JP2002093128A - ディスク記録装置 - Google Patents

ディスク記録装置

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JP2002093128A JP2001227388A JP2001227388A JP2002093128A JP 2002093128 A JP2002093128 A JP 2002093128A JP 2001227388 A JP2001227388 A JP 2001227388A JP 2001227388 A JP2001227388 A JP 2001227388A JP 2002093128 A JP2002093128 A JP 2002093128A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ディスク上の記録データ中の所望のマーカ点
と実質的にずれがない検索用の位置情報を生成する。 【解決手段】 アドレスデータが予め記録されており、
所定領域にTOC(記録データに関する情報)を書き込
むようにしたディスクを用いるディスク記録装置であ
る。記録動作中に、所定のキーが操作されたとき、この
キー操作時点よりも予め定められた所定遡及時間前のア
ドレスをTOCデータとして書き込む。再生時には、こ
のTOCデータとして記憶されているアドレスに基づい
て、ディスク上の所望のマーカポイントを速やかに検出
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ディスク記録装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、テープレコーダで、例えば、講演
の録音をしながら、途中のここぞと思うポイントで、所
定のキーを操作することにより、可聴帯域外の、あるい
は音声の聞き取りに支障とならない低周波数のマーカ
(キュー信号)をテープに記録するようにしたものが知
られている。
【0003】この低周波数のマーカが記録されたテープ
を高速再生すると、再生されたマーカの周波数が可聴帯
域内になり、これを手がかりとして、録音内容のポイン
トを検索することができて、テープの編集などに便利で
ある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、記録媒体と
して、テープを使用するときは、上記マーカを記録した
ポイントをサーチするために、テープ早送りや巻き戻し
を行わなければならず、マーカポイントを見付け出すの
に時間がかかるという基本的な問題があった。
【0005】また、前述のような従来のテープレコーダ
では、使用者が、例えば講演を聴きながら、そのポイン
トであると判断してから、マーカキーを操作するので、
内容判断のための時間だけキー操作が遅くなり、必然的
に、テープ上のマーカ位置が希望するポイントの録音始
点よりも下流側にずれてしまう。
【0006】また、誤ってマーカキーに触れた場合で
も、マーカがテープに記録されてしまい、ポイント検索
の妨げになるという問題があった。
【0007】この発明は、以上の点にかんがみ、記録媒
体としてディスクを使用し、マーカポイントのサーチが
容易に行え、しかも、希望するマーカポイントと実質的
にずれがない、検索用の位置情報を生成することができ
るディスク記録装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、この発明によるディスク記録装置は、アドレスデー
タが予め記録されているディスクを用いると共に、記録
データに関する情報が上記ディスクの予め設定された所
定領域に記録されるディスク記録装置において、記録動
作中に所定のキーが所定時間継続して操作されたとき
に、このキー操作時点に応じたアドレスが上記記録デー
タに関する情報として上記所定領域に書き込まれるよう
にされることを特徴とする。
【0009】上記の構成によれば、記録動作中に所定の
キーが操作された時点で、このキー操作に対応するディ
スク上の位置情報が生成されて、その位置情報であるア
ドレスがディスク上の所定領域に書き込まれる。再生時
には、この位置情報に基づいて、ディスク上の所望のマ
ーカポイントが速やかに検出される。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図1、図2及び図3を参照
しながら、この発明によるディスク記録装置の実施の形
態を、音声データ圧縮伸長型の光磁気ディスク記録再生
装置に適用した場合について説明する。
【0011】この発明の一実施例の構成を図3に示す。
図3において、1は光ディスクであって、この例の場
合、光磁気記録膜を持った記録再生、消去が可能な書換
形の光磁気ディスクが用いられる。
【0012】ディスク1の外径は64mmで、このディ
スク1には、例えば1.6μmのピッチでスパイラル状
に記録トラックが形成される。ディスク1は、一定の線
速度、例えば1.2〜1.4m/sで回転される。そし
て、ディスク1には、オーディオ情報がデジタル信号と
され、かつ、圧縮されて記録されることにより、対象と
なる情報が130Mバイト以上記録再生可能である。
【0013】また、ディスク1には、予め、光スポット
制御用(トラッキング制御用)のプリグルーブが形成さ
れているが、特に、この例の場合には、このプリグルー
ブにトラッキング用のウォブリング信号に重畳して絶対
番地コードが記録されている。なお、ディスク1は防塵
及び傷付着防止のため、ディスクカートリッジ2内に収
納されている。
【0014】また、ディスク1には、その最内周のトラ
ック位置に、記録されているオーディオデータに関する
情報が記録されている。これは、一般にTOC(Table
of content)と呼ばれ、記録されている曲数、各曲の記
録位置に関する情報、各曲の演奏時間などが含まれてい
る。
【0015】[記録再生装置の記録系]図3の記録再生
装置は、IC化によりできるだけ構成を簡略化できるよ
うに工夫されている。先ず、光磁気ディスクへの記録時
について説明する。なお、記録時と再生時とでは、シス
テム制御回路(マイクロコンピュータ)20からのモー
ド切換信号R/Pにより、各回路部がモード切り換えさ
れるように構成されている。
【0016】システム制御回路20には、録音キーK
r,再生キーKp,停止キーKs,マーカキーKm‥‥
など、複数の操作キーを備えるキー操作部41が接続さ
れており、これらのキーの操作により動作モードが指定
される。
【0017】また、この実施例では、システム制御回路
20に、TOCメモリ20mが接続されて、後述のよう
に、記録データに関する位置情報や、時間情報などを含
むTOCデータが一時的に蓄えられる。
【0018】なお、このメモリ20mは、マイクロコン
ピュータ内のRAM上に設定することもできるし、後述
のバッファメモリ25上に設定しても良い。
【0019】1対の入力端子21LT,21RTを通じた2
チャンネルのアナログオーディオ信号は、A−D変換器
22において、サンプリング周波数44.1kHzでサ
ンプリングされ、各サンプリング値が16ビットのデジ
タル信号に変換される。この16ビットのデジタル信号
は、データ圧縮回路23Rに供給され、この例の場合に
は、入力デジタルデータが例えば1/5にデータ圧縮さ
れる。このデータ圧縮の方法としては種々用いることが
できるが、例えば量子化数4ビットのADPCM(Adap
tive Delta Pulse Code Modulation) が使用される。
【0020】また、例えば、入力デジタルデータを高域
ほど帯域幅が広くなるように複数の帯域に分割し、分割
された各帯域毎に複数のサンプル(サンプル数は各帯域
で同数とする方が良い)からなるブロックを形成し、各
帯域のブロックごとに直交変換を行ない、係数データを
得、この係数データに基づいて各ブロックごとのビット
割り当てを行なうようにする方法を用いることもでき
る。この場合のデータ圧縮方法は、音に対する人間の聴
感特性を考慮しており、高能率でデータ圧縮ができる
(特願平1−278207号参照)。
【0021】こうしてA−D変換器22からのデジタル
データDAは、圧縮回路23Rにおける処理により1/
5にデータ圧縮され、このデータ圧縮されたデータda
は、メモリ制御回路24により制御されるバッファメモ
リ25に転送される。この例の場合には、バッファメモ
リ25は、1Mビットの容量を有するD−RAMが用い
られている。
【0022】メモリ制御回路24は、記録中に振動等に
よりディスク1上の記録位置が飛んでしまうトラックジ
ャンプが生じなければ、バッファメモリ25から圧縮デ
ータdaを書き込み速度の約5倍の転送速度で順次読み
出し、読み出したデータを、データエンコード回路26
Rに転送する。
【0023】また、記録中にトラックジャンプが生じた
ことを検出したときは、エンコード回路26Rへのデー
タ転送を停止し、処理回路23Rからの圧縮データda
をバッファメモリ25に蓄積する。そして、記録位置が
修正されたとき、バッファメモリ25からエンコード回
路26Rへのデータ転送を再開するようにする制御を行
う。
【0024】トラックジャンプが生じたか否かの検出
は、例えば振動計を装置に設け、振動の大きさがトラッ
クジャンプが生じるようなものであるか否かを検出する
ことにより行うことができる。また、この例のディスク
1には、前述したように、プリグルーブを形成する際
に、トラッキング制御用のウォブリング信号に重畳して
絶対番地コードが記録されている。そこで、このプリグ
ルーブからの絶対番地コードを記録時に読取り、そのデ
コード出力からトラックジャンプを検出するようにする
こともできる。また、振動計と絶対番地コードのオアを
取ってトラックジャンプを検出するようにしても良い。
なお、トラックジャンプが生じたときには、光磁気記録
のためのレーザ光のパワーを下げる、あるいはパワーを
零とするようにしておくものである。
【0025】そして、トラックジャンプが生じたときの
記録位置の修正は、前記の絶対番地コードを用いて行う
ことができる。また、この場合のバッファメモリ25の
データ容量としては、上述から理解されるように、トラ
ックジャンプが生じてから記録位置が正しく修正される
までの間の時間分に相当する圧縮データdaを蓄積でき
る容量が最低必要である。この例では、バッファメモリ
25の容量としては、前記のように1Mビット有し、こ
の容量は前記の条件を十分に満足するように余裕を持っ
たものとして選定されているものである。
【0026】また、この場合、メモリ制御回路24は、
この記録時において、正常動作時は、できるだけバッフ
ァメモリ25に蓄積されるデータが少なくなるようにメ
モリ制御を行う。例えば、バッファメモリ25のデータ
量が予め定められた所定量以上になったら、所定量のデ
ータ、例えば32セクタ分(1セクタは1CD−ROM
セクタ(約2Kバイト))のデータだけバッファメモリ
25から読み出して、常に所定データ量以上の書込み空
間を確保しておくようにメモリ制御を行う。
【0027】データエンコード回路26Rは、バッファ
メモリ25から転送されてきた圧縮データdaをCD−
ROMのセクタ構造のデータにエンコードする。なお、
32セクタ分のオーディオデータを含むデータを以下ク
ラスタと称する。
【0028】このデータエンコード回路26Rの出力デ
ータ(クラスタ単位のデータ)は、記録エンコード回路
27に供給される。この記録エンコード回路27では、
データにエラー検出訂正用の符号化処理を行うと共に、
記録に適した変調処理、この例ではEFM符号化処理な
どを施す。エラー検出訂正用の符号は、この例ではCD
のCIRC(クロスインターリーブ・リード・ソロモン
符号)に対してインターリーブを変更したものを用い
る。記録データがクラスタ単位の間欠的なデータである
ので、32セクタのクラスタデータの前後に、クラスタ
接続用の複数個のリンキングセクタが付加される。
【0029】この記録エンコード回路27からの符号化
処理の施されたデータは、磁気ヘッド駆動回路28を介
して磁気ヘッド29に供給される。磁気ヘッド駆動回路
28は、記録データに応じた変調磁界をディスク1(光
磁気ディスク)に印加するように磁気ヘッド29を駆動
する。このヘッド29に供給される記録データは、クラ
スタ単位であり、記録は間欠的に行われる。
【0030】ディスク1はカートリッジ2に収納されて
いるが、装置に装填されることにより、シャッタ板が開
けられて、シャッタ開口からディスク1が露呈する。そ
して、スピンドル挿入用開口にディスク駆動モータ30
Mの回転軸が挿入連結されて、ディスク1が回転駆動さ
れる。この場合、ディスク駆動モータ30Mは、後述す
るサーボ制御回路32により、線速度1.2〜1.4m
/sでディスク1を回転駆動するように回転速度制御が
なされる。
【0031】磁気ヘッド29は、前記カートリッジ2の
シャッタ開口から露呈するディスク1に対向している。
また、ディスク1の磁気ヘッドに対向する面とは反対側
の面と対向する位置には、光学ヘッド30が設けられて
いる。この光学ヘッド30は、例えばレーザダイオード
等のレーザ光源、コリメータレンズ、対物レンズ、偏光
ビームスプリッタ、円筒レンズなどの光学部品及び光検
出器などから構成されており、この記録時は、記録トラ
ックには、再生時より大きな一定のパワーのレーザ光が
照射されている。この光照射と、磁気ヘッド29による
変調磁界とにより、ディスク1には熱磁気記録によって
データが記録される。そして、磁気ヘッド29と光学ヘ
ッド30とは、共にディスク1の半径方向に沿って移動
できるように構成されている。
【0032】なお、この記録時において、光学ヘッド3
0の出力がRF信号処理回路31を介して絶対番地デコ
ード回路34に供給されて、ディスク1のプリグルーブ
からの絶対番地コードが抽出されると共に、デコードさ
れる。そして、そのデコードされた絶対番地情報が記録
エンコード回路27に供給されて、記録データ中に絶対
番地情報として挿入されて、ディスクに記録される。絶
対番地デコード回路34からの絶対番地情報は、また、
システム制御回路20に供給され、前述したように、記
録位置の認識及び位置制御に用いられる。
【0033】また、RF信号処理回路31からの信号が
サーボ制御回路32に供給され、ディスク1のプリグル
ーブからの信号からモータ30Mの線速度一定サーボの
ための制御信号が形成され、モータ30Mが速度制御さ
れる。
【0034】[記録再生装置の再生系]装置に装填され
たディスクは、ディスク駆動モータ30Mにより回転駆
動される。そして、記録時と同様にして、このディスク
駆動モータ30Mは、サーボ制御回路32により、プリ
グルーブからの信号により、ディスク1が記録時と同じ
速度、すなわち線速度1.2〜1.4m/sで、一定と
なるように回転速度制御される。
【0035】再生時、光学ヘッド30は、目的トラック
に照射したレーザ光の反射光を検出することにより、例
えば非点収差法によりフォーカスエラーを検出し、ま
た、例えばプッシュプル法によりトラッキングエラーを
検出すると共に、目的トラックからの反射光の偏光角
(カー回転角)の違いを検出して、再生RF信号を出力
する。
【0036】光学ヘッド30の出力は、RF信号処理回
路31に供給される。RF信号処理回路31は、光学ヘ
ッド30の出力からフォーカスエラー信号やトラッキン
グエラー信号を抽出してサーボ制御回路32に供給する
と共に、再生信号を2値化して再生デコード回路33に
供給する。
【0037】サーボ制御回路32は、前記フォーカスエ
ラー信号が零になるように、光学ヘッド30の光学系の
フォーカス制御を行うと共に、トラッキングエラー信号
が零になるように、光学ヘッド30の光学系のトラッキ
ング制御を行う。
【0038】また、RF信号処理回路31はプリプルー
ブからの絶対番地コードを抽出して絶対番地デコード回
路34に供給する。そして、システム制御回路20に、
このデコード回路34からの絶対番地情報が供給され、
サーボ制御回路32による光学ヘッド30のディスク半
径方向の再生位置制御のために使用される。また、シス
テム制御回路20は、再生データ中から抽出されるセク
タ単位のアドレス情報も、光学ヘッド30が走査してい
る記録トラック上の位置を管理するために用いることが
できる。
【0039】この再生時、後述するように、ディスク1
から読み出された圧縮データはバッファメモリ25に書
き込まれ、読み出されて伸長されるが、両データの伝送
レートの違いから、ディスク1からの光学ヘッド30に
よるデータ読み出しは、例えばバッファメモリに蓄えら
れるデータが所定量以下にならないように間欠的に行わ
れる。
【0040】ディスク1から読み出されたデータは、R
F信号処理回路31を介して再生デコード回路33に供
給される。再生デコード回路33は、RF信号処理回路
31からの2値化再生信号を受けて、記録エンコード回
路27に対応した処理、すなわち、EFM復号化処理、
エラー検出訂正のための復号化処理や補間処理などを行
う。この再生デコード回路33の出力データは、データ
デコード回路26Pに供給される。
【0041】このデータデコード回路26Pは、CD−
ROMのセクタ構造のデータを圧縮された状態の元デー
タにデコードする。
【0042】このデータデコード回路26Pの出力デー
タは、トラックジャンプメモリ制御回路24により制御
されるバッファメモリ25に転送され、所定の書き込み
速度で書き込まれる。
【0043】そして、この再生時においては、メモリ制
御回路24は、再生中に振動等により再生位置が飛んで
しまうトラックジャンプが生じなければ、データデコー
ド回路26Pからの圧縮された状態のデータを書き込み
速度の約1/5倍の転送速度で順次読み出し、読み出し
たデータを、データ伸長処理回路23Pに転送する。こ
の場合、メモリ制御回路24は、バッファメモリ25に
蓄えられているデータ量が、所定以下にならないように
バッファメモリ25の書き込み/読み出しを制御する。
【0044】また、再生中にトラックジャンプが生じた
ことを検出したときは、データデコード回路26Pから
バッファメモリ25へのデータの書き込みを停止し、デ
ータ伸長処理回路23Pへのデータの転送のみを行う。
そして、再生位置が修正されたとき、データデコード回
路26Pからバッファメモリ25へのデータ書き込みを
再開するようにする制御を行う。
【0045】トラックジャンプが生じたか否かの検出
は、記録時と同様に、例えば振動計を用いる方法及び光
ディスクのプリグルーブにトラッキング制御用のウォブ
リング信号に重畳して記録されている絶対番地コードを
用いる方法(つまり、絶対番地デコード回路34のデコ
ード出力を用いる方法)、あるいは、振動計と絶対番地
コードのオアを取ってトラックジャンプを検出する方法
を用いることができる。さらには、この再生時には、前
述したように再生データ中から絶対番地情報及びセクタ
単位のアドレス情報が抽出されるのでこれを用いること
もできる。
【0046】この再生時の場合のバッファメモリ25の
データ容量としては、上述から理解されるように、トラ
ックジャンプが生じてから再生位置が正しく修正される
までの間の時間分に相当するデータを常に蓄積できる容
量が最低必要である。何故なら、それだけの容量があれ
ば、トラックジャンプが生じても、バッファメモリ25
からデータ伸長回路23Pにデータを転送し続けること
ができるからである。この例のバッファメモリ25の容
量としての1Mビットは、前記の条件を十分に満足する
ように余裕を持った容量として選定されている。
【0047】また、前述もしたように、メモリ制御回路
24は、正常動作時は、できるだけバッファメモリ25
に前記必要最小限以上の所定データが蓄積されるように
メモリ制御を行う。この場合、例えば、バッファメモリ
25のデータ量が予め定められた所定量以下になった
ら、光学ヘッド30によりディスク1からのデータの間
欠的な取り込みを行って、データデコード回路26Pか
らのデータの書き込みを行い、常に所定データ量以上の
読み出し空間を確保しておくようにメモリ制御を行う。
【0048】データ伸長処理回路23Pでは、ADPC
Mデータを、記録時のデータ圧縮処理とは逆に、約5倍
に伸長する。このデータ伸長回路23Pからのデジタル
オーディオデータは、D−A変換器35に供給され、2
チャンネルのアナログオーディオ信号に戻され、1対の
出力端子36LT,36RTから出力される。
【0049】[記録系のマーカ記録動作]通常、例えば
複数の曲を記録する場合に、曲ごとに記録を行うときに
は、各曲の記録開始時に、トラックナンバーが設定され
ると共に、その記録開始位置のディスク上の前記絶対番
地がTOCデータとして、それぞれ記録される。この場
合には、トラックナンバーは、順次、更新される。ま
た、複数の曲を1回の記録で、記録する場合には、曲と
曲との間の無音区間などを検出して、自動的にトラック
ナンバーを曲の頭で更新し、その位置のディスク上の絶
対番地がTOCデータとして記録される。
【0050】上記のように、通常は、記録開始時や、曲
間の無音区間を検出して、曲の頭の位置で、トラックナ
ンバーが更新され、このトラックナンバーがTOCに記
録されているので、再生時、このTOCのトラックナン
バーを指標として、いわゆる頭出しなどを行うようにす
る。しかし、曲の途中や、希望する位置を頭出しのポイ
ントとして設定することは、従来、行われていない。
【0051】この例においては、上記のTOCデータに
加えて、記録動作中にマーカキーKmを操作すると、そ
の操作時点の記録位置(ディスク1上の絶対アドレス、
以下同じ)、あるいはそれより以前の記録位置を、マー
カ打ち込みポイントとしてディスク1のTOCエリアに
記録するようにする。そして、その操作時点位置で、ト
ラックナンバーを更新するようにする。
【0052】次に、図1及びその続きである図2のフロ
ーチャートを参照しながら、この発明の一実施例のマー
カ記録動作について説明する。
【0053】先ず、録音に先立って、TOCメモリ20
mには、マーカキーKmの任意の操作時点to のディス
ク1上のアドレスを記憶するか、あるいは、操作時点t
o からΔT時間だけ前の遡及時点tb (=to −ΔT)
のアドレスを記憶するかが、録音対象に応じて設定され
る(ステップS1)。
【0054】この遡及時間ΔTは、この例では任意に設
定することができる。前述のように、例えば、講演の録
音をする場合は、この遡及時間ΔTは、例えば1〜2秒
程度とされる。また、例えば音楽などのように、その内
容が予め判っているものを録音する場合は、例えば曲の
間にマーカキーを操作すればよいので、遡及時間ΔT=
0として、マーカキーKmの操作時点t0 を記憶するこ
とができる。
【0055】次に、ステップS2において、キー操作部
41でのキー操作入力を待つ。キー操作入力があればス
テップS2からステップS3に進み、操作されたキーが
記録キーKrであるか否か判別され、操作されたキーが
記録キーKrでなければ、操作キーに応じた処理ルーチ
ンに進む。操作されたキーが記録キーKrであれば、装
置は録音待機状態となる(ステップS4)。
【0056】次に、ステップS5において、キー操作部
41でのキー操作入力を待ち、キー操作入力があればス
テップS5からステップS6に進み、操作されたキーが
スタート(再生)キーKpであるか否か判別される。そ
して、操作されたキーが再生キーKpでなければ、操作
キーに応じた処理ルーチンに進み、操作されたキーが再
生キーKpであれば、録音が開始され、通常のように、
対象とする音声の録音始点のアドレスがメモリ20mに
記憶される(ステップS7)。
【0057】この実施の形態では、録音動作中は、装置
がキー操作部41のキー操作待ちの状態となり(ステッ
プS8)、キー操作があれば、そのキー操作がマーカキ
ーKmの操作か否か判別される(ステップS9)。キー
操作がマーカキーKmの操作であれば、ステップS9か
らステップS10に進み、操作時点t0 のアドレスがT
OC用メモリ20mに記憶される。
【0058】ステップS10の後はステップS11に進
む。このステップS11においては、例えば1〜2秒の
所定時間Tcにわたり、マーカキーKmが継続して操作
されたか否かが判断される。
【0059】継続操作時間がTcに満たない場合は、マ
ーカキーKmの誤操作とみなされて、ステップS11か
らステップS12に進み、上述のステップS10でTO
C用メモリ20mに記憶されたキー操作時点t0 のアド
レスが消去される。ステップS12の後は、ステップS
8に戻る。
【0060】一方、マーカキーKmの継続操作時間がT
c以上の場合には、ステップS11からステップS13
に進み、マーカポイントのアドレスが演算される。すな
わち、上述のステップS1で録音対象に応じて設定され
た条件がΔT≠0のときには、マイクロコンピュータ2
0により、マーカキーKmの操作時点t0 よりΔT時間
だけ前の遡及時点tb が計算されて、その時点tb に相
当するアドレスが演算される。ΔT=0のときには、マ
ーカキー操作時点t0 のアドレスがそのまま時点tb の
アドレスとされる。
【0061】ステップS13の後はステップS14に進
み、TOCメモリ20mの内容として、トラックナンバ
ーが+1されて更新され、前記時点tb のマーカポイン
トのアドレスがそのスタートアドレスとして記憶され
る。すなわち、曲の頭や、記録開始点以外のマーカキー
Kmの操作点においても、トラックナンバーが更新さ
れ、そのスタートアドレスが記憶される。
【0062】ステップS14の後は、ステップS8に戻
り、上述のようなマーカキーKmの操作による、ステッ
プS9〜S14の一連の動作は、後のステップS16に
おいて、停止キーKsが操作されるまで、循環的に繰り
返される。
【0063】そして、ステップS9において、マーカキ
ーKmの操作ではないと判別されたときには、ステップ
S9からステップ15に進み、ポーズ(一時停止)キー
の操作か否か判別され、ポーズキーの操作であると判別
されたときには、ステップS4に戻り、録音待機状態に
なる。
【0064】ステップS15でポーズキーの操作でない
と判別されたときには、ステップS15からステップS
16に進み、操作キーが停止キーKsか否か判別され
る。停止キーKsが操作されなかったと判別されたとき
には、そのキー操作は誤操作として無視され、ステップ
S16からステップS8に戻る。また、停止キーKsが
操作されたときには、ステップS16からステップS1
7に進み、録音動作が終了すると共に、メモリ20mに
記憶されたマーカポイントの時点tb のアドレスを含む
TOCデータが、ディスク上のTOC領域に書き込まれ
て、装置の記録動作が終了する。
【0065】したがって、ディスクの再生時には、上述
のようにしてTOC領域に書き込まれた各アドレスに基
づいて、所望のマーカポイントを速やかに検出すること
ができる。
【0066】なお、上述の実施例では、マーカキーKm
を独立に設けたが、これを独立に設けずに、他の操作キ
ー、例えば、録音キーKrをマーカキーKmに兼用する
こともできる。
【0067】以上は、この発明を、オーディオデータを
圧縮して間欠的に記録再生するディスク装置に適用した
場合であるが、この発明は、ディスク上にアドレスデー
タが予め記録され、また、特定のエリアにTOCやディ
レクトリなど、記録データに関するデータを記録する仕
様のディスク装置であれば、どのようなものでも適用可
能である。
【0068】なお、ディスク上の絶対アドレスデータと
しては、タイムコードを用いることもできる。
【0069】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、アドレスデータが予め記録されており、所定領域に
TOC(記録データに関する情報)を書き込むようにし
たディスクを用いるディスク記録装置において、記録動
作中に、所定のキーが操作されたとき、このキー操作時
点に対応するディスク上のアドレスをTOCとして所定
領域に書き込むようにしたので、ディスク上のマーカ点
と実質的にずれがない、検索用の位置情報を生成するこ
とができる。
【0070】そして、再生時には、このTOCは実際の
再生に先立って読み込まれるので、このTOCデータの
位置情報に基づいて、所望のマーカ点が速やかに検出さ
れるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明によるディスク記録装置の動作を説明
するためのフローチャートの一部を示す図である。
【図2】この発明によるディスク記録装置の動作を説明
するためのフローチャートの一部を示す図である。
【図3】この発明の実施の形態の構成例を示すブロック
図である。
【符号の説明】
20…システム制御回路(マイクロコンピュータ)、2
0m…TOC用メモリ、Km…マーカキー、Kr…録音
キー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 木原 信之 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 Fターム(参考) 5D044 BC06 CC06 DE03 DE12 DE17 DE23 DE29 DE38 DE45 DE48 EF05 GK12 5D075 AA03 DD05 DD09 5D077 AA22 BB02 CB02 DC03 DE01 5D090 AA01 BB04 CC01 CC14 DD03 FF25 FF49 GG03 GG17 GG36

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】アドレスデータが予め記録されているディ
    スクを用いると共に、記録データに関する情報が上記デ
    ィスクの予め設定された所定領域に記録されるディスク
    記録装置において、 記録動作中に所定のキーが所定時間継続して操作された
    ときに、このキー操作時点に応じたアドレスが上記記録
    データに関する情報として上記所定領域に書き込まれる
    ようにされたディスク記録装置。
  2. 【請求項2】ディスクに記録中に位置をマークし、後の
    検索のために、上記ディスクの予め設定された所定領域
    に、上記位置を書き込むようにするディスク記録装置で
    あって、 記録中に所定のキーが操作された時点の、上記ディスク
    上の情報位置に対応するアドレスを識別し、この識別さ
    れたアドレスを上記ディスクの予め設定された所定領域
    に書き込む手段と、 上記所定のキーが所定時間継続して操作されるまで、上
    記ディスクの上記所定領域に書き込まれた上記アドレス
    を、当該所定領域に保持しておく手段とを備えることを
    特徴とするディスク記録装置。
  3. 【請求項3】ディスクに記録中に位置をマークし、後の
    検索のために、上記ディスクの予め設定された所定領域
    に、上記位置を書き込むようにするディスク記録装置で
    あって、 記録中に所定のキーが操作された時点の、上記ディスク
    上の情報位置に対応するアドレスを第1アドレスとして
    識別する手段と、 上記第1アドレスに対して遡及時間によって関係付けら
    れる第2アドレスを識別し、この識別された第2アドレ
    スを上記ディスクの予め設定された所定領域に書き込む
    手段と、 上記遡及時間を設定する手段と、 を備えることを特徴とするディスク記録装置。
  4. 【請求項4】上記遡及時間が任意に設定可能であること
    を特徴とする請求項3に記載のディスク記録装置。
  5. 【請求項5】アドレスデータが予め記録されている光磁
    気ディスクを用いると共に、記録データに関する情報が
    上記光磁気ディスクの予め設定された所定領域に記録さ
    れるディスク記録装置において、 マーカキーと、 記録動作中に上記マーカキーが操作された位置に応じた
    上記光磁気ディスク上のアドレスを、上記所定領域に書
    き込む手段と、 上記光磁気ディスク上のマーカポイントから、実質的に
    オフセット無しに、データ検索のための位置情報を生成
    する手段と、 上記位置情報に基づいて、上記マーカポイントを検索す
    るために上記所定領域の上記アドレスを読み取る手段
    と、 を備えるディスク記録装置。
  6. 【請求項6】請求項5に記載のディスク記録装置におい
    て、 上記マーカキーの操作時点に応じたアドレスが一時メモ
    リに保持され、記録処理が終了した後、上記所定領域に
    上記一時メモリに保持されたアドレスが書き込まれるこ
    とを特徴とするディスク記録装置。
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