JP2002094350A - 分岐器 - Google Patents

分岐器

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JP2002094350A JP2000283003A JP2000283003A JP2002094350A JP 2002094350 A JP2002094350 A JP 2002094350A JP 2000283003 A JP2000283003 A JP 2000283003A JP 2000283003 A JP2000283003 A JP 2000283003A JP 2002094350 A JP2002094350 A JP 2002094350A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 磁化されることを防止する。 【解決手段】 ノイズ電流は第1の一次巻線P1−第2
の抵抗R2−第2の一次巻線P2を介してアースに流れ
るようになる。これにより、ノイズ電流は第2の抵抗R
2により減衰されるので、ノイズ電流により発生する磁
界が低減されてコアC1およびコアC2の磁化を防止す
ることができるようになる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、信号を分岐する分
岐器に関するものであり、CATVシステムにおける双
方向増幅装置のモニタ回路に適用して好適な分岐器に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のCATVシステムにおいて、CA
TVセンターと各加入者宅の間には伝送路が敷設されて
いるが、この伝送路における伝送損失を補償するため
に、伝送路にはある程度の距離毎に中継増幅器が挿入さ
れている。この中継増幅器としては、下り信号および上
り信号を増幅することのできる双方向増幅装置が一般に
用いられており、この双方向増幅装置により線路長等化
およびレベル補償を行っている。線路長等化とは、伝送
線路の伝送損失が周波数をfとしたときにf1/2に比例
する減衰特性となることから、この伝送損失と逆の周波
数特性となるような出力レベルで出力することにより、
受信端においてフラットな周波数特性を得ようとする等
化方式である。なお、下り信号とはCATVセンターか
ら各端末に向かう信号のことであり、上り信号とは各端
末からCATVセンターに向かう信号のことである。一
般的なCATVシステムにおいて、上り信号の周波数帯
域としては10〜55MHzが使用され、インターネッ
トサービスや電話等の端末からのデータとされている。
また、下り信号の周波数帯域としては70〜770MH
zが使用され、地上波や衛星放送のテレビ信号および独
自番組、インターネットサービスや電話等のデータとさ
れている。
【0003】従来のCATVシステム用の双方向増幅装
置の構成の一例を図6に示す。図6に示す双方向増幅装
置において、端子INは、下り信号が入力されると共に
上り信号が出力される端子であり、端子OUTは、下り
信号が出力されると共に上り信号が入力される端子であ
る。端子INは第1分波/混合器110に接続され、端
子INから入力された下り信号は第1分波/混合器11
0により分波されて下り増幅部111に供給される。下
り増幅部111において下り信号は所定のレベルまで増
幅されると共に線路長等化される。下り増幅部111の
出力側は第2分波/混合器113に接続されていると共
に、第2分波/混合器113はモニタ回路114に接続
されている。これにより、下り増幅部111により増幅
された下り信号は第2分波/混合器113で混合され
て、モニタ回路114に供給される。モニタ回路114
においては、供給された下り信号を端子OUTから出力
すると共に、例えば10dBあるいは20dB減衰され
た下り信号を分岐してモニタ端子MONIから出力して
いる。すなわち、モニタ回路114は分岐器により構成
されている。そして、このモニタ端子MONIにスペク
トラムアナライザ等の測定器を接続することにより、表
示された下り信号の周波数特性等を観測してモニタする
ことができる。
【0004】また、上り信号が入力される端子OUT
は、モニタ回路114に接続されており、端子OUTか
ら入力された上り信号はモニタ回路114を介して第2
分波/混合器113に供給されている。この際に、上り
信号はモニタ端子MONIからは出力されない。これ
は、モニタ回路114を構成している分岐器が方向性結
合器により構成されているためであり、端子OUTから
供給された上り信号は、モニタ回路114を介して第2
分波/混合器113により分波されて上り増幅部112
に供給される。上り増幅部112において上り信号は所
定のレベルまで増幅されると共に線路長等化される。上
り増幅部112の出力側は第1分波/混合器110に接
続されており、上り増幅部112から出力される上り信
号は第1分波/混合器110で混合されて、端子INか
ら出力される。
【0005】ここで、モニタ回路114を構成している
分岐器の原理について簡単に説明する。モニタ回路11
4を構成する分岐器は、第1の一次巻線P1と第1の二
次巻線S1とをコアC1に巻回した第1のトランスと、
第2の一次巻線P2と第2の二次巻線S2とをコアC2
に巻回した第2のトランスとを有している。第1の一次
巻線P1と第1の二次巻線S1との巻線比は、1:nと
されており、第2の一次巻線P2と第2の二次巻線S2
との巻線比は、n:1とされている。ここで、第2分波
/混合器113からの下り信号がモニタ回路114に供
給されて、第1の一次巻線P1に電流Idが流れたとす
ると、第1の二次巻線S1にId/nの電流が誘起され
る。また、この際に第2の一次巻線P2に印加される電
圧をEdとすると、第2の二次巻線S2にはEd/nの
電圧が誘起されるようになる。これにより、モニタ端子
MONIからは(Id/n)×(Ed/n)=Id・E
d/n2の電力が出力されるようになる。すなわち、下
り信号の電力が1/n2に減衰されてモニタ端子MON
Iから分岐出力されるようになる。すなわち、巻線比に
より分岐出力の減衰量を決定することができる。また、
端子OUTから出力される下り信号の電力は、供給され
た下り信号の電力の(1−1/n2)倍となると共に、
抵抗Rでは下り信号は消費されない。
【0006】また、端子OUTからの上り信号がモニタ
回路114に供給された場合に、第1の一次巻線P1に
電流−Iuが流れたとすると、第1の二次巻線S1に−
Iu/nの電流が誘起される。また、この際に第2の一
次巻線P2に印加される電圧をEuとすると、第2の二
次巻線S2にはEu/nの電圧が誘起されるようにな
る。これにより、抵抗Rでは(Iu/n)×(Eu/
n)=Iu・Eu/n2の電力が消費されるようにな
り、上り信号はモニタ端子MONIからは分岐出力され
ないようになる。このように、モニタ回路114は方向
性結合器とされており、モニタ端子MONIからは1/
2に減衰された下り信号だけが分岐されてモニタ出力
として出力されるようになる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】CATVシステムにお
いては、各端末からの上り信号は全てCATVセンター
に集められることになる。そのため、各端末や伝送路の
挿入された伝送機器からノイズ成分が混入されると、そ
れらのノイズ成分もCATVセンターで集められて大き
なノイズとなってしまうようになる。このようなノイズ
は流合雑音といわれており、流合雑音は上り信号のSN
比等の品質を劣化させる原因となっている。そこで、双
方向増幅装置の上り増幅部112においては、使用の態
様に応じて上り信号を増幅して出力するモードと、上り
信号をパスさせるモードと、上り信号を遮断するモード
とのいずれかのモードを選択できるようにして、極力流
合雑音を抑制するようにしている。
【0008】ところで、上り信号を増幅して出力するモ
ードではスイッチSWをオンして上り増幅器に電源DC
を供給するようにし、上り信号をパスさせるモードと、
上り信号を遮断するモードでは、スイッチSWをオフし
て上り増幅器に電源DCを供給しないようにしていた。
この場合、下り信号がモニタ回路114に供給された際
に、モニタ回路114において下り信号中の複数のチャ
ンネルにおける2つのキャリア周波数の差周波数を有す
る成分が歪信号として発生することがわかった。これ
は、相互変調という現象であるが、相互変調により相互
変調歪が発生し、次のような問題点が生じることにな
る。例えば、地上波のテレビ信号のチャンネル間隔は6
MHzとされていることから、2つのチャンネルにおけ
るキャリア周波数間の差周波数は、6MHz、12MH
z・・・・となる。したがって、差周波数を有する歪信
号の周波数は、一般的に10〜55MHzとされる上り
信号の周波数帯域内のノイズになるという問題点があっ
た。
【0009】しかも、この歪信号は上り増幅部112に
おいて増幅されて端子INから次の双方向増幅装置に向
かって出力されるようになる。ここで、図6に示す双方
向増幅装置において端子INから出力される上り信号の
10MHz〜60MHzの周波数帯域におけるスペクト
ルの測定結果の一例を図7に示す。図7を参照すると、
マーカ周波数MKRとして示されている周波数12MH
zのスペクトルは56.0dBの大きなレベルとされて
おり、上り信号に悪影響を与える流合雑音となることが
わかる。さらに、マーカ周波数MKR以外の周波数のス
ペクトルも多数発生されており、これらの歪信号のレベ
ルは56dB以下とされているものの、一応の相互変調
の規格値である43dBを超えており、流合雑音になる
という問題点があった。
【0010】このように、双方向増幅装置にモニタ回路
114として設けられている従来の分岐器においては、
上り信号の周波数帯域における歪信号を発生してしまう
という問題点があった。そこで、本発明は歪信号を極力
発生しないようにした分岐器を提供することを目的とし
ている。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の分岐器は、第1のコアに巻回された第1の一
次巻線と第1の二次巻線からなる第1のトランスと、第
2のコアに巻回された第2の一次巻線と第2の二次巻線
からなる第2のトランスと、前記第2の二次巻線の一端
とアース間に接続された第1の抵抗と、前記第1の一次
巻線の一端と前記第2の一次巻線の一端との間に接続さ
れた第2の抵抗と、前記第1の二次巻線の一端と前記第
2の二次巻線の一端との間に接続された第3の抵抗とを
備え、前記第1の一次巻線の他端が第1の端子に接続さ
れていると共に、前記第1の一次巻線の一端が第2の端
子に接続されており、また、前記第2の二次巻線の他端
が分岐出力端子に接続されており、さらに、前記第1の
二次巻線の他端と前記第2の一次巻線の他端がアースに
接続されている。
【0012】また、上記目的を達成することのできる本
発明の他の分岐器は、第1のコアに巻回された第1の一
次巻線と第1の二次巻線からなる第1のトランスと、第
2のコアに巻回された第2の一次巻線と第2の二次巻線
からなる第2のトランスと、前記第2の二次巻線の一端
とアース間に接続された第1の抵抗と、前記第1の二次
巻線の他端とアースとの間に接続された第2の抵抗と、
前記第2の一次巻線の他端とアースとの間に接続された
第3の抵抗とを備え、前記第1の一次巻線の他端が第1
の端子に接続されていると共に、前記第1の一次巻線の
一端が第2の端子に接続されており、また、前記第2の
二次巻線の他端が分岐出力端子に接続されており、さら
に、前記第2の一次巻線の一端が前記第1の一次巻線の
一端に接続されていると共に、前記第1の二次巻線の一
端が前記第2の二次巻線の一端に接続されている。
【0013】さらに、上記目的を達成することのできる
本発明のさらに他の分岐器は、第1のコアに巻回された
第1の一次巻線と第1の二次巻線からなる第1のトラン
スと、第2のコアに巻回された第2の一次巻線と第2の
二次巻線からなる第2のトランスと、前記第2の二次巻
線の一端とアース間に接続された抵抗と、前記第1の一
次巻線の他端と前記第2の二次巻線の他端との間に接続
されたチョークコイルとを備え、前記第1の一次巻線の
他端が第1の端子に接続されていると共に、前記第1の
一次巻線の一端が第2の端子に接続されており、また、
前記第2の二次巻線の他端が分岐出力端子に接続されて
おり、さらに、前記第2の一次巻線の一端が前記第1の
一次巻線の一端に接続されていると共に、前記第1の二
次巻線の一端が前記第2の二次巻線の一端に接続されて
おり、さらにまた、前記第1の二次巻線の他端と前記第
2の一次巻線の他端がアースに接続されている。
【0014】このような本発明によれば、分岐器に流入
するノイズ電流を抵抗により減衰させることができる。
すなわち、ノイズ電流が分岐器における巻線に流れて分
岐器のトランスが磁化されることが、歪信号が発生する
原因となっており、上記したようにノイズ電流を抵抗で
減衰させることにより、分岐器のトランスの磁化を防止
することができ、歪信号の発生を防止することができる
ようになる。従って、このような分岐器を双方向増幅器
のモニタ回路に適用すると、流合雑音を低減することが
でき上り信号を高品質に維持することができるようにな
る。また、チョークコイルを設けてノイズ電流を2分割
して分岐器の巻線に流すようにすると、ノイズ電流が小
さくなり分岐器のトランスの磁化を防止して、歪信号の
発生を防止することができるようになる。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明の分岐器の実施の形態の第
1の構成例を図1に示す。図1に示す本発明の第1の実
施の形態にかかる分岐器1は、第1の一次巻線P1と第
1の二次巻線S1とをコアC1に巻回した第1のトラン
スと、第2の一次巻線P2と第2の二次巻線S2とをコ
アC2に巻回した第2のトランスとを備えている。第1
の一次巻線P1の一端は入力端子に接続されており、そ
の他端は出力端子に接続されていると共に第2の抵抗R
2の一端に接続されている。第1の二次巻線S1の一端
はアースに接続されており、その他端は第3の抵抗R3
の一端に接続されている。第2の一次巻線P2の一端は
アースに接続されており、その他端は第2の抵抗R2の
他端に接続されている。第2の二次巻線S2の一端は分
岐出力端子に接続されており、その他端は第3の抵抗R
3の他端に接続されていると共に、第1の抵抗R1の一
端に接続されている。第1の抵抗R1の他端はアースに
接続されている。
【0016】このように構成された分岐器1の入力端子
からノイズ電流が流入すると、ノイズ電流は第1の一次
巻線P1−第2の抵抗R2−第2の一次巻線P2を介し
てアースに流れるようになる。すなわち、ノイズ電流は
第2の抵抗R2により減衰されるので、ノイズ電流によ
り発生する磁界が低減されてコアC1およびコアC2の
磁化を防止することができるようになる。
【0017】ここで、コアC1およびコアC2が磁化さ
れた際に相互変調歪が発生する原理について、以下に説
明する。ただし、説明に用いる分岐器においては第2の
抵抗R2および第3の抵抗R3が設けられていない分岐
器(図6のモニタ回路114参照)とされている。分岐
器にノイズ電流が流入すると、このノイズ電流は、分岐
器の第1の一次巻線P1および第2の一次巻線P2を介
してアースへ流れるようになる。このノイズ電流のエネ
ルギはかなり大きいため、第1の一次巻線P1にノイズ
電流が流れた際に、第1の一次巻線P1が巻回されてい
るコアC1が磁化されてしまうようになる。同様に、第
2の一次巻線P2にノイズ電流が流れた際に、第2の一
次巻線P2が巻回されているコアC2も磁化されてしま
うようになる。
【0018】分岐器は、少なくとも上り信号の周波数帯
域と下り信号の周波数帯域にわたる10MHz〜770
MHzにおいて動作しなければならないことから、分岐
器に使用されているコアC1およびコアC2は、通常は
めがね型の小さなコアを用いることにより、高周波特性
を良好としている。このように、小さなコアとされてい
ると、その断面積も小さくなり、コアC1およびコアC
2の保持力は小さいものとならざるを得ない。すると、
コアC1およびコアC2が磁化されると、コアC1およ
びコアC2に磁気的バイアスがかかった状態となり、保
持力の小さいコアC1およびコアC2は非線形領域や飽
和領域で動作するようになる。このように、コアC1お
よびコアC2が非線形領域や飽和領域で動作することに
より、相互変調歪が生じるようになるのである。
【0019】そこで、第2の抵抗R2を第1の一次巻線
P1と第2の一次巻線P2との間に接続することによ
り、ノイズ電流を減衰させてコアC1およびコアC2が
磁化されることを防止するようにしている。これによ
り、分岐器1において相互変調歪の発生を防止すること
ができ、本発明にかかる分岐器1を双方向増幅装置にお
けるモニタ回路に適用しても、上り増幅部に電源を供給
するスイッチSWをオン/オフした際に、モニタ回路に
おいて歪信号が発生しないようになる。なお、第3の抵
抗R3は、回路のバランスを取るために設けられてい
る。
【0020】図1に戻り、本発明にかかる分岐器1にお
いて、分岐出力端子から出力される信号の減衰量につい
て説明する。分岐器1における第1の一次巻線P1と第
1の二次巻線S1との巻線比は、1:nとされており、
第2の一次巻線P2と第2の二次巻線S2との巻線比
は、n:1とされている。ここで、入力端子に入力され
た信号により、第1の一次巻線P1に電流Idが流れた
とすると、第1の二次巻線S1にId/nの電流が誘起
される。また、この際に第2の一次巻線P2に印加され
る電圧をEdとすると、第2の二次巻線S2にはEd/
nの電圧が誘起されるようになる。これにより、第2の
抵抗R2および第3の抵抗R3を無視すると、分岐出力
端子からは(Id/n)×(Ed/n)=Id・Ed/
2の電力が出力されるようになる。すなわち、入力さ
れた信号の電力が1/n2に減衰されて分岐出力端子か
ら分岐出力されるようになる。このように、巻線比によ
り分岐出力の減衰量を決定することができる。
【0021】そして、第2の抵抗R2と第3の抵抗R3
によって分岐出力はさらに減衰するようになる。ここ
で、第2の抵抗R2と第3の抵抗R3の抵抗値が等しく
されており、その抵抗値をRaとし、分岐出力端子に接
続される負荷抵抗がRoであるとすると、第2の抵抗R
2と第3の抵抗R3による減衰量は、Ro/(Ra+R
o)と表される。ここで、第2の抵抗R2と第3の抵抗
R3との抵抗値Raは、ノイズ電流を減衰することので
きる抵抗値とする必要があり、決定された抵抗値Raを
参照して第1のトランスと第2のトランスの巻線比を決
定することにより、10dBあるいは20dB減衰した
分岐出力を得ることができる。また、出力端子から出力
される信号の電力は、入力された信号の電力の(1−1
/n2)倍となると共に、第1の抵抗R1では入力信号
は消費されない。
【0022】ところで、出力端子から信号が入力された
場合に、第1の一次巻線P1に電流−Iuが流れたとす
ると、第1の二次巻線S1に−Iu/nの電流が誘起さ
れる。また、この際に第2の一次巻線P2に印加される
電圧をEuとすると、第2の二次巻線S2にはEu/n
の電圧が誘起されるようになる。これにより、第2の抵
抗R2および第3の抵抗R3を無視すると、第1の抵抗
R1では(Iu/n)×(Eu/n)=Iu・Eu/n
2の電力が消費されるようになり、上り信号は分岐出力
端子からは出力されないようになる。このように、分岐
器1は方向性結合器とされており、分岐出力端子からは
上記したように入力端子から入力された信号だけが分岐
されるようになる。
【0023】次に、本発明の分岐器の実施の形態の第2
の構成例を図2に示す。図2に示す本発明の第2の実施
の形態にかかる分岐器2は、第1の一次巻線P1と第1
の二次巻線S1とをコアC1に巻回した第1のトランス
と、第2の一次巻線P2と第2の二次巻線S2とをコア
C2に巻回した第2のトランスとを備えている。第1の
一次巻線P1の一端は入力端子に接続されており、その
他端は出力端子に接続されている。第1の二次巻線S1
の一端は第2の抵抗の一端に接続されており、その他端
は第2の二次巻線S2の他端に接続されている。第2の
一次巻線P2の一端は第3の抵抗R3の一端に接続され
ており、その他端は第1の一次巻線P1の他端に接続さ
れている。第2の二次巻線S2の一端は分岐出力端子に
接続されており、その他端は第1の抵抗R1の一端に接
続されている。第1の抵抗R1の他端、第2の抵抗R2
の他端および第3の抵抗R3の他端はアースに接続され
ている。
【0024】このように構成された分岐器2の入力端子
からノイズ電流が流入すると、ノイズ電流は第1の一次
巻線P1−第2の一次巻線P2−第3の抵抗R3を介し
てアースに流れるようになる。すなわち、ノイズ電流は
第3の抵抗R3により減衰されるので、ノイズ電流によ
り発生する磁界が低減されてコアC1およびコアC2の
磁化を防止することができるようになる。このように、
コアC1およびコアC2の磁化が防止されると、保持力
が小さくされているコアC1およびコアC2であっても
非線形領域や飽和領域ではなく、直線領域で動作するよ
うになる。従って、分岐器2にノイズ電流が流入されて
も、分岐器2において相互変調歪が生じることを防止す
ることができるようになる。なお、第2の抵抗R2は回
路のバランスを取るために設けられている。
【0025】本発明の第2の実施の形態にかかる分岐器
2において、分岐出力端子から出力される分岐信号の減
衰量は、図1に示す第1の実施の形態にかかる分岐器1
と同様とされている。すなわち、第2の抵抗R2と第3
の抵抗R3の抵抗値Raは、ノイズ電流を減衰できる抵
抗値とする必要があり、この抵抗値Raを参照して第1
のトランスと第2のトランスの巻線比nを決定すること
により、10dBあるいは20dB減衰した分岐出力を
得ることができる。また、出力端子から出力される信号
の電力は、入力された信号の電力の(1−1/n2)倍
となると共に、第1の抵抗R1では入力信号は消費され
ない。また、第2の実施の形態にかかる分岐器2も方向
性結合器とされており、分岐出力端子からは上記したよ
うに入力端子から入力された信号だけが分岐されるよう
になる。
【0026】次に、本発明の分岐器の実施の形態の第3
の構成例を図3に示す。図3に示す本発明の第3の実施
の形態にかかる分岐器3は、第1の一次巻線P1と第1
の二次巻線S1とをコアC1に巻回した第1のトランス
と、第2の一次巻線P2と第2の二次巻線S2とをコア
C2に巻回した第2のトランスとを備えている。第1の
一次巻線P1の一端は入力端子に接続されており、その
他端は出力端子に接続されている。第1の二次巻線S1
の一端はアースに接続されており、その他端は第2の二
次巻線S2の他端に接続されている。第2の一次巻線P
2の一端はアースに接続されており、その他端は第1の
一次巻線P1の他端に接続されている。第2の二次巻線
S2の一端は分岐出力端子に接続されており、その他端
は第1の抵抗R1の一端に接続されている。第1の抵抗
R1の他端はアースに接続されている。さらに、第1の
一次巻線P1の一端と第2の二次巻線S2の一端との間
にチョークコイルCHが接続されている。
【0027】このように構成された分岐器3の入力端子
からノイズ電流が流入すると、ノイズ電流は第1の一次
巻線P1−第2の一次巻線P2を介してアースに流れる
と共に、チョークコイルCH−第2の二次巻線S2−第
1の二次巻線S1を介してアースに流れるようになる。
すなわち、ノイズ電流は2つに分流して流れるため、そ
れぞれのノイズ電流は減衰されるようになる。これによ
り、ノイズ電流により発生する磁界が低減されてコアC
1およびコアC2の磁化を防止することができるように
なる。このように、コアC1およびコアC2の磁化が防
止されると、保持力が小さくされているコアC1および
コアC2であっても非線形領域や飽和領域ではなく、直
線領域で動作するようになる。従って、分岐器3にノイ
ズ電流が流入されても、分岐器3において相互変調歪が
生じることを防止することができるようになる。
【0028】本発明の第3の実施の形態にかかる分岐器
3において、チョークコイルCHでは高周波信号は阻止
されるため、分岐出力端子から出力される分岐信号の減
衰量は、図1に示す第1の実施の形態にかかる分岐器1
において、第2の抵抗R2と第3の抵抗R3とを無視し
た場合と同様とされる。すなわち、第1のトランスと第
2のトランスの巻線比nにより、10dBあるいは20
dB減衰した分岐出力を得ることができる。また、出力
端子から出力される信号の電力は、入力された信号の電
力の(1−1/n2)倍となると共に、第1の抵抗R1
では入力信号は消費されない。また、第3の実施の形態
にかかる分岐器3も方向性結合器とされており、分岐出
力端子からは上記したように入力端子から入力された信
号だけが分岐されるようになる。
【0029】以上説明した第1の実施の形態の分岐器1
ないし第3の実施の形態の分岐器3は、いずれもCAT
Vシステムに使用する双方向増幅装置に適用することが
できる。そこで、一例として第1の実施の形態の分岐器
1を双方向増幅装置に適用した際の構成を図4に示す。
図4に示す双方向増幅装置10において、入力端子は、
下り信号が入力されると共に上り信号が出力される端子
であり、出力端子は、下り信号が出力されると共に上り
信号が入力される端子である。入力端子は第1分波/混
合器20に接続され、入力端子から入力された下り信号
は第1分波/混合器20により分波されて下り増幅部2
1に供給される。下り増幅部21において下り信号は所
定のレベルまで増幅されると共に線路長等化される。下
り増幅部21の出力側は第2分波/混合器23に接続さ
れていると共に、第2分波/混合器23はモニタ回路2
4に接続されている。これにより、下り増幅部21によ
り増幅された下り信号は第2分波/混合器23で混合さ
れて、モニタ回路24に供給される。モニタ回路24
は、本発明にかかる第1の実施の形態の分岐器1により
構成されており、供給された下り信号を出力端子から出
力すると共に、例えば10dBあるいは20dB減衰し
た下り信号をモニタ端子から分岐出力している。このモ
ニタ端子にスペクトラムアナライザ等の測定器を接続す
ることにより、下り信号の周波数特性等を観測してモニ
タすることができる。
【0030】また、上り信号が入力される出力端子は、
モニタ回路24に接続されており、出力端子から入力さ
れた上り信号はモニタ回路24を介して第2分波/混合
器23に供給されている。この際に、上り信号はモニタ
端子からは出力されない。これは、モニタ回路24が方
向性結合器により構成されているためであり、出力端子
から供給された上り信号は、モニタ回路24を介して第
2分波/混合器23により分波されて上り増幅部22に
供給される。上り増幅部22において上り信号は所定の
レベルまで増幅されると共に線路長等化される。上り増
幅部22の出力側は第1分波/混合器20に接続されて
おり、上り増幅部22から出力される上り信号は第1分
波/混合器20で混合されて、入力端子から出力され
る。
【0031】また、双方向増幅装置10の上り増幅部2
2においては、使用の態様に応じて上り信号を増幅して
出力するモードと、上り信号をパスさせるモードと、上
り信号を遮断するモードとのいずれかのモードを選択で
きる構成とされている。この際に、上り信号を増幅して
出力するモードではスイッチSWをオンして上り増幅部
22に内蔵されている上り増幅器に電源DCを供給する
ようにし、上り信号をパスさせるモードと、上り信号を
遮断するモードでは、スイッチSWをオフして上り増幅
器に電源DCを供給しないようにしている。
【0032】ここで、本発明の第1の実施の形態にかか
る分岐器1をモニタ回路24に適用した作用を示すため
に、図4に示す双方向増幅装置10において入力端子か
ら出力される上り信号の10MHz〜60MHzの周波
数帯域におけるスペクトルの測定結果の一例を図5に示
す。図5を参照すると、マーカ周波数MKRとして示さ
れている周波数19.93MHzのスペクトルのレベル
が最大となり、そのレベルはわずか27.4dBの小さ
なレベルとなる。さらに、マーカ周波数MKR以外の周
波数のスペクトルも多数発生されているが、これらのス
ペクトルのレベルも一応の相互変調の規格値である43
dBを遙かに下回っており、上り信号に影響を与えない
ことがわかる。このように、本発明の第1の実施の形態
にかかる分岐器1をモニタ回路24に適用することによ
り、モニタ回路24において歪成分が極力発生しないよ
うにすることができる。
【0033】
【発明の効果】本発明は以上のように、分岐器に流入す
るノイズ電流を抵抗により減衰させることができる。す
なわち、ノイズ電流が分岐器における巻線に流れて分岐
器のトランスが磁化されることが、歪信号が発生する原
因となっており、上記したようにノイズ電流を抵抗で減
衰させることにより、分岐器のトランスの磁化を防止す
ることができ、歪信号の発生を防止することができるよ
うになる。従って、このような分岐器を双方向増幅器の
モニタ回路に適用すると、流合雑音を低減することがで
き上り信号を高品質に維持することができるようにな
る。また、チョークコイルを設けてノイズ電流を2分割
して分岐器の巻線に流すようにすると、ノイズ電流が小
さくなり分岐器のトランスの磁化を防止して、歪信号の
発生を防止することができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の分岐器の実施の形態の第1の構成例を
示す図である。
【図2】本発明の分岐器の実施の形態の第2の構成例を
示す図である。
【図3】本発明の分岐器の実施の形態の第3の構成例を
示す図である。
【図4】本発明の実施の形態にかかる分岐器を双方向増
幅装置に適用した際の構成例を示す図である。
【図5】本発明の実施の形態にかかる分岐器を適用した
双方向増幅装置から出力される上り信号の周波数帯域に
おけるスペクトルの一例を示す図である。
【図6】従来の双方向増幅装置の構成を示す図である。
【図7】従来の双方向増幅装置から出力される上り信号
の周波数帯域におけるスペクトルの一例を示す図であ
る。
【符号の説明】
1 分岐器、2 分岐器、3 分岐器、10 双方向増
幅装置、20 第1分波/混合器、21 下り増幅部、
22 上り増幅部、23 第2分波/混合器、24 モ
ニタ回路、110 第1分波/混合器、111 下り増
幅部、112 上り増幅部、113 第2分波/混合
器、114 モニタ回路、C1 コア、C2コア、CH
チョークコイル、DC 電源、P1 第1の一次巻
線、P2 第2の一次巻線、R 抵抗、R1 第1の抵
抗、R2 第2の抵抗、R3 第3の抵抗、S1 第1
の二次巻線、S2 第2の二次巻線、SW スイッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岡元 達哉 埼玉県蕨市北町4丁目7番4号 日本アン テナ株式会社蕨工場内 Fターム(参考) 5C056 FA02 FA03 GA11 HA01 HA14 5C064 BA01 BB05 BC12 BC14

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1のコアに巻回された第1の一次巻線
    と第1の二次巻線からなる第1のトランスと、 第2のコアに巻回された第2の一次巻線と第2の二次巻
    線からなる第2のトランスと、 前記第2の二次巻線の一端とアース間に接続された第1
    の抵抗と、 前記第1の一次巻線の一端と前記第2の一次巻線の一端
    との間に接続された第2の抵抗と、 前記第1の二次巻線の一端と前記第2の二次巻線の一端
    との間に接続された第3の抵抗とを備え、 前記第1の一次巻線の他端が第1の端子に接続されてい
    ると共に、前記第1の一次巻線の一端が第2の端子に接
    続されており、また、前記第2の二次巻線の他端が分岐
    出力端子に接続されており、さらに、前記第1の二次巻
    線の他端と前記第2の一次巻線の他端がアースに接続さ
    れていることを特徴とする分岐器。
  2. 【請求項2】 第1のコアに巻回された第1の一次巻線
    と第1の二次巻線からなる第1のトランスと、 第2のコアに巻回された第2の一次巻線と第2の二次巻
    線からなる第2のトランスと、 前記第2の二次巻線の一端とアース間に接続された第1
    の抵抗と、 前記第1の二次巻線の他端とアースとの間に接続された
    第2の抵抗と、 前記第2の一次巻線の他端とアースとの間に接続された
    第3の抵抗とを備え、 前記第1の一次巻線の他端が第1の端子に接続されてい
    ると共に、前記第1の一次巻線の一端が第2の端子に接
    続されており、また、前記第2の二次巻線の他端が分岐
    出力端子に接続されており、さらに、前記第2の一次巻
    線の一端が前記第1の一次巻線の一端に接続されている
    と共に、前記第1の二次巻線の一端が前記第2の二次巻
    線の一端に接続されていることを特徴とする分岐器。
  3. 【請求項3】 第1のコアに巻回された第1の一次巻線
    と第1の二次巻線からなる第1のトランスと、 第2のコアに巻回された第2の一次巻線と第2の二次巻
    線からなる第2のトランスと、 前記第2の二次巻線の一端とアース間に接続された抵抗
    と、 前記第1の一次巻線の他端と前記第2の二次巻線の他端
    との間に接続されたチョークコイルとを備え、 前記第1の一次巻線の他端が第1の端子に接続されてい
    ると共に、前記第1の一次巻線の一端が第2の端子に接
    続されており、また、前記第2の二次巻線の他端が分岐
    出力端子に接続されており、さらに、前記第2の一次巻
    線の一端が前記第1の一次巻線の一端に接続されている
    と共に、前記第1の二次巻線の一端が前記第2の二次巻
    線の一端に接続されており、さらにまた、前記第1の二
    次巻線の他端と前記第2の一次巻線の他端がアースに接
    続されていることを特徴とする分岐器。
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