JP2002092213A - 車両メンテナンス情報管理システム - Google Patents
車両メンテナンス情報管理システムInfo
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- JP2002092213A JP2002092213A JP2000283079A JP2000283079A JP2002092213A JP 2002092213 A JP2002092213 A JP 2002092213A JP 2000283079 A JP2000283079 A JP 2000283079A JP 2000283079 A JP2000283079 A JP 2000283079A JP 2002092213 A JP2002092213 A JP 2002092213A
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- maintenance information
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- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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Links
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Landscapes
- Loading And Unloading Of Fuel Tanks Or Ships (AREA)
- Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 各地のガソリンスタンドにおいて顧客の
車両が受けたメンテナンスの履歴を正確に確認でき、ど
こにおいてもその車両に適切なメンテナンスを行えるよ
うにした車両メンテナンス情報管理システムを提供す
る。 【解決手段】 車両12のメンテナンス情報を顧客情報
と関連付けて作成したデータベース11と、ガソリンス
タンド3における前記データベース11へのメンテナン
ス情報の入力および前記データベース11からのメンテ
ナンス情報の出力を行なう端末2,5,9と、前記デー
タベース11を管理するサーバ8と、このサーバ8を端
末2,5,9に接続するネットワーク7とを有する。
車両が受けたメンテナンスの履歴を正確に確認でき、ど
こにおいてもその車両に適切なメンテナンスを行えるよ
うにした車両メンテナンス情報管理システムを提供す
る。 【解決手段】 車両12のメンテナンス情報を顧客情報
と関連付けて作成したデータベース11と、ガソリンス
タンド3における前記データベース11へのメンテナン
ス情報の入力および前記データベース11からのメンテ
ナンス情報の出力を行なう端末2,5,9と、前記デー
タベース11を管理するサーバ8と、このサーバ8を端
末2,5,9に接続するネットワーク7とを有する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両メンテナンス
情報管理システムに関するものであり、より詳細には、
ガソリンスタンドで行った各種メンテナンスを次回のメ
ンテナンス作業に役立てることにより、車のメンテナン
ス性の向上を図る車両メンテナンス情報管理システムに
関するものである。
情報管理システムに関するものであり、より詳細には、
ガソリンスタンドで行った各種メンテナンスを次回のメ
ンテナンス作業に役立てることにより、車のメンテナン
ス性の向上を図る車両メンテナンス情報管理システムに
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、車両の整備や点検などのメン
テナンスはディーラや民間の整備工場で行われることが
多かった。また、常に同じ整備工場でメンテナンスを受
けることで、整備工場側がその車両の状態を大まかに把
握し、顧客は面倒な情報を伝えるまでもなく、メンテナ
ンスを受けることが可能であった。
テナンスはディーラや民間の整備工場で行われることが
多かった。また、常に同じ整備工場でメンテナンスを受
けることで、整備工場側がその車両の状態を大まかに把
握し、顧客は面倒な情報を伝えるまでもなく、メンテナ
ンスを受けることが可能であった。
【0003】これによって、車両の所有者の中には車両
の各種メンテナンスを行きつけの整備工場に任せること
もあった。さらに、近年では整備工場のみならず、ガソ
リンスタンドも各種メンテナンスの簡単な作業を行うサ
ービスを開始しており、車検を受けることができるガソ
リンスタンドも存在する。
の各種メンテナンスを行きつけの整備工場に任せること
もあった。さらに、近年では整備工場のみならず、ガソ
リンスタンドも各種メンテナンスの簡単な作業を行うサ
ービスを開始しており、車検を受けることができるガソ
リンスタンドも存在する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、車両の
メンテナンスを整備工場に任せている場合には、メンテ
ナンスを受けられる場所が限られるという問題があっ
た。つまり、出先や旅先などのいつもと違う場所におい
てメンテナンスを受けようとすると、顧客は車両に関す
る詳細な情報を伝える必要があり、これが面倒であっ
た。
メンテナンスを整備工場に任せている場合には、メンテ
ナンスを受けられる場所が限られるという問題があっ
た。つまり、出先や旅先などのいつもと違う場所におい
てメンテナンスを受けようとすると、顧客は車両に関す
る詳細な情報を伝える必要があり、これが面倒であっ
た。
【0005】さらに、顧客が整備工場やガソリンスタン
ドなどに車両の整備を依頼した場合には、一般的に自分
の所有する車両が受けたメンテナンス情報を個人が参照
することも困難であり、自分の所有する車両の状態を正
確につかむことが難しい状況があった。つまり、顧客が
所有する車両の一切のメンテナンスを整備工場に任せて
いる場合には、車両の状態を所有者自身が把握できてい
ない場合もあり、これによって出先や旅先でのメンテナ
ンス作業が一層困難になることがあった。
ドなどに車両の整備を依頼した場合には、一般的に自分
の所有する車両が受けたメンテナンス情報を個人が参照
することも困難であり、自分の所有する車両の状態を正
確につかむことが難しい状況があった。つまり、顧客が
所有する車両の一切のメンテナンスを整備工場に任せて
いる場合には、車両の状態を所有者自身が把握できてい
ない場合もあり、これによって出先や旅先でのメンテナ
ンス作業が一層困難になることがあった。
【0006】また、エンジンオイル,バッテリ,タイヤ
等の交換、ウォッシャー液の充填などのメンテナンスは
定期的に行われることが望ましいが、前回いつこれらの
メンテナンス作業を行ったかを正確に知ることは難し
く、整備工場やガソリンスタンドが行なうメンテナンス
作業が本当に適切なものかどうかを判断するのは難しか
った。このような背景で、簡単なメンテナンスは自ら行
なう人も少なからずいた。
等の交換、ウォッシャー液の充填などのメンテナンスは
定期的に行われることが望ましいが、前回いつこれらの
メンテナンス作業を行ったかを正確に知ることは難し
く、整備工場やガソリンスタンドが行なうメンテナンス
作業が本当に適切なものかどうかを判断するのは難しか
った。このような背景で、簡単なメンテナンスは自ら行
なう人も少なからずいた。
【0007】本発明は、上述のような課題を考慮に入れ
てなされたものであって、その目的は、各地のガソリン
スタンドにおいて顧客の車両が受けたメンテナンスの履
歴を正確に確認でき、どこにおいてもその車両に適切な
メンテナンスを行えるようにした車両メンテナンス情報
管理システムを提供することにある。
てなされたものであって、その目的は、各地のガソリン
スタンドにおいて顧客の車両が受けたメンテナンスの履
歴を正確に確認でき、どこにおいてもその車両に適切な
メンテナンスを行えるようにした車両メンテナンス情報
管理システムを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の車両メンテナンス情報管理システムは、車
両のメンテナンス情報を顧客情報と関連付けて作成した
データベースと、ガソリンスタンドにおける前記データ
ベースへのメンテナンス情報の入力および前記データベ
ースからのメンテナンス情報の出力を行なう端末と、前
記データベースを管理するサーバと、このサーバを端末
に接続するネットワークとを有することを特徴としてい
る。
に、本発明の車両メンテナンス情報管理システムは、車
両のメンテナンス情報を顧客情報と関連付けて作成した
データベースと、ガソリンスタンドにおける前記データ
ベースへのメンテナンス情報の入力および前記データベ
ースからのメンテナンス情報の出力を行なう端末と、前
記データベースを管理するサーバと、このサーバを端末
に接続するネットワークとを有することを特徴としてい
る。
【0009】したがって、本発明の車両メンテナンス情
報管理システムを用いることにより、各顧客の所有する
車両に施したメンテナンス情報をデータベース化し、各
車両に関するメンテナンス情報をいつでも正確に呼び出
すことができ、車両の現状および将来の予測が可能とな
る。また、前記メンテナンス情報がネットワークによっ
て接続された各端末によって入出力できるので、前記ネ
ットワークが届く範囲内であればどこにおいても的確で
無駄のないメンテナンスを受けることができる。
報管理システムを用いることにより、各顧客の所有する
車両に施したメンテナンス情報をデータベース化し、各
車両に関するメンテナンス情報をいつでも正確に呼び出
すことができ、車両の現状および将来の予測が可能とな
る。また、前記メンテナンス情報がネットワークによっ
て接続された各端末によって入出力できるので、前記ネ
ットワークが届く範囲内であればどこにおいても的確で
無駄のないメンテナンスを受けることができる。
【0010】つまり、メンテナンスを充実させることに
より車両の故障を未然に防ぐことができるだけでなく、
万一故障が生じた場合にも、的確な修理を速やかに受け
ることができる。特に、前記端末が店舗数の多いガソリ
ンスタンドに設けられるので、様々な場所でメンテナン
スができる。
より車両の故障を未然に防ぐことができるだけでなく、
万一故障が生じた場合にも、的確な修理を速やかに受け
ることができる。特に、前記端末が店舗数の多いガソリ
ンスタンドに設けられるので、様々な場所でメンテナン
スができる。
【0011】加えて、給油時に定期的に排ガス測定、メ
ンテナンスを行い、その結果をメンテナンス情報として
保存することで、その車の状態をいつでも呼び出すこと
ができる。そして、顧客はメンテナンス情報を蓄積する
目的で、本車両メンテナンス情報管理システムを設置し
た特定のガソリンスタンドを選択的に繰り返し利用する
ようになることを期待できる。
ンテナンスを行い、その結果をメンテナンス情報として
保存することで、その車の状態をいつでも呼び出すこと
ができる。そして、顧客はメンテナンス情報を蓄積する
目的で、本車両メンテナンス情報管理システムを設置し
た特定のガソリンスタンドを選択的に繰り返し利用する
ようになることを期待できる。
【0012】前記端末が測定用端末を有し、前記メンテ
ナンス情報が測定用端末によって測定された測定値を有
する場合には、車両に施すメンテナンスの一環として、
排気ガスによる車両状態の診断を行うことができる。す
なわち、排気ガスに含まれるCO,CO2 ,HC,O2
などの濃度とA/F(空燃比)およびλ値(空気過剰
率)を給油の毎に測定することにより、車両の現在の状
況のみならず、車両に生じはじめている問題の早期発見
を行うことができ、メンテナンス情報の付加価値が増大
する。そして、不調が生じ始めている車両を早期に発見
することにより、重大な故障の発生を未然に防止できる
と共に、大気汚染の増加を最小限に抑えることも可能と
なる。
ナンス情報が測定用端末によって測定された測定値を有
する場合には、車両に施すメンテナンスの一環として、
排気ガスによる車両状態の診断を行うことができる。す
なわち、排気ガスに含まれるCO,CO2 ,HC,O2
などの濃度とA/F(空燃比)およびλ値(空気過剰
率)を給油の毎に測定することにより、車両の現在の状
況のみならず、車両に生じはじめている問題の早期発見
を行うことができ、メンテナンス情報の付加価値が増大
する。そして、不調が生じ始めている車両を早期に発見
することにより、重大な故障の発生を未然に防止できる
と共に、大気汚染の増加を最小限に抑えることも可能と
なる。
【0013】前記データベースを公開するために顧客に
対応して作成されたホームページを有する場合には、顧
客は前記Webサイトを用いて自分の所有する車両の現
状を把握することができ、顧客はどのようなメンテナン
スをいつ受けたかを確認することができ、所有する車の
状態を任意のときに確認できる。したがって、顧客のメ
ンテナンスに対する認識を高めて安全性の向上を図るこ
とができる。
対応して作成されたホームページを有する場合には、顧
客は前記Webサイトを用いて自分の所有する車両の現
状を把握することができ、顧客はどのようなメンテナン
スをいつ受けたかを確認することができ、所有する車の
状態を任意のときに確認できる。したがって、顧客のメ
ンテナンスに対する認識を高めて安全性の向上を図るこ
とができる。
【0014】前記端末が顧客情報を入力するためのカー
ドリーダを有する場合には顧客情報の入力を極めて容易
に行うことができ、作業を速やかに行うことができる。
ドリーダを有する場合には顧客情報の入力を極めて容易
に行うことができ、作業を速やかに行うことができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の車両メンテナンス
情報管理システム1の一実施例を図1を参照しながら説
明する。図1において、2は前記車両メンテナンス情報
管理システム1の一部を構成するネットワーク端末(以
下、GSコンピュータという)、3はこのGSコンピュ
ータ2を設置したガソリンスタンド(以下、GSとい
う)である。なお、2pは必要に応じてGSコンピュー
タ2から出力されるデータを印刷するプリンタである。
情報管理システム1の一実施例を図1を参照しながら説
明する。図1において、2は前記車両メンテナンス情報
管理システム1の一部を構成するネットワーク端末(以
下、GSコンピュータという)、3はこのGSコンピュ
ータ2を設置したガソリンスタンド(以下、GSとい
う)である。なお、2pは必要に応じてGSコンピュー
タ2から出力されるデータを印刷するプリンタである。
【0016】GS3には通常、給油ポンプ4と、この給
油ポンプ4に取り付けられて顧客のカード6を顧客情報
として入力するための入力端末の一つとしてのカードリ
ーダ5とが設けられており、例えば、カードリーダ5と
前記GSコンピュータ2は通信線Cなどによって接続さ
れている。また、カードリーダ5には、表示用端末の一
つとしての液晶ディスプレイ5dと、入力端末の一つと
してのキーボード5kが備えられている。
油ポンプ4に取り付けられて顧客のカード6を顧客情報
として入力するための入力端末の一つとしてのカードリ
ーダ5とが設けられており、例えば、カードリーダ5と
前記GSコンピュータ2は通信線Cなどによって接続さ
れている。また、カードリーダ5には、表示用端末の一
つとしての液晶ディスプレイ5dと、入力端末の一つと
してのキーボード5kが備えられている。
【0017】一般的に、GS3はその店舗数が多く、複
数のGS3a,3b,…が提携を組んでいる場合があ
り、各GSのGSコンピュータ2a,2b,…がイント
ラネットなどのネットワーク7によって互いに接続され
ている。8はこのネットワーク7を管理する管理者側に
設けたサーバである。なお、GSコンピュータ2a,2
bとサーバ8との間の通信はイントラネット7に限られ
るものではなく、インターネットを含む様々なネットワ
ーク構成が考えられる。
数のGS3a,3b,…が提携を組んでいる場合があ
り、各GSのGSコンピュータ2a,2b,…がイント
ラネットなどのネットワーク7によって互いに接続され
ている。8はこのネットワーク7を管理する管理者側に
設けたサーバである。なお、GSコンピュータ2a,2
bとサーバ8との間の通信はイントラネット7に限られ
るものではなく、インターネットを含む様々なネットワ
ーク構成が考えられる。
【0018】本例の車両メンテナンス情報管理システム
1は端末として前記GSコンピュータ2,カードリーダ
5,表示部5d,キーボード5kのみならず、測定用端
末の一つとしての例えば排気ガスに含まれるCO,CO
2 ,HC,O2 の濃度とA/Fおよびλ値を測定可能と
する自動車排ガス測定器9(測定用端末)を有してい
る。なお、本例の自動車排ガス測定器9は例えば通信制
御ボックス10を介してGSコンピュータ2に接続する
ことにより既存の通信線Cを有効に活用している。しか
しながら、自動車排ガス測定器9とGSコンピュータ2
との間の通信はEIA232規格に準拠する信号線など
の別途配線された通信線やパワーラインモデムや無線通
信器Tなどによって行われてもよい。
1は端末として前記GSコンピュータ2,カードリーダ
5,表示部5d,キーボード5kのみならず、測定用端
末の一つとしての例えば排気ガスに含まれるCO,CO
2 ,HC,O2 の濃度とA/Fおよびλ値を測定可能と
する自動車排ガス測定器9(測定用端末)を有してい
る。なお、本例の自動車排ガス測定器9は例えば通信制
御ボックス10を介してGSコンピュータ2に接続する
ことにより既存の通信線Cを有効に活用している。しか
しながら、自動車排ガス測定器9とGSコンピュータ2
との間の通信はEIA232規格に準拠する信号線など
の別途配線された通信線やパワーラインモデムや無線通
信器Tなどによって行われてもよい。
【0019】また、本例では測定用端末の一例として、
自動車排ガス測定装置9を設けた例を開示しているが、
本発明は測定用端末を自動車排ガス測定装置9に限定す
るものではない。すなわち、例えば光沢計を測定用端末
として用いることにより、フロントガラスや塗装面のキ
ズの程度を測定でき、これによってフロントガラスや塗
装の劣化度合いを測定することも可能である。この場
合、作業者および顧客は車両12のフロントガラスや塗
装のリペアを行うべきかどうかを的確に判断できる。な
お、前記自動車排ガス測定装置9と光沢計を両方とも測
定用端末として用いても良く、さらには、その外の測定
機器を測定用端末として用いることも可能である。
自動車排ガス測定装置9を設けた例を開示しているが、
本発明は測定用端末を自動車排ガス測定装置9に限定す
るものではない。すなわち、例えば光沢計を測定用端末
として用いることにより、フロントガラスや塗装面のキ
ズの程度を測定でき、これによってフロントガラスや塗
装の劣化度合いを測定することも可能である。この場
合、作業者および顧客は車両12のフロントガラスや塗
装のリペアを行うべきかどうかを的確に判断できる。な
お、前記自動車排ガス測定装置9と光沢計を両方とも測
定用端末として用いても良く、さらには、その外の測定
機器を測定用端末として用いることも可能である。
【0020】11は例えば前記サーバ8内に形成された
データベースであり、このデータベース11は顧客が所
有する各車両12のメンテナンス情報を顧客情報と関連
付けて作成される。本例では、例えば顧客情報として前
記カード6に記録された顧客を判別するための顧客名
(顧客ID)などを用いており、前記データベース11
にはこの顧客情報に関連付けた顧客の所有する車両12
のデータが記録される。なお、顧客情報として各車両1
2を判別するための識別番号を顧客IDとして用いても
よい。また、顧客情報が作業者または読取機が車両12
のナンバープレートなどの車両を特定できる情報を読み
取って入力するものであってもよい。
データベースであり、このデータベース11は顧客が所
有する各車両12のメンテナンス情報を顧客情報と関連
付けて作成される。本例では、例えば顧客情報として前
記カード6に記録された顧客を判別するための顧客名
(顧客ID)などを用いており、前記データベース11
にはこの顧客情報に関連付けた顧客の所有する車両12
のデータが記録される。なお、顧客情報として各車両1
2を判別するための識別番号を顧客IDとして用いても
よい。また、顧客情報が作業者または読取機が車両12
のナンバープレートなどの車両を特定できる情報を読み
取って入力するものであってもよい。
【0021】13は前記サーバ8が接続されるインター
ネットであり、14は顧客が所有するパソコンである。
つまり、サーバ8は前記データベース11の少なくとも
一部を顧客に対して公開するために、各顧客に対応して
ホームページ15を作成する機能を有しており、このホ
ームページ15を公開するためのWebサイトを運用す
る機能を有している。
ネットであり、14は顧客が所有するパソコンである。
つまり、サーバ8は前記データベース11の少なくとも
一部を顧客に対して公開するために、各顧客に対応して
ホームページ15を作成する機能を有しており、このホ
ームページ15を公開するためのWebサイトを運用す
る機能を有している。
【0022】次に、前記車両メンテナンス情報管理シス
テム1の動作を説明する。今、車両12を所有する顧客
が給油のためにGS3に来店したとする。このとき、顧
客はガソリンの給油カード6を作業者に提示し、作業者
はこのカード6をカードリーダ5に通す。このとき、カ
ード6に記録されている顧客名などの顧客情報が通信線
Cを介してGSコンピュータ2に送信され、GSコンピ
ュータ2はイントラネット7によってサーバ8との通信
を行って顧客の信用(カード6の使用期限や限度額など
の有効性)を確かめる。
テム1の動作を説明する。今、車両12を所有する顧客
が給油のためにGS3に来店したとする。このとき、顧
客はガソリンの給油カード6を作業者に提示し、作業者
はこのカード6をカードリーダ5に通す。このとき、カ
ード6に記録されている顧客名などの顧客情報が通信線
Cを介してGSコンピュータ2に送信され、GSコンピ
ュータ2はイントラネット7によってサーバ8との通信
を行って顧客の信用(カード6の使用期限や限度額など
の有効性)を確かめる。
【0023】同時に、本例のサーバ8はデータベース1
1を検索して顧客が所有する車両12のデータをGSコ
ンピュータ2に出力する。なお、常時利用する顧客のデ
ータベース11はGSコンピュータ2にも複製を作成し
て応答速度を上げることも可能である。また、カードリ
ーダ5は給油ポンプ4に取り付けられたものを利用する
ことに限られるものではなく、GSコンピュータ2aや
自動車排ガス測定器9に別途のカードリーダを設けても
よい。
1を検索して顧客が所有する車両12のデータをGSコ
ンピュータ2に出力する。なお、常時利用する顧客のデ
ータベース11はGSコンピュータ2にも複製を作成し
て応答速度を上げることも可能である。また、カードリ
ーダ5は給油ポンプ4に取り付けられたものを利用する
ことに限られるものではなく、GSコンピュータ2aや
自動車排ガス測定器9に別途のカードリーダを設けても
よい。
【0024】次いで、カードリーダ5に付随する表示部
5dにカード6の有効性を表示すると共に、顧客が所有
する車両の一覧を表示する。例えば、「1:N社○○
○、2:H社△△△、3:その他」などと表示し、作業
者はキーボード5kを用いて来店した車両12に対応す
る番号を入力し、一覧の中から車両12の選択を行な
う。なお、顧客が1台の車両12を所有する場合や、車
両12毎に別の顧客情報を設定する場合には、この作業
を省略できる。
5dにカード6の有効性を表示すると共に、顧客が所有
する車両の一覧を表示する。例えば、「1:N社○○
○、2:H社△△△、3:その他」などと表示し、作業
者はキーボード5kを用いて来店した車両12に対応す
る番号を入力し、一覧の中から車両12の選択を行な
う。なお、顧客が1台の車両12を所有する場合や、車
両12毎に別の顧客情報を設定する場合には、この作業
を省略できる。
【0025】また、前記表示部5dを顧客が所有する車
両12の一覧表示を行なう表示用端末とすることを限定
するものではなく、自動車排ガス測定器9の表示部や通
信制御ボックス10に別途設けた表示部、およびGSコ
ンピュータ2のディスプレイに表示するようにしてもよ
い。同様に入力用端末としてカードリード5に設けたキ
ーボード5kのみならず、自動車排ガス測定器9および
GSコンピュータ2のキーボードから入力するものであ
ってもよい。
両12の一覧表示を行なう表示用端末とすることを限定
するものではなく、自動車排ガス測定器9の表示部や通
信制御ボックス10に別途設けた表示部、およびGSコ
ンピュータ2のディスプレイに表示するようにしてもよ
い。同様に入力用端末としてカードリード5に設けたキ
ーボード5kのみならず、自動車排ガス測定器9および
GSコンピュータ2のキーボードから入力するものであ
ってもよい。
【0026】作業者はガソリンの給油作業を始める前後
の時間、またはガソリンの給油を行っている間でかつ車
両12のエンジンがかけられている間に、前記自動車排
ガス測定器9のプローブ9aを車両のテールパイプ12
aに挿入して、その排ガスの分析を行なう。この排ガス
の分析は顧客が来店して直ぐに行うことにより、ほゞ確
実に車両12のエンジンがかけられている間に分析を行
うことができる。一方、自動車排ガス測定器9で測定し
た顧客の車両12のデータがGS2内の事務所にあるG
Sコンピュータ2に転送される。
の時間、またはガソリンの給油を行っている間でかつ車
両12のエンジンがかけられている間に、前記自動車排
ガス測定器9のプローブ9aを車両のテールパイプ12
aに挿入して、その排ガスの分析を行なう。この排ガス
の分析は顧客が来店して直ぐに行うことにより、ほゞ確
実に車両12のエンジンがかけられている間に分析を行
うことができる。一方、自動車排ガス測定器9で測定し
た顧客の車両12のデータがGS2内の事務所にあるG
Sコンピュータ2に転送される。
【0027】次に、GSコンピュータ2は、自動車排ガ
ス測定器9で測定した測定値を、カードリーダ5によっ
て入力された顧客情報(特に本例では顧客が所有する車
両12の情報)と対応付けて、イントラネット7を介し
てサーバ8に転送する。サーバ8は自動車排ガス測定器
9で測定された測定値から車両12の状態を診断し、異
常が生じている値や規制値をオーバーしているものなど
をGSコンピュータ2に返信する。
ス測定器9で測定した測定値を、カードリーダ5によっ
て入力された顧客情報(特に本例では顧客が所有する車
両12の情報)と対応付けて、イントラネット7を介し
てサーバ8に転送する。サーバ8は自動車排ガス測定器
9で測定された測定値から車両12の状態を診断し、異
常が生じている値や規制値をオーバーしているものなど
をGSコンピュータ2に返信する。
【0028】ここで、サーバ8に送られた排ガスの測定
値は管理者側の専門家によって、診断されて、より的確
な診断がなされてもよいが、本例ではサーバ8やGSコ
ンピュータ2などによって実行される診断プログラムP
によって診断される。この診断プログラムPは今回の測
定値から現在の車両12の状態を診断すると共に、前記
データベース11に蓄積されているこの車両12の過去
の測定値との比較によって、過去のデータの推移から不
調を来すであろう将来の予測などを行って、メンテナン
スを促す診断結果を出力するように構成することが望ま
しい。
値は管理者側の専門家によって、診断されて、より的確
な診断がなされてもよいが、本例ではサーバ8やGSコ
ンピュータ2などによって実行される診断プログラムP
によって診断される。この診断プログラムPは今回の測
定値から現在の車両12の状態を診断すると共に、前記
データベース11に蓄積されているこの車両12の過去
の測定値との比較によって、過去のデータの推移から不
調を来すであろう将来の予測などを行って、メンテナン
スを促す診断結果を出力するように構成することが望ま
しい。
【0029】図2はGSコンピュータ2のディスプレイ
または自動車排ガス測定器9の表示部またはカードリー
ダ5の表示部5dに出力される表示画面の一例を示して
いる。図2において、16はカード6から読み取った顧
客名(顧客ID)、17は顧客の氏名、18は今回給油
した顧客の車両12の車種名、19はこの車両12のナ
ンバープレート番号であり、これらの情報17〜19を
表示することにより、顧客情報の確認を行うことができ
る。
または自動車排ガス測定器9の表示部またはカードリー
ダ5の表示部5dに出力される表示画面の一例を示して
いる。図2において、16はカード6から読み取った顧
客名(顧客ID)、17は顧客の氏名、18は今回給油
した顧客の車両12の車種名、19はこの車両12のナ
ンバープレート番号であり、これらの情報17〜19を
表示することにより、顧客情報の確認を行うことができ
る。
【0030】20は今回の排ガス測定結果を一覧にして
示す表であって、本例ではHCの測定値に異常があるの
で、その数値を表示するセル20aの表示色を変えてい
る。21は測定値に対する直接的な診断結果を表示する
コメントであり、本例では、「HC濃度が異常です」と
表示している。
示す表であって、本例ではHCの測定値に異常があるの
で、その数値を表示するセル20aの表示色を変えてい
る。21は測定値に対する直接的な診断結果を表示する
コメントであり、本例では、「HC濃度が異常です」と
表示している。
【0031】22は前記異常の原因として診断した結果
を表示するコメントであり、本例では、「以下の原因が
考えられます。 ●エンジンの異常 ●A/Fセンサー
の故障」と表示している。したがって、作業者はこの表
示端末の画面を見ることにより、顧客に対して適切なメ
ンテナンスを促すことができ、顧客は所有する車両12
の異常を早期発見できる。また、排ガスの測定値からは
上述したエンジンの状態や車両12に取り付けられたセ
ンサ類の故障に加えて、排気管12aの穴の有無など様
々な不具合を判定することができる。
を表示するコメントであり、本例では、「以下の原因が
考えられます。 ●エンジンの異常 ●A/Fセンサー
の故障」と表示している。したがって、作業者はこの表
示端末の画面を見ることにより、顧客に対して適切なメ
ンテナンスを促すことができ、顧客は所有する車両12
の異常を早期発見できる。また、排ガスの測定値からは
上述したエンジンの状態や車両12に取り付けられたセ
ンサ類の故障に加えて、排気管12aの穴の有無など様
々な不具合を判定することができる。
【0032】つまり、顧客は次の車検を待つまでもな
く、不具合が生じている部分を早めに修理することがで
き、重大な故障が生じる前に車両12の状態を調整する
ことができる。さらに、環境基準に適合しない排気ガス
を知らずに放出している事態を早期に改善することによ
り、大気汚染の抑制に貢献できる。
く、不具合が生じている部分を早めに修理することがで
き、重大な故障が生じる前に車両12の状態を調整する
ことができる。さらに、環境基準に適合しない排気ガス
を知らずに放出している事態を早期に改善することによ
り、大気汚染の抑制に貢献できる。
【0033】前記データベース11として保存できるメ
ンテナンス情報としては、上述した排気ガスの測定値の
履歴のみならず、消耗品の交換記録や充填記録、修理記
録、顧客の好み、任されている日常点検の種類、車両の
走行距離など、様々な情報を記録することも可能であ
る。
ンテナンス情報としては、上述した排気ガスの測定値の
履歴のみならず、消耗品の交換記録や充填記録、修理記
録、顧客の好み、任されている日常点検の種類、車両の
走行距離など、様々な情報を記録することも可能であ
る。
【0034】たとえば、交換記録としてはエンジンオイ
ル、ワイパーゴム、タイヤ、バッテリをいつ交換した
か、充填記録としてはウォッシャー液、燃料活性剤をい
つ充填したかを記録することができ、これらの記録から
顧客の車両12の使用頻度を確認でき、作業者は次期交
換適正期を提案することができる。また、バッテリが上
がったときなどに、再充電する方がよいのか、バッテリ
を交換する方がよいのかを適切に判断することができ
る。
ル、ワイパーゴム、タイヤ、バッテリをいつ交換した
か、充填記録としてはウォッシャー液、燃料活性剤をい
つ充填したかを記録することができ、これらの記録から
顧客の車両12の使用頻度を確認でき、作業者は次期交
換適正期を提案することができる。また、バッテリが上
がったときなどに、再充電する方がよいのか、バッテリ
を交換する方がよいのかを適切に判断することができ
る。
【0035】そして、この判断は車両メンテナンス情報
管理システム1のネットワーク端末2を有する全てのG
S3において同様に受けることができる。つまり、顧客
は出先であっても常々利用しているGS3と同レベルの
メンテナンスを受けることができる。
管理システム1のネットワーク端末2を有する全てのG
S3において同様に受けることができる。つまり、顧客
は出先であっても常々利用しているGS3と同レベルの
メンテナンスを受けることができる。
【0036】修理記録としては、バッテリの再充電、ボ
ディやガラス窓の補修の日付などを記録することができ
る。すなわち、作業者はガラス面やボディを光沢計で測
定して、ガラス面やボディのリペアを行うべきかどうか
を判断することができる。度々再充電しているバッテリ
は交換する必要があるか、何らかの漏電が生じているこ
とを診断できる。
ディやガラス窓の補修の日付などを記録することができ
る。すなわち、作業者はガラス面やボディを光沢計で測
定して、ガラス面やボディのリペアを行うべきかどうか
を判断することができる。度々再充電しているバッテリ
は交換する必要があるか、何らかの漏電が生じているこ
とを診断できる。
【0037】また、顧客の好みとしては例えばタイヤの
空気圧、履いているタイヤの種類、ウォッシャ液の種
類、常時給油するガソリンやエンジンオイルのグレー
ド、さらには冬季にスタットレスタイヤを履いているか
などの詳細な情報を記録できる。さらに、任されている
日常点検の種類としては、例えばタイヤの空気圧の点
検、エンジンオイルの汚れの点検、洗車をそれぞれどの
程度の頻度で要求しており、最後に行ったのはいつかな
どの情報を記録することができる。
空気圧、履いているタイヤの種類、ウォッシャ液の種
類、常時給油するガソリンやエンジンオイルのグレー
ド、さらには冬季にスタットレスタイヤを履いているか
などの詳細な情報を記録できる。さらに、任されている
日常点検の種類としては、例えばタイヤの空気圧の点
検、エンジンオイルの汚れの点検、洗車をそれぞれどの
程度の頻度で要求しており、最後に行ったのはいつかな
どの情報を記録することができる。
【0038】加えて、車両12の走行距離を入力できれ
ば、顧客が車両12を使用する頻度を的確に知ることが
でき、作業者はこれに応じたメンテナンスを実施でき
る。そして、過去に実施したメンテナンスの内容をメン
テナンス情報として記録することにより、次回のメンテ
ナンスにこの情報を利用することができる。
ば、顧客が車両12を使用する頻度を的確に知ることが
でき、作業者はこれに応じたメンテナンスを実施でき
る。そして、過去に実施したメンテナンスの内容をメン
テナンス情報として記録することにより、次回のメンテ
ナンスにこの情報を利用することができる。
【0039】すなわち、上述のメンテナンス情報がデー
タベース11として確保されることにより、万が一、車
両12が故障した場合でも、車両メンテナンス情報管理
システム1を採用する同一系列のGS3であれば、その
車両12のメンテナンス情報が得られるので、GS3は
常に適切な判断をすることも可能である。例えば、エン
ストが発生した場合には過去のエンジントラブルの事例
などを考慮して原因の大方の目安を付けることができ、
メンテナンスの効率を上げることができる。
タベース11として確保されることにより、万が一、車
両12が故障した場合でも、車両メンテナンス情報管理
システム1を採用する同一系列のGS3であれば、その
車両12のメンテナンス情報が得られるので、GS3は
常に適切な判断をすることも可能である。例えば、エン
ストが発生した場合には過去のエンジントラブルの事例
などを考慮して原因の大方の目安を付けることができ、
メンテナンスの効率を上げることができる。
【0040】また、日常のメンテナンスをGSに任せて
いる顧客の場合、出先や旅先でも通常と同様のメンテナ
ンスが受けられることになる。そして、GS3によるメ
ンテナンス性が向上することにより、これらのメンテナ
ンスをGS3に任せる顧客が増えることが予想される。
いる顧客の場合、出先や旅先でも通常と同様のメンテナ
ンスが受けられることになる。そして、GS3によるメ
ンテナンス性が向上することにより、これらのメンテナ
ンスをGS3に任せる顧客が増えることが予想される。
【0041】つまり、毎回同一系統の(本発明の車両メ
ンテナンス情報管理システム1を採用した)GS3で給
油やメンテナンスを受けようとするリピートの顧客が増
えることを意味する。また、そのことにより、従来給油
中心であったGS3に、車両12の修理や車検などを要
求する顧客が増加することを期待できる。
ンテナンス情報管理システム1を採用した)GS3で給
油やメンテナンスを受けようとするリピートの顧客が増
えることを意味する。また、そのことにより、従来給油
中心であったGS3に、車両12の修理や車検などを要
求する顧客が増加することを期待できる。
【0042】図3は顧客の要求によって印刷される車両
12のメンテナンス情報をカルテとして出力した例を示
している。図3において、23は顧客の車両12の排ガ
スの測定結果を示す一覧表であって、測定を行った日付
と、その時の各種排気ガスの測定値を表示している。本
例では、過去3回分の排気ガスの測定値を成分ごとに表
示しており、特に9月1日に行った測定結果のうちHC
の濃度が高いので、そのセル24の表示色を変えて示
し、簡単なコメント25を表示している。
12のメンテナンス情報をカルテとして出力した例を示
している。図3において、23は顧客の車両12の排ガ
スの測定結果を示す一覧表であって、測定を行った日付
と、その時の各種排気ガスの測定値を表示している。本
例では、過去3回分の排気ガスの測定値を成分ごとに表
示しており、特に9月1日に行った測定結果のうちHC
の濃度が高いので、そのセル24の表示色を変えて示
し、簡単なコメント25を表示している。
【0043】さらに、交換補充メンテナンス情報として
ウォッシャ液の補充を行った日付26や、エンジンオイ
ルを交換した日付27、交換したエンジンオイルの種類
(グレード、メーカ)28、その時の走行距離29を表
示している。また、修理メンテナンス情報としてバッテ
リー上がりによる再充電を行った日付30を表示してい
る。したがって、顧客はこれらの表示を見ることによ
り、自分の車両12が受けたメンテナンスの内容を一目
で確認でき、次回はいつどんなメンテナンスを受ける必
要があるかを判断したり、車両12の弱点や癖などを認
識できる。
ウォッシャ液の補充を行った日付26や、エンジンオイ
ルを交換した日付27、交換したエンジンオイルの種類
(グレード、メーカ)28、その時の走行距離29を表
示している。また、修理メンテナンス情報としてバッテ
リー上がりによる再充電を行った日付30を表示してい
る。したがって、顧客はこれらの表示を見ることによ
り、自分の車両12が受けたメンテナンスの内容を一目
で確認でき、次回はいつどんなメンテナンスを受ける必
要があるかを判断したり、車両12の弱点や癖などを認
識できる。
【0044】なお、図3での図示は省略するが、顧客に
手渡す車両12のカルテとして、顧客の好み、任されて
いる日常点検の種類、現在の走行距離など様々な情報を
含めてもよいことは言うまでもない。
手渡す車両12のカルテとして、顧客の好み、任されて
いる日常点検の種類、現在の走行距離など様々な情報を
含めてもよいことは言うまでもない。
【0045】図4は顧客がインターネット13を用いて
車両12のメンテナンス情報を確認する時の例を示すホ
ームページの一例である。図4に示すように、サーバ8
は前記データベース11に記録されているメンテナンス
情報を、顧客自身の車両12のメンテナンス情報に限っ
てインターネット上の顧客専用のホームページ31に公
開する。
車両12のメンテナンス情報を確認する時の例を示すホ
ームページの一例である。図4に示すように、サーバ8
は前記データベース11に記録されているメンテナンス
情報を、顧客自身の車両12のメンテナンス情報に限っ
てインターネット上の顧客専用のホームページ31に公
開する。
【0046】図4において、32は顧客名としての識別
IDの入力欄であり、33はパスワードの入力欄であ
る。すなわち、顧客は自分の識別IDとパスワードを前
記入力欄32,33に入力することにより、顧客専用の
ホームページ31を開いて、自分の車両12の各種メン
テナンス情報をホームページ31を介して確認すること
ができる。
IDの入力欄であり、33はパスワードの入力欄であ
る。すなわち、顧客は自分の識別IDとパスワードを前
記入力欄32,33に入力することにより、顧客専用の
ホームページ31を開いて、自分の車両12の各種メン
テナンス情報をホームページ31を介して確認すること
ができる。
【0047】また、本例のホームページ31はメンテナ
ンス情報の一覧として、排ガスの濃度の測定値、交換補
充メンテナンス情報、修理メンテナンス情報などを分類
して示すフレーム34と、各メンテナンス情報を表示す
るフレーム35とを有している。つまり、顧客はフレー
ム34から目的とするメンテナンス情報を選択すること
により、車両12の状態を効率よく確認することができ
る。
ンス情報の一覧として、排ガスの濃度の測定値、交換補
充メンテナンス情報、修理メンテナンス情報などを分類
して示すフレーム34と、各メンテナンス情報を表示す
るフレーム35とを有している。つまり、顧客はフレー
ム34から目的とするメンテナンス情報を選択すること
により、車両12の状態を効率よく確認することができ
る。
【0048】図4に示す例では、排ガスデータが選択さ
れているので、フレーム35には排ガスの測定結果が一
覧表36として表示される。また、この一覧表36では
図2,3と同様に、測定値に異常が生じているセル37
の表示色を変えると共に、簡単なコメント38を表示す
る。交換補充メンテナンス情報、修理メンテナンス情報
など、その他のメンテナンス情報についても同様にそれ
ぞれ表示できる。
れているので、フレーム35には排ガスの測定結果が一
覧表36として表示される。また、この一覧表36では
図2,3と同様に、測定値に異常が生じているセル37
の表示色を変えると共に、簡単なコメント38を表示す
る。交換補充メンテナンス情報、修理メンテナンス情報
など、その他のメンテナンス情報についても同様にそれ
ぞれ表示できる。
【0049】前記ホームページ31は顧客毎または車両
毎にそれぞれ与えられるものであるから、他の顧客がこ
のホームページ31を見ることはなく、セキュリティの
問題も生じることはない。なお、このホームページ31
ではデータベース11に記録している全ての情報を公開
する必要はなく、GS3側でのみ確認できる情報を設け
るようにしてもよい。
毎にそれぞれ与えられるものであるから、他の顧客がこ
のホームページ31を見ることはなく、セキュリティの
問題も生じることはない。なお、このホームページ31
ではデータベース11に記録している全ての情報を公開
する必要はなく、GS3側でのみ確認できる情報を設け
るようにしてもよい。
【0050】
【発明の効果】上述したように、本発明の車両メンテナ
ンス情報管理システムを用いることにより、各顧客の所
有する車両に施したメンテナンス情報をデータベース化
し、各車両に関するメンテナンス情報をいつでも正確に
呼び出すことができる。これによって、車両の現状およ
び将来の予測が可能となり、顧客は前記ネットワークが
届く範囲内であればどこにおいても的確で無駄のないメ
ンテナンスを受けることができる。そして、メンテナン
スを充実させることにより車両の故障を未然に防ぐこと
ができる。特に、前記端末は店舗数の多いガソリンスタ
ンドに設けられるので、様々な場所でメンテナンスを受
けることができる。
ンス情報管理システムを用いることにより、各顧客の所
有する車両に施したメンテナンス情報をデータベース化
し、各車両に関するメンテナンス情報をいつでも正確に
呼び出すことができる。これによって、車両の現状およ
び将来の予測が可能となり、顧客は前記ネットワークが
届く範囲内であればどこにおいても的確で無駄のないメ
ンテナンスを受けることができる。そして、メンテナン
スを充実させることにより車両の故障を未然に防ぐこと
ができる。特に、前記端末は店舗数の多いガソリンスタ
ンドに設けられるので、様々な場所でメンテナンスを受
けることができる。
【0051】また、給油時に定期的に排ガス測定などの
メンテナンスを行い、その結果をメンテナンス情報とし
て蓄積することで、その車の状態をいつでも呼び出すこ
とができるので、顧客はメンテナンス情報を蓄積する目
的で、本車両メンテナンス情報管理システムを設置した
特定のガソリンスタンドを選択的に繰り返し利用するよ
うになることを期待できる。
メンテナンスを行い、その結果をメンテナンス情報とし
て蓄積することで、その車の状態をいつでも呼び出すこ
とができるので、顧客はメンテナンス情報を蓄積する目
的で、本車両メンテナンス情報管理システムを設置した
特定のガソリンスタンドを選択的に繰り返し利用するよ
うになることを期待できる。
【0052】車両に施すメンテナンスの一環として、自
動車排ガス測定器による排気ガスの測定を行う場合に
は、排気ガスに含まれるCO,CO2 ,HC,O2 など
の濃度とA/Fおよびλ値を給油の毎に測定することに
より、車両の現在の状況のみならず、車両に生じはじめ
ている問題の早期発見を行うことができ、メンテナンス
情報の付加価値が増大する。そして、不調が生じ始めて
いる車両を早期に発見することにより、重大な故障の発
生を未然に防止できると共に、大気汚染の増加を最小限
に抑えることも可能となる。
動車排ガス測定器による排気ガスの測定を行う場合に
は、排気ガスに含まれるCO,CO2 ,HC,O2 など
の濃度とA/Fおよびλ値を給油の毎に測定することに
より、車両の現在の状況のみならず、車両に生じはじめ
ている問題の早期発見を行うことができ、メンテナンス
情報の付加価値が増大する。そして、不調が生じ始めて
いる車両を早期に発見することにより、重大な故障の発
生を未然に防止できると共に、大気汚染の増加を最小限
に抑えることも可能となる。
【0053】前記データベースを公開するために顧客に
対応して作成されたホームページを有する場合には、顧
客は前記Webサイトを用いて自分の所有する車両の現
状を把握することができ、顧客はどのようなメンテナン
スをいつ受けたかを確認することができ、所有する車の
状態を任意のときに確認できる。したがって、顧客のメ
ンテナンスに対する認識を高めて安全性の向上を図るこ
とができる。
対応して作成されたホームページを有する場合には、顧
客は前記Webサイトを用いて自分の所有する車両の現
状を把握することができ、顧客はどのようなメンテナン
スをいつ受けたかを確認することができ、所有する車の
状態を任意のときに確認できる。したがって、顧客のメ
ンテナンスに対する認識を高めて安全性の向上を図るこ
とができる。
【0054】前記端末が顧客情報を入力するためのカー
ドリーダを有する場合には顧客情報の入力を極めて容易
に行うことができ、作業が速やかに行うことができる。
ドリーダを有する場合には顧客情報の入力を極めて容易
に行うことができ、作業が速やかに行うことができる。
【図1】本発明の車両メンテナンス情報管理システムの
構成を示す図である。
構成を示す図である。
【図2】前記ガソリンスタンド側の端末に手確認できる
メンテナンス情報の例を示す図である。
メンテナンス情報の例を示す図である。
【図3】顧客に手渡す車両のメンテナンス情報の例を示
す図である。
す図である。
【図4】インターネットに公開する顧客のホームページ
の例を示す図である。
の例を示す図である。
1…車両メンテナンス情報管理システム、2…ネットワ
ーク端末(端末)、3…ガソリンスタンド、5…カード
リーダ(端末)、7…ネットワーク、8…サーバ、9…
自動車排ガス測定器(測定用端末)、11…データベー
ス、12…車両、31…ホームページ。
ーク端末(端末)、3…ガソリンスタンド、5…カード
リーダ(端末)、7…ネットワーク、8…サーバ、9…
自動車排ガス測定器(測定用端末)、11…データベー
ス、12…車両、31…ホームページ。
Claims (4)
- 【請求項1】 車両のメンテナンス情報を顧客情報と関
連付けて作成したデータベースと、ガソリンスタンドに
おける前記データベースへのメンテナンス情報の入力お
よび前記データベースからのメンテナンス情報の出力を
行なう端末と、前記データベースを管理するサーバと、
このサーバを端末に接続するネットワークとを有するこ
とを特徴とする車両メンテナンス情報管理システム。 - 【請求項2】 前記端末が測定用端末を有し、前記メン
テナンス情報が測定用端末によって測定された測定値を
有する請求項1に記載の車両メンテナンス情報管理シス
テム。 - 【請求項3】 前記データベースを公開するために顧客
に対応して作成されたホームページを有する請求項1ま
たは2に記載の車両メンテナンス情報管理システム。 - 【請求項4】 前記端末が顧客情報を入力するためのカ
ードリーダを有する請求項1〜3の何れかに記載の車両
メンテナンス情報管理システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000283079A JP2002092213A (ja) | 2000-09-19 | 2000-09-19 | 車両メンテナンス情報管理システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000283079A JP2002092213A (ja) | 2000-09-19 | 2000-09-19 | 車両メンテナンス情報管理システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002092213A true JP2002092213A (ja) | 2002-03-29 |
Family
ID=18767493
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000283079A Pending JP2002092213A (ja) | 2000-09-19 | 2000-09-19 | 車両メンテナンス情報管理システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002092213A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009151346A (ja) * | 2007-06-15 | 2009-07-09 | Data Bank Kk | 車両番号行動指示装置、車両番号行動指示システム、および、車両番号行動指示方法 |
JP2009282655A (ja) * | 2008-05-21 | 2009-12-03 | Fujino Shoji Co Ltd | サービスステーション用車両点検整備情報管理システム |
JP2010054234A (ja) * | 2008-08-26 | 2010-03-11 | Hitachi Mobile Co Ltd | 車両正常さ診断装置および車両正常さ診断方法 |
-
2000
- 2000-09-19 JP JP2000283079A patent/JP2002092213A/ja active Pending
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009151346A (ja) * | 2007-06-15 | 2009-07-09 | Data Bank Kk | 車両番号行動指示装置、車両番号行動指示システム、および、車両番号行動指示方法 |
JP2009151748A (ja) * | 2007-06-15 | 2009-07-09 | Data Bank Kk | 車両番号行動指示システム、および、車両番号行動指示方法 |
JP2011222040A (ja) * | 2007-06-15 | 2011-11-04 | Data Bank Kk | 車両番号行動指示装置、および、車両番号行動指示方法 |
JP2016015154A (ja) * | 2007-06-15 | 2016-01-28 | データバンク株式会社 | 車両番号行動指示装置、および、車両番号行動指示方法 |
JP2017152037A (ja) * | 2007-06-15 | 2017-08-31 | データバンク株式会社 | 車両番号行動指示装置、および、車両番号行動指示方法 |
JP2009282655A (ja) * | 2008-05-21 | 2009-12-03 | Fujino Shoji Co Ltd | サービスステーション用車両点検整備情報管理システム |
JP4637208B2 (ja) * | 2008-05-21 | 2011-02-23 | 藤野商事株式会社 | サービスステーション用車両点検整備情報管理システム |
JP2010054234A (ja) * | 2008-08-26 | 2010-03-11 | Hitachi Mobile Co Ltd | 車両正常さ診断装置および車両正常さ診断方法 |
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