JPH0918449A - 符号分割多重化送信装置、符号分割多重化受信装置及び符号分割多重化送受信システム - Google Patents

符号分割多重化送信装置、符号分割多重化受信装置及び符号分割多重化送受信システム

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JPH0918449A
JPH0918449A JP7160517A JP16051795A JPH0918449A JP H0918449 A JPH0918449 A JP H0918449A JP 7160517 A JP7160517 A JP 7160517A JP 16051795 A JP16051795 A JP 16051795A JP H0918449 A JPH0918449 A JP H0918449A
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Naohiko Iwakiri
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 フレーム生成部2で、直交符号化で決まるチ
ャンネル数以下の数のチャンネル毎にチャンネルパラメ
ータを設定して、シリアル送信データからフレームデー
タを生成し、符号分割多重化部3で、上記チャンネルパ
ラメータに基づいて、上記フレームデータのチャンネル
毎に畳み込み符号化及びパンクチャド符号化を行ってシ
ンボルを生成し、各チャンネルに割り当てられた直交符
号を乗算して直交符号化を行い、1フレーム分の各チャ
ンネルの出力を全て加算して符号分割多重化信号を生成
し、この符号分割多重化信号にPN発生器4からのPN
系列を乗算器5で乗算して、フレーム毎に可変したデー
タレートのデータを送信アンテナ9から送信する。 【効果】 送信する情報量やデータレートをフレーム毎
に自由に選択して設定することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、符号分割多重化したデ
ータを送信する符号分割多重化送信装置、上記符号分割
多重化送信装置によって送信されたデータを受信する符
号分割多重化受信装置、及び上記符号分割多重化送信装
置と上記符号分割多重化受信装置とを備える符号分割多
重化送受信システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、1帯域内で複数のチャンネル分の
データを伝送する際には、一般的に、データを分割多重
化することが行われている。この分割多重を行う方式と
しては、周波数分割多重、いわゆるFDM(Frequency
Division Multiplex)方式、時分割多重、いわゆるTD
M(Time Division Multiplex)方式、符号分割多重、
いわゆるCDM(Code Division Multiplex)方式等が
ある。
【0003】このCDM方式は、複数チャンネルから成
る、異なるデータレートにより複数の階層分けされたデ
ータに対して、それぞれの階層を識別できるように重み
付けを行って、さらに、同一の時間−周波数空間に拡散
している直交符号を用いて直交変換を行うことにより各
チャンネルの区分を行い、畳み込み符号化及びパンクチ
ャド符号化によってチャンネル毎に符号化率を変えて誤
り訂正することにより、データの重要度に応じて階層化
伝送を行うものである。このCDM方式を用いることに
より、放送の分野においては、他の分割多重方式よりも
階層的な伝送を容易に実現することができ、移動体通信
の分野においては、直接拡散によるスペクトル拡散方式
と組み合わせることにより、他の分割多重方式よりも通
話容量を大きくすることができる。
【0004】よって、放送の分野では、ディジタル映像
信号の伝送方式として、このCDM方式の実用化が検討
されている。また、移動体通信の分野では、符号分割多
重接続方式、いわゆるCDMA方式のセルラ電話システ
ムにおいて、直交符号化された各チャンネルを制御チャ
ンネル及びトラフィックチャンネルに区分するためにC
DM方式を使用している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述したデ
ィジタル映像信号の伝送やCDMA方式のセルラ電話シ
ステムにおいては、使用するチャンネル数や、各チャン
ネル毎に設定されるデータレート等のチャンネルパラメ
ータの値は、既知である場合が多いので、予め決められ
た手順に従って、チャンネルの選択やチャンネル毎のデ
ータレートの決定を行う必要がある。CDMA方式のセ
ルラ電話システムでは、トラヒックチャンネルで可変デ
ータレート伝送を行っているが、これは、固定された1
チャンネルだけを使用して、データレートの判定を行う
ものであり、高速データは伝送しにくい。
【0006】また、使用するチャンネルやチャンネルの
総数、及びチャンネルに割り当てられたデータレートを
それぞれ変更する場合には、制御チャンネル及び制御情
報を用いて、予め決められた手順に従って変更を行う必
要がある。
【0007】即ち、ディジタル映像信号の伝送やCDM
A方式のセルラ電話システムにおいては、送信装置側
で、予め決められた手順に従ってチャンネルパラメータ
を決定しなければ、受信装置側では、受信したデータを
復号することができない。
【0008】そこで、本発明は上述の実情に鑑み、CD
M方式を用いてデータ送信する場合に、使用するチャン
ネルパラメータを自由に選択することができる符号分割
多重化送信装置、上記符号分割多重化送信装置から送信
されるデータを復号することができる符号分割多重化受
信装置、及び上記符号分割多重化送信装置と上記符号分
割多重化受信装置とから成る符号分割多重化送受信シス
テムを提供するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明に係る符号分割多
重化送信装置は、直交符号化で決まるチャンネル数以下
の数のチャンネル毎に、チャンネルの使用の有無及びチ
ャンネル使用時のデータレートから成るチャンネルパラ
メータを設定し、このチャンネルパラメータに基づい
て、チャンネル毎のデータビット数の割り当てを行い、
上記直交符号化で決まるチャンネル数以下の数のチャン
ネル分のデータをフレームデータとして出力するフレー
ム生成手段と、上記チャンネルパラメータに基づいて、
上記フレーム生成手段からのフレームデータのチャンネ
ル毎に畳み込み符号化を行う畳み込み符号化手段と、上
記畳み込み符号化手段からのチャンネル毎のデータに、
予め決められたデータレートに対応するシンボル消失パ
ターンを持つパンクチャド符号を用いて、上記チャンネ
ルパラメータのデータレートに基づいて、それぞれパン
クチャド符号化を行い、シンボルを生成するパンクチャ
ドシンボル生成手段と、上記パンクチャドシンボル生成
手段からのチャンネル毎のシンボルに、各チャンネルに
割り当てられた直交符号を乗算して直交符号化を行う直
交符号化手段と、上記直交符号化手段からの1フレーム
分の各チャンネルの出力を全て加算して符号分割多重化
信号を出力する加算手段とを備え、上記フレームデータ
を、フレーム毎に可変したデータレートで送信すること
により上述した課題を解決する。
【0010】また、本発明に係る符号分割多重化受信装
置は、フレーム単位の符号分割多重化信号を、チャンネ
ル毎に復調するシンボル復調手段と、上記シンボル復調
手段からのフレーム単位の復調シンボルのチャンネル毎
に、送信された可能性があるデータレートに対応するパ
ンクチャドシンボルを挿入するパンクチャドシンボル挿
入手段と、上記パンクチャドシンボル挿入手段からのフ
レーム単位の復調シンボルのチャンネル毎に、送信され
た可能性がある全てのデータレートについて、それぞれ
ビタビアルゴリズムによる復号を行い、チャンネル毎の
復号データ、チャンネル毎の最尤パスのパスメトリック
量を1フレーム分加算した値の平均値、及びチャンネル
毎の上記復号データを再符号化したデータと上記復調シ
ンボルとを比較して得られる誤りを1フレーム分加算し
て正規化した正規化シンボル誤り数を、フレーム毎に出
力するビタビ復号手段と、上記ビタビ復号手段からの、
送信された可能性がある全てのデータレートのパスメト
リック量及び正規化シンボル誤り数を用いて、各チャン
ネル毎に、チャンネルパラメータであるチャンネル使用
の有無及びチャンネル使用時のデータレートを判定し、
この判定結果による回線品質の信頼度を出力するチャン
ネルパラメータ判定手段と、上記ビタビ復号手段からの
フレーム単位の復号データをチャンネル毎に記憶し、上
記チャンネルパラメータ判定手段からのチャンネルパラ
メータに基づいて、上記復号データをチャンネル毎に出
力する復号データ記憶手段とを備えることにより上述し
た課題を解決する。
【0011】また、本発明に係る符号分割多重化送受信
システムは、直交符号化で決まるチャンネル数以下の数
のチャンネル毎に、チャンネルの使用の有無及びチャン
ネル使用時のデータレートから成るチャンネルパラメー
タを設定し、このチャンネルパラメータに基づいて、チ
ャンネル毎のデータビット数の割り当てを行い、上記直
交符号化で決まるチャンネル数以下の数のチャンネル分
のデータをフレームデータとして出力するフレーム生成
手段と、上記チャンネルパラメータに基づいて、上記フ
レーム生成手段からのフレームデータのチャンネル毎に
畳み込み符号化を行う畳み込み符号化手段と、上記畳み
込み符号化手段からのチャンネル毎のデータに、予め決
められたデータレートに対応するシンボル消失パターン
を持つパンクチャド符号を用いて、上記チャンネルパラ
メータのデータレートに基づいて、それぞれパンクチャ
ド符号化を行い、シンボルを生成するパンクチャドシン
ボル生成手段と、上記パンクチャドシンボル生成手段か
らのチャンネル毎のシンボルに、各チャンネルに割り当
てられた直交符号を乗算して直交符号化を行う直交符号
化手段と、上記直交符号化手段からの1フレーム分の各
チャンネルの出力を全て加算して符号分割多重化信号を
出力する加算手段とを備え、上記フレームデータを、フ
レーム毎に可変したデータレートで送信する符号分割多
重化送信装置と、フレーム単位の符号分割多重化信号
を、チャンネル毎に復調するシンボル復調手段と、上記
シンボル復調手段からのフレーム単位の復調シンボルの
チャンネル毎に、送信された可能性があるデータレート
に対応するパンクチャドシンボルを挿入するパンクチャ
ドシンボル挿入手段と、上記パンクチャドシンボル挿入
手段からのフレーム単位の復調シンボルのチャンネル毎
に、送信された可能性がある全てのデータレートについ
て、それぞれビタビアルゴリズムによる復号を行い、チ
ャンネル毎の復号データ、チャンネル毎の最尤パスのパ
スメトリック量を1フレーム分加算した値の平均値、及
びチャンネル毎の上記復号データを再符号化したデータ
と上記復調シンボルとを比較して得られる誤りを1フレ
ーム分加算して正規化した正規化シンボル誤り数を、フ
レーム毎に出力するビタビ復号手段と、上記ビタビ復号
手段からの、送信された可能性がある全てのデータレー
トのパスメトリック量及び正規化シンボル誤り数を用い
て、各チャンネル毎に、チャンネルパラメータであるチ
ャンネル使用の有無及びチャンネル使用時のデータレー
トを判定し、この判定結果による回線品質の信頼度を出
力するチャンネルパラメータ判定手段と、上記ビタビ復
号手段からのフレーム単位の復号データをチャンネル毎
に記憶し、上記チャンネルパラメータ判定手段からのチ
ャンネルパラメータに基づいて、上記復号データをチャ
ンネル毎に出力する復号データ記憶手段とを備える符号
分割多重化受信装置とから成ることにより上述した課題
を解決する。
【0012】ここで、上記符号分割多重化送信装置には
上記加算手段からの符号分割多重化信号に、疑似雑音符
号を用いてスペクトル拡散を行うスペクトル拡散手段を
備え、上記符号分割多重化受信装置には上記フレーム単
位の符号分割多重化信号の逆拡散を行う逆拡散手段を備
えることを特徴とする。
【0013】
【作用】本発明の符号分割多重化送信装置においては、
直交符号で決まるチャンネル数以下の数のチャンネル毎
に、チャンネルの使用の有無及びチャンネル使用時のデ
ータレートから成るチャンネルパラメータを設定し、こ
のチャンネルパラメータに基づいて、チャンネル毎のデ
ータビット数の割り当てを行ってフレームデータを生成
し、上記チャンネルパラメータに基づいて、上記フレー
ムデータをチャンネル毎に畳み込み符号化し、さらに、
上記データレートに基づいて、それぞれパンクチャド符
号化を行ってシンボルを生成し、上記チャンネル毎のシ
ンボルに、各チャンネルに割り当てられた直交符号を乗
算して直交符号化を行って1フレーム分の各チャンネル
の出力を全て加算して符号分割多重化信号を出力して、
フレームデータを可変したデータレートで送信すること
により、Walshコードのような直交符号で設定する
ことができる最大チャンネル数以下のチャンネル数や、
パンクチャド符号によって決まるデータレートであるな
らば、使用チャンネルやデータレートのチャンネルパラ
メータを自由に選択して設定することができる。
【0014】また、本発明の符号分割多重化受信装置に
おいては、フレーム単位の符号分割多重化信号を、チャ
ンネル毎に復調し、このフレーム単位の復調シンボルの
チャンネル毎に、送信された可能性があるデータレート
に対応するパンクチャドシンボルを挿入し、フレーム単
位の復調シンボルのチャンネル毎に、送信された可能性
がある全てのデータレートについて、それぞれビタビア
ルゴリズムによる復号を行い、チャンネル毎の復号デー
タ、チャンネル毎の最尤パスのパスメトリック量を1フ
レーム分加算した値の平均値、及び正規化シンボル誤り
数をフレーム毎に出力し、送信された可能性がある全て
のデータレートのパスメトリック量及び正規化シンボル
誤り数を用いて、各チャンネル毎に、チャンネルパラメ
ータを判定して、この判定結果による回線品質の信頼度
を出力し、上記フレーム単位の復号データを、上記チャ
ンネルパラメータに基づいてチャンネル毎に出力するこ
とにより、Walshコードのような直交符号で設定す
ることができる最大チャンネル数以下のチャンネル数
や、パンクチャド符号によって決まるデータレートであ
るならば、送信された可能性が最も高いデータレートの
復号データを選択することができる。
【0015】また、本発明の符号分割多重化送受信シス
テムにおいては、上記符号分割多重化送信装置の構成と
上記符号分割多重化受信装置の構成とを備えて成ること
により、上記符号分割多重化送信装置では使用チャンネ
ルやデータレートのチャンネルパラメータを自由に選択
して設定し、上記符号分割多重化受信装置では上記符号
分割多重化送信装置からのフレーム単位の符号分割多重
化信号を復号する。
【0016】
【実施例】以下、本発明の好ましい実施例について、図
面を参照しながら説明する。図1には、本発明に係る符
号分割多重化送信装置の概略的な構成を示し、図2に
は、本発明に係る符号分割多重化受信装置の概略的な構
成を示す。
【0017】図1に示す符号分割多重化送信装置は、直
交符号化で決まるチャンネル数以下の数のチャンネル毎
に、チャンネルの使用の有無及びチャンネル使用時のデ
ータレートから成るチャンネルパラメータを設定し、こ
のチャンネルパラメータに基づいて、チャンネル毎のデ
ータビット数の割り当てを行い、上記直交符号で決まる
チャンネル数以下の数のチャンネル分のデータをフレー
ムデータとして出力するフレーム生成手段であるフレー
ム生成部2と、符号分割多重化部3を構成している、上
記チャンネルパラメータに基づいて、上記フレーム生成
部2からのフレームデータのチャンネル毎に畳み込み符
号化を行う畳み込み符号化手段と、上記畳み込み符号化
手段からのチャンネル毎のデータに、予め決められたデ
ータレートに対応するシンボル消失パターンを持つパン
クチャド符号を用いて、上記チャンネルパラメータのデ
ータレートに基づいて、それぞれパンクチャド符号化を
行い、シンボルを生成するパンクチャドシンボル生成手
段と、上記パンクチャドシンボル生成手段からのチャン
ネル毎のシンボルに、各チャンネルに割り当てられた直
交符号を乗算して直交符号化を行う直交符号化手段と、
上記直交符号化手段からの1フレーム分の各チャンネル
の出力を全て加算して符号分割多重化信号を出力する加
算手段とを備えて成り、上記フレームデータを、フレー
ム毎に可変したデータレートで送信する。
【0018】また、図2に示す符号分割多重化受信装置
は、フレーム単位の符号分割多重化信号を、チャンネル
毎に復調するシンボル復調手段であるシンボル復調部1
4と、上記シンボル復調部14からのフレーム単位の復
調シンボルのチャンネル毎に、送信された可能性がある
データレートに対応するパンクチャドシンボルを挿入す
るパンクチャドシンボル挿入手段であるパンクチャドシ
ンボル挿入部16と、上記パンクチャドシンボル挿入部
16からのフレーム単位の復調シンボルのチャンネル毎
に、送信された可能性がある全てのデータレートについ
て、それぞれビタビアルゴリズムによる復号を行い、チ
ャンネル毎の復号データ、チャンネル毎の最尤パスのパ
スメトリック量を1フレーム分加算した値の平均値、及
びチャンネル毎の上記復号データを再符号化したデータ
と上記復調シンボルとを比較して得られる誤りを1フレ
ーム分加算して正規化した正規化シンボル誤り数を、フ
レーム毎に出力するビタビ復号手段であるビタビ復号器
17と、上記ビタビ復号器17からの、送信された可能
性がある全てのデータレートのパスメトリック量及び正
規化シンボル誤り数を用いて、各チャンネル毎に、チャ
ンネルパラメータであるチャンネル使用の有無及びチャ
ンネル使用時のデータレートを判定し、この判定結果に
よる回線品質の信頼度を出力するチャンネルパラメータ
判定手段であるチャンネルパラメータ判定部19と、上
記ビタビ復号器17からのフレーム単位の復号データを
チャンネル毎に記憶し、上記チャンネルパラメータ判定
部19からのチャンネルパラメータに基づいて、上記復
号データをチャンネル毎に出力する復号データ記憶手段
である復号データ記憶部18とを備えて成る。
【0019】また、符号分割多重化送受信システムは、
上記符号分割多重化送信装置と上記符号分割多重化受信
装置とを備えて成るものである。
【0020】先ず、この実施例の符号分割多重化送受信
システムにおける符号分割多重方式の仕様を表1に示
す。
【0021】
【表1】
【0022】この表1に示すように、この実施例の符号
分割多重化送受信システムでは、Walshコードによ
る直交符号化におけるWalshチップレートを204
8Mcpsとし、WalshチャンネルW0〜W7までの
8チャンネルのWalshコードで直交符号化してチャ
ンネル区分を行う。また、DS(Direct Sequence)方
式のスペクトル拡散におけるPNチップレートを409
6Mcpsとし、1周期が2msecのときのPN系列
長を8192とするものである。
【0023】次に、この実施例の符号分割多重化送信装
置の構成について、以下に説明する。
【0024】図1に示す実施例の符号分割多重化送信装
置に入力される送信データはシリアルデータである。こ
の送信データは、入力バッファ1に記憶された後に、フ
レーム生成部2に送られる。このフレーム生成部2で
は、チャンネルパラメータの設定と、上記入力バッファ
1から入力される送信データのデータビット数の割り当
てをフレーム毎に行う。
【0025】ここで、図3に、フレーム生成部2の概略
的な構成を示す。
【0026】上記入力バッファ1からの送信データは、
フレーム毎に、直交変換におけるWalshチャンネル
0〜W7の順に、シリアルにデータ選択部84に入力さ
れる。また、この入力される送信データに対応する重み
付け情報が、外部からチャンネルパラメータ選定部81
に入力される。
【0027】このチャンネルパラメータ選定部81で
は、入力される送信データについて重み付け情報がある
場合には、この重み付け情報に従って、チャンネルパラ
メータが設定される。具体的には、複数のWalshチ
ャンネルについて、フレーム毎にチャンネルの使用の有
無やチャンネル使用時のデータレートが設定される。ま
た、上記送信データについて重み付け情報が無い場合に
は、複数のWalshチャンネルについて、フレーム毎
に、独自に、チャンネルの使用の有無やチャンネル使用
時のデータレートが設定される。このチャンネルパラメ
ータは、フレームカウンタ82、データ選択部84、及
び図1の符号分割多重化部3にそれぞれ送られる。
【0028】ここで、各Walshチャンネルの仕様に
ついて表2に示す。
【0029】
【表2】
【0030】この表2に示すように、各Walshチャ
ンネルでは、畳み込み符号の符号化率r1=1/2、拘
束長K=7を用いて畳み込み符号を行い、データレート
が128kbpsのデータに対してはパンクチャド符号
を使用せず、データレートが192kbpsのデータは
符号化率r2=3/4、データレートが224kbps
のデータは符号化率r2=7/8でパンクチャド符号を
行うことにより、データレートが128kbps、19
2kbps、224kbpsのいずれかの値をもつよう
に、重要度に応じて3階層の重み付けを行ったものとす
る。
【0031】また、上述した仕様のWalshチャンネ
ルから成るフレームの仕様を表3に示す。
【0032】
【表3】
【0033】1フレーム周期は2msecであり、この
フレーム内のWalshチャンネルW1〜W7の各データ
レートは、128kbps、192kbps、もしくは
224kbpsの内のいずれかの値を持つものである。
これら128kbps、192kbps、又は224k
bpsのデータレートのときのテールビットを含む各デ
ータビット数は、それぞれ256ビット、384ビッ
ト、448ビットとする。テールビット数は全て6ビッ
トであるので、実際のデータビット数は、それぞれ25
0ビット、378ビット、442ビットとなる。また、
畳み込み符号及びパンクチャド符号されたときのシンボ
ル数及びシンボルレートは、データレートに関わらず、
シンボルは512、シンボルレートは256kspsと
する。
【0034】上述したチャンネルの仕様及びフレームの
仕様に基づいて、上記フレームカウンタ82では、上記
入力される送信データに設定されたチャンネルパラメー
タに従って、フレーム毎に、WalshチャンネルW0
〜W7の順に、データビット数及び各フレーム毎のテー
ルビット数のカウントが行われる。そして、データビッ
ト数のカウント数分のクロックが入力バッファ1に送出
され、各フレーム毎のテールビット数のカウント数分の
クロックがテールビット発生部83に送出される。よっ
て、入力バッファ1からの送信データは、フレームカウ
ンタ82からのクロック信号に同期して、250ビッ
ト、378ビット、又は442ビットの内のいずれかの
データビット数でフレーム生成部2のデータ選択部84
に入力される。
【0035】テールビット発生部83では、上記入力さ
れるテールビット数のカウント数分のクロックに従っ
て、各フレーム毎に付加される6ビットのテールビット
(0,0,0,0,0,0)が発生される。このテール
ビットはデータ選択部84に出力される。
【0036】ここで、フレームカウンタ82からは、デ
ータ選択部84に対して、入力バッファ1からの送信デ
ータ、即ちデータビットを出力するか、もしくはテール
ビット発生部83からのテールビットを出力するかの選
択を行うセレクト信号が出力される。よって、データ選
択部84では、上記テールビット発生部83からのセレ
クト信号がデータビットの選択を示すときには、入力さ
れる送信データ、即ちデータビットが出力され、上記セ
レクト信号がテールビットの選択を示すときには、上記
テールビット発生部83からのテールビットが出力され
るように選択が行われる。これにより、Walshチャ
ンネル毎に、データビットが送出された後には6ビット
のテールビットが出力される。このデータ選択部84か
ら出力される各フレーム毎のデータは、図1の符号分割
多重化部3に送られる。
【0037】ここで、チャンネルパラメータの具体的な
割り当てを図4に示す。
【0038】図4は、1フレーム目〜9フレーム目のW
alshチャンネルのデータレート及び総合データレー
トを示している。1フレーム目及び2フレーム目のWa
lshチャンネルW0、・・・、W7には、データレート
128、・・・、224kbpsを割り当て、総合デー
タレートは1.536Mbpsで伝送することを表して
おり、1フレーム当たりのデータビット数は3072ビ
ットとなる。3フレーム目のWalshチャンネル
0、W1、W2、・・・、W6、W7には、データレート
128、128、未使用、・・・、未使用、192kb
psを割り当て、総合データレートは928kbpsで
伝送することを表しており、1フレーム当たりのデータ
ビット数は1856ビットとなる。同様にして、4フレ
ーム目から9フレーム目までの各フレームにおいても、
8チャンネル分のWalshチャンネルに、データレー
トをそれぞれ割り当てている。
【0039】この各フレーム毎のチャンネルパラメータ
は、図1の符号分割多重化部3に入力される。この符号
分割多重化部3では、割り当てられたチャンネルパラメ
ータに従って畳み込み符号化が行われ、さらに、必要に
応じてパンクチャド符号化が行われる。この畳み込み符
号及びパンクチャド符号は、誤り訂正符号の一種であ
り、畳み込み符号化は、符号器入力ビット毎に先行する
いくつかのビットと、現在入力されたビットとのmod
2加算を行い、この結果を出力ビットとする符号化方法
であり、パンクチャド符号化は、誤り訂正符号器で規則
的に生成される符号化ビットの一部を一定の規則で消去
する符号化方法である。
【0040】次に、符号分割多重化部3の概略的な構成
を図5に示し、以下に説明する。
【0041】各フレーム毎のデータは、シリアル/パラ
レル変換部21にシリアルに入力される。このシリアル
/パラレル変換部21では、入力された1フレーム分の
シリアルデータを8つのWalshチャンネル毎にパラ
レルに出力する。ここで、上記フレーム生成部2からの
チャンネルパラメータは、畳み込み符号器221〜2
8、パンクチャドシンボル生成部231〜238、及び
Walshコード乗算部241〜248にそれぞれ入力さ
れる。
【0042】上記シリアル/パラレル変換部21からの
8チャンネル分のパラレルデータは、符号化率r1=1
/2、拘束長K=7の畳み込み符号で誤り訂正符号化を
行う畳み込み符号器221〜228にそれぞれ入力され、
畳み込み符号化が行われる。これらの畳み込み符号化さ
れた8チャンネル分のデータは、パンクチャドシンボル
生成部231〜238にそれぞれ送られる。
【0043】これらのパンクチャドシンボル生成部23
1〜238では、チャンネルパラメータに規定されている
割り当てのデータレートに従って、入力された誤り訂正
符号化データに対してパンクチャド符号で符号化を行
う。即ち、データレートが128kbpsのときには符
号化を行わず、データレートが192kbpsのときに
は符号化率r2=3/4のパンクチャド符号で符号化が
行われ、データレートが224kbpsのときには符号
化率r2=7/8のパンクチャド符号で符号化が行われ
る。これにより、1フレーム当たり512シンボルが生
成される。各パンクチャドシンボル生成部231〜238
から出力されるシンボルは、Walshコード乗算部2
1〜248にそれぞれ送られる。
【0044】Walshコード乗算部241〜248
は、それぞれ入力されるシンボルに、各Walshチャ
ンネルW0〜W7に割り当てられたWalshコードが掛
け合わせられて、8チャンネル分のWalshチップが
生成され、加算器25に送られる。この加算器25で
は、8チャンネルのWalshチャンネルのWalsh
チップ毎に、フレームの先頭を一致させて加算し、合成
を行う。これにより、符号分割多重化部3からは符号分
割多重化信号が出力され、この符号分割多重化信号は、
図1の乗算器5に送られる。
【0045】乗算器5には、PN発生器4から発生され
る、系列長8192のPN系列が送られ、符号分割多重
化部3からの符号分割多重されたデータのフレームの先
頭とPN発生器4からのPN系列の先頭とが一致するよ
うにタイミングが合わせられて掛け合わせられる。この
ようにして、DS方式のスペクトル拡散が行われる。
【0046】表1のシステム仕様及び表3のフレーム仕
様に示すように、PN系列の周期はフレーム周期と同じ
2msecであるので、上述のようにPN系列の先頭を
フレームの先頭と一致させて拡散を行うことにより、各
フレームは独立して構成され、フレーム同期信号が無く
てもPN系列の同期保持ができれば、フレームの境界の
判定を行うことができる。これにより、フレーム毎に異
なるデータレートでのデータ送信を行うことが可能にな
る。
【0047】このスペクトル拡散された送信信号は、送
信フィルタ6に送られて帯域制限される。この帯域制限
された送信信号は、ディジタル/アナログ(D/A)コ
ンバータ7でアナログ信号に変換され、RF部8で所望
のRF周波数にアップコンバートされた後、送信アンテ
ナ9から送信される。
【0048】この符号分割多重化送信装置からの送信信
号は、図2に示す符号分割多重化受信装置に受信され
る。
【0049】先ず、図2の受信アンテナ10によって、
図1の符号分割多重化送信装置から送信された信号が受
信される。この受信信号は、RF部11でRF周波数か
らベースバンド信号にダウンコンバートされ、アナログ
/ディジタル(A/D)コンバータ12でディジタル信
号に変換されて、逆拡散部13に送られる。
【0050】この逆拡散部13では、送受信の同期が保
持された後、上記PN発生器4で発生されたPN系列と
同じPN系列で逆拡散が行われる。この逆拡散された受
信信号は、シンボル復調部14に送られる。
【0051】このシンボル復調部14では、Walsh
チャンネルW0〜W7の8チャンネルについて、それぞれ
フレーム毎にシンボルの復調が行われる。この復調され
たWalshチャンネルW0〜W7の8チャンネル分の
復調シンボルは、フレーム毎にシンボル記憶部15に記
憶される。フレームの先頭は、逆拡散を行うPN系列の
先頭で判断することができる。この記憶された復調シン
ボルは、Walshチャンネル毎にパンクチャドシンボ
ル挿入部16に送られる。
【0052】このパンクチャドシンボル挿入部16で
は、Walshチャンネル毎に、データレートが192
kbps又は224kbpsのときには、パンクチャド
符号の符号化率r2=3/4又は7/8で復号するため
のパンクチャドシンボルの挿入が行われる。このパンク
チャドシンボルが挿入された復調シンボルは、ビタビ復
号器17に送られる。
【0053】このビタビ復号器17では、異なる符号化
率r2それぞれによって、フレーム毎にビタビアルゴリ
ズムによる復号が行われる。これによって、フレーム毎
の復号データが生成される。また、この復号データと共
に、1フレームの各Walshチャンネルについて、最
尤パスのパスメトリック量を加算した値の平均値、及び
上記チャンネル毎の復号データを再符号化し、この符号
データと上記シンボル復調部14で復調する前の各チャ
ンネル毎のシンボルとを比較して求まる誤りを1フレー
ム分加算して正規化を行った正規化シンボル誤り数が出
力される。上記復号データは、復号データ記憶部18に
送られて記憶される。また、パスメトリック量の平均値
及び正規化シンボル誤り数は、チャンネルパラメータ判
定部19に送られる。
【0054】このチャンネルパラメータ判定部19で
は、各Walshチャンネル毎に、各データレート12
8kbps、192kbps、及び224kbpsにつ
いてのそれぞれのパスメトリック量の平均値及び正規化
シンボル誤り数から、各Walshチャンネルについ
て、フレーム毎に、データの有無やデータレート等のチ
ャンネルパラメータが判定される。この判定結果のチャ
ンネルパラメータは復号データ記憶部18に出力され、
判定結果の回線品質の信頼度は外部に出力される。
【0055】このチャンネルパラメータ判定部19の概
略的な構成を図6に示す。
【0056】このチャンネルパラメータ判定部19に
は、送信された可能性のある3種類のデータレート12
8kbps、192kbps、及び224kbpsのパ
スメトリック量及び正規化シンボル誤り数が入力され
る。このパスメトリック量は、セレクタ31によって、
各データレート毎にメモリ33、34、35にそれぞれ
割り当てられて送られる。また、正規化シンボル誤り数
は、セレクタ32によって、各データレート毎にメモリ
36、37、38にそれぞれ割り当てられて送られる。
【0057】各メモリ33、34、35に記憶された各
データレートのパスメトリック量、及び各メモリ36、
37、38に記憶された各データレートの正規化シンボ
ル誤り数は、比較部40に送られる。
【0058】この比較部40には、データレートの判定
に用いるパスメトリック量の閾値及び正規化シンボル誤
り数の閾値が、閾値設定部39から送られる。これによ
り、比較部40では、上記メモリ33、34、35から
の各データレートのパスメトリック量と上記閾値設定部
39からの各データレートのパスメトリック量の閾値と
がそれぞれ比較され、また、上記メモリ36、37、3
8からの各データレートの正規化シンボル誤り数と上記
閾値設定部39からの各データレートの正規化シンボル
誤り数とがそれぞれ比較されて、チャンネルの有無やデ
ータレート等のチャンネルパラメータが判定される。こ
の判定されたチャンネルパラメータは、復号データ記憶
部18に送られる。これと同時に、比較部40では、上
記判定結果による回線品質の信頼度が決定され、外部に
出力される。
【0059】復号データ記憶部18では、上記チャンネ
ルパラメータ判定部19からのチャンネルパラメータに
従って、記憶されている3種類の復号データの中から、
送信された可能性の最も高いデータレートの復号データ
が、フレーム毎に外部に出力される。
【0060】また、1フレームの各Walshチャンネ
ルについての復号、チャンネルパラメータの判定、及び
回線品質の信頼度の決定のアルゴリズムのフローチャー
トを図7に示し、以下に具体的に説明する。
【0061】先ず、変数x、yを用いて、Walshチ
ャンネルの番号をWxとし、また、データレートをaと
し、y=1のときのデータレートaを128kbps、
y=2のときのデータレートaを192kbps、y=
3のときのデータレートaを224kbpsと設定して
おく。
【0062】そして、ステップS1で、変数xに0を代
入してWalshチャンネルW0を設定し、また、変数
yに1を代入してデータレート128kbpsを設定す
る。
【0063】次に、ステップS2で、データレートを1
28kbpsとして、図1のシンボル記憶部15からW
alshチャンネルW0の復調シンボルの読み出しを行
う。
【0064】さらに、ステップS3で、パンクチャドシ
ンボル挿入部16でのパンクチャドシンボルの挿入を行
うが、このステップS3の処理は、y=2又は3のとき
に行われるものであり、現在の変数yは1に設定されて
いるので、ステップS3の処理を行わずにステップS4
に進む。
【0065】このステップS4では、ビタビ復号器17
において、データレートaを128kbpsとしてデー
タの復号を行う。これにより得られた復号データは、復
号データ記憶部18に出力される。また、このデータの
復号と同時に、パスメトリック量及び正規化シンボル誤
り数の計算を行う。
【0066】この後、ステップS5で、1つのWals
hチャンネルについて、具体的にはWalshチャンネ
ルW0について、1フレーム分の復調シンボルを読み出
したか否かを判別する。これにより、1フレーム分の復
調シンボルを読み出していないと判別されるならば、さ
らに、ステップS2〜S4の処理を行う。また、ステッ
プS5で、1つのWalshチャンネルについて1フレ
ーム分の復調シンボルを読み出して処理したと判別され
るならば、ステップS6に進む。
【0067】ステップS6では、ビタビ復号器17にお
いて、パスメトリック量の平均値の計算及び正規化シン
ボル誤り数の正規化を行って、このパスメトリック量の
平均値及び正規化シンボル誤り数をチャンネルパラメー
タ判定部19に出力する。
【0068】この後、ステップS7で変数yの値が3以
上であるか否かを判別する。ここで、現在の変数yの値
は1であるので、ステップS8で変数yの値に1を加算
して変数yを2に設定した後に、ステップS2に戻る。
【0069】そして、データレートaを192kbps
として、ステップS2でWalshチャンネルW0の復
調シンボルを読み出し、ステップS3で、符号化率r2
=3/4のときのパンクチャドシンボルを挿入し、ステ
ップS4で、データの復号、パスメトリック量及び正規
化シンボル誤り数の計算を行い、ステップS5の判別を
行った後に、ステップS6で、復号データを復号データ
記憶部18に出力し、パスメトリック量の平均値及び正
規化シンボル誤り数をチャンネルパラメータ判定部19
に出力する。
【0070】この後、ステップS7で、変数yの値が3
以上であるか否かを判別するが、現在の変数yの値は2
であるので、ステップS8で変数yの値に1を加算して
変数yを3に設定した後に、ステップS2に戻る。そし
て、変数yが2のときと同様にして、データレートaを
224kbpsとするときのステップS2〜S6までの
処理を行い、復号データを復号データ記憶部18に出力
し、パスメトリック量の平均値及び正規化シンボル誤り
数をチャンネルパラメータ判定部19に出力する。
【0071】このように、1つのWalshチャンネル
について、3つの異なるデータレート値を用いて、デー
タの復号、パスメトリック量の平均値及び正規化シンボ
ル数の計算を行う。
【0072】この後、ステップS7の判別においては、
現在の変数yの値は3であるので、ステップS9に進
み、変数yに1を設定する。
【0073】そして、ステップS10で、チャンネルパ
ラメータ判定部19において、復号結果として得られた
パスメトリック量及び正規化シンボル誤り数と、パスメ
トリック量及び正規化シンボル誤り数の、予め設定され
た設定閾値との比較を行う。実際には、現在の変数yは
1に設定されているので、データレートaを128kb
psとして得られたパスメトリック量及び正規化シンボ
ル誤り数と、これらの設定閾値とを比較する。
【0074】さらに、ステップS11で、データレート
aを128kbpsとして得られたパスメトリック量及
び正規化シンボル誤り数による判定閾値を設定し、ステ
ップS12で、上記判定閾値と、データレートaを12
8kbpsとして得られたパスメトリック量及び正規化
シンボル誤り数との比較を行う。
【0075】この後、ステップS13で、変数yの値が
4以上であるか否かを判別する。現在の変数yの値は1
であるので、ステップS14で、変数yの値に1を加算
して2とした後に、ステップS10に戻る。
【0076】そして、データレートaを192kbps
としたときに得られたパスメトリック量及び正規化シン
ボル誤り数を用いてステップS10〜S12までの処理
を行い、データレートが192kbpsのときのパスメ
トリック量及び正規化シンボル誤り数による判定閾値を
求め、この判定閾値とパスメトリック量及び正規化シン
ボル誤り数との比較を行う。
【0077】同様にして、変数yに3を設定し、データ
レートaを224kbpsとしたときに得られたパスメ
トリック量及び正規化シンボル誤り数を用いてステップ
S10〜S12までの処理を行い、データレートが22
4kbpsのときのパスメトリック量及び正規化シンボ
ル誤り数による判定閾値を求め、この判定閾値とパスメ
トリック量及び正規化シンボル誤り数との比較を行う。
【0078】さらに、変数yに4を設定し、Walsh
チャンネルW0が未使用であるとしてステップS10〜
S12までの処理を行い、パスメトリック量及び正規化
シンボル誤り数による判定閾値を求め、この判定閾値と
パスメトリック量及び正規化シンボル誤り数との比較を
行う。
【0079】この後、ステップS15で、チャンネルパ
ラメータの判定を行う。具体的には、3つの異なるデー
タレートを用いたときには、上記比較により得られた結
果において、データレートが128kbpsであるとき
の判定閾値を満たす場合には、送信データレートは12
8kbpsであるとし、データレートが192kbps
であるときの判定閾値を満たす場合には、送信データレ
ートは192kbpsであるとし、データレートが22
4kbpsであるときの判定閾値を満たす場合には、送
信データレートは224kbpsであるとして、各デー
タレートにおけるチャンネルパラメータを判定し、これ
らのときの回線品質の信頼度を1とする。また、Wal
shチャンネルが未使用のときには、復号データは無
く、回線品質の信頼度を2とする。
【0080】この後、ステップS16で、上記チャンネ
ルパラメータの判定に基づいて、復号データ記憶部18
に記憶されている、WalshチャンネルWxの1フレ
ーム分の復号データが出力される。また、チャンネルパ
ラメータ判定部19からは回線品質の信頼度が出力され
る。
【0081】このようにして、1つのWalshチャン
ネルWxについて、データの復号、チャンネルパラメー
タの判定、及び回線品質の信頼度を決定する。
【0082】さらに、ステップS17で、変数xの値が
7以上であるか否かを判別する。変数xの値が7以上で
ないならば、Walshチャンネルの8チャンネル分に
ついて、上述の処理を行っていないので、ステップS1
8で、変数xの値に1を加算して、ステップS2に戻
り、次のWalshチャンネルについて、データの復
号、チャンネルパラメータの判定、及び回線品質の信頼
度の決定の処理を行う。
【0083】次に、データレートの判定の基準になる判
定閾値について、図8及び図9を用いて、具体的に説明
する。
【0084】図8は、異なる3種類のデータレートの内
の1つのデータレートで畳み込み符号化を行い、ビタビ
復号を行ったときのパスメトリック量の平均値及び正規
化シンボル誤り数の平均値と標準偏差との関係を示すも
のである。正しいデータレートで復号した場合には、5
つの異なる電力/ノイズの値に対する標準偏差は、それ
ぞれA1、A2、A3、A4、A5で示され、電力/ノイズ
の値が大きくなるに従って小さくなる傾向にある。これ
に対して、間違ったデータレートで復号した場合の標準
偏差はB、Cで示すように、電力/ノイズの値に関わら
ず、それぞれのデータレートでほぼ一定の値を示す傾向
にある。
【0085】この結果から、図9に示すように、データ
レート毎に閾値A、B、Cをそれぞれ設定する。これら
の閾値A、B、Cと、各データレートで復号した、それ
ぞれのパスメトリック量及び正規化シンボル誤り数とを
比較し、それぞれのパスメトリック量及び正規化シンボ
ル誤り数の値が閾値内に存在するか否かを判定すること
により、送信された可能性が最も高いデータレートを推
定することができる。例えば、3種類の異なるデータレ
ートのパスメトリック量及び正規化シンボル誤り数が、
図9に示す閾値内に存在する場合には、送信されたデー
タレートは閾値Aを設定したデータレートであると判定
することができる。
【0086】尚、図9においては、電力/ノイズの値が
中間であるときに、データレートが正しく判定される確
率が高くなるように閾値を設定しているが、チャンネル
の種類や、目標とする通信品質を満たす電力/ノイズの
値によって最適な閾値を設定することが可能である。
【0087】上記実施例においては、3種類のデータレ
ートの中から、1つのデータレート及び未使用について
判定するので、図9に示す閾値と同様の閾値を、3種類
のデータレート128kbps、192kbps、22
4kbps及び未使用の場合について予め設定すること
により、データの有無やデータレート等のチャンネルパ
ラメータの判定を行うことができる。
【0088】また、判定されたチャンネルパラメータの
信頼度については、閾値より高いか、又は低いかの2値
で表しているが、閾値を2又は3段階のように多段階で
設定し、場合分けの数を増やすことによって、チャンネ
ルパラメータの信頼度を細分化し、精度を向上させるこ
とが可能である。
【0089】また、判定閾値から受信シンボルの電力/
ノイズの値を推定することができるので、復号データの
誤り率の推定が可能となり、復号データの品質の評価を
行うことができる。
【0090】また、上述した符号分割多重化送信装置
は、シリアルに入力される送信データを、パラレルデー
タに変換して処理しているが、上記シリアルの送信デー
タをそのままシリアルに処理することも可能である。
【0091】このシリアルの送信データをシリアルに処
理する符号分割多重化送信装置の他の実施例の概略的な
構成を図10に示す。尚、この符号分割多重化送信装置
の仕様は、図1に示す符号分割多重化送信装置の仕様と
同様であるものとする。即ち、システムの仕様、チャン
ネルの仕様、及びフレームの仕様は、表1、表2、及び
表3に示すものとし、また、チャンネルパラメータの割
り当ては図4に示すものとする。
【0092】図10の符号分割多重化送信装置では、送
信データがシリアルに入力されて入力バッファ1に記憶
された後に、フレーム生成部2に送られる。このフレー
ム生成部102では、チャンネルパラメータの設定と、
上記入力バッファ1から入力される送信データのデータ
ビット数の割り当てをフレーム毎に行う。また、上記設
定されたチャンネルパラメータは、畳み込み符号器10
3、パンクチャド符号器104、インタリーバ105、
Walshコード発生器106、ゲインコントローラ1
08、及び符号多重部109に送られる。これによっ
て、この符号分割多重化送信装置のタイミング制御が行
われる。上記フレーム生成部102からのフレーム毎の
データは、各Walshチャンネル毎に畳み込み符号器
103に入力される。
【0093】この畳み込み符号器103では、上記フレ
ーム生成部102で割り当てられたチャンネルパラメー
タに従って、符号化率r1、拘束長Kによる畳み込み符
号化が行われる。この畳み込み符号化されたデータは、
パンクチャド符号器104に送られる。このパンクチャ
ド符号器104では、上記フレーム生成部102で割り
当てられたチャンネルパラメータに従って、符号化率r
2を用いたパンクチャド符号化が行われて、符号化した
ビットの一部を消去しながら符号化を高める。この後、
上記パンクチャド符号器104から出力される送信シン
ボルは、インタリーバ105に送られる。
【0094】このインタリーバ105では、上記フレー
ム生成部102で割り当てられたチャンネルパラメータ
に従って、時間軸上で連続している送信シンボルが並び
変えられ、伝送路のバースト的な誤りがランダム化され
る。このインタリーバ105から出力される、Wals
hチャンネル毎の送信シンボルは、乗算器107に送ら
れる。
【0095】ここで、Walshコード発生器106で
は、上記フレーム生成部102で割り当てられたチャン
ネルパラメータに従って、各Walshチャンネル毎に
直交したWalshコードが発生される。このWals
hコードは、具体的には、例えば図11に示すものであ
る。このWalshコードは乗算器107に送られる。
よって、乗算器107では、上記インタリーバ105か
ら出力されるWalshチャンネル毎の送信シンボル
に、上記Walshコード発生器106からのWals
hコードが掛け合わせられる。この乗算器107からの
出力は、ゲインコントローラ108に送られる。このゲ
インコントローラ108では、上記フレーム生成部10
2で割り当てられたチャンネルパラメータに従って、重
み付けが行われる。この重み付けは、重要度に応じて、
送信シンボルの振幅を0、−3、−6dBの3段階とす
るものである。このゲインコントローラ108からの出
力は符号多重化部109に送られる。
【0096】この符号多重化部109は、1フレーム当
たりのWalshチップ数である4096の長さを持つ
フレームサイズメモリ92と、このフレームサイズメモ
リ92からの出力と上記ゲインコントローラ108でゲ
イン設定された送信シンボルとを加算する加算器91
と、セレクタ93とから構成される。この符号多重化部
109では、フレームサイズメモリ92がリセットされ
た後に、WalshチャンネルW0〜W7までの、直交符
号化された4096のWalshチップがフレームサイ
ズメモリ92に順次入力される。このとき、上記フレー
ム生成部102で設定されたチャンネルの使用の有無に
従って、チャンネル使用時であるときには、セレクタ9
3を介したフレームサイズメモリ92内のWalshチ
ップが加算器91に送られて、次に入力されるWals
hチャンネルのWalshチップと加算され、フレーム
サイズメモリ92内の値が更新される。また、チャンネ
ル未使用時であるときには、フレームサイズメモリ92
からの1フレーム分のWalshチップの加算を止め
る。これにより、WalshチャンネルW0〜W7までの
8チャンネル分加算された1フレーム分の符号分割多重
化データが生成され、この符号分割多重化データは乗算
器111に送られる。
【0097】この乗算器111には、PN発生器110
から発生される、±1のレベルの値をランダムに取るよ
うな矩形波である系列長8192のPN系列が入力され
ている。これにより、この乗算器111では、符号多重
化部19から出力される符号分割多重化データと上記P
N発生器110からのPN系列とが掛け合わせられて、
拡散変調が行われる。この拡散変調された送信信号は、
送信フィルタ112で帯域制限され、D/Aコンバータ
113でアナログ信号変換された後に、RF部114で
所望のRF周波数にアップコンバートされて、送信アン
テナ115から送信される。
【0098】また、図10の符号分割多重化送信装置の
データ送信手順のフローチャートを図12に示して、こ
の符号分割多重化送信装置のデータ送信動作について、
具体的に説明する。
【0099】先ず、ステップS31で、図10に示す各
ブロックの初期値の設定や、フレームサイズメモリ9
2、インタリーバ105、及び畳み込み符号器103の
リセット等のイニシャライズを行い、Walshチャン
ネル番号を0にセットする。
【0100】そして、ステップS32で、シリアルに入
力される送信データを入力バッファ101に格納し、ス
テップS33で、上記格納された送信データをフレーム
生成部102に出力すると共に、このフレーム精鋭部1
02で、フレーム毎に、Walshチャンネル毎の使用
チャンネルの有無やデータレート、及びデータビット数
等のチャンネルパラメータの設定を行う。
【0101】この後、ステップS34で、データの有無
を判別する。ここで、データが無いと判別される場合に
は、ステップS57に進んで、Walshチャンネル番
号に1を追加してWalshチャンネル番号をインクリ
メントし、次のWalshチャンネルW1について、ス
テップS34のデータの有無の判別を行う。このステッ
プS34及びステップS57の処理は、データが有ると
判別されるまで行う。
【0102】また、ステップS34で、データが有ると
判別される場合には、ステップS35に進んで、フレー
ム生成部102で設定した値に従って、データレート及
びビット数の割り当てを行い、ステップS36で、テー
ルビットの6ビットを付加する。そして、ステップS3
7で、畳み込み符号器103において、各Walshチ
ャンネル毎に、符号化率r1=1/2、拘束長K=7で
畳み込み符号を行う。
【0103】この後、畳み込み符号されたデータのデー
タレートの判別をステップS38、S39で行う。先
ず、ステップS38で、データレートが128kbps
であるか否かを判別する。これにより、データレートが
128kbpsであると判別されるならば、ステップS
42でデータレートが128kbpsのデータの1フレ
ーム当たりのシンボルを512シンボルとする。また、
ステップS38でデータレートが128kbpsでない
と判別されるならば、ステップS39に進んで、データ
レートが192kbpsであるか否かを判別する。これ
により、データレートが192kbpsであると判別さ
れるならば、ステップS10で、パンクチャド符号器1
04において、符号化率r2=3/4のパンクチャド符号
で符号化を行う。これにより、ステップS42でデータ
レートが192kbpsのデータの1フレーム当たりの
シンボルは512シンボルとされる。また、ステップS
39で、データレートが192kbpsでないと判別さ
れるならば、データレートは224kbpsであるの
で、パンクチャド符号器104において、符号化率r2
=7/8のパンクチャド符号で符号化を行う。これによ
り、ステップS42でデータレートが224kbpsの
データの1フレーム当たりのシンボルは512シンボル
とされる。
【0104】ステップS42で、シンボルが生成された
ならば、ステップS43で、インタリーバ105におい
て、インタリーブを行う。さらに、ステップS44で、
乗算器107においてインタリーブしたデータに、各W
alshチャンネルのフレームの先頭を一致させて、W
alshコード発生器106で発生される各チャンネル
に割り当てられたWalshコードを掛け合わせ、符号
化する。これにより、8チャンネル分のデータの合成が
行われる。この合成された1フレーム分のデータは、ス
テップS45で、ゲインコントローラ108により重み
付けされた後、符号多重化部109で処理される。
【0105】この符号多重化部109では、先ず、ステ
ップS46において、セットされたWalshチャンネ
ル番号、即ちWalshチャンネルW0のWalshチ
ップをフレームサイズメモリ92に入力する。そして、
ステップS47で、加算器91において、次にゲインコ
ントローラ108から入力されるWalshチャンネル
1のWalshチップと、セレクタ93を介したフレ
ームサイズメモリ92内の値とを加算し、ステップS4
8で、フレームサイズメモリ92内の値を更新する。こ
の後、ステップS49で、現在設定されているWals
hチャンネル番号の値をインクリメントして、次のWa
lshチャンネルを設定し、ステップS50で、Wal
shチャンネル番号が8にセットされたか否かの判別を
行う。
【0106】これにより、Walshチャンネル番号
は、まだ、8にセットされていないと判別されるなら
ば、WalshチャンネルW0〜W7の8チャンネル分に
ついて、符号多重化部109までの処理が終了していな
いことになるので、ステップS34に戻り、新しく設定
されたWalshチャンネルのデータの有無の判別を行
い、データが有ると判別されるならば、ステップS35
〜S49までの処理を行う。
【0107】また、ステップS50で、Walshチャ
ンネル番号は8にセットされたと判別されるならば、W
alshチャンネルW0〜W7までの8チャンネル分の処
理が終了したとみなされて、ステップS51に進み、フ
レームサイズメモリ92から8チャンネル分加算された
符号分割多重化信号を出力する。
【0108】具体的には、例えば、図4の3フレーム目
においては、WalshチャンネルW0、W1、W3、W4
のデータレートは128kbpsに割り当てられ、Wa
lshチャンネルW5のデータレートは224kbps
に割り当てられ、WalshチャンネルW7のデータレ
ートは192kbpsに割り当てられて、それぞれ使用
され、WalshチャンネルW2、W6はデータが無いの
で使用されない。即ち、8チャンネル中6チャンネルが
使用されて、総合データレートは928kbpsで伝送
される符号分割多重化信号が出力される。
【0109】さらに、ステップS52で、乗算器111
において、フレームの先頭とPN発生器110から出力
されるPN系列の先頭とが一致するようにタイミングを
合わせ、上記符号分割多重化信号のDS方式のスペクト
ル拡散を行う。
【0110】この後、ステップS53で、送信フィルタ
112においてスペクトル拡散された信号は、帯域が制
限され、ステップS54で、D/Aコンバータ113に
おいてアナログ信号に変換され、ステップS55でRF
部114において所望のRF周波数にアップコンバート
された後、ステップS56で送信アンテナ115から送
信される。
【0111】
【発明の効果】以上の説明からも明らかなように、本発
明に係る符号分割多重化送信装置は、直交符号化で決ま
るチャンネル数以下の数のチャンネル毎に、チャンネル
の使用の有無及びチャンネル使用時のデータレートから
成るチャンネルパラメータを設定し、このチャンネルパ
ラメータに基づいて、チャンネル毎のデータビット数の
割り当てを行い、上記直交符号化で決まるチャンネル数
以下の数のチャンネル分のデータをフレームデータとし
て出力し、上記チャンネルパラメータに基づいて上記フ
レームデータのチャンネル毎に畳み込み符号化を行い、
さらに、予め決められたデータレートに対応するシンボ
ル消失パターンを持つパンクチャド符号を用いて、上記
チャンネルパラメータのデータレートに基づいて、それ
ぞれパンクチャド符号化を行ってシンボルを生成し、上
記チャンネル毎のシンボルに、各チャンネルに割り当て
られた直交符号を乗算して直交符号化を行い、1フレー
ム分の各チャンネルの出力を全て加算して得られた符号
分割多重化信号であるフレームデータを、各フレーム毎
に可変したデータレートで送信することにより、決めら
れたチャンネル数以下のチャンネル数や決められたデー
タレートであるならば、制御チャンネルや制御情報を用
いずに、送信する情報量やデータレートをフレーム毎に
自由に選択して設定することができる。また、データレ
ートは、畳み込み符号及びパンクチャド符号によって決
定されるので、重要度が高いデータは符号化率を下げて
誤り訂正能力を高くし、また、重要度が低いデータは符
号化率を上げて誤り訂正能力を低くしてデータを送信す
る、重み付けをした階層化伝送を行うことが可能であ
る。
【0112】また、上記符号分割多重化信号に、疑似雑
音符号を用いてスペクトル拡散を行うことにより、DS
方式のスペクトル拡散を適応した符号分割多重化により
高速なシリアルデータをパラレル化して、低速なパラレ
ルデータで送信することができるので、1ビット当たり
の拡散処理利得を上げることができる。これにより、パ
スダイバーシティ等のフェージング対策を行うことがで
きるので、移動通信に応用することが可能になる。
【0113】また、本発明に係る符号分割多重化受信装
置は、フレーム単位の符号分割多重化信号を、チャンネ
ル毎に復調し、フレーム単位の復調シンボルのチャンネ
ル毎に、送信された可能性があるデータレートに対応す
るパンクチャドシンボルを挿入し、フレーム単位の復調
シンボルのチャンネル毎に、送信された可能性がある全
てのデータレートについて、それぞれビタビアルゴリズ
ムによる復号を行い、チャンネル毎の復号データ、チャ
ンネル毎の最尤パスのパスメトリック量を1フレーム分
加算した値の平均値、及びチャンネル毎の上記復号デー
タを再符号化したデータと上記復調シンボルとを比較し
て得られる誤りを1フレーム分加算して正規化した正規
化シンボル誤り数をフレーム毎に出力し、送信された可
能性がある全てのデータレートのパスメトリック量及び
正規化シンボル誤り数を用いて、各チャンネル毎に、チ
ャンネルパラメータであるチャンネル使用の有無及びチ
ャンネル使用時のデータレートを判定し、この判定結果
による回線品質の信頼度を出力し、フレーム単位の復号
データを、上記チャンネルパラメータに基づいてチャン
ネル毎に出力することにより、決められたチャンネル数
以下のチャンネル数や決められたデータレートであるな
らば、チャンネルパラメータが未知である場合にも、送
信データを正確に再生することができる。また、データ
送信中に、チャンネル数やデータレートが変更された場
合にも、制御チャンネルや制御情報を用いずに、送信デ
ータを正確に再生することができる。また、ビタビ復号
処理及びチャンネルパラメータの判定処理は、使用チャ
ンネルの最大数及び使用可能なデータレート数が適正な
値であるならば、シリアル処理を行う1つのビタビ復号
器及び1つのチャンネルパラメータ判定部によって実現
することが可能であるので、回路規模の削減を図ること
ができる。
【0114】また、上記フレーム単位の符号分割多重化
信号が疑似雑音符号を用いてスペクトル拡散を行った信
号であるならば、この符号分割多重化信号の逆拡散を行
うことにより、符号分割多重化によりシリアルデータを
パラレル化した低速なパラレルデータを復号することが
できる。
【0115】また、本発明に係る符号分割多重化送受信
システムは、上記符号分割多重化送信装置と上記符号分
割多重化受信装置とから成ることにより、符号分割多重
化送信装置側では、制御チャンネルや制御情報を用いず
に、送信する情報量やデータレートをフレーム毎に自由
に選択して設定することができ、符号分割多重化受信装
置側では、チャンネルパラメータが未知である場合に
も、送信データを正確に再生することができる。このと
き、上記符号分割多重化信号に、疑似雑音符号を用いて
スペクトル拡散を行うことにより、DS方式のスペクト
ル拡散を適応した符号分割多重化により高速なシリアル
データをパラレル化して、低速なパラレルデータで送信
することができるので、1ビット当たりの拡散処理利得
を上げることができる。これにより、パスダイバーシテ
ィ等のフェージング対策を行うことができるので、移動
通信に応用することが可能になる。また、上記スペクト
ル拡散を行った信号に対しては、逆拡散を行うことによ
り、データを復号することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る符号分割多重化送信装置の概略的
な構成図である。
【図2】本発明に係る符号分割多重化受信装置の概略的
な構成図である。
【図3】フレーム生成部の概略的な構成図である。
【図4】チャンネルパラメータの具体的な割り当てを示
す図である。
【図5】符号分割多重化部の概略的な構成図である。
【図6】チャンネルパラメータ判定部の概略的な構成図
である。
【図7】各Walshチャンネルの復号、チャンネルパ
ラメータの判定、及び回線品質の信頼度の決定のフロー
チャートである。
【図8】パスメトリック量及び正規化シンボル誤り数の
平均値と標準偏差との関係を示す図である。
【図9】パスメトリック量及び正規化シンボル誤り数の
平均値と閾値との関係を示す図である。
【図10】本発明に係る符号分割多重化送信装置の他の
実施例の概略的な構成図である。
【図11】Walshコードの具体的な例を示す図であ
る。
【図12】図10の符号分割多重化送信装置のデータ送
信手順のフローチャートである。
【符号の説明】
1、101 入力バッファ 2、102 フレーム生成部 3 符号分割多重化部 4、110 PN発生器 5、107、111 乗算器 6、112 送信フィルタ 7、113 D/Aコンバータ 8、11、114 RF部 9、115 送信アンテナ 10 受信アンテナ 12 A/Dコンバータ 13 逆拡散部 14 シンボル復調部 15 シンボル記憶部 16 パンクチャドシンボル挿入部 17 ビタビ復号器 18 復号データ記憶部 19 チャンネルパラメータ判定部 91 加算器 92 フレームサイズメモリ 93 セレクタ 103 畳み込み符号器 104 パンクチャド符号器 105 インタリーバ 106 Walshコード発生器 108 ゲインコントローラ 109 符号多重化部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1帯域内で、複数チャンネルのデータ
    を、直交符号を用いて符号分割多重化して送信する符号
    分割多重化送信装置において、 直交符号化で決まるチャンネル数以下の数のチャンネル
    毎に、チャンネルの使用の有無及びチャンネル使用時の
    データレートから成るチャンネルパラメータを設定し、
    このチャンネルパラメータに基づいて、チャンネル毎の
    データビット数の割り当てを行い、上記直交符号化で決
    まるチャンネル数以下の数のチャンネル分のデータをフ
    レームデータとして出力するフレーム生成手段と、 上記チャンネルパラメータに基づいて、上記フレーム生
    成手段からのフレームデータのチャンネル毎に畳み込み
    符号化を行う畳み込み符号化手段と、 上記畳み込み符号化手段からのチャンネル毎のデータ
    に、予め決められたデータレートに対応するシンボル消
    失パターンを持つパンクチャド符号を用いて、上記チャ
    ンネルパラメータのデータレートに基づいて、それぞれ
    パンクチャド符号化を行い、シンボルを生成するパンク
    チャドシンボル生成手段と、 上記パンクチャドシンボル生成手段からのチャンネル毎
    のシンボルに、各チャンネルに割り当てられた上記直交
    符号を乗算して直交符号化を行う直交符号化手段と、 上記直交符号化手段からの1フレーム分の各チャンネル
    の出力を全て加算して符号分割多重化信号を出力する加
    算手段とを備え、 上記フレームデータをフレーム毎に可変したデータレー
    トで送信することを特徴とする符号分割多重化送信装
    置。
  2. 【請求項2】 上記加算手段からの符号分割多重化信号
    に、疑似雑音符号を用いてスペクトル拡散を行うスペク
    トル拡散手段を備えることを特徴とする請求項1記載の
    符号分割多重化送信装置。
  3. 【請求項3】 フレーム単位の符号分割多重化信号を、
    チャンネル毎に復調するシンボル復調手段と、 上記シンボル復調手段からのフレーム単位の復調シンボ
    ルのチャンネル毎に、送信された可能性があるデータレ
    ートに対応するパンクチャドシンボルを挿入するパンク
    チャドシンボル挿入手段と、 上記パンクチャドシンボル挿入手段からのフレーム単位
    の復調シンボルのチャンネル毎に、送信された可能性が
    ある全てのデータレートについて、それぞれビタビアル
    ゴリズムによる復号を行い、チャンネル毎の復号デー
    タ、チャンネル毎の最尤パスのパスメトリック量を1フ
    レーム分加算した値の平均値、及びチャンネル毎の上記
    復号データを再符号化したデータと上記復調シンボルと
    を比較して得られる誤りを1フレーム分加算して正規化
    した正規化シンボル誤り数を、フレーム毎に出力するビ
    タビ復号手段と、 上記ビタビ復号手段からの、送信された可能性がある全
    てのデータレートのパスメトリック量及び正規化シンボ
    ル誤り数を用いて、各チャンネル毎に、チャンネルパラ
    メータであるチャンネル使用の有無及びチャンネル使用
    時のデータレートを判定し、この判定結果による回線品
    質の信頼度を出力するチャンネルパラメータ判定手段
    と、 上記ビタビ復号手段からのフレーム単位の復号データを
    チャンネル毎に記憶し、上記チャンネルパラメータ判定
    手段からのチャンネルパラメータに基づいて、上記復号
    データをチャンネル毎に出力する復号データ記憶手段と
    を備えることを特徴とする符号分割多重化受信装置。
  4. 【請求項4】 上記フレーム単位の符号分割多重化信号
    の逆拡散を行う逆拡散手段を備えることを特徴とする請
    求項3記載の符号分割多重化受信装置。
  5. 【請求項5】 1帯域内で、複数チャンネルのデータ
    を、直交符号を用いて符号分割多重化して送信する符号
    分割多重化送信装置において、直交符号化で決まるチャ
    ンネル数以下の数のチャンネル毎に、チャンネルの使用
    の有無及びチャンネル使用時のデータレートから成るチ
    ャンネルパラメータを設定し、このチャンネルパラメー
    タに基づいて、チャンネル毎のデータビット数の割り当
    てを行い、上記直交符号化で決まるチャンネル数以下の
    数のチャンネル分のデータをフレームデータとして出力
    するフレーム生成手段と、上記チャンネルパラメータに
    基づいて、上記フレーム生成手段からのフレームデータ
    のチャンネル毎に畳み込み符号化を行う畳み込み符号化
    手段と、上記畳み込み符号化手段からのチャンネル毎の
    データに、予め決められたデータレートに対応するシン
    ボル消失パターンを持つパンクチャド符号を用いて、上
    記チャンネルパラメータのデータレートに基づいて、そ
    れぞれパンクチャド符号化を行い、シンボルを生成する
    パンクチャドシンボル生成手段と、上記パンクチャドシ
    ンボル生成手段からのチャンネル毎のシンボルに、各チ
    ャンネルに割り当てられた上記直交符号を乗算して直交
    符号化を行う直交符号化手段と、上記直交符号化手段か
    らの1フレーム分の各チャンネルの出力を全て加算して
    符号分割多重化信号を出力する加算手段とを備え、上記
    フレームデータを、フレーム毎に可変したデータレート
    で送信する符号分割多重化送信装置と、 フレーム単位の符号分割多重化信号を、チャンネル毎に
    復調するシンボル復調手段と、上記シンボル復調手段か
    らのフレーム単位の復調シンボルのチャンネル毎に、送
    信された可能性があるデータレートに対応するパンクチ
    ャドシンボルを挿入するパンクチャドシンボル挿入手段
    と、上記パンクチャドシンボル挿入手段からのフレーム
    単位の復調シンボルのチャンネル毎に、送信された可能
    性がある全てのデータレートについて、それぞれビタビ
    アルゴリズムによる復号を行い、チャンネル毎の復号デ
    ータ、チャンネル毎の最尤パスのパスメトリック量を1
    フレーム分加算した値の平均値、及びチャンネル毎の上
    記復号データを再符号化したデータと上記復調シンボル
    とを比較して得られる誤りを1フレーム分加算して正規
    化した正規化シンボル誤り数を、フレーム毎に出力する
    ビタビ復号手段と、上記ビタビ復号手段からの、送信さ
    れた可能性がある全てのデータレートのパスメトリック
    量及び正規化シンボル誤り数を用いて、各チャンネル毎
    に、チャンネルパラメータであるチャンネル使用の有無
    及びチャンネル使用時のデータレートを判定し、この判
    定結果による回線品質の信頼度を出力するチャンネルパ
    ラメータ判定手段と、上記ビタビ復号手段からのフレー
    ム単位の復号データをチャンネル毎に記憶し、上記チャ
    ンネルパラメータ判定手段からのチャンネルパラメータ
    に基づいて、上記復号データをチャンネル毎に出力する
    復号データ記憶手段とを備える符号分割多重化受信装置
    とから成ることを特徴とする符号分割多重化送受信シス
    テム。
  6. 【請求項6】 上記符号分割多重化送信装置には上記加
    算手段からの符号分割多重化信号に、疑似雑音符号を用
    いてスペクトル拡散を行うスペクトル拡散手段を備え、
    上記符号分割多重化受信装置には上記フレーム単位の符
    号分割多重化信号の逆拡散を行う逆拡散手段を備えるこ
    とを特徴とする請求項5記載の符号分割多重化送受信シ
    ステム。
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