JP2002090930A - ハロゲン化銀写真感光材料、処理方法、および画像形成方法 - Google Patents

ハロゲン化銀写真感光材料、処理方法、および画像形成方法

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JP2002090930A
JP2002090930A JP2000283454A JP2000283454A JP2002090930A JP 2002090930 A JP2002090930 A JP 2002090930A JP 2000283454 A JP2000283454 A JP 2000283454A JP 2000283454 A JP2000283454 A JP 2000283454A JP 2002090930 A JP2002090930 A JP 2002090930A
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silver halide
nucleus
halide photographic
sensitive material
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JP2000283454A
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English (en)
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Koji Ono
耕治 小野
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Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コントラストが高く、診断能優れ、生保存
性、特に高湿度下での保存性が良好であるハロゲン化銀
写真感光材料、レダクトン類を現像主薬とするその処理
方法、およびそれらを用いたX線画像形成方法を提供す
る。 【解決手段】 支持体の一方の面に少なくとも1層の感
光性ハロゲン化銀乳剤層を有し、反対側の面にバッキン
グ層を有するハロゲン化銀写真感光材料において、該ハ
ロゲン化銀乳剤層の少なくとも1層が、全投影面積の5
0%以上がアスペクト比5以上30以下で、かつ個々の
粒子の沃化銀含有率の平均標準偏差が30%以下である
平板状ハロゲン化銀粒子であり、さらにオキサカルボシ
アニン化合物及びシンプルシアニン化合物を含有するこ
とを特徴とするハロゲン化銀写真感光材料。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は支持体の一方の側に
感光性ハロゲン化銀乳剤層を有し、反対の側にバッキン
グ層を有するハロゲン化銀写真感光材料に関する。特に
は、医療用の片面露光用ハロゲン化銀写真感光材料に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、わが国の疾病動向調査から乳ガン
の罹患件数が増加していることが分かっており、健康診
断における乳ガンの早期発見が重要課題となっている。
乳ガン検診には従来、視診、触診、超音波画像診断、X
線乳房撮影(マンモグラフィー)等が行われているが、
特に、その診断有効性からマンモグラフィーの重要性が
高まってきている。X線乳房撮影においては、もともと
被写体コントラストが低いため、X線吸収率の高い低管
電圧(40kVp以下)の線源を用いる。しかし、それ
でもなお診断の対象となる画像としては僅かなコントラ
ストしか有さない腫瘤陰影等であることが多く、特に早
期のガンを発見する困難さがここにある。
【0003】また、数100μmの大きさの微少石灰化
像も乳ガンの診断には重要であり、それらの形態を正確
に読み取る必要がある。石灰化部はX線吸収率が高いた
め、画像上は低濃度の点として表される。従って、微小
石灰化の検出には低濃度部の階調が高いフィルムが適し
ている。
【0004】硬調化の手段としては、従来から、単分散
乳剤の使用、ロジウム等のハロゲン化銀粒子へのドープ
等が知られているが、上記のマンモグラフィー用として
の特性を満たすには不十分であったり、すり傷等の致命
的欠点を有しているものが多かった。一方、オルソ増感
色素であるトリメチンシアニン色素と、レギュラー増感
色素として知られているモノメチンシアニン色素を併用
することにより硬調な特性が得られることが知られてい
る。しかしながら、この場合、写真感光材料の生保存
性、特に高湿度での保存性が劣化し、階調の低下とカブ
リの増加を招くことが判った。
【0005】一方、平板状ハロゲン化銀粒子は高感度が
得やすく、カバーリングパワーも高いことが知られてお
り、これらの優れた性質から広い分野の感光材料で使用
されてきている。しかしながら、階調を上げるため平板
状ハロゲン化銀粒子に上記の色素を併用した場合は、生
保存性の劣化がより大きいことがわかった。
【0006】さらに、近年、ハロゲン化銀写真感光材料
の処理方法は、安全環境重視の観点から廃液の海洋投棄
が国際的に禁止されただけでなく、有害な化合物を用い
ない処理剤が強く望まれており、人体に影響の少ない現
像主薬として、レダクトン類を用いる技術が特開平7−
77781号、同7−110554号等に開示された。
しかし、レダクトン類を用いた現像液で上記の色素を併
用した硬調化感光材料を処理した場合には、硬調化の効
果が低下し、特に低濃度部での低下が大きいことが判っ
た。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
は、コントラストが高く、診断能優れ、生保存性、特に
高湿度下での保存性が良好であるハロゲン化銀写真感光
材料、レダクトン類を現像主薬とするその処理方法、お
よびそれらを用いたX線画像形成方法を提供することに
ある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の上記目的は、以
下の構成によって達成された。
【0009】1.支持体の一方の面に少なくとも1層の
感光性ハロゲン化銀乳剤層を有し、反対側の面にバッキ
ング層を有するハロゲン化銀写真感光材料において、該
ハロゲン化銀乳剤層の少なくとも1層が、全投影面積の
50〜100%がアスペクト比5以上30以下で、かつ
個々の粒子の沃化銀含有率の平均標準偏差が1〜30%
である平板状ハロゲン化銀粒子であり、さらに上記一般
式(1)及び一般式(2)で表される化合物を含有する
ことを特徴とするハロゲン化銀写真感光材料。
【0010】2.支持体の一方の面に少なくとも1層の
感光性ハロゲン化銀乳剤層を有し、反対側の面にバッキ
ング層を有するハロゲン化銀写真感光材料において、該
ハロゲン化銀乳剤層の少なくとも1層が、全投影面積の
50〜100%がアスペクト比5以上30以下の平板状
ハロゲン化銀粒子であり、該平板状ハロゲン化銀粒子が
上記一般式(3)の有機金化合物により増感されてお
り、かつ上記一般式(1)及び一般式(2)で表される
化合物を含有することを特徴とするハロゲン化銀写真感
光材料。
【0011】3.支持体の一方の面に少なくとも1層の
感光性ハロゲン化銀乳剤層を有し、反対側の面にバッキ
ング層を有するハロゲン化銀写真感光材料において、該
ハロゲン化銀乳剤層の少なくとも1層が、全投影面積の
50〜100%がアスペクト比5以上30以下の平板状
ハロゲン化銀粒子であり、かつ上記一般式(1)、一般
式(2)、及び上記一般式(4)で表される化合物を含
有することを特徴とするハロゲン化銀写真感光材料。
【0012】4.支持体の一方の面に少なくとも1層の
感光性ハロゲン化銀乳剤層を有し、反対側の面にバッキ
ング層を有するハロゲン化銀写真感光材料において、該
ハロゲン化銀乳剤層の少なくとも1層が、全投影面積の
50〜100%がアスペクト比5以上30以下の平板状
ハロゲン化銀粒子であり、かつ上記一般式(1)、一般
式(2)、及び上記一般式(5)で表される化合物を含
有することを特徴とするハロゲン化銀写真感光材料。
【0013】5.平板状ハロゲン化銀粒子が限外濾過法
により、その成長過程における反応物溶液から塩を含む
溶液を適宜抜き取りながら粒子成長を行ったハロゲン化
銀粒子であることを特徴とする前記1〜4のいずれか1
項記載のハロゲン化銀写真感光材料。
【0014】6.平板状ハロゲン化銀粒子の体積粒径の
変動係数が、0.03〜0.10であることを特徴とす
る前記1〜5のいずれか1項記載のハロゲン化銀写真感
光材料。
【0015】7.前記1〜6のいずれか1項記載のハロ
ゲン化銀写真感光材料を、ハイドロキノン類を実質的に
含有せず、上記一般式(6)で表される化合物およびニ
トロインダゾールを含有する現像液で処理することを特
徴とするハロゲン化銀写真感光材料の処理方法。
【0016】8.現像液が固形現像剤を溶解したもので
あることを特徴とする前記7記載のハロゲン化銀写真感
光材料の処理方法。
【0017】9.固形現像剤が錠剤であることを特徴と
する前記8記載のハロゲン化銀写真感光材料の処理方
法。
【0018】10.前記1〜6のいずれか1項記載のハ
ロゲン化銀写真感光材料のハロゲン化銀乳剤層を有する
面にX線蛍光増感紙の蛍光体層を有する面を密着し被写
体を透過したX線を照射し、その後自動現像機で現像、
定着、水洗、乾燥してX線画像を形成することを特徴と
する画像形成方法。
【0019】11.X線蛍光増感紙の蛍光体がテルビウ
ム賦活ガドリニウムオキシサルファイドであることを特
徴とする前記10記載の画像形成方法。
【0020】12.現像が前記7〜9のいずれか1項記
載の処理方法であることを特徴とする前記10又は11
記載のハロゲン化銀写真感光材料の画像形成方法。
【0021】13.X線が10〜40kVpの管電圧で
あることを特徴とする前記10〜12のいずれか1項記
載の画像形成方法。
【0022】14.X線乳房撮影用であることを特徴と
する前記1〜6のいずれか1項記載のハロゲン化銀写真
感光材料。
【0023】15.X線乳房撮影用であることを特徴と
する前記7〜9のいずれか1項記載のハロゲン化銀写真
感光材料の処理方法。
【0024】16.X線乳房撮影用であることを特徴と
する前記10〜13のいずれか1項記載の画像形成方
法。
【0025】以下、本発明を詳述する。本発明に用いら
れるハロゲン化銀粒子としては全投影面積の50〜10
0%がアスペクト比5以上30以下の平板状ハロゲン化
銀粒子である。平板状ハロゲン化銀粒子は、結晶学的に
は双晶に分類される。双晶とは、一つの粒子内に一つ以
上の双晶面を有する結晶であり、ハロゲン化銀粒子にお
ける双晶の形態の分類は、クラインとモイザーによる報
文「Photographishe Korrespo
ndenz 99巻99頁、同100巻57頁」に詳し
く述べられている。
【0026】本発明においてアスペクト比とは、面積換
算粒径と粒子厚さの比(アスペクト比=円相当径/厚
さ)をいう。ここで、面積換算粒径とは、主平面に対し
て垂直にその粒子を投影した場合の面積に等しい面積を
有する円の直径を意味する。一方、体積換算粒径とは、
個々のハロゲン化銀粒子と同一の体積を有する球の直径
を意味する。粒子厚さとは、主平面に垂直な方向での粒
子の厚さであり、一般に2つの主平面間の距離に一致す
る。
【0027】本発明の平板状ハロゲン化銀粒子の平均円
相当径としては0.1〜10.0μmが好ましく、更に
0.2〜5.0μmが好ましく、特に0.3〜2.0μ
mが好ましい。本発明の平板状ハロゲン化銀粒子の平均
粒子厚さとしては0.01〜0.3μmが好ましく、更
に0.05〜0.25μmが好ましく、特に0.07〜
0.2μmが好ましい。
【0028】面積換算粒径や体積換算粒径を算出するた
めの粒子の投影面積と厚さは以下の方法で求められる。
支持体上に内部標準となる粒径既知のラテックスボール
と、主平面が基板に平行に配向するようにハロゲン化銀
粒子とを塗布した試料を作製し、ある角度からカーボン
蒸着によりシャドーを施した後、通常のレプリカ法によ
ってレプリカ試料を作製する。同試料の電子顕微鏡写真
を撮影し、画像処理装置等を用いて個々の粒子の投影面
積と厚さを求める。この場合、粒子の投影面積は内部標
準の投影面積から、粒子の厚さは内部標準と粒子の影
(シャドー)の長さから算出することができる。本発明
において、アスペクト比、面積換算粒径、粒子厚さ、体
積換算粒径の平均値は、上記レプリカ法を用いてハロゲ
ン化銀乳剤に含まれるハロゲン化銀粒子を任意に500
個以上測定し、それらの算術平均として求められる値を
いう。
【0029】本発明においてハロゲン化銀粒子の体積粒
径の変動係数とは、上記測定から得られる値を用いて下
式によって定義される値である。本発明に関係するハロ
ゲン化銀粒子の体積粒径の変動係数は0.2以下が好ま
しく、0.10以下がより好ましい。
【0030】体積粒径の変動係数=(体積粒径の標準偏
差/体積粒径の平均値) 同様に、上記測定からハロゲン化銀粒子の面積粒径の変
動係数を求めることができる。ここで、面積粒径の変動
係数とは下式によって定義される値である。本発明に関
係するハロゲン化銀粒子の面積粒径の変動係数は0.2
以下が好ましく、0.10以下がより好ましい。
【0031】面積粒径の変動係数=(面積粒径の標準偏
差/面積粒径の平均値) 本発明に関係するハロゲン化銀乳剤は、該ハロゲン化銀
乳剤に含まれるハロゲン化銀粒子の全投影面積の50〜
100%がアスペクト比の平均値が(以下単にアスペク
ト比ともいう)5以上30以下の平板状ハロゲン化銀粒
子であることが好ましく、全投影面積の50〜100%
がアスペクト比6〜20の平板状ハロゲン化銀粒子であ
ることが更に好ましく、特にアスペクト比7〜15の平
板状ハロゲン化銀粒子であることが好ましい。また、該
ハロゲン化銀乳剤に含まれるハロゲン化銀粒子の全投影
面積の80〜100%が本発明に関係する平板状ハロゲ
ン化銀粒子であることが好ましい。
【0032】本発明に関係する平板状ハロゲン化銀粒子
は、粒子内に1つ又は互いに平行な2つ以上の双晶面を
有するが、本発明に関係する平板状ハロゲン化銀粒子の
50〜100%が粒子内に互いに平行な2つの双晶面を
有する平板状粒子であることが好ましく、80〜100
%であることがより好ましい。
【0033】本発明におけるハロゲン化銀粒子の組成と
しては、沃臭化銀、塩沃臭化銀であることが好ましい。
特にハロゲン化銀乳剤の平均沃化銀含有率が2モル%以
下沃臭化銀であることが好ましく、更には平均沃化銀含
有率が1モル%以下であることが好ましく、0.5モル
%以下が特に好ましい。
【0034】また、本発明に関係するハロゲン化銀乳剤
においては、ハロゲン化銀粒子間の沃化銀含有率がより
均一であることが好ましい。即ち、該ハロゲン化銀乳剤
における沃化銀含有率の変動係数が30%以下であるこ
とが好ましく、更には20%以下である場合がより好ま
しい。但し、ここでいう変動係数とは沃化銀含有率の標
準偏差を沃化銀含有率の平均値で割ったものに100を
乗じた値であり、ハロゲン化銀乳剤に含まれるハロゲン
化銀粒子を任意に500個以上測定し得られた値をい
う。個々のハロゲン化銀粒子の沃化銀含有率は、例えば
X線マイクロアナライザーを用いて1個1個の粒子の組
成分析を行うことにより求めることが出来る。
【0035】ハロゲン化銀粒子間の沃化銀含有率を均一
にするためには、種乳剤の粒径分布が狭いことが好まし
く、また沃化銀を含有する相の形成時の過飽和度を高く
保つことが好ましい。さらに沃化銀含有ハロゲン化銀微
粒子(特には沃化銀微粒子)を添加することにより沃化
銀含有相を形成することが好ましい。また、限外濾過装
置により反応物溶液から塩を含む水溶液を適宜抜き取る
製造方法を用いることが好ましく、例えば、ハロゲン化
銀粒子の成長過程における平均粒子間距離を、成長開始
時の平均粒子間距離の0.60倍以上1.00倍以下に
制御することが好ましく、0.60倍以上0.80以下
に制御することがより好ましい。具体的には、平均粒子
間距離の値を3.2μm以下に制御することが好まし
く、2.8μm以下に制御することがより好ましく、
0.90μm以上2.0μm以下に制御することが特に
好ましい。
【0036】本発明に関係するハロゲン化銀乳剤の調製
形態としては、当業界で知られた方法を適宜適用するこ
とができる。例えば、ハロゲン化銀粒子形成時の反応液
のpAgを制御する、いわゆるコントロールド・ダブル
ジェット法やコントロールド・トリプルジェット法を用
いることができる。また、必要に応じてハロゲン化銀溶
剤を用いることができ、有用なハロゲン化銀溶剤として
は、アンモニア、チオエーテル、チオ尿素類をあげるこ
とができる。チオエーテルに関しては米国特許第3,2
71,151号、同3,790,387号、同3,57
4,626号等を参考にすることができる。また粒子の
調製法としては特に限定はなく、アンモニア法やアンモ
ニアを使わない中性法、酸性法などを用いることができ
るが、ハロゲン化銀粒子形成時のカブリを抑制できると
いう観点から、好ましくはpHが5.5以下、更に好ま
しくは4.5以下の環境で粒子を形成することが好まし
い。
【0037】本発明において、平板状ハロゲン化銀粒子
に金属イオンをドーピングしてもよく、Rh(ロジウ
ム)、Ru(ルテニウム)、Re(レニウム)、Os
(オスミウム)等が用いられる。これらは1種類でも同
種或いは異種の金属錯体を2種以上併用してもよい。
【0038】これらの金属イオンは、単塩あるいは金属
錯体として用いる。単塩としては、ハロゲン化物(塩化
物、臭化物など)、硝酸塩、硫酸塩、過塩素酸塩が好ま
しく用いられ、金属錯体としては、6配位、5配位、4
配位あるいは2配位錯体を用いることができ、錯体は単
核錯体であっても多核錯体であってもよい。好ましい含
有率は銀1モルに対し1×10-10モルから1×10-7
モルの範囲が好ましく、5×10-10モルから1×10
-8の範囲がより好ましい。
【0039】本発明に関係するハロゲン化銀乳剤は、ハ
ロゲン化銀粒子と共に分散媒を含む。分散媒とは、ハロ
ゲン化銀粒子に対する保護コロイド性を有する化合物で
あり、核生成工程から粒子成長終了時に渡って存在させ
ることが好ましい。本発明に好ましく用いることができ
る分散媒には、ゼラチンと保護コロイドポリマーがあ
る。ゼラチンとしては、通常分子量10万程度のアルカ
リ処理ゼラチンや酸処理ゼラチン、或いは分子量5千〜
3万程度の低分子ゼラチン又は酸化処理ゼラチンを好ま
しく用いることができる。特に核生成時には酸化処理ゼ
ラチンや低分子量ゼラチン、酸化処理した低分子量ゼラ
チンを好適に用いることができる。
【0040】尚、本発明のハロゲン化銀乳剤において
は、リサーチ・ディスクロージャーNo.308119
(以下RD308119と略す)に記載されている技術
を用いることができる。
【0041】本発明に用いられるハロゲン化銀粒子には
通常用いられるような方法で、化学増感を施すことが出
来る。化学熟成、すなわち化学増感の工程の条件、例え
ばpH、pAg、温度、時間等については特に制限がな
く、当業界で一般に行われている条件で行うことができ
る。化学増感には、銀イオンと反応しうる硫黄を含む化
合物や活性ゼラチンを用いる硫黄増感法、セレン化合物
を用いるセレン増感法、テルル化合物を用いるテルル増
感法、還元性物質を用いる還元増感法、金その他、貴金
属を用いる貴金属増感法等があるが、これらの方法を単
独または組み合わせて用いてもよい。中でも、セレン増
感法、テルル増感法、還元増感法等が好ましく用いら
れ、特にセレン増感法が好ましく用いられる。上記セレ
ン増感剤として有用なものとしては、コロイドセレン金
属、イソセレノシアネート類で(例えば、アリルイソセ
レノシアネート等)、セレノ尿素類(例えば、N,N−
ジメチルセレノ尿素、N,N,N′−トリエチルセレノ
尿素等)、セレノケトン類(例えば、セレノアセトン、
セレノアセトフェノン等)、セレノアミド類(例えば、
セレノアセトアミド、N,N−ジメチルセレノベンズア
ミド等)、セレノカルボン酸類及びセレノエステル類
(例えば、2−セレノプロピオン酸、メチル−3−セレ
ノブチレート等)、セレノフォスフェート類(例えば、
トリ−p−トリセレノフォスフェート等)、セレナイド
類(ジエチルセレナイド、ジエチルジセレナイド、トリ
フェニルフォスフィンセレナイド等)を挙げることが出
来る。特に好ましいセレン増感剤はセレノ尿素類、セレ
ノアミド類、及びセレンケトン類である。セレン増感剤
の使用量は使用するセレン化合物、ハロゲン化銀粒子、
化学熟成条件等により変わるが、一般にハロゲン化銀1
モル当たり10-8モル〜10 -4モル程度を用いるのがよ
い。また、添加方法は、使用するセレン化合物の性質に
応じて、水またはメタノール、エタノール、酢酸エチル
などの有機溶媒の単独または混合溶媒に溶解して添加す
る方法、或いはゼラチン溶液と予め混合して添加する方
法、或いは特開平4−140739号に開示されている
方法、即ち、有機溶媒可溶性の重合体との混合溶液の乳
化分散物の形態で添加する方法でも良い。
【0042】貴金属増感法としては、本発明の請求項2
に係わる一般式(3)で表される有機金(I)が好適で
ある。一般式(3)の詳しい説明は後ほど述べる。
【0043】次に一般式(1)および一般式(2)で表
される化合物につて説明する。一般式(1)および
(2)で表される化合物は、分光増感色素の一種である
シアニン色素であり、一般式(1)で表される化合物に
より、本発明の画像形成方法に最適な感光波長に分光増
感する事が出来る。
【0044】一般式(1)においてR1およびR2はおの
おの炭素数1〜8のアルキル基(例えばメチル基、エチ
ル基、n−プロピル基など)、置換アルキル基{例えば
ビニルメチル基、2−ヒドロキシエチル基、4−ヒドロ
キシブチル基、2−アセトキシエチル基、3−アセトキ
シプロピル基、2−メトキシエチル基、4−ブトキシブ
チル基、2−カルボキシエチル基、3−カルボキシプロ
ピル基、2−(2−カルボキシエトキシ)エチル基、p
−カルボキシベンジル基、2−スルホエチル基、3−ス
ルホプロピル基、3−スルホブチル基、4−スルホブチ
ル基、2−ヒドロキシ−3−スルホプロピル基、2−
(3−スルホプロポキシ)エチル基、2−アセトキシ−
3−スルホプロピル基、3−メトキシ−2−(3−スル
ホプロポキシ)プロピル基、2−〔2−(3−スルホプ
ロポキシ)エトキシ〕エチル基、2−ヒドロキシ−3−
(3′−スルホプロポキシ)プロピル基、p−スルホフ
ェネチル基、p−スルホベンジル基など}、アラルキル
基(例えばベンジル基、フェニルエチル基など)等が挙
げられる。但し、R1とR2のうち少くとも1つは−SO
3 -基(スルホ基)を有するアルキル基である。
【0045】R3は低級アルキル基を表すが、好ましく
は例えば、炭素数1〜4の低級アルキル基(例えば、メ
チル基、エチル基など)等が挙げられる。
【0046】R4、R5、R6、及びR7は各々水素原子、
低級アルキル基(好ましくは例えば炭素数1〜4の低級
アルキル基(例えばメチル基、エチル基、プロピル基な
ど))、アルコキシ基(例えばメトキシ基、エトキシ基
など)、ハロゲン原子(例えば、塩素原子、臭素原子、
弗素原子、沃素原子)、ヒドロキシ基、アリール基(例
えばフェニル基、p−スルホフェニル基など)、カルボ
キシ基、アルコキシカルボニル基(例えばメトキシカル
ボニル基、エトキシカルボニル基など)、シアノ基、ト
リフロロメチル基、アミノ基(例えばアミノ基、低級ア
ルキル置換アミノ基(例えばメチルアミノ基、ジメチル
アミノ基など)など)、アシルアミノ基(例えばアセト
アミド基など)、アシル基(例えばアセチル基など)、
アシロキシ基(例えばアセトキシ基など)、アルコキシ
カルボニルアミノ基(例えばエトキシカルボニルアミノ
基など)を表す。R4とR5、R6とR7はそれぞれ互に連
結してナフトオキサゾール核(例えば、ナフト〔2,1
−d〕オキサゾール、ナフト〔1,2−d〕オキサゾー
ル、ナフト〔2,3−d〕オキサゾール等)を形成して
もよい。
【0047】一般式(2)において、Z1およびZ2は各
々次のへテロ環核を完成するに必要な非金属原子群を表
す。
【0048】チアゾール核(この核は低級アルキル基、
モノアリール基、ハロゲン原子、低級アルコキシ基、カ
ルボキシ基、低級アルコキシカルボニル基、モノアラル
キル基、トリフルオロメチル基、ヒドロキシ基等の基を
もっていてもよい;例えば、チアゾール、4−メチルチ
アゾール、4−フェニルチアゾール、4,5−ジメチル
チアゾール、4,5−ジフェニルチアゾール、ベンゾチ
アゾール、4−クロルベンゾチアゾール、5−クロルベ
ンゾチアゾール、6−クロルベンゾチアゾール、7−ク
ロルベンゾチアゾール、4−メチルベンゾチアゾール、
5−メチルベンゾチアゾール、6−メチルベンゾチアゾ
ール、5−ブロモベンゾチアゾール、6−ブロモベンゾ
チアゾール、5−ヨードベンゾチアゾール、5−フェニ
ルベンゾチアゾール、5−メトキシベンゾチアゾール、
4−メトキシベンゾチアゾール、5−エトキシベンゾチ
アゾール、5−カルボキシベンゾチアゾール、5−エト
キシカルボニルベンゾチアゾール、5−フェネチルベン
ゾチアゾール、5−フルオロベンゾチアゾール、5−ト
リフルオロメチルベンゾチアゾール、5,6−ジメチル
ベンゾチアゾール、5−ヒドロキシ−6−メチルベンゾ
チアゾール、テトラヒドロベンゾチアゾール、4−フェ
ニルベンゾチアゾール、5−フェニルベンゾチアゾー
ル、ナフト〔2,1−d〕チアゾール、ナフト〔1,2
−d〕チアゾール、ナフト〔2,3−d〕チアゾール、
5−メトキシナフト〔1,2−d〕チアゾール、7−エ
トキシナフト〔2,1−d〕チアゾール、8−メトキシ
ナフト〔2,1−d〕チアゾール、5−メトキシナフト
〔2,1−d〕チアゾール、5−メトキシナフト〔2,
3−d〕チアゾールなど)が挙げられる。
【0049】チアゾリン核(この核は低級アルキル基等
の基をもっていてもよい;例えば、チアゾリン、4−メ
チルチアゾリンなど)が挙げられる。
【0050】オキサゾール核(この核は、低級アルキル
基、ハロゲン原子、モノアリール基、低級アルコキシ
基、トリフルオロメチル基、ヒドロキシ基、カルボキシ
基等の基をもっていてもよい;例えば、オキサゾール、
4−メチルオキサゾール、4−エチルオキサゾール、ベ
ンズオキサゾール、5−クロルベンズオキサゾール、5
−メチルベンズオキサゾール、5−ブロムベンズオキサ
ゾール、5−フルオロベンズオキサゾール、5−フェニ
ルベンズオキサゾール、5−メトキシベンズオキサゾー
ル、5−トリフルオロメチルベンズオキサゾール、5−
ヒドロキシベンズオキサゾール、5−カルボキシベンズ
オキサゾール、6−メチルベンズオキサゾール、6−ク
ロルベンズオキサゾール、6−メトキシベンズオキサゾ
ール、6−ヒドロキシベンズオキサゾール、5,6−ジ
メチルベンズオキサゾール、4,6−ジメチルベンズオ
キサゾール、5−エトキシベンズオキサゾール、ナフト
〔2,1−d〕オキサゾール、ナフト〔1,2−d〕オ
キサゾール、ナフト〔2,3−d〕オキサゾールなど)
が挙げられる。
【0051】セレナゾール核(この核は低級アルキル
基、モノアリール基、ハロゲン原子、低級アルコキシ
基、ヒドロキシ基等の基をもっていてもよい;例えば、
4−メチルセレナゾール、4−フェニルセレナゾール、
ベンゾセレナゾール、5−クロルベンゾセレナゾール、
5−メトキシベンゾーセレナゾール、5−メチルベンゾ
セレナゾール、5−ヒドロキシベンゾセレナゾール、ナ
フト〔2,1−d〕セレナゾール、ナフト〔1,2−
d〕セレナゾールなど)が挙げられる。
【0052】3,3−ジ低級アルキルインドレニン核
(この核は、シアノ基、低級アルキル基、ハロゲン原子
等の基をもっていてもよい;例えば、3,3−ジメチル
インドレニン、3,3−ジエチルインドレニン、3,3
−ジメチル−5−シアノインドレニン、3,3−ジメチ
ル−5−メトキシインドレニン、3,3−ジメチル−5
−メチルインドレニン、3,3−ジメチル−5−クロル
インドレニンなど)が挙げられる。
【0053】イミダゾール核(この核は、低級アルキル
基、モノアリール基、ハロゲン原子、低級アルコキシ
基、シアノ基、トリフルオロメチル基、アリル基等の基
をもっていてもよい;例えば、1−メチルイミダゾー
ル、1−エチルイミダゾール、1−メチル−4−フェニ
ルイミダゾール、1−エチル−4−フェニルイミダゾー
ル、1−メチルベンズイミダゾール、1−エチルベンズ
イミダゾール、1−メチル−5−クロルベンズイミダゾ
ール、1−エチル−5−クロルベンズイミダゾール、1
−メチル−5,6−ジクロルベンズイミダゾール、1−
エチル−5,6−ジクロルベンズイミダゾール、1−ア
リル−5−メトキシベンズイミダゾール、1−メチル−
5−シアノベンズイミダゾール、1−エチル−5−シア
ノベンズイミダゾール、1−メチル−5−フルオロベン
ズイミダゾール、1−エチル−5−フルオロベンズイミ
ダゾール、1−メチル−5−トリフルオロメチルベンズ
イミダゾール、1−エチル−5−トリフルオロメチルベ
ンズイミダゾール、1−エチルナフト〔1,2−d〕イ
ミダゾール、1−アリル−5,6−ジクロルベンズイミ
ダゾール、1−アリル−5−クロルベンズイミダゾー
ル、1−フェニルイミダゾール、1−フェニルベンズイ
ミダゾール、1−フェニル−5−クロルベンズイミダゾ
ール、1−フェニル−5,6−ジクロルベンズイミダゾ
ール、1−フェニル−5−メトキシベンズイミダゾー
ル、1−フェニル−5−シアノベンズイミダゾール、1
−フェニルナフ卜〔1,2−d〕イミダゾールなど)が
挙げられる。
【0054】ピリジン核(この核は、低級アルキル基等
の基をもっていてもよい;例えば、ピリジン、5−メチ
ル−2−ピリジン、3−メチル−4−ピリジンなど)が
挙げられる。
【0055】R8およびR9は、各々R1又はR2と同義の
アルキル基を表す。次に、一般式(1)及び(2)で表
される化合物を例示するが、これらにより本発明に使用
する化合物が限定されるものではない。
【0056】
【化6】
【0057】
【化7】
【0058】
【化8】
【0059】
【化9】
【0060】
【化10】
【0061】
【化11】
【0062】
【化12】
【0063】
【化13】
【0064】
【化14】
【0065】一般式(1)で表される化合物の添加量
は、感光性ハロゲン化銀1モル当たり0.1ミリモル〜
4ミリモルとなるように添加されることが好ましい。さ
らに好ましくは0.3ミリモル〜3ミリモルである。
【0066】一般式(2)で表される化合物の添加量
は、感光性ハロゲン化銀1モル当たり0.1ミリモル〜
5ミリモルとなるように添加されることが好ましい。さ
らに好ましくは0.1ミリモル〜2ミリモルである。
【0067】これらの化合物の溶剤としては、従来用い
られている水混和性の有機溶剤が使用できる。例えば、
アルコール類、ケトン類、ニトリル類、アルコキシアル
コール類等が用いられてきた。具体例として、メタノー
ル、エタノール、n−プロピルアルコール、イソプロピ
ルアルコール、エチレングリコール、プロピレングリコ
ール、1,3−プロパンジオール、アセトン、アセトニ
トリル、2−メトキシエタノール、2−エトキシエタノ
ールなどがある。
【0068】本発明においては、有機溶媒の溶液として
添加する場合よりも、該化合物を酸性溶液又は固体微粒
子状の分散物として添加することにより効果が増大す
る。特に、実質的に有機溶媒及び/又は界面活性剤が存
在しない水系中に分散させた実質的に水に難溶性の固体
微粒子分散物の状態で添加されることが好ましい。
【0069】これらの増感色素はおのおの単独又は組み
合わせて用いてもよく組み合わせは特に強色増感の目的
でしばしば用いられる。また、増感色素とともにそれ自
身、分光増感性を持たない色素或いは可視光を実質的に
吸収しない物質であって、強色増感作用を示す物質を乳
剤層中に含有してもよい。例えば含窒素異節環核基であ
って置換されたアミノスチルベン化合物(例えば米国特
許2,933,390号、同3,635,721号記載
のもの)、芳香族有機酸ホルムアルデヒド縮合物(例え
ば米国特許3,743,510号記載のもの)、カドミ
ウム塩、アザインデン化合物などを含有してもよい。
【0070】本発明に係る化合物の添加時期は化学熟成
工程時、特に好ましくは化学熟成開始前に行うこともで
き、また、本発明に係るハロゲン化銀乳剤の核形成工程
時から脱塩工程終了までに添加することによって、分光
増感効率の優れた高感度ハロゲン化銀乳剤が得られる。
【0071】次に一般式(3)で表される化合物につい
て詳しく述べる。一般式(3)において、R12は−SO
2S−、−S−を表し、R11及びR13で表される置換ま
たは無置換の脂肪族炭化水素としては、炭素数1〜3
0、好ましくは1〜20の直鎖、または分岐したアルキ
ル、アルケニル、アルキニル又はシクロアルキル基があ
げられる。具体的には例えば、メチル、エチル、プロピ
ル、ブチル、ヘキシル、デシル、ドテシル、イソプロピ
ル、t−ブチル、2−エチルヘキシル、アリル、2−ブ
テニル、7−オクテニル、プロパルギル、2−ブチニ
ル、シクロプロピル、シクロペンチル、シクロヘキシ
ル、シクロドデシル等の各基が挙げられる。R11及びR
13で表される置換または無置換の芳香族炭化水素として
は、炭素数6〜20のものが挙げられる。具体的に例え
ばフェニル、ナフチル、アントリル等が挙げられる。R
11及びR13で表されるヘテロ環としては、単環でも縮合
環でもよく、N,O,S,Se及びTeの原子の少なく
とも1種を環内に有するヘテロ環基が挙げられる。具体
的には例えば、ピロリン、フラン、テトラヒドロフラ
ン、ピリジン、ピペリジン、モルホリン、チアジアゾー
ル、チアトリアゾール、ベンゾチアゾール、ベンゾオキ
サゾール、ベンゾイミダゾール、ベンゾセレノゾ−ル、
ベンゾトリアゾール、インダゾール、キノリン、キナル
ジン、ピロリジン、チオフェニル、オキサゾール、チア
ゾール、イミダゾール、セレナゾール、テルルアゾー
ル、トリアゾール、テトラゾール、オキサジアゾール等
が挙げられる。また、R11及びR13は各々同じか、又は
異なってもよい。
【0072】一般式(3)の化合物は、水もしくは有機
溶媒、例えばアセトンもしくは、メタノールを含む種々
の溶媒のいずれかに可溶性であるが、最も好ましい化合
物は水溶性のものである。
【0073】一般式(3)の化合物の添加量は1×10
-6〜1×10-1モル/AgXモルで、好ましくは1×1
-5〜1×10-3モル/AgXモルである。以下に一般
式(3)で表される化合物を例示する。
【0074】
【化15】
【0075】
【化16】
【0076】
【化17】
【0077】
【化18】
【0078】
【化19】
【0079】
【化20】
【0080】次に、一般式(4)で表される化合物につ
いて説明する。一般式(4)において、R41は水素原子
または炭素数6以下のアルキル基(例えば、メチル基、
エチル基、プロピル基、ブチル基、ペンチル基、ヘキシ
ル基)を表し、R42はアルキル基(例えば、メチル基、
エチル基、プロピル基、ブチル基、ペンチル基、ヘキシ
ル基等)、アルキルオキシ基(例えば、メトキシ基、エ
トキシ基、プロポキシ基等)、アルキルアミノ基(例え
ば、メチルアミノ基、ジメチルアミノ基、エチルアミノ
基、ジエチルアミノ基等)、ヒドロキシアルキル基(例
えば、ヒドロキシメチル基、1−ヒドロキシエチル基、
2−ヒドロキシエチル基、、1−ヒドロキシプロピル基
等)、ヒドロキシアルキルオキシ基(例えば、ヒドロキ
シメチルオキシ基、ヒドロキシエチルオキシ基等)、ヒ
ドロキシアルキルアミノ基(例えば、ヒドロキシメチル
アミノ基、ジヒドロキシメチルアミノ基、ヒドロキシエ
チルアミノ基等)を表す。
【0081】以下に本発明の一般式(4)で表される化
合物の具体的化合物例を示すが、これによって本発明に
使用される化合物が限定されるものではない。
【0082】
【化21】
【0083】本発明に用いられる上記一般式(4)で表
される化合物の添加時期は、粒子形成工程(物理熟成を
含む)、脱塩水洗工程、化学増感工程、塗布液調製工程
の何れの時期でもよい。
【0084】本発明の一般式(4)で表される化合物の
添加量は、ハロゲン化銀1モル当たり1×10-6モル〜
1×10-1モルであって、好ましくは1×10-5モル〜
1×10-2モルの割合で含有するのが好ましい。
【0085】本発明の一般式(4)で表される化合物
は、感光材料中のどこに含有させてもよく、好ましくは
感光性ハロゲン化銀乳剤層中であるが、その隣接層であ
る非感光性親水性コロイド層に添加してもよい。非感光
性親水性コロイド層とは乳剤層の保護層、中間層、ハレ
ーション防止層、下引き層等である。
【0086】本発明に用いられる一般式(4)で表され
る化合物を、本発明のハロゲン化銀乳剤中に含有せしめ
るには、それらを直接乳剤中に分散してもよいし、或い
は水、メタノール、エタノール、プロパノール、メチル
セロソルブ、2,2,3,3−テトラヒドロフルオロプ
ロパノール等の溶媒の単独若しくは混合溶媒に溶解して
乳剤へ添加してもよい。
【0087】また、特開昭44−23389号、同44
−27555号、同57−22089号等に記載のよう
に酸又は塩基を共存させて水溶液としたり、米国特許
3,822,135号、同4,006,025号等に記
載のように界面活性剤を共存させて水溶液或いはコロイ
ド分散物としたものを乳剤へ添加しても良い。また、フ
ェノキシエタノール等の実質上水と非混和性の溶媒に溶
解した後、水又は親水性コロイドに分散したものを乳剤
に添加してもよい。
【0088】また特開昭53−102733号、同58
−105141号記載のように親水性コロイド中に直接
分散させ、その分散物を乳剤に添加してもよい。
【0089】本発明の一般式(4)で表される化合物
は、米国特許3,485,634号に記載されている超
音波振動を用いて溶解してもよい。その他の添加方法と
しては、米国特許3,482,981号、同3,58
5,195号、同3,469,987号、同3,42
5,835号、同3,342,605号、同3,66
0,101号、同3,658,546号、英国特許1,
271,329号、同1,038,029号、同1,1
21,174号に記載の方法を用いることができる。
【0090】次に、一般式(5)で表される化合物につ
いて説明する。一般式(5)において、L1、L2
3、およびL4は、それぞれ2価の連結基を表し、
51、R52、R53、およびR54はそれぞれ水素原子、ア
ルキル基、スルホ基、カルボキシ基、ホスホ基、ホスホ
ノ基、ホスフィノ基、アミノ基、ヒドロキシ基、シクロ
アルキル基を表す。また、l、m、n、およびpは、そ
れぞれ0または1を表す。
【0091】L1、L2、L3、およびL4で表される2価
の連結基とは、それぞれ1個以上の炭素、酸素、イオ
ウ、又は窒素を鎖中に適当な組合せで含む2価の基であ
り、例えば、炭素数1〜8の置換もしくは非置換のアル
キレン基、炭素数6〜10で環状構造を作るシクロアル
キレン基、アリーレン基、オキシ基、チオ基、イミノ
基、スルホニル基、およびカルボニル基が含まれ、さら
にはこれらの基の組合せとして、カルボニルオキシ基、
スルホンイミノ基、オキシアルキレン基、ポリオキシア
ルキレン基、アルキレンアリーレン基等も含まれる。好
ましくは炭素数1〜3のアルキレン基、フェニレン基、
オキシ基、炭素数1〜3のオキシアルキレン基である。
【0092】l、m、n、およびpはそれぞれ0または
1であるが、好ましくは、いずれか1つは1であり、さ
らに好ましくはいずれか1つのみが1である。
【0093】R51、R52、R53、およびR54は、それぞ
れ水素原子、炭素数1〜8の置換もしくは非置換のアル
キル基(例えばメチル基、エチル基、プロピル基、ブチ
ル基、メトキシメチル基、2−ヒドロキシエチル基
等)、炭素数5〜12の置換もしくは非置換のシクロア
ルキル基(例えばシクロペンチル基、シクロヘキシル
基、4−メトキシシクロヘキシル基、3−クロロシクロ
ヘキシル基等)、スルホ基、カルボキシ基、ホスホ基、
ホスホノ基、ホスフィノ基、アミノ基、ヒドロキシ基を
表す。好ましくはR51、R52、R53、およびR54の少な
くとも1つがカルボキシ基、スルホ基、またはホスホノ
基を含む。l、m、n、pがそれぞれ0の場合、R51
52、またはR53とR54が結合し、環を形成しても良
い。
【0094】以下に一般式(5)で表される化合物を例
示する。
【0095】
【化22】
【0096】
【化23】
【0097】一般式(5)の化合物の使用量は、銀1モ
ル当たり1×10-7〜1×10-1モルである。好ましく
は、銀1モル当たり1×10-6〜1×10-2モル、より
好ましくは、銀1モル当たり1×10-5〜1×10-3
ルである。
【0098】本発明の化合物は、水、メタノール、エタ
ノール、アセトン等の水親和性溶媒に溶解し添加するこ
とが出来る。また、固体分散物として乳剤に添加するこ
とができる。該化合物の写真感光材料への添加層して
は、支持体に対しハロゲン化銀乳剤層が存在する側の親
水性コロイド層ならばいずれの層でもよく、例えば、乳
剤層、保護層、ハレーション防止層、下引き層又は中間
層に添加してよい。特に好ましくは乳剤層である。
【0099】次に本発明のハロゲン化銀写真感光材料に
おける層構成について説明する。本発明のハロゲン化銀
写真感光材料は支持体の一方の面に少なくとも一層の感
光性ハロゲン化銀乳剤層を有し、反対側の面にバッキン
グ層を有するハロゲン化銀写真感光材料であるが、該支
持体としては、透明なプラスチックベースを用いる。
【0100】例えば、三酢酸セルロース、ポリエステル
(PET、PEN等)、ポリスチレン(SPS等)など
を用いることができる。本発明の目的である医療診断用
の感光材料用としては、取り扱い上の剛性を得るために
160〜180μmの厚みを持つPETベースが好まし
い。支持体は透明性が保たれる範囲で着色されていても
良く、0.1〜0.2程度の青色着色することは、シャ
ーカステンによる透過像観察における目の疲労を軽減で
きるため好ましい。また、支持体上に塗設される構成層
と支持体との接着性を与えるため、支持体は通常下引き
処理される。
【0101】感光性ハロゲン化銀乳剤層を有する側の構
成層としては、感光性ハロゲン化銀乳剤層以外に導電層
(帯電防止層)、中間層、フィルター染料層、保護層等
を含んでいても良い。保護層の乾燥時の膜厚としては、
0.4〜1.0μmが好ましく、更には0.5〜0.8
μmが好ましい。保護層中に添加される添加剤として
は、後掲のリサーチディスクロージャー(RD)に記載
されたものを用いることができる。
【0102】ハロゲン化銀乳剤層には、後掲のリサーチ
ディスクロージャー(RD)に記載されたものを添加剤
として用いることができる。
【0103】感光性ハロゲン化銀乳剤層側の乾燥時の膜
厚としては全層合計で5μm以下が好ましく、更には
3.5μm以下が好ましい。
【0104】バッキング層側の層構成としては、ハレー
ション防止染料層、保護層等からなるが、これらの層以
外に導電層(帯電防止層)、中間層、その他染料層等を
含んでいても良い。ハレーション防止染料層としては公
知のハレーション防止染料を固体分散状態で含有するの
が好ましい。バインダーとしてはゼラチン、ポリマーラ
テックスをはじめ後掲のRDに記載されるものを使用で
きる。バッキング層側の乾燥時の膜厚としては全層合計
で5μm以下が好ましく、更には3.5μm以下が好ま
しい。これらの層中に添加される添加剤としては、後掲
のリサーチディスクロージャー(RD)に記載されたも
のを用いることができる。
【0105】本発明の写真感光材料は迅速処理に適する
ように、該感材の塗布工程において、予め適量の硬膜剤
を添加しておき、現像−定着−水洗工程での膨潤率を調
整することで乾燥開始前の感光材料中の含水量を少なく
することが好ましい。
【0106】尚、本発明のハロゲン化銀感光材料は現像
処理中の膨潤率が100〜200%が好ましい。膨潤率
とは、現像処理液中で膨潤した後の膜厚と現像処理前の
膜厚との差を求め、これを処理前の膜厚で除して100
倍したものを言う。
【0107】本発明に係るハロゲン化銀感光材料には、
各種の写真用添加剤を用いることができる。公知の添加
剤としては例えばリサーチ・ディスクロージャーNo.
17643(1978年12月)、同No.18716
(1979年11月)及び同No.308119(19
89年12月)に記載された化合物が挙げられる。これ
ら三つのリサーチ・ディスクロージャーに示されている
化合物種類と記載箇所を以下に掲載した。 添加剤 RD−17643 RD−18716 RD−308119 頁 分類 頁 分類 頁 分類 化学増感剤 23 III 648 右上 996 III 増感色素 23 IV 648〜649 996〜8 IVA 減感色素 23 IV 998 IVB 染料 25〜6VIII 649〜650 1003 VIII 現像促進剤 29 XXI 648 右上 カブリ抑制剤・安定剤 24 IV 649 右上 1006〜7 VI 増白剤 24 V 998 V 硬膜剤 26 X 651 左 1004〜5 X 界面活性剤 26〜7XI 650 右 1005〜6 XI 帯電防止剤 27 XII 650 右 1006〜7 XIII 可塑剤 27 XII 650 右 1006 XII スベリ剤 27 XII マット剤 28 XVI 650 右 1008〜9 XVI バインダー 26 XXII 1003〜4 IX 支持体 28 XVII 1009 XVII 本発明の感光材料を現像する好ましい現像液としては現
像主薬として、一般式(6)の化合物を用いることがで
きる。
【0108】前記一般式(6)においてR60、R61は各
々独立にヒドロキシ基、メルカプト基、アミノ基(アミ
ノ基は炭素数1〜10のアルキル基で例えばメチル、エ
チル、n−ブチル、ヒドロキシエチル基などを置換基と
して有するものも含む)、アシルアミノ基(例えばアセ
チルアミノ、ベンゾイルアミノ基など)、アルキルスル
ホニルアミノ基(例えばメタンスルホニルアミノ基な
ど)、アリールスルホニルアミノ基(例えばベンゼンス
ルホニルアミノ基、p−トルエンスルホニルアミノ基な
ど)、アルコキシカルボニルアミノ基(例えばメトキシ
カルボニルアミノ基など)、アルキルチオ基(例えばメ
チルチオ、エチルチオ基など)を表す。
【0109】R60、R61として好ましい例としては、ヒ
ドロキシ基、アミノ基、アルキルスルホニルアミノ基、
アリールスルホニルアミノ基を挙げることができる。Z
は好ましくは炭素原子、酸素原子或は窒素原子から構成
され、R60、R61が置換している2つのビニル炭素とカ
ルボニル炭素と共同で5〜6員環を形成し、特にレダク
トン環が好ましい。
【0110】Zの具体例としては、−O−、−C
(R62)(R63)−、>C(R64)、−C(=O)−、
−N(R65)−、−N=を組み合わせて構成される。た
だしR62、R63、R64、R65は各々独立に水素原子、炭
素数1〜10の置換してもよいアルキル基(置換基とし
てヒドロキシ基、カルボキシ基、スルホ基を挙げること
ができる)、炭素数6〜15の置換してもよいアリール
基(置換基としてアルキル基、ハロゲン原子、ヒドロキ
シ基、カルボキシ基、スルホ基を挙げることができ
る)、ヒドロキシ基、カルボキシ基を表す。更にこの5
〜6員環には飽和あるいは不飽和の縮合環を形成しても
よい。この5〜6員環の例として、ジヒドロフラノン
環、ジヒドロピロン環、ピラノン環、シクロペンテノン
環、シクロヘキセノン環、ピロリノン環、ピラゾリノン
環、ピリドン環、アザシクロヘキセノン環、ウラシル環
などが挙げられ、好ましい5〜6員環の例として、ジヒ
ドロフラノン環、シクロペンテノン環、シクロヘキセノ
ン環、ピラゾリノン環、アザシクロヘキセノン環、ウラ
シル環を挙げることができる。
【0111】本発明の一般式(6)で表される化合物と
しては、エリソルビン酸ナトリウム、アスコルビン酸ナ
トリウムの他、特開平10−133338号第3頁〜第
5頁に記載されている化合物を挙げることが出来る。
【0112】本発明において、好ましくは、ハイドロキ
ノン類を実質的に含有せず、一般式(6)の化合物を含
有する現像液である。ハイドロキノン類を実質的に含有
しないとは0.1g/l以下の濃度であることを表す。
一般式(6)で表される化合物と3−ピラゾリドン類、
例えば1−フェニル−3−ピラゾリドン、1−フェニル
−4−メチル−4−ヒドロキシメチル−3−ピラゾリド
ン、5,5−ジメチル−1−フェニル−3−ピラゾリド
ンなど、を組み合わせて用いることは特に好ましい。
【0113】保恒剤としては、亜硫酸塩類、例えば亜硫
酸カリウム、亜硫酸ナトリウム、レダクトン類、例えば
ピペリジノヘキソースレダクトンなどを含んでもよく、
これらは、好ましくは0.2〜1モル/リットル、より
好ましくは0.3〜0.6モル/リットル用いるのがよ
い。
【0114】アルカリ剤としては、水酸化ナトリウム、
水酸化カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、第三
燐酸ナトリウム、第三燐酸カリウムの如きpH調節剤を
含む。さらに特開昭61−28708号記載のホウ酸
塩、特開昭60−93439号記載のサッカロース、ア
セトオキシム、5−スルホサリチル酸、燐酸塩、炭酸塩
などの緩衝剤を用いてもよい。これらの薬剤の含有量は
現像液のpHを8.5〜11.5、好ましくはpH9.
5〜10.5となるように選ぶ。
【0115】溶解助剤としては、ジエチレングリコー
ル、トリエチレングリコール類、およびこれらのエステ
ルなど、増感剤としては、例えば四級アンモニウム塩な
どの現像促進剤、界面活性剤などを含有させることがで
きる。
【0116】銀スラッジ防止剤としては、特開昭56−
106244号、特開平3−51844号、特開平5−
289255号に記載の化合物が好ましく用いられる。
【0117】有機抑制剤としてアゾール系有機カブリ防
止剤、例えばインダゾール系、イミダゾール系、ベンズ
イミダゾール系、トリアゾール系、ベンズトリアゾール
系、テトラゾール系、チアジアゾール系、メルカプトア
ゾール系(例えば1−フェニル−5−メルカプトテトラ
ゾール)化合物などが用いられるが、特には、ニトロイ
ンダゾール(5−ニトロインダゾール、6−ニトロイン
ダゾール)を用いることが好ましい。ニトロインダゾー
ルの好ましい添加量としては0.002〜0.2g/l
であり、特に好ましくは0.01〜0.1g/lであ
る。
【0118】無機抑制剤としては、臭化ナトリウム、臭
化カリウム、沃化カリウムなどを含有できる。
【0119】この他、L.F.A.メイソン著「フォト
グラフィック・プロセッシング・ケミストリー」フォー
カルプレス社刊(1966年)の226〜229頁、米
国特許2,193,015号、同2,592,364
号、特開昭48−64933号などに記載のものを用い
てもよい。処理液に用いる水道水中のカルシウムイオン
を隠蔽するためのキレート剤には、特開平1−1938
53号記載の化合物が好ましく用いられる。
【0120】現像硬膜剤としてはジアルデヒド系化合物
を用いてもよい。この場合、グルタルアルデヒドが好ま
しく用いられる。
【0121】本発明における現像処理方法としては、ハ
イドロキノン類を実質的に含有せず、一般式(6)で表
される化合物及びニトロインダゾールを含有する現像液
を用いることが好ましく、本発明の目的である高階調で
安定な画像を得ることが出来る。
【0122】本発明の感光材料を現像処理する際の現像
液の補充は、感光材料1m2当たり50〜150mlが
好ましく、65〜130mlがより好ましい。
【0123】好ましい定着液としては、当業界で一般に
用いられている定着素材を含むことができる。
【0124】定着剤としては、チオ硫酸アンモニウム、
チオ硫酸ナトリウムなどのチオ硫酸塩であり、定着速度
からチオ硫酸アンモニウムが特に好ましい。該チオ硫酸
アンモニウムの濃度は0.1〜5mol/lの範囲が好
ましく、より好ましくは0.8〜3mol/lの範囲で
ある。
【0125】定着液のpHは3.8以上、好ましくは
4.2以上である。本発明において、定着液は酸性硬膜
を行うものであってもよい。この場合硬膜剤としてはア
ルミニウム化合物が好ましく用いられる。その他、定着
液には、保恒剤、pH緩衝剤、各種酸や金属水酸化物等
のpH調整剤や硬水軟化剤を含むことができる。
【0126】定着促進剤としては、例えば特公昭45−
35754号、同58−122535号、同58−12
2536号、米国特許4,126,459号記載の化合
物が挙げられる。
【0127】本発明の感光材料を定着処理する際の定着
液の補充は、感光材料1m2当たり50〜150mlが
好ましく、65〜130mlがより好ましい。
【0128】本発明の処理方法には、固体処理剤を用い
る方法が好ましい。写真処理剤を固体化するには、濃厚
液または微粉ないし粒状写真処理剤と水溶性結着剤を混
練し成型するか、仮成型した写真処理剤の表面に水溶性
結着剤を噴霧したりすることで被覆層を形成する等、任
意の手段が採用できる(特開平4−29136号、同4
−85533号、同4−85534号、同4−8553
5号、同4−85536号、同4−172341号参
照)。
【0129】好ましい錠剤の製造法としては粉末状の固
体処理剤を造粒した後打錠工程を行い形成する方法であ
る。単に固体処理剤成分を混合し打錠工程により形成さ
れた固体処理剤より溶解性や保存性が改良され結果とし
て写真性能も安定になるという利点がある。
【0130】錠剤形成のための造粒方法は転動造粒、押
し出し造粒、圧縮造粒、解砕造粒、撹拌造粒、流動層造
粒、噴霧乾燥造粒等公知の方法を用いることが出来る。
錠剤形成のためには、得られた造粒物の平均粒径は造粒
物を混合し、加圧圧縮する際、成分の不均一化、いわゆ
る偏析が起こりにくいという点で、100〜800μm
のものを用いることが好ましく、より好ましくは200
〜750μmである。さらに粒度分布は造粒物粒子の6
0%以上が±100〜150μmの偏差内にあるものが
好ましい。次に得られた造粒物を加圧圧縮する際には公
知の圧縮機、例えば油圧プレス機、単発式打錠機、ロー
タリー式打錠機、ブリケッティングマシンを用いること
が出来る。加圧圧縮されて得られる固体処理剤は任意の
形状を取ることが可能であるが、生産性、取扱い性の観
点から又はユーザーサイドで使用する場合の粉塵の問題
からは円筒型、いわゆる錠剤が好ましい。
【0131】さらに好ましくは造粒時、各成分毎例えば
アルカリ剤、還元剤、保恒剤等を分別造粒することによ
って更に上記効果が顕著になる。
【0132】錠剤処理剤の製造方法は、例えば、特開昭
51−61837号、同54−155038号、同52
−88025号、英国特許1,213,808号等の明
細書に記載される方法がある。
【0133】上記の固体処理剤の嵩密度は、その溶解性
の観点と、本発明の目的の効果の点から錠剤である場合
1.0g/cm3〜2.5g/cm3が好ましく1.0g
/cm3より大きいと得られる固形物の強度の点で、
2.5g/cm3より小さいと得られる固形物の溶解性
の点でより好ましい。固体処理剤が顆粒又は粉末である
場合嵩密度は0.40〜0.95g/cm3のものが好
ましい。
【0134】本発明に用いられる自動現像機は公知であ
るローラー型自動現像機が好ましく用いられる。本発明
のハロゲン化銀写真感光材料を処理する際には、自動現
像機を用いて全処理時間(Dry to dry)が1
0〜45秒で処理されるのが好ましいが、15〜30秒
で処理されることがさらに好ましい。ここで、処理され
る感光材料の先端が自動現像機の現像タンク液に浸漬し
てから次工程の定着タンク液に接するまでの時間を”現
像時間”、同様に定着タンク液に浸漬してから水洗タン
ク液(安定化液)に接するまでの時間を”定着時間”、
水洗タンク液に浸漬している時間を”水洗時間”、自動
現像機の乾燥ゾーンに入っている時間を”乾燥時間”と
するとき、現像時間3〜15秒(更には3〜10秒)、
現像温度25〜50℃(更には30〜40℃)、定着時
間2〜12秒(更には2〜10秒)、定着温度20〜5
0℃(更には30〜40℃)、水洗(安定化)時間2〜
15秒(更には2〜8秒)、水洗(安定化)温度0〜5
0℃(更には15〜40℃)、乾燥時間3〜12秒(更
には3〜8秒)、乾燥温度35〜100℃(更には40
〜80℃)が好ましい。本発明のハロゲン化銀写真感光
材料は現像、定着及び水洗(又は安定化)を経て、スク
イズローラーで水分を絞ってから乾燥される。
【0135】本発明の画像形成方法におけるX線発生装
置としては市販されているX線発生装置を使用すること
が出来る。特に、マンモグラフィー用X線発生装置とし
てX線発生管の管電圧が40kVp以下の装置が市販さ
れている。マンモグラフィーの専用装置としてはX線発
生管の陽極にモリブデン(Mo)を用い、さらにMoフ
ィルター付加することにより散乱によるコントラスト低
下を起こす20kVp以上の連続X線を除去し、特性X
線を含む単色に近いX線を発生させる装置が主流となっ
ている。また、X線吸収が高い高乳腺密度の乳房や厚い
乳房でのコントラストを得る目的でロジウム(Rh)陽
極やタングステン(W)陽極にRhフィルターを組み合
わせた装置も知られている。陽極の焦点サイズは微小化
の傾向にあり0.1〜0.3mmの装置が一般化してい
る。
【0136】本発明に係るX線蛍光増感紙に用いられる
好ましい蛍光体としては以下に示すものが挙げられる。
【0137】タングステン酸塩系蛍光体(CaWO4
ど)、テルビウム賦活希土類酸硫化物系蛍光体〔Y22
S:Tb、Gd22S:Tb、La22S:Tb、
(Y,Gd)22S:Tb等〕、テルビウム賦活希土類
隣酸塩系蛍光体(YPO4:Tb、GdPO4:Tb
等)、テルビウム賦活希土類オキシハロゲン化物系蛍光
体LaOBr:Tb、GdOBr:Tb等)、ツリウム
賦活希土類オキシハロゲン化物系蛍光体(LaOBr:
Tm等)、硫酸バリウム系蛍光体(BaSO4:Eu2 +
等)、2価のユーロピウム賦活アルカリ土類金属燐酸塩
系蛍光体〔Ba3(PO 42:Eu2+等〕、2価のユー
ロピウム賦活アルカリ土類金属弗化ハロゲン化物系蛍光
体(BaFCl:Eu2+、BaFBr:Eu2+等)、沃
化物系蛍光体(CsI:Na、CsI:Tl等)、硫化
物系蛍光体〔ZnS:Ag、(Zn,Cd)S:Ag
等〕、燐酸ハフニウム系蛍光体(HfP27:Cu
等)、ただし本発明に用いられる蛍光体はこれらに限ら
れものではない。
【0138】これらの内、特に、テルビウム賦活ガドリ
ニウムオキシサルファイド(Gd22S:Tb)を蛍光
体としたものが好ましい。
【0139】蛍光体粒径は、各蛍光体層を構成する蛍光
体粒子のそれぞれの層の平均粒子径をR、粒径分布をσ
としたときに、各層において0<σ/R≦0.5の関係
を満たすものが好ましい。好ましくは各層において0<
σ/R≦0.3の関係を満たし、さらに好ましくは各層
において0<σ/R≦0.15の関係を満たすことが望
ましい。ここで、平均粒子径Rは個数平均、粒径分布σ
は標準偏差を示す。
【0140】本発明に係るX線蛍光増感紙の蛍光体層中
における蛍光体の充填率は68%以上であって、好まし
くは70%以上でさらに好ましくは72%以上である。
充填率を高める方法としては、結合剤に熱可塑性エラス
トマーを用い、圧縮処理して蛍光体層中の空隙率を小さ
くする方法等が知られている。蛍光体層の厚みは135
μm以上であるが150μm以上、250μm以下であ
ることが好ましい。
【0141】本発明のX線蛍光増感紙は、傾斜粒径構造
で蛍光体を充填することが好ましい。特に表面保護層側
に大粒径の蛍光体粒子を塗布し、支持体側に小粒径の蛍
光体粒子を塗布することが好ましく、小粒径のものは
0.5〜2.0μmで、大粒径のものは10〜30μm
の範囲が好ましい。
【0142】本発明の組み合わせに使用するX線蛍光増
感紙は、蛍光体粒子の充填率を高めることでX線吸収率
は45%以上であるが、50%以上あることが好まし
い。なおX線吸収量は次のようにして求められる。即
ち、3相の電力供給で固有濾過がアルミニウム2.2m
m相当のX線発生装置から80kVpで運転されるタン
グステン・ターゲットから生じたX線を厚さ3mmの純
度99%以上のアルミニウム板を透過させ、ターゲット
管のタングステンアノードから200cmの位置に固定
したX線蛍光増感紙に到着させ、次いでそのX線蛍光増
感紙の蛍光体層から50cm後の位置で電離型線量計を
用いて測定しX線吸収量を求めた。基準としては蛍光増
感紙を透過させないで測定した上記測定位置でのX線量
を用いた。
【0143】本発明に係るX線蛍光増感紙に用いられる
好ましい結合剤としては熱可塑性エラストマーが挙げら
れる。具体的にはポリスチレン、ポリオレフィン、ポリ
ウレタン、ポリエステル、ポリアミド、ポリブタジエ
ン、エチレン酢酸ビニル、ポリ塩化ビニル、天然ゴム、
フッ素ゴム、ポリイソプレン、塩素化ポリエチレン、ス
チレン−ブタジエンゴム及びシリコンゴムからなる群よ
り選ばれる少なくとも1種の熱可塑性エラストマーが挙
げられる。
【0144】
【実施例】以下に、本発明を実施例を挙げて具体的に説
明するが、本発明はこれらの実施態様に限定されるもの
ではない。
【0145】実施例1 以下に示す全ての乳剤は、容積が32リットルの反応容
器を用いて調製した。また、限外濾過ユニットとしては
旭化成SIP−1013、循環ポンプとしては、DAI
DO Rotary Pumpを使用した。限外濾過工
程の乳剤循環部分の容積は1.2リットルであり、15
リットル/分の一定流速で乳剤を循環させた。したがっ
て、反応物溶液の滞留時間は4.8秒であり、限外濾過
工程の乳剤循環部分の容積は、反応容器の容積の3.8
%であった。粒子成長過程における粒子間距離の制御
は、上記限外濾過工程における透過フラックスを適宜制
御して行った。具体的には、図1の流量調節用バルブ1
9の調整によって行い、粒子成長工程−1および粒子成
長工程−2の全域にわたり、粒子成長工程−1開始時の
平均粒子間距離に保たれるように反応容器内の反応物溶
液を限外濾過装置へ循環させて濃縮を実施した。
【0146】(Em1の調製) 〔核生成工程〕図1の反応容器1内の下記ゼラチン溶液
B−101を30℃に保ち、撹拌機構2を用いて撹拌回
転数450回転/分で撹拌しながら、0.5mol/L
の硫酸を用いてpHを1.96に調整した。その後ダブ
ルジェット法を用いてS−101液とX−101液を
5.0ml/秒の流量で添加し核形成を行った。 (B−101) 低分子量ゼラチン(平均分子量2万) 32.4g 臭化カリウム 9.92g H2O 12938.0ml (S−101) 硝酸銀 50.43g H2O 225.9ml (X−101) 臭化カリウム 35.33g H2O 224.7ml 〔熟成工程〕上記添加終了後に下記G−101液を加
え、30分間を要して60℃に昇温した。昇温後、60
℃のまま20分間撹拌を保持した。続いて28%アンモ
ニア水溶液を加えてpHを9.5に調整し、更に7分間
保持した。ここに1mol/Lの硝酸水溶液を添加しp
Hを5.8に調整した。この間溶液の銀電位(飽和銀−
塩化銀電極を比較電極として銀イオン選択電極で測定)
を1mol/Lの臭化カリウム溶液を用いて10mVに
制御した。 (G−101) アルカリ処理不活性ゼラチン(平均分子量10万) 139.1g HO(CH2CH2O)m〔CH(CH3)CH2O〕19.8(CH2CH2O)nH (m+n=9.77)の10質量%メタノール溶液 3.20ml H2O 3266.0ml 〔粒子成長工程−1〕熟成終了後、続いてダブルジェッ
ト法を用いてS−102液とX−102液を流量を加速
しながら(終了時と開始時の添加流量の比が約12倍)
38分間で添加した。添加終了後にG−102液を加
え、撹拌回転数を550回転/分に調整した後、引き続
いてS−103液とX−103液を流量を加速しながら
(終了時と開始時の添加流量の比が約2倍)40分間で
添加した。この間溶液の銀電位を1mol/Lの臭化カ
リウム溶液を用いて10mVに制御した。 (S−102) 硝酸銀 639.8g H2O 2866.2ml (X−102) 臭化カリウム 448.3g H2O 2850.7ml (G−102) アルカリ処理不活性ゼラチン(平均分子量10万) 203.4g 前記〔化合物A〕の10質量%メタノール溶液 6.20ml H2O 1867.0ml (S−103) 硝酸銀 989.8g H2O 1437.2ml (X−103) 臭化カリウム 679.6g 沃化カリウム 9.5g H2O 1412.0ml 〔粒子成長工程−2〕上記添加終了後に、反応容器内の
溶液温度を20分を要して40℃に降温した。その後、
3.5mol/Lの臭化カリウム水溶液を用いて反応容
器内の銀電位を−22mVに調整した後、S−104液
とX−104液を流量を加速しながら(終了時と開始時
の添加流量の比が1.2倍)7分間で添加した。 (S−104) 硝酸銀 672.0g H2O 975.8ml (X−104) 臭化カリウム 470.8g H2O 959.4ml 上記成長終了後に常法に従い脱塩・水洗処理を施し、ゼ
ラチンを加えて良く分散し、40℃にてpHを5.8、
pAgを8.1に調整した。得られた乳剤は、平均粒子
厚さ0.16μm、平均粒子直径1.20μm、平均ア
スペクト比7.5、体積粒径の変動係数0.10の六角
平板状粒子であった。また、この乳剤の粒子間沃化銀含
有率の標準偏差は34%であった。この乳剤をEm1と
した。 (Em2の調製)ハライド溶液X−103中の沃化カリ
ウムの代わりに等モル(0.057モル)の沃化銀微粒
子乳剤(下記に示す)を添加した以外Em1と同様にし
て、Em2を得た。
【0147】得られた乳剤は、平均粒子厚さ0.16μ
m、平均粒子直径1.20μm、平均アスペクト比7.
5、体積粒径の変動係数0.09の六角平板状粒子であ
った。また、この乳剤の粒子間沃化銀含有率の標準偏差
は19%であった。
【0148】沃化銀微粒子乳剤の調製 ゼラチン36gを含む水溶液2000mlを40℃に保
ち撹拌した。KI水溶液を用いて銀電位を飽和カロメル
電極に対し−150mVに調整した後、AgNO3(1
78g)水溶液とKI(174g)水溶液をダブルジェ
ット法で流量加速しながら13分間にわたって添加し
た。脱塩した後、ゼラチンを加え50℃でpH6.8,
pAg9に調整した。この沃化銀微粒子乳剤は平均円相
当径が0.05μmであった。
【0149】(Em3、およびEm4の調製)Em1と
同じ装置において限外濾過を実施しない以外はEm1及
びEm2と同じ方法を用いてEm3及びEm4を調製し
た。
【0150】Em3は、平均粒子厚さ0.165μm、
平均粒子直径1.18μm、平均アスペクト比7.2、
体積粒径の変動係数0.21の六角平板状粒子であっ
た。また、この乳剤の粒子間沃化銀含有率の標準偏差は
40%であった。
【0151】Em4は、平均粒子厚さ0.165μm、
平均粒子直径1.18μm、平均アスペクト比7.2、
体積粒径の変動係数0.19の六角平板状粒子であっ
た。また、この乳剤の粒子間沃化銀含有率の標準偏差は
25%であった。
【0152】(化学増感及び分光増感)次に上記Em1
〜Em4の乳剤を60℃にした後に、増感色素(下記化
合物と量)を、固体微粒子状の分散物として添加した。
10分後に、アデニン、チオシアン酸アンモニウム、塩
化金酸あるいは一般式(3)で表される有機金化合物、
及びチオ硫酸ナトリウムの水溶液、及びトリフェニルフ
ォスフィンセレナイドの分散物液を加え、更に30分後
に沃化銀微粒子を加え、総計2時間の熟成を施した。熟
成終了時に安定剤として4−ヒドロキシ−6−メチル−
1,3,3a,7−テトラザインデン及びゼラチンの所
定量を添加した。
【0153】ハロゲン化銀1モル当り添加量を下記に示
す。 増感色素 表1に記載の一般式(1)、(2)の化合物 表1記載の量 アデニン 10mg チオシアン酸アンモニウム 60mg 塩化金酸あるいは一般式(3)で表される有機金化合物 表1記載の量 チオ硫酸ナトリウム 4.0mg トリフェニルフォスフィンセレナイド 1.0mg 沃化銀微粒子 0.1mmol 4−ヒドロキシ−6−メチル−1,3,3a,7−テトラザインデン600mg ゼラチン 40g 分光増感色素の固体微粒子状分散物は公知の方法によっ
て調製した。
【0154】即ち上記分光増感色素の所定量を予め27
℃に調温した水に加え、高速攪拌(ディゾルバー)で
3,500rpmにて30〜120分間にわたって攪拌
することによって得た。
【0155】上記のセレン増感剤の分散液は次のように
調製した。即ち、トリフェニルフォスフィンセレナイド
120gを50℃の酢酸エチル30kg中に添加し、撹
拌し完全に溶解した。他方で写真用ゼラチン3.8kg
を純水38kgに溶解し、これにドデシルベンゼンスル
フォン酸ナトリウム25質量%水溶液93gを添加し
た。次いでこれらの2液を混合して直径10cmのディ
ゾルバーを有する高速攪拌型分散機により50℃下にお
いて分散翼周速40m/秒で30分間分散を行った。そ
の後速やかに減圧下で、酢酸エチルの残留濃度が0.3
質量%以下になるまで撹拌を行いつつ、酢酸エチルを除
去した。その後、この分散液を純水で希釈して80kg
に仕上げた。このようにして得られた分散液の一部を分
取して上記実施例に使用した。
【0156】得られた増感乳剤番号に対する使用した乳
剤及び添加剤とその使用量を表1に示す。
【0157】
【表1】
【0158】(乳剤層塗布液の調製)上記で得た各増感
乳剤(ハロゲン化銀1モル当たり)に下記の各種添加剤
を加えた。
【0159】 1,1−ジメチロール−1−ブロム−1−ニトロメタン 7mg t−ブチル−カテコール 130mg ポリビニルピロリドン(分子量10,000) 1.0g ポリスチレンスルホン酸ナトリウム 2.0g トリメチロールプロパン 5.0g 1,3−ジヒドロキシベンゼン−4−スルホン酸ナトリウム 400mg 2−メルカプトベンツイミダゾール−5−スルホン酸ナトリウム 10mg n−C49OCH2CH(OH)CH2N(CH2COOH)2 650mg 一般式(4)の化合物 表2、表3に記載の化合物 表2、表3記載の量 一般式(5)の化合物 表2、表3に記載の化合物 表2、表3記載の量 (乳剤層側保護層塗布液の調製) ゼラチン 0.9g/m2 マット剤(平均粒径4μmのPMMA) 30mg/m2 硬膜剤(CH2=CHSO2CH2CONHCH2−)2 膨潤率が150%になるように添加量を調整 化合物(S−1) 7mg/m2 化合物(S−2) 40mg/m2 化合物(S−3) 5mg/m2 バッキング層 (ハレーション防止染料層液の調製) ゼラチン 2.1g/m2 染料(D−1) 35mg/m2 染料(D−2) 35mg/m2 染料(D−3) 35mg/m2 (保護層塗布液の調製) ゼラチン 0.9g/m2 マット剤(平均粒径5μmのPMMA) 100mg/m2 化合物(S−1) 7mg/m2 化合物(S−2) 50mg/m2 化合物(S−3) 6mg/m2 硬膜剤(CH2=CHSO2CH2CONHCH2−)2 膨潤率が150%になるように添加量を調整
【0160】
【化24】
【0161】(塗布)これらの塗布液を用いて、支持体
の一方の面に、銀量が3.0g/m2、乳剤保護層ゼラ
チン量0.9g/m2となるようにまた、もう一方の面
に、ハレーション防止染料層、保護層を、2台のスライ
ドホッパー型コーターを用い、グリシジルメタクリレー
ト50質量%、メチルアクリレート10質量%、ブチル
メタクリレート40質量%、の3種のモノマーからなる
共重合体の濃度が10質量%になるように希釈して得た
共重合体分散液を下引液として塗布乾燥した厚さ175
μmの青色着色したポリエチレンテレフタレート支持体
の両面に毎分120mのスピードで同時塗布を行い2分
20秒で乾燥し、試料をNo.1〜33を作製した。
【0162】<固体現像剤の作製> [造粒物(A)]メタ重亜硫酸ナトリウム1050g、
1−フェニル−3−ピラゾリドン450g、エリソルビ
ン酸ナトリウム一水塩を7200g、結合剤D−ソルビ
ット810g、N−アセチル−DL−ペニシラミン7
g、グルタルアルデヒド重亜硫酸付加物300gを市販
の攪拌造粒機中で室温にて約3分間混合し、150ml
の水を1分間かけて添加することにより造粒した後、造
粒物を流動層乾燥機で50℃にて2時間乾燥して造粒物
の水分をほぼ完全に除去する。
【0163】[造粒物(B)]炭酸カリウム9500
g、沃化カリウム6.0gをそれぞれ市販のバンタムミ
ル中で平均10μmになるまで粉砕する。これらの微粉
とDTPA−Na170g、亜硫酸ナトリウム425
g、5−メルカプト−(1H)−テトラゾリル酢酸Na
塩8.3g、1−(3−スルホフェニル)−5−メルカ
プトテトラゾールNa塩40g、5−ニトロインダゾー
ル3.0g、結合剤マンニトール1500g、D−ソル
ビット600gを加え市販の攪拌造粒機中で室温にて約
3分間混合し、125mlの水を1分間かけて添加する
ことにより造粒した後、造粒物を流動乾燥機で40℃に
て2時間乾燥して造粒物の水分をほぼ完全に除去する。
【0164】このようにして得られた造粒物(A)に1
−オクタンスルホン酸ナトリウムを総質量の1.0%、
メチル−β−シクロデキストリンを総質量の3%、25
℃、40%RH以下に調湿された部屋で添加混合し、更
に造粒物(B)には1−オクタンスルホン酸ナトリウム
を総質量の1.2%、メチル−β−シクロデキストリン
を総質量の3%、25℃40%RH以下に調湿された部
屋で添加混合し、菊水製作所社製タフプレスコレクト1
527HUを改造した打錠機により圧縮打錠を行い、各
現像錠剤(A)、(B)を作製した。尚、1錠当たり充
填量は(A)8.45g、(B)12.4gにした。こ
れを(A)60個、(B)50個(溶解後の容量が5.
0リットルになる量)をポリエチレンテレフタレートに
アルミ蒸着した防湿袋に封入包装した。
【0165】 現像スターター処方(現像液1リットルに対する添加量) N−アセチル−DL−ペニシラミン 0.11g ジエチレングリコール 48.5g 5−メルカプト−(1H)−テトラゾリル酢酸Na 0.12g 酢酸90% 11.5g KBr 9.0g 純水で仕上げ 67ml 自動現像機はTCX−701(コニカ(株)社製)を用
いた。スタート時の現像タンク内の現像液は現像錠剤を
溶解した現像液7.8リットルを入れ、スターターを加
えてスタート液として現像槽を満たして処理を開始し
た。スターター添加量は67ml/現像液1リットルで
現像槽容量7.8リットルに合う量を添加した。定着液
はTC−DF701(コニカ(株)社製)の定着剤を調
製し、TCX−701の定着処理タンクに入れてスター
ト液とした。
【0166】現像補充液、および定着補充液としては、
上記の現像剤と定着剤を用いた。現像液を溶解した時の
pHは10.15、スターターを添加した時のpHは
9.90であった。定着液の溶解pHは4.25であっ
た。
【0167】現像温度34℃(補充量は100ml/m
2)、定着温度34℃(補充量は100ml/m2)、水
18℃(5リットル/min)、乾燥温度55℃で処理
時間45秒で評価を行った。
【0168】<センシトメトリーの評価>得られた試料
を用い、乳剤面をマンモグラフィー用X線蛍光増感紙M
−100(コニカ(株)社製)の蛍光体層面とカセッテ
内で密着した。密着性を高く、且つ一定にするために1
0分間静置してからX線照射を行った。X線発生装置は
東芝(株)製(ROTANODE)を用い、管電圧27
kVp、管電流100mA(焦点サイズ0.4mm)で
0.5秒照射した。このとき、厚さ2cmのアクリル版
を陽極から20cmの位置に配した。現像処理してか
ら、距離方法でセンシトメトリーカーブを作製し、感
度、カブリ、階調を求めた。なお、感度の値はカブリ+
1.0の濃度を得るに必要なX線量の逆数として求め試
料No.1のフィルムの値を100として相対感度で評
価した。階調はX線露光量の対数を横軸に、光学濃度を
縦軸に取り、単位長を等しくした座標上の特性曲線にお
いて、カブリ+0.25の点と、カブリ+2.0の点を
結ぶ直線と、横軸のなす角度をθとしたときのtanθ
で表した。
【0169】<診断能評価>得られた試料を用い、セン
シトメトリー評価と同じ装置で試料を入れたカセッテ
に、KYOKKO156マンモファントム(化成オプト
ニクス(株)社製)を密着させて撮影し、腫瘤像、微小
石灰化像、繊維像について目視評価し、総合的に診断能
としてランクを付けた。
【0170】評価の基準 A:何れも明瞭に見える。
【0171】B:何れも十分に見える。 C:何れか見にくい像がある。
【0172】D:全ての像が見にくい。 <経時保存性の評価>作製した試料を下記1、2の保存
性試験を行った。
【0173】試験条件 1.自然放置:試料を23℃、相対湿度47%で2時間
調湿後、遮光防湿袋に入れて密封し、3日間と6ケ月間
23℃で保存した。
【0174】2.高温、高湿保存試験:遮光防湿袋にフ
ィルム試料を入れずに40℃、相対湿度80%下に3日
間放置した。
【0175】このようにして得られた試料について上記
のセンシトメトリー評価を行った。得られた結果を表
2、表3に示した。
【0176】
【表2】
【0177】
【表3】
【0178】表2、表3から、本発明の試料は、診断能
に優れ、生保存性、特に高湿度での保存性の良好なX線
乳房撮影用のハロゲン化銀写真感光材料であることが判
る。
【0179】
【発明の効果】本発明により、診断能に優れ、生保存
性、特に高湿度での保存性の良好なX線乳房撮影用のハ
ロゲン化銀写真感光材料、その処理方法およびそれらを
用いたX線画像形成方法を提供することができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に適用できるハロゲン化銀乳剤の製造装
置の一例を示す概略図である。
【符号の説明】
1 反応容器 2 撹拌機構 3 分散媒体 4 銀添加ライン 5 ハライド添加ライン 6 分散媒体添加ライン 7 添加ライン 8 液取り出しライン 9 液戻しライン 10 透過液排出ライン 11 透過液戻りライン 12 限外濾過ユニット 13 循環ポンプ 14 流量計 15,16,17 圧力計 18 圧力調整用バルブ 19 流量調節用バルブ 20 銀添加バルブ 21 ハライド添加バルブ 22 液抜き取りバルブ 23,24,25 バルブ 26 限外濾過透過液 27 透過液受け容器 28 秤 29,30ハロゲン化銀微粒子乳剤添加ライン 31,32 微粒子添加用バルブ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G03C 1/035 G03C 1/035 H B M 1/09 1/09 1/16 1/16 1/18 1/18 1/34 1/34 1/76 502 1/76 502 5/17 5/17 5/26 520 5/26 520 5/30 5/30 5/305 5/305

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支持体の一方の面に少なくとも1層の感
    光性ハロゲン化銀乳剤層を有し、反対側の面にバッキン
    グ層を有するハロゲン化銀写真感光材料において、該ハ
    ロゲン化銀乳剤層の少なくとも1層が、全投影面積の5
    0〜100%がアスペクト比5以上30以下で、かつ個
    々の粒子の沃化銀含有率の平均標準偏差が1〜30%で
    ある平板状ハロゲン化銀粒子であり、さらに下記一般式
    (1)及び一般式(2)で表される化合物を含有するこ
    とを特徴とするハロゲン化銀写真感光材料。 【化1】 〔式中、R1およびR2は各々アルキル基を表す。ただ
    し、R1とR2のうち少なくとも1つはスルホ基を有する
    アルキル基である。R3は低級アルキル基を表す。R4
    5、R6、およびR7は各々水素原子、低級アルキル
    基、アルコキシ基、ハロゲン原子、ヒドロキシ基、アリ
    ール基、カルボキシ基、アルコキシカルボニル基、シア
    ノ基、トリフロロメチル基、アミノ基、アシルアミド
    基、アシル基、アシロキシ基、アルコキシカルボニルア
    ミノ基、カルボアルコキシ基を表す。R4とR5、R6
    7は互いに連結してナフトオキサゾール核を形成して
    も良い。〕 【化2】 〔式中、Z1およびZ2は各々、チアゾール核、チアゾリ
    ン核、オキサゾール核、セレナゾール核、3,3−ジア
    ルキルインドレニン核、イミダゾール核、ピリジン核、
    ベンズイミダゾール核、ベンズオキサゾール核、ベンズ
    チアゾール核、ベンズセレナゾール核、ナフトオキサゾ
    ール核、ナフトチアゾール核、ナフトセレナゾール核を
    形成するに必要な非金属原子群を表す。R8、R9は各々
    スルホ基を有するアルキル基を表す。〕
  2. 【請求項2】 支持体の一方の面に少なくとも1層の感
    光性ハロゲン化銀乳剤層を有し、反対側の面にバッキン
    グ層を有するハロゲン化銀写真感光材料において、該ハ
    ロゲン化銀乳剤層の少なくとも1層が、全投影面積の5
    0〜100%がアスペクト比5以上30以下の平板状ハ
    ロゲン化銀粒子であり、該平板状ハロゲン化銀粒子が下
    記一般式(3)の有機金化合物により増感されており、
    かつ上記一般式(1)及び一般式(2)で表される化合
    物を含有することを特徴とするハロゲン化銀写真感光材
    料。 一般式(3) R11−R12−Au(I)−S−R13 〔式中、R12は−SO2S−、−S−を表し、R11及び
    13は置換又は無置換の脂肪族炭化水素、芳香族炭化水
    素またはヘテロ環を表す。R11及びR13は各々同じか、
    又は異なってもよい。〕
  3. 【請求項3】 支持体の一方の面に少なくとも1層の感
    光性ハロゲン化銀乳剤層を有し、反対側の面にバッキン
    グ層を有するハロゲン化銀写真感光材料において、該ハ
    ロゲン化銀乳剤層の少なくとも1層が、全投影面積の5
    0〜100%がアスペクト比5以上30以下の平板状ハ
    ロゲン化銀粒子であり、かつ上記一般式(1)、一般式
    (2)、及び下記一般式(4)で表される化合物を含有
    することを特徴とするハロゲン化銀写真感光材料。 【化3】 〔式中、R41は水素原子または炭素数6以下のアルキル
    基を表し、R42はアルキル基、アルキルオキシ基、アル
    キルアミノ基、ヒドロキシアルキル基、ヒドロキシアル
    キルオキシ基、ヒドロキシアルキルアミノ基を表す。〕
  4. 【請求項4】 支持体の一方の面に少なくとも1層の感
    光性ハロゲン化銀乳剤層を有し、反対側の面にバッキン
    グ層を有するハロゲン化銀写真感光材料において、該ハ
    ロゲン化銀乳剤層の少なくとも1層が、全投影面積の5
    0〜100%がアスペクト比5以上30以下の平板状ハ
    ロゲン化銀粒子であり、かつ上記一般式(1)、一般式
    (2)、及び下記一般式(5)で表される化合物を含有
    することを特徴とするハロゲン化銀写真感光材料。 【化4】 〔式中、L1、L2、L3、およびL4は、それぞれ2価の
    連結基を表し、R51、R 52、R53、およびR54はそれぞ
    れ水素原子、アルキル基、スルホ基、カルボキシ基、ホ
    スホ基、ホスホノ基、ホスフィノ基、アミノ基、ヒドロ
    キシ基、シクロアルキル基を表す。また、l、m、n、
    およびpは、それぞれ0または1を表す。〕
  5. 【請求項5】 平板状ハロゲン化銀粒子が限外濾過法に
    より、その成長過程における反応物溶液から塩を含む溶
    液を適宜抜き取りながら粒子成長を行ったハロゲン化銀
    粒子であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1
    項記載のハロゲン化銀写真感光材料。
  6. 【請求項6】 平板状ハロゲン化銀粒子の体積粒径の変
    動係数が、0.03〜0.10であることを特徴とする
    請求項1〜5のいずれか1項記載のハロゲン化銀写真感
    光材料。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6のいずれか1項記載のハロ
    ゲン化銀写真感光材料を、ハイドロキノン類を実質的に
    含有せず、下記一般式(6)で表される化合物およびニ
    トロインダゾールを含有する現像液で処理することを特
    徴とするハロゲン化銀写真感光材料の処理方法。 【化5】 〔式中、R60、R61は各々独立に、ヒドロキシ基、メル
    カプト基、置換又は無置換のアミノ基アシルアミノ基、
    アルキルスルホニルアミノ基、アリールスルホニルアミ
    ノ基、アルコキシカルボニル基もしくはアルキルチオ基
    を表す。Zは置換又は無置換の5〜6員環を形成するに
    必要な原子群を表す。〕
  8. 【請求項8】 現像液が固形現像剤を溶解したものであ
    ることを特徴とする請求項7記載のハロゲン化銀写真感
    光材料の処理方法。
  9. 【請求項9】 固形現像剤が錠剤であることを特徴とす
    る請求項8記載のハロゲン化銀写真感光材料の処理方
    法。
  10. 【請求項10】 請求項1〜6のいずれか1項記載のハ
    ロゲン化銀写真感光材料のハロゲン化銀乳剤層を有する
    面にX線蛍光増感紙の蛍光体層を有する面を密着し被写
    体を透過したX線を照射し、その後自動現像機で現像、
    定着、水洗、乾燥してX線画像を形成することを特徴と
    する画像形成方法。
  11. 【請求項11】 X線蛍光増感紙の蛍光体がテルビウム
    賦活ガドリニウムオキシサルファイドであることを特徴
    とする請求項10記載の画像形成方法。
  12. 【請求項12】 現像が請求項7〜9のいずれか1項記
    載の処理方法であることを特徴とする請求項10又は1
    1記載のハロゲン化銀写真感光材料の画像形成方法。
  13. 【請求項13】 X線が10〜40kVpの管電圧であ
    ることを特徴とする請求項10〜12のいずれか1項記
    載の画像形成方法。
  14. 【請求項14】 X線乳房撮影用であることを特徴とす
    る請求項1〜6のいずれか1項記載のハロゲン化銀写真
    感光材料。
  15. 【請求項15】 X線乳房撮影用であることを特徴とす
    る請求項7〜9のいずれか1項記載のハロゲン化銀写真
    感光材料の処理方法。
  16. 【請求項16】 X線乳房撮影用であることを特徴とす
    る請求項10〜13のいずれか1項記載の画像形成方
    法。
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