JP2002091507A - 制御システム及びセンサ信号変化通知回路 - Google Patents

制御システム及びセンサ信号変化通知回路

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JP2002091507A
JP2002091507A JP2000277111A JP2000277111A JP2002091507A JP 2002091507 A JP2002091507 A JP 2002091507A JP 2000277111 A JP2000277111 A JP 2000277111A JP 2000277111 A JP2000277111 A JP 2000277111A JP 2002091507 A JP2002091507 A JP 2002091507A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 この発明は、CPUがセンサのセンサ状態デ
ータに変化が起こっていようが変化が起こっていまい
と、常にセンサを監視する必要がなく、CPUの負荷を
軽減することができる。 【解決手段】 この発明は、複数のセンサに対する現在
のそれぞれのセンサ状態データと、所定時間前のそれぞ
れのセンサ状態データとを比較することにより、上記各
センサごとに変化が生じているか否かを判断し、この判
断結果に基づいて、上記複数のセンサのそれぞれに対応
して変化が生じているか否かを示すデータを記憶し、こ
の記憶内容に基づいて、上記複数のセンサの少なくとも
1つのセンサ状態データが変化している場合に、この変
化を示すデータと、センサ状態データが変化しているセ
ンサを示すデータとをCPUへ通知するようにしたもの
である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、複数のセンサか
らのセンサ状態データに基づいて種々の制御を行う制御
素子を有する制御システムと、上記制御システムにより
用いられるセンサ信号変化通知回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、媒体、たとえば紙葉類を搬送する
媒体搬送装置(ユニット制御システム)は、取込部、搬
送部、集積部の各ユニットと、これらの各ユニットを制
御する主制御部から構成されている。
【0003】上記各ユニットには、それぞれ媒体の位置
や状態等を検知するために多数のセンサ(例えば、光学
センサ等)、及び上記主制御部により制御されるドライ
ブ回路によって駆動されるパルスモータ、アクチュエー
タが装備されている。
【0004】また、各ユニットには、上記センサからの
センサ状態データを上記主制御部からの同期信号に基づ
いて主制御部へ送信する送信回路と、主制御部からのド
ライブ信号に基づいて制御される上記ドライブ回路とか
らなるユニット制御部を有している。
【0005】このようなユニット制御システムの主制御
部において、各ユニットごとの各センサのセンサ状態デ
ータを1、0の状態で記憶するメモリを有し、このメモ
リの各記憶内容に基づいてCPUは種々の状態を判断し
ている。
【0006】この場合、CPUはセンサの変化情報を知
るために、メモリの内容を周期的に読取ることにより実
現している。たとえば、タイマーによる割込みを使い、
メモリの内容を周期的に読取ることにより、常にセンサ
の変化が起こっていないか否かを判定するようになって
いる。
【0007】このような従来の方法では、センサの変化
が起こっていようと起こっていまいと、CPUが常にセ
ンサの状態を監視しなけれならず、CPUに余計な負荷
がかかってしまうという問題があった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記したように、複数
のセンサからのセンサ状態データに基づいて種々の制御
を行う制御素子を有する制御システムにおいて、制御素
子が常にセンサの状態を監視しなけれならず、制御素子
に余計な負荷がかかってしまうという問題があった。
【0009】この発明は、複数のセンサからのセンサ状
態データに基づいて種々の制御を行う制御素子を有する
制御システムにおいて、制御素子が常にセンサの状態を
監視する必要がなく、制御素子の負荷が軽減できる制御
システム及びセンサ信号変化通知回路を提供することを
目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明の制御システム
は、複数のセンサからのセンサ状態データに基づいて種
々の制御を行う制御システムにおいて、センサ状態デー
タを出力する複数のセンサと、これらのセンサからのセ
ンサ状態データを所定時間間隔ごとに更新記憶する記憶
手段と、この記憶手段に記憶されているセンサのセンサ
状態データに基づいて種々の制御を行う制御素子と、上
記複数のセンサのセンサ状態データの変化を判断するセ
ンサ信号変化判断回路とを具備し、上記センサ信号変化
判断回路が、上記記憶手段の更新記憶前の記憶データと
更新記憶後の記憶データとを比較することにより、上記
センサのセンサ状態データが変化しているか否かを判断
する判断手段と、この判断手段により上記センサのセン
サ状態データが変化していると判断した際に、状態変化
信号と変化しているセンサを示すデータとを上記制御素
子へ出力する出力手段とを有し、上記制御素子が、上記
センサ信号変化判断回路からの状態変化信号と変化して
いるセンサを示すデータとに基づいて種々の制御を行う
制御手段を有するものである。
【0011】この発明の制御システムは、複数のセンサ
からのセンサ状態データに基づいて種々の制御を行うも
のにおいて、センサ状態データを出力する複数のセンサ
と、これらのセンサからのセンサ状態データを所定時間
間隔ごとに更新記憶する第1の記憶手段と、この第1の
記憶手段に記憶されているセンサのセンサ状態データに
基づいて種々の制御を行う制御素子と、上記複数のセン
サのセンサ状態データの変化を判断するセンサ信号変化
判断回路とを具備し、上記センサ信号変化判断回路が、
上記第1の記憶手段の更新記憶前の記憶データと更新記
憶後の記憶データとを比較することにより、上記各セン
サのセンサ状態データがそれぞれ変化しているか否かを
記憶する第2の記憶手段と、この第2の記憶手段の記憶
内容により上記センサのセンサ状態データが変化してい
ることを示す状態変化信号を上記制御素子へ通知する第
1の通知手段と、この第1の通知手段に応答して供給さ
れるリード信号に基づいて、上記第2の記憶手段に記憶
されているセンサ状態データが変化しているセンサを示
すデータを上記制御素子へ通知する第2の通知手段とを
有し、上記制御素子が、上記センサ信号変化判断回路か
ら通知される状態変化信号に基いて、リード信号を上記
センサ信号変化判断回路へ出力する出力手段と、この出
力手段に応答して通知されるセンサ状態データが変化し
ているセンサを示すデータに基づいて種々の制御を行う
制御手段とを有するものである。
【0012】この発明の制御システムは、複数のセンサ
からのセンサ状態データに基づいて種々の制御を行う制
御素子を有するものにおいて、上記各センサからのセン
サ状態データを所定時間間隔ごとに更新記憶する記憶手
段と、この記憶手段の更新記憶前の記憶データと更新記
憶後の記憶データとを比較することにより、上記センサ
からのセンサ状態データが変化しているか否かを判断す
る判断手段と、この判断手段により上記センサからのセ
ンサ状態データが変化していると判断した際に、状態変
化信号と変化しているセンサを示すデータとを上記制御
素子へ出力する出力手段とを具備し、上記制御素子が、
上記出力手段により出力された状態変化信号と変化して
いるセンサを示すデータとに基づいて制御を行う制御手
段を有するものである。
【0013】この発明の制御システムは、複数のセンサ
を有し、種々の処理を行う複数のユニットと、これらの
各ユニットをそれぞれ制御する複数のユニット制御部
と、これらのユニット制御部と接続され、上記各ユニッ
トの全体を制御する主制御部とからなるものにおいて、
上記ユニット制御部が、上記ユニットの複数のセンサか
らのセンサ状態データを上記主制御部へ出力する出力手
段を有し、上記主制御部が、上記ユニット制御部からの
各センサごとのセンサ状態データを所定時間間隔ごとに
更新記憶する記憶手段と、この記憶手段に記憶されてい
るセンサのセンサ状態データに基づいて種々の制御を行
う制御素子と、上記複数のセンサのセンサ状態データの
変化を判断するセンサ信号変化判断回路とを具備し、上
記センサ信号変化判断回路が、上記記憶手段の更新記憶
前の記憶データと更新記憶後の記憶データとを比較する
ことにより、上記センサのセンサ状態データが変化して
いるか否かを判断する判断手段と、この判断手段により
上記センサのセンサ状態データが変化していると判断し
た際に、状態変化信号と変化しているセンサを示すデー
タとを上記制御素子へ出力する出力手段とを有し、上記
制御素子が、上記センサ信号変化判断回路からの状態変
化信号と変化しているセンサを示すデータとに基づいて
種々の制御を行う制御手段を有するものである。
【0014】この発明のセンサ信号変化通知回路は、複
数のセンサに対する現在のそれぞれのセンサ状態データ
を記憶する第1の記憶手段と、上記複数のセンサに対す
る所定時間前のそれぞれのセンサ状態データを記憶する
第2の記憶手段と、上記第1の記憶手段に記憶されてい
る現在のセンサ状態データと上記第2の記憶手段に記憶
されている所定時間前のセンサ状態データとを上記各セ
ンサごとに比較することにより、上記各センサごとに変
化が生じているか否かを判断する判断手段と、この判断
手段の判断結果に基づいて、上記複数のセンサのそれぞ
れに対応して変化が生じているかを否か示すデータを記
憶する第3の記憶手段と、この第3の記憶手段の記憶内
容に基づいて、上記複数のセンサの少なくとも1つのセ
ンサ状態データが変化している場合に、この変化を示す
データを通知する第1の通知手段と、上記第3の記憶手
段に記憶されている上記センサごとに変化が生じている
ことを示すデータに基づいて、センサ状態データが変化
しているセンサを示すデータを通知する第2の通知手段
とを有するものである。
【0015】この発明のセンサ信号変化通知回路は、複
数のセンサに対する現在のそれぞれのセンサ状態データ
を記憶する第1の記憶手段と、上記複数のセンサに対す
る所定時間前のそれぞれのセンサ状態データを記憶する
第2の記憶手段と、上記第1の記憶手段に記憶されてい
る現在のセンサ状態データと上記第2の記憶手段に記憶
されている所定時間前のセンサ状態データとを上記各セ
ンサごとに比較することにより、上記各センサごとに変
化が生じているか否かを判断する判断手段と、この判断
手段の判断結果に基づいて、上記複数のセンサのそれぞ
れに対応して変化が生じているかを否か示すデータを記
憶する第3の記憶手段と、この第3の記憶手段の記憶内
容に基づいて、上記複数のセンサの少なくとも1つのセ
ンサ状態データが変化している場合に、この変化を示す
データを通知する第1の通知手段と、上記第3の記憶手
段に記憶されている上記センサごとに変化が生じている
ことを示すデータに基づいて、センサ状態データが変化
しているセンサを示すデータを通知する第2の通知手段
と、この第2の通知手段により通知された上記第3の記
憶手段に記憶されている上記センサごとに変化が生じて
いることを示すデータを変化が生じていないデータに変
更する変更手段とを有するものである。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照してこの発明の
実施形態のユニット制御システムを説明する。
【0017】この発明のユニット制御システムとして図
1に示す媒体搬送制御システムを例に説明する。
【0018】この媒体搬送制御システム1は、全体を制
御する主制御部2と、この主制御部2とシリアル回線3
により接続され、主制御部2により制御される複数のユ
ニット4a、…により構成されている。
【0019】上記各ユニット4a、4b、…は、媒体
(紙葉類等)を取込む取込部、この取込部で取込んだ媒
体を搬送する搬送部、この搬送部で搬送される媒体を集
積する集積部等で構成され、最大16個まで接続可能で
ある。
【0020】上記ユニット4a、…には、それぞれ複数
のセンサSa、…、パルスモータP、ソレノイドS、ユ
ニット制御部5a、…が設けられている。
【0021】上記センサSa、…は、媒体(紙葉類等)
の位置や状態等を検知するための光学センサ等であり、
パルスモータPは、媒体の搬送系駆動用であり、ソレノ
イドSは、媒体を振り分ける振分ゲートを駆動するもの
であり、ユニット制御部5a、…は、それぞれセンサS
a、…のセンサ状態データを主制御部2に伝送したり、
主制御部2からのコマンドを受付けこのコマンドに基づ
いてパルスモータP、ソレノイドS等を駆動するもので
ある。上記センサSa、…は、最大16個設けることが
できるようになっている。
【0022】上記主制御部2と上記各ユニット4a、…
のユニット制御部5a、…とは、上記シリアル回線3に
より並列に接続されている。このシリアル回線3は6本
の信号線3a、…3fにより構成されている。信号線3
aは、主制御部2からのクリア信号をユニット制御部5
a、…に伝送し、信号線3bは、主制御部2からの同期
信号SYNCをユニット制御部5a、…に伝送し、信号
線3cは、主制御部2からのアドレスと出力ポートデー
タをユニット制御部5a、…に伝送し、信号線3dは、
ユニット制御部5a、…からのセンサ状態データ(後述
する比較結果メモリの記憶内容)を主制御部2に伝送
し、信号線3eは、主制御部2からのアドレスとコマン
ドデータをユニット制御部5a、…に伝送し、信号線3
fは、ユニット制御部5a、…からのエコーバックデー
タ、レスポンスデータ、センサレベルデータを主制御部
2に伝送するものである。上記主制御部2は、図2に示
すように、全体を制御するCPU11、制御プログラム
が記憶されているメモリ12、SYNC発生部13、タ
イミング信号発生部14、シリアル−パラレル変換器1
5、17、パラレル−シリアル変換器16、18、コマ
ンドメモリ19、レスポンスメモリ20、ポートデータ
メモリ21、セレクタ22、センサオン/オフ状態メモ
リ23、センサ信号変化判断回路(センサ信号変化通知
回路)24、クロック発生部25、分周器26、及びア
ドレス発生部27からなり、ACICで構成されてい
る。
【0023】上記CPU11は、電源投入時にクリア信
号を発生し、主制御部2の各部をクリアするとともに、
信号線3aを介して各ユニット制御部5a、…に伝送す
る。
【0024】SYNC発生部13は、クロック発生部2
5からの基準クロックに基づいて、各ユニット4a、4
b、…の伝送タイミング用の同期信号SYNCを出力す
るものである。この同期信号SYNCは、図3の(a)
(b)(c)に示すように、16μsecのローレベル
の後、64μsecのハイレベルとなる、1サイクルが
80μsecの信号であり、この1サイクルずつが各ユ
ニット4a、4b、…(のユニット制御部5a、…)の
伝送タイミングとなっている。
【0025】すなわち、各ユニット4a、4b、…のユ
ニット制御部5a、…が時分割でシリアル回線3を使用
することにより、データ伝送が行われるようになってい
る。この例では、ユニット制御部5a、…の数が16で
の伝送の周期は1280μsecであり、1ユニット制
御部の伝送時間は80μsecとなる。ただし、ユニッ
ト制御部のアドレス指定の時間(同期信号SYNCがロ
ーレベル)の間は、データが伝送できないため、実際に
伝送に使える時間は64μsecとなる。
【0026】この例では、1個の1ユニット制御部に1
6個のセンサを接続できる構成を考慮しているため、1
センサ分の伝送時間は4μsecとなっている。
【0027】主制御部2側では、信号線3bに伝送され
る同期信号SYNCがローレベルの間ごとに、ユニット
制御部5a、…を順次選択するためのアドレスデータが
信号線3cに出力されるようになっている。ユニット制
御部5a、…側では、信号線3bを介して伝送される同
期信号SYNCがローレベルの間ごとに、信号線3cを
介して伝送されるデータを監視し、自分のアドレスと一
致すると、センサ状態データ(後述する比較結果メモリ
の記憶内容)を信号線3dに伝送するようになってい
る。また、上記アドレスに続けて伝送される出力ポート
データを受入れるようになっている。
【0028】また、ユニット制御部5a、…側では、信
号線3bを介して伝送される同期信号SYNCがローレ
ベルの間ごとに、信号線3eを介して伝送されるデータ
を監視し、自分のアドレスと一致すると、このアドレス
に続けて伝送されるコマンドデータを受入れるようにな
っている。
【0029】タイミング信号発生部14は、SYNC発
生部13からの同期信号SYNCとクロック発生部25
からの基準クロックとに基づいて、データ伝送用のタイ
ミング信号を発生するものであり、4μsecごとにタ
イミング信号を出力するものである。このタイミング信
号発生部14からのタイミング信号はシリアル−パラレ
ル変換器15、17、パラレル−シリアル変換器16、
18に供給される。
【0030】シリアル−パラレル変換器15は、タイミ
ング信号発生部14からのタイミング信号に基づいて、
信号線3dからのシリアルデータを16ビットのパラレ
ルデータ(センサ状態データ、検知信号)に変換するも
のである。シリアル−パラレル変換器15からのパラレ
ルデータはセレクタ22に供給される。
【0031】シリアル−パラレル変換器17は、タイミ
ング信号発生部14からのタイミング信号に基づいて、
信号線3fからのシリアルデータを16ビットのパラレ
ルデータ(レスポンスデータ)に変換するものである。
シリアル−パラレル変換器17からのパラレルデータは
レスポンスメモリ20に供給される。
【0032】パラレル−シリアル変換器16は、タイミ
ング信号発生部14からのタイミング信号に基づいて、
アドレス発生部27からの4ビットのアドレスデータと
コマンドメモリ19からの16ビットのパラレルデータ
(コマンドテータ)とをシリアルデータに変換するもの
である。パラレル−シリアル変換器16からのシリアル
データは信号線3eにより伝送される。
【0033】パラレル−シリアル変換器18は、タイミ
ング信号発生部14からのタイミング信号に基づいて、
アドレス発生部27からの4ビットのアドレスデータと
ポートデータメモリ21からの16ビットのパラレルデ
ータ(ポートデータ)とをシリアルデータに変換するも
のである。パラレル−シリアル変換器18からのシリア
ルデータは信号線3cにより伝送される。
【0034】コマンドメモリ19は、CPU11からの
コマンドに対応して記憶されているコマンドデータを記
憶するものである。コマンドデータとしては、ソレノイ
ド駆動コマンド、モータ駆動コマンド、センサの読取り
コマンド、センサレベルの書換えコマンド等がある。
【0035】レスポンスメモリ20は、シリアル−パラ
レル変換器17からのレスポンスデータを記憶するもの
であるポートデータメモリ21は、CPU11からのポ
ートデータを記憶するものである。
【0036】セレクタ22は、シリアル−パラレル変換
器15から供給されるユニット制御部5a、…ごとの1
6ビットのセンサ状態データを、アドレス発生部27か
らの4ビットのアドレスデータに基づいて選択されるユ
ニット制御部5a(5b、…)に対応するセンサオン/
オフ状態メモリ23のアドレスに出力するものである。
【0037】たとえば、ユニット制御部5aの各センサ
Sa、…に対する16ビットのセンサ状態データが、そ
れぞれセンサオン/オフ状態メモリ23の「0」アドレ
スから「15」アドレスに出力され、ユニット制御部5
bの各センサSa、…に対する16ビットのセンサ状態
データが、それぞれセンサオン/オフ状態メモリ23の
「16」アドレスから「31」アドレスに出力され、…
……、ユニット制御部5pの各センサSa、…に対する
16ビットのセンサ状態データが、それぞれセンサオン
/オフ状態メモリ23の「240」アドレスから「25
5」アドレスに出力される。
【0038】センサオン/オフ状態メモリ23は、セレ
クタ22から供給されるユニット4a、…のユニット制
御部5a、…に対応する各センサSa、…のセンサ状態
データ(1、0信号)をビット単位のアドレスに記憶す
るものである。すなわち、256ビットにより256個
分のセンサSa、…に対する「1信号」あるいは「0信
号」を記憶するものである。
【0039】クロック発生部25は、図示しない発振器
からの信号によりCPU11用の基準クロックを発生す
るものである。このクロック発生部25からの基準クロ
ックはCPU11、SYNC発生部13、分周器26等
に出力されるようになっている。
【0040】分周器26は、クロック発生部25からの
基準クロックを分周したクロックをセンサオン/オフ状
態メモリ23、センサ信号変化判断回路24に出力する
ものである。クロックとしては各ユニット4a、…に対
する1伝送周期と同じ1280μsec周期のもの、あ
るいは(1280×n)μsec周期のものとなってい
る。(nは2以上の整数)アドレス発生部27は、SY
NC発生部13からの同期信号SYNCがローレベルの
間ごとに、ユニット制御部5a、…を順次選択するため
のアドレスデータを出力するものである。このアドレス
発生部27からのアドレスデータはパラレル−シリアル
変換器16、18、セレクタ22に供給される。
【0041】上記センサ信号変化判断回路24は、対応
するユニット4a、…の各センサSa、…のセンサ状態
データ(検知信号)が変化しているか否かを判断するも
のである。
【0042】このセンサ信号変化判断回路24は、各セ
ンサSa、…のセンサ状態データの変化を判断した際、
状態変化信号と変化しているセンサを示すデータとをC
PU11へ出力するものである。変化しているセンサを
示すデータとしては、変化位置メモリ部54(後述す
る)のアドレスがCPU11へ出力されることにより、
このアドレスに対応するセンサ(Sa)のセンサ番号が
CPU11にて判断されるようになっている。
【0043】センサ信号変化判断回路24は、図4に示
すように、今回のセンサオン/オフ状態メモリ51、前
回のセンサオン/オフ状態メモリ52、比較器53、変
化位置メモリ部54、オア回路55、ステータスレジス
タ56、エンコーダ57、セレクタ58、リセット回路
59により構成されている。
【0044】今回のセンサオン/オフ状態メモリ51
は、センサオン/オフ状態メモリ23から供給される今
回のタイミングでのセンサオン/オフ状態メモリ23の
記憶内容つまりユニット4a、…の各センサSa、…の
センサ状態データ(1、0信号)を記憶するものであ
る。
【0045】前回のセンサオン/オフ状態メモリ52
は、今回のセンサオン/オフ状態メモリ51から供給さ
れる前回のタイミングでのセンサオン/オフ状態メモリ
23の記憶内容つまりユニット4a、…の各センサS
a、…のセンサ状態データ(1、0信号)を記憶するも
のである。
【0046】たとえば、上記分周器26からのクロック
(1280μsec、あるいはその整数倍の周期)に基
づいて、センサオン/オフ状態メモリ23の記憶内容が
今回のセンサオン/オフ状態メモリ51に記憶され、今
回のセンサオン/オフ状態メモリ51の記憶内容が前回
のセンサオン/オフ状態メモリ52に記憶されるように
なっている。
【0047】今回のセンサオン/オフ状態メモリ51の
各ビットごとの出力と前回のセンサオン/オフ状態メモ
リ52の各ビットごとの出力は、比較器53に供給され
る。
【0048】比較器53は、今回のセンサオン/オフ状
態メモリ51の各ビットごとの出力と前回のセンサオン
/オフ状態メモリ52の各ビットごとの出力とを比較
し、この比較結果を変化位置メモリ部54に出力するも
のである。
【0049】この比較器53は、CPU11からのモー
ド設定信号により4つのモードに切り換えられるように
なっている。このモード設定信号は2ビット構成であ
り、「00」「01」「10」「11」により4つのモ
ードが設定されるようになっている。
【0050】モード設定信号が「00」場合、比較結果
を出力しないモードである。
【0051】モード設定信号が「01」場合、前回のセ
ンサ状態データが「0」で今回のセンサ状態データが
「1」の際、あるいは前回のセンサ状態データが「1」
で今回のセンサ状態データが「0」の際に、変化ありを
示す「1」信号を出力するものである。
【0052】モード設定信号が「10」場合、前回のセ
ンサ状態データが「0」で今回のセンサ状態データが
「1」の際に、変化ありを示す「1」信号を出力するも
のである。
【0053】モード設定信号が「11」場合、前回のセ
ンサ状態データが「1」で今回のセンサ状態データが
「0」の際に、変化ありを示す「1」信号を出力するも
のであり、変化位置メモリ部54は、比較器53からの
出力により、対応するユニット4a、…の各センサS
a、…のセンサ状態データが変化しているか否かを示す
データをビット単位に「1」、「0」を記憶することに
より登録しているものである。上記「1」はセンサ状態
データの変化有りを示し、「0」はセンサ状態データの
変化なしを示している。
【0054】変化位置メモリ部54は、256ビット構
成であり、このアドレスとユニット4a、…の各センサ
Sa、…のセンサ番号とが1対1に対応している。つま
り、先頭アドレスがユニット4aの1番目のセンサSa
に対応し、2番目のアドレスがユニット4aの2番目の
センサSaに対応し、…256番目のアドレスがユニッ
ト4pの16番目のセンサSaに対応している。
【0055】変化位置メモリ部54の各ビット単位の出
力はオア回路55及びエンコーダ57に出力される。
【0056】オア回路55は、変化位置メモリ部54の
各ビット単位の出力の論理和を取るものであり、この論
理和の結果はステータスレジスタ56に出力される。
【0057】このオア回路55は、変化位置メモリ部5
4内に1つ以上「1」が記憶されている際に、「1」信
号を出力するものであり、変化位置メモリ部54内に1
つも「1」が記憶されていない際に、「0」信号を出力
するものである。
【0058】ステータスレジスタ56は、オア回路55
からの論理和の結果をステータスとして記憶するもので
ある。変化位置メモリ部54内に1つ以上「1」が記憶
されている際に、センサ(Sa)のセンサ状態データに
変化ありを示すデータとしての「1」を記憶するもので
ある。変化位置メモリ部54内に1つも「1」が記憶さ
れていない際に、センサ(Sa)のセンサ状態データに
変化なしを示すデータとしての「0」を記憶するもので
ある。このステータスレジスタ56の記憶内容としての
センサ(Sa)のセンサ状態データの変化の有無を示す
データがCPU11に出力される。
【0059】エンコーダ57は、変化位置メモリ部54
の若いアドレスに記憶されている1信号に基づいてこの
ビット位置のアドレスデータを変化位置を示すデータと
して出力するものであり、この出力はCPU11及びセ
レクタ58へ供給される。
【0060】セレクタ58は、供給されるアドレスデー
タに基づく前回センサの変化を読取ったビット位置(変
化位置メモリ部54のビット位置に対応)から1信号を
出力するデコーダであり、たとえばROMにより構成さ
れており、この出力はリセット回路59へ供給されるも
のである。
【0061】リセット回路59は、セレクタ58からの
所定のビット位置からの1信号とCPU11から供給さ
れるリード信号に応じて、変化位置メモリ部54にて前
回センサの変化を読取ったビット位置のデータを「1」
から「0」に変更(ビットリセット)するものである。
たとえば各ビット単位のナンド回路により構成され、各
ナンド回路の一端にCPU11からのリード信号に基づ
く0信号がインヒビットされて供給された際に、その他
端にセレクタ58から1信号が供給されている1つのナ
ンド回路から0信号が出力される。これにより、このナ
ンド回路に対応する変化位置メモリ部54のビット位置
のデータを「0」に書き換えるようになっている。
【0062】上記構成において、図4の概略構成と図5
のフローチャートを参照しつつ、上記各ユニット4a、
…のセンサSa、…の少なくともいずれか1つのセンサ
状態データが変化した際の処理について説明する。ま
た、比較器53はCPU11によりあらかじめモード設
定信号として「01」が設定され、前回のセンサ状態デ
ータが「0」で今回のセンサ状態データが「1」の際、
あるいは前回のセンサ状態データが「1」で今回のセン
サ状態データが「0」の際に、変化ありを示す「1」信
号を出力するものとする。
【0063】たとえば今、ユニット4a、…の各センサ
Sa、…(16個ずつ)のセンサ状態データがユニット
制御部5a、…により順次読取られ(図7参照)、信号
線3dを介して主制御部2のシリアル−パラレル変換器
15に順次転送される(図3の(a)〜(c)参照)。
【0064】これにより、シリアル−パラレル変換器1
5は信号線3dを介して伝送される各ユニット4a、…
のセンサSa、…のシリアルのセンサ状態データをタイ
ミング信号発生部14からのタイミング信号に基づいて
16ビットのパラレルのデータ列に変換し(ST1)、
セレクタ22に出力する。
【0065】セレクタ22は、アドレス発生部27から
のアドレスに基づくユニット4a、…に対応するセンサ
オン/オフ状態メモリ23の16のアドレス(たとえば
0アドレスから15アドレス)を選択し、シリアル−パ
ラレル変換器15からのセンサ状態データをこの16ビ
ット分のアドレスに出力する。
【0066】この結果、センサオン/オフ状態メモリ2
3に、各ユニット4a、…のセンサSa、…のセンサ状
態データが記憶される。
【0067】ついで、分周器26からのクロックに基づ
いて、センサオン/オフ状態メモリ23の記憶内容が今
回のセンサオン/オフ状態メモリ51に記憶され、今回
のセンサオン/オフ状態メモリ51の記憶内容が前回の
センサオン/オフ状態メモリ52に記憶される。
【0068】これにより、今回のセンサオン/オフ状態
メモリ51の各ビットごとの出力と前回のセンサオン/
オフ状態メモリ52の各ビットごとの出力とが比較器5
3により比較され、この比較の結果、前回のセンサ状態
データが「0」で今回のセンサ状態データが「1」の
際、あるいは前回のセンサ状態データが「1」で今回の
センサ状態データが「0」の際に、変化ありを示す
「1」信号を出力する。
【0069】この比較の結果が、ビット単位に変化位置
メモリ部54に記憶される。つまり、変化位置メモリ部
54に、ユニット4a、…の各センサSa、…のセンサ
状態データが変化しているか否かを示すデータをビット
単位に登録する。
【0070】この変化位置メモリ部54の各ビット単位
の出力の論理和がオア回路55により取られ、変化位置
メモリ部54内に1つ以上「1」が記憶されている際
に、「1」信号をステータスレジスタ56に出力する。
これにより、ステータスレジスタ56は、センサ状態デ
ータに変化ありを示すデータとしての「1」を記憶し、
センサ状態データの変化有りを示すデータをCPU11
へ出力(通知)する(ST2)。
【0071】この出力(割り込み信号)により、CPU
11はリード信号をセンサ信号変化判断回路24のエン
コーダ57及びリセット回路59に出力する。
【0072】このリード信号により、エンコーダ57
は、変化位置メモリ部54の若いアドレスに記憶されて
いる1信号に基づいてこのビット位置のアドレスデータ
を変化位置を示すデータとしてCPU11へ出力(通
知)する(ST3)。このアドレスデータはセレクタ5
8にも出力される。
【0073】この結果、このセンサ信号変化判断回路2
4は、各センサSa、…のセンサ状態データの変化を判
断した際、状態変化信号と変化しているセンサを示すデ
ータとをCPU11へ出力する。
【0074】この出力に基づいて、CPU11は上記セ
ンサの変化に伴う媒体の搬送状態や媒体の収納状態等を
判断する。
【0075】また、セレクタ58はエンコーダ57から
供給されるアドレスデータに基づく前回センサの変化を
読取ったビット位置から1信号を出力する。
【0076】この結果、リセット回路59は、セレクタ
58からの所定のビット位置からの1信号とCPU11
から供給されるリード信号に応じて、変化位置メモリ部
54にて前回センサの変化を読取ったビット位置のデー
タを「1」から「0」に変更(ビットリセット)する
(ST3)。
【0077】この後、変化位置メモリ部54内に1つ以
上「1」が記憶されている際には、上記同様に処理が行
われる。
【0078】また、変化位置メモリ部54内が全て
「0」となった際には、ステータスレジスタ56が
「0」となり、CPU11に対して上記割込み信号によ
る割込みが生じないため、センサ状態の判断処理以外の
他の処理を行うことができる。
【0079】上記ユニット4aのユニット制御部5aの
構成を、図6を用いて説明する。
【0080】ユニット制御部5aは、図6に示すよう
に、伝送用タイミング信号発生部30、センサ用タイミ
ング信号発生部31、スイッチ部32、A/Dコンバー
タ33、スライスレベルメモリ34、比較器35、比較
結果メモリ36、パラレル−シリアル変換器37、セン
サレベルメモリ38、セレクタ39、パラレル−シリア
ル変換器40、シリアル−パラレル変換器41、45、
コマンドメモリ42、コマンド解析部43、アドレス判
別部44、47、出力ポート回路46により構成されて
いる。
【0081】上記伝送用タイミング信号発生部30は、
上記主制御部2から信号線3bを介して伝送される同期
信号SYNCに基づいてデータ伝送用のタイミング信号
を発生するものである。たとえば、同期信号SYNCが
ローレベルからハイレベルへ変化して時点から4μse
cごとに、データ伝送用のタイミング信号を発生するも
のである。このデータ伝送用のタイミング信号はパラレ
ル−シリアル変換器37、40、シリアル−パラレル変
換器41、45に供給される。
【0082】上記センサ用タイミング信号発生部31
は、このユニット制御部5aのセンサSa、…に対する
スキャン用のタイミング信号を出力するものである。た
とえば、図7に示すように、このシステム全体における
センサスキャンの周期が1280μsecであり、この
先頭のユニット制御部5aに対するセンサスキャンタイ
ミングは先頭の80μsecであり、この80μsec
の中で4μsecごとのタイミング信号を発生するもの
である。
【0083】このセンサ用タイミング信号発生部31か
らのタイミング信号は、スイッチ部32、スライスレベ
ルメモリ34、比較結果メモリ36、センサレベルメモ
リ38、コマンド解析部43に供給される。
【0084】上記スイッチ部32は、タイミング信号発
生部31からのタイミング信号に基づいてセンサSa、
…からのセンサ出力を順次取り込むものである。このス
イッチ部32の出力はA/Dコンバータ33に供給され
る。
【0085】上記A/Dコンバータ33は、上記スイッ
チ部32からのセンサ出力としてのアナログ値を多値
(256段階)のデジタル値に変換するものである。A
/Dコンバータ33からのデジタル値は比較器35、セ
ンサレベルメモリ38に供給される。
【0086】上記スライスレベルメモリ34は、各セン
サSa、…ごとのスライスレベルを記憶しているもので
あり、上記タイミング信号発生部31からのタイミング
信号に基づいて各センサSa、…ごとのスライスレベル
を順次比較器35へ出力するものである。
【0087】上記スライスレベルメモリ34は、コマン
ド解析部43からの書き換え信号と書き換えデータとに
基づいて、各センサSa、…ごとのスライスレベルを書
き換えるようになっている。
【0088】上記比較器35は、各センサSa、…ごと
のA/Dコンバータ33からのデジタル値と、上記スラ
イスレベルメモリ34からのスライスレベルとを比較
し、A/Dコンバータ33からのデジタル値がスライス
レベルよりも大きい場合に、”1”信号を出力し、A/
Dコンバータ33からのデジタル値がスライスレベルよ
りも小さい場合に、”0”信号を出力するものであり、
各センサSa、…ごとの比較結果が上記タイミング信号
発生部31からのタイミング信号に基づいて上記比較結
果メモリ36に記憶される。
【0089】上記パラレル−シリアル変換器37は、上
記アドレス判別部47からのユニット制御部5aの判別
信号が供給された際、比較結果メモリ36に記憶されて
いる各センサSa、…ごとの比較結果としての16ビッ
ト分のセンサ状態データをシリアルデータに変換して出
力するものである。このパラレル−シリアル変換器37
からのシリアルデータは信号線3dにより伝送される。
【0090】上記センサレベルメモリ38は、上記タイ
ミング信号発生部31からのタイミング信号に基づいて
各センサSa、…ごとのA/Dコンバータ33からのデ
ジタル値を記憶するものである。このデジタル値はセレ
クタ39に出力される。
【0091】上記セレクタ39は、上記センサレベルメ
モリ38からの各センサSa、…ごとのデジタル値とし
てのセンサレベルデータが供給されるとともに、コマン
ド解析部43からのエコーバックデータ、レスポンスデ
ータが供給され、コマンド解析部43からの選択信号に
より、上記各センサSa、…ごとのセンサレベルデー
タ、コマンド解析部43からのエコーバックデータ、あ
るいはレスポンスデータを選択的に出力するものであ
る。このセレクタ39の出力は上記パラレル−シリアル
変換器40に供給される。
【0092】上記パラレル−シリアル変換器40は、上
記セレクタ39から供給されるたとえば上記センサレベ
ルメモリ38からの出力をパラレルデータからシリアル
データに変換するものである。パラレル−シリアル変換
器40からのシリアルデータは信号線3eにより伝送さ
れる。
【0093】上記シリアル−パラレル変換器41は、信
号線3fを介して伝送されるアドレスデータ、コマンド
データをシリアルデータからパラレルデータに変換する
ものである。上記シリアル−パラレル変換器41は、信
号線3fを介して伝送されるデータの4ビットずつのデ
ータ列をアドレス判別部44へ出力し、信号線3fを介
して伝送されるデータの16ビットずつのデータ列を上
記コマンドメモリ42に出力するものである。
【0094】上記コマンドメモリ42は、上記信号線3
bにより伝送される同期信号SYNCがハイレベルの際
に、上記シリアル−パラレル変換器41からのコマンド
データを記憶するものであり、この記憶したコマンドデ
ータは上記コマンド解析部43に供給される。
【0095】上記コマンド解析部43は、コマンドメモ
リ42からのコマンドデータを上記タイミング信号発生
部31からのタイミング信号に基づいて解析するもので
ある。上記コマンド解析部43は、スライスレベルの変
更のコマンドを解析した際、書き換え信号と書き換えデ
ータとを上記スライスレベルメモリ34に出力し、各セ
ンサSa、…のセンサレベルの読取コマンドを解析した
際、センサレベルメモリ38の選択信号を上記セレクタ
39へ出力するものである。
【0096】また、上記コマンド解析部43は、アドレ
ス判別部44からこのユニット制御部5aの判別信号と
しての一致信号が供給された際、コマンド解析部43の
選択信号を上記セレクタ39へ出力するとともに、コマ
ンドメモリ42からのコマンドデータをエコーバックデ
ータとして上記セレクタ39へ出力するものである。こ
の後、上記コマンド解析部43は、コマンド解析部43
の選択信号を上記セレクタ39へ出力するとともに、コ
マンドメモリ42からのコマンドデータを解析できたか
否かを示すレスポンスデータを上記セレクタ39へ出力
するものである。
【0097】上記アドレス判別部44は、上記信号線3
bにより伝送される同期信号SYNCがローレベルの際
に、上記シリアル−パラレル変換器41から供給される
4ビットずつのデータ列とこのユニット制御部5aのア
ドレスデータとが一致するか否かを判別するものであ
る。このアドレス判別部44からのユニット制御部5a
の判別信号としての一致信号はコマンド解析部43に出
力される。
【0098】上記シリアル−パラレル変換器45、信号
線3cを介して伝送されるアドレスデータ、出力ポート
データをシリアルデータからパラレルデータに変換する
ものである。上記シリアル−パラレル変換器45は、信
号線3cを介して伝送されるデータの4ビットずつのデ
ータ列をアドレス判別部47へ出力し、信号線3cを介
して伝送されるデータの16ビットずつのデータ列を上
記出力ポート回路46に出力するものである。
【0099】上記出力ポート回路46は、上記信号線3
bにより伝送される同期信号SYNCがハイレベルの際
に、上記シリアル−パラレル変換器45からのポートデ
ータを記憶するものであり、この記憶したポートデータ
は図示しないドライバ等に出力される。
【0100】上記アドレス判別部47は、上記信号線3
bにより伝送される同期信号SYNCがローレベルの際
に、上記シリアル−パラレル変換器45から供給される
4ビットずつのデータ列とこのユニット制御部5aのア
ドレスデータとが一致するか否かを判別するものであ
る。このアドレス判別部47からのユニット制御部5a
の判別信号としての一致信号は上記パラレル−シリアル
変換器37に出力される。
【0101】なお、信号線3aを介して伝送されるクリ
ア信号により、ユニット制御部5aの各部がクリアされ
るようになっている。
【0102】また、ユニット4b、…のユニット制御部
5b、…の構成も、上述したユニット4aのユニット制
御部5aの構成と同様である。
【0103】なお、上記各ユニット制御部5a、…に対
するセンサスキャンはデータ伝送とほぼ同じ周期である
が、データ伝送とは同期しておらず、各ユニット制御部
5a、…がデータを伝送するタイミングとユニット制御
部5a、…によりセンサSa、…をスキャンするタイミ
ングとは必ずしも一致していない。
【0104】上記各ユニット制御部5a、…において、
センサスキャンの周期も1280μsecであり、スキ
ャンが一巡して伝送すべきセンサ状態データが揃うのに
1280μsecを要するため、スキャンして得たセン
サ状態データを保存しておくために、上記比較結果メモ
リ36が設けられている。
【0105】次に、上記のような構成において、各ユニ
ット制御部5a、…におけるセンサスキャン処理を、図
3の(a)(b)(c)、図7、図8、図9の(a)か
ら(e)を用いて説明する。
【0106】図8はユニット制御部5a(5b、…)の
要部を抜き出して示した図である。
【0107】同図に示されるように、センサレベルメモ
リ38、スライスレベルメモリ34、比較結果メモリ3
6のいずれも、センサSa、…の数(16個)に対応す
る個数のデータを保持(記憶)する構成となっている。
【0108】まず、たとえば図示しない電源投入時に、
主制御部2のCPU11からクリア信号が出力され、主
制御部2の各部がクリアされるとともに、信号線3aを
介して各ユニット制御部5a、…にクリア信号が伝送さ
れる。これにより、各ユニット制御部5a、…の各部が
クリアされる。
【0109】これに伴い、主制御部2のSYNC発生部
13からは、図9の(a)に示すような、同期信号SY
NCが発生される。また、各ユニット制御部5a、…の
センサ用タイミング信号発生部31からは、ユニット制
御部5aから順に、図7に示すように80μsecごと
に、各センサSa、…に対する4μsecずつのタイミ
ング信号を発生する。
【0110】この結果、各ユニット制御部5a、…の各
センサSa、…に対するセンサスキャンを行うのにかか
る時間は1280μsとなる。
【0111】また、主制御部2のSYNC発生部13か
らの同期信号SYNCは、信号線3bを介して各ユニッ
ト制御部5a、…に伝送される。また、この同期信号に
合わせて主制御部2のアドレス発生部27からのアドレ
スデータが信号線3cを介して各ユニット制御部5a、
…に伝送される。
【0112】これにより、同期信号SYNCとアドレス
データとにより、ユニット制御部5a、…が順に80μ
secごとにアドレス指定され、このアドレス指定され
たユニット制御部5a、…から順次センサ状態データの
伝送タイミングとなるものである。
【0113】たとえば、図9の(a)(b)(d)、図
3の(a)(b)(c)に示すように、80μsecの
うち、初めのローレベル期間16μsにアドレスデータ
が割り当てられ、次のハイレベル期間64μsがセンサ
状態データの伝送タイミングとなる。このセンサ状態デ
ータの伝送タイミング64μsをセンサの個数16個で
分割した4μsが、センサ毎に割り当てられた伝送期間
となる。
【0114】たとえば今、ユニット制御部5aのセンサ
Sa、…に対してスキャンされた各センサ信号は、A/
Dコンバータ33でデジタルデータに変換され、センサ
レベルデータとして比較器35に供給されると共に、セ
ンサレベルメモリ38に保持される。
【0115】比較器35では、A/Dコンバータ33か
らの各センサレベルデータとスライスレベルメモリ34
からの各スライスレベルとが比較される。センサレベル
データの内容(信号レベル)がスライスレベル以上であ
れば、比較器35から明信号(論理“1”信号)が出力
される。センサレベルデータの内容(信号レベル)がス
ライスレベル未満であれば、比較器35から暗信号(論
理“0”信号)が出力される。これら明信号および暗信
号はセンサ状態データとして比較結果メモリ36に保持
される。
【0116】また、他のユニット制御部5b、…のセン
サSa、…に対するセンサ状態データも上記同様に、各
ユニット制御部5b、…の比較結果メモリ36に保持さ
れる。
【0117】また、ユニット制御部5a、…では、それ
ぞれ図9の(a)に示すような、同期信号SYNCがロ
ーレベル期間においてアドレスデータの判定がなされ、
アドレスデータが当該ユニット制御部のアドレスと一致
した場合に比較結果メモリ36内のセンサ状態データ
が、図9の(c)に示すように、パラレル−シリアル変
換され、主制御部2に伝送される。
【0118】すなわち、ユニット制御部5a、…では、
図9の(a)に示すような、同期信号SYNCがローレ
ベル期間において、図9の(b)に示すような、信号線
3cからのデータがシリアル−パラレル変換器45によ
り4ビットずつのパラレルデータに変換されたデータ列
とこのユニット制御部5aのアドレスデータとが一致す
るか否かをアドレス判別部47により判別する。このア
ドレス判別部47が一致を判断した際、上記パラレル−
シリアル変換器37に一致信号が出力される。これによ
り、パラレル−シリアル変換器37は、図9の(c)に
示すように、比較結果メモリ36内のセンサ状態データ
をシリアルデータに変換して信号線3dを介して主制御
部2に伝送する。
【0119】主制御部2では、ユニット制御部5a、…
から伝送される各センサ状態データがシリアル−パラレ
ル変換され、セレクタ22により各ユニット4a、…の
各センサSa、…に対応するセンサオン/オフ状態メモ
リ23のアドレスにオン/オフ信号として出力され、こ
のセンサオン/オフ状態メモリ23に保持される。
【0120】すなわち、このシリアル−パラレル変換器
15は信号線3dを介して伝送される各ユニット4a、
…のセンサSa、…のシリアルのセンサ状態データをタ
イミング信号発生部14からのタイミング信号に基づい
て16ビットのパラレルのデータ列に変換し、セレクタ
22に供給される。
【0121】セレクタ22は、アドレス発生部27から
のアドレスに基づくユニット4a、…に対応するセンサ
オン/オフ状態メモリ23の16のアドレス(たとえば
0アドレスから15アドレス)を選択し、シリアル−パ
ラレル変換器15からのセンサ状態データをこの16ビ
ット分のアドレスに出力する。
【0122】このセンサオン/オフ状態メモリ23の記
憶内容はセンサ信号変化判断回路24に出力される。
【0123】これにより、このセンサ信号変化判断回路
24は、上述したように、各センサSa、…のセンサ状
態データの変化を示すデータを変化位置メモリ部54に
登録し、この変化位置メモリ部54に上記データが登録
されたと判断された際、状態変化信号をCPU11へ通
知する。この通知により、CPU11がリード信号をセ
ンサ信号変化判断回路24に出力する。そして、このリ
ード信号により、センサ信号変化判断回路24と変化し
ているセンサを示すデータをCPU11へ出力する。
【0124】この結果、CPU11はそのセンサ信号変
化判断回路24からの出力に基づいて、媒体の搬送状態
や媒体の収納状態等を判断するものである。
【0125】次に、主制御部2からの所定のユニット制
御部5a(5b、…)に対するセンサレベルデータの伝
送処理について説明する。
【0126】まず、主制御部2では、指定先のユニット
制御部5a(5b、…)のセンサレベルメモリ38に保
持されている各センサSa、…ごとのセンサレベルデー
タの伝送を要求するためのコマンドが定められ、それが
指定先のユニット制御部5aに伝送される。
【0127】指定先のユニット制御部5aでは、主制御
部2から供給されるコマンドに基づき、センサレベルメ
モリ38に保持されている各センサレベルデータが読み
出されて主制御部2に伝送される。
【0128】主制御部2では、ユニット制御部5aから
伝送される各センサSa、…に対するセンサレベルデー
タに基づいて、センサSa、…に対する複数のスライス
レベルが設定され、その各スライスレベルをユニット制
御部5aのスライスレベルメモリ34に保持させるため
のコマンドが定められ、そのコマンドが対応するユニッ
ト制御部5aに伝送される。
【0129】ユニット制御部5aでは、主制御部2から
供給されるコマンドが解析されることにより、センサS
a、…に対する複数のスライスレベルが求められ、それ
がスライスレベルメモリ34に保持される。
【0130】なお、主制御部2から伝送された各コマン
ドは信号線3fにより伝送されてユニット制御部5aで
受信されるが、その受信がなされたことの証として、同
じコマンドが信号線3eにより即時に主制御部2に伝送
される。
【0131】このとき、主制御部2では、コマンド返送
に基づくエコーバックチェックが実行される。
【0132】また、上記コマンドデータを解析できたか
否かを示すレスポンスデータを信号線3eにより主制御
部2に伝送される。
【0133】次に、上記主制御部2により上記ユニット
制御部5aの各センサSa、…のセンサレベルデータを
得る場合の処理について説明する。
【0134】すなわち、CPU11は上記ユニット制御
部5aの各センサSa、…のセンサレベルデータを得る
ためのコマンドデータ(センサレベルの読取コマンド)
をコマンドメモリ19に設定し、アドレス発生期部27
からユニット制御部5aのアドレスがパラレル−シリア
ル変換器16に供給された際に、コマンドメモリ19の
コマンドデータもパラレル−シリアル変換器16に供給
される。
【0135】これにより、パラレル−シリアル変換器1
6は、ユニット制御部5aのアドレスとセンサレベルデ
ータを得るためのコマンドデータとをシリアルデータに
変換する。このパラレル−シリアル変換器16からのシ
リアルデータは信号線3eを介して各ユニット制御部5
a、…のシリアル−パラレル変換器41に伝送される。
【0136】上記各ユニット制御部5a、…のシリアル
−パラレル変換器41は、伝送されるデータの4ビット
ずつのデータ列をアドレス判別部44へ出力し、伝送さ
れるデータの16ビットずつのデータ列を上記コマンド
メモリ42に出力する。
【0137】この結果、上記ユニット制御部5aのアド
レス判別部44は、図9の(a)に示すように、主制御
部11から信号線3bを介して伝送される同期信号SY
NCがローレベルの際に、シリアル−パラレル変換器4
1から供給される、図9の(d)に示すような、4ビッ
トずつのデータ列と、このユニット制御部5aのアドレ
スデータとの一致を判別し、この一致信号をコマンド解
析部43に出力する。
【0138】また、上記コマンドメモリ42は、図9の
(a)に示すように、主制御部11から信号線3bを介
して伝送される同期信号SYNCがハイレベルの際に、
図9の(d)に示すような、シリアル−パラレル変換器
41から供給される16ビットずつのデータ列をコマン
ド解析部43に出力する。
【0139】この際、コマンド解析部43は、コマンド
解析部43の選択信号を上記セレクタ39へ出力すると
ともに、コマンドメモリ42からのコマンドデータをエ
コーバックデータとして上記セレクタ39へ出力する。
【0140】これにより、コマンド解析部43が受付け
たコマンドデータがセレクタ39を介してパラレル−シ
リアル変換器40に供給される。パラレル−シリアル変
換器40は供給される、図9の(e)に示すような、エ
コーバックデータをシリアルデータに変換して、信号線
3fを介して主制御部2のシリアル−パラレル変換器1
7へ伝送する。
【0141】シリアル−パラレル変換器17は、信号線
3fを介して伝送されるエコーバックデータをパラレル
データに変換してレスポンスメモリ20へ出力する。
【0142】これにより、CPU11はレスポンスメモ
リ20に記憶されたエコーバックデータと上記伝送した
コマンドデータとを比較することにより、エコーバック
チェックを行うことにより、コマンドデータが正しく伝
送されたか否かを確認することができる。
【0143】また、上記コマンド解析部43は、コマン
ド解析部43の選択信号を上記セレクタ39へ出力する
とともに、コマンドメモリ42からのコマンドデータを
解析できたか否かを示すレスポンスデータを上記セレク
タ39へ出力する。
【0144】これにより、コマンド解析部43はコマン
ドデータを解析できたか否かを示すレスポンスデータを
セレクタ39を介してパラレル−シリアル変換器40に
供給する。パラレル−シリアル変換器40は供給され
る、図9の(e)に示すような、レスポンスデータをシ
リアルデータに変換して、信号線3fを介して主制御部
2のシリアル−パラレル変換器17へ伝送する。
【0145】シリアル−パラレル変換器17は、信号線
3fを介して伝送されるレスポンスデータをパラレルデ
ータに変換してレスポンスメモリ20へ出力する。
【0146】これにより、CPU11はレスポンスメモ
リ20に記憶されたレスポンスデータにより、コマンド
データが解析できたか否かを確認することができる。
【0147】また、上記コマンド解析部43は、各セン
サSa、…のセンサレベルの読取コマンドを解析した
際、センサレベルメモリ38の選択信号をセレクタ39
へ出力する。
【0148】これにより、セレクタ39は、センサレベ
ルメモリ38の各センサSa、…ごとのデジタル値をパ
ラレル−シリアル変換器40に供給する。パラレル−シ
リアル変換器40は供給される各センサSa、…ごとの
デジタル値をシリアルデータに変換して、信号線3fを
介して主制御部2のシリアル−パラレル変換器17へ伝
送する。
【0149】シリアル−パラレル変換器17は、信号線
3fを介して伝送される各センサSa、…ごとのデジタ
ル値をパラレルデータに変換してレスポンスメモリ20
へ出力する。
【0150】これにより、CPU11はレスポンスメモ
リ20に記憶された各センサSa、…ごとのセンサレベ
ルデータにより、各センサSa、…ごとのスライスレベ
ルを設定することができる。
【0151】この場合、センサの劣化によりセンサのレ
ベル低下した際、白レベルに基づいた各センサSa、…
からの多値の値をレスポンスメモリ20に登録すること
により、CPU11は各センサSa、…のスライスレベ
ルを判断できる。
【0152】この結果、CPU11はユニット制御部5
aの各センサSa、…の各スライスレベルをユニット制
御部5aのスライスレベルメモリ34に保持させるため
のコマンドがユニット制御部5aに伝送されて上述した
センサレベルの読取コマンドの場合と同様に処理され
る。
【0153】このようにして、上記コマンド解析部43
は、各センサSa、…の各スライスレベルをユニット制
御部5aのスライスレベルメモリ34に保持させるため
のコマンドを解析した際、コマンドデータに基づく各セ
ンサSa、…の各スライスレベルをスライスレベルメモ
リ34に記憶する。
【0154】上記したように、複数のセンサに対する現
在のそれぞれのセンサ状態データと、上記複数のセンサ
に対する所定時間前のそれぞれのセンサ状態データとを
上記各センサごとに比較することにより、上記各センサ
ごとに変化が生じているか否かを判断し、この判断結果
に基づいて、上記複数のセンサのそれぞれに対応して変
化が生じているかを否か示すデータを記憶し、この記憶
内容に基づいて、上記複数のセンサの少なくとも1つの
センサ状態データが変化している場合に、この変化を示
すデータをCPUへ通知し、また記憶されている上記セ
ンサごとに変化が生じていることを示すデータに基づい
て、センサ状態データが変化しているセンサを示すデー
タをCPUへ通知するようにしたものである。
【0155】この通知により、CPUは変化の生じたセ
ンサに基づき、種々の状態を判断する。たとえば、搬送
媒体の通過検知、収納媒体の取出し検知、集積部での媒
体の在留検知等が行われる。
【0156】これにより、CPUはセンサのセンサ状態
データに変化が起こっていようが変化が起こっていまい
と、常にセンサを監視する必要がなく、CPUの負荷を
軽減できる。
【0157】
【発明の効果】以上詳述したように、この発明によれ
ば、複数のセンサからのセンサ状態データに基づいて種
々の制御を行う制御素子を有する制御システムにおい
て、制御素子が常にセンサの状態を監視する必要がな
く、制御素子の負荷が軽減できる制御システム及びセン
サ信号変化通知回路を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施形態を説明するためのユニット
制御システムの概略構成を示す図。
【図2】主制御部の内部構成を説明するためのブロック
図。
【図3】同期信号SYNCに対する各ユニット制御部の
伝送タイミングと各ユニット制御部のセンサ状態データ
の伝送タイミングとを説明するためのタイミングチャー
ト。
【図4】センサ信号変化判断回路の内部構成を説明する
ための回路図。
【図5】センサ信号変化判断回路による判断処理を説明
するためのフローチャート。
【図6】ユニット制御部の内部構成を説明するためのブ
ロック図。
【図7】各ユニット制御部のセンサスキャンタイミング
を説明するためのタイミングチャート。
【図8】ユニット制御部の要部の内部構成を説明するた
めのブロック図。
【図9】同期信号SYNCに基づいて主制御部から各ユ
ニット制御部に伝送されるデータと各ユニット制御部か
ら主制御部に伝送されるデータを説明するためのタイミ
ングチャート。
【符号の説明】
1…媒体搬送制御システム(ユニット制御システム) 2…主制御部 3…シリアル回線 3a、〜3f…信号線 4a、〜…ユニット Sa、〜…センサ 5a、〜…ユニット制御部 11…CPU 13…SYNC発生部 14…タイミング信号発生部 15…シリアル−パラレル変換器 22…セレクタ 23…センサオン/オフ状態メモリ 24…センサ信号変化判断回路 25…クロック発生部 26…分周器 27…アドレス発生部 51…今回のセンサオン/オフ状態メモリ 52…前回のセンサオン/オフ状態メモリ 53…比較器 54…変化位置メモリ部 55…オア回路 56…ステータスレジスタ 57…エンコーダ 58…セレクタ 59…リセット回路

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のセンサからのセンサ状態データに
    基づいて種々の制御を行う制御システムにおいて、 センサ状態データを出力する複数のセンサと、 これらのセンサからのセンサ状態データを所定時間間隔
    ごとに更新記憶する記憶手段と、 この記憶手段に記憶されているセンサのセンサ状態デー
    タに基づいて種々の制御を行う制御素子と、 上記複数のセンサのセンサ状態データの変化を判断する
    センサ信号変化判断回路とを具備し、 上記センサ信号変化判断回路が、 上記記憶手段の更新記憶前の記憶データと更新記憶後の
    記憶データとを比較することにより、上記センサのセン
    サ状態データが変化しているか否かを判断する判断手段
    と、 この判断手段により上記センサのセンサ状態データが変
    化していると判断した際に、状態変化信号と変化してい
    るセンサを示すデータとを上記制御素子へ出力する出力
    手段とを有し、 上記制御素子が、 上記センサ信号変化判断回路からの状態変化信号と変化
    しているセンサを示すデータとに基づいて種々の制御を
    行う制御手段とを有する、 ことを特徴とする制御システム。
  2. 【請求項2】 上記記憶手段が、センサのセンサ状態デ
    ータとして1あるいは0を記憶するものであり、 上記判断手段が、あらかじめ設定される複数のモードを
    有し、第1のモードの場合、センサのセンサ状態データ
    が1から0に変化した時に、センサのセンサ状態データ
    が変化していると判断するモードであり、第2のモード
    の場合、センサのセンサ状態データが0から1に変化し
    た時に、センサのセンサ状態データが変化していると判
    断するモードであり、第3のモードの場合、センサのセ
    ンサ状態データが1から0に変化した時及びセンサのセ
    ンサ状態データが0から1に変化した時に、センサのセ
    ンサ状態データが変化していると判断するモードである
    ことを特徴とする請求項2に記載の制御システム。
  3. 【請求項3】 複数のセンサからのセンサ状態データに
    基づいて種々の制御を行う制御システムにおいて、 センサ状態データを出力する複数のセンサと、 これらのセンサからのセンサ状態データを所定時間間隔
    ごとに更新記憶する第1の記憶手段と、 この第1の記憶手段に記憶されているセンサのセンサ状
    態データに基づいて種々の制御を行う制御素子と、 上記複数のセンサのセンサ状態データの変化を判断する
    センサ信号変化判断回路とを具備し、 上記センサ信号変化判断回路が、 上記第1の記憶手段の更新記憶前の記憶データと更新記
    憶後の記憶データとを比較することにより、上記各セン
    サのセンサ状態データがそれぞれ変化しているか否かを
    記憶する第2の記憶手段と、 この第2の記憶手段の記憶内容により上記センサのセン
    サ状態データが変化していることを示す状態変化信号を
    上記制御素子へ通知する第1の通知手段と、 この第1の通知手段に応答して供給されるリード信号に
    基づいて、上記第2の記憶手段に記憶されているセンサ
    状態データが変化しているセンサを示すデータを上記制
    御素子へ通知する第2の通知手段とを有し、 上記制御素子が、 上記センサ信号変化判断回路から通知される状態変化信
    号に基いて、リード信号を上記センサ信号変化判断回路
    へ出力する出力手段と、 この出力手段に応答して通知されるセンサ状態データが
    変化しているセンサを示すデータに基づいて種々の制御
    を行う制御手段とを有する、 ことを特徴とする制御システム。
  4. 【請求項4】 複数のセンサからのセンサ状態データに
    基づいて種々の制御を行う制御素子を有する制御システ
    ムにおいて、 上記各センサからのセンサ状態データを所定時間間隔ご
    とに更新記憶する記憶手段と、 この記憶手段の更新記憶前の記憶データと更新記憶後の
    記憶データとを比較することにより、上記センサからの
    センサ状態データが変化しているか否かを判断する判断
    手段と、 この判断手段により上記センサからのセンサ状態データ
    が変化していると判断した際に、状態変化信号と変化し
    ているセンサを示すデータとを上記制御素子へ出力する
    出力手段とを具備し、 上記制御素子が、 上記出力手段により出力された状態変化信号と変化して
    いるセンサを示すデータとに基づいて制御を行う制御手
    段とを有する、 ことを特徴とする制御システム。
  5. 【請求項5】 複数のセンサを有し、種々の処理を行う
    複数のユニットと、 これらの各ユニットをそれぞれ制御する複数のユニット
    制御部と、 これらのユニット制御部と接続され、上記各ユニットの
    全体を制御する主制御部とからなる制御システムにおい
    て、 上記ユニット制御部が、 上記ユニットの複数のセンサからのセンサ状態データを
    上記主制御部へ出力する出力手段を有し、 上記主制御部が、 上記ユニット制御部からの各センサごとのセンサ状態デ
    ータを所定時間間隔ごとに更新記憶する記憶手段と、 この記憶手段に記憶されているセンサのセンサ状態デー
    タに基づいて種々の制御を行う制御素子と、 上記複数のセンサのセンサ状態データの変化を判断する
    センサ信号変化判断回路とを具備し、 上記センサ信号変化判断回路が、 上記記憶手段の更新記憶前の記憶データと更新記憶後の
    記憶データとを比較することにより、上記センサのセン
    サ状態データが変化しているか否かを判断する判断手段
    と、 この判断手段により上記センサのセンサ状態データが変
    化していると判断した際に、状態変化信号と変化してい
    るセンサを示すデータとを上記制御素子へ出力する出力
    手段とを有し、 上記制御素子が、 上記センサ信号変化判断回路からの状態変化信号と変化
    しているセンサを示すデータとに基づいて種々の制御を
    行う制御手段を有する、 ことを特徴とする制御システム。
  6. 【請求項6】 複数のセンサに対する現在のそれぞれの
    センサ状態データを記憶する第1の記憶手段と、 上記複数のセンサに対する所定時間前のそれぞれのセン
    サ状態データを記憶する第2の記憶手段と、 上記第1の記憶手段に記憶されている現在のセンサ状態
    データと上記第2の記憶手段に記憶されている所定時間
    前のセンサ状態データとを上記各センサごとに比較する
    ことにより、上記各センサごとに変化が生じているか否
    かを判断する判断手段と、 この判断手段の判断結果に基づいて、上記複数のセンサ
    のそれぞれに対応して変化が生じているかを否か示すデ
    ータを記憶する第3の記憶手段と、 この第3の記憶手段の記憶内容に基づいて、上記複数の
    センサの少なくとも1つのセンサ状態データが変化して
    いる場合に、この変化を示すデータを通知する第1の通
    知手段と、 上記第3の記憶手段に記憶されている上記センサごとに
    変化が生じていることを示すデータに基づいて、センサ
    状態データが変化しているセンサを示すデータを通知す
    る第2の通知手段と、 を具備したことを特徴とするセンサ信号変化通知回路。
  7. 【請求項7】 複数のセンサに対する現在のそれぞれの
    センサ状態データを記憶する第1の記憶手段と、 上記複数のセンサに対する所定時間前のそれぞれのセン
    サ状態データを記憶する第2の記憶手段と、 上記第1の記憶手段に記憶されている現在のセンサ状態
    データと上記第2の記憶手段に記憶されている所定時間
    前のセンサ状態データとを上記各センサごとに比較する
    ことにより、上記各センサごとに変化が生じているか否
    かを判断する判断手段と、 この判断手段の判断結果に基づいて、上記複数のセンサ
    のそれぞれに対応して変化が生じているかを否か示すデ
    ータを記憶する第3の記憶手段と、 この第3の記憶手段の記憶内容に基づいて、上記複数の
    センサの少なくとも1つのセンサ状態データがしている
    場合に、この変化を示すデータを通知する第1の通知手
    段と、 上記第3の記憶手段に記憶されている上記センサごとに
    変化が生じていることを示すデータに基づいて、センサ
    状態データが変化しているセンサを示すデータを通知す
    る第2の通知手段と、 この第2の通知手段により通知された上記第3の記憶手
    段に記憶されている上記センサごとに変化が生じている
    ことを示すデータを変化が生じていないデータに変更す
    る変更手段と、 を具備したことを特徴とするセンサ信号変化通知回路。
  8. 【請求項8】 上記第1、第2の記憶手段が、センサの
    センサ状態データとして1あるいは0を記憶するもので
    あり、 上記判断手段が、あらかじめ設定される複数のモードを
    有し、第1のモードの場合、センサのセンサ状態データ
    が1から0に変化した時に、センサのセンサ状態データ
    が変化していると判断するモードであり、第2のモード
    の場合、センサのセンサ状態データが0から1に変化し
    た時に、センサのセンサ状態データが変化していると判
    断するモードであり、第3のモードの場合、センサのセ
    ンサ状態データが1から0に変化した時及びセンサのセ
    ンサ状態データが0から1に変化した時に、センサのセ
    ンサ状態データが変化していると判断するモードである
    ことを特徴とする請求項6乃至請求項7に記載のセンサ
    信号変化通知回路。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7325054B2 (en) 2002-06-07 2008-01-29 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha System for notifying destination user when status of consumable products of printing devices meets user selected notification condition

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