JP2002088817A - 建設機械の手摺 - Google Patents

建設機械の手摺

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JP2002088817A
JP2002088817A JP2000278999A JP2000278999A JP2002088817A JP 2002088817 A JP2002088817 A JP 2002088817A JP 2000278999 A JP2000278999 A JP 2000278999A JP 2000278999 A JP2000278999 A JP 2000278999A JP 2002088817 A JP2002088817 A JP 2002088817A
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JP
Japan
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handrail
height
handle
cab
revolving
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Pending
Application number
JP2000278999A
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English (en)
Inventor
Yasushi Arai
康 荒井
Ichiro Hirami
一郎 平見
Toshio Katayama
寿男 片山
Takuya Ishioka
卓也 石岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Construction Machinery Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】輸送時において、手摺が障害物に衝突すること
を防止することができ、かつ作業時には安全上必要な手
摺の高さを確保しえる構成の建設機械の手摺を提供す
る。 【解決手段】手摺9は、建設機械の旋回体3上に取付け
られ、旋回体3上の搭載機器上に昇降する際に使用され
る。手摺9に、最高高さが運転室5の高さより高くなる
ように高さ調節可能な取手14を取付ける等の手段によ
り、手摺を高さ調節自在に構成する。輸送時には取手1
4を低くし、作業時には取手14を高くして使用する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、油圧ショベルやロ
ーダショベルその他本体部の基本構造がこれらのショベ
ルに類似した各種建設機械において、旋回体上に昇降す
るための手摺に係わり、特に後方小旋回型建設機械に好
適な手摺に関する。
【0002】
【従来の技術】油圧ショベル等の建設機械においては、
旋回体上に搭載するパワーユニットのエンジンや旋回装
置等の点検のため、これらを覆うカバー等の上に昇降す
る際に手で把持して点検者の体を支えるため、旋回体の
前部からカバー上に沿って手摺が取付けられる。このよ
うな手摺が設けられた油圧ショベルの例として、実開平
7−20350号公報に記載のものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】後端旋回半径を縮めた
後方小旋回の油圧ショベルにおいては、旋回体の面積が
小さくなり、その結果、燃料タンク、作動油タンクの必
要容量を得るには、これらの高さを高くせざるをえな
い。
【0004】このようにタンク類の高さを高くすると、
旋回体の前記タンク類やカバーを含めた旋回体上面部か
ら上方に突出する手摺の高さが高くなる。このような後
方小旋回の油圧ショベルにおいて、ISOの規格にもあ
る安全性を確保するために、前記タンク類やカバーを含
めた旋回体上面部から上方に突出する手摺の突出高さを
確保しようとすると、手摺の上端の高さが運転室の高さ
よりも高くなり、輸送時において、トンネル通過の際
に、手摺がトンネルに衝突して破損するおそれがある。
また、後方視界が悪化するという問題も生じる。
【0005】本発明は、上記問題点に鑑み、輸送時にお
いて、手摺が障害物に衝突することを防止することがで
き、かつ作業時には安全上必要な手摺の高さを確保しえ
る構成の建設機械の手摺を提供することを目的とする。
また、本発明は、カバー類を含めた旋回体高さが高くな
っても後方視界を確保できる建設機械の手摺を提供する
ことを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段と作用、効果】請求項1の
建設機械の手摺は、建設機械の旋回体上に取付けられ、
旋回体上の搭載機器上に昇降する際に使用される手摺に
おいて、手摺の最高高さが運転室の高さより高くなるよ
うに高さ調節可能に構成したことを特徴とする。
【0007】このように、手摺を高さ調節可能に構成す
れば、輸送時には手摺を縮めて低くすることにより、ト
ンネル等の障害物に手摺が衝突して破損するおそれがな
い。また、作業時には、手摺を上方に伸ばした状態で固
定することにより、旋回体搭載機器やそのカバーの上面
からの手摺の必要高さが確保され、点検者が手摺を把持
することによって点検者が手摺により安定して支持され
る。
【0008】請求項2の手摺は、請求項1の手摺におい
て、前記手摺の高さが調整される昇降部分に運転室から
後方を見るためのミラーを取付けたことを特徴とする。
【0009】このように、手摺の昇降部分にミラーを取
付ければ、作業時にはミラーを引き上げておくことによ
り、後方視界が確保できる。
【0010】請求項3の手摺は、請求項1または2の手
摺において、前記手摺の高さが調整される昇降部分が、
手摺の本体に添設された別体の取手からなることを特徴
とする。
【0011】このように、昇降部分を手摺本体と別体に
構成すれば、既存の手摺に昇降部分を取付けることが可
能である。また、手摺全体を昇降式に構成する場合に比
較して安価に提供できる。
【0012】
【発明の実施の形態】図1(A)は本発明による手摺の
一実施の形態を示す油圧ショベルの平面図、(B)はそ
の側面図である。油圧ショベルは、走行体1上に旋回装
置2を介して旋回体3を設置し、旋回体3上にパワーユ
ニット4、運転室5、カウンタウエイト6等を搭載し、
旋回体3の前部にフロントアタッチメント7を取付けて
構成される。
【0013】9は手摺であり、該手摺9は、旋回体3上
に搭載されるパワーユニット4のエンジンや旋回装置の
駆動装置10等の点検を、カバー11の上面に上って行
うため、点検者が把持するものである。該手摺9は、前
脚9aを旋回体3に固定し、中脚9bを旋回体1上の台
12に固定し、後脚9cを燃料タンク13上に固定して
取付けられる。14は手摺9と別体をなして昇降自在に
取付けられた取手であり、15は運転室5内から後方を
見るためのミラーである。
【0014】図2(A)は図1(B)の要部拡大図、図
2(B)、(C)は該取手14の詳細構造と作用を説明
する断面図である。図2(A)に示すように、手摺9
は、運転室5とほぼ同じ高さに設定される。16は手摺
9の後脚9cに溶接等により固着された筒体であり、該
筒体16にパイプ状の取手14が昇降自在に嵌合して取
付けられる。
【0015】前記筒体16には上下2箇所にボルト17
の挿通孔16a、16bが穿設され、これらの挿通孔1
6a、16bを設けた部分にはボルト17を螺合するナ
ット19が溶接されている。取手14には、これらの挿
通孔16a、16bの間隔と同じ間隔をもって、ボルト
17の挿通孔14a、14b、14cが穿設されてい
る。
【0016】この構成において、作業時には、図2
(A)、(B)に示すように、取手14の真中の挿通孔
14bと一番下の挿通孔14cとをそれぞれ筒体16の
上の挿通孔16aと下の挿通孔16bに合わせて2本の
ボルト17をそれぞれ挿通孔16a、16bに対応する
位置に設けたナット19に対するねじ込み深さを深くし
て取手14の挿通孔14b、14cに挿通してボルト1
7を取手14の内壁に押し付けて固定する。この状態で
は取手14は運転室5より上方に突出するので、点検者
がパワーユニット4上等に上った際に、点検者が該取手
14を掴むことにより、点検者は安定的に支持される。
【0017】また、この時、取手14も高い位置に設定
されるので、作業中において、運転室5内のオペレータ
は、ミラー15を介して後方を容易に見ることができ
る。
【0018】一方輸送時には、図2(C)に示すよう
に、取手14の一番上の挿通孔14aと真中の挿通孔1
4bとをそれぞれ筒体16の上の挿通孔16aと下の挿
通孔16bに合わせて2本のボルト19をそれぞれ挿通
孔16a、16bに対応する位置に設けたナット19に
対するねじ込み深さを深くして取手14の挿通孔14
a、14bに挿通してその内壁に押し付けて固定する。
この場合には、取手14の高さは運転室5の高さとほぼ
同じかあるいは運転室5よりやや低くなるので、輸送時
に取手14が運転室5より上方に突出することがなく、
取手14を含めて手摺9がトンネル等に衝突して損傷す
るおそれがない。
【0019】本発明を実施する場合、手摺9全体を昇降
式とすることもできるが、本実施の形態に示すように、
手摺9と別体の取手14を手摺9に添設してこれを昇降
式とすることにより、既存の手摺への取付けが可能であ
る。また、手摺全体を昇降式に構成する場合に比較して
安価に提供できる。
【0020】昇降式とする場合の固定あるいは固定解除
は、ボルト17、ナット19によるものではなく、ばね
により押圧された係止爪による方式のもの等を用いるこ
とも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)は本発明による手摺の一実施の形態を示
す油圧ショベルの平面図、(B)はその側面図である。
【図2】(A)は図1(B)の要部拡大図、(B)、
(C)は該取手の詳細構造と作用を説明する断面図であ
る。
【符号の説明】
1:走行体、2:旋回装置、3:旋回体、4:パワーユ
ニット、5:運転室、6:カウンタウエイト、7:フロ
ントアタッチメント、9:手摺、10:旋回装置の駆動
装置、11:カバー、13:燃料タンク、14:取手、
15:ミラー、16:筒体、17:ボルト、19:ナッ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 片山 寿男 茨城県土浦市神立町650番地 日立建機株 式会社土浦工場内 (72)発明者 石岡 卓也 茨城県土浦市神立町650番地 日立建機株 式会社土浦工場内 Fターム(参考) 2D015 EB02

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】建設機械の旋回体上に取付けられ、旋回体
    上の搭載機器上に昇降する際に使用される手摺におい
    て、 手摺の最高高さが運転室の高さより高くなるように高さ
    調節可能に構成したことを特徴とする建設機械の手摺。
  2. 【請求項2】請求項1の手摺において、 前記手摺の高さが調整される昇降部分に運転室から後方
    を見るためのミラーを取付けたことを特徴とする建設機
    械の手摺。
  3. 【請求項3】請求項1または2の手摺において、 前記手摺の高さが調整される昇降部分が、手摺の本体に
    添設された別体の取手からなることを特徴とする建設機
    械の手摺。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008307930A (ja) * 2007-06-12 2008-12-25 Caterpillar Japan Ltd 建設機械における空調用配管の配設構造
WO2017168784A1 (ja) * 2016-03-28 2017-10-05 日立建機株式会社 建設機械
JP2020060009A (ja) * 2018-10-09 2020-04-16 キャタピラー エス エー アール エル パイプ部材

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