JP2002091659A - 機器の操作ボタン - Google Patents

機器の操作ボタン

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Publication number
JP2002091659A
JP2002091659A JP2000276532A JP2000276532A JP2002091659A JP 2002091659 A JP2002091659 A JP 2002091659A JP 2000276532 A JP2000276532 A JP 2000276532A JP 2000276532 A JP2000276532 A JP 2000276532A JP 2002091659 A JP2002091659 A JP 2002091659A
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Japan
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button
cover
camera
operation button
opening
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JP2000276532A
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English (en)
Inventor
Kazuaki Nagata
和章 永田
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Fujinon Corp
Original Assignee
Fuji Photo Optical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】内面が滑面となった金型を用いて成形された操
作ボタンを用いることにより、外観を損ねることなく生
産効率を向上できる機器の操作ボタンを提供する。 【解決手段】内面が滑面となった金型を用いて成形され
た操作ボタンは、成形段階で表面に光沢処理が施される
ので、後に何ら装飾処理を行う必要がない。したがっ
て、このような操作ボタンを用いることにより、装飾工
程を省くことができ、生産効率を向上させることができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は機器の操作ボタンに
係り、特にコンパクトカメラのカメラボディに配される
各種操作ボタンに関する。
【0002】
【従来の技術】機器の表面に現れる各種操作ボタンは、
そのまま機器の外観を構成するものであるため、これら
の操作ボタンには一般に装飾処理が施される。たとえ
ば、外装に合わせて塗装処理を施したり、カバーを取り
付けたりする。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな装飾処理を別途操作ボタンに施すこととすると、部
品点数、組み立て工数が増えてコストアップになるとと
もに生産効率が低下するという欠点がある。一方、装飾
処理を何ら施さないこととすると、機器の外観を著しく
損なうという欠点がある。
【0004】本発明はこのような事情に鑑みて成された
もので、外観を損ねることなく生産効率を向上できる機
器の操作ボタンを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は前記目的を達成
するために、機器の表面に現れて機器の外観を構成する
機器の操作ボタンにおいて、前記操作ボタンはゴムで成
形され、内面が滑面となった金型を用いて成形すること
により、表面に光沢処理が施されることを特徴とする機
器の操作ボタンを提供する。
【0006】内面が滑面となった金型を用いて成形され
た操作ボタンは、成形段階でその表面に光沢処理が施さ
れる。したがって、このような操作ボタンを用いること
により、装飾工程を省くことができ、これにより、生産
効率が向上する。また、装飾処理を行う必要がないの
で、部品点数、組み立て工数を低減でき、製造コストを
削減できる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に従って本発明に
係る機器の操作ボタンの好ましい実施の形態について詳
説する。
【0008】図1、図2は、それぞれ本発明が適用され
たカメラの外観構成を示す正面斜視図である。同図に示
すカメラ10はAPSカメラであり、その前面にはレン
ズ鏡胴12、ストロボ14、グリップ16、ファインダ
ー窓18、AE受光窓20、AF窓22、22及びセル
フタイマーランプ24が設けられている。
【0009】レンズ鏡胴12は、カメラ10の前面ほぼ
中央部に設けられており、ズーム機能を備えている。こ
のレンズ鏡胴12は沈胴式であり、カメラ10の電源が
入れられると繰り出され、電源が切られると沈胴する。
そして、レンズ鏡胴12が沈胴すると、カメラ10の前
面は平坦になり、その沈胴したレンズ鏡胴12の前面に
はレンズバリア26が閉められる。
【0010】ストロボ14はカメラ10の前面右上隅に
設けられている。このストロボ14はポップアップ式で
あり、カメラ10の電源が入れられると回動して起立
し、電源が切られるとカメラボディ内に収納される。
【0011】グリップ16はカメラ10の前面左縁に所
定の幅をもって形成されている。このグリップ16は、
前面方向に円弧状の膨らみをもって形成されており、そ
の前面上端部近傍には、商標が記された円形状の電鋳銘
板30が取り付けられている。また、このグリップ16
の上面にはシャッターボタン32が設けられており、底
面には図示しないカートリッジ蓋が設けられている。
【0012】ファインダー窓18はレンズ鏡胴12の上
部に配設されており、このファインダー窓18の上方に
AE受光窓20が設けられている。また、このAE受光
窓20を挟んでAF窓22、22が設けられており、フ
ァインダー窓18の右隣にセルフタイマーランプ24が
設けられている。
【0013】図3は、本発明が適用されたカメラの外観
構成を示す背面斜視図である。同図に示すように、カメ
ラ10の背面には、ファインダ接眼窓34、ズームレバ
ー36、プリントタイプ切替ツマミ38、液晶パネル4
0、デートボタン42、MRCボタン44、モードボタ
ン46、セルフタイマボタン48、電源ボタン50及び
電池蓋52が設けられている。
【0014】ズームレバー36はカメラ10の背面右上
隅に設けられており、このズームレバー36を操作する
ことによりズーミングがなされる。
【0015】プリントタイプ切替ツマミ38は、ズーム
レバー36の左脇に配設されており、このプリントタイ
プ切替ツマミ38を操作することにより、プリントタイ
プが標準タイプ(C)、ハイビジョンタイプ(H)、パ
ノラマタイプ(P)に切り替えられる。
【0016】液晶パネル40は矩形状に形成されてお
り、カメラ10の背面ほぼ中央部に設けられている。こ
の液晶パネル40にはフイルム撮影枚数、撮影モード、
カートリッジマーク、セルフタイマモード、電池容量、
デート表示、フィルム種類表示、フィルム感度表示等が
表示される。
【0017】デートボタン42は、液晶パネル40の右
隣に配置されており、このデートボタン42を操作する
ことにより、日付書き込みの選択が行われる。MRCボ
タン44も同様に液晶パネル40の右隣に配置されてお
り、このMRCボタン44を操作することにより、フィ
ルムの途中交換の選択が行われる。
【0018】モードボタン46、セルフタイマボタン4
8、電源ボタン50は、液晶パネル40の下部に並列し
て配置されている。このうちモードボタン46を操作す
ることにより撮影モードの選択が行われ、セルフタイマ
ボタン48を操作することにより、セルフタイマ機能が
選択される。また、電源ボタン50を操作することによ
り、カメラ10の電源がON/OFFされる。
【0019】電池蓋52はストロボ14の後方に配置さ
れており、図示しないピンによって回動自在に支持され
ている。この電池蓋52の内側には電池室(不図示)が
形成されており、この電池室に電池が装填される。
【0020】なお、電池蓋52は回動して開閉される
が、この際、電池蓋52は、電池蓋52とストロボ14
との間に形成される隙間54に爪等を引っ掛けて開閉す
る。
【0021】図4は、本発明が適用されたカメラの分解
斜視図である。同図に示すように、カメラ本体56を覆
う外装カバーは、主としてリアカバー60、フロントカ
バー62、アクリルカバー64、金属カバー66及びグ
リップカバー68で構成されている。
【0022】リアカバー60はプラスチックで成形され
ている。このリアカバー60の背面には、ズームレバー
用開口70、プリントタイプ切替ツマミ用開口72、液
晶パネル用開口74、デートボタン用開口76、MRC
ボタン用開口78、モードボタン用開口80、セルフタ
イマボタン用開口82、電源ボタン用開口84が形成さ
れている。カメラ10の背面に配置される各種操作ボタ
ン類は、それぞれ対応する開口に嵌め込まれて取り付け
られる。すなわち、ズームレバー36はズームレバー用
開口70に、プリントタイプ切替ツマミ38はプリント
タイプ切替ツマミ用開口72に、液晶パネル40は液晶
パネル用開口74に、デートボタン42はデートボタン
用開口76に、MRCボタン44はMRCボタン用開口
78に、モードボタン46はモードボタン用開口80
に、セルフタイマボタン48はセルフタイマボタン用開
口82に、電源ボタン50は電源ボタン用開口84に嵌
め込まれて取り付けられる。
【0023】ここで、デートボタン42とMRCボタン
44は、共にゴムによって一体に成形されており、1つ
のベース部材(フランジ部)86上に所定の間隔をもっ
て配設されている。このため、デートボタン42とMR
Cボタン44とをリアカバー60に取り付ける場合は、
この一体となったデートボタン42とMRCボタン44
とをリアカバー60の内側からそれぞれデートボタン用
開口76とMRCボタン用開口78とに嵌め込んで取り
付ける。このように取り付けられたデートボタン42と
MRCボタン44の一体物は、デートボタン42とMR
Cボタン44のみがデートボタン用開口76とMRCボ
タン用開口78から突出してリアカバー60の外表面上
に露出する。
【0024】また、モードボタン46、セルフタイマボ
タン48、電源ボタン50も同様にゴムによって一体に
成形されており、1つのベース部材(フランジ部)88
上に所定の間隔をもって配設されている。このため、モ
ードボタン46とセルフタイマボタン48と電源ボタン
50をリアカバー60に取り付ける場合は、この一体と
なったモードボタン46とセルフタイマボタン48と電
源ボタン50とをリアカバー60の内側からそれぞれモ
ードボタン用開口80、セルフタイマボタン用開口8
2、電源ボタン用開口84に嵌め込んで取り付ける。こ
のように取り付けられたモードボタン46とセルフタイ
マボタン48と電源ボタン50の一体物は、モードボタ
ン46、セルフタイマボタン48、電源ボタン50のみ
が、それぞれモードボタン用開口80、セルフタイマボ
タン用開口82、電源ボタン用開口84から突出してリ
アカバー60の外表面上に露出する。
【0025】また、ズームレバー36は、その外周縁に
フランジ部36Bが形成されており、このズームレバー
36をリアカバー60の内側からズームレバー用開口7
0に取り付けると、ズームレバー36のみがズームレバ
ー用開口70から突出してリアカバー60の外表面に露
出する。
【0026】ところで、上述したようにリアカバー60
はプラスチックで成形されているが、このリアカバー6
0はカメラ本体56に取り付けられると、そのままその
外表面がカメラ10の外観を構成する。このため、リア
カバー60は、その外表面にゴム塗装が施されている。
このゴム塗装により、リアカバー60は、その外表面に
艶消し処理が施される。
【0027】一方、このように外表面に艶消し処理が施
されたリアカバー60に対して、その外表面に配設され
る各種操作ボタン類は、それぞれその表面に滑面処理
(鏡面処理)が施されている。すなわち、ズームレバー
36、デートボタン42、MRCボタン44、モードボ
タン46、セルフタイマボタン48及び電源ボタン50
は、その外表面に滑面処理が施されている。
【0028】ところで、上述したように、これらの各種
操作ボタン類はゴムにより成形されるが、この操作ボタ
ンの成形は次のように行われる。すなわち、各操作ボタ
ンの形状に合致したキャビティをもつ金型中に可塑化さ
れたゴムを射出注入し、固化させて成形する。
【0029】この際、使用する金型は、内面をメッキ又
は超仕上げ(磨き)によって滑面(鏡面)としておく。
このように内面が滑面とされた金型を用いて操作ボタン
を成形すると、成形された操作ボタンは、その表面が光
沢を持つほど滑らかになる。
【0030】したがって、成形された操作ボタンに対し
ては、それ以上の仕上げ工程を必要とせず、成形された
ものをそのまま使用することができる。
【0031】なお、モードボタン46、セルフタイマボ
タン48、電源ボタン50は1つのベース部材88上に
一体成形されているが、リアカバー60の外表面に現れ
るのはボタン部だけなので、滑面処理はボタン部だけに
施せば十分である。すなわち、金型の内面はボタン部に
該当する部分のみを滑面とすれば十分である。
【0032】同様にズームレバー36、デートボタン4
2、MRCボタン44も、リアカバー60の外表面に現
れる部分のみ、すなわちボタン部のみに滑面処理を施せ
ば十分である。
【0033】フロントカバー62はリアカバー60と同
様にプラスチックで成形されている。このフロントカバ
ー62は、その上面62A及び下面62Bのみがカメラ
10の外観を構成し、その前面及び両側面には、アクリ
ルカバー64、金属カバー66及びグリップカバー68
が取り付けられて覆われる。そして、その外観面を構成
する上面62A及び下面62Bには、リアカバー60と
同様にゴム塗装が施されて艶消し処理が施されている。
【0034】また、このフロントカバー62の上面62
Aの右隅には、ストロボ用開口90が形成されており、
このストロボ用開口90にカメラ本体56に備えられた
ストロボ14のストロボカバー92が嵌め込まれる。こ
のストロボカバー92は、プラスチックで成形されてお
り、その外表面はフロントカバー62と同様にゴム塗装
により艶消し処理が施されている。
【0035】金属カバー66は、アルミプレートを加工
してL字状に形成されており、その表面にはアルマイト
処理が施されている。この金属カバー66は、フロント
カバー62の前面と右側面を覆うようにして取り付けら
れる。
【0036】ここで、この金属カバー66が取り付けら
れるフロントカバー62は、その上面62A及び下面6
2Bが金属カバー66の板厚分だけ突出して形成されて
いる。金属カバー66は、この突出して形成されたフロ
ントカバー62の上面62Aと下面62Bの間に嵌め込
むようにして取り付けられる。
【0037】なお、この金属カバー66は、両面テープ
あるいは接着剤によってフロントカバー62に固定され
る。
【0038】グリップカバー68も同様にアルミプレー
トを加工して形成されており、その表面にはアルマイト
処理が施されている。このグリップカバー68は、図4
に示すように、側面部68Aとグリップ部68Bとから
構成されており、フロントカバー62の左側面部分と前
面グリップ部分を覆うようにして取り付けられる。
【0039】側面部68Aは矩形の板状に形成されてお
り、この側面部68Aによってフロントカバー62の左
側面が覆われる。
【0040】一方、グリップ部68Bは円弧状に形成さ
れており、その上部及び下部にはそれぞれ三日月状の補
強部68C1 、68C2 が形成されている。この補強部
68C1 、68C2 は、それぞれ絞り加工によりグリッ
プ部68Bの上部及び下部に一体成形されている。そし
て、上側の補強部68C1 には位置決め穴68D1 が形
成され、下側の補強部68Cにはネジ穴68D2 が形成
されている。
【0041】ここで、このグリップカバー68が取り付
けられるフロントカバー62には、その上面62Aに円
弧状の張出部62aが形成されており、この張出部62
aの下面には図示しない位置決めピンが突出して形成さ
れている。グリップカバー68をフロントカバー62に
取り付ける際は、上側の補強部68C1 に形成された位
置決め穴68D1 をこの位置決めピンに嵌入させる。こ
れにより、グリップカバー68を正規の位置に正しく取
り付けることができる。
【0042】フロントカバー62の下面62Bにも同様
に円弧状の張出部62bが形成されており、この張出部
62bにはネジ穴94が形成されている。前記のごとく
グリップカバー68がフロントカバー62に取り付けら
れると、下側の補強部68C 2 に形成されたネジ穴68
2 は、この張出部62bに形成されたネジ穴94と同
軸上に位置する。このネジ穴68D2 、94にはフロン
トカバー62の下面側からビス96が螺合され、これに
より、グリップカバー68がフロントカバー62に固定
される。
【0043】また、グリップカバー68のグリップ部6
8Bには、円形状の電鋳銘板取付穴68Eが形成されて
おり、この電鋳銘板取付穴68Eに電鋳銘板取付板98
を介して電鋳銘板30が取り付けられる。
【0044】ここで、この電鋳銘板30を取り付けるた
めの電鋳銘板取付板98は、図5に示すように、その表
面がグリップ部68Bの形状に沿って円弧状に形成され
ており、その上部近傍には円盤状の銘板取付部98Aが
形成されている。
【0045】電鋳銘板30も同様にグリップ部68Bの
形状に沿って全体が円弧状に湾曲して形成されている。
この電鋳銘板30は、円盤状の銘板部30Aとフランジ
部30Bとで構成されており、銘板部30Aを電鋳銘板
取付板98の銘板取付部98Aに嵌め合わせることによ
り、電鋳銘板取付板98に取り付けられる。すなわち、
この電鋳銘板30の銘板部30Aは、フランジ部30B
から突出して形成されており、その裏面部は表面部の凸
形状に沿って空洞になっている。したがって、この裏面
の空洞部を電鋳銘板取付板98の銘板取付部98Aに嵌
め合わせることにより、電鋳銘板30が電鋳銘板取付板
98に取り付けられる。
【0046】また、この電鋳銘板30のフランジ部30
Bには、その上下位置に位置決め用切欠き30b、30
bが形成されており、この位置決め用切欠き30b、3
0bは、電鋳銘板取付板98の表面に形成された位置決
め突起98B、98Bに嵌め合わされる。これにより、
電鋳銘板30は電鋳銘板取付板98の正規の位置に取り
付けられる。
【0047】ここで、前記電鋳銘板取付板98の銘板取
付部98Aには、一対の貫通穴98C、98Cが形成さ
れている。電鋳銘板30が取り付けられた電鋳銘板取付
板98は、裏面側からこの貫通穴98C、98Cに接着
剤を流し込むことにより、電鋳銘板取付板98の表面に
固定される。
【0048】そして、上記のようにして電鋳銘板取付板
98に取り付けられた電鋳銘板30は、図4に示すよう
に、その銘板部30Aをグリップ部68Bに形成された
電鋳銘板取付穴68Eに嵌め込むことにより、グリップ
部68Bに取り付けられる。この際、電鋳銘板取付板9
8は、その表面四隅に形成された脚部98D、98D、
…に接着剤を塗布して、グリップ部68Bの内面に固定
する。
【0049】これにより、グリップカバー68に電鋳銘
板30が取り付けられる。そして、このように取り付け
られた電鋳銘板30は、表面に商標が記された銘板部3
0Aのみがグリップカバー68の表面に現れる。
【0050】アクリルカバー64は、透明なアクリル板
によって形成されており、フロントカバー62の前面上
部を覆うようにして取り付けられる。このアクリルカバ
ー64には可視光カット印刷が施されており、ファイン
ダー窓18、AE受光窓20、セルフタイマーランプ2
4及びストロボ14を覆う部分が無色透明に形成されて
いる。
【0051】以上のようにフロントカバー62にはアク
リルカバー64、金属カバー66、グリップカバー68
が取り付けられ、この一体物がカメラ本体56の前面に
取り付けられる。そして、カメラ本体56に取り付けら
れたフロントカバー62は、カメラ本体56の背面に取
り付けられたリアカバー60と一体となってカメラ10
の外装カバーを構成する。
【0052】本発明が適用されたカメラ10は以上のよ
うに構成される。このカメラ10では、背面に各種操作
ボタン(ズームレバー36、デートボタン42、MRC
ボタン44、モードボタン46、セルフタイマボタン4
8及び電源ボタン50)が配されているが、このカメラ
10の外観に現れた各種操作ボタンは、表面に光沢処理
が施されているため、外観の品位を良好に保つことがで
きる。
【0053】特に、本実施の形態のカメラ10では、こ
の操作ボタンが配されたリアカバー60がゴム塗装によ
り艶消し処理がなされているため、その艶消し処理され
た外表面との対比において良好な美観を呈することがで
きる。また、このように艶消し処理されたリアカバー6
0に対して光沢処理された操作ボタンを配することによ
り、触感だけでボタンの配置を確認することができるよ
うになる。
【0054】ところで、上記のように本実施の形態のカ
メラ10では、表面に光沢処理が施された操作ボタンが
用いられるが、このような操作ボタンは、内面が滑面と
された金型を用いて成形することにより得ることができ
る。そして、このように内面が滑面とされた金型を用い
て成形した操作ボタンは、それ以上の仕上げ工程を必要
とせず、成形されたものをそのまま使用することができ
る。
【0055】したがって、このように成形された操作ボ
タンを用いることにより、操作ボタンに対して別途仕上
げ処理をする必要がなくなり、生産効率を上げることが
できる。また、部品点数、組み立て工数を減らすことが
できるので、製造コストを削減できる。
【0056】なお、本実施の形態では、ベース部材88
に一体成形されたモードボタン46、セルフタイマボタ
ン48、電源ボタン50の全てについて表面を滑面処理
するようにしているが、このようにベース部材に複数の
ボタンが形成されている場合には、ボタンによって表面
を滑面にするものと、そうでないようにするものとを組
み合わせるようにしてもよい。この場合、ボタンに割り
付けられた機能を操作ボタンの表面状態によってユーザ
ーは判別しやすくなる。
【0057】また、ボタン表面全体に滑面処理を施すの
ではなく、一部にのみ滑面処理を施すようにしてもよ
い。
【0058】さらに、本実施の形態では、本発明をカメ
ラに適用した例で説明したが、カメラに限らず外観に操
作ボタンが現れる機器であれば、有効に本発明を適用す
ることができる。たとえば、デジタルカメラやビデオカ
メラ、テレビ、ビデオ、リモコン、携帯電話等、操作ボ
タンが外観に現れる機器であれば、その全てに適用する
ことができる。
【0059】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
内面が滑面となった金型を用いて成形された操作ボタン
を用いることにより、操作ボタンに対して何ら装飾処理
を行う必要がなくなるので、生産効率が向上する。ま
た、装飾処理を行う必要がないので、部品点数、組み立
て工数を低減でき、製造コストを削減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用されたカメラの外観を示す正面斜
視図
【図2】本発明が適用されたカメラの外観を示す正面斜
視図
【図3】本発明が適用されたカメラの外観を示す背面斜
視図
【図4】本発明が適用されたカメラの分解斜視図
【図5】電鋳銘板とグリップカバーの構成を示す斜視図
【符号の説明】
10…カメラ、12…レンズ鏡胴、14…ストロボ、1
6…グリップ、18…ファインダー窓、20…AE受光
窓、22…AF窓、24…セルフタイマーランプ、26
…レンズバリア、30…電鋳銘板、30A…銘板部、3
0B…フランジ部、30b…位置決め用切欠き、32…
シャッターボタン、34…ファインダ接眼窓、36…ズ
ームレバー、36B…フランジ部、38…プリントタイ
プ切替ツマミ、40…液晶パネル、42…デートボタ
ン、44…MRCボタン、46…モードボタン、48…
セルフタイマボタン、50…電源ボタン、52…電池
蓋、54…隙間、56…カメラ本体、60…リアカバ
ー、62…フロントカバー、62A…フロントカバー上
面、62B…フロントカバー下面、64…アクリルカバ
ー、66…金属カバー、68…グリップカバー、68A
…側面部、68B…グリップ部、68C1 、68C2
補強部、68D1 …位置決め穴、68D2 …ネジ穴、6
8E…電鋳銘板取付穴、68F…接合部端面、70…ズ
ームレバー用開口、72…プリントタイプ切替ツマミ用
開口、74…液晶パネル用開口、76…デートボタン用
開口、78…MRCボタン用開口、80…モードボタン
用開口、82…セルフタイマボタン用開口、84…電源
ボタン用開口、86…ベース部材(フランジ部)、88
…ベース部材(フランジ部)、90…ストロボ用開口、
92…ストロボカバー、94…ネジ穴、96…ビス、9
8…電鋳銘板取付板、98A…銘板取付部、98B…位
置決め突起、98C…貫通穴、98D…脚部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B29L 31:00 B29L 31:00

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機器の表面に現れて機器の外観を構成す
    る機器の操作ボタンにおいて、 前記操作ボタンはゴムで成形され、内面が滑面となった
    金型を用いて成形することにより、表面に光沢処理が施
    されることを特徴とする機器の操作ボタン。
  2. 【請求項2】 前記操作ボタンは、外装カバーに形成さ
    れた開口部に外装カバーの内側から嵌め込まれるボタン
    部と、そのボタン部の周縁に一体に形成されるフランジ
    部と、からなり、前記ボタン部の表面のみに光沢処理が
    施されることを特徴とする請求項1に記載の機器の操作
    ボタン。
JP2000276532A 2000-09-12 2000-09-12 機器の操作ボタン Pending JP2002091659A (ja)

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