JP2002090828A - ストロボ装置 - Google Patents

ストロボ装置

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JP2002090828A
JP2002090828A JP2000283290A JP2000283290A JP2002090828A JP 2002090828 A JP2002090828 A JP 2002090828A JP 2000283290 A JP2000283290 A JP 2000283290A JP 2000283290 A JP2000283290 A JP 2000283290A JP 2002090828 A JP2002090828 A JP 2002090828A
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JP
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arm
strobe
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cam
engaging portion
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JP2000283290A
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English (en)
Inventor
Takanori Takahashi
孝徳 高橋
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 起立完了時点でのカメラ本体への衝撃を確実
に緩和することが可能なストロボ装置を提供する。 【解決手段】 前記カメラ本体に回動可能に軸支された
少なくともストロボ発光部を内蔵したストロボ本体と、
一端がストロボ本体に回動可能に取付けられ、他端にカ
ム係合部を有するアームと、カメラ本体に移動可能に取
付けられ、アームのカム係合部が係合されるカム部を有
するガイド部材と、アームをその回動方向に付勢するた
めのアーム付勢手段と、ガイド部材をその移動方向に付
勢するためのガイド部材付勢手段とを備え、ガイド部材
のカム部はアーム付勢手段によるアームの回動に応じて
ストロボ本体を起立方向に回動させる形状を有し、スト
ロボ本体の起立直前位置でのアーム端部のカム係合部に
対応する部分でカム部に沿って移動するカム係合部の移
動方向とアームの軸方向とが交わる角度が略90°もし
くは90°となる形状をなす。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ポップアップ型の
ストロボ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】カメラに取付けられているポップアップ
型のストロボ装置は、ストロボ発光部を内蔵し、カメラ
本体に対して使用状態の起立位置と非使用状態の収納位
置とを回動する構造を有する。このようなストロボ装置
は、カメラの携帯性を損なうことなく、使用時にレンズ
から遠い位置に起立させてその発光部から発光させるこ
とができる。しかしながら、前記ストロボ装置は起立の
ためポップアップ時に衝撃がカメラ本体に加わるという
問題があった。
【0003】このようなことから、本出願人はポップア
ップ時の衝撃を緩和するストロボ装置(特開平6−95
219号公報)を既に出願した。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、特開平6−
95219号公報の発明と異なる構造で起立完了時点で
のカメラ本体への衝撃を確実に緩和することが可能なス
トロボ装置を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係るストロボ装
置は、カメラ本体に対して使用状態の起立位置と非使用
状態の収納位置とを回動するポップアップ型のストロボ
装置において、前記カメラ本体に回動可能に軸支された
少なくともストロボ発光部を内蔵したストロボ本体と、
一端が前記ストロボ本体に回動可能に取付けられ、他端
にカム係合部を有するアームと、前記カメラ本体に移動
可能に取付けられ、前記アームのカム係合部が係合され
るカム部を有するガイド部材と、前記アームをその回動
方向に付勢するためのアーム付勢手段と、前記ガイド部
材をその移動方向に付勢するためのガイド部材付勢手段
とを備え、前記ガイド部材のカム部は、前記アーム付勢
手段によるアームの回動に応じて前記ストロボ本体を起
立方向に回動させる形状を有し、かつ前記ストロボ本体
の起立直前位置での前記アーム端部のカム係合部に対応
する部分において前記カム部に沿って移動するカム係合
部の移動方向と前記アームの軸方向とが交わる角度が略
90°もしくは90°となる形状をなすことを特徴とす
るものである。
【0006】このような構成によれば、端部のカム係合
部をガイド部材の特定形状のカム部に係合させたアーム
をアーム付勢手段により回動させることによって、スト
ロボ本体のポップアップによる起立直前位置でのストロ
ボの回動速度を遅くしてカメラ本体に加わる衝撃力を確
実に緩和することができる。
【0007】また、前記ストロボ本体を手で起立位置か
ら収納位置方向に回動させる際、前記ガイド部材付勢手
段の付勢力に抗して前記ガイド部材を移動させて、前記
アーム端部のカム係合部が前記カム部に沿って移動する
方向と反対方向(収納位置方向)に移動させることがで
きるため、前記ストロボ本体の収納方向への回動動作を
円滑に行うことができる。
【0008】本発明に係る別のストロボ装置は、カメラ
本体に対して使用状態の起立位置と非使用状態の収納位
置とを回動するポップアップ型のストロボ装置におい
て、前記カメラ本体に回動可能に軸支され、少なくとも
ストロボ発光部を内蔵すると共にカム部を有するストロ
ボ本体と、前記カメラ本体に移動可能に取付けられた第
1アームと、一端が前記第1アームに回動可能に取付け
られ、他端に前記カム部と係合されるカム係合部を有す
る第2アームと、前記第1アームをその移動方向に付勢
するための第1付勢手段と前記第2アームをその回動方
向に付勢するための第2付勢手段と、を備え、前記スト
ロボ本体のカム部は、前記第2付勢手段による前記第2
アームの回動に応じて前記ストロボ本体を起立方向に回
動させる形状を有し、かつ前記ストロボ本体の起立直前
位置での前記第2アーム端部のカム係合部に対応する部
分において前記カム部に沿って移動するカム係合部の移
動方向と前記第2アームの軸方向とが交わる角度が略9
0°もしくは90°となる形状をなすことを特徴とする
ものである。
【0009】このような構成によれば、端部のカム係合
部をストロボ本体の特定形状のカム部に係合させた第2
アームを第2付勢手段により回動させることによって、
ストロボ本体のポップアップによる起立直前位置でのス
トロボの回動速度を遅くしてカメラ本体に加わる衝撃力
を確実に緩和することができる。
【0010】また、前記ストロボ本体を手で起立位置か
ら収納位置方向に回動させる際、前記第1付勢手段の付
勢力に抗して前記第1アームを移動させて、前記ストロ
ボ本体の起立位置直前での前記第2アーム端部のカム係
合部が前記カム部に沿って移動する方向と反対方向(収
納位置方向)に移動させることができるため、前記スト
ロボ本体の収納方向への回動動作を円滑に行うことがで
きる。
【0011】本発明に係るさらに別のストロボ装置は、
カメラ本体に対して使用状態の起立位置と非使用状態の
収納位置とを回動するポップアップ型のストロボ装置に
おいて、前記カメラ本体に回動可能に軸支され、少なく
ともストロボ発光部を内蔵すると共にカム部を有するス
トロボ本体と、前記カメラ本体に回動可能に取付けられ
た第1アームと、一端が前記第1アームにその第1アー
ムと共に回動可能でかつ一方向に移動可能に係合され、
他端に前記カム部と係合されるカム係合部を有する第2
アームと、前記1アームをその回動方向に付勢するため
の第1付勢手段と、前記第1,第2のアームを前記移動
方向において互いに引き離す方向に付勢するための第2
付勢手段と、を備え、前記ストロボ本体のカム部は、前
記第1付勢手段による第1アームに係合された第2アー
ムの回動に応じて前記ストロボ本体を起立方向に回動さ
せる形状を有し、かつ前記ストロボ本体の起立直前位置
での前記第2アーム端部のカム係合部に対応する部分に
おいて前記カム部に沿って移動するカム係合部の移動方
向と前記第2アームの軸方向とが交わる角度が略90°
もしくは90°となる形状をなすことを特徴とするもの
である。
【0012】このような構成によれば、カメラ本体に回
動可能に取付けられた一方向に移動可能な第1アームお
よびこの第1アームに一端がその第1アームと共に回動
可能でかつ一方向に移動可能に係合され、他端のカム係
合部がストロボ本体の特定形状のカム部に係合させた第
2アームを備え、前記第1アームに係合された第2アー
ムを第1付勢手段により回動させることによって、スト
ロボ本体のポップアップによる起立直前位置でのストロ
ボの回動速度を遅くしてカメラ本体に加わる衝撃力を確
実に緩和することができる。
【0013】また、前記ストロボ本体を手で起立位置か
ら収納位置方向に回動させる際、第2付勢手段の付勢力
に抗して前記第2アームを移動させて、前記ストロボ本
体の起立位置直前での前記第2アーム端部のカム係合部
が前記カム部に沿って移動する方向と反対方向(収納位
置方向)に移動させることができるため、前記ストロボ
本体の収納方向への回動動作を円滑に行うことができ
る。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るストロボ装置
を詳細に説明する。
【0015】(第1実施形態)図1は、この第1実施形
態に係るストロボ装置が組み込まれたカメラを示す斜視
図、図2の(A)〜(D)はストロボ装置におけるスト
ロボ本体が収納位置から起立位置に移動する過程および
押圧によってストロボ本体が起立位置から収納位置に移
動する途中を示す断面図、図3は図1のストロボ装置の
拡大断面図である。
【0016】図1に示す例えば一眼レフカメラは、カメ
ラ本体10、このカメラ本体10に形成されたストロボ
本体収納部20と、前記カメラ本体10に対して非使用
状態において前記収納部20内に収納され、使用状態に
おいて起立するように回動可能なポップアップ型のスト
ロボ装置30とを備えている。
【0017】前記カメラ本体10の前面中央には、レン
ズ鏡筒11が設けられている。レリーズボタン12は、
背面側から見て前記カメラ本体10の前面右端に取付け
られている。
【0018】前記ストロボ本体収納部20は、前記カメ
ラ本体10の前記レンズ鏡筒11上部側に傾斜して形成
されている。前記ストロボ装置30を構成する後述する
それぞれ対をなすアームおよび例えば三角板状のガイド
部材が位置される一対の切欠溝21は、前記収納部20
の上部側に所望距離隔てて互いに平行になるように形成
されている。
【0019】前記ストロボ装置30は、前面上部にスト
ロボ発光部を内蔵した窓31を有するストロボ本体32
を備えている。ロック爪33は、前記ストロボ本体収納
部20の傾斜した内面に取付けられている。このロック
爪33との係合されるロック爪係合部34は、前記窓3
1から下方に位置する前記ストロボ本体32部分に形成
されている。前記ロック爪係合部34と前記ロック爪3
3との係合を解除するためのロック解除スイッチ35
は、前記収納部20と隣接した前記カメラ本体10部分
に取付けられている。
【0020】前記ストロボ本体32は、図2、図3に示
すように前記カメラ本体10に軸35を介して回動可能
に軸支されている。一対のアーム36は、前記ストロボ
本体収納部20に形成された一対の切欠溝21に互いに
平行かつ対向するようにそれぞれ位置されている。第1
回動軸37は、前記ストロボ本体32を幅方向に軸着さ
れ、かつその両端付近は前記各アーム36の一端に軸支
されている。アーム付勢手段である一対の第1トーショ
ンバネ38は、図3に示すように前記ストロボ本体32
の両側面と前記各アーム36の間に位置する前記第1回
動軸37部分にそれぞれ捲回されている。これら第1ト
ーションバネ38は、一端38aが前記ストロボ本体3
2の側面から水平方向に突出したピン39に係止され、
他端38bが前記アーム36に挿着されている。前記各
アーム36は、他端にカム係合ピン40を有する。前記
第1回転軸37に取付けられた第1トーションバネ38
は、前記各アーム36をそれらのカム係合部40を支点
として例えば反時計回り方向に付勢し、その付勢力は前
記ストロボ本体32の収納位置で最大になる。
【0021】例えば直角三角板状をなす一対のガイド部
材41は、前記ストロボ本体収納部20に形成された一
対の切欠溝21に互いに平行かつ対向するになるように
それぞれ位置されている。第2回動軸42は、前記一対
の切欠溝21間に位置するカメラ本体10部分に軸着さ
れ、かつその両端付近は前記各ガイド部材41の鋭角の
コーナ部にそれらの直角のコーナ部が上部側に位置する
ように軸支されている。ガイド部材付勢手段である一対
の第2トーションバネ43は、図3に示すように前記一
対の切欠溝21間に位置するカメラ本体10部分の両側
面と前記各ガイド部材41の間に位置する前記第2回動
軸42部分にそれぞれ捲回されている。これら第2トー
ションバネ43は、一端43aが前記カメラ本体10部
分から水平方向に突出したピン44に係止され、他端4
3bが前記ガイド部材41に挿着されている。前記第2
回転軸42に取付けられた第2トーションバネ43は、
前記各ガイド部材41を前記第2回動軸42を支点とし
て例えば時計回り方向に付勢する。この時、図2の
(A)の位置で前記ガイド部材41が止まるようにスト
ッパが設けられている。前記アーム36のカム係合ピン
40が係合される例えば直線状のカム部(カム溝)45
は、前記直角三角板状をなす各ガイド部材41にそれぞ
れ各ガイド部材41の最長辺に沿うように形成されてい
る。これらカム溝45において、前記第2回動軸42側
に位置する端部は前記ストロボ本体32の起立直前位置
で起立回転速度を限りなくゼロに近づける箇所に位置さ
れている。具体的には、前記カム溝45において前記ス
トロボ本体32の起立直前位置で前記アーム36のカム
係合部40が位置するカム溝45の端部は前記カム係合
ピン40の移動方向と前記第アーム36の軸方向とが交
わる角度が90°になる箇所に位置されている。ここ
で、前記角度とは後述する図5に示す前記カム係合ピン
40の移動方向(一点鎖線)と前記カム係合ピン40か
ら前記第アーム36の軸方向に延びる線とが交わる角度
(θ)を意味する。
【0022】なお、前記第2トーションバネ43は前記
第1トーションバネ38比べて十分大きなバネ力を有す
る。
【0023】次に、前述した第1実施形態に係るストロ
ボ装置の作用を図1,図2の(A)〜(D)、図3およ
び図4〜図6を参照して説明する。
【0024】図2の(A)に示すストロボ本体32がス
トロボ本体収納部20に収納された状態において、第1
回動軸37に捲回された一対の第1トーションバネ38
による一対のアーム36を回動軸37を中心として反時
計回り方向に回転させる付勢力が加わり、かつこの前記
一対のアーム36他端のカム係合ピン40はガイド部材
41の第2回動軸42から離れたカム溝45端部(左
端)に位置されている。
【0025】図2の(A)の状態で、図1に示すロック
解除スイッチ35を作動すると、前記ストロボ本体収納
部20のロック爪33と前記ストロボ本体32のロック
爪係合部34との係合が解除される。この係合解除がな
されると、第1回動軸37に捲回された一対の第1トー
ションバネ38による一対のアーム36をそれらのカム
係合ピン40を支点として反時計回り方向に回転させる
付勢力が働く。この付勢力は、図4に示すように前記ス
トロボ本体32の軸35(回動中心)に直接作用せず、
てこの原理により間接的に作用するため、前記アーム3
6の回転力を前記ストロボ本体32の軸35を中心とし
た回動力として作用させるにはアーム36の回転中心
(支点)であるカム係合ピン40の移動、つまりガイド
部材41のカム溝45に沿う移動を必然的に伴う。換言
すれば、前記アーム36の支点が移動を伴わなければそ
のアーム36の回転力は前記ストロボ本体32の回転力
として伝達されない。
【0026】具体的には、前記ロック爪33と前記スト
ロボ本体32のロック爪係合部34との係合が解除さ
れ、第1回動軸37に捲回された一対の第1トーション
バネ38による一対のアーム36をそれらのカム係合ピ
ン40を支点として反時計回り方向に回転させる付勢力
が働くと、前述したアーム36の回転力によるストロボ
本体32への回転伝達力とアーム36の支点であるカム
係合ピン40のカム溝45に沿う移動との関係から、前
記ストロボ本体32は図2の(B)に示すように前記カ
メラ本体10に軸着した軸35を回動中心にして時計回
り方向に回動し、最後に図2の(C)に示す起立位置ま
で回動し、これに伴って前記一対のアーム36の回転中
心(支点)であるカム係合ピン40はガイド部材41の
第2回動軸42から離れたカム溝45端部(左端)から
同カム溝45に沿って第2回動軸42の近接したカム溝
45端部(右端)に達す。このカム係合ピン40がカム
溝45端部(右端)に達する位置を前記アーム36の軸
方向と前記カム溝45のなす角度(θ)が90°になる
位置に設定しているため、アーム36の回転力によるス
トロボ本体32への回転伝達力が実効的にゼロになる。
前記アーム36の単位回転角に対してストロボ本体32
の回転角が起立に伴って減少し、最後にゼロになる。つ
まり、軸35を回転中心とするストロボ本体32の回転
力が限りなくゼロに近づく結果、そのストロボ本体32
の回動によるカメラ本体10への衝撃を確実に緩和する
ことができる。
【0027】また、前述したストロボ装置30において
アーム36の回転力およびその支点であるカム係合ピン
40のガイド部材41に形成されカム溝45に沿う移動
に伴い前記ストロボ本体32の起立力を増大させること
ができる。
【0028】前記ロック爪33と前記ストロボ本体32
のロック爪係合部34との係合が解除され、第1回動軸
37に捲回された一対の第1トーションバネ38による
一対のアーム36をそれらのカム係合ピン40を支点と
して反時計回り方向に回転させる付勢力が働いたとき、
カム係合ピン40がカム溝45に働く力Fによって生じ
るカム係合ピン40へ作用する力R0とストロボ本体3
2を起立させるための力R1は図5に示すようになる。
【0029】前述した図4のアーム36の第1トーショ
ンバネ38によるモーメントをM、ストロボ本体32の
起立方向へのモーメントをM’、アーム36の長さを
L、前記アーム36の軸方向と前記カム溝45のなす角
度とすると、前記力Fは次式(1)で表され、分力R1
は次式(2)で表され、M’は次式(3)で表される。
【0030】 F=M/L …(1) R1=F×tanθ …(2) M’=R1×L’ …(3) ここで、(3)式中のL’は図5に示す腕の長さを示
す。
【0031】前記(1),(2),(3)式から起立モ
ーメントM’は、M’=F×tanθ×L’…(4)で
表される。つまり、θが大きいほど、起立モーメント
M’も大きくなる。したがって、前記ストロボ本体32
の起立位置では前述したようにアーム36の軸方向とカ
ム溝45とのなす角度θが90°近傍になるため、図6
に示すようにストロボ本体32に大きな起立モーメント
M’が加わり、前記ストロボ本体32を目的とする位置
まで起立させることができる。第1トーションバネ38
のバネ力は、収納位置で最大となり、起立位置方向への
移動に伴って小さくなるが、前記(4)式より起立モー
メントM’はtanθの項の効果があるため、前記第1
トーションバネ38で直接前記ストロボ本体32を起立
させる場合に比べてトーションバネを大きくしなくてす
む。その結果、スペース的に有利になる。なお、この時
第2トーションバネ43は第1トーションバネ38より
十分に強いバネ力を有するため、前記ガイド部材41の
回動を阻止することができる。
【0032】一方、ストロボ本体32を起立状態からカ
メラ本体10のストロボ本体収納部20に収納させるに
は、図2の(C)に示す起立状態のストロボ本体32の
頂部を手で下方に向けて押圧する。前記ストロボ本体3
2が収納位置方向に会同するためには、前記係合ピン4
0が左端方向に移動する必要がある。通常では前記アー
ム36の軸方向と前記カム溝45とのなす角度が90°
であるため、移動不可能であるが、前記ストロボ本体3
2を押圧すると、前記ガイド部材41は前記ストロボ本
体32に第1回動軸37を介して連結したアーム36の
カム係合ピン40の押圧力により前記第2トーションバ
ネ43の付勢力に抗して反時計回り方向に回転する。そ
の結果、前記アーム36のカム係合ピン40が図2の
(D)に示すように前記ガイド部材41のカム溝45に
沿ってそのカム溝45の右端から左端に向けて移動する
ため、前述したストロボ本体32の起立動作と反対の動
きが生じ、ストロボ本体32に比較的小さい押圧力を加
えるだけでカメラ本体10のストロボ本体収納部20に
円滑に収納することができる。
【0033】以上、第1実施形態によればストロボ本体
32の回動によるカメラ本体10への衝撃を確実に緩和
することができるとともに、前記ストロボ本体32を目
的とする位置で起立させることができ、さらにストロボ
本体32の起立状態から収納状態への動作もストロボ本
体32に押圧力を加えるだけで円滑に行うことができ
る。
【0034】なお、前述した第1実施形態においてガイ
ド部材を直角三角形状の板により形成したが、四角形
等、他の形状の板により形成してもよい。
【0035】(第2実施形態)図7の(A)〜(D)
は、この第2実施形態に係るストロボ装置におけるスト
ロボ本体が収納位置から起立位置に移動する過程および
押圧によってストロボ本体が起立位置から収納位置に移
動する途中を示す断面図である。なお、前述した図2と
同様な部材は同符号を付して説明を省略する。
【0036】ストロボ装置30は、前面上部にストロボ
発光部を内蔵した窓31を有するストロボ本体32を備
えている。ストロボ本体32は、カメラ本体10に軸3
5を介して回動可能に軸支されている。一対の直線状の
カム溝51は、前記ストロボ本体32の両側面にその長
手方向に沿ってそれぞれ形成されている。
【0037】開口付近が狭まった形状をなす一対の凹部
52は、ストロボ本体収納部20に形成された一対の切
欠溝21下方のカメラ本体10部分に形成されている。
下端にフランジ部53を有する一対の第1アーム54
は、前記凹部52の上下方向に移動可能に挿入されてい
る。第1付勢手段であるコイルバネ55は、前記凹部5
2内に前記第1アーム54のフランジ部53下方にそれ
ぞれ配置され、前記各第1アーム54をその移動方向
(上方)に向けて付勢している。
【0038】第2アーム56は、ストロボ本体収納部2
0に形成された一対の切欠溝(図示せず)に位置し、一
端(下端)が前記第1アーム54の上端付近に回動軸5
7を介して回動可能に軸支されて、他端(上端)に前記
ストロボ本体32のカム溝51と係合されるカム係合ピ
ン58を有する。第2付勢手段である一対のトーション
バネ(図示せず)は、前記第1、第2のアーム54,5
6間に位置する前記回動軸57部分にそれぞれ捲回され
ている。これらトーションバネは、一端が前記各第2ア
ーム56部分から水平方向に突出したピン(図示せず)
に係止され、他端が前記各第1アーム54に挿着されて
いる。前記回転軸57に取付けられた図示しないトーシ
ョンバネは、前記第2アーム56を前記回動軸57を支
点として例えば時計回り方向に付勢する。なお、前記コ
イルバネ55は前記回転軸57に取付けられたトーショ
ンバネに比べて充分に大きなバネ力を有する。
【0039】前記ストロボ本体32に形成された各カム
溝51において、前記ストロボ本体32の起立直前位置
で前記第2アーム56のカム係合ピン58が位置する前
記軸35側近傍の端部は前記カム係合ピン58の移動方
向と前記第2アーム56のなす角度が90°になる箇所
に位置されている。ここで、前記角度とは図7の(C)
に示す前記カム係合ピン58の移動方向(一点鎖線)と
前記カム係合ピン58から前記第2第アーム56の軸方
向に延びる線とが交わる角度(θ)を意味する。
【0040】次に、前述した第2実施形態に係るストロ
ボ装置の作用を図1および図7の(A)〜(D)を参照
して説明する。
【0041】図7の(A)に示すストロボ本体32がス
トロボ本体収納部20に収納された状態において、回動
軸57に捲回された一対のトーションバネ(図示せず)
による一対の第2アーム56を前記回動軸57を支点と
して時計回り方向に回転させる付勢力が加わっており、
かつこの前記一対の第2アーム56他端のカム係合ピン
58はストロボ本体32の軸35から離れたカム溝51
端部(左端)に位置されている。
【0042】図7の(A)の状態で、前述した図1に示
すロック解除スイッチ35を作動すると、前記ストロボ
本体収納部20のロック爪33と前記ストロボ本体32
のロック爪係合部34との係合が解除される。この係合
解除がなされると、前記回動軸57に捲回された図示し
ない一対のトーションバネによる一対の第2アーム56
を前記回動軸57を支点として時計回り方向に回転させ
る付勢力が働く。この付勢力は、前記ストロボ本体32
の軸35(回動中心)に直接作用せず、てこの原理によ
り間接的に作用するため、前記第2アーム56の回転力
を前記ストロボ本体32の軸35を中心とした回動力と
して作用させるには前記第2アーム56の作用端である
カム係合ピン58の移動、つまりストロボ本体32のカ
ム溝51に沿う移動を必然的に伴う。換言すれば、前記
第2アーム56の作用端が移動を伴わなければその第2
アーム56の回転力は前記ストロボ本体32の回転力と
して伝達されない。
【0043】具体的には、前記ロック爪33と前記スト
ロボ本体32のロック爪係合部34との係合が解除さ
れ、前記回動軸57に捲回された一対のトーションバネ
(図示せず)による一対の第2アーム56を前記回動軸
57を支点として時計回り方向に回転させる付勢力が働
くと、前述した第2アーム56の回転力によるストロボ
本体32への回転伝達力と第2アーム56の作用端であ
るカム係合ピン58のカム溝51に沿う移動との関係か
ら、前記ストロボ本体32は図7の(B)に示すように
前記カメラ本体10に軸着した軸35を回動中心にして
時計回り方向に回動し、最後に図7の(C)に示す起立
位置まで回動し、これに伴って前記一対の第2アーム5
6の作用端であるカム係合ピン58は前記ストロボ本体
32の軸35から離れたカム溝51端部(左端)から同
カム溝51に沿って軸35の近接したカム溝51端部
(右端)に達す。前記カム係合ピン58がカム溝51端
部(右端)に達する位置を前記第2アーム56の軸方向
と前記カム溝51のなす角度(θ)が90°になる位置
に設定しているため、第2アーム56の回転によるスト
ロボ本体32への回転伝達力が実効的らゼロになる。前
記第2アーム56の単位回転角に対してストロボ本体3
2の回転角が起立に伴って減少し、最後にゼロになる。
つまり、軸35を回転中心とするストロボ本体32の回
転力が限りなくゼロに近づく結果、前記ストロボ本体3
2の回動によるカメラ本体10への衝撃を確実に緩和す
ることができる。
【0044】また、前述したストロボ装置30において
第2アーム56の回転力およびその作用端であるカム係
合ピン58のストロボ本体32に形成されカム溝51に
沿う移動に伴い前記ストロボ本体32の起立力を増加さ
せることができる。その結果、起立のためのバネ力を大
きくしなくてもすむため、スペース的に有利になる。
【0045】一方、ストロボ本体32を起立状態からカ
メラ本体10のストロボ本体収納部20に収納させるに
は、図7の(C)に示す起立状態のストロボ本体32の
頂部を手で下方に向けて押圧する。この時、一対の第1
アーム54は一対のコイルバネ55により上方に付勢さ
れているため、前記ストロボ本体32の押圧すると、第
1アーム54は図7の(D)に示すように前記ストロボ
本体32のカム溝51に係合されたカム係合ピン58を
上端に有する第2アーム56の押圧力により前記コイル
バネ55の付勢力に抗して下方に移動する。その結果、
前記第2アーム56のカム係合ピン58が前記ストロボ
本体32のカム溝51に沿ってそのカム溝51の右端か
ら左端に向けて移動するため、前述したストロボ本体3
2の起立動作と反対の動きが生じ、ストロボ本体32に
比較的小さい押圧力を加えるだけでカメラ本体10のス
トロボ本体収納部20に円滑に収納することができる。
【0046】以上、第2実施形態によればストロボ本体
32の回動によるカメラ本体10への衝撃を確実に緩和
することができるとともに、前記ストロボ本体32を目
的とする位置まで起立させることができ、さらにストロ
ボ本体32の起立状態から収納状態への動作もストロボ
本体32に比較的小さい押圧力を加えるだけで円滑に行
うことができる。
【0047】(第3実施形態)図8の(A)〜(D)
は、この第3実施形態に係るストロボ装置におけるスト
ロボ本体が収納位置から起立位置に移動する過程および
押圧によってストロボ本体が起立位置から収納位置に移
動する途中を示す断面図である。なお、前述した図2と
同様な部材は同符号を付して説明を省略する。
【0048】ストロボ装置30は、前面上部にストロボ
発光部を内蔵した窓31を有するストロボ本体32を備
えている。ストロボ本体32は、カメラ本体10に軸3
5を介して回動可能に軸支されている。一対の直線状の
カム溝61は、前記ストロボ本体32の両側面にその長
手方向に沿ってそれぞれ形成されている。
【0049】一対の第1アーム62は、ストロボ本体収
納部20に形成された一対の切欠溝(図示せず)に位置
し、一端(下端)がこの切欠溝の内側面のカメラ本体1
0にそれぞれ回動軸63を介して回動可能に軸支され
て、他端(上端)にフランジ部64を有する。第1付勢
手段である一対のトーションバネ(図示せず)は、切欠
溝の内側面と前記第1アーム62間に位置する前記回動
軸63部分にそれぞれ捲回されている。これらトーショ
ンバネは、一端が前記各切欠溝の内側面のカメラ本体1
0から水平方向に突出したピン(図示せず)に係止さ
れ、他端が前記各第1アーム62に挿着されている。前
記回転軸63に取付けられた図示しないトーションバネ
は、前記第1アーム62を前記回動軸63を支点として
例えば反時計回り方向に付勢する。
【0050】下端面と連通するバネ収納中空部65を有
する第2アーム66は、ストロボ本体収納部20に形成
された一対の切欠溝(図示せず)に位置し、一端(下
端)開口側に前記第1アーム62のフランジ部64側が
第1アーム62と共に回動可能でかつ一方向に移動可能
に係合され、他端(上端)に前記ストロボ本体32のカ
ム溝61と係合されるカム係合ピン67を有する。第2
付勢手段であるコイルバネ68は、前記第2アーム66
の中空部65内に前記第1アーム62のフランジ部64
上方に位置するようにそれぞれ配置され、前記各第2ア
ーム66をその移動方向(斜め上方)に向けて付勢して
いる。
【0051】前記ストロボ本体32の起立直前位置にお
いて前記第2アーム66のカム係合ピン67が位置する
前記軸35側近傍の前記各カム溝61端部は、前記カム
係合ピン67の移動方向と前記第2アーム66のなす角
度が90°になる箇所に位置されている。ここで、前記
角度とは図8に示す前記カム係合ピン67の移動方向
(一点鎖線)と前記カム係合ピン67から前記第2アー
ム66の軸方向に延びる線とが交わる角度(θ)を意味
する。
【0052】なお、前記コイルバネ68は図示しないト
ーションバネに比べて十分に強いバネ力を有する。
【0053】次に、前述した第3実施形態に係るストロ
ボ装置の作用を図1および図8の(A)〜(D)を参照
して説明する。
【0054】図8の(A)に示すストロボ本体32がス
トロボ本体収納部20に収納された状態において、回動
軸63に捲回された一対のトーションバネ(図示せず)
による一対の第1アーム62を前記回動軸63を支点と
して反時計回り方向に回転させる付勢力が加わり、かつ
この前記第1アーム62に一方向に移動可能に係合され
た一対の第2アーム66他端のカム係合ピン67はスト
ロボ本体32の軸35に近接したカム溝61端部(右
端)に位置されている。
【0055】図8の(A)の状態で、前述した図1に示
すロック解除スイッチ35を作動すると、前記ストロボ
本体収納部20のロック爪33と前記ストロボ本体32
のロック爪係合部34との係合が解除される。この係合
解除がなされると、前記回動軸63に捲回された図示し
ない一対のトーションバネによる一対の第1アーム62
およびこの第1アーム62に一方向に移動可能に係合さ
れた一対の第2アーム66を前記回動軸63を支点とし
て反時計回り方向に回転させる付勢力が働く。この付勢
力は、前記ストロボ本体32の軸35(回動中心)に直
接作用せず、てこの原理により間接的に作用するため、
前記第2アーム66の回転力を前記ストロボ本体32の
軸35を中心とした回動力として作用させるには前記第
2アーム66の作用端であるカム係合ピン67の移動、
つまりストロボ本体32のカム溝61に沿う移動を必然
的に伴う。換言すれば、前記第2アーム66の作用端が
移動を伴わなければその第2アーム66の回転力は前記
ストロボ本体32の回転力として伝達されない。
【0056】具体的には、前記ロック爪33と前記スト
ロボ本体32のロック爪係合部34との係合が解除さ
れ、前記回動軸67に捲回された一対のトーションバネ
(図示せず)による一対の第1アーム62およびこの第
1アーム62に一方向に移動可能に係合された一対の第
2アーム66を前記回動軸67を支点として反時計回り
方向に回転させる付勢力が働くと、前述した第2アーム
66の回転力によるストロボ本体32への回転伝達力と
第2アーム66の作用端であるカム係合ピン67のカム
溝61に沿う移動との関係から、前記ストロボ本体32
は図8の(B)に示すように前記カメラ本体10に軸着
した軸35を回動中心にして時計回り方向に回動し、最
後に図8の(C)に示す起立位置まで回動する。これに
伴って前記一対の第2アーム66の作用端であるカム係
合ピン67は前記ストロボ本体32の軸35に近傍した
カム溝61端部(右端)から同カム溝61に沿って軸3
5から離れたカム溝61端部(左端)に達す。なお、第
2アーム66はその中空部65に収納されたコイルバネ
68により斜め上方に付勢されているため、図8の
(B)に示す起立動作中は前記第1アーム62に対して
右端(離れた状態)に達した状態で前記第1アーム62
の回動に連動する。前記カム係合ピン67がカム溝61
端部(左端)に達する位置を前記第2アーム66の軸方
向と前記カム溝61のなす角度(θ)が90°になる位
置に設定しているため、第2アーム66の回転力による
ストロボ本体32への回転伝達力が実効的にゼロにな
る。前記第2アーム66の単位回転角に対してストロボ
本体32の回転角が起立に伴って減少し、最後にゼロに
なる。つまり、軸35を回転中心とするストロボ本体3
2の回転力が限りなくゼロに近づく結果、そのストロボ
本体32の回動によるカメラ本体10への衝撃を確実に
緩和することができる。
【0057】また、前述したストロボ装置30において
第2アーム66の回転力およびその作用端であるカム係
合ピン67のストロボ本体32に形成されカム溝61に
沿う移動に伴い前記ストロボ本体32の起立力を増大さ
せることができる。その結果、起立のためのバネ力を大
きくしなくてもすむため、スペース的に有利になる。
【0058】一方、ストロボ本体32を起立状態からカ
メラ本体10のストロボ本体収納部20に収納させるに
は、図8の(C)に示す起立状態のストロボ本体32の
頂部を手で下方に向けて押圧する。この時、一対の第2
アーム54はそれらの中空部65に収納された一対のコ
イルバネ68により斜め上方に付勢されているため、前
記ストロボ本体32を押圧すると、このストロボ本体3
2のカム溝61に係合されたカム係合ピン67を上端に
有する前記第2アーム66は図8の(D)に示すように
前記コイルバネ68の付勢力に抗して斜め下方に移動す
る。その結果、前記第2アーム66のカム係合ピン67
が前記ストロボ本体32のカム溝61に沿ってそのカム
溝61の左端から右端に向けて移動するため、前述した
ストロボ本体32の起立動作と反対の動きが生じ、スト
ロボ本体32に比較的小さい押圧力を加えるだけでカメ
ラ本体10のストロボ本体収納部20に円滑に収納する
ことができる。
【0059】以上、第3実施形態によればストロボ本体
32の回動によるカメラ本体10への衝撃を確実に緩和
することができるとともに、前記ストロボ本体32を目
的とする位置まで起立させることができ、さらにストロ
ボ本体32の起立状態から収納状態への動作もストロボ
本体32に比較的小さい押圧力を加えるだけで円滑に行
うことができる。
【0060】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、起
立完了時点でのカメラ本体への衝撃を確実に緩和するこ
とが可能なストロボ装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係るストロボ装置が組
み込まれたカメラを示す斜視図。
【図2】ストロボ装置におけるストロボ本体が収納位置
から起立位置に移動する過程および押圧によってストロ
ボ本体が起立位置から収納位置に移動する途中を示す断
面図。
【図3】図1のストロボ装置の拡大断面図。
【図4】図1のストロボ装置における各部材の動きを説
明するための概略図。
【図5】カム溝を移動する途中におけるカム係合ピンを
起点としたベクトルを示す図。
【図6】ストロボ本体の起立位置でのカム溝に係合した
カム係合ピンを起点としたベクトルを示す図。
【図7】本発明の第2実施形態におけるストロボ装置の
ストロボ本体が収納位置から起立位置に移動する過程お
よび押圧によってストロボ本体が起立位置から収納位置
に移動する途中を示す断面図。
【図8】本発明の第3実施形態におけるストロボ装置の
ストロボ本体が収納位置から起立位置に移動する過程お
よび押圧によってストロボ本体が起立位置から収納位置
に移動する途中を示す断面図。
【符号の説明】
10…カメラ本体、 20…ストロボ本体収納部、 30…ストロボ装置、 32…ストロボ本体、 35…軸、 36…アーム、 37…第1回動軸、 38…第1トーションバネ、 40,58,67…カム係合ピン、 41…ガイド部材、 42…第2回動軸、 43…第2トーションバネ、 45,51,61…カム溝、 54,62…第2アーム、 55,68…コイルバネ、 56,66…第2アーム、 57,63…回動軸。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カメラ本体に対して使用状態の起立位置
    と非使用状態の収納位置とを回動するポップアップ型の
    ストロボ装置において、 前記カメラ本体に回動可能に軸支された少なくともスト
    ロボ発光部を内蔵したストロボ本体と、 一端が前記ストロボ本体に回動可能に取付けられ、他端
    にカム係合部を有するアームと、 前記カメラ本体に移動可能に取付けられ、前記アームの
    カム係合部が係合されるカム部を有するガイド部材と、 前記アームをその回動方向に付勢するためのアーム付勢
    手段と、 前記ガイド部材をその移動方向に付勢するためのガイド
    部材付勢手段とを備え、 前記ガイド部材のカム部は、前記アーム付勢手段による
    アームの回動に応じて前記ストロボ本体を起立方向に回
    動させる形状を有し、かつ前記ストロボ本体の起立直前
    位置での前記アーム端部のカム係合部に対応する部分に
    おいて前記カム部に沿って移動するカム係合部の移動方
    向と前記アームの軸方向とが交わる角度が略90°もし
    くは90°となる形状をなすことを特徴とするストロボ
    装置。
  2. 【請求項2】 前記カム係合部の移動方向と前記アーム
    の軸方向とが交わる前記角度は、前記ストロボ本体の収
    納位置において90°より小さく、前記ストロボ本体を
    起立方向に回動させるような前記アームの回動に伴って
    増加し、かつ前記ガイド部材の付勢方向と逆方向への移
    動によって減少するように構成されることを特徴とする
    請求項1記載のストロボ装置。
  3. 【請求項3】 前記ガイド部材は、前記ストロボ本体が
    起立位置から収納位置の方向に移動させる際、前記アー
    ムを介して前記カム係合部の移動方向と前記アームの軸
    方向とが交わる略90°もしくは90°の角度を変化さ
    せるように前記ガイド部材付勢手段に抗して移動するこ
    とを特徴とする請求項1記載のストロボ装置。
  4. 【請求項4】 カメラ本体に対して使用状態の起立位置
    と非使用状態の収納位置とを回動するポップアップ型の
    ストロボ装置において、 前記カメラ本体に回動可能に軸支され、少なくともスト
    ロボ発光部を内蔵すると共にカム部を有するストロボ本
    体と、 前記カメラ本体に移動可能に取付けられた第1アーム
    と、 一端が前記第1アームに回動可能に取付けられ、他端に
    前記カム部と係合されるカム係合部を有する第2アーム
    と、 前記第1アームをその移動方向に付勢するための第1付
    勢手段と、 前記第2アームをその回動方向に付勢するための第2付
    勢手段とを備え、 前記ストロボ本体のカム部は、前記第2付勢手段による
    前記第2アームの回動に応じて前記ストロボ本体を起立
    方向に回動させる形状を有し、かつ前記ストロボ本体の
    起立直前位置での前記第2アーム端部のカム係合部に対
    応する部分において前記カム部に沿って移動するカム係
    合部の移動方向と前記第2アームの軸方向とが交わる角
    度が略90°もしくは90°となる形状をなすことを特
    徴とするストロボ装置。
  5. 【請求項5】 前記カム係合部の移動方向と前記第2ア
    ームの軸方向とが交わる前記角度は、前記ストロボ本体
    の収納位置において90°より小さく、前記ストロボ本
    体を起立方向に回動させるような前記第2アームの回動
    に伴って増加し、かつ前記第1アームの付勢方向と逆方
    向への移動によって減少するように構成されることを特
    徴とする請求項4記載のストロボ装置。
  6. 【請求項6】 カメラ本体に対して使用状態の起立位置
    と非使用状態の収納位置とを回動するポップアップ型の
    ストロボ装置において、 前記カメラ本体に回動可能に軸支され、少なくともスト
    ロボ発光部を内蔵すると共にカム部を有するストロボ本
    体と、 前記カメラ本体に回動可能に取付けられた第1アーム
    と、 一端が前記第1アームにその第1アームと共に回動可能
    でかつ一方向に移動可能に係合され、他端に前記カム部
    と係合されるカム係合部を有する第2アームと、 前記1アームをその回動方向に付勢するための第1付勢
    手段と、 前記第1,第2のアームを前記移動方向において互いに
    引き離す方向に付勢するための第2付勢手段と、を備
    え、 前記ストロボ本体のカム部は、前記第1付勢手段による
    第1アームに係合された第2アームの回動に応じて前記
    ストロボ本体を起立方向に回動させる形状を有し、かつ
    前記ストロボ本体の起立直前位置での前記第2アーム端
    部のカム係合部に対応する部分において前記カム部に沿
    って移動するカム係合部の移動方向と前記第2アームの
    軸方向とが交わる角度が略90°もしくは90°となる
    形状をなすことを特徴とするストロボ装置。
  7. 【請求項7】 前記カム係合部の移動方向と前記第2ア
    ームの軸方向とが交わる前記角度は、前記ストロボ本体
    の収納位置において90°より小さく、前記ストロボ本
    体を起立方向に回動させるような前記第2アームの回動
    に伴って増加し、かつ前記第2アームの付勢方向と逆方
    向への移動によって減少するように構成されることを特
    徴とする請求項6記載のストロボ装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009086104A (ja) * 2007-09-28 2009-04-23 Sanyo Electric Co Ltd 開閉回動する突出体を具えた機器
JP2015079190A (ja) * 2013-10-18 2015-04-23 カシオ計算機株式会社 回動部材の回動軸収容構造、及び電子機器

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JP2009086104A (ja) * 2007-09-28 2009-04-23 Sanyo Electric Co Ltd 開閉回動する突出体を具えた機器
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