JP2002090833A - カメラ - Google Patents

カメラ

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JP2002090833A
JP2002090833A JP2000276533A JP2000276533A JP2002090833A JP 2002090833 A JP2002090833 A JP 2002090833A JP 2000276533 A JP2000276533 A JP 2000276533A JP 2000276533 A JP2000276533 A JP 2000276533A JP 2002090833 A JP2002090833 A JP 2002090833A
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JP
Japan
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cover
button
camera
motor
attached
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Pending
Application number
JP2000276533A
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English (en)
Inventor
Kazuaki Nagata
和章 永田
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Fujinon Corp
Original Assignee
Fuji Photo Optical Co Ltd
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Publication date
Application filed by Fuji Photo Optical Co Ltd filed Critical Fuji Photo Optical Co Ltd
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Publication of JP2002090833A publication Critical patent/JP2002090833A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】カメラ本体を覆う外装カバーの内面にモータか
ら発生する音を吸収する吸音部材を取り付けることによ
り、モータの駆動音が外部に漏れるのを低減できるカメ
ラを提供する。 【解決手段】外装カバーを構成するリアカバー60とフ
ロントカバー62の内面にゴム塗装104を施し、この
ゴム塗装104でズームモータ100から発生する駆動
音を吸収する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はカメラに係り、特に
カメラに内蔵されたモータから発する駆動音を低減でき
るカメラに関する。
【0002】
【従来の技術】コンパクトカメラでは、撮影に便利なこ
とからズーム機能が備えられることが多い。そして、そ
のズーム機能は年々高倍率化の傾向にある。
【0003】ところで、コンパクトカメラでは、一般に
ズーム操作は電動で行われるが、近年のズームの高倍率
化に伴い、駆動に用いるモータも容量の大きいものが用
いられるようになっている。
【0004】しかしながら、容量の大きいモータをカメ
ラに組み込むと、その駆動時に大きな駆動音が発生する
という欠点がある。そこで、特開平8−136988号
公報では、振動吸収、吸音材を介して駆動系をカメラボ
ディに取り付け固定することが提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開平
8−136988号公報に開示されているように振動吸
収、吸音材を介して駆動系をカメラボディに取り付け固
定する方法では、駆動系から発する駆動音自体は低減さ
れても、カメラ外部に漏れる音については一切考慮がな
されていない。このため、依然カメラからは駆動音が漏
れるという欠点がある。
【0006】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たもので、内蔵されたモータの駆動音が外部に漏れるの
を低減できるカメラを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は前記目的を達成
するために、モータを内蔵したカメラにおいて、カメラ
本体を覆う外装カバーの内面に前記モータから発生する
音を吸収する吸音部材を取り付けたことを特徴とするカ
メラを提供する。
【0008】本発明によれば、モータから発生する駆動
音は、外装カバーの内面に取り付けられた吸音部材に吸
収される。これにより、モータを駆動しても、カメラか
ら大きな駆動音が発生するのを防止できる。
【0009】また、本発明は前記目的を達成するため
に、前記吸音部材は、前記モータの周囲近傍にのみ取り
付けられることを特徴とする請求項1に記載のカメラを
提供する。
【0010】本発明によれば、吸音部材は、音の発生源
であるモータの周囲近傍にのみ取り付けられる。
【0011】また、本発明は前記目的を達成するため
に、前記吸音部材は、前記外装カバーの内面に施された
ゴム塗装であることを特徴とする請求項1又は2に記載
のカメラを提供する。
【0012】本発明によれば、吸音部材をゴム塗装とす
ることにより、別途部材を取り付ける必要がなくなる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に従って本発明に
係るカメラの好ましい実施の形態について詳説する。
【0014】図1、図2は、それぞれ本発明が適用され
たカメラの外観構成を示す正面斜視図である。同図に示
すカメラ10はAPSカメラであり、その前面にはレン
ズ鏡胴12、ストロボ14、グリップ16、ファインダ
ー窓18、AE受光窓20、AF窓22、22及びセル
フタイマーランプ24が設けられている。
【0015】レンズ鏡胴12は、カメラ10の前面ほぼ
中央部に設けられている。このレンズ鏡胴12はズーム
機能を備えており、移動筒12Aを前後移動させて変倍
操作を行う。また、このレンズ鏡胴12は沈胴式であ
り、移動筒12Aはカメラ10の電源が入れられると撮
影スタンバイ位置まで繰り出され、電源が切られると沈
胴する。沈胴した移動筒12Aの前面にはレンズバリア
26がスライドし、これによりカメラ10の前面が平坦
な面となる。
【0016】ここで、この移動筒12Aを前後移動させ
る機構は、カム溝とカムフォロアとからなる周知のカム
機構により構成されており、図6に示すように、回転筒
12Bをズームモータ100で回動させることにより動
作する。このズームモータ100は、カメラ本体56
(図4参照)に取り付けられており、このズームモータ
100の回転を減速ギア列102で回転筒12Bに伝達
して回転筒12Bを回転させる。
【0017】より具体的には、図6に示すように、ズー
ムモータ100の出力軸には駆動ギア102Aが固着さ
れており、この駆動ギア102Aはカメラ本体56(不
図示)に設けられたアイドルギア102Bに噛合されて
いる。そして、このアイドルギア102Bは、カメラ本
体56(不図示)に設けられたアイドルギア102Cに
噛合されており、アイドルギア102Cは、回転筒12
Bの外周に設けられたギア102Dに噛合されている。
したがって、ズームモータ100を駆動すると、その出
力軸の回転が駆動ギア102A、アイドルギア102
B、102Cを介して回転筒12Bの外周に設けられた
ギア102Dに伝達され、この結果、回転筒12Bが回
動する。そして、この回転筒12Bが回動することによ
り、移動筒12Aが前後移動しズームがなされる。
【0018】ストロボ14はカメラ10の前面右上隅に
設けられている。このストロボ14はポップアップ式で
あり、カメラ10の電源が入れられると回動してカメラ
上面から突出し、電源が切られると収納される。
【0019】グリップ16はカメラ10の前面左縁に所
定の幅をもって形成されている。このグリップ16は、
前面方向に円弧状の膨らみをもって形成されており、そ
の前面上端部近傍には、商標が記された円形状の電鋳銘
板30が取り付けられている。また、このグリップ16
の上面にはシャッターボタン32が設けられており、底
面には図示しないカートリッジ蓋が設けられている。
【0020】ファインダー窓18はレンズ鏡胴12の上
部に配設されており、このファインダー窓18の上方に
AE受光窓20が設けられている。また、このAE受光
窓20を挟んでAF窓22、22が設けられており、フ
ァインダー窓18の右隣にセルフタイマーランプ24が
設けられている。
【0021】図3は、本発明が適用されたカメラの外観
構成を示す背面斜視図である。同図に示すように、カメ
ラ10の背面には、ファインダ接眼窓34、ズームレバ
ー36、プリントタイプ切替ツマミ38、液晶パネル4
0、デートボタン42、MRCボタン44、モードボタ
ン46、セルフタイマボタン48、電源ボタン50及び
電池蓋52が設けられている。
【0022】ズームレバー36はカメラ10の背面右上
隅に設けられており、このズームレバー36を操作する
ことによりズームモータが駆動されて、レンズ鏡胴12
のズーミングが行われる。
【0023】プリントタイプ切替ツマミ38は、ズーム
レバー36の左脇に配設されており、このプリントタイ
プ切替ツマミ38を操作することにより、プリントタイ
プが標準タイプ(C)、ハイビジョンタイプ(H)、パ
ノラマタイプ(P)に切り替えられる。
【0024】液晶パネル40は矩形状に形成されてお
り、カメラ10の背面ほぼ中央部に設けられている。こ
の液晶パネル40にはフイルム撮影枚数、撮影モード、
カートリッジマーク、セルフタイマモード、電池容量、
デート表示、フィルム種類表示、フィルム感度表示等が
表示される。
【0025】デートボタン42は、液晶パネル40の右
隣に配置されており、このデートボタン42を操作する
ことにより、日付書き込みの選択が行われる。MRCボ
タン44も同様に液晶パネル40の右隣に配置されてお
り、このMRCボタン44を操作することにより、フィ
ルムの途中交換の選択が行われる。
【0026】モードボタン46、セルフタイマボタン4
8、電源ボタン50は、液晶パネル40の下部に並列し
て配置されている。このうちモードボタン46を操作す
ることにより撮影モードの選択が行われ、セルフタイマ
ボタン48を操作することにより、セルフタイマ機能が
選択される。また、電源ボタン50を操作することによ
り、カメラ10の電源がON/OFFされる。
【0027】電池蓋52はストロボ14の後方に配置さ
れており、図示しないピンによって回動自在に支持され
ている。この電池蓋52の内側には電池室(不図示)が
形成されており、この電池室に電池が装填される。
【0028】なお、電池蓋52は回動して開閉される
が、この際、電池蓋52は、電池蓋52とストロボ14
との間に形成される隙間54に爪等を引っ掛けて開閉す
る。
【0029】図4は、本発明が適用されたカメラの分解
斜視図である。同図に示すように、カメラ本体56を覆
う外装カバーは、主としてリアカバー60、フロントカ
バー62、アクリルカバー64、金属カバー66及びグ
リップカバー68で構成されている。
【0030】リアカバー60はプラスチックで成形され
ている。このリアカバー60の背面には、ズームレバー
用開口70、プリントタイプ切替ツマミ用開口72、液
晶パネル用開口74、デートボタン用開口76、MRC
ボタン用開口78、モードボタン用開口80、セルフタ
イマボタン用開口82、電源ボタン用開口84が形成さ
れている。カメラ10の背面に配置される各種操作ボタ
ン類は、それぞれ対応する開口に嵌め込まれて取り付け
られる。すなわち、ズームレバー36はズームレバー用
開口70に、プリントタイプ切替ツマミ38はプリント
タイプ切替ツマミ用開口72に、液晶パネル40は液晶
パネル用開口74に、デートボタン42はデートボタン
用開口76に、MRCボタン44はMRCボタン用開口
78に、モードボタン46はモードボタン用開口80
に、セルフタイマボタン48はセルフタイマボタン用開
口82に、電源ボタン50は電源ボタン用開口84に嵌
め込まれて取り付けられる。
【0031】ここで、デートボタン42とMRCボタン
44は、共にゴムによって一体に成形されており、1つ
のベース部材86上に所定の間隔をもって配設されてい
る。このため、デートボタン42とMRCボタン44と
をリアカバー60に取り付ける場合は、この一体となっ
たデートボタン42とMRCボタン44とをリアカバー
60の内側からそれぞれデートボタン用開口76とMR
Cボタン用開口78とに嵌め込んで取り付ける。このよ
うに取り付けられたデートボタン42とMRCボタン4
4の一体物は、デートボタン42とMRCボタン44の
みがデートボタン用開口76とMRCボタン用開口78
から突出してリアカバー60の外表面上に露出する。
【0032】また、モードボタン46、セルフタイマボ
タン48、電源ボタン50も同様にゴムによって一体に
成形されており、1つのベース部材88上に所定の間隔
をもって配設されている。このため、モードボタン46
とセルフタイマボタン48と電源ボタン50をリアカバ
ー60に取り付ける場合は、この一体となったモードボ
タン46とセルフタイマボタン48と電源ボタン50と
をリアカバー60の内側からそれぞれモードボタン用開
口80、セルフタイマボタン用開口82、電源ボタン用
開口84に嵌め込んで取り付ける。このように取り付け
られたモードボタン46とセルフタイマボタン48と電
源ボタン50の一体物は、モードボタン46、セルフタ
イマボタン48、電源ボタン50のみが、それぞれモー
ドボタン用開口80、セルフタイマボタン用開口82、
電源ボタン用開口84から突出してリアカバー60の外
表面上に露出する。
【0033】また、ズームレバー36は、その外周縁に
フランジ部36Bが形成されており、このズームレバー
36をリアカバー60の内側からズームレバー用開口7
0に取り付けると、ズームレバー36のみがズームレバ
ー用開口70から突出してリアカバー60の外表面に露
出する。
【0034】ところで、上述したようにリアカバー60
はプラスチックで成形されているが、このリアカバー6
0はカメラ本体56に取り付けられると、そのままその
外表面がカメラ10の外観を構成する。このため、リア
カバー60は、その外表面に装飾としてゴム塗装が施さ
れている。
【0035】一方、このように外表面に艶消し処理が施
されたリアカバー60に対して、その外表面に配設され
る各種操作ボタン類は、それぞれその表面に滑面処理が
施されている。
【0036】フロントカバー62はリアカバー60と同
様にプラスチックで成形されている。このフロントカバ
ー62は、その上面62A及び下面62Bのみがカメラ
10の外観面を構成し、前面及び両側面にはアクリルカ
バー64、金属カバー66、グリップカバー68が取り
付けられる。したがって、フロントカバー62は、その
上面62Aと下面62Bについてのみ装飾としてゴム塗
装が施されている。
【0037】また、このフロントカバー62の上面62
Aの右隅には、ストロボ用開口90が形成されており、
このストロボ用開口90にカメラ本体56に備えられた
ストロボ14のストロボカバー92が嵌め込まれる。こ
のストロボカバー92は、プラスチックで成形されてお
り、その外表面はフロントカバー62と同様にゴム塗装
が施されている。
【0038】金属カバー66は、アルミプレートを加工
してL字状に形成されており、その表面にはアルマイト
処理が施されている。この金属カバー66は、フロント
カバー62の前面と右側面を覆うようにして取り付けら
れる。
【0039】ここで、この金属カバー66が取り付けら
れるフロントカバー62は、その上面62A及び下面6
2Bが金属カバー66の板厚分だけ突出して形成されて
いる。金属カバー66は、この突出して形成されたフロ
ントカバー62の上面62Aと下面62Bの間に嵌め込
むようにして取り付けられる。
【0040】なお、この金属カバー66は、両面テープ
あるいは接着剤によってフロントカバー62に固定され
る。
【0041】グリップカバー68も同様にアルミプレー
トを加工して形成されており、その表面にはアルマイト
処理が施されている。このグリップカバー68は、図4
に示すように、側面部68Aとグリップ部68Bとから
構成されており、フロントカバー62の左側面部分と前
面グリップ部分を覆うようにして取り付けられる。
【0042】側面部68Aは矩形の板状に形成されてお
り、この側面部68Aによってフロントカバー62の左
側面が覆われる。
【0043】一方、グリップ部68Bは円弧状に形成さ
れており、その上部及び下部にはそれぞれ三日月状の補
強部68C1 、68C2 が形成されている。この補強部
68C1 、68C2 は、それぞれ絞り加工によりグリッ
プ部68Bの上部及び下部に一体成形されている。そし
て、上側の補強部68C1 には位置決め穴68D1 が形
成され、下側の補強部68Cにはネジ穴68D2 が形成
されている。
【0044】ここで、このグリップカバー68が取り付
けられるフロントカバー62には、その上面62Aに円
弧状の張出部62aが形成されており、この張出部62
aの下面には図示しない位置決めピンが突出して形成さ
れている。グリップカバー68をフロントカバー62に
取り付ける際は、上側の補強部68C1 に形成された位
置決め穴68D1 をこの位置決めピンに嵌入させる。こ
れにより、グリップカバー68を正規の位置に正しく取
り付けることができる。
【0045】フロントカバー62の下面62Bにも同様
に円弧状の張出部62bが形成されており、この張出部
62bにはネジ穴94が形成されている。前記のごとく
グリップカバー68がフロントカバー62に取り付けら
れると、下側の補強部68C 2 に形成されたネジ穴68
2 は、この張出部62bに形成されたネジ穴94と同
軸上に位置する。このネジ穴68D2 、94にはフロン
トカバー62の下面側からビス96が螺合され、これに
より、グリップカバー68がフロントカバー62に固定
される。
【0046】また、グリップカバー68のグリップ部6
8Bには、円形状の電鋳銘板取付穴68Eが形成されて
おり、この電鋳銘板取付穴68Eに電鋳銘板取付板98
を介して電鋳銘板30が取り付けられる。
【0047】ここで、この電鋳銘板30を取り付けるた
めの電鋳銘板取付板98は、図5に示すように、その表
面がグリップ部68Bの形状に沿って円弧状に形成され
ており、その上部近傍には円盤状の銘板取付部98Aが
形成されている。
【0048】電鋳銘板30も同様にグリップ部68Bの
形状に沿って全体が円弧状に湾曲して形成されている。
この電鋳銘板30は、円盤状の銘板部30Aと、その周
縁に一体成形されたフランジ部30Bとで構成されてお
り、銘板部30Aを電鋳銘板取付板98の銘板取付部9
8Aに嵌め合わせることにより取り付けられる。すなわ
ち、この電鋳銘板30の銘板部30Aは、フランジ部3
0Bから突出して形成されており、その裏面部は表面部
の凸形状に沿って空洞になっている。したがって、この
裏面の空洞部を電鋳銘板取付板98の銘板取付部98A
に嵌め合わせることにより、電鋳銘板30が電鋳銘板取
付板98に取り付けられる。
【0049】また、この電鋳銘板30のフランジ部30
Bには、その上下位置に位置決め用切欠き30b、30
bが形成されており、この位置決め用切欠き30b、3
0bは、電鋳銘板取付板98の表面に形成された位置決
め突起98B、98Bに嵌め合わされる。これにより、
電鋳銘板30は電鋳銘板取付板98の正規の位置に取り
付けられる。
【0050】ここで、前記電鋳銘板取付板98の銘板取
付部98Aには、一対の貫通穴98C、98Cが形成さ
れている。電鋳銘板30が取り付けられた電鋳銘板取付
板98は、裏面側からこの貫通穴98C、98Cに接着
剤を流し込むことにより、電鋳銘板取付板98の表面に
固定される。
【0051】そして、上記のようにして電鋳銘板取付板
98に取り付けられた電鋳銘板30は、図4に示すよう
に、その銘板部30Aをグリップ部68Bに形成された
電鋳銘板取付穴68Eに嵌め込むことにより、グリップ
部68Bに取り付けられる。この際、電鋳銘板取付板9
8は、その表面四隅に形成された脚部98D、98D、
…に接着剤を塗布して、グリップ部68Bの内面に固定
する。
【0052】これにより、グリップカバー68に電鋳銘
板30が取り付けられる。そして、このように取り付け
られた電鋳銘板30は、表面に商標が記された銘板部3
0Aのみがグリップカバー68の表面に現れる。
【0053】アクリルカバー64は、透明なアクリル板
によって形成されており、フロントカバー62の前面上
部を覆うようにして取り付けられる。このアクリルカバ
ー64には可視光カット印刷が施されており、ファイン
ダー窓18、AE受光窓20、セルフタイマーランプ2
4を覆う部分が無色透明に形成されている。
【0054】以上のようにフロントカバー62にはアク
リルカバー64、金属カバー66、グリップカバー68
が取り付けられ、この一体物がカメラ本体56の前面に
取り付けられる。そして、カメラ本体56に取り付けら
れたフロントカバー62は、カメラ本体56の背面に取
り付けられたリアカバー60と一体となってカメラ10
の外装カバーを構成する。
【0055】ところで、上述したように本実施の形態の
カメラ10はズーム機能を備えており、その駆動はカメ
ラ本体56に内蔵されたズームモータ100によって行
われる。このズームモータ100は駆動に際して大きな
駆動音が発生する。
【0056】そこで、本実施の形態のカメラ10では、
このズームモータ100から発する駆動音を低減すべ
く、外装カバーが次のように構成されている。
【0057】すなわち、図6に示すように、外装カバー
を構成するリアカバー60とフロントカバー62の内面
には、ズームモータ100の周囲を囲うようにしてゴム
塗装104が施されている(図6において破線で囲われ
た点描部)。
【0058】このようにリアカバー60とフロントカバ
ー62の内面にゴム塗装104を施すことにより、ズー
ムモータ100から発せられる駆動音が、このゴム塗装
された内壁面に吸収されるようになり、ズームモータ1
00の駆動音が外部に漏れるのが防止できるようにな
る。この結果、静かにズーム操作、沈胴操作を行うこと
ができるようになる。
【0059】なお、ゴム塗装は、ゴム弾性を有する材料
を使用して、ハケ塗りや吹きつけ等により行う(厚さ
0.05〜0.1mm程度)。
【0060】上記の実施の形態では吸音手段としてゴム
塗装を用いているが、この他、リアカバー60とフロン
トカバー62の内面にゴム製のマットを取り付けたり、
吸音機能を有するシートと取り付けることによって、ズ
ームモータ100から発生する駆動音を吸音するように
してもよい。
【0061】なお、ゴム塗装とした場合には、別途吸音
部材を取り付けたりする必要がないので組み立てが簡単
になり、また、内部スペースを有効に利用できるという
メリットがある。
【0062】また、上記の実施の形態ではズームモータ
100の近傍についてのみゴム塗装を施すこととしてい
るが、リアカバー60とフロントカバー62の内面全体
にゴム塗装を施すようにしてもよい。
【0063】また、上記の実施の形態ではズームモータ
100の近傍にゴム塗装を施すことにより、ズームモー
タ100から発する駆動音を低減させるようにしている
が、その他のモータから発する駆動音を低減させる場合
には、その対象とするモータの周囲を覆う外装カバーの
内面にゴム塗装を施せばよい。たとえば、カメラ10に
は、フィルムを給送するためのモータが内蔵されている
が、このモータから発する駆動音を低減させる場合に
は、このモータの周囲を覆う外装カバーの内面にゴム塗
装を施す。これにより、フィルム給送時に発するモータ
の駆動音を低減できる。
【0064】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
モータから発生する駆動音を外装カバーの内面に取り付
けた吸音部材で吸収できるので、モータを駆動しても大
きな音が発生するのを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用されたカメラの外観を示す正面斜
視図
【図2】本発明が適用されたカメラの外観を示す正面斜
視図
【図3】本発明が適用されたカメラの外観を示す背面斜
視図
【図4】本発明が適用されたカメラの分解斜視図
【図5】電鋳銘板とグリップカバーの構成を示す斜視図
【図6】レンズ鏡胴の駆動構造を示す透視図
【符号の説明】
10…カメラ、12…レンズ鏡胴、14…ストロボ、1
6…グリップ、18…ファインダー窓、20…AE受光
窓、22…AF窓、24…セルフタイマーランプ、26
…レンズバリア、30…電鋳銘板、30A…銘板部、3
0B…フランジ部、30b…位置決め用切欠き、32…
シャッターボタン、34…ファインダ接眼窓、36…ズ
ームレバー、36B…フランジ部、38…プリントタイ
プ切替ツマミ、40…液晶パネル、42…デートボタ
ン、44…MRCボタン、46…モードボタン、48…
セルフタイマボタン、50…電源ボタン、52…電池
蓋、54…隙間、56…カメラ本体、60…リアカバ
ー、62…フロントカバー、62A…フロントカバー上
面、62B…フロントカバー下面、64…アクリルカバ
ー、66…金属カバー、68…グリップカバー、68A
…側面部、68B…グリップ部、68C1 、68C2
補強部、68D1 …位置決め穴、68D2 …ネジ穴、6
8E…電鋳銘板取付穴、68F…接合部端面、70…ズ
ームレバー用開口、72…プリントタイプ切替ツマミ用
開口、74…液晶パネル用開口、76…デートボタン用
開口、78…MRCボタン用開口、80…モードボタン
用開口、82…セルフタイマボタン用開口、84…電源
ボタン用開口、86…ベース部材(フランジ部)、88
…ベース部材(フランジ部)、90…ストロボ用開口、
92…ストロボカバー、94…ネジ穴、96…ビス、9
8…電鋳銘板取付板、98A…銘板取付部、98B…位
置決め突起、98C…貫通穴、98D…脚部、100…
ズームモータ、102…減速ギア列、102A…駆動ギ
ア、102B…アイドルギア、102C…アイドルギ
ア、102D…ギア、104…ゴム塗装

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モータを内蔵したカメラにおいて、 カメラ本体を覆う外装カバーの内面に前記モータから発
    生する音を吸収する吸音部材を取り付けたことを特徴と
    するカメラ。
  2. 【請求項2】 前記吸音部材は、前記モータの周囲近傍
    にのみ取り付けられることを特徴とする請求項1に記載
    のカメラ。
  3. 【請求項3】 前記吸音部材は、前記外装カバーの内面
    に施されたゴム塗装であることを特徴とする請求項1又
    は2に記載のカメラ。
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