JP2002089954A - 自動給湯装置 - Google Patents
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 応答性能がよく、必要な給湯に対応できる自
動給湯装置を提供する。 【解決手段】 湯流路２２と水流路２１からの湯水を混
合する風呂湯張り用混合弁３、一般蛇口用混合弁９を備
えた少なくとも第１、第２の湯出路２ａ、８ａと、第１
の湯出路２ａに設けられ、出湯の流量を調整する流量調
整弁６と、第１、第２の湯出路２ａ、８ａの温度を各々
検出する温度センサ７、１０と、この温度センサ７、１
０の出力に基づいて風呂湯張り用混合弁３、一般蛇口用
混合弁９を制御する制御部１１と、を備える。
動給湯装置を提供する。 【解決手段】 湯流路２２と水流路２１からの湯水を混
合する風呂湯張り用混合弁３、一般蛇口用混合弁９を備
えた少なくとも第１、第２の湯出路２ａ、８ａと、第１
の湯出路２ａに設けられ、出湯の流量を調整する流量調
整弁６と、第１、第２の湯出路２ａ、８ａの温度を各々
検出する温度センサ７、１０と、この温度センサ７、１
０の出力に基づいて風呂湯張り用混合弁３、一般蛇口用
混合弁９を制御する制御部１１と、を備える。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は、風呂や台所等に
給湯を行う自動給湯装置に関するものである。
給湯を行う自動給湯装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】図３は、従来の自動給湯装置のシステム
構成図、図４はブロック図、図５は混合弁の構成図であ
る。図３において、１は自動給湯装置であり、風呂給湯
回路２と一般蛇口給湯回路８と制御部１１で構成されて
いる。風呂給湯回路２には水と湯を混合する風呂湯張り
用混合弁３と風呂湯張り量を検出する流量センサ４と注
湯開閉弁５と湯張り温度検出のための温度センサ７が取
付けてある。一般蛇口給湯回路８には水と湯を混合する
一般蛇口用混合弁９と蛇口１５への給湯温度を検出する
温度センサ１０が取付けてある。
構成図、図４はブロック図、図５は混合弁の構成図であ
る。図３において、１は自動給湯装置であり、風呂給湯
回路２と一般蛇口給湯回路８と制御部１１で構成されて
いる。風呂給湯回路２には水と湯を混合する風呂湯張り
用混合弁３と風呂湯張り量を検出する流量センサ４と注
湯開閉弁５と湯張り温度検出のための温度センサ７が取
付けてある。一般蛇口給湯回路８には水と湯を混合する
一般蛇口用混合弁９と蛇口１５への給湯温度を検出する
温度センサ１０が取付けてある。
【０００３】浴槽１３には浴槽アダプタ１４が取付けて
あり、風呂給湯回路２と浴槽アダプタ１４は接続され、
一方、一般蛇口給湯回路８と蛇口１５が接続されてい
る。また、制御部１１は操作部１２と電気的に接続され
ており、操作部１２で風呂給湯温度、一般蛇口給湯温度
をそれぞれの温度で設定でき、風呂湯張り開始、停止を
操作できる。図４に示すように、制御部１１は、操作部
１２の入力値と温度センサ７の検出値及び温度センサ１
０の検出値に基づいて、風呂湯張り用混合弁３及び一般
蛇口用混合弁９を制御している。
あり、風呂給湯回路２と浴槽アダプタ１４は接続され、
一方、一般蛇口給湯回路８と蛇口１５が接続されてい
る。また、制御部１１は操作部１２と電気的に接続され
ており、操作部１２で風呂給湯温度、一般蛇口給湯温度
をそれぞれの温度で設定でき、風呂湯張り開始、停止を
操作できる。図４に示すように、制御部１１は、操作部
１２の入力値と温度センサ７の検出値及び温度センサ１
０の検出値に基づいて、風呂湯張り用混合弁３及び一般
蛇口用混合弁９を制御している。
【０００４】従来の自動給湯装置１における風呂湯張り
用混合弁３及び一般蛇口用混合弁９は比例式混合弁であ
り、図５で混合弁の構成を説明する。１６は混合弁本体
であり、弁軸１８と可動弁体１７が内蔵されている。可
動弁体１７は弁軸１８に取付けてあり、操作部１２に設
定してある給湯温度になるように弁駆動用モータ１９で
可動弁体１７と弁軸１８を上下に移動させて、湯流路と
水流路の混合比率を変えることで設定された給湯温度で
給湯する。
用混合弁３及び一般蛇口用混合弁９は比例式混合弁であ
り、図５で混合弁の構成を説明する。１６は混合弁本体
であり、弁軸１８と可動弁体１７が内蔵されている。可
動弁体１７は弁軸１８に取付けてあり、操作部１２に設
定してある給湯温度になるように弁駆動用モータ１９で
可動弁体１７と弁軸１８を上下に移動させて、湯流路と
水流路の混合比率を変えることで設定された給湯温度で
給湯する。
【０００５】次に動作について説明する。操作部１２の
操作で湯張りを開始すると風呂湯張り用混合弁３で湯と
水を混ぜ注湯開閉弁５を開き、温度センサ７で給湯温度
を検出し、風呂配管を介して浴槽アダプタ１４より浴槽
１３に給湯し、設定された湯量を流量センサ４で検出す
ると注湯開閉弁５を閉じ、湯張りが完了する。湯張り開
始時に操作部１２に設定してある風呂給湯温度になるよ
うに風呂湯張り用混合弁３の弁駆動用モータ１９で可動
弁体１７を上下に調節し、温度センサ７で給湯温度を検
出し、湯流路と水流路の混合比率を変えて設定された給
湯温度で給湯する。
操作で湯張りを開始すると風呂湯張り用混合弁３で湯と
水を混ぜ注湯開閉弁５を開き、温度センサ７で給湯温度
を検出し、風呂配管を介して浴槽アダプタ１４より浴槽
１３に給湯し、設定された湯量を流量センサ４で検出す
ると注湯開閉弁５を閉じ、湯張りが完了する。湯張り開
始時に操作部１２に設定してある風呂給湯温度になるよ
うに風呂湯張り用混合弁３の弁駆動用モータ１９で可動
弁体１７を上下に調節し、温度センサ７で給湯温度を検
出し、湯流路と水流路の混合比率を変えて設定された給
湯温度で給湯する。
【０００６】一方、一般蛇口給湯の一般蛇口用混合弁９
の温度制御も風呂湯張り用混合弁３と同様であり、蛇口
１５が開かれ給湯を開始すると、温度センサ９で給湯温
度を検出し、操作部１２に設定してある蛇口給湯温度に
なるように一般蛇口用混合弁９の弁駆動用モータ１９で
可動弁体１７を上下に調節し、温度センサ１０で給湯温
度を検出し、湯流路と水流路の混合比率を変えることで
設定された給湯温度で給湯する。
の温度制御も風呂湯張り用混合弁３と同様であり、蛇口
１５が開かれ給湯を開始すると、温度センサ９で給湯温
度を検出し、操作部１２に設定してある蛇口給湯温度に
なるように一般蛇口用混合弁９の弁駆動用モータ１９で
可動弁体１７を上下に調節し、温度センサ１０で給湯温
度を検出し、湯流路と水流路の混合比率を変えることで
設定された給湯温度で給湯する。
【０００７】また、風呂給湯と一般蛇口給湯を同時給湯
した場合、例えば操作部１２の設定温度で一般蛇口給湯
をしている時には、制御部１１が一般蛇口用混合弁９の
可動弁体１７を所定の位置に調節して湯流路から所定の
湯量が、また、水流路から所定の水量が供給されて設定
温度どおりに給湯される。そして、風呂給湯、特に浴槽
１３に高温給湯を開始すると、風呂湯張り用混合弁３の
可動弁体１７を調節して湯流路が全開になり、水流路は
全閉になり、風呂湯張り用混合弁３の湯流路に沢山の湯
が流れる。このため、一般蛇口用混合弁９の可動弁体１
７が同じ位置のままでは湯流路からの湯量が減少して給
湯温度が下がるので、一般蛇口用混合弁９の弁駆動モー
タ１９を制御して可動弁体１７を調節し、湯流路の開口
面積を大きくして湯量を増加させ、一方、水流路の開口
面積を小さくして水量を減少させ、設定温度の給湯にな
るようにする。
した場合、例えば操作部１２の設定温度で一般蛇口給湯
をしている時には、制御部１１が一般蛇口用混合弁９の
可動弁体１７を所定の位置に調節して湯流路から所定の
湯量が、また、水流路から所定の水量が供給されて設定
温度どおりに給湯される。そして、風呂給湯、特に浴槽
１３に高温給湯を開始すると、風呂湯張り用混合弁３の
可動弁体１７を調節して湯流路が全開になり、水流路は
全閉になり、風呂湯張り用混合弁３の湯流路に沢山の湯
が流れる。このため、一般蛇口用混合弁９の可動弁体１
７が同じ位置のままでは湯流路からの湯量が減少して給
湯温度が下がるので、一般蛇口用混合弁９の弁駆動モー
タ１９を制御して可動弁体１７を調節し、湯流路の開口
面積を大きくして湯量を増加させ、一方、水流路の開口
面積を小さくして水量を減少させ、設定温度の給湯にな
るようにする。
【０００８】このように、同時給湯しているとき、風呂
給湯、特に浴槽１３への高温給湯を停止する時は、上記
開始時と逆の動作になる。高温給湯停止すると、一般蛇
口用混合弁９の可動弁体１７が同じ位置のままでは湯流
路からの湯量が増加して給湯温度が上がるので、一般蛇
口用混合弁９の弁駆動モータ１９を制御して可動弁体１
７を調節し、湯流路の開口面積を小さくして湯量を減少
させ、一方、水流路の開口面積を大きくして水量を増加
させ、設定温度の給湯になるようにする。
給湯、特に浴槽１３への高温給湯を停止する時は、上記
開始時と逆の動作になる。高温給湯停止すると、一般蛇
口用混合弁９の可動弁体１７が同じ位置のままでは湯流
路からの湯量が増加して給湯温度が上がるので、一般蛇
口用混合弁９の弁駆動モータ１９を制御して可動弁体１
７を調節し、湯流路の開口面積を小さくして湯量を減少
させ、一方、水流路の開口面積を大きくして水量を増加
させ、設定温度の給湯になるようにする。
【０００９】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、従来の
自動給湯装置１は風呂湯張り用混合弁３、一般蛇口用混
合弁９のどちらも比例式混合弁であるため、湯温、水温
が変動した場合、あるいは風呂給湯と一般蛇口給湯を同
時給湯開始停止した場合に、それぞれの湯流路の湯量、
水流路の水量が変動して、一時的に設定温度どおりに給
湯できず応答性能が不十分であるという問題があった。
そのため、応答性のよい混合弁を使用することも考えら
れるが、コストが高くなるという問題があった。
自動給湯装置１は風呂湯張り用混合弁３、一般蛇口用混
合弁９のどちらも比例式混合弁であるため、湯温、水温
が変動した場合、あるいは風呂給湯と一般蛇口給湯を同
時給湯開始停止した場合に、それぞれの湯流路の湯量、
水流路の水量が変動して、一時的に設定温度どおりに給
湯できず応答性能が不十分であるという問題があった。
そのため、応答性のよい混合弁を使用することも考えら
れるが、コストが高くなるという問題があった。
【００１０】この発明は、上記のような問題点を解消す
るためになされたもので、応答性能がよく、必要な給湯
に対応でき、コストの安価な自動給湯装置を提供するこ
とを目的とする。
るためになされたもので、応答性能がよく、必要な給湯
に対応でき、コストの安価な自動給湯装置を提供するこ
とを目的とする。
【００１１】
【課題を解決するための手段】この発明に係る自動給湯
装置は、湯流路と水流路からの湯水を混合する混合手段
を備えた少なくとも第１、第２の湯出路と、前記第１の
湯出路に設けられ、出湯の流量を調整する流量調整弁
と、前記第１、第２の湯出路の温度を各々検出する温度
センサと、この温度センサの出力に基づいて前記混合手
段を制御する制御部と、を備え、前記混合手段は、各々
湯水をモータにより弁体の移動に比例して混合させる比
例式混合弁とし、前記制御部は、前記第１、第２の湯出
路からの同時給湯開始時及び停止時に、前記流量調整弁
を制御するものである。
装置は、湯流路と水流路からの湯水を混合する混合手段
を備えた少なくとも第１、第２の湯出路と、前記第１の
湯出路に設けられ、出湯の流量を調整する流量調整弁
と、前記第１、第２の湯出路の温度を各々検出する温度
センサと、この温度センサの出力に基づいて前記混合手
段を制御する制御部と、を備え、前記混合手段は、各々
湯水をモータにより弁体の移動に比例して混合させる比
例式混合弁とし、前記制御部は、前記第１、第２の湯出
路からの同時給湯開始時及び停止時に、前記流量調整弁
を制御するものである。
【００１２】また、第１の湯出路を浴槽に接続し、第２
の湯出路を一般蛇口に接続したものである。
の湯出路を一般蛇口に接続したものである。
【００１３】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて図１、図２で説明する。図１はこの発明の自動給湯
装置のシステム構成図であり、図２はブロック図であ
る。図において、１は自動給湯装置であり、風呂給湯回
路２と一般蛇口給湯回路８と制御部１１で構成されてい
る。風呂給湯回路２には水流路２１からの水と湯流路２
２からの湯を混合して第１の出湯路２ａに出湯する混合
手段である風呂湯張り用混合弁３と風呂湯張り量を検出
する流量センサ４と注湯開閉弁５と風呂給湯の給湯量を
調整する流量調整弁６、湯張り温度検出のための温度セ
ンサ７が取付けてある。一般蛇口給湯回路８には水と湯
を混合して、第２の出湯路８ａに出湯する混合手段であ
る一般蛇口用混合弁９と蛇口１５への給湯温度を検出す
る温度センサ１０が取付けてある。 風呂湯張り用混合
弁３と 一般蛇口用混合弁９は、従来例の図５で示した
ものと同じであり、各々湯水をモータにより弁体の移動
に比例して混合させる比例式混合弁である。
いて図１、図２で説明する。図１はこの発明の自動給湯
装置のシステム構成図であり、図２はブロック図であ
る。図において、１は自動給湯装置であり、風呂給湯回
路２と一般蛇口給湯回路８と制御部１１で構成されてい
る。風呂給湯回路２には水流路２１からの水と湯流路２
２からの湯を混合して第１の出湯路２ａに出湯する混合
手段である風呂湯張り用混合弁３と風呂湯張り量を検出
する流量センサ４と注湯開閉弁５と風呂給湯の給湯量を
調整する流量調整弁６、湯張り温度検出のための温度セ
ンサ７が取付けてある。一般蛇口給湯回路８には水と湯
を混合して、第２の出湯路８ａに出湯する混合手段であ
る一般蛇口用混合弁９と蛇口１５への給湯温度を検出す
る温度センサ１０が取付けてある。 風呂湯張り用混合
弁３と 一般蛇口用混合弁９は、従来例の図５で示した
ものと同じであり、各々湯水をモータにより弁体の移動
に比例して混合させる比例式混合弁である。
【００１４】１３は浴槽であり浴槽アダプタ１４が取付
けてあり、風呂給湯回路２と浴槽アダプタ１４は接続さ
れ、一方、一般蛇口給湯回路８と蛇口１５が接続されて
いる。１１は制御部、１２は制御部１１に接続された操
作部であり、風呂給湯温度、一般蛇口給湯温度の設定、
風呂湯張り開始、停止を操作する。制御部１１は、操作
部１２の入力値と温度センサ７の検出値及び温度センサ
１０の検出値に基づいて、風呂湯張り用混合弁３、流量
調整弁６及び一般蛇口用混合弁９を制御している。
けてあり、風呂給湯回路２と浴槽アダプタ１４は接続さ
れ、一方、一般蛇口給湯回路８と蛇口１５が接続されて
いる。１１は制御部、１２は制御部１１に接続された操
作部であり、風呂給湯温度、一般蛇口給湯温度の設定、
風呂湯張り開始、停止を操作する。制御部１１は、操作
部１２の入力値と温度センサ７の検出値及び温度センサ
１０の検出値に基づいて、風呂湯張り用混合弁３、流量
調整弁６及び一般蛇口用混合弁９を制御している。
【００１５】次に動作について図１、２により説明す
る。まず、風呂給湯の場合は、操作部１２の操作で湯張
りを開始すると風呂湯張り用混合弁３で湯と水を混ぜ注
湯開閉弁５を開き、温度センサ７で給湯温度を検出し、
風呂配管を介して浴槽アダプタ１４より浴槽１３に給湯
し、設定された湯量を流量センサ４で検出すると注湯開
閉弁５を閉じ、湯張りが完了する。湯張り開始時に制御
部１１は、操作部１２に設定してある風呂給湯温度にな
るように風呂湯張り用混合弁３の弁駆動用モータ１９で
可動弁体１７（図５参照）を上下に調節し、温度センサ
７で検出された給湯温度に基づいて、湯流路２２と水流
路２１の混合比率を変えて設定された給湯温度で給湯す
る。
る。まず、風呂給湯の場合は、操作部１２の操作で湯張
りを開始すると風呂湯張り用混合弁３で湯と水を混ぜ注
湯開閉弁５を開き、温度センサ７で給湯温度を検出し、
風呂配管を介して浴槽アダプタ１４より浴槽１３に給湯
し、設定された湯量を流量センサ４で検出すると注湯開
閉弁５を閉じ、湯張りが完了する。湯張り開始時に制御
部１１は、操作部１２に設定してある風呂給湯温度にな
るように風呂湯張り用混合弁３の弁駆動用モータ１９で
可動弁体１７（図５参照）を上下に調節し、温度センサ
７で検出された給湯温度に基づいて、湯流路２２と水流
路２１の混合比率を変えて設定された給湯温度で給湯す
る。
【００１６】一方、一般蛇口給湯の場合は、一般蛇口用
混合弁９の温度制御も風呂湯張り用混合弁３と同様であ
り、蛇口１５が開かれ給湯を開始すると、制御部１１は
温度センサ９で検出された給湯温度に基づき、操作部１
２に設定してある蛇口給湯温度になるように一般蛇口用
混合弁９の弁駆動用モータ１９で可動弁体１７を上下に
調節し、湯流路２２と水流路２１の混合比率を変えるこ
とで設定された給湯温度で給湯する。
混合弁９の温度制御も風呂湯張り用混合弁３と同様であ
り、蛇口１５が開かれ給湯を開始すると、制御部１１は
温度センサ９で検出された給湯温度に基づき、操作部１
２に設定してある蛇口給湯温度になるように一般蛇口用
混合弁９の弁駆動用モータ１９で可動弁体１７を上下に
調節し、湯流路２２と水流路２１の混合比率を変えるこ
とで設定された給湯温度で給湯する。
【００１７】次に、風呂給湯と一般蛇口給湯を同時給湯
した場合、例えば、操作部１２の設定温度で一般蛇口給
湯をしている時には、一般蛇口用混合弁９の可動弁体１
７を所定の位置に調節して湯流路２２から所定の湯量が
そして水流路２１から所定の水量が供給されて設定温度
どおりに給湯され、風呂給湯、特に浴槽１３に高温給湯
を開始すると、制御部１１は風呂湯張り用混合弁３の可
動弁体１７を調節して湯流路２２が全開になり、水流路
２１は全閉になるが、流量調整弁６で流路を制限して、
風呂湯張り用混合弁３の湯出路２ａに流れる湯量を少な
くする。
した場合、例えば、操作部１２の設定温度で一般蛇口給
湯をしている時には、一般蛇口用混合弁９の可動弁体１
７を所定の位置に調節して湯流路２２から所定の湯量が
そして水流路２１から所定の水量が供給されて設定温度
どおりに給湯され、風呂給湯、特に浴槽１３に高温給湯
を開始すると、制御部１１は風呂湯張り用混合弁３の可
動弁体１７を調節して湯流路２２が全開になり、水流路
２１は全閉になるが、流量調整弁６で流路を制限して、
風呂湯張り用混合弁３の湯出路２ａに流れる湯量を少な
くする。
【００１８】このため、一般蛇口用混合弁９の可動弁体
１７が同じ位置のままでは湯流路２２からの湯量が減少
して給湯温度が下がるが、風呂湯張り用混合弁３に流れ
る湯量が少ないので、一般蛇口用混合弁９の湯量変動が
少ない。したがって、一般蛇口用混合弁９の弁駆動モー
タ１９を制御して可動弁体１７を調節するが、流量調整
弁６がない従来の自動給湯装置より調整が少なくてす
み、湯流路２２の開口面積を少し大きくして湯量を少し
増加させ、一方、水流路２１の開口面積を少し小さくし
て水量を少し減少させ、設定温度の給湯になるようにす
る。
１７が同じ位置のままでは湯流路２２からの湯量が減少
して給湯温度が下がるが、風呂湯張り用混合弁３に流れ
る湯量が少ないので、一般蛇口用混合弁９の湯量変動が
少ない。したがって、一般蛇口用混合弁９の弁駆動モー
タ１９を制御して可動弁体１７を調節するが、流量調整
弁６がない従来の自動給湯装置より調整が少なくてす
み、湯流路２２の開口面積を少し大きくして湯量を少し
増加させ、一方、水流路２１の開口面積を少し小さくし
て水量を少し減少させ、設定温度の給湯になるようにす
る。
【００１９】一方、風呂給湯においては、浴槽１３に所
定量（例えば２００Ｌ）湯張りをすることが主体であ
り、多少の温度バラツキがあっても、湯張り完了時に浴
槽１３内の湯温が設定温度になつていればよいので、流
量調整弁６で流路を制限して、風呂湯張り用混合弁３の
湯出路２ａに流れる湯量を少なくしてもよい。
定量（例えば２００Ｌ）湯張りをすることが主体であ
り、多少の温度バラツキがあっても、湯張り完了時に浴
槽１３内の湯温が設定温度になつていればよいので、流
量調整弁６で流路を制限して、風呂湯張り用混合弁３の
湯出路２ａに流れる湯量を少なくしてもよい。
【００２０】また、同時給湯しているとき、風呂給湯、
特に浴槽１３に高温給湯をしているときに風呂給湯を停
止する場合は、風呂湯張り用混合弁３の可動弁体１７を
調節して湯流路２２が全閉になるので、一般蛇口用混合
弁９の可動弁体１７が同じ位置のままでは湯流路２２か
らの湯量が増加して給湯温度が上がるので、一般蛇口用
混合弁９の弁駆動モータ１９を制御して可動弁体１７を
調節し、湯流路２２の開口面積を小さくして湯量を減少
させ、一方、水流路２１の開口面積を大きくして水量を
増加させ、設定温度の給湯になるようにする。
特に浴槽１３に高温給湯をしているときに風呂給湯を停
止する場合は、風呂湯張り用混合弁３の可動弁体１７を
調節して湯流路２２が全閉になるので、一般蛇口用混合
弁９の可動弁体１７が同じ位置のままでは湯流路２２か
らの湯量が増加して給湯温度が上がるので、一般蛇口用
混合弁９の弁駆動モータ１９を制御して可動弁体１７を
調節し、湯流路２２の開口面積を小さくして湯量を減少
させ、一方、水流路２１の開口面積を大きくして水量を
増加させ、設定温度の給湯になるようにする。
【００２１】このとき、風呂湯張り用混合弁３により湯
流路２２が全閉になるが、流量調整弁６で流路を制限し
て、風呂湯張り用混合弁３の湯出路２ａに流れる湯量を
少なくしているので、一般蛇口用混合弁９の、湯流路２
２の湯量を減少させ、一方、水流路２１の水量を増加さ
せる量を少なくすることができる。
流路２２が全閉になるが、流量調整弁６で流路を制限し
て、風呂湯張り用混合弁３の湯出路２ａに流れる湯量を
少なくしているので、一般蛇口用混合弁９の、湯流路２
２の湯量を減少させ、一方、水流路２１の水量を増加さ
せる量を少なくすることができる。
【００２２】このように、一般蛇口給湯は蛇口１５の開
閉による素早い給湯温度制御が必要あり、一般蛇口用混
合弁３の調節時間が短く応答性能の改善のため、同時給
湯時の風呂給湯の流量を制限して、一般蛇口給湯の湯量
変動を少なくしている。
閉による素早い給湯温度制御が必要あり、一般蛇口用混
合弁３の調節時間が短く応答性能の改善のため、同時給
湯時の風呂給湯の流量を制限して、一般蛇口給湯の湯量
変動を少なくしている。
【００２３】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、湯流
路と水流路２１からの湯水を混合する混合手段を備えた
少なくとも第１、第２の湯出路と、前記第１の湯出路に
設けられ、出湯の流量を調整する流量調整弁と、前記第
１、第２の湯出路の温度を各々検出する温度センサと、
この温度センサの出力に基づいて前記混合手段を制御す
る制御部と、を備え、前記混合手段は、各々湯水をモー
タにより弁体の移動に比例して混合させる比例式混合弁
とし、前記制御部は、前記第１、第２の湯出路からの同
時給湯開始時及び停止時に、前記流量調整弁を制御する
ので、コストの安価な装置により、一般蛇口給湯の湯流
路の湯量、水流路２１の水量の大幅な変動を抑制でき、
一般蛇口給湯の出湯路の応答性能をよくすることがで
き、設定温度どおりに給湯することができる。
路と水流路２１からの湯水を混合する混合手段を備えた
少なくとも第１、第２の湯出路と、前記第１の湯出路に
設けられ、出湯の流量を調整する流量調整弁と、前記第
１、第２の湯出路の温度を各々検出する温度センサと、
この温度センサの出力に基づいて前記混合手段を制御す
る制御部と、を備え、前記混合手段は、各々湯水をモー
タにより弁体の移動に比例して混合させる比例式混合弁
とし、前記制御部は、前記第１、第２の湯出路からの同
時給湯開始時及び停止時に、前記流量調整弁を制御する
ので、コストの安価な装置により、一般蛇口給湯の湯流
路の湯量、水流路２１の水量の大幅な変動を抑制でき、
一般蛇口給湯の出湯路の応答性能をよくすることがで
き、設定温度どおりに給湯することができる。
【００２４】また、第１の湯出路を浴槽に接続し、第２
の湯出路を一般蛇口に接続して、風呂用に使用でき、一
般蛇口給湯の湯流路の湯量、水流路２１の水量の大幅な
変動を抑制して、一般蛇口給湯の出湯路の応答性能をよ
くすることができ、設定温度どおりに給湯することがで
きる。
の湯出路を一般蛇口に接続して、風呂用に使用でき、一
般蛇口給湯の湯流路の湯量、水流路２１の水量の大幅な
変動を抑制して、一般蛇口給湯の出湯路の応答性能をよ
くすることができ、設定温度どおりに給湯することがで
きる。
【図１】 この発明の実施の形態を示す自動給湯装置の
システム構成図である。
システム構成図である。
【図２】 この発明の実施の形態を示す自動給湯装置の
ブロック図である。
ブロック図である。
【図３】 従来の自動給湯装置のシステム構成図であ
る。
る。
【図４】 従来の自動給湯装置のブロック図である。
【図５】 従来の自動給湯装置の混合弁の構成図であ
る。
る。
１ 自動給湯装置、２ 風呂給湯回路、２ａ 第１の湯
出路、３ 風呂湯張り用混合弁、４ 流量センサ、５
注湯開閉弁、６ 流量調整弁、７ 温度センサ、８ 一
般蛇口給湯回路、８ａ 第２の湯出路、９ 一般蛇口用
混合弁、１０温度センサ、１３ 浴槽、１５ 蛇口、２
１ 水流路、２２ 湯流路。
出路、３ 風呂湯張り用混合弁、４ 流量センサ、５
注湯開閉弁、６ 流量調整弁、７ 温度センサ、８ 一
般蛇口給湯回路、８ａ 第２の湯出路、９ 一般蛇口用
混合弁、１０温度センサ、１３ 浴槽、１５ 蛇口、２
１ 水流路、２２ 湯流路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高橋 光孝 東京都千代田区丸の内二丁目２番３号 三 菱電機株式会社内 Ｆターム(参考） 3L024 CC01 CC18 DD03 DD12 EE01 GG02 GG05 GG22 HH13 HH14 HH19
Claims (2)
- 【請求項１】 湯流路と水流路からの湯水を混合する混
合手段を備えた少なくとも第１、第２の湯出路と、 前記第１の湯出路に設けられ、出湯の流量を調整する流
量調整弁と、 前記第１、第２の湯出路の温度を各々検出する温度セン
サと、 この温度センサの出力に基づいて前記混合手段を制御す
る制御部と、を備え、 前記混合手段は、各々湯水をモータにより弁体の移動に
比例して混合させる比例式混合弁とし、 前記制御部は、前記第１、第２の湯出路からの同時給湯
開始時及び停止時に、前記流量調整弁を制御することを
特徴とする自動給湯装置。 - 【請求項２】 第１の湯出路を浴槽に接続し、 第２の湯出路を一般蛇口に接続したことを特徴とする請
求項１記載の風呂用の自動給湯装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000284495A JP2002089954A (ja) | 2000-09-20 | 2000-09-20 | 自動給湯装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000284495A JP2002089954A (ja) | 2000-09-20 | 2000-09-20 | 自動給湯装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2002089954A true JP2002089954A (ja) | 2002-03-27 |
Family
ID=18768696
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000284495A Pending JP2002089954A (ja) | 2000-09-20 | 2000-09-20 | 自動給湯装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2002089954A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2004108530A (ja) * | 2002-09-20 | 2004-04-08 | Masayuki Sakamoto | 自動温度調整ミキシング装置 |
-
2000
- 2000-09-20 JP JP2000284495A patent/JP2002089954A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2004108530A (ja) * | 2002-09-20 | 2004-04-08 | Masayuki Sakamoto | 自動温度調整ミキシング装置 |
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