JP2002090584A - 光コネクタ - Google Patents

光コネクタ

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JP2002090584A
JP2002090584A JP2000276827A JP2000276827A JP2002090584A JP 2002090584 A JP2002090584 A JP 2002090584A JP 2000276827 A JP2000276827 A JP 2000276827A JP 2000276827 A JP2000276827 A JP 2000276827A JP 2002090584 A JP2002090584 A JP 2002090584A
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JP
Japan
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lens
optical
optical fiber
optical element
molded product
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Withdrawn
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JP2000276827A
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English (en)
Inventor
Takeshi Nakano
剛 中野
Shunsuke Matsushima
俊輔 松島
Yoshiaki Kanbe
祥明 神戸
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】光結合効率の製品毎のばらつきを低減した光コ
ネクタを提供する。 【解決手段】レセプタクル1のボディ2内部には、光フ
ァイバにそれぞれ光結合される発光ダイオードLED及
びフォトダイオードPDが配置される。レンズ体8はレ
ンズ部を一体に備え、レンズ支持体5の筒内にレンズ部
を納めた状態でレンズ支持体5に移動自在に保持され、
コイルばね12によって光ファイバを保持するフェルー
ル側に押圧され、ガイド片10の先端とフェルールとを
接触させることによってレンズ部と光ファイバの端面と
の間の距離が略一定に保たれる。ここで、発光ダイオー
ドLEDからの光はレンズ14aによって略平行光に変
換された後、レンズ体8のレンズ部によって集光され、
光ファイバに入射する。一方、光ファイバからの光はレ
ンズ体8のレンズ部によって略平行光に変換された後、
レンズ14bによって集光され、フォトダイオードPD
に入射する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ファイバに光結
合する光素子を備え、光ファイバを備えるプラグが接続
され、光ファイバと光素子との間で光信号と電気信号と
の交換を行う光コネクタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より光コネクタとして、光ファイバ
に光結合する光素子(例えば、半導体レーザや発光ダイ
オードのような発光素子、PIN型フォトダイオードや
アバランシェ型フォトダイオードのような受光素子な
ど)を内部に備え、光ファイバを保持固定するフェルー
ルを有するプラグが結合され、光ファイバと光素子との
間で光信号と電気信号との交換を行うレセプタクルが提
供されている。また、従来のレセプタクルは、光素子を
プラグのフェルールに保持された光ファイバの端面側へ
押し込むように構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記構成の光コネクタ
では、プラグの寸法精度によって光素子と光ファイバの
端面との間隔にばらつきが発生し、光素子と光ファイバ
の端面との間に隙間ができるため、製品毎に光素子と光
ファイバとの光結合効率が大きくばらつくという問題が
あった。
【0004】このような問題を解決するため、光素子を
プラグの挿抜方向において移動自在に配置し、光素子を
プラグ側に付勢するばねを内部に納装したレセプタクル
も提供されているが、光素子がプラグの挿抜方向におい
て前後動するため、光素子に設けた電極と、回路基板に
設けた導電パターンとの間を電気的に接続するために
は、フレキシブルな配線が必要になるという問題もあっ
た。
【0005】本発明は上記問題点に鑑みて為されたもの
であり、その目的とするところは、光素子と光ファイバ
との光結合効率の製品毎のばらつきを低減した光コネク
タを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明では、光ファイバに光結合する光素
子をレセプタクル本体内部に備え、光ファイバを保持固
定したフェルールを有するプラグが接続され、光ファイ
バと光素子との間で光信号と電気信号との交換をおこな
う光コネクタにおいて、光ファイバと光素子との間の光
路に、光ファイバ又は光素子の内の一方から入射された
光を略平行光に変換する第1のレンズと、第1のレンズ
から入射された平行光を光ファイバ又は光素子の内の他
方の入射面に集光する第2のレンズとを配置し、第1又
は第2のレンズの内、光ファイバ側のレンズが一体に設
けられたレンズ体を光ファイバと光素子との間で移動自
在にレセプタクル本体に配置し、レンズ体をフェルール
側に押し付けてフェルールの先端面と当接させる弾性部
材を設けて成ることを特徴とし、第1又は第2のレンズ
の内、光ファイバ側のレンズが一体に設けられたレンズ
体がレセプタクル本体に移動自在に配置され、弾性部材
によってフェルール側に押し付けられているので、プラ
グ側の寸法精度によって光ファイバの端面の位置がばら
ついたとしても、光ファイバ側のレンズと光ファイバの
端面との間の距離を略一定に保つことができ、光ファイ
バ側のレンズと光ファイバとの間の光結合効率を向上さ
せて、光損失を低減することができる。また、第1のレ
ンズは、光ファイバ又は光素子の内の一方から入射され
た光を略平行光に変換し、この平行光を第2のレンズ
が、光ファイバ又は光素子の内の他方の入射面に集光し
ているので、光ファイバ側のレンズが移動したとして
も、光結合効率が低下することはなく、光損失の発生を
抑制できる。さらに、光素子を移動自在にレセプタクル
本体に配置する必要がないから、光素子の電極と外部回
路との間をフレキシブルな配線で接続する必要がない。
【0007】請求項2の発明では、請求項1の発明にお
いて、第1又は第2のレンズの内、光素子側のレンズを
光素子を封止する透光性を有する封止樹脂により形成し
たことを特徴とし、光素子側のレンズが光素子を封止す
る封止樹脂により形成されているので、光素子とレンズ
との光軸合わせが精度良く行え、光素子とレンズとの間
の光結合効率をさらに高めることができる。
【0008】請求項3の発明では、請求項1の発明にお
いて、光素子が実装された立体回路成型品と、立体回路
成型品に設けた複数の電極にそれぞれ電気的に接続され
る外部接続用の複数の端子ピンが、各電極に接続される
端子ピンの部位を立体回路成型品との対向面から突出さ
せた状態で同時成形された端子ブロックとを備え、各電
極に接続される各端子ピンの部位が、各電極と各端子ピ
ンとの接続方向に対して曲げられたことを特徴とし、各
端子ピンの端子ブロック表面からの突出量がばらついた
としても、各電極に接続される各端子ピンの部位が、各
電極と各端子ピンとの接続方向に対して曲げられている
から、端子ブロックを立体回路成型品側に押し付ける
と、突出量の大きな端子ピンは先端がさらに曲げられる
ことによって、各端子ピンの突出量のばらつきを吸収で
き、全ての端子ピンを立体回路成型品の電極に電気的に
接続させることができる。
【0009】請求項4の発明では、請求項1の発明にお
いて、光素子が実装された立体回路成型品と、立体回路
成型品に設けた複数の電極にそれぞれ電気的に接続され
る外部接続用の複数の端子ピンが、該端子ピンの一端部
を折り曲げて形成した折曲部を立体回路成型品との対向
面に露出させた状態で同時成形された端子ブロックとを
備え、電極は、対応する端子ピンの折曲部と対向する立
体回路成型品の部位に設けられた1乃至複数のバンプ電
極からなり、1乃至複数のバンプ電極と対応する端子ピ
ンの折曲部との位置を合わせた状態で立体回路成型品と
端子ブロックとを硬化時に収縮する接着剤で接着するこ
とを特徴とし、立体回路成型品の電極をそれぞれ1乃至
複数のバンプ電極で構成し、端子ブロックの表面から露
出する端子ピンの折曲部と接触させているので、折曲部
の何れかの部位とバンプ電極とを電気的に接続させるこ
とにより、端子ブロックの表面における端子ピンの位置
がばらついたとしても電極と端子ピンとを確実に接触さ
せることができ、全ての端子ピンを立体回路成型品の電
極に電気的に接続させることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。
【0011】(実施形態1)本発明の実施形態1を図1
乃至図7を参照して説明する。本実施形態の光コネクタ
は、光ファイバに光結合される発光ダイオードLED及
びフォトダイオードPDからなる光素子24を内部に備
え、光ファイバ31を保持固定するフェルール30が取
り付けられたプラグ(図示せず)と結合され、光素子2
4と光ファイバ31との間で電気信号と光信号との交換
を行うレセプタクル1により構成される。尚、説明の便
宜上、図6に示すレセプタクル1において、上側の面を
上面、下側の面を下面、左側の面を前面、右側の面を後
面とし、紙面奧側を左側、紙面手前側を右側として説明
を行う。
【0012】このレセプタクル1は、略箱状であって上
面及び後面が開口した樹脂成形品よりなるボディ2を備
え、ボディ2の内部は前後方向に沿って走る隔壁3によ
って2つの収納室4a,4bに仕切られている。各収納
室4a,4bには後述のレンズ体8を前後方向において
前後動自在に支持するレンズ支持体5,5がそれぞれ収
納される。レンズ支持体5は円筒状の樹脂成形品からな
り、その周面には前端縁から略中間部にかけて軸方向
(前後方向)に沿って走る4本のガイド溝7が一定の間
隔で形成されている。尚、ボディ2にはボディ2の開口
を塞ぐカバー(図示せず)が被着され、ボディ2とカバ
ーとでレセプタクル本体が構成される。また、本実施形
態のレセプタクル本体はシール構造を有していないが、
レセプタクル本体の周面に導電性を有するめっき層を形
成することによって、電気的なシールドを施すことがで
きる。
【0013】レンズ体8は、球面レンズからなりレンズ
支持体5の筒内に配置されるレンズ部9と、長手方向に
おける中間部がレンズ部9の周縁部の四方にそれぞれ結
合された4本のガイド片10とで構成され、各ガイド片
10をレンズ支持体5のガイド溝7内に前方から挿入し
て、ガイド片10とガイド溝7とを係止させることによ
って、レンズ部9を筒内に納めた状態でレンズ体8がレ
ンズ支持体5に前後動自在に取り付けられる。ガイド片
10の後端部にはレンズ支持体5の外周面から外側に向
かって突出する突起部11が突設されており、この突起
部11はレンズ支持体5に後方から挿入されたコイルば
ね12と係止する。尚、ガイド片10の外側面における
突起部11以外の部位はレンズ支持体5の外周面よりも
内側に入り込んでいる。また、ガイド片10の内側面は
レンズ支持体5の内周面よりも内側に突出している。
【0014】ここで、ボディ2の前面には、各収納室4
a,4bにそれぞれ連通し、レンズ支持体5,5の一端
部が挿入される丸孔6,6が形成されている。また、各
収納室4a,4bの底面には、上面に断面半円形の切欠
部15aが形成された支持リブ15,15が突設され、
左右の両側面には支持リブ15の連結部位から上面に向
かって延びる係止溝17がそれぞれ形成されている。
【0015】レンズ支持体5をボディ2に取り付ける際
は、先ずレンズ支持体5にレンズ体8を前後動自在に取
り付け、レンズ支持体5の後方からコイルばね12を取
り付けた後、レンズ支持体5を収納室4a,4b内にそ
れぞれ収納して、先端部をボディ2の前面に設けた丸穴
6内に挿入する。そして、下面に断面半円形の切欠部1
6aが形成された挟持片16の両側縁を係止溝17とそ
れぞれ係止させ、下方にスライドさせると、挟持片16
の切欠部16aと支持リブ15の切欠部15aとがレン
ズ支持体5の周面とそれぞれ当接し、挟持片16と支持
リブ15とでレンズ支持体5を挟持することにより、レ
ンズ支持体5が固定される。この時、コイルばね12の
後端は挟持片12及び支持リブ15と当接し、コイルば
ね12によってレンズ体8が前方へばね付勢される。
【0016】また、各収納室4a,4bの後端部には、
発光ダイオードLED、フォトダイオードPDをそれぞ
れ実装した立体回路成型品(Molded Interconnection D
evice:以下、MIDと略す。)13a,13bが配置
され、レンズ支持体5,5とMID13a,13bとの
間にはレンズ14a,14bがそれぞれ配置される。こ
こで、各収納室4a,4bの左右の両側面には、MID
13a,13bの左右両側縁とそれぞれ係止する係止溝
18、レンズ14a,14bの左右両側縁とそれぞれ係
止する係止溝19が形成されている。
【0017】さらに、ボディ2の後面には樹脂成形品か
らなる端子ブロック20が取り付けられる。端子ブロッ
ク20の左右両側部には前方に突出する係止脚片21,
21が突設され、各係止脚片21の先端部には内側に突
出する爪21aが突設されている。一方、ボディ2の左
右両側面の後端部には係止脚片21を位置決めする溝2
2が形成され、溝22の底には係止脚片21の爪21a
と係止離脱自在に係止する係止穴22aが形成されてい
る。MID13a,13bの後面には複数個の電極(図
示せず)が設けられており、端子ブロック20にはMI
D13a,13bの電極にそれぞれ電気的に接続される
複数本(本実施形態では例えば8本)の端子ピン23が
圧入されている。ここで、端子ピン23の一端部は端子
ブロック20におけるMID13a,13bとの対向面
(前面)から露出しており、MID13a,13bの電
極に電気的に接続される接続部23aとなる。而して、
端子ブロック20の係止脚片21と、ボディ2の溝22
とを係止させることにより、ボディ2と端子ブロック2
0とが機械的に結合され、MID13a,13bの電極
と端子ピン23の接続部23aとが電気的に接触する。
尚、ボディ2と端子ブロック20との結合時には係止脚
片21の弾性を利用して簡単に係止できるようになって
いる。
【0018】このレセプタクル1に、光ファイバ31を
保持固定するフェルール30が取り付けられたプラグ
(図示せず)が結合されると、図5(a)及び図6に示
すように、フェルール30の端面とレンズ体8のガイド
片10とが当接する。そして、発光ダイオードLEDか
らの光は、第1のレンズとしてのレンズ14aにより略
平行光に変換された後、送信側のレンズ体8の第2のレ
ンズとしてのレンズ部9によって集光され、送信側の光
ファイバ31に入射される。一方、受信側の光ファイバ
31から入射された光は、受信側のレンズ体8の第1の
レンズとしてのレンズ部9によって略平行光に変換され
た後、第2のレンズとしてのレンズ14bによって集光
され、MID13bに実装されたフォトダイオードPD
に入射される。
【0019】ここで、レンズ体8はコイルばね12によ
ってフェルール30側にばね付勢されており、ガイド片
10の先端がフェルール30の端面に押し付けられてい
るので、プラグの寸法精度によって光ファイバ31の端
面の位置がばらついたとしても、図5(a)(b)及び
図6、図7に示すように、光ファイバ31の先端面とレ
ンズ部9との間の距離を略一定に保つことができ、光結
合効率を向上させ、光損失を低減することができる。ま
た、発光ダイオードLEDからの光はレンズ14aによ
って略平行光に変換された後、レンズ部9によって集光
されて、送信側の光ファイバ31に入射されると共に、
受信側の光ファイバ31から入射された光はレンズ部9
によって略平行光に変換された後、レンズ14bによっ
て集光されて、フォトダイオードPDに入射されるの
で、光ファイバ側のレンズ部9が移動したとしても、レ
ンズ部9,9とレンズ14a,14bとの間で光損失が
発生するのを防止でき、光結合効率の低下を抑制するこ
とができる。また、MID13a,13bの位置は変化
しないため、MID13a,13bと端子ブロック20
との間をフレキシブルな配線で接続する必要はなく、配
線作業の手間を少なくできる。
【0020】(実施形態2)本発明の実施形態2を図8
乃至図12を参照して説明する。実施形態1のレセプタ
クル1ではレンズ14a,14bを別体に形成している
が、本実施形態のレセプタクル1では、図12(a)〜
(c)に示すように、MID13a,13bの前面に、
発光ダイオードLEDやフォトダイオードPDのような
光素子24を実装した後、光素子24を透光性を有する
封止樹脂で封止し、この封止樹脂によりレンズ部25を
形成している。尚、レンズ部25以外の構成は実施形態
1のレセプタクル1と同様であるので、同一の構成要素
には同一の符号を付して、その説明を省略する。
【0021】このレセプタクル1に、光ファイバ31を
保持固定するフェルール30が取り付けられたプラグ
(図示せず)が結合されると、図10及び図11に示す
ように、フェルール30の端面とレンズ体8のガイド片
10とが当接する。そして、発光ダイオードLEDから
の光はレンズ部25により略平行光に変換された後、送
信側のレンズ体8のレンズ部9によって集光され、送信
側の光ファイバ31に入射される。一方、受信側の光フ
ァイバ31から入射された光は、受信側のレンズ体8の
レンズ部9によって略平行光に変換された後、レンズ部
25によって集光され、MID13bに実装されたフォ
トダイオードPDに入射される。
【0022】このように、本実施形態のレセプタクル1
では、MID13a,13bに実装された光素子24を
封止する封止樹脂でレンズ部9を形成しているので、実
施形態1で説明したレセプタクル1のようにレンズ14
a,14bを別体とした場合に比べて、発光ダイオード
LED及びフォトダイオードPDとレンズ部25との光
軸調整を精度良く行うことができ、光結合効率をさらに
高めることができる。
【0023】(実施形態3)本発明の実施形態3を図1
3を参照して説明する。本実施形態では、実施形態1又
は2のレセプタクル1において、端子ピン23の接続部
23aの先端形状を、MID13a,13bの電極(図
示せず)と端子ピン23との接続方向に対して曲げてい
る。尚、端子ピン23以外の構成は実施形態1又は2と
同様であるので、同一の構成要素には同一の符号を付し
て、図示及び説明を省略する。
【0024】上述のように端子ピン23の接続部23a
は、先端部が電極と端子ピン23との接続方向に対して
曲げられているので、端子ピン23の端子ブロック20
表面からの突出量がばらついたとしても、端子ブロック
20をMID13a,13b側に押し込むと、他の端子
ピン23に比べて突出量の大きい端子ピン23の接続部
23aが曲げられて、突出量の小さい端子ピン23がM
ID13a,13bの電極に接続されるから、全ての端
子ピン23の接続部23aをMID13a,13bの電
極に導電性接着剤26を用いて接続することができ、全
ての端子ピン23をMID13a,13bの回路と電気
的に接続することができる。
【0025】尚、本実施形態ではMID13a,13b
の電極と端子ピン23とを導電性接着剤26を用いて電
気的に接続しているが、MID13a,13bの電極と
端子ピン23の接続部23aとをレーザ溶接することに
よって電気的に接続しても良い。
【0026】(実施形態4)本発明の実施形態4を図1
4(a)(b)を参照して説明する。本実施形態のレセ
プタクル1では、実施形態1又は2のレセプタクル1に
おいて、一端部が略直角に曲げられた複数の端子ピン2
3を同時成形して端子ブロック20を形成しており、各
端子ピン23の折曲部23bを端子ブロック20におけ
るMID13a,13bとの対向面から露出させてい
る。一方、MID13a,13bにおける端子ブロック
20との対向面には、各端子ピン23にそれぞれ電気的
に接続される複数の電極27が形成され、各電極27は
1乃至複数(本実施形態では例えば7個)のバンプ電極
27aにより構成されている。そして、MID13a,
13bと端子ブロック20とは、端子ピン23の折曲部
23bと電極27との位置を合わせた状態で、硬化時に
収縮する接着剤28を用いて接着され、端子ピン23と
電極27とが電気的に接続される。尚、端子ピン23以
外の構成は実施形態1又は2と同様であるので、同一の
構成要素には同一の符号を付して、図示及び説明を省略
する。
【0027】上述のように端子ピン23の折曲部23b
は端子ブロック20の表面から露出しているので、折曲
部23bに接続可能な電極27の許容位置を広げること
ができ、しかも各電極27を複数のバンプ電極27によ
り構成しているので、端子ブロック20の表面における
端子ピン23の折曲部23bの位置がばらついたとして
も、何れかのバンプ電極27aと端子ピン23の折曲部
23bとを電気的に接続させて、全ての端子ピン23を
MID13a,13bの電極27に電気的に接続させる
ことができる。尚、本実施形態では電極27を複数のバ
ンプ電極27aで構成しているが、1つのバンプ電極2
7aで電極27を構成しても良く、バンプ電極27aと
折曲部23bとを電気的に接続させることにより、端子
ピン23の位置がばらついたとしても、全ての端子ピン
23をMID13a,13bの電極27に電気的に接続
させることができる。また、硬化時に収縮する接着剤2
8を用いてMID13a,13bと端子ブロック20と
を接着しているので、接着時にバンプ電極27aと折曲
部23bとの間が離れることはなく、容易に組立作業を
行える。
【0028】
【発明の効果】上述のように、請求項1の発明は光ファ
イバに光結合する光素子をレセプタクル本体内部に備
え、光ファイバを保持固定したフェルールを有するプラ
グが接続され、光ファイバと光素子との間で光信号と電
気信号との交換をおこなう光コネクタにおいて、光ファ
イバと光素子との間の光路に、光ファイバ又は光素子の
内の何れか一方から入射された光を略平行光に変換する
第1のレンズと、第1のレンズから入射された平行光を
光ファイバ又は光素子の内の他方の入射面に集光する第
2のレンズとを配置し、第1又は第2のレンズの内、光
ファイバ側のレンズが一体に設けられたレンズ体を光フ
ァイバと光素子との間で移動自在にレセプタクル本体に
取り付け、レンズ体をフェルール側に押し付けてフェル
ールの先端面と当接させる弾性部材とを備えて成ること
を特徴とし、第1又は第2のレンズの内、光ファイバ側
のレンズが一体に設けられたレンズ体がレセプタクル本
体に移動自在に取り付けられ、弾性部材によって光ファ
イバを保持するフェルール側に押し付けられているの
で、プラグ側の寸法精度によって光ファイバの端面の位
置がばらついたとしても、光ファイバ側のレンズと光フ
ァイバの端面との間の距離を略一定に保つことができ、
光ファイバ側のレンズと光ファイバとの間の光結合効率
を高めて、光損失を低減することができるという効果が
ある。また、第1のレンズは、光ファイバ又は光素子の
内の何れか一方から入射された光を略平行光に変換し、
この平行光を第2のレンズが、光ファイバ又は光素子の
内の他方の入射面に集光しているので、光ファイバ側の
レンズが移動したとしても、光結合効率が低下すること
はなく、光損失の発生を抑制できるという効果がある。
さらに、光素子を移動自在にレセプタクル本体に配置す
る必要がないから、光素子の電極と外部回路との間をフ
レキシブルな配線で接続する必要がない。
【0029】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、第1又は第2のレンズの内、光素子側のレンズを光
素子を封止する透光性を有する封止樹脂により形成した
ことを特徴とし、光素子側のレンズが光素子を封止する
封止樹脂により形成されているので、光素子とレンズと
の光軸合わせが精度良く行え、光素子とレンズとの間の
光結合効率をさらに高めることができるという効果があ
る。
【0030】請求項3の発明は、請求項1の発明におい
て、光素子が実装された立体回路成型品と、立体回路成
型品に設けた複数の電極にそれぞれ電気的に接続される
外部接続用の複数の端子ピンが、各電極に接続される部
位を立体回路成型品との対向面から突出させた状態で同
時成形された端子ブロックとを備え、各電極に接続され
る各端子ピンの部位が、各電極と各端子ピンとの接続方
向において曲げられたことを特徴とし、立体回路成型品
と対向する端子ブロックの面からの各端子ピンの突出量
がばらついたとしても、各電極に接続される各端子ピン
の部位が、各電極と各端子ピンとの接続方向において曲
げられているから、端子ブロックを立体回路基板側に押
し付けると、突出量の大きな端子ピンは先端がさらに曲
げられることによって、各端子ピンの突出量のばらつき
を吸収でき、全ての端子ピンを立体回路成型品の電極に
電気的に接続させることができるという効果がある。
【0031】請求項4の発明は、請求項1の発明におい
て、光素子が実装された立体回路成型品と、立体回路成
型品に設けた複数の電極にそれぞれ電気的に接続される
外部接続用の複数の端子ピンが、該端子ピンの一端部を
折り曲げて形成した折曲部を立体回路成型品との対向面
に露出させた状態で同時成形された端子ブロックとを備
え、電極は、対応する端子ピンの折曲部と対向する立体
回路成型品の部位に設けられた1乃至複数のバンプ電極
からなり、1乃至複数のバンプ電極と対応する端子ピン
の折曲部との位置を合わせた状態で立体回路成型品と端
子ブロックとを硬化時に収縮する接着剤で接着すること
を特徴とし、立体回路成型品の電極をそれぞれ1乃至複
数のバンプ電極で構成し、端子ブロックの表面から露出
する端子ピンの折曲部と接触させているので、折曲部の
何れかの部位とバンプ電極とを電気的に接続させること
により、端子ブロックの表面における端子ピンの位置が
ばらついたとしても電極と端子ピンとを確実に接触させ
ることができ、全ての端子ピンを立体回路成型品の電極
に電気的に接続させることができるという効果がある。
また、硬化時に収縮する接着剤を用いて立体回路成型品
と端子ブロックとを接着しているので、接着時にバンプ
電極と折曲部との間が離れることはなく、容易に組立作
業を行えるという効果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1の光コネクタの分解斜視図である。
【図2】同上の組立工程を説明する分解斜視図である。
【図3】同上の組立工程を説明する分解斜視図である。
【図4】同上の外観斜視図である。
【図5】(a)(b)は同上の動作を説明する一部省略
せる説明図である
【図6】同上の動作を説明する断面図である。
【図7】同上の動作を説明する断面図である。
【図8】実施形態2の光コネクタの組立工程を説明する
分解斜視図である。
【図9】同上の組立工程を説明する分解斜視図である。
【図10】同上の動作を説明する断面図である。
【図11】同上の動作を説明する断面図である。
【図12】(a)〜(c)は同上に用いるMIDの製造
工程を説明する説明図である。
【図13】実施形態3の光コネクタの要部拡大図であ
る。
【図14】実施形態4の光コネクタを示し、(a)は端
子ブロックの接着前の状態を示す要部拡大図、(b)は
端子ブロックの接着状態を示す要部拡大図である。
【符号の説明】
1 レセプタクル 2 ボディ 5 レンズ支持体 8 レンズ体 10 ガイド片 14a,14b レンズ LED 発光ダイオード PD フォトダイオード
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 神戸 祥明 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 Fターム(参考) 2H036 NA01 QA03 QA43 QA44 2H037 AA01 BA03 BA12 DA03 DA04 DA05 DA15 5F041 AA39 DA01 EE04 EE06 FF14 5F088 BA16 JA03 JA14

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】光ファイバに光結合する光素子をレセプタ
    クル本体内部に備え、光ファイバを保持固定したフェル
    ールを有するプラグが接続され、光ファイバと光素子と
    の間で光信号と電気信号との交換をおこなう光コネクタ
    において、 光ファイバと光素子との間の光路に、光ファイバ又は光
    素子の内の一方から入射された光を略平行光に変換する
    第1のレンズと、第1のレンズから入射された平行光を
    光ファイバ又は光素子の内の他方の入射面に集光する第
    2のレンズとを配置し、第1又は第2のレンズの内、光
    ファイバ側のレンズが一体に設けられたレンズ体を光フ
    ァイバと光素子との間で移動自在にレセプタクル本体に
    配置し、レンズ体をフェルール側に押し付けてフェルー
    ルの先端面と当接させる弾性部材を設けて成ることを特
    徴とする光コネクタ。
  2. 【請求項2】第1又は第2のレンズの内、光素子側のレ
    ンズを光素子を封止する透光性を有する封止樹脂により
    形成したことを特徴とする請求項1記載の光コネクタ。
  3. 【請求項3】光素子が実装された立体回路成型品と、立
    体回路成型品に設けた複数の電極にそれぞれ電気的に接
    続される外部接続用の複数の端子ピンが、各電極に接続
    される端子ピンの部位を立体回路成型品との対向面から
    突出させた状態で同時成形された端子ブロックとを備
    え、各電極に接続される各端子ピンの部位が、各電極と
    各端子ピンとの接続方向に対して曲げられたことを特徴
    とする請求項1記載の光コネクタ。
  4. 【請求項4】光素子が実装された立体回路成型品と、立
    体回路成型品に設けた複数の電極にそれぞれ電気的に接
    続される外部接続用の複数の端子ピンが、該端子ピンの
    一端部を折り曲げて形成した折曲部を立体回路成型品と
    の対向面に露出させた状態で同時成形された端子ブロッ
    クとを備え、各電極は、対応する端子ピンの折曲部と対
    向する立体回路成型品の部位に設けられた1乃至複数の
    バンプ電極からなり、1乃至複数のバンプ電極と対応す
    る端子ピンの折曲部との位置を合わせた状態で立体回路
    成型品と端子ブロックとを硬化時に収縮する接着剤で接
    着することを特徴とする請求項1記載の光コネクタ。
JP2000276827A 2000-09-12 2000-09-12 光コネクタ Withdrawn JP2002090584A (ja)

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