JP2007326563A - 車両整備点検支援システム及び車両の整備点検方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】車両定期に関する情報を処理するためのシステムにおいて、点検対象車両の特性を点検作業者が確実且つ容易に把握し、車両の点検及び整備を効率的に行えるようにする。
【解決手段】顧客データ、車両データ、整備履歴データの各データファイルが記録された記憶手段と、記憶手段に記録されたデータに基づき車両の整備計画情報を生成する処理を行う整備計画生成手段と、整備点検する車両の整備履歴データから交換が必要な部品を割り出して発注処理を行う部品発注手段と、車両の整備点検データの入力を受け付けて該当車両の前記データファイルに記録するとともに整備記録簿を出力する処理を行う点検整備手段と、を有して車両整備点検支援システムを構成する。
【選択図】図1
【解決手段】顧客データ、車両データ、整備履歴データの各データファイルが記録された記憶手段と、記憶手段に記録されたデータに基づき車両の整備計画情報を生成する処理を行う整備計画生成手段と、整備点検する車両の整備履歴データから交換が必要な部品を割り出して発注処理を行う部品発注手段と、車両の整備点検データの入力を受け付けて該当車両の前記データファイルに記録するとともに整備記録簿を出力する処理を行う点検整備手段と、を有して車両整備点検支援システムを構成する。
【選択図】図1
Description
本発明は、乗用車やトラック、バスなど(以下、車両という)の整備点検に関する情報を処理し、整備点検作業を効率的に行うためのシステムと、これを用いて車両を整備点検する方法に関する。
自動車は、走行時のトラブル防止や性能の維持を図るため定期的に点検し、不具合箇所を整備することが不可欠である。とりわけ車両を多数保有して荷物の輸送や旅客の移送を営む業者にとっては、部品の摩耗などで不具合発生の虞れのある箇所を未然に整備して車両運行上の安全性を確保するためにも、定期的な車両点検の実施がなくてはならない。
一般に車両の整備や点検は、車両を自動車ディーラーや整備工場に持ち込んで行っている。このような車両の整備作業施設では、図6に示されるように、点検項目や作業内容などの車両点検に関する情報を記憶装置に格納したホストコンピュータ100を事務室内に、ホストコンピュータ100と接続した端末101を車両の受け入れ場所と点検場所とにそれぞれ設置し、整備点検に関する情報を両端末に表示し、両端末から入力して処理することにより、車両の整備点検作業に伴う事務処理の効率化を図った情報処理システムが利用されている。また、同図に示されるように、従来の整備作業施設は、公道に面した敷地内の入口に駐車場のスペースを確保し、その奥に車両をリフトに載せて点検するスペースと整備するスペースとを配し、さらにその奥に待合室と事務室とを配したレイアウト構成となっているところが多い(例えば特許文献1参照)。
図示したシステムは、従来手作業と手書きで行われていた整備記録簿や各種帳票類の作成を自動化でき、作成された整備記録簿のデータも記憶装置に保存して管理できるという利点がある。しかし、整備記録簿や各種帳票類の作成などの事務処理を合理化できたとしても、整備や点検作業そのものを効率的に行うことはできない。
すなわち、従来の整備作業施設では、例えば5人の整備スタッフ(メカニック)の内、自動車検査員資格保有者を2人含め、多数のメカニックが点検し整備した車両を少数の資格保有者が検査する体制をとっている。このような体制では、同図に示されるように、点検スペースでリフトに載せてメカニックが複数台の車両を同時に点検したとしても、車検整備スペースにおける検査は少数の資格保有者によって一台の車両づつ行われるため、点検スペースと車検整備スペースの間で車両の滞留が生じ、点検が終わった検査待ちの車両は一旦リフトから降ろし、駐車場まで移動させて検査の順番となるまで待機させておく必要があった。換言すれば、従来の整備作業施設は、その体制上、構内で整備検査する車両の滞留が必然的に起こるから、その敷地内に車両を待機させるための駐車スペースが設けられているのであり、整備点検のための体制及び施設の設備構成レイアウトの視点から、整備点検の効率化を図る考慮は何らされていないのが実状であった。
また、従来の整備作業施設では、例えば車両を点検した結果、部品を交換する必要がある場合に、交換部品の在庫が取り揃っていないときには、部品を発注して納品を待たなければ整備作業を完了させることはできなかった。その場合、車両保有者は、交換部品が納品されるのを待って再び整備作業施設に車両を持ち込み、前回と同じように構内で滞留する車両とともに、整備点検作業が完了するまで待たなければならず、時間の無駄が大きかった。
また、車両点検は法定で定められた検査項目に沿って行われ、仮に頻繁に定期点検を行ったとしても検査すべき項目が増減することはなく、検査には全ての項目を検査するための所定の作業時間を必要とするが、点検に関する情報を端末から入力するに過ぎない従来の情報処理システムでは、この作業時間の短縮化は望めない。
すなわち、例えば車両の利用のされ方、つまり車両の運行環境に基づく特性、例えば長距離輸送に利用され一日の走行距離が長い、積載量が多いなどといった車両の走行条件、ドライバーの運転の仕方や運転の癖、或いはその車両固有の性状などによっては、車両の特定部位の損傷や劣化が早かったりオイル類の補給が頻繁に必要だったりすることがある。車両を整備点検する際に、予め点検対象車両の車両特性が判っていれば、特定の項目や箇所について重点的に点検したり整備したりすることで、整備や点検を迅速に行って作業時間を短縮することが可能であり、点検の精度も向上することとなる。そのためには、車両を整備点検する際に、メカニックが対象車両の特性を容易に把握し重点整備箇所を認知して作業できる情報処理システムの構築が必要である。
すなわち、例えば車両の利用のされ方、つまり車両の運行環境に基づく特性、例えば長距離輸送に利用され一日の走行距離が長い、積載量が多いなどといった車両の走行条件、ドライバーの運転の仕方や運転の癖、或いはその車両固有の性状などによっては、車両の特定部位の損傷や劣化が早かったりオイル類の補給が頻繁に必要だったりすることがある。車両を整備点検する際に、予め点検対象車両の車両特性が判っていれば、特定の項目や箇所について重点的に点検したり整備したりすることで、整備や点検を迅速に行って作業時間を短縮することが可能であり、点検の精度も向上することとなる。そのためには、車両を整備点検する際に、メカニックが対象車両の特性を容易に把握し重点整備箇所を認知して作業できる情報処理システムの構築が必要である。
さらに、多数の車両を保有する車両運行業者においては、車両を点検し整備するための車両管理費用は少なくはなく、事業運営費の中で大きなウエイトを占めることから、かかる費用を削減する方策が切望されている。輸送トラックやタクシーなどのように、運行速度や運行距離を記録するタコグラフを搭載して車両の運行状況を管理することは可能であるが、このような記録だけでは車両の一日の運行状況は把握できても、急加速を繰り返したりフットブレーキを多用したりするといった車両の保守に直結するドライバーの日常の運転状態までは把握することができず、運転状態に応じて必要となる車両の整備内容も把握することはできない。各車両に関する詳細な車両管理費用の分析や保有する車両の包括的な保守費用の分析などの客観的な車両の評価は何らされていないのが実状である。また、何よりも車両の整備点検を短時間で行えることが、車両の稼働時間をより長く確保するためにも望ましい。
そこで、本発明はこのような問題点に鑑み、従来にはない車両を整備点検する体制及び施設の設備構成レイアウトを構築して、車両を滞留させることなく短時間で整備点検を行えるようにすること、車両の整備点検に関する情報を蓄積し、これを有効に活用して整備点検する車両の特性をメカニックが容易且つ確実に把握し、整備点検作業を効率的に行えるようにすること、車両保有事業者に対して車両管理或いは車両評価に関する有用な情報を提供できるようにすることを課題とする。
前記課題を解決するため本発明は、顧客データ、車両データ、整備履歴データの各データファイルが記録された記憶手段と、前記記憶手段に記録されたデータに基づき車両の整備計画情報を生成する処理を行う整備計画生成手段と、整備点検する車両の整備履歴データから交換が必要な部品を割り出して発注処理を行う部品発注手段と、車両の整備点検データの入力を受け付けて該当車両の前記データファイルに記録するとともに整備記録簿を出力する処理を行う点検整備手段と、を有して車両整備点検支援システムを構成したことを特徴とする。
また、本発明の車両整備点検支援システムは、車両の整備作業施設を、その構内に車両を整備点検する設備を一筆書きの動線上に配したレイアウトに構成したことを特徴とする。
さらに、本発明の車両整備点検支援システムは、記憶手段を有するホストコンピュータと整備作業施設に設置された情報処理端末と通信回線を介して接続するとともに、ホストコンピュータと整備作業施設から持ち出し可能な携帯型端末とを通信回線を介して接続して構成したことを特徴とする。
またさらに、本発明の車両整備点検支援システムは、車両データと整備履歴データに基づき、車両を評価分析する車両評価手段を有することを特徴とする。
また、本発明の車両の整備点検方法は、前記構成の車両整備点検支援システムを用い、整備計画生成手段で生成された整備計画情報に基づき顧客に対して車両の整備案内情報を通知する工程と、整備点検の際に交換する部品を部品発注手段により発注して取り寄せておく工程と、構内に車両を整備点検する設備を一筆書きの動線上に配したレイアウト構成の整備点検工場に車両を受け入れて整備点検を行う工程と、を有することを特徴とする。
本発明の整備点検支援システムでは、予め車両保有者である顧客に関するデータが顧客データとして登録され、整備点検対象である車両に関するデータも車両データとして登録される。そして、登録されたデータに基づいて車両の整備計画情報を生成し、顧客に対して整備案内情報を通知するとともに、整備作業施設においても整備計画に基づき整備点検のための準備がなされる。整備計画に基づいて対象車両のみ整備点検を行うので、施設内で車両が滞留することはない。
整備作業施設では、整備計画に沿って顧客が持ち運んだ車両を整備し点検する。この際、車両を整備点検した結果を整備履歴データとして登録し、また、整備記録簿を出力する。車両の整備点検を実施する都度に整備点検の結果データを登録することにより、車種や利用用途、運行条件などが異なる様々な車両の点検結果データが蓄積される。
次回の整備点検の際には、事前に整備履歴データから交換が必要とされる部品を部品発注手段で予め発注し取り寄せておくことで、タイムラグを生じさせずに迅速に整備作業を完了させることが可能となる。また、整備点検作業の際に、メカニックは、整備履歴データから対象車両の重点整備箇所を容易且つ確実に把握することができ、また、事前に交換すべき部品や整備に必要な機材などを調達して取り揃えておくことができ、整備点検作業を効率良く、漏れなく正確に行うことが可能となる。メカニックの全員が自動車検査資格を有していれば、車両の整備点検効率がより高まり生産性が向上する。
また、車両の整備作業施設を、その構内に車両を整備点検する設備を一筆書きの動線上に配したレイアウトに構成すれば、構内で車両を前後進させたり迂回走行させたりする必要がなくなり、車両を最短距離だけ移動させて効率的に整備点検を行うことができる。車両の滞留はないので待機用の駐車スペースも不要となる。
また、通信回線を介して接続した携帯端末を所持し、顧客の下に出向いて整備点検作業を行うことも可能である。
さらに、蓄積された整備履歴データを統計処理し、例えば所定の点検項目についての点検結果の平均を求めれば、車種、グレード、車両の利用形態、運行条件などに応じた車両の整備状況や故障頻度などの傾向を把握することが可能となり、車両の整備状況を客観的に評価した情報を得ることができる。これを車両保有事業者に提供することにより、事業者は、保有車両の整備状況や運行状況を、同じ走行条件の標準的な車両と比較した結果から容易且つ正確に把握し分析することが可能となる。
整備作業施設では、整備計画に沿って顧客が持ち運んだ車両を整備し点検する。この際、車両を整備点検した結果を整備履歴データとして登録し、また、整備記録簿を出力する。車両の整備点検を実施する都度に整備点検の結果データを登録することにより、車種や利用用途、運行条件などが異なる様々な車両の点検結果データが蓄積される。
次回の整備点検の際には、事前に整備履歴データから交換が必要とされる部品を部品発注手段で予め発注し取り寄せておくことで、タイムラグを生じさせずに迅速に整備作業を完了させることが可能となる。また、整備点検作業の際に、メカニックは、整備履歴データから対象車両の重点整備箇所を容易且つ確実に把握することができ、また、事前に交換すべき部品や整備に必要な機材などを調達して取り揃えておくことができ、整備点検作業を効率良く、漏れなく正確に行うことが可能となる。メカニックの全員が自動車検査資格を有していれば、車両の整備点検効率がより高まり生産性が向上する。
また、車両の整備作業施設を、その構内に車両を整備点検する設備を一筆書きの動線上に配したレイアウトに構成すれば、構内で車両を前後進させたり迂回走行させたりする必要がなくなり、車両を最短距離だけ移動させて効率的に整備点検を行うことができる。車両の滞留はないので待機用の駐車スペースも不要となる。
また、通信回線を介して接続した携帯端末を所持し、顧客の下に出向いて整備点検作業を行うことも可能である。
さらに、蓄積された整備履歴データを統計処理し、例えば所定の点検項目についての点検結果の平均を求めれば、車種、グレード、車両の利用形態、運行条件などに応じた車両の整備状況や故障頻度などの傾向を把握することが可能となり、車両の整備状況を客観的に評価した情報を得ることができる。これを車両保有事業者に提供することにより、事業者は、保有車両の整備状況や運行状況を、同じ走行条件の標準的な車両と比較した結果から容易且つ正確に把握し分析することが可能となる。
本発明の好適な一実施形態を図面を参照して説明する。
図1は本発明の整備点検支援システムの一例の構成を示している。図示されるように、このシステムは、通信回線1(1A、1B)を介してホストコンピュータ2と、後述する複数の整備作業施設6に各々設置された情報処理端末3と当該施設から持ち出しが可能な携帯端末4とを接続して構成してある。また、ホストコンピュータ2は、顧客の有するコンピュータ5とも通信回線1(1C)を介して接続してある。
図1は本発明の整備点検支援システムの一例の構成を示している。図示されるように、このシステムは、通信回線1(1A、1B)を介してホストコンピュータ2と、後述する複数の整備作業施設6に各々設置された情報処理端末3と当該施設から持ち出しが可能な携帯端末4とを接続して構成してある。また、ホストコンピュータ2は、顧客の有するコンピュータ5とも通信回線1(1C)を介して接続してある。
通信回線1は、公衆電話回線網や専用回線、インターネットなどの有線又は無線による適宜な通信回線を介してコンピュータネットワークを構成し、当該回線に接続したコンピュータや端末同士で相互にデータを送受信することが可能なように構成される。図示した形態では、ホストコンピュータ2と情報処理端末3が専用回線1A、ホストコンピュータ2と携帯端末4が移動体回線網1Bを介してそれぞれ接続し、また、ホストコンピュータ2と顧客のコンピュータ5がインターネット1Cを介して接続するようになっている。
ホストコンピュータ2は、データの記憶、検索、加工を行う機能を備え、データの入力部、入力されたデータを記憶する記憶部、データを表示出力するモニタや印字出力するプリンタなどの出力部、通信回線に接続してデータを送受する通信部及びこれら各処理部を制御する制御部を有して構成される。制御部は、OSなどの制御プログラム及び所要のデータを格納する内部メモリを有し、記憶部に格納された処理プログラムに従って各処理部を制御し、各処理部を介して入出力されるデータを管理するようになっている。入力部は、キーボードやマウスなどからなるデータ入力手段と、スキャナーなどからなるデータ読み取り手段や光ディスクなどのコンピュータ読み取り可能な記録媒体を読み取る手段などよりなる。記憶部は、ハードディスクなどのストレージ手段であり、各処理部を制御する処理プログラムとデータファイルが格納してある。本発明のシステムでは、ホストコンピュータ2の記憶部に格納された処理プログラムにより、制御部が各処理部を制御してデータ処理を実行することで、後述の各処理手段を構成している。
情報処理端末3は、各整備作業施設6の構内に設置され、当該施設で持ち込まれた車両の整備点検作業を行う場合に使用される端末、携帯端末4は、車両保有者である顧客先に出向いて車両を整備点検する場合に使用される端末であり、それぞれホストコンピュータ2と同様に、入力部、記憶部、出力部、通信部、制御部などの各処理部を具備して構成される。両端末は共に、通信回線1を介してホストコンピュータ2に接続し、ユーザパスワードの入力などの認証処理を経てホストコンピュータ2から伝送されるデータファイルにより、整備点検情報処理システムのアプリケーション画面を出力部であるモニタに表示させ、アプリケーション画面に表示された処理メニューを適宜選択して整備点検情報の処理を実行させるようになっている。
ホストコンピュータ2の記憶部21には、図2に示されるデータファイルがデータベース化されて格納されており、ホストコンピュータ2において、これらデータファイルの作成、登録、更新、加工、出力などの処理が行えるようになっている。また、通信回線1を介して接続した情報処理端末3と携帯端末4からの指示に応じて、又は両端末から入力されるデータから、前記各データファイルの作成、登録、更新、加工などの処理を実行し、両端末に送信出力するようになっている。
ここで、図示した各データファイルの構成は以下の通りである。
顧客データファイル22aは、点検すべき車両を有するユーザの名称(得意先名)や住所、電話番号、メールアドレスなどのデータ、得意先コード、請求先コード、点検サービスの契約形態の名称やそのコードなどの顧客を特定するデータにより構成されるファイルである。データは整備点検前に予め登録される。
顧客データファイル22aは、点検すべき車両を有するユーザの名称(得意先名)や住所、電話番号、メールアドレスなどのデータ、得意先コード、請求先コード、点検サービスの契約形態の名称やそのコードなどの顧客を特定するデータにより構成されるファイルである。データは整備点検前に予め登録される。
車両データファイル22bは、車番(車両管理番号)、登録番号、車台番号、型式、車名、登録年月、車検有効期限などの点検対象車両を特定するデータにより構成されるファイルである。車両データファイル22bは、前記顧客データの得意先コードに対応づけして登録される。データは整備点検前に予め登録される。
整備計画データファイル22cは、車両の整備計画情報により構成されるファイルであり、例えば図3(A)に示されるように、各整備作業施設6における年間、月間又は週間で車両の整備点検を行う予定のデータなどからなっている。整備計画データファイル22cは、後述する整備案内処理手段23a及び整備予約処理手段23bにより作成される。
整備予約データファイル22dは、車両の整備割当情報により構成されるファイルであり、例えば図3(B)に示されるように、整備点検の実施予定日時と実施場所などの情報、整備実施予定の車両の車番や型式などの車両を特定するデータ、施設内の使用エリア(使用リフト)、或いは客先に出向いて整備点検を行う場合にはその旨などの作業場所を特定するデータなどからなっており、各データは対象の車両毎に付された作業管理番号に紐付けして管理されている。整備予約データファイル22は、後述する整備案内処理手段23a及び整備予約処理手段23bにより作成される。
勤務交番データファイル22eは、メカニックの氏名や所属施設、社員番号などの個人データが登録されていて、これらメカニックの勤務割当を振り分けた情報により構成されるファイルであり、例えば図3(C)に示されるように、前記作業管理番号に紐付けされて、整備点検する車両毎に作業を担当するメカニックのデータが登録されている。勤務交番データファイル22eは、後述する整備割当処理手段23cにより作成される。
部品発注データファイル22fは、車両の整備に必要な部品の名称とその管理番号、及び発注情報により構成されるファイルであり、発注情報は前記作業管理番号に紐付けされて登録されている。部品発注データファイル22fは、後述する部品発注手段23dにより作成される。
整備点検データファイル22gは、車両の点検すべき箇所及び整備が必要な条件項目の名称を示したデータであり、整備記録簿に記載される法定の点検項目データにより構成される。
具体的には、かじ取り装置、制動装置、走行装置、緩衝装置、動力伝達装置、電気装置、原動機、ガスなどの発散防止装置、付属装置、高圧ガスなどを大項目とし、各項目にさらに詳細に分類された小項目の点検項目により構成される。これら法定の点検項目に加えて、車両の使用形態に応じた特有の機能の点検項目、例えば保冷車であればクーラユニットの機能の点検、車体の後部に牽引装置を装備している車両であればその機能の点検などの項目が適宜加えられる。各点検項目には対応コードが付してある。
具体的には、かじ取り装置、制動装置、走行装置、緩衝装置、動力伝達装置、電気装置、原動機、ガスなどの発散防止装置、付属装置、高圧ガスなどを大項目とし、各項目にさらに詳細に分類された小項目の点検項目により構成される。これら法定の点検項目に加えて、車両の使用形態に応じた特有の機能の点検項目、例えば保冷車であればクーラユニットの機能の点検、車体の後部に牽引装置を装備している車両であればその機能の点検などの項目が適宜加えられる。各点検項目には対応コードが付してある。
整備履歴データファイル22hは、車両の整備点検時の条件と整備点検結果を示すデータにより構成され、整備点検項目にデータを入力する毎に記憶部21に格納されるファイルである。
具体的には、点検時の条件は、点検作業日、天候、気温と湿度、作業場所(自向上、顧客先、一般道路上などの別)、整備分類(車検、定期点検、一般整備)、点検分類(3ヶ月、6ヶ月、9ヶ月、12ヶ月)、一般(作業)区分(計画、臨時、路上故障)、点検時走行距離、AT/MT区分、PS区分、エア・サスペンション区分、クール(クーラー装備)区分、リフト(牽引装置装備)区分、走行道路区分(一般道路と高速道路の走行割合)、積載重量比(%)、使用エリア(都市部、沿岸地域、山岳地域などを走行エリアの別)、作業担当者名とそのコードなどである。また、点検結果は、前記点検項目毎の点検結果及び整備結果の有無、作業開始日時と終了日時、作業所要時間などであり、さらに車両の前後左右のタイヤの残溝の測定値、ライニングの残溝の測定値、CO、HOの濃度の測定値などが含まれる。また、点検の結果、部品の交換や調整などの整備作業を行った場合に、それら整備作業項目のデータも含まれる。
これらのデータは、点検作業毎に付される作業管理番号と、顧客データの得意先コード、車両データの車番に対応づけをして記憶部21に登録される。
具体的には、点検時の条件は、点検作業日、天候、気温と湿度、作業場所(自向上、顧客先、一般道路上などの別)、整備分類(車検、定期点検、一般整備)、点検分類(3ヶ月、6ヶ月、9ヶ月、12ヶ月)、一般(作業)区分(計画、臨時、路上故障)、点検時走行距離、AT/MT区分、PS区分、エア・サスペンション区分、クール(クーラー装備)区分、リフト(牽引装置装備)区分、走行道路区分(一般道路と高速道路の走行割合)、積載重量比(%)、使用エリア(都市部、沿岸地域、山岳地域などを走行エリアの別)、作業担当者名とそのコードなどである。また、点検結果は、前記点検項目毎の点検結果及び整備結果の有無、作業開始日時と終了日時、作業所要時間などであり、さらに車両の前後左右のタイヤの残溝の測定値、ライニングの残溝の測定値、CO、HOの濃度の測定値などが含まれる。また、点検の結果、部品の交換や調整などの整備作業を行った場合に、それら整備作業項目のデータも含まれる。
これらのデータは、点検作業毎に付される作業管理番号と、顧客データの得意先コード、車両データの車番に対応づけをして記憶部21に登録される。
目利き情報データファイル22iは、メカニックが整備点検中に、次回の整備点検作業において、重点的に点検すべき箇所、整備が必要な箇所、確認が必要な箇所、交換すべき部品や調整すべき箇所があると判断した場合に、それらの情報を次回の点検時に引き継ぐために、作業担当メカニックによって入力されるデータにより構成される。
例えば、次回の点検時までにパワーステアリング系統のステアリングングウォームベアリングの劣化が予想され、これを確認する必要があると判断した場合、当該部位と作業の内容を特定するために、「装置系統」、「部品」、「部位」、「作業」の各項目別にそれぞれ「ステアリング系統」、「ステアリングウォームベアリング」、「確認」というように、次回点検時に担当となったメカニックが行うべき作業の情報が入力される。
また、点検時に部品の交換や部材の調整などの整備作業があった場合に、それらの情報も点検作業者によって入力される。
入力される情報は、整備履歴データファイル22hと同様に、点検作業毎に付される作業管理番号と、顧客データの得意先コード、車両データの車番に対応づけされて記憶部21に登録される。
例えば、次回の点検時までにパワーステアリング系統のステアリングングウォームベアリングの劣化が予想され、これを確認する必要があると判断した場合、当該部位と作業の内容を特定するために、「装置系統」、「部品」、「部位」、「作業」の各項目別にそれぞれ「ステアリング系統」、「ステアリングウォームベアリング」、「確認」というように、次回点検時に担当となったメカニックが行うべき作業の情報が入力される。
また、点検時に部品の交換や部材の調整などの整備作業があった場合に、それらの情報も点検作業者によって入力される。
入力される情報は、整備履歴データファイル22hと同様に、点検作業毎に付される作業管理番号と、顧客データの得意先コード、車両データの車番に対応づけされて記憶部21に登録される。
車両評価データファイル22jは、整備点検対象車両を評価する情報により構成されるファイルであり、車両を整備点検した結果を基に、後述する車両評価手段23iによって作成される。
また、ホストコンピュータ2と情報処理端末3、携帯端末4は、ホストコンピュータ2の記憶部21に格納された処理プログラムにより、図2に示されるような、処理手段を構成するようになっている。
より詳しくは、整備案内処理手段23aは整備予約処理手段23bとともに車両の整備計画を生成するとともに、顧客への車検・整備点検の通知案内処理、整備計画の確認処理を行う手段である。
整備案内処理手段23aは、ホストコンピュータ2のデータ入力部から期間(年間や月間)の指定データを入力すると、車両データファイル22bに登録された車両の登録年月日、車検有効期限のデータから、或いは整備履歴データファイル22hに登録された整備実施日時のデータから、前記指定期間内で整備点検が必要な車両を抽出し、指定期間内、つまり年間或いは月間で整備点検を実施する予定の車両のデータを含む整備計画データファイル22cを作成し、記憶部21に登録する処理を実行する。整備計画データファイル22cは、月次及び日次でデータの更新と管理が行われる。
また、車両の整備点検の実施予定日から所定期間前(例えば3ヶ月前)の期日になったならば、当該車両の車番を基に車両を保有する顧客を顧客データファイル22aから特定し、その顧客に対する車検・整備点検の案内通知情報を作成し、これをホストコンピュータ2から印字出力させる。案内通知書は郵送によって顧客に送付される。顧客の電子メール宛てに案内通知情報を送信してもよい。顧客宛ての案内通知の有無は整備計画データファイル22cに記録される。
案内通知情報を受領した顧客が車両の整備点検を実施する旨の返答があったならば、実施予定確定データとしてホストコンピュータ2のデータ入力部から入力され、整備案内処理手段23aにより整備計画データファイル22cに記録される。顧客が整備点検の実施予定日時の変更を要求した場合、要求の実施予定日時にファイル22cのデータが変更される。
整備案内処理手段23aは、ホストコンピュータ2のデータ入力部から期間(年間や月間)の指定データを入力すると、車両データファイル22bに登録された車両の登録年月日、車検有効期限のデータから、或いは整備履歴データファイル22hに登録された整備実施日時のデータから、前記指定期間内で整備点検が必要な車両を抽出し、指定期間内、つまり年間或いは月間で整備点検を実施する予定の車両のデータを含む整備計画データファイル22cを作成し、記憶部21に登録する処理を実行する。整備計画データファイル22cは、月次及び日次でデータの更新と管理が行われる。
また、車両の整備点検の実施予定日から所定期間前(例えば3ヶ月前)の期日になったならば、当該車両の車番を基に車両を保有する顧客を顧客データファイル22aから特定し、その顧客に対する車検・整備点検の案内通知情報を作成し、これをホストコンピュータ2から印字出力させる。案内通知書は郵送によって顧客に送付される。顧客の電子メール宛てに案内通知情報を送信してもよい。顧客宛ての案内通知の有無は整備計画データファイル22cに記録される。
案内通知情報を受領した顧客が車両の整備点検を実施する旨の返答があったならば、実施予定確定データとしてホストコンピュータ2のデータ入力部から入力され、整備案内処理手段23aにより整備計画データファイル22cに記録される。顧客が整備点検の実施予定日時の変更を要求した場合、要求の実施予定日時にファイル22cのデータが変更される。
整備予約処理手段23bは、整備案内処理手段23aとともに整備案内・整備計画に基づく予約手続き処理を行う手段である。
整備予約処理手段23bは、整備計画データファイル22bc整備点検の実施予定が確定した車両について、その車番を基に車両データファイル22bから車両の型式などの車両を特定するデータを読み出すとともに、顧客データファイル22aから整備点検を行う日時、場所(整備作業施設6)、施設内で使用する設備などの情報を特定し、作業管理番号を付して整備予約データファイル22dを作成し、記憶部21に登録する処理を実行する。使用設備の特定は、該当車両の整備履歴データファイル22hを参照し、前回整備時に使用した設備の情報を参照して行われる。整備予約処理手段23bは、整備予約データファイル22dの作成と連動して、整備割当処理手段23c、部品発注手段23dを起動させる。
整備予約処理手段23bは、整備計画データファイル22bc整備点検の実施予定が確定した車両について、その車番を基に車両データファイル22bから車両の型式などの車両を特定するデータを読み出すとともに、顧客データファイル22aから整備点検を行う日時、場所(整備作業施設6)、施設内で使用する設備などの情報を特定し、作業管理番号を付して整備予約データファイル22dを作成し、記憶部21に登録する処理を実行する。使用設備の特定は、該当車両の整備履歴データファイル22hを参照し、前回整備時に使用した設備の情報を参照して行われる。整備予約処理手段23bは、整備予約データファイル22dの作成と連動して、整備割当処理手段23c、部品発注手段23dを起動させる。
整備割当処理手段23cは、整備予約に基づくメカニックの割当処理を行う手段である。
整備割当処理手段23cは、整備計画データファイル22cと整備予約データファイル22dから、各整備作業施設6における整備点検実施予定日の各車両の担当メカニックを割り振って勤務交番データファイル22eを作成し、記憶部21に登録する処理を実行する。
整備割当処理手段23cは、整備計画データファイル22cと整備予約データファイル22dから、各整備作業施設6における整備点検実施予定日の各車両の担当メカニックを割り振って勤務交番データファイル22eを作成し、記憶部21に登録する処理を実行する。
部品発注手段23dは、必要部品の事前発注処理を行う手段である。
部品発注手段23dは、整備予約が確定した車両の車番を基に整備履歴データファイル22hから、前回整備点検を実施した際に記録された次回整備時の部品コードを読み出して部品発注データファイル22fを作成し記憶部21に登録するとともに、必要な部品を発注する処理を実行する。
部品発注手段23dは、整備予約が確定した車両の車番を基に整備履歴データファイル22hから、前回整備点検を実施した際に記録された次回整備時の部品コードを読み出して部品発注データファイル22fを作成し記憶部21に登録するとともに、必要な部品を発注する処理を実行する。
部品検品手段23eは、事前発注に基づく部品の入荷検品処理を行う手段である。部品検品手段23eは、部品発注手段23dにより事前発注された部品が整備作業施設6に納品された際に起動され、部品発注データファイル22fに発注部品が納品された旨を記録する処理をする。
現車入庫処理手段23fは、車両の受け入れ検査処理を行う手段である。原車入庫処理手段23fは、整備点検する車両が整備作業施設6に入庫されたときに起動され、該当車両の整備点検情報を記録するための、車番などの車両を特定するデータや整備・点検箇所や項目などの情報を記載した整備カードを印字出力する処理を実行する。
整備点検処理手段23gは、車両の整備点検結果データの入力を受け付け、入力データを該当の車番及び作業工番の整備履歴データファイル22hに登録して記憶部21に記録し、また、法定の整備記録簿を生成し出力する手段である。
整備点検結果データの入力は、前記整備カードに記載した情報を、ホストコンピュータ2や各整備作業施設6内の情報処理端末3の入力部を入力操作することにより、或いは情報処理端末3とデータの送受信が可能に接続された施設内の整備点検設備から直接整備点検データが情報処理端末3へと送信され、情報処理端末3から整備履歴データファイル22hに入力される。携帯端末4を用いて整備点検を行う場合、同端末に整備点検データが記録され、通信回線1を介して接続したホストコンピュータ2へと送信されてデータの入力処理が行われる。
また、整備点検処理手段23gは、前記各端末の入力部から目利き情報の入力を受け付け、目利き情報データファイル22iに登録する。
整備点検結果データの入力は、前記整備カードに記載した情報を、ホストコンピュータ2や各整備作業施設6内の情報処理端末3の入力部を入力操作することにより、或いは情報処理端末3とデータの送受信が可能に接続された施設内の整備点検設備から直接整備点検データが情報処理端末3へと送信され、情報処理端末3から整備履歴データファイル22hに入力される。携帯端末4を用いて整備点検を行う場合、同端末に整備点検データが記録され、通信回線1を介して接続したホストコンピュータ2へと送信されてデータの入力処理が行われる。
また、整備点検処理手段23gは、前記各端末の入力部から目利き情報の入力を受け付け、目利き情報データファイル22iに登録する。
また、現車出庫処理手段23hは、車両の整備点検完了後、請求書の発行などの納品処理などを行う手段である。
車両評価手段23iは、整備点検結果データを基に、車両の整備状況などの評価を行う手段である。
具体的には、車両評価手段23iは、例えば図4に示されるように、統計処理手段231と判定手段232からなっている。
統計処理手段231は、所定の点検項目について、整備履歴データファイル22hを参照し、前回点検時の点検結果と今回の点検で得られた点検結果との点検結果のデータの差を算出し演算処理する機能をなし、1台の点検対象車両についての点検データの演算を行う対象車両演算部231aと、当該点検対象車両と比較の対象となる車両の全てについて点検データを演算し統計処理を行う標準車両統計部231bからなっている。
詳しくは、両データ処理部には整備履歴データファイル22hに登録されたデータを演算処理する演算式が登録してある。例えば車両の評価項目がタイヤの摩耗状態である場合、整備履歴データファイル22hから、前回点検時と今回点検時に測定し記録した車両の走行距離(メータ表示値)とタイヤの溝深さのデータを読み出し、次いでそれぞれ両データの差を算出して前回点検時から今回点検時までの車両の走行距離とタイヤの摩耗量を算出し、さらに摩耗量を走行距離で割って摩耗率を割り出す処理がなされる。
対象車両演算部231aでは点検した1台の車両についての摩耗率を割り出す処理がなされ、さらに標準車両統計部231bでは、整備履歴データファイル22hに登録された車両の点検データの中で前記点検した車両と同一の運行条件で使用されている全ての車両についての摩耗率を割り出し且つその平均値と標準偏差を算出する処理がなされるようになっている。同一の運行条件の選定は、例えば車両の走行区分や使用エリア、走行距離などの、車両データファイル22bに登録されたデータを基に設定することができる。
また、判定手段232は、対象車両演算部231aと標準車両統計部231bで割り出したデータから点検対象車両の運行状況を判定し、判定結果から車両評価データファイル22jを作成し、登録する処理をなす。判定処理は、例えば前記タイヤの摩耗状態の場合、前記の如く算出された点検対象車両のタイヤの摩耗率と、同一運行条件の車両の摩耗率の平均値と標準偏差とから、点検対象車両の摩耗率を平均摩耗率と比較し、その母集団のどの辺りに位置付けされるのかを割り出す処理がなされるようになっている。判定結果は、前記対象車両演算部231a及び標準車両統計部231bで求められた算出データとともに車両診断情報を構成し、車両評価データファイル22jとして登録される。
なお、統計処理手段231で統計をとって車両評価の対象とする項目は適宜に設定することができ、評価項目に応じた演算式が同手段に登録されされる。例えば車両の部品について、部品の使用開始からその部品が交換されるまでの期間を統計データとして蓄積し、部品の寿命を予測して交換時期が近づいていることを通知する情報を提供することができる。具体的には、前記と同様に、車両の特定の部品について使用開始からの経過時間と、その車両と同一の運行条件についての前記部品の使用開始から交換までの経過時間の平均値と標準偏差とを比較し、その結果から点検対象車両における当該部品の余命の多寡を定量的に予測し、予め設定された基準値と比較してそれを超える場合には、部品の交換が近いことを通知するコメントを読み出して車両を診断する情報を構成することができる。
具体的には、車両評価手段23iは、例えば図4に示されるように、統計処理手段231と判定手段232からなっている。
統計処理手段231は、所定の点検項目について、整備履歴データファイル22hを参照し、前回点検時の点検結果と今回の点検で得られた点検結果との点検結果のデータの差を算出し演算処理する機能をなし、1台の点検対象車両についての点検データの演算を行う対象車両演算部231aと、当該点検対象車両と比較の対象となる車両の全てについて点検データを演算し統計処理を行う標準車両統計部231bからなっている。
詳しくは、両データ処理部には整備履歴データファイル22hに登録されたデータを演算処理する演算式が登録してある。例えば車両の評価項目がタイヤの摩耗状態である場合、整備履歴データファイル22hから、前回点検時と今回点検時に測定し記録した車両の走行距離(メータ表示値)とタイヤの溝深さのデータを読み出し、次いでそれぞれ両データの差を算出して前回点検時から今回点検時までの車両の走行距離とタイヤの摩耗量を算出し、さらに摩耗量を走行距離で割って摩耗率を割り出す処理がなされる。
対象車両演算部231aでは点検した1台の車両についての摩耗率を割り出す処理がなされ、さらに標準車両統計部231bでは、整備履歴データファイル22hに登録された車両の点検データの中で前記点検した車両と同一の運行条件で使用されている全ての車両についての摩耗率を割り出し且つその平均値と標準偏差を算出する処理がなされるようになっている。同一の運行条件の選定は、例えば車両の走行区分や使用エリア、走行距離などの、車両データファイル22bに登録されたデータを基に設定することができる。
また、判定手段232は、対象車両演算部231aと標準車両統計部231bで割り出したデータから点検対象車両の運行状況を判定し、判定結果から車両評価データファイル22jを作成し、登録する処理をなす。判定処理は、例えば前記タイヤの摩耗状態の場合、前記の如く算出された点検対象車両のタイヤの摩耗率と、同一運行条件の車両の摩耗率の平均値と標準偏差とから、点検対象車両の摩耗率を平均摩耗率と比較し、その母集団のどの辺りに位置付けされるのかを割り出す処理がなされるようになっている。判定結果は、前記対象車両演算部231a及び標準車両統計部231bで求められた算出データとともに車両診断情報を構成し、車両評価データファイル22jとして登録される。
なお、統計処理手段231で統計をとって車両評価の対象とする項目は適宜に設定することができ、評価項目に応じた演算式が同手段に登録されされる。例えば車両の部品について、部品の使用開始からその部品が交換されるまでの期間を統計データとして蓄積し、部品の寿命を予測して交換時期が近づいていることを通知する情報を提供することができる。具体的には、前記と同様に、車両の特定の部品について使用開始からの経過時間と、その車両と同一の運行条件についての前記部品の使用開始から交換までの経過時間の平均値と標準偏差とを比較し、その結果から点検対象車両における当該部品の余命の多寡を定量的に予測し、予め設定された基準値と比較してそれを超える場合には、部品の交換が近いことを通知するコメントを読み出して車両を診断する情報を構成することができる。
また、ホストコンピュータ2は、インターネット上にWeb情報を発信するWebサーバとしての機能を備え、電子メールの送受信やWeb閲覧機能を備えた顧客のコンピュータ5とインターネット1Cを介して接続し、互いにデータを送受信することができるように構成され、顧客のコンピュータ5に対して、車両の整備点検データや車両評価データなどを、Webサイトを通じて通知できるようになっている。
図5は、整備作業施設6の設備レイアウト構成の一例を示している。
この整備作業施設6は道路に面して建てられ、その一側に車両の進入口6a、他側に車両の退出口6bを設けてあるとともに、施設の構内中央には前記情報処置端末3を設置した中央管理棟6cを設けてある。そして、前記受入口6aから、車両の受入点検を行うためのリフト6d、車両下部洗車装置6e、車体洗車装置6fが順次配され、スタッキングドア6gを介して施設屋内には、リフトとともに車両を点検し分解整備する設備6h、整備後の車両を検査する設備6iが配置され、検査後の車両をスタッキングドア6jを介して退出口6bへと移動できるようになっている。設備6hと設備6iには整備点検用の機材と検査用の機材が設置されており、これら機材で測定した点検・検査データが情報処理端末3に入力されるように設けてある。
同図に示されるように、整備作業施設6は、その構内に各設備を車両が一筆書きの動線上(図中矢符破線)に沿って移動するようなレイアウトに配置してあり、構内で車両の前後進させ或いは迂回させて取り回す必要がないように構成してある。
この整備作業施設6は道路に面して建てられ、その一側に車両の進入口6a、他側に車両の退出口6bを設けてあるとともに、施設の構内中央には前記情報処置端末3を設置した中央管理棟6cを設けてある。そして、前記受入口6aから、車両の受入点検を行うためのリフト6d、車両下部洗車装置6e、車体洗車装置6fが順次配され、スタッキングドア6gを介して施設屋内には、リフトとともに車両を点検し分解整備する設備6h、整備後の車両を検査する設備6iが配置され、検査後の車両をスタッキングドア6jを介して退出口6bへと移動できるようになっている。設備6hと設備6iには整備点検用の機材と検査用の機材が設置されており、これら機材で測定した点検・検査データが情報処理端末3に入力されるように設けてある。
同図に示されるように、整備作業施設6は、その構内に各設備を車両が一筆書きの動線上(図中矢符破線)に沿って移動するようなレイアウトに配置してあり、構内で車両の前後進させ或いは迂回させて取り回す必要がないように構成してある。
このように構成された本形態の整備点検処理システムにおける車両の整備点検は、整備計画の生成、予約受け付け、事前準備、車両入庫、整備点検、完成出庫の工程を経て行われる。
(整備計画の作成)
先ず、整備案内処理手段23aにより、通年で整備点検が予定される車両のデータを車両データファイル22bを検索して抽出し、整備計画データファイル22cを作成し登録する。整備点検の実施対象車両は、全て顧客データファイル22aに登録された顧客(会員)の車両とする。整備点検が予定される車両の顧客には、顧客データファイル22aに登録された顧客の連絡先に、例えば「何月何日迄に車両の整備点検を実施する必要がある。」などとした、整備案内情報を通知する。
先ず、整備案内処理手段23aにより、通年で整備点検が予定される車両のデータを車両データファイル22bを検索して抽出し、整備計画データファイル22cを作成し登録する。整備点検の実施対象車両は、全て顧客データファイル22aに登録された顧客(会員)の車両とする。整備点検が予定される車両の顧客には、顧客データファイル22aに登録された顧客の連絡先に、例えば「何月何日迄に車両の整備点検を実施する必要がある。」などとした、整備案内情報を通知する。
(予約受け付け)
顧客から整備点検を実施する旨の返答があったならば、予約を確定し、整備予約処理手段23bにより、整備予約データファイル22bを作成し登録して、整備計画を確定させ、整備割当処理手段23cにより、各整備作業施設6における作業日時と担当メカニックを割り当てる。
顧客から整備点検を実施する旨の返答があったならば、予約を確定し、整備予約処理手段23bにより、整備予約データファイル22bを作成し登録して、整備計画を確定させ、整備割当処理手段23cにより、各整備作業施設6における作業日時と担当メカニックを割り当てる。
(事前準備)
整備計画が確定したならば、部品発注手段23dにより必要な部品類を発注しておき、部品検品手段23eにより部品発注に関する情報を管理する。
整備計画が確定したならば、部品発注手段23dにより必要な部品類を発注しておき、部品検品手段23eにより部品発注に関する情報を管理する。
(車両入庫)
予定の整備点検実施日時に対象の車両が整備作業施設6に入庫したならば、先ず、当該施設のリフト6dで車両の受入点検を行い、車両下部洗車装置6eと車体洗車装置6fで車両の洗浄する。そして、現車入庫手段23fにより整備カードを出力し、車両を整備点検に供する。
予定の整備点検実施日時に対象の車両が整備作業施設6に入庫したならば、先ず、当該施設のリフト6dで車両の受入点検を行い、車両下部洗車装置6eと車体洗車装置6fで車両の洗浄する。そして、現車入庫手段23fにより整備カードを出力し、車両を整備点検に供する。
(整備点検)
整備点検作業は、目利き情報ファイル22iに記録された、前回の整備点検実施時に担当者が記録した整備情報を基に、整備作業施設6内の各設備6h、6jや機材を用いて行う。整備点検結果は整備カードに記入するとともに、整備結果データを情報処理端末3や携帯端末4から整備履歴ファイル22hに入力し、また、次回の整備点検のための情報を、同様に目利き情報ファイル22iに入力する。
整備点検作業は、目利き情報ファイル22iに記録された、前回の整備点検実施時に担当者が記録した整備情報を基に、整備作業施設6内の各設備6h、6jや機材を用いて行う。整備点検結果は整備カードに記入するとともに、整備結果データを情報処理端末3や携帯端末4から整備履歴ファイル22hに入力し、また、次回の整備点検のための情報を、同様に目利き情報ファイル22iに入力する。
(完成出庫)
作業が完了したならば、整備点検処理手段23gにより整備記録簿を印字出力させ、また、現車出庫手段23hにより顧客に対する請求処理を行う。また、整備点検した車両についての評価情報を車両評価手段23iにより作成して車両評価データファイル22jに登録し、評価情報を前記請求処理と併せて、或いは顧客からの要望に応じて通知する。顧客が自身のコンピュータ5を通信回線1cを介してホストコンピュータ2に接続し、認証処理を経て、その顧客が保有する車両の整備点検に関する情報や各車両の評価情報などを取得できるようにしてもよい。
作業が完了したならば、整備点検処理手段23gにより整備記録簿を印字出力させ、また、現車出庫手段23hにより顧客に対する請求処理を行う。また、整備点検した車両についての評価情報を車両評価手段23iにより作成して車両評価データファイル22jに登録し、評価情報を前記請求処理と併せて、或いは顧客からの要望に応じて通知する。顧客が自身のコンピュータ5を通信回線1cを介してホストコンピュータ2に接続し、認証処理を経て、その顧客が保有する車両の整備点検に関する情報や各車両の評価情報などを取得できるようにしてもよい。
なお、図示したシステム構成は一例であり、本発明はこれに限定されず、適宜な機能を付帯させて構成できるものである。
1 通信回線、2 ホストコンピュータ、3 情報処理端末、4 携帯端末、
5 顧客のコンピュータ、6 整備作業施設
5 顧客のコンピュータ、6 整備作業施設
Claims (5)
- 顧客データ、車両データ、整備履歴データの各データファイルが記録された記憶手段と、
前記記憶手段に記録されたデータに基づき車両の整備計画情報を生成する処理を行う整備計画生成手段と、
整備点検する車両の整備履歴データから交換が必要な部品を割り出して発注処理を行う部品発注手段と、
車両の整備点検データの入力を受け付けて該当車両の前記データファイルに記録するとともに整備記録簿を出力する処理を行う点検整備手段と、
を有して構成された車両整備点検支援システム。 - 車両の整備作業施設を、その構内に車両を整備点検する設備を一筆書きの動線上に配したレイアウトに構成したことを特徴とする請求項1に記載の車両整備点検支援システム。
- 記憶手段を有するホストコンピュータと整備作業施設に設置された情報処理端末と通信回線を介して接続するとともに、ホストコンピュータと整備作業施設から持ち出し可能な携帯型端末とを通信回線を介して接続して構成したことを特徴とする請求項1又は2に記載の車両整備点検支援システム。
- 車両データと整備履歴データに基づき、車両を評価分析する車両評価手段を有することを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の車両整備点検支援システム。
- 請求項1〜4の何れかに記載の車両整備点検支援システムを用いた車両の整備点検方法であって、
整備計画生成手段で生成された整備計画情報に基づき顧客に対して車両の整備案内情報を通知する工程と、
整備点検の際に交換する部品を部品発注手段により発注して取り寄せておく工程と、
構内に車両を整備点検する設備を一筆書きの動線上に配したレイアウト構成の整備点検工場に車両を受け入れて整備点検を行う工程と、
を有することを特徴とする車両の整備点検方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2007126642A JP2007326563A (ja) | 2006-05-11 | 2007-05-11 | 車両整備点検支援システム及び車両の整備点検方法 |
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