JP2002092961A - 光ディスク用接着剤組成物、硬化物および物品 - Google Patents

光ディスク用接着剤組成物、硬化物および物品

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JP2002092961A
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acrylate
ultraviolet
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Kiyohisa Tokuda
清久 徳田
Takeshi Mizutani
剛 水谷
Kazuhiko Ishii
一彦 石井
Minoru Yokoshima
実 横島
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Abstract

(57)【要約】 【課題】2枚のディスク基板を貼り合わせる光ディスク
の接着剤において、一方のディスク基板の半透明反射膜
が、銀化合物あるいはその合金からなる半透明反射膜を
有する貼りわせ光ディスクにおいて、高い耐久性を付与
できる接着剤とその硬化物を提供する。 【解決手段】光ディスク貼り合わせ用紫外線硬化型接着
剤において、光ディスク基板を貼り合わせ紫外線で硬化
させた後の接着剤硬化物を水抽出したPHが4.0〜
8.0である事を特徴とする光ディスク貼り合わせ用接
着剤。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ディスク用接着
剤組成物に関し、特にDVDに代表される2枚のディス
ク基板を貼り合わせ紫外線によって硬化、接着する光デ
ィスク用接着剤組成物、硬化物および物品に関する。
【0002】
【従来の技術】現在、実用化されているDVDの貼り合
わせ型の光ディスクは、記録層の構成において記録層が
一層で記録容量がおよそ5ギガバイトのDVD−5と記
録層が2層で記録容量がおよそ9ギガバイトのDVD−
9とがあり、現在では記録容量の大きいDVD−10と
DVD−9が主流となってきている。また、現在の主流
のDVD−9の基板は、全反射膜にアルミニウム化合物
を用い、半透明反射膜に金を用いている。半透明反射膜
は全反射膜に比べレーザーを透過させなければならない
ため、薄膜化されなければならず安定な化合物の代表で
ある金が用いれてきた。
【0003】しかしながら、金は高価な材料であるた
め、半透明反射膜材料はシリコン化合物や銀化合物へと
移行検討されてきている。また、現在、記録容量をさら
に高めるために青色レーザーの検討が進んでいる。赤色
レーザーの場合は半透明反射膜が金、シリコンまたは銀
化合部であっても赤色レーザーの透過性は問題なかった
が、青色レーザーの400nm付近の透過性から使用で
きるのは銀化合物が有効であることが確認されてきた。
しかしながら、銀化合物は金化合物よりも酸化を受けや
すく、不安定である。銀化合物の半透明反射膜を使用し
た貼り合わせディスクでは、金を半透明反膜とした従来
の貼り合わせ光ディスクと同等の耐久性が得られず、未
だ耐久性に置いて満足できる接着剤が提供されていない
状況にある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】銀化合物等からなる半
透明反射膜を接着する事によって得られる貼り合わせ光
ディスクにおいても、従来の金半透明反射膜を使用した
光ディスクと同等の高い耐久性を付与できる接着剤を提
供することをその課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記課題を解
決すべく鋭意研究を重ねた結果、銀化合物からなる半透
明反射膜を接着した場合においても高い信頼性が得られ
る接着剤組成物を得ることを見出し、本発明を完成する
に至った。
【0006】すなわち、本発明は、光ディスク貼り合わ
せ用紫外線硬化型接着剤組成物において、 (1)光ディスク貼り合わせ用紫外線硬化型接着剤組成
物において、光ディスク基板を貼り合わせ紫外線で硬化
させた後の接着剤硬化物を水抽出したPHが4.0〜
8.0である事を特徴とする光ディスク貼り合わせ用接
着剤組成物。 (2)(1)の紫外線硬化型接着剤において、ウレタン
(メタ)アクリレート(A)、(メタ)アクリレートモ
ノマー(B)、光重合開始剤(C)、光塩基発生剤
(D)を必須成分とする光ディスク貼り合わせ用紫外線
硬化型接着剤樹脂組成物。 (3)リン酸(メタ)アクリレート化合物(E)を必須
成分に追加した(2)の紫硬化型樹脂組成物。 (4)ビスフェノール型エポキシアクリレート(F)を
必須成分に追加した(2)ないし(3)紫外線硬化型接
着剤樹脂組成物。 (5)(2)の光塩基発生剤(D)が2−メチル−[4
−(メチルチオフェニル]−2−モルフォリノ−1−プ
ロパノンをである(2)、(3)ないし(4)の紫外線
硬化型接着剤組成物。 (6)紫外線硬化型接着剤中に、リン酸(メタ)アクリ
レート化合物(E)が0.005〜5重量部、光塩基発
生剤(D)である2−メチル−[4−(メチルチオ)フ
ェニル]−2−モルフォリノ−1−プロパノンが0.0
05〜8重量部である(1)から(5)の接着剤組成
物。 (7)(1)から(6)の紫外線硬化型接着剤で貼り合
わせる光ディスク基板の一方が銀化合物あるいはその合
金からなる半透明反射膜を有する貼り合わせ光ディス
ク。を提供する。
【0007】
【発明の実施の形態】一般的な光ディスク貼り合わせ用
紫外線硬化型接着剤において、ディスクを貼り合わせ紫
外線で硬化させた後の接着剤硬化物を水抽出したPHは
4.0前後の酸性を示す。光ディスクの信頼性に関して
一般的な評価方法として高温高湿下における耐久性評価
が実施されている。その際、硬化物を水抽出したPHが
4.0未満になっていると半透明反射膜が銀化合物ある
いは合金である場合、半透明反射膜が外観上変色した
り、電気的信号の劣化が生じる。接着剤硬化物を水抽出
したPHが4.0〜8.0となるように調整すると耐久
性試験後でも良好な耐久性が得られることを見い出し
た。。接着剤中にアミン類のような塩基性を示す添加剤
を添加すればよいが、一般的にラジカル重合系の紫外線
硬化樹脂に用いられている(メタ)アクリレート化合物
は塩基の存在下で安定性が悪く、製品として好ましくな
い。そこで、紫外線が照射された時に塩基性を示すよう
な物質を発生させる化合物を添加する事が好ましいこと
を見い出した。紫外線等の光が照射された時にアミン等
の塩基性物質を発生させるものとしては、光塩基発生剤
(D)を挙げることができる。光塩基発生剤としては、
例えば下記の構造のものを挙げることができる。
【0008】
【化1】
【0009】
【化2】
【0010】
【化3】
【0011】また、光重合開始剤として用いられている
の2−メチル−[4−(メチルチオ)フェニル]−2−
モルフォリノ−1−プロパノンも同様な挙動を示す事が
明らかとなり好ましく用いることができる。上記材料は
1種、2種以上でも任意の割合で混合使用してもかまわ
ない。組成物中の使用量としては、0.005〜8重量
部が好ましく、特に好ましいくは0.01〜5重量部が
好ましい。ウレタン(メタ)アクリレート(A)は、下
記多価アルコール、有機ポリイソシアネート、ヒドロキ
シ(メタ)アクリレート化合物との反応によって得られ
る。多価アルコールとして例えば、ネオペンチルグリコ
ール、3−メチル−1,5−ペンタンジオール、エチレ
ングリコール、プロピレングリコール、1,4−ブタン
ジオール、1,6−ヘキサンジオール、トリメチロール
プロパン、ペンタエリスリトール、トリシクロデカンジ
メチロール、ビス−[ヒドロキシメチル]−シクロヘキ
サン等、また前記多価アルコールと多塩基酸(例えば、
コハク酸、フタル酸、ヘキサヒドロ無水フタル酸、テレ
フタル酸、アジピン酸、アゼライン酸、テトラヒドロ無
水フタル酸等)との反応によって得られるポリエステル
ポリオール、及び前記多価アルコールとε−カプロラク
トンとの反応によって得られるカプロラクトンアルコー
ル、及びポリカーボネートポリオール(例えば、1,6
−ヘキサンジオールとジフェニルカーボネートとの反応
によって得られるポリカーボネートジオール等)、及び
ポリエーテルポリオールとしては、ポリエチレングリコ
ール、ポリプロピレングリコール、ポリテトラメチレン
グリコール、エチレンオキサイド変性ビスフェノールA
等があげられる。有機ポリイソシアネートとしては、例
えばイソホロンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイ
ソシアネート、トリレンジイソシアネート、キシレンジ
イソシアネート、ジフェニルメタン−4,4’−ジイソ
シアネート、ジシクロペンタニルイソシアネート等が挙
げられる。ヒドロキシ(メタ)アクリレート化合物とし
ては、例えばヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、
ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、ヒドロキシ
ブチル(メタ)アクリレート、ジメチロールシクロヘキ
シルモノ(メタ)アクリレート、ヒドロキシカプロラク
トン(メタ)アクリレート等が挙げられる。上記ウレタ
ンアクリ(メタ)アクリレートは1種、2種以上でも任
意の割合で混合使用してもかまわない。組成物中の使用
量としては、1〜70重量部が好ましく、特に好ましい
くは5〜50重量部が好ましい。ウレタン(メタ)アク
リレート(A)の分子量としては、400〜10000
が好ましい。
【0012】本発明で用いる(メタ)アクリレートモノ
マー(B)は、分子中に1個の(メタ)アクリレート基
を有する単官能モノマーと分子中に2個以上の(メタ)
アクリレート基を有する多官能モノマーに分類できる。
分子中に1個の(メタ)アクリレート基を有する単官能
モノマーとしては、例えばトリシクロデカン(メタ)ア
クリレート、ジシクロペンタジエンオキシエチル(メ
タ)アクリレート、ジシクロペンタニル(メタ)アクリ
レート、イソボロニル(メタ)アクリレート、アダマン
チル(メタ)アクリレート、フェニルオキシエチル(メ
タ)アクリレート、フェノキシポリエチレングリコール
(メタ)アクリレート、ベンジル(メタ)アクリレー
ト、テトラヒドロフルフリル(メタ)アクリレート、モ
ルフォリン(メタ)アクリレート、フェニルグリシジル
(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシエチル(メタ)
アクリレート、2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリ
レート、エトキシジエチレングリコール(メタ)アクリ
レート等が挙げられる。また、分子中に2個以上(メ
タ)アクリレート基を有する(メタ)アクリレートモノ
マー(B)としては、例えばネオペンチルグリコールジ
(メタ)アクリレート、トリシクロデカンジメチロール
ジ(メタ)アクリレート、ヒドロキシピバリン酸ネオペ
ンチルグリコールジ(メタ)アクリレート、ポリエチレ
ングリコールジ(メタ)アクリレート、ジシクロペンタ
ニルジ(メタ)アクリレート、1,6−ヘキサンジオー
ルジ(メタ)アクリレート、ポリプロピレングリコール
ジ(メタ)アクリレート、エチレンオキサイド変性ビス
フェノールAジ(メタ)アクリレート、エチレンオキサ
イド変性トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレ
ート、エチレンオキサイド変性ペンタエリスリトールテ
トラ(メタ)アクリレート、トリス[(メタ)アクリロ
キシエチル]イソシアヌレート、エチレンオキサイド変
性ジペンタエリスリトールヘキサ(メタ)アクリレート
等が挙げられる。これらモノマーは1種、2種以上でも
任意の割合で混合使用してもかまわない。組成物中の使
用量としては、5〜90重量部が好ましく、特に好まし
くは10〜70重量部が好ましい。
【0013】本発明の光重合開始剤(C)としては、1
−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン、2,2−
ジメトキシ−2−フェニルアセトフェノドロキシ−2−
メチル−1−フェニルプロパン−1−オン、1−〔4−
(2−ヒドロキシエトキシ)−フェニル〕−2−ヒドロ
キシ−2−メチル−1−プロパン−1−オン、2−メチ
ル−[4−(メチルチオ)フェニル]−2−モルホリノ
−1−プロパノン、2−ベンジル−2−ジメチルアミノ
−1−(4−モルホリノフェニル)−ブタン−1−オ
ン、2−クロロチオキサントン、2,4−ジメチルチオ
キサントン、2,4−ジイソプロピルチオキサントン、
イソプロピルチオキサントン、2,4,6−トリメチル
ベンゾイルジフォスフィンオキサイド、ビス(2,6−
ジメトキシベンゾイル)−2,4,4−トリメチルペン
チルフォスフィンオキサイド等が挙げる事ができ、特に
好ましくは、1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケ
トン、2,2−ジメトキシ−2−フェニルアセトフェノ
ドロキシ−2−メチル−1−フェニルプロパン−1−オ
ン、1−〔4−(2−ヒドロキシエトキシ)−フェニ
ル〕−2−ヒドロキシ−2−メチル−1−プロパン−1
−オンである。これらの光重合開始剤は1種、2種以上
でも任意の割合で混合使用してもかまわない。組成物中
の使用量としては、0.5〜20重量部が好ましく、特
に好ましいくは1〜10重量部が好ましい。さらにアミ
ン類などの光重合開始助剤と併用することもできる。ま
た、本発明で使用するアミン類等の光重合開始助剤とし
ては、2−ジメチルアミノエチルベンゾエート、ジメチ
ルアミノアセトフェノン、p−ジメチルアミノ安息香酸
エチルエステル、p−ジメチルアミノ安息香酸イソアミ
ルエステル等を挙げられる。組成物中の使用量として
は、0.005〜5重量部が好ましく、特に好ましいく
は0.01〜3重量部が好ましい。
【0014】本発明で使用するリン酸(メタ)アクリレ
ート化合物(E)としては、リン酸エステル骨格を有す
る(メタ)アクリレートであれば、モノエステル、ジエ
ステルあるいはトリエステルでもよく、例えば、エチレ
ンオキシド変性フェノキシ化リン酸(メタ)アクリレー
ト、エチレンオキシド変性ブトキシ化リン酸(メタ)ア
クリレート、エチレンオキシド変性オクチルオキシ化リ
ン酸(メタ)アクリレート、エチレンオキシド変性リン
酸ジ(メタ)アクリレート、エチレンオキシド変性リン
酸トリ(メタ)アクリレート等が挙げられる。上記リン
酸(メタ)アクリレートは1種、2種以上でも任意の割
合で混合使用してもかまわない。組成物中の使用量とし
ては、0.005〜5重量部が好ましく、特に好ましい
くは0.05〜3重量部が好ましい。なお、本発明にお
いては、燐酸(メタ)アクリレート化合物(E)0.0
5〜5重量部と光塩基性成分(D)として、2−メチル
−[4−(メチルチオ)フェニル]−2−モルホリノ−
1−プロパノン0.05〜5重量部をともに含んだ場合
がより好ましい。
【0015】本発明で使用するビスフェノール型エポキ
シ(メタ)アクリレート(F)として例えば、油化シェ
ルエポキシ社製エピコート802、1001、1004
等のビスフェノールA型エポキシ樹脂、及びエピコート
4001P、4002P、4003P等のビスフェノー
ルF型エポキシ樹脂と(メタ)アクリル酸との反応によ
って得られるエポキシアクリレートが挙げられる。上記
ビスフェノール型エポキシ(メタ)アクリレートは1
種、2種以上でも任意の割合で混合使用してもかまわな
い。組成物中の使用量としては、1〜50重量部が好ま
しく、特に好ましいくは5〜40重量部が好ましい。ビ
スフェノール型エポキシ(メタ)アクリレート(F)の
分子量としては、500〜10000が好ましい。
【0016】本発明の接着剤組成物は、各成分を常温〜
80℃で混合溶解して得ることができる。本発明の硬化
物は常法により紫外線、可視光線などの光線を照射する
事により得ることができる。
【0017】更に本発明には高分子ポリマーとして、ポ
リエステル系、ポリカーボネート系、ポリアクリル系、
ポリウレタン系、ポリビニル系樹脂を使用することもで
きる。有機溶剤、シランカップリング剤、重合禁止剤、
レベリング剤、光安定剤、酸化防止剤、帯電防止剤、表
面潤滑剤、充填剤などの添加剤も併用することができ
る。
【0018】本発明の接着剤組成物の光照射硬化は、紫
外〜近紫外の光線を照射するランプであれば光源を問わ
ない。例えば、低圧、高圧または超高圧水銀灯、メタル
ハライドランプ、(パルス)キセノンランプ、また無電
極ランプなどが挙げられる。
【0019】本発明の接着剤は、貼り合わせた接着層の
膜厚が1〜100μmとなるよう接着できれば塗工方法
は問わないが、スピンコート法、2P法、ロールコート
法、スクリーン印刷法等が挙げられる。2枚の光ディス
ク基板を接着層が1〜100μmとなる様に貼り合わせ
た後、片側もしくは両面から紫外〜近紫外の光線を照射
して硬化し、接着する。
【0020】
【実施例】以下本発明を実施例により更に具体的に説明
する。実施例中の部は、重量部である。
【0021】表1に示した組成からなる紫外線硬化型接
着剤組成物を常法により調整した。 (実施例 比較例 )
【0022】なお、表中に示した各組成の略号は下記の
通りである。 EPA−1:ビスフェノールA型エポキシアクリレー
ト、日本化薬社製 UA−732:ポリエーテル系ウレタンアクリレート、
日本化薬社製 BP−4EA:エチレンオキサイド変性ビスフェノール
A型ジアクリレート、共栄社製 4EG−A:テトラエチレングリコールジアクリレー
ト、共栄社製 ビスコート#150:テトラヒドロフルフリルアクリレ
ート、大阪有機社製 R−561:フェノキシエチルアクリレート、日本化薬
社製 PM−2:エチレンオキシド変性リン酸ジメタアクリレ
ート、日本化薬社製 イルガキュアー907:2−メチル−[4−(メチルチ
オ)フェニル]−2−モルホリノ−1−プロパノン、チ
バ・スペシャルティーケミカル社製 光重合開始剤 イルガキュアー184:1−ヒドロキシシクロヘキシル
フェニルケトン、チバ・スペシャルティーケミカル社製
光重合開始剤 イルガキュアー651:2,2−ジメトキシ−2−フェ
ニルアセトフェノン、チバ・スペシャルティーケミカル
社製 光重合開始剤 ルシリンTPO:2,4,6−トリメチルベンゾイルジ
フェニルフォスフィンオキサイドBASF社製 光重合
開始剤
【0023】表1
【0024】得られた表1の各組成物を用いて以下1〜
3の方法で接着した。 1.アルミをスパッタしたDVD基板内周上に接着剤組
成物を2.5g円状に供給した。 2.接着剤に空気が入らない様に銀反射膜(Ag)をス
パッタしたDVD基板を乗せて2000rpm、4秒ス
ピンコートして貼り合わせた。金反射膜(Au)をスパ
ッタしたDVD基板も同条件で貼り合わせた。 3.高圧水銀灯(80w/cm)を銀または金反射膜側から3
00mJ/cm2照射して硬化、接着させた。
【0025】貼り合わせた光ディスクをカッターを用い
てディスク端面より刃を差し込み剥離し、さらに蒸着面
より接着剤硬化物をはぎ取った。接着剤硬化物2gを1
0mlの純水で、110℃、15時間、プレッシャーク
ッカー内で放置した。接着剤硬化物を抽出した水のPH
を測定した。測定値を表1に示した。
【0026】接着後の銀または金反射膜を接着したDV
D基板を80℃、85%RH環境下、500時間放置し
た。目視による反射膜の状態を観察した。観察した結果
を以下のように標記し表1に示した。 ○・・・接着直後から反射膜に変化が見られない。 △・・・反射膜に変色または、ピンホールが少し見られ
る。 ×・・・反射膜に変色または、ピンホールが大きく見ら
れる。
【0027】
【発明の効果】本発明は、銀化合物の半透明反射膜を使
用した貼り合わせ光ディスクにおいて、金を半透明反射
膜とした従来の貼り合わせ光ディスクと同等の高い信頼
性を得ることができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4J040 FA141 FA142 FA151 FA152 FA161 FA162 FA212 FA262 FA281 FA282 FA291 FA292 GA02 HB19 HC18 HD05 JB08 KA13 KA22 LA06 MA02 MB05 NA17 NA21 PA32 5D029 RA01 RA30

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】光ディスク貼り合わせ用紫外線硬化型接着
    剤組成物において、光ディスク基板を貼り合わせ紫外線
    で硬化させた後の接着剤硬化物を水抽出したPHが4.
    0〜8.0である事を特徴とする光ディスク貼り合わせ
    用接着剤組成物。
  2. 【請求項2】請求項1の紫外線硬化型接着剤組成物にお
    いて、ウレタン(メタ)アクリレート(A)、(メタ)
    アクリレートモノマー(B)、光重合開始剤(C)、光
    塩基発生剤(D)を必須成分とする光ディスク貼り合わ
    せ用紫外線硬化型接着剤樹脂組成物。
  3. 【請求項3】リン酸(メタ)アクリレート化合物(E)
    を必須成分に追加した請求項2の紫硬化型樹脂組成物。
  4. 【請求項4】ビスフェノール型エポキシアクリレート
    (F)を必須成分に追加した請求項2ないし3の紫外線
    硬化型接着剤樹脂組成物。
  5. 【請求項5】請求項2の光塩基発生剤(D)が2−メチ
    ル−[4−(メチルチオフェニル]−2−モルフォリノ
    −1−プロパノンをである請求項2、3ないし4の紫外
    線硬化型接着剤組成物。
  6. 【請求項6】紫外線硬化型接着剤中に、リン酸(メタ)
    アクリレート化合物(E)が0.005〜5重量部、光
    塩基発生剤(D)である2−メチル−〔4−(メチルチ
    オ)フェニル〕−2−モルフォリノ−1−プロパノンが
    0.005〜8重量部である請求項1から5の接着剤組
    成物。
  7. 【請求項7】請求項1から6の紫外線硬化型接着剤組成
    物で貼り合わせる光ディスク基板の一方が銀化合物ある
    いはその合金からなる半透明反射膜を有する貼り合わせ
    光ディスク。
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