ550は、図
1にコンテンツサーバ510およびコンテンツエディタ
560として示す様に、移動体通信網200の内部に設
置することも可能である。以下の実施の形態において
は、コンテンツサーバ510はコンテンツサーバ500
と同じ機能を持ち、コンテンツエディタ560はコンテ
ンツエディタ550と同じ機能を持つものとする。
【0015】無線基地局201は、符号分割多重アクセ
ス方式を採用した無線回線を通して無線端末100と無
線端末110と無線端末120にコンテンツサーバ50
0からの情報を配信する。無線端末100は、無線基地
局201から送信された電波を電気信号に変換するする
アンテナ101と、前記アンテナ101からの電気信号
を復調処理する通信装置102と、受信した情報をディ
スプレイやスピーカに出力する出力装置103と、ユー
ザからの入力情報を処理するキーやボタン、タッチパネ
ルで構成される操作部104と、無線端末100の各種
装置を制御する制御装置105と、受信した情報を蓄積
し無線端末100を制御するプログラムを記憶している
記録装置106で構成される。無線端末110および1
20も、無線端末100と同じ構成である。なお、出力
装置103により出力される情報は、視覚あるいは聴覚
で認識できるもののほか、点字等触覚により認識できる
ものでも良い。
【0016】次に、本システムを使用したサービス形態
について説明する。
【0017】無線端末に配信される情報は、更新される
まであるいは情報配信サーバからの送信停止要求がある
まで繰り返し無線端末に送信される。ユーザは無線端末
に表示されているメニューおよびキーワードを入力して
情報の配信を要求する。この要求は無線基地局201を
介してコンテンツサーバ500またはコンテンツサーバ
510に送信され、コンテンツサーバ500または51
0は、無線基地局201に無線端末に情報を配信する様
に指示する。コンテンツサーバ500または510から
の配信指示を受信した無線基地局201は、制御装置2
04の制御のもと無線端末に発呼し、無線端末が情報を
受信するためのスクランブル解読キーを無線端末に通知
する。ユーザーにより要求された情報が既に繰り返し配
信されている場合、コンテンツサーバ500またはコン
テンツサーバ510は無線基地局201に無線端末へス
クランブル解読キーを通知するように指示する。この
時、コンテンツサーバ500またはコンテンツサーバ5
10は課金システム210に対し、そのユーザが利用し
たサービス内容を通知する。
【0018】課金処理システム210は、マルチメディ
ア情報を配信する複数の無線端末に課金処理を行う構成
である。
【0019】課金処理システム210は、無線端末のユ
ーザがレイヤ化された各情報要素を開封した場合に情報
要素を特定するための情報要素IDと無線端末を特定す
るためのユーザIDの通知を受ける受信装置211と、
各無線端末に設けられた課金記録と各情報要素の利用料
金情報を記録するデータベース212と、通知された情
報要素IDとデータベースに記録された利用料金情報に
基づき、通知装置により通知されたユーザIDから特定
されるデータベースに記録された課金記録に対して課金
処理を行う制御装置213とからなる。なお、無線端末
が情報を受信するためのスクランブル解読キーは情報の
バージョン毎に変わるため、情報の不正入手の防止や、
番組毎の課金が可能となる。解読キーを受信した無線端
末は配信されている情報を受信することができる。配信
される情報は、コンテンツエディタ550、560で作
成されてコンテンツサーバ500、510に蓄積され
る。このような、マルチキャストやブロードキャストの
情報配信サービスは、スクランブルがかけられた状態で
番組が放送されるラジオやテレビ放送において、番組毎
に解読キーをデコーダ又は受信器が受信して、その解読
キーで特定の番組をユーザーが楽しむことに類似してい
る。
【0020】図2は、コンテンツサーバ500内の情報
データベース502のデータ構成を示している。情報デ
ータベース502は、コンテンツエディタ550でレイ
ヤ化されたテキスト、静止画像、音声、動画像等のマル
チメディア情報を持つ。これらのマルチメディア情報
は、1度に無線端末に配信される情報単位で管理されて
いる。図2の例では、情報データベース502は、配信
情報300と配信情報301で構成され、これらはそれ
ぞれニュースや静止画像といった1度に無線端末に配信
される情報単位である。課金についても配信情報300
のような一度に無線端末に配信される情報単位で行われ
る。つまり、無線端末からの1つの送信要求または1つ
の番組要求に対する応答が単位となる。これら配信情報
300および配信情報301は、重要度または優先度に
応じて複数にレイヤ化された情報を持つ。これらのレイ
ヤにはどの情報に関連するかを識別するめたのIDと、
優先度を示したヘッダーが付与さている。また、各レイ
ヤの終わりにはTB(テールビット)が付与されてい
る。
【0021】コンテンツエディタ550においては、ユ
ーザに確実に配信したい情報は重要度または優先度を最
も高くし、その他の情報は付加情報としてレイヤ化さ
れ、情報データベース502に蓄積される。本実施の形
態においてはヘッダーに「1」が付いている場合は重要
度が最も高いレイヤとし、ヘッダーの数値が高くなる程
重要度が低くなる。どのレイヤの情報が付加情報である
か、無線端末がどのレイヤまで受信できるかは、無線端
末の電波環境に依存する。つまり、無線端末の電波環境
によっては、無線端末は重要度または優先度が最も高い
レイヤしか無線基地局201から受信できなかったり、
重要度または優先度が最も高いレイヤと1つまたは複数
の付加情報を含むレイヤが受信できたりする。本実施の
形態の情報配信システムでは、配信情報300を例にと
ると、レイヤ1(300a)を最も重要度または優先度の
高い情報を含むレイヤとし、レイヤ2(300b)、レイ
ヤ3(300c)、レイヤ4(300d)の順にレイヤに添
付されている数字が高い程重要度または優先度が低くな
るとする。なお、本実施の形態においては、レイヤ1以
外をまとめて付加情報と呼ぶ。また、これらレイヤの重
要度または優先度に応じた配信方法は図8以降で説明す
る。
【0022】配信情報300では、レイヤの数は4つだ
が、情報量や内容に応じて配信情報301のようにレイ
ヤ1(301a)、レイヤ2(301b)、レイヤ3(30
1c)の3つにしても良いし、それより増やしても良
い。ただし、無線端末が受信できるトラフィックチャネ
ルの数より少なくする。配信される情報のメディアは、
テキスト、静止画像、音声、動画像、またはその混合で
あり、音楽を含む音声配信やCMなどの映像配信等にも
適用できる。
【0023】図3は、図2の情報データベース502の
配信情報の一実施の形態におけるレイヤ構成を示したも
のである。無線端末に配信されるニュース配信302
は、インターネットホームページのようにテキスト30
2aと静止画像302bと音声302cと動画像302
dのマルチメディア情報を含む。ユーザは無線端末でニ
ュース配信302を受信し、テキスト302aによりニ
ュースの内容を文字で読むことができ、静止画像302
bにより新聞のようにニュースに関する写真が見られ
て、音声302cによりニュースを音声で聞くことも、
BGMが聞くこともできる。また、動画像302dで見
ることでニュース情報をより確実に理解できる。ここで
は、テキスト302a以外はユーザの理解を手助けする
付加情報である。ここでは、配信される情報はこのよう
な各種メディアを統合したものの他にも、静止画像のみ
であったり、音楽を含む音声であったり、CM等の映像
配信だったりする。配信される情報が例えばテキストの
みの単一メディアである場合、情報の内容によって優先
度を付与してレイヤ化されていても良い。
【0024】次に、これらマルチメディア情報を構成す
る情報要素ごとにレイヤ化する方法について説明する。
【0025】図4に、静止画像配信サービスの場合のレ
イヤ構成を示す。静止画像配信サービスの場合は、情報
データベース502内の配信情報301は静止画像であ
る。ここでは、解像度の最も高いオリジナル静止画像3
10には、1番から16番のピクセルがあるものとす
る。なお、説明を容易にするため、このオリジナル静止
画像310は実際に配信される静止画像の一部とする。
このオリジナル静止画像310は、コンテンツエディタ
550でレイヤ化された情報要素として図2の情報デー
タベース502内の配信情報301に画像のサイズを変
えずに解像度のみを落として保存される。
【0026】図4においては、コンテンツエディタ55
0は、制御装置552で処理することで、情報入力装置
551により取り込まれたオリジナル静止画像310か
ら、レイヤ1情報からレイヤ3情報までの3つの情報を
作成する。具体的には、オリジナル静止画像310を1
番ピクセル情報を含むレイヤ1情報311と、3番と9
番と11番のピクセル情報を含むレイヤ2情報312
と、2番と4番〜8番と10番と12番〜16番のピク
セル情報を含むレイヤ3情報313の、画像サイズを変
えずに解像度のみを落とした3つの情報にする。そし
て、レイヤ1にはレイヤ1情報311を割り当て、レイ
ヤ2にはレイヤ2情報312を割り当て、レイヤ3には
レイヤ3情報313を割り当てる。なお、既に述べた通
り、レイヤ1は優先度が最も高いレイヤであり、無線端
末がレイヤ2を受信する段階でレイヤ1の1番のピクセ
ル情報も受信しているので、レイヤ2情報312には点
線で囲っている1番ピクセルの情報は重複するので含ま
ない。レイヤ3に関しても同じで、レイヤ1とレイヤ2
で受信した情報をそのまま活用する。図4に示す例で
は、無線端末はコンテンツサーバ500より配信された
全てのレイヤを受信すると解像度の非常に高いオリジナ
ル静止画像310が得られるようにレイヤを構成してい
る。
【0027】次に、音楽を含む音声配信サービスの場合
のレイヤ構成を示す。
【0028】図5に、情報データベース502内の配信
情報301が音楽を含む音声配信サービスの場合のレイ
ヤ構成を示す。図の一番上に、オリジナル音声の波形を
示す。波形の高さは音声の大きさを示す振幅であり、横
軸は時間を表している。その下に、コンテンツエディタ
550によりオリジナル音声をその最大周波数の2倍の
周波数でサンプリングしたデータがある。このデータは
オリジナル音声をコンテンツエディタ550の情報入力
装置551に入力し、制御装置552でデジタル信号に
サンプリングして生成されたもので、レイヤ1として情
報データベース502に保存される。その下の図は、コ
ンテンツエディタ550によりオリジナル音声の最大周
波数の4倍の周波数でサンプリングしたデータであり、
このデータはレイヤ2として情報データベース502に
保存される。さらに、その下は、コンテンツエディタ5
50によりオリジナル音声の最大周波数の8倍の周波数
でサンプリングしたデータで、このデータはレイヤ3と
して情報データベース502に保存される。
【0029】本実施の形態においては、サンプリング周
波数が最大周波数の2n(nは整数)としてサンプリング
を行う。こうすると、サンプリングデータがそれぞれ重
ならずにサンプリングを行うことができる。従って、同
じ情報が2度以上無線端末に送信されることがないた
め、情報を効率良く配信することが可能である。また、
情報データベース502のレイヤ1の情報は、デジタル
信号からアナログ信号に復調するにあたり、サンプリン
グ定理に基づく最低限必要な情報を含んでいる。nの組
み合わせは任意であるが、数値の最も低い整数(サンプ
リング周波数が低いもの)をレイヤ1、次に低い整数を
レイヤ2という様にnが増える毎にサンプリングデータ
が増えるのでレイヤが低くなる。
【0030】無線端末がレイヤ1のみ受信した時は、そ
の情報を無線端末で受信して聞いても音質はあまり期待
できない。しかし、図5の下から2番目にある図のよう
に無線端末がレイヤ1とレイヤ2の情報を受信できる
と、サンプリングデータが増えるので、無線端末がレイ
ヤ1のみ受信した時よりも情報を忠実に再現でき、音質
が改善される。同じく、図5の一番下の図では、無線端
末はレイヤ1とレイン2とレイヤ3の情報を受信してい
るため、音質は更に改善される。よって、より多くのレ
イヤが受信できれば、音楽を含む音声の品質が良くなる
ようにコンテンツエディタ550はオリジナル音声をレ
イヤ化してコンテンツサーバ500内の情報データベー
ス502に保存している。
【0031】このように音声をレイヤ化して配信する
と、無線端末の電波環境に応じて音質の違う音声配信が
楽しめる。しかし、リアルタイムで聞く場合には、無線
端末で合成(加算)した時に音の整合がはかれなくなるた
め、各レイヤの同期を取る必要がある。そこで、各レイ
ヤのサンプリングデータ量に応じて、無線基地局の方で
伝送速度を変え、同期を取る必要がある。同期をとる手
段としては、たとえば各レイヤパケットのヘッダーに同
期情報を含ませる方法がある。無線端末においては、ヘ
ッダに付加した同期情報に基づいて受信した各レイヤの
同期を取ることができる。
【0032】なお、ヘッダの同期情報に基づいて同期を
とることができない場合には、無線端末は、レイヤ1の
みを受信しその他レイヤの情報を破棄すると予め決めて
おいてもよい。その場合、音質は低下するが、無線基地
局は同期はずれを起こした無線端末への再送や再同期な
どの制御が不要なので、より効率良く情報配信が可能と
なる。同期が取れているか否かは、各無線端末が無線基
地局と同期することにより判断できる。
【0033】一度バッファのような記憶装置に受信した
レイヤの情報を保存してから音声を再生する場合は、無
線端末は相互のレイヤの同期を取る必要はないが、デー
タのヘッダーに含まれるデータが音声のどの部分に当て
はまるかを記録した情報に基づいてデータを並び換えて
から再生する。これらの処理は無線端末の記憶装置に保
存されているソフトウェアによって実行される。
【0034】図6に音声および音楽をレイヤ化する手順
を記したフローチャートを示す。コンテンツ提供者はコ
ンテンツエディタ550の情報入力装置551へ配信す
る情報を入力する(S1000)。そして、コンテンツエディ
タ550の記録装置553はこの入力された情報をアナ
ログ信号として記憶する(S1001)。制御装置552は記
録装置553からこのデータを呼び出して、サンプリン
グ周波数を変えてサンプリングを行うことでアナログ信
号の音声および音楽をデジタル信号にデータ化する(S10
02)。このデータには、無線端末が受信したデータ量や
順番に応じて無線端末側でデータの並び替えが行えるよ
うに、情報がヘッダーに付与される。
【0035】制御装置552はこのサンプリングした情
報に情報を識別するためのIDとレイヤ番号を付加して情
報をレイヤ化する(S1003)。そして、これらのレイヤ化
された情報を記録装置553に蓄える(S1004)。コンテ
ンツプロバイダからの指示または設定されたある時間に
なると、その情報はコンテンツサーバのデータベースに
移されて、情報配信サーバから無線基地局に送信される
(S1005)。
【0036】次に、映像配信サービスの場合のレイヤ構
成について説明する。
【0037】図7に、情報データベース502内の配信
情報301が映像のみの映像配信サービスの場合のレイ
ヤ構成を示す。ここでは例としてオリジナル映像は、1
秒間に6フレームの画像速度を持つものとして説明す
る。図7のととはそれぞれレイヤ1とレイヤ2と
レイヤ3の情報であることを示している。コンテンツエ
ディタ550は、オリジナル映像のフレームをレイヤ1
はレイヤ2の半分の情報量でレイヤ3の1/3の情報量
となるように各レイヤに割り当てる。また、コンテンツ
エディタ550の制御装置552は、無線端末が受信し
たレイヤに応じてオリジナル映像のフレーム間隔が等し
くなるように、レイヤに割り当てる処理を行う。例え
ば、図7では無線端末がレイヤ1のみを受信した時は、
画像速度は1秒間に1フレームであり、1秒間隔で映像
が変化する。無線端末がレイヤ1とレイヤ2を受信する
と、画像速度は1秒間に3フレームとなり、0.33秒
間隔で映像が変化する。無線端末がレイヤ1とレイヤ2
とレイヤ3を受信すると、画像速度は1秒間に6フレー
ムとなり0.17秒間隔で映像が変化する。無線端末が
レイヤ1のみの情報を受信した場合、フレーム数は1秒
に1枚となるので、映像の変化は、1秒に一回コマが変
わるコマ送り再生のようで非常に不自然なものとなる。
しかし、図7Bにあるレイヤ1とレイヤ2を無線端末が
同時に受信した場合、1秒当たりのフレーム数が3枚と
なるので映像の品質は改善される。そして、無線端末が
3つのレイヤの情報を受信した場合は、オリジナル映像
と同じ内容が得られる。このようにレイヤ1にはサービ
スを行う上で必要最小限の品質を保証するデータを割り
当て、他のレイヤにはこの品質を改善するためのデータ
が含まれる。図7の例では、映像の1秒当たりのフレー
ム数は6としたが、フレーム数がより多い程映像の動き
はよりなめらかとなる。また、動画像においては、映像
の変化が不自然にならないようにするためには、どのレ
イヤを受信してもフレーム間隔が一定となるように設定
することが望ましい。そのためには、コンテンツエディ
タ550においては、制御装置552が総フレーム数を
元の動画像から算出し、フレーム数が等間隔となるよう
にレイヤ化すればよい。この映像配信についても音声の
時と同様に、無線端末は各レイヤの同期を取って受信し
たり、映像フレームがどこにくるべきものであるかをデ
ータのヘッダーに記録された情報に基づいて並び換えを
行って映像を再生する。
【0038】次に、無線基地局201の通信装置203
のハードウェア構成について説明する。情報配信を行う
場合、無線基地局201は無線端末に配信する情報を含
む無線信号を送信する役割を担う。
【0039】図8に、通信装置203の送信部分の回路
ブロックを示す。
【0040】ここでは、レイヤ1からレイヤ4までの4
つのレイヤの情報が送信できる回路ブロックである。レ
イヤ1とレイヤ2とレイヤ3とレイヤ4の情報は、コン
テンツサーバ500より送られ記録装置205に一時的
に蓄えられた後、データ分配器485に入力されそれぞ
れ速度変換器480と速度変換器481と速度変換器4
82と速度変換器483に入力される。この速度変換器
480〜483は、レイヤ1〜レイヤ4の情報をデータ
レートを変えて送信するための処理を行う。それら速度
変換器480〜483で処理された情報は、それぞれ符
号器400と符号器401と符号器402と符号器40
3に入力される。各符号器400〜403では、コンテ
ンツサーバ500より送られた情報を内部の変調回路に
より変調をする。そして、これら変調された情報は、そ
れぞれPN符号生成器405とPN符号生成器406と
PN符号生成器407とPN符号生成器408とで生成
されたPN符号によりEX−OR回路でスクランブルが
かけられる。ここでは、PN符号は、情報を送受信する
者以外の第3者に傍受されるのを回避するために使用さ
れるもので、IS−95無線システムのLong Co
de PNのようなユニークな符号が使われる。
【0041】これらPN符号によってスクランブルされ
た信号は、それぞれあるチップレートの拡散符号を生成
する拡散符号生成器420と拡散符号生成器421と拡
散符号生成器422と拡散符号生成器423で生成され
た拡散符号により所用信号帯域まで拡散される。CDM
A技術を使った無線通信システムでは、同一周波数帯域
に複数のチャネルが存在するため、これらの拡散符号は
それらチャネルの識別するために使用される。そこで、
各チャネルにはユニークな拡散符号を使用する。
【0042】例えば、現在サービスされているIS−9
5無線システムでは拡散符号には64次のウォルシュ符
号を使用している。そして、拡散符号生成器420〜4
23より生成された拡散符号により拡散変調された信号
は変調器425〜428によりQPSK等のデジタル変
調される。ここで無線端末が無線基地局を識別して同期
するために送信する信号と同じチップレートを持つPi
lot PN符号が該信号に加算される。この変調され
た無線信号はRF部415〜418により周波数変換等
がされた後、増幅器410〜413により無線端末に配
信するために必要な値まで信号の電力を増幅する。これ
らの増幅器410〜413により増幅された信号は統合
されて、アンテナ202より無線端末に向け送信され
る。
【0043】次に、無線基地局201から配信された情
報を受信する無線端末100の通信装置102のハード
ウェア構成について説明する。
【0044】図9に、無線端末100の通信装置102
の受信部分の回路ブロックを示す。
【0045】無線基地局201から無線信号で配信され
た情報は、アンテナ101で電気信号に変換され帯域通
過型フィルタ430〜433で必要トラフィックチャネ
ルの信号を取り出された後、それぞれのトラフィックチ
ャネルの信号をRF部435〜438で周波数変換等の
処理をされた後、復調器460〜463によりデジタル
復調される。そして、これらの信号は、拡散符号生成器
435と拡散符号生成器436と拡散符号生成器437
と拡散符号生成器438で生成された拡散符号により逆
拡散される。ここでは、それぞれ無線基地局201で拡
散変調に使用したものと同一の拡散符号を使用する。な
お、無線端末100に無線基地局201で使用された拡
散符号を通知する方法は後で述べる。
【0046】このように逆拡散により摘出されたチャネ
ル信号は、それぞれPN符号生成器445〜448によ
り、無線基地局201でスクランブルをかけられた時に
使用されたものと同じPN符号によりスクランブルを解
除される。そして、これら信号は復調器440〜443
で無線基地局201で情報変調される前の情報に復調さ
れる。復調された情報は、無線端末100が受信した信
号がどの程度無線基地局201から送信された信号と類
似しているかを判定する判定装置450〜453に入力
される。理想のシステムでは、送信した情報と受信した
情報が全く同一であるが、これら情報を運ぶ搬送波は干
渉などの雑音の多い伝送媒体を通過するため、受信情報
の符号誤りが発生する。判定装置450〜453は、こ
のように搬送途中でどの程度情報が欠落したかを、受信
情報のフレームエラーレートまたは信号電力対雑音電力
の比を測定することで判断する。マルチキャストやブロ
ードキャストの場合は、ユニキャストの場合ように欠落
した情報を無線端末毎に再送することは難しい。従っ
て、本実施の形態においては、フレームエラーレートま
たは信号電力対雑音電力の比がある値に達し受信情報の
復元が難しいと判断した場合は、そのチャネル情報は判
定装置450〜453からは出力されない。
【0047】判定装置450〜453で受信情報の復元
が可能と判断された場合は、これらの情報を前記の判定
装置からそれぞれレイヤ別に記録装置106へ出力す
る。そして、これらのレイヤに含まれる情報は制御装置
105の処理により統合され出力装置103により無線
端末100のディスプレイ等に出力される。また、出力
装置は、判定装置450〜453で予め定められた通信
品位の基準を満たすと判定されたフレームに含まれる各
情報要素の案内情報をディスプレイ等に出力するように
してもよい。さらに案内情報には、情報要素の利用料金
に関する料金情報が含まれるようにしてもよい。このよ
うな態様とすることにより、無線端末のユーザは案内出
力装置により出力された案内情報に基づき、利用を希望
する情報要素が含まれるフレームのマルチメディア情報
を利用することができる。
【0048】次に、無線基地局201の動作について説
明する。
【0049】図10は、制御装置204のフローチャー
トである。
【0050】無線基地局201は、ニュースのようにあ
る単位でレイヤ化された情報要素をコンテンツサーバ5
00からの移動交換局206を介して受信すると(S1
000)、その情報を無線基地局201内の記録装置2
05に蓄積するように制御する(S1001)。この時、
制御装置204は情報パケットのヘッダーによりそれぞ
れのレイヤの情報の優先度を判別することができる。
【0051】ある単位の情報を受信し終わると、制御装
置204は、その情報をレイヤ毎に記録装置205より
取り出して、それぞれのレイヤを図8に示す通信装置2
03内のそれぞれの送信機に送信する処理を行う(S1
002)。そして、制御装置204はこれらのレイヤの
情報を、要求されている符号化率で符号化するよう符号
器400〜403を制御する(S1003)。さらに、P
N符号生成をPN符号生成器405〜408に指示し、
符号化された情報にスクランブルをかけ(S1004)、
マルチキャストまたはブロードキャストサービスに加入
していないユーザが受信できないようにする。次に、制
御装置204は、スクランブルされた情報を所要帯域ま
で拡散するための拡散符号の生成を拡散符号生成器42
0〜423に指示し、情報信号を拡散する(S100
5)。拡散処理の後、制御装置204は、送信電力のレ
ベルをある値にするために、増幅器410〜413の電
力利得を制御してアンテナ202からの送信電力の制御
を行う(S1006)。コンテンツサーバ500からの情
報は、図10のように制御されることで無線基地局20
1のアンテナ202から無線端末へ送信される(S10
07)。これにより、特定のサービスに加入している無
線端末にのみマルチメディア情報を配信することがで
き、情報配信の有料サービスが可能となる。
【0052】次に無線端末の動作を説明する。
【0053】図11は、制御装置105のフローチャー
トである。
【0054】制御装置105は、無線基地局201より
送信された情報をアンテナ101より受信し、帯域通過
型フィルタ430〜433で必要なチャネル信号を抽出
する(S1020)。次に、抽出したチャネルの拡散され
た信号を拡散前の信号帯域に戻すため、無線基地局20
1で使用したものと同じ逆拡散符号の生成を拡散符号生
成器435〜438に指示する(S1021)。生成した
逆拡散符号により信号が無線基地局201で拡散前の周
波数帯域に変換されると、制御装置105は、信号のス
クランブルを解除するため、無線基地局201でスクラ
ンブルに使用されたものと同じPN符号の生成をPN符
号生成器445〜448に指示する(S1022)。制御
装置105は復号器440〜443を制御し、スクラン
ブルの解除された情報を復号する(S1023)。また、
制御装置105は、復号された情報のフレームエラーレ
ートまたは信号電力対雑音電力の比を算出し、どのレイ
ヤの情報を受信するかの判定処理を判定装置450〜4
53に指示する(S1024)。さらに受信判定を通過し
た情報を記録装置106に蓄積するように指示し(S1
025)、それぞれのレイヤの情報が全て蓄積されると
これらをニュースのようなある単位の情報に合成する処
理を行う(S1026)。そして、制御装置105は合成
された情報を無線端末100の出力装置103に送信し
ディスプレイ等にニュースを出力させる(S1027)。
【0055】次に、どのように各レイヤの情報を配信し
無線端末毎にサービスを差別化するかについて説明す
る。
【0056】図12は、無線基地局から送信される信号
のレイヤと送信電力の関係を表わした図である。
【0057】図12には、各トラフィックチャネルの送
信電力が可変な場合と、送信電力が一定の場合に分けて
図示している。
【0058】各トラフィックチャネルの送信電力が可変
の場合、重要度または優先度の最も高いレイヤ1の情報
を含むトラフィックチャネルを無線端末に送信する送信
電力を、相対的に1と表現する。そして、次に重要度ま
たは優先度の高いレイヤ2のトラフィックチャネルは、
送信電力をその半分として送信する。次に重要度または
優先度の高いレイヤ3のトラフィックチャネルは、送信
電力をまたその半分にして送信する。つまりレイヤ3の
トラフィックチャネルは、レイヤ1に対し電力比1/4
で送信する。重要度または優先度の最も低いレイヤ4は
レイヤ1の1/8の送信電力で無線端末に送信する。こ
れら送信電力は図8の増幅器で制御する。
【0059】これに対し、無線端末は、図9の説明で述
べたように、受信信号のフレームエラーレートまたは信
号電力対雑音電力の比でそのチャネルが受信できるか判
断をする。よって、拡散率やデータレートなどの送信電
力以外のパラメータを全て同じにした場合、送信電力の
最も高いレイヤ1の情報を含むトラフィックチャネルは
電波環境が悪くても受信できるが、送信電力の最も低い
レイヤ4の情報を含むトラフィックチャネルは電波環境
が良くないと受信できない。
【0060】マルチキャストやブロードキャストでは常
に情報を送信している場合が多いので、全てのトラフィ
ックチャネルを最大送信電力で無線端末に送信すると、
他の通話等で使用しているトラフィックチャネルへの干
渉が大きくなる。そこで、このように無線基地局201
からの送信電力を段階的に下げると、重要度または優先
度の低い付加情報を含むトラフィックチャネルは、送信
電力を抑えて情報を配信することで干渉を抑えることが
でき、かつ電波環境の良い無線端末はその付加情報の受
信も可能となり、そのメリットは大きい。
【0061】上記の例では、無線基地局はレイヤの優先
度や重要度が低くなるとそのレイヤを含むトラフィック
チャネルの送信電力を半分にしている。この送信電力
は、例えばレイヤ1とレイヤ2とレイヤ3の送信電力比
を、それぞれ1と3/4と1/4というようにレイヤに
含まれる情報の優先度に応じたものとしてもよい。ま
た、サービスエリアに応じた任意の比率にしても良い。
【0062】次に、図12の下側に示す、各レイヤを含
むトラフィックチャネルの送信電力を一定とした場合の
情報の配信方法について説明する。
【0063】図13に図8の無線基地局200の送信機
ブロック図の一部を示す。
【0064】その下に、各レイヤの拡散率、符号化率
比、時間比を変えた場合のデータレートを3つの表にま
とめたものを示す。表左側の番号はレイヤ番号を表わし
ている。ここでは例として、アンテナ202から送信さ
れる信号のチップレートはIS−95無線システムと同
じ1.2288Mchip/sとし、図12の下にある
ように送信電力は一定であるとする。
【0065】まずは、一番上の表の拡散符号生成器42
0の拡散符号の拡散率を変えた場合について説明する。
【0066】無線基地局200の送信機に入力されるレ
イヤ1のデータレートが9.6kbit/sでは、符号
化率を各トラフィックチャネル同一の1/2とすると拡
散器入力でのビットレートが19.2kbit/sとな
る。この時、アンテナ202から送信される信号のチッ
プレートを1.2288Mchip/sに保つ場合、拡
散器での拡散率は64となる。次に、レイヤ2のデータ
レートを19.2kbit/sとすると、符号化率は同
じく1/2なので拡散器で入力される情報のビットレー
トは38.4kbit/sとなる。同じく、チップレー
トを1.2288Mchip/sに保つ場合、拡散符号
の拡散率は32となる。レイヤ2のケースでは、情報の
データレートがレイヤ1の2倍となったので、チップレ
ートを1.2288Mchip/sに保つには拡散率を
半分にする。レイヤ3についても、そのデータレートを
38.4kbit/sとレイヤ1の3倍とした場合、拡
散率はレイヤ1の1/3の16となる。また、レイヤ4
では、そのデータレートを76.8kbit/sとレイ
ヤ1の4倍とした場合、拡散率はレイヤ1の1/4の8
となる。これらデータレートは図8の速度変換器480
〜483で制御装置204の指示で調整される。
【0067】CDMA技術を使用した無線通信システム
では、信号電力はその拡散率が大きいほど干渉などの雑
音電力に対して影響を受けにくい。無線端末の受信機で
はトラフィックチャネルのフレームエラーレートまたは
信号電力対雑音電力の比によりそのトラフィックチャネ
ルを受信するかしないかの判定をする。従って、レイヤ
1のように雑音電力に強い拡散率の高いトラフィックチ
ャネルはフレームエラーレートが低く信号電力対雑音電
力の比が高いので確実に受信できる。逆に、レイヤ4の
ように拡散率の低いトラフィックチャネルでは、フレー
ムエラーレートが高く信号電力対雑音電力の比が低くな
るので、無線端末の電波環境によってはフレームエラー
レートまたは信号電力対雑音電力の比の必要値が満たせ
なくなり受信機の判定装置で受信不可能と判定される。
このように、無線基地局201の送信機の拡散率を制御
することで、各レイヤ情報のエラー耐性を意図的に変化
させることができる。これにより送信電力を一定として
も、無線端末が受信できるレイヤ数に格差がつけられ無
線端末の電波環境に応じて受信できる情報量が変わる。
【0068】なお、図4〜図7で説明したように、レイ
ヤ毎に情報量が違っても、データレートを変えて送信す
ることで全てのレイヤ情報の受信時間がほぼ同じとな
る。例えば、図5ではレイヤ2はレイヤ1の2倍の情報
量で、レイヤ3はレイヤ1の4倍の情報を含む。しか
し、これら情報を同じデータレートで無線端末に送信し
てもオリジナル音声に近い音は得られない。レイヤ2は
レイヤ1のデータレートの2倍、レイヤ3はレイヤ1の
データレートの4倍で送信することによりオリジナル音
声に近い音が得られる。
【0069】次に、符号化率を変化させた場合について
説明する。ここでも、前記の拡散比のケースと同じよう
に、各レイヤのトラフィックチャネルの送信電力を同じ
とし、拡散変調速度を1.2288Mchip/sとし
ている。この例では、各レイヤのデータレートを9.6
kbit/sと一定とする。ここでも、前記の拡散比の
ケースと同じように各レイヤのトラフィックチャネルの
拡散率を変えることで、各無線端末が受信できるトラフ
ィックチャネル数に差をつけるが、ここでは、データレ
ートではなく符号化率を制御装置により意図的に変えて
いることでこれらの拡散率を変化させる。レイヤ1の場
合は、符号化率は1/2なので、データレートを9.6
kbit/sにした時の拡散率は64となる。同じデー
タレートとした場合、レイヤ2ではその符号化率を1/
4とレイヤ1のケースの2倍としているので、拡散率は
レイヤ1の半分の32となる。同様に、レイヤ3では符
号化率を1/8とするので、その拡散率は16となる。
こちらも、前記の拡散比の場合と同じように、無線端末
は拡散率の高いレイヤ1のトラフィックチャネルは受信
できるが、それより拡散率の低いレイヤは電波環境や無
線基地局201からの距離によっては受信できない場合
がある。
【0070】次に、送信時間を変えた場合について説明
する。これも同じく拡散率を変えることで無線端末が受
信できるトラフィックチャネル数に格差をつけることが
できる。ここでは、符号化率は同じとし、チップレート
も前記データレートの場合と同じ1.2288Mchi
p/sとしている。レイヤ1とレイヤ2のデータレート
は同じ9.6kbit/sであるが、レイヤ2のデータ
レートを制御装置により意図的にレイヤ1の2倍とする
ことで、拡散率をレイヤ1の半分の32とする。この場
合、レイヤ2の情報はレイヤ1の情報より半分の時間で
送信できるので無線基地局201の送信時間が半分に短
縮できるが、拡散率が低いためレイヤ2が受信できるエ
リアはレイヤ1が受信できるエリアよりも小さくなる。
しかし、データレートを速くしたトラフィックチャネル
は無線基地局201からの送信時間を短縮できるので他
のトラフィックチャネルの干渉を抑えることができると
いうメリットがある。このように、同じ情報量のデータ
を、データレートを意図的に変えて送信時間を変えるこ
とで、無線端末が受信できるトラフィックチャネルの数
に格差をつけることができる。
【0071】次に、マルチキャストサービスを行う方法
について説明する。
【0072】図14にマルチキャスト時のシーケンス図
を示す。
【0073】ここでは例として、サービスに加入してい
る無線端末は、無線端末1、無線端末2、無線端末3、
無線端末4の4つとして説明する。また、このシーケン
スは、ある時刻になったり、情報が更新されたりした時
に、コンテンツサーバから無線端末に自動的に情報が配
信されるとして示している。CDMA技術を使用した情
報配信システムでは、配信された情報を受信するために
は、無線端末に対してスクランブルの解除やチャネル識
別に使用されるPN符号と拡散符号を通知する必要があ
る。また、各無線端末が適切に受信した情報を復元でき
るように、各レイヤの拡散率、データレート符号化率も
通知する。配信される情報はコンテンツサーバが持って
いる。
【0074】コンテンツサーバは、情報配信を開始する
前に移動交換局にサービスに加入しているユーザ情報を
含む配信通知を送る(SQ800)。このユーザ情報を元
に、移動交換局は、そのユーザが所有している無線端末
の位置情報をHLRに問い合わせる(SQ801)。これ
を受信したHLRは、内部のデータベースより無線端末
がどの無線基地局の配下に存在するか検索し、その結果
を移動交換局に通知する(SQ802)。移動交換局はこ
の情報に基づき、その無線端末がいる無線基地局に発呼
情報を通知する(SQ803)。これを受信した無線基地
局は、これらの無線端末に対してスクランブルの解除や
チャネル識別に使用されるPN符号と拡散符号を通知す
るために、それぞれの無線端末に発呼する。そして、ト
ラフィックチャネルを使用して、PN符号と拡散符号を
通知する(SQ804〜SQ806)。このとき、情報の
各レイヤの拡散率、データレートおよび符号化率も通知
する。
【0075】図14に示す例では、無線端末4は既に通
話中であるので、この時点ではPN符号と拡散符号の通
知は行われない。ここでトラフィックチャネルを使用す
る理由は、これらの符号がサービスに加入していない無
線端末に受信されないようにするためである。また、P
N符号と拡散符号はトラフィックチャネル毎に違うもの
を使用するが、全ての無線端末が受信するPN符号と拡
散符号は同じである。各無線端末はこれらのPN符号と
拡散符号を受信するとトラフィックチャネルを切断する
(SQ807〜SQ809)。これらの切断が終了する
と、無線基地局はコンテンツサーバに情報の配信を要求
する(SQ810〜SQ811)。これを受信したコンテ
ンツサーバは、配信する情報であるニュースを移動交換
局に送り、移動交換局はこれを先程の無線端末がいる無
線基地局に送信する(SQ812〜SQ813)。
【0076】ここでは、配信される情報は、テキスト、
静止画像、音声、動画像を含むニュース情報とする。無
線基地局はこれらの情報を図3のようにレイヤ化してレ
イヤ毎にトラフィックチャネルに割り当て、無線端末に
既に通知したものと同じPN符号と拡散符号でそれぞれ
スクランブルと拡散変調を行い、図12と図13で述べ
た方法で各レイヤの情報を配信する(SQ814〜SQ
817)。この例では、無線端末1はテキストと静止画
像と音声と動画像を含む全てのレイヤを受信し、無線端
末2はテキストと静止画像を受信し、無線端末3はテキ
ストのみを受信した場合を示している(SQ814〜S
Q817)。
【0077】通話中の場合には、無線端末4として示す
ように、通話が終了すると無線基地局に通話終了のメッ
セージを送信する。無線端末4はマルチキャストサービ
スに加入しているが、通話中だったため先程のPN符号
と拡散符号の通知およびニュースを配信を受信していな
い。そこで、無線端末4の通話が終了後、無線基地局は
無線端末4に対して発呼を行い、各トラフィックチャネ
ルのPN符号と拡散符号を通知する(SQ818〜SQ
820)。コンテンツサーバからの情報は無線基地局内
の記録装置に蓄えられて一定時間繰り返し配信されてい
るので、無線端末4は、既に流れているニュース情報を
受信することができる。ここでは、無線端末4は、全て
のレイヤの情報を受信する(SQ821〜SQ824)。
以上がマルチキャスト配信を行う方法である。
【0078】次に、ユーザが既に配信している情報を要
求した場合の処理について説明する。
【0079】図15にユーザが既に配信している情報を
要求した場合のシーケンス図を示す。
【0080】無線基地局からは、ニュースや画像といっ
た情報は無線端末に向けて繰り返しマルチキャストされ
ている。配信されている内容の情報は更新あるいはコン
テンツサーバの指示があるまでは同じものが繰り返し送
信されている。無線端末1は配信されている情報を解読
する符号を知らないので、無線端末1のメニューやキー
ワードを入力することで配信要求を無線基地局に送信す
る(SQ870)。無線端末1は番組メニューやキーワー
ドが入力されると、それを任意桁の電話番号またはID
に変換してコンテンツサーバへ通知する。無線基地局は
この配信要求を移動交換局を介してコンテンツサーバに
送信する(SQ871〜SQ872)。これを受信したコ
ンテンツサーバは電話番号またはIDからユーザが要求
している番組を識別し、無線端末1より要求された情報
が既に配信中である情報と判断されると、無線基地局に
対してスクランブル解除やトラフィックチャネル識別の
ための符号通知指示を送信する(SQ873〜SQ87
4)。これを受信した無線基地局は内部の制御装置の指
示により無線端末1に発呼し、トラフィックチャネルを
使用して情報の解読を行うためのPN符号や拡散符号を
無線端末1に通知する(SQ875)。無線端末1はこれ
を受信し、無線基地局とのトラフィックチャネルを切断
し、受信した符号を使用してマルチキャスト情報を解読
する(SQ876〜SQ880)。以上の方法により、ユ
ーザは既に繰り返し流されている情報を次のサイクルか
ら受信することが可能となる。
【0081】次に、ブロードキャストサービスについて
説明する。
【0082】図16にブロードキャスト時のシーケンス
図を示す。
【0083】ブロードキャストは、全ての無線端末に情
報の配信を行うものである。そのため、サービスに加入
している無線端末に限定して発呼する必要がないという
点でマルチキャストと異なっている。
【0084】図16において、コンテンツサーバは、配
信するニュースとそのニュースがブロードキャスト配信
であるという情報を移動交換局に送信する(SQ85
0)。ここで、ニュース情報はコンテンツサーバで、テ
キストと静止画像と音声と動画にそれぞれレイヤ化され
ているとする。これらを受信した移動交換局は全ての無
線基地局にこれらの情報を送信する(SQ851)。無線
基地局は、送られてきたニュース情報はブロードキャス
ト配信であるため、ページングチャネルを使用して無線
基地局のエリアにいる全ての無線端末にスクランブルの
解除と逆拡散を行うためのPN符号と拡散符号を通知す
る(SQ852)。ここで、ページングチャネルを使用す
る理由は、ページングチャネルが全ての無線端末が見ら
れるチャネルだからである。図16に示す例では、無線
端末4は通話中とする。
【0085】無線基地局は、ニュース情報に含まれるレ
イヤをそれぞれトラフィックチャネルに割り当て、先に
無線端末に通知したPN符号と拡散符号によりスクラン
ブルおよび拡散して送信する(SQ853〜SQ85
6)。ブロードキャスト時は、ページングチャネルによ
りPN符号と拡散符号の情報を繰り返し配信しているの
で、無線端末4は通話が終了すると(SQ856)無線基
地局からページングチャネルを経由して通知されるPN
符号と拡散符号を受信する(SQ857)。これを受信し
た無線端末4は、無線基地局より一定時間繰り返し配信
されるテキストと静止画像と音声と動画像を含むニュー
スをPN符号と拡散符号を使用し受信する(SQ853
〜SQ856)。
【0086】次に、本情報配信システムを応用して、受
信時間に格差をつけた画像配信サービスについて説明す
る。
【0087】図17は、情報データベース502内の配
信情報の一実施の形態における静止画像のレイヤ構成を
示したものである。
【0088】静止画像350は、1番から16番までの
16個のピクセルで構成されている。これらのピクセル
には、それぞれピクセルの位置情報と色情報がある。そ
の図の下に各レイヤの情報を示す。情報データベース5
02内ではレイヤ1には、1番から16番までのピクセ
ル情報が順番に格納されており、これらを配信する時は
1番から16番の順に配信する。レイヤ2には、9番か
ら16番、そして1番から8番までのピクセル情報が順
番に格納されている。レイヤ3には、5番から16番、
そして1番から4番までのピクセル情報が順番に格納さ
れている。レイヤ4には、13番から16番、そして1
番から12番までのピクセル情報が順番に格納されてい
る。これらのレイヤ情報を、レイヤ1ではある送信電力
値で、レイヤ2はその値の半分で、レイヤ3はその値の
1/4で、レイヤ4はその値の1/8で図12のように
配信する。すると、送信電力の一番大きいレイヤ1の情
報は、無線端末の電波環境が悪くても受信できるが、送
信電力の小さいレイヤ4の情報は無線端末の電波環境が
良くないと受信できない。即ち、レイヤ1のみを受信し
ている無線端末は、静止画像350の情報を1番から1
6番のピクセル情報を順番に受信するので時間がかか
る。一方、レイヤ1からレイヤ4までの全てのレイヤを
同時に受信できる場合、無線端末は一度に4個のピクセ
ル情報が受信できるため、静止画像350の受信時間は
レイヤ1のみを受信した場合の1/4となる。このよう
に、1つの情報を並列に同期をとって同時に配信するこ
とにより、電波環境の良い無線端末は電波環境の悪い無
線端末よりデータの受信時間が短くなるので、無線端末
の電波環境に応じたサービスの差別化が可能となる。こ
の例では、レイヤ毎に送信電力を変えてサービスしてい
るが、これまで説明したように各レイヤを図13のよう
にデータレートや符号化率、送信時間を変えることで同
様に受信時間の差別化も行える。
【0089】この方法による配信は静止画像のみなら
ず、図3のニュース配信にも応用できる。例えば、テキ
スト、静止画像、音声、動画像の送信する順番をレイヤ
毎に変える。レイヤ1はテキスト、静止画像、音声、動
画像の順番で繰り返しコンテンツサーバーから配信さ
れ、レイヤ2は静止画像、音声、動画像、テキストの順
番、レイヤ3は音声、動画像、テキスト、静止画像の順
番、レイヤ4は動画像、テキスト、静止画像、音声の順
番に配信すれば、これまで述べたように移動端末の電波
環境に応じたサービスの差別化ができる。
【0090】図18は本発明の一実施例における情報配
信システムを使用した時の無線端末の表示画面への出力
内容を示したものである。
【0091】ここでは、図3のニュース配信を行った場
合、それぞれのレイヤ情報を受信した時の無線端末の出
力内容を示している。無線端末には、受信したレイヤの
情報を記録装置に蓄えられ制御装置によって統合処理さ
れてから出力装置によって出力する機能がある。一番上
の図では、無線端末がレイヤ1のテキスト情報のみを受
信した場合の出力内容である。ニュース配信では、テキ
ストを使用してその日やその時間の最新ニュースを配信
するため、テキスト情報を重要度の高いレイヤ1とし、
電波環境の悪い場所にいる無線端末にも配信できるよう
にする。レイヤ2には、テキスト内容の理解を助ける付
加情報である静止画像を割り当てる。従って、レイヤ1
とレイヤ2のみが受信できる電波環境にいる無線端末の
ディスプレイには真ん中の図のような出力をする。一番
下の図は、全てのレイヤを受信した場合の出力内容を示
す。図18のケースでは、レイヤ3には音声、レイヤ4
には動画像が割り当てられている。この場合、音声はテ
キストの内容を読み上げたり、動画像は大統領選挙の演
説の状況を出力したりする。この例を見ても分かる通
り、テキストでもニュースの内容は分かるが、静止画像
や動画像が受信できると、さらに理解しやすくなる。こ
のようなレイヤ分け以外にも、レイヤ1以外のレイヤに
テキストや静止画像による広告情報を割り当てて配信す
ること等も考えられる。
【0092】
【発明の効果】本発明であるマルチキャスト又はブロー
ドキャストが可能な情報配信システムによれば、無線端
末と無線基地局間の無線区間伝送速度が違っても、伝送
速度に応じた品質の配信サービスが提供可能で、無線端
末は、受信した情報量に応じてその内容を無線端末の出
力装置に出力することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】情報配信システムの構成
【図2】情報データベースの構成
【図3】配信情報の一例
【図4】配信情報が静止画像の場合のレイヤ構成
【図5】配信情報が音声の場合のレイヤ構成
【図6】音声および音楽をレイヤ化する手順を記載した
フローチャート
【図7】配信情報が動画像の場合のレイヤ構成
【図8】無線基地局の送信機回路ブロック
【図9】無線端末の受信機回路ブロック
【図10】無線基地局内部の制御装置の動作
【図11】無線端末内部の制御装置の動作
【図12】レイヤと無線基地局の送信電力との関係
【図13】レイヤ毎にデータレート、拡散率、符号化
率、時間比で差別化
【図14】マルチキャスト時のシーケンス図(自動配信
型)
【図15】マルチキャスト時のシーケンス図(ユーザ要
求型)
【図16】ブロードキャスト時のシーケンス図
【図17】静止画像の送信時間で格差をつける方法
【図18】無線端末の出力画面
【符号の説明】
100…無線端末、101…アンテナ、102…通信装
置、103…出力装置、104…操作部、105…制御
装置、106…記録装置、110…無線端末120…無
線端末、200…移動体通信網、201…無線基地局、
202…アンテナ、203…通信装置、204…制御装
置、205…記録装置、206…移動交換局、207…
HLR、601…ゲートウェイ、602…ゲートウェイ
700、…他事業者網、500…コンテンツサーバ、5
01…情報配信サーバ、502…情報データベース。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 眞澤 史郎 神奈川県横浜市戸塚区戸塚町216番地 株 式会社日立製作所通信事業部内 (72)発明者 島崎 文彦 神奈川県横浜市戸塚区戸塚町216番地 株 式会社日立製作所通信事業部内 (72)発明者 且 勇一朗 神奈川県横浜市戸塚区戸塚町216番地 株 式会社日立製作所通信事業部内 Fターム(参考) 5K022 EE02 EE11 EE21 5K067 AA13 AA23 BB21 CC10 DD52 DD53 EE02 EE10 EE16 GG06 JJ17

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】符号多重アクセス方式(CDMA)により
    接続された無線チャネルを介して複数の無線端末にマル
    チメディア情報を配信する無線基地局において、 上記マルチメディア情報を構成するレイヤ化された情報
    要素と、該レイヤ化された情報要素の送信優先度とを含
    むフレームを受信する受信インタフェースと、 上記受信インタフェースにより受信されたフレームを前
    記送信優先度に基づいて、優先度のより高いフレームは
    通信品質のより良いチャネルに割り当てる割当装置と、 上記チャネルごとに設けられ、上記割当装置により割り
    当てられたフレームを拡散する拡散器と、 上記拡散器により拡散されたフレームを送信する送信装
    置と、 を含む無線基地局。
  2. 【請求項2】請求項1記載の無線基地局において、 さらに、前記拡散器に上記チャネル分離用の拡散符号を
    設定する拡散符号設定器と、 上記拡散符号設定器により設定されたチャネル分離用の
    拡散符号と、該拡散符号と前記チャネルとの対応関係を
    示す関係情報を前記複数の無線端末に通知する通知装置
    と、 を含む無線基地局。
  3. 【請求項3】請求項1に記載された無線基地局におい
    て、 さらに、上記フレームを割り当てられたチャネルの送信
    電力を該フレームに含まれる前記送信優先度に基づいて
    調節する送信電力調節器と、 を含む無線基地局。
  4. 【請求項4】請求項1に記載された無線基地局におい
    て、 さらに、上記フレームの拡散率を該フレームに含まれる
    前記送信優先度に基づいて調節する拡散率調節器と、 を含む無線基地局。
  5. 【請求項5】請求項4に記載された無線基地局におい
    て、 上記拡散率調整器が上記フレームのデータレート、符号
    化率または送信時間を調節することにより拡散率を調節
    すること、 を特徴とする無線基地局。
  6. 【請求項6】請求項2に記載された無線基地局におい
    て、 上記通信装置が、上記チャネル分離用の拡散符号を通知
    するためのページングチャネルを介して、前記拡散符号
    と前記関係情報を前記複数の無線端末に通知すること、 を特徴とする無線基地局。
  7. 【請求項7】請求項2に記載された無線基地局におい
    て、 さらに、上記チャネル分離用の拡散符号を通知するため
    のトラヒックチャネルを特定の上記無線端末に対して確
    立するトラヒックチャネル確立装置と、 を含み、 上記通知装置が、上記トラヒックチャネル確立装置によ
    り確立されたトラヒックチャネルを介して、前記拡散符
    号と前記関係情報を前記複数の無線端末に通知するこ
    と、 を特徴とする無線基地局。
  8. 【請求項8】マルチメディア情報を複数の無線基地局を
    介して複数の無線端末に配信するコンテンツプロバイダ
    システムにおいて、 上記マルチメディア情報を構成する情報要素ごとにレイ
    ヤ化するレイヤ化装置と、 上記レイヤ化装置によりレイヤ化された情報要素と該情
    報要素の送信優先度とを含むフレームを作成するフレー
    ム作成装置と、 上記フレーム作成装置により作成された複数のフレーム
    を上記マルチメディア情報単位で結合し前記無線基地局
    に送信する送信装置と、 を含むコンテンツプロバイダシステム。
  9. 【請求項9】請求項8記載のコンテンツプロバイダシス
    テムにおいて、 さらに、上記マルチメディア情報をn回(n=1,2,
    3,…)に分けて、特定のサンプリング周波数(f)で
    サンプリングを行い、サンプリングデータを記録するサ
    ンプラ−とを含み、 上記レイヤ化装置は、上記サンプラ−により記録された
    サンプリングデータを前記情報要素としてレイヤ化する
    こと、 を特徴とするコンテンツプロバイダシステム。
  10. 【請求項10】請求項9記載のコンテンツプロバイダシ
    ステムにおいて、 上記マルチメディア情報と最大サンプリング周波数(f
    max)(fmax=2n(nは整数))を記録する記録装置と
    を含み、 上記サンプラーは、上記記録装置から読み出された該マ
    ルチメディア情報をサンプリング周波数(f)が2
    (k={n‐予め定められたレイヤの数(m)+a(但
    し、a=1,2,3,……,m)})となるように、かつ、
    該マルチメディア情報の始期に該サンプリング周波数
    (f)により定められるサンプリング周期(t)の1/2
    の値を加算した時間の経過後からサンプリングを開始す
    ること、 上記レイヤ化装置は、上記サンプラーによりサンプリン
    グされた該サンプリング周波数(f)が2であるとき
    の該サンプリングデータを第a番目の情報要素としてレ
    イヤ化すること、 を特徴とするコンテンツプロバイダシステム。
  11. 【請求項11】請求項10記載のコンテンツプロバイダ
    システムにおいて、 上記フレーム作成装置は、上記マルチメディア情報を構
    成する情報要素が含まれた該マルチメディア情報を上記
    無線端末が受信し再構成されるマルチメディア情報の始
    期を合わせるための同期情報を含むフレームを作成する
    こと、 を特徴とするコンテンツプロバイダシステム。
  12. 【請求項12】請求項8記載のコンテンツプロバイダシ
    ステムにおいて、 上記フレーム作成装置により作成されるフレームに該フ
    レームと他のフレームとを識別するための情報要素ID
    を格納するID格納装置と、 を含むコンテンツプロバイダシステム。
  13. 【請求項13】符号多重アクセス方式(CDMA)によ
    り接続された無線チャネルを介して無線基地局からマル
    チメディア情報を受信する無線端末において、 上記マルチメディア情報を構成する情報要素であってレ
    イヤ化されてなる該情報要素を含む複数のフレームであ
    って、前記チャネルごとにそれぞれ割り当てられた該フ
    レームを受信する受信インタフェースと、 上記チャネルごとに設けられ、前記無線基地局から通知
    されるチャネル分離用の拡散符号により、上記受信イン
    タフェースにより受信された複数のフレームを逆拡散す
    ることにより該チャネルに割り当てられたフレームを取
    り出す逆拡散器と、 上記チャネルごとに設けられ、上記逆拡散器により取り
    出されたフレームが予め定められた通信品位の基準を満
    たすか否かの判定を行う判定装置と、 上記判定装置により予め定められた通信品位の基準を満
    たすと判定されたフレームから上記マルチメディア情報
    を再構成する再構成装置と、 上記再構成装置により再構成されたマルチメディア情報
    を出力装置に出力する情報出力装置と、 を含む無線端末。
  14. 【請求項14】請求項13記載の無線端末において、 上記出力装置により出力された情報は、視覚または聴覚
    で認識できる情報であること、 を特徴とする無線端末。
  15. 【請求項15】請求項13記載の無線端末において、 さらに、上記判定装置で予め定められた通信品位の基準
    を満たすと判定されたフレームに含まれる前記各情報要
    素の案内情報を出力装置に出力する案内出力装置と、 を含む無線端末。
  16. 【請求項16】請求項15記載の無線端末において、 上記案内情報には、前記情報要素の利用料金に関する料
    金情報が含まれること、 を特徴とする無線端末。
  17. 【請求項17】請求項15または請求項16記載の無線
    端末において、 上記制御装置は、上記案内出力装置により出力された前
    記案内情報に基づき、上記無線端末のユーザが利用を希
    望する該情報要素が含まれるフレームからマルチメディ
    ア情報を再構成すること、 を特徴とする無線端末。
  18. 【請求項18】請求項13に記載の無線端末において、 さらに、上記チャネルごとに設けられ、上記無線基地局
    により設定された上記フレームヘッダに含まれる該送信
    優先度に基づき上記フレームの送信電力と該電気信号の
    雑音電力の比(S/N比)を測定する第1の測定器と、 上記チャネルごとに設けられ、上記復号器により拡散さ
    れた該電気信号のフレームエラーレートを測定する第2
    の測定装置と、を含み、 上記判定装置は、上記第1の測定装置または上記第2の
    測定装置により記録されたフレームエラーレートまたは
    S/N比が予め定められた通信品位基準を満たさすか否
    かにより前記判定を行うこと、 を特徴とする無線端末。
  19. 【請求項19】マルチメディア情報を配信する複数の無
    線端末に課金を行う課金処理方法において、 上記マルチメディア情報を構成する情報要素ごとに上記
    各無線端末が開封したか否かの開封情報を第1の記録装
    置に記録するステップと、 上記第1の記録装置に記録された前記各無線端末の前記
    開封情報が開封したとするとき、該各無線端末を特定す
    るためのユーザIDを第2の記録装置に記録するステッ
    プと、 上記第1の記録装置に記録された前記開封情報が開封し
    たとするとき、上記第2の記録装置により記録された前
    記ユーザIDに基づき該各無線端末を特定し、該各無線
    端末の課金処理を演算装置により行うステップと、 からなる課金処理方法。
  20. 【請求項20】請求項17に記載の課金処理方法におい
    て、 上記マルチメディア情報を構成する情報要素ごとに該各
    無線端末が開封した該情報要素を特定するための情報要
    素IDを第3の記録装置に記録するステップと、 上記第3の記録装置に記録された前記情報要素IDに従
    って前記各無線端末の課金処理を行うステップと、 からなる課金処理方法。
  21. 【請求項21】請求項18に記載の課金処理方法におい
    て、 上記情報要素IDには、該情報要素の利用料金に関する
    情報が含まれること、を特徴とする課金処理方法。
  22. 【請求項22】マルチメディア情報を配信する複数の無
    線端末に課金を行う課金処理システムにおいて、 上記各無線端末は、受信した該情報要素の案内情報を出
    力装置に出力する案内情報出力装置と、 上記案内情報出力装置により出力された前記案内情報に
    基づき前記無線端末のユーザが開封した該情報要素を特
    定するための情報要素IDと該無線端末を特定するため
    のユーザIDを課金サーバへ通知する通知装置と、 上記課金サーバは、上記各無線端末に設けられた課金情
    報と前記各情報要素の利用料金情報を記録するデータベ
    ースと、 上記通知装置により通知された前記情報要素IDと上記
    データベースにより記録された前記利用料金情報に基づ
    き、上記通知装置により通知された前記ユーザIDによ
    り特定される上記データベースにより記録された上記課
    金情報に対して課金処理を行う制御装置と、 を含む課金処理システム。
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