JP2002088701A - 鉄道レール固定具用ねじくぎの緩み止め具および緩み止め方法 - Google Patents
鉄道レール固定具用ねじくぎの緩み止め具および緩み止め方法Info
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- JP2002088701A JP2002088701A JP2000285316A JP2000285316A JP2002088701A JP 2002088701 A JP2002088701 A JP 2002088701A JP 2000285316 A JP2000285316 A JP 2000285316A JP 2000285316 A JP2000285316 A JP 2000285316A JP 2002088701 A JP2002088701 A JP 2002088701A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 既に敷設済みのねじくぎの緩み止め対策を、
後発的に行なう。 【解決手段】 緩み止め具11の係合部12を、ねじくぎ6
の頭部に係合させて、基部13を枕木3に対し固定する。
ねじくぎ6の頭部は、緩み止め具11を介して枕木3に対
し位置決めされ、緩みの発生を防ぐことができる。ねじ
くぎ6は、敷設された状態で、頭部の角の位置にバラツ
キを生ずるのが普通である。そこで、係合部12の係合穴
15の、複数の角15aの中から、適切なものを選択してね
じくぎ6の頭部に係合させる。係合穴15とねじくぎ6の
頭部との係合角度を選択し、緩み止め具11の基部13の位
置を、枕木3に密着させるに適した位置へと調整するこ
とができるので、ねじくぎ6の頭部の角の位置がいかな
る状態であっても、ねじくぎ6の締め直しを行うことな
く、緩み止め具11の取り付け作業を行うことが可能とな
る。
後発的に行なう。 【解決手段】 緩み止め具11の係合部12を、ねじくぎ6
の頭部に係合させて、基部13を枕木3に対し固定する。
ねじくぎ6の頭部は、緩み止め具11を介して枕木3に対
し位置決めされ、緩みの発生を防ぐことができる。ねじ
くぎ6は、敷設された状態で、頭部の角の位置にバラツ
キを生ずるのが普通である。そこで、係合部12の係合穴
15の、複数の角15aの中から、適切なものを選択してね
じくぎ6の頭部に係合させる。係合穴15とねじくぎ6の
頭部との係合角度を選択し、緩み止め具11の基部13の位
置を、枕木3に密着させるに適した位置へと調整するこ
とができるので、ねじくぎ6の頭部の角の位置がいかな
る状態であっても、ねじくぎ6の締め直しを行うことな
く、緩み止め具11の取り付け作業を行うことが可能とな
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、鉄道レールを支え
る床板等の、鉄道レール固定具を、枕木に固着するねじ
くぎの、緩み止め対策に関するものである。
る床板等の、鉄道レール固定具を、枕木に固着するねじ
くぎの、緩み止め対策に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図5には、鉄道レール1の分岐器2を示
している。分岐器2の枕木3は、一般路の枕木の二倍以
上の長さを有しており、従来から、その交換作業の困難
性が指摘されていた。このため、枕木の耐用年数を延ば
して頻繁な交換作業を不用とすべく、近年では、分岐器
2の枕木3を、木製のものから合成枕木へと交換する作
業が進められている。合成枕木は、50年以上という極
めて長い耐用年数が保証されており、従来の木製枕木の
耐用年数(腐食等の影響により。耐用年数は十数年程度
である。)に対し、大幅な耐久性の向上を図ることがで
きる。
している。分岐器2の枕木3は、一般路の枕木の二倍以
上の長さを有しており、従来から、その交換作業の困難
性が指摘されていた。このため、枕木の耐用年数を延ば
して頻繁な交換作業を不用とすべく、近年では、分岐器
2の枕木3を、木製のものから合成枕木へと交換する作
業が進められている。合成枕木は、50年以上という極
めて長い耐用年数が保証されており、従来の木製枕木の
耐用年数(腐食等の影響により。耐用年数は十数年程度
である。)に対し、大幅な耐久性の向上を図ることがで
きる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、合成枕
木には次のような欠点がある。鉄道レール1は、鉄道レ
ール固定具により、枕木3に固定される。この鉄道レー
ル固定具は、例えば、枕木3に固定される床板4と、床
板4に固定される挟持部材5とを含み、挟持部材5によ
って、レールフランジ1aを挟持することで、鉄道レー
ル1を枕木3に強力に固定する構造を有する。そして、
床板4と枕木3との固定は、図6に示すように、ねじく
ぎ6によって行われる。ところが、合成枕木は、ねぎく
ぎ6との結合力の点で木製枕木に劣り、ねぎくぎ6の脱
落が生じ易くなる。したがって、合成枕木の普及と共
に、ねじくぎ6の緩み検査を、従来に比べ頻繁に行うこ
とが必要となっている。
木には次のような欠点がある。鉄道レール1は、鉄道レ
ール固定具により、枕木3に固定される。この鉄道レー
ル固定具は、例えば、枕木3に固定される床板4と、床
板4に固定される挟持部材5とを含み、挟持部材5によ
って、レールフランジ1aを挟持することで、鉄道レー
ル1を枕木3に強力に固定する構造を有する。そして、
床板4と枕木3との固定は、図6に示すように、ねじく
ぎ6によって行われる。ところが、合成枕木は、ねぎく
ぎ6との結合力の点で木製枕木に劣り、ねぎくぎ6の脱
落が生じ易くなる。したがって、合成枕木の普及と共
に、ねじくぎ6の緩み検査を、従来に比べ頻繁に行うこ
とが必要となっている。
【0004】ねじくぎ6の緩み検査の頻度を、従来と同
等程度に減らすためには、緩み止め対策を施した合成枕
木やねじくぎに交換する必要があるが、既に敷設済みの
合成枕木およびねじくぎを当該対策品に交換する作業
は、膨大な時間と費用とを要するものである。
等程度に減らすためには、緩み止め対策を施した合成枕
木やねじくぎに交換する必要があるが、既に敷設済みの
合成枕木およびねじくぎを当該対策品に交換する作業
は、膨大な時間と費用とを要するものである。
【0005】本発明は、上記課題に鑑みてなされたもの
であり、ねじくぎの緩み止め対策をより万全に行うこと
を目的とする。また、本発明は、既に敷設済みのねじく
ぎの緩み止め対策を、後発的に行なうことを目的とす
る。
であり、ねじくぎの緩み止め対策をより万全に行うこと
を目的とする。また、本発明は、既に敷設済みのねじく
ぎの緩み止め対策を、後発的に行なうことを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の、本発明の請求項1に係る鉄道レール固定具用ねじく
ぎの緩み止め具は、鉄道レールを支える床板を枕木に固
着するねじくぎの、頭部に対し、回転不能に係合する係
合部と、枕木に密着する基部とを有することを特徴とす
る。
の、本発明の請求項1に係る鉄道レール固定具用ねじく
ぎの緩み止め具は、鉄道レールを支える床板を枕木に固
着するねじくぎの、頭部に対し、回転不能に係合する係
合部と、枕木に密着する基部とを有することを特徴とす
る。
【0007】本発明によれば、緩み止め具の係合部を、
前記ねじくぎの頭部に係合させて、前記基部を前記枕木
に対し固定することで、前記ねじくぎの頭部は、当該緩
み止め具を介して前記枕木に対し位置決めされ、前記ね
じくぎの緩みの発生を防ぐ。
前記ねじくぎの頭部に係合させて、前記基部を前記枕木
に対し固定することで、前記ねじくぎの頭部は、当該緩
み止め具を介して前記枕木に対し位置決めされ、前記ね
じくぎの緩みの発生を防ぐ。
【0008】また、本発明の請求項2に係る鉄道レール
固定具用ねじくぎの緩み止め具は、前記係合部には、ね
じくぎの頭部との係合角度を選択可能な形状の係合穴を
備える。
固定具用ねじくぎの緩み止め具は、前記係合部には、ね
じくぎの頭部との係合角度を選択可能な形状の係合穴を
備える。
【0009】前記ねじくぎは、敷設された状態で、頭部
の角の位置にバラツキを生ずるのが普通である。本発明
によれば、係る角のバラツキに応じて、前記係合穴と前
記ねじくぎの頭部との係合角度を選択し、当該緩み止め
具の基部の位置を、枕木に密着させるに適した位置へと
調整する。
の角の位置にバラツキを生ずるのが普通である。本発明
によれば、係る角のバラツキに応じて、前記係合穴と前
記ねじくぎの頭部との係合角度を選択し、当該緩み止め
具の基部の位置を、枕木に密着させるに適した位置へと
調整する。
【0010】また、本発明の請求項3に係る鉄道レール
固定具用ねじくぎの緩み止め具は、前記係合部と前記基
部とを、一枚の板材を湾曲させて形成したものである。
本発明によれば、構造が単純となり、緩み止め具の製作
も容易である。
固定具用ねじくぎの緩み止め具は、前記係合部と前記基
部とを、一枚の板材を湾曲させて形成したものである。
本発明によれば、構造が単純となり、緩み止め具の製作
も容易である。
【0011】さらに、本発明の請求項4に係る鉄道レー
ル固定具用ねじくぎの緩み止め具は、前記係合部と前記
基部との連結部を変形可能としている。本発明によれ
ば、前記ねじくぎの頭部と前記枕木との位置関係が異な
る場合であっても、前記連結部を変形させることで、前
記係合部を前記ねじくぎの頭部に係合させ、かつ、前記
基部を枕木に密着させることができる。
ル固定具用ねじくぎの緩み止め具は、前記係合部と前記
基部との連結部を変形可能としている。本発明によれ
ば、前記ねじくぎの頭部と前記枕木との位置関係が異な
る場合であっても、前記連結部を変形させることで、前
記係合部を前記ねじくぎの頭部に係合させ、かつ、前記
基部を枕木に密着させることができる。
【0012】また、上記課題を解決するための、本発明
の請求項5に係る方法は、鉄道レールを支える床板を枕
木に固着するねじくぎの緩み止め方法であって、敷設済
みのねじくぎの頭部に対し、回り止めを係合させ、該回
り止めを枕木に固定することを特徴とする。
の請求項5に係る方法は、鉄道レールを支える床板を枕
木に固着するねじくぎの緩み止め方法であって、敷設済
みのねじくぎの頭部に対し、回り止めを係合させ、該回
り止めを枕木に固定することを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面に基づいて説明する。ここで、従来例と同一部分若
しくは相当する部分については同一符号で示し、詳しい
説明は省略する。
図面に基づいて説明する。ここで、従来例と同一部分若
しくは相当する部分については同一符号で示し、詳しい
説明は省略する。
【0014】図1には、本発明の第1の実施の形態に係
るねじくぎの緩み止め具11を示しており、(a)はその
上面図を、(b)はその断面図を示している。また、床
板4およびねじくぎ6を、二点鎖線で示している。
るねじくぎの緩み止め具11を示しており、(a)はその
上面図を、(b)はその断面図を示している。また、床
板4およびねじくぎ6を、二点鎖線で示している。
【0015】緩み止め具11は、一枚の板材をクランク状
に湾曲させて形成した物であり、ねじくぎ6に対し回転
不能に係合する係合部12と、枕木3に密着する基部13
と、係合部12および基部13の連結部14を有する。係合部
12には、図1(a)に示すように、一定角度で複数の角
15aを形成した係合穴15を有する。また、基部13には、
もくねじ7(図2参照)を挿通させる穴16を有する。連
結部14は、敷設された状態でのねじくぎ6の頭部と、枕
木3の上面との高低差に合せて、係合部12および基部13
に高低差を持たせるためのものである。
に湾曲させて形成した物であり、ねじくぎ6に対し回転
不能に係合する係合部12と、枕木3に密着する基部13
と、係合部12および基部13の連結部14を有する。係合部
12には、図1(a)に示すように、一定角度で複数の角
15aを形成した係合穴15を有する。また、基部13には、
もくねじ7(図2参照)を挿通させる穴16を有する。連
結部14は、敷設された状態でのねじくぎ6の頭部と、枕
木3の上面との高低差に合せて、係合部12および基部13
に高低差を持たせるためのものである。
【0016】緩み止め具11の固定方法は、図2に示すよ
うに、敷設済みのねじくぎ6の頭部に対し、係合部12の
係合穴15を係合させ、基部13を枕木3の上面に密着させ
て後、緩み止め具11の飛散防止のために、基部13の穴16
にもくねじ7をねじ込んで、枕木3に固定するものであ
る。
うに、敷設済みのねじくぎ6の頭部に対し、係合部12の
係合穴15を係合させ、基部13を枕木3の上面に密着させ
て後、緩み止め具11の飛散防止のために、基部13の穴16
にもくねじ7をねじ込んで、枕木3に固定するものであ
る。
【0017】上記構成をなす本発明の第1の実施の形態
に係る緩み止め具11によれば、以下のような作用効果を
得ることができる。緩み止め具11の係合部12を、ねじく
ぎ6の頭部に係合させて、基部13を枕木3に対し固定す
ることで、ねじくぎ6の頭部は、緩み止め具11を介して
枕木3に対し位置決めされ、緩みの発生を防ぐことがで
きる。
に係る緩み止め具11によれば、以下のような作用効果を
得ることができる。緩み止め具11の係合部12を、ねじく
ぎ6の頭部に係合させて、基部13を枕木3に対し固定す
ることで、ねじくぎ6の頭部は、緩み止め具11を介して
枕木3に対し位置決めされ、緩みの発生を防ぐことがで
きる。
【0018】ところで、ねじくぎ6は、敷設された状態
で、図3に示すように、頭部の角の位置にバラツキを生
ずるのが普通である。そこで、係合部12の係合穴15の、
複数の角15aの中から、適切なものを選択してねじくぎ
6の頭部に係合させることで、係合穴15とねじくぎ6の
頭部との係合角度を選択し、緩み止め具11の基部13の位
置を、枕木3に密着させるに適した位置へと調整するこ
とができる。よって、ねじくぎ6の頭部の角の位置がい
かなる状態であっても、ねじくぎ6の締め直しを行うこ
となく、緩み止め具11の取り付け作業を行うことが可能
となる。
で、図3に示すように、頭部の角の位置にバラツキを生
ずるのが普通である。そこで、係合部12の係合穴15の、
複数の角15aの中から、適切なものを選択してねじくぎ
6の頭部に係合させることで、係合穴15とねじくぎ6の
頭部との係合角度を選択し、緩み止め具11の基部13の位
置を、枕木3に密着させるに適した位置へと調整するこ
とができる。よって、ねじくぎ6の頭部の角の位置がい
かなる状態であっても、ねじくぎ6の締め直しを行うこ
となく、緩み止め具11の取り付け作業を行うことが可能
となる。
【0019】なお、本発明の第1の実施の形態では、係
合穴15の角15aは30°ピッチで設けられており、ねじく
ぎ6の頭部のバラツキが±15°の範囲まで、ねじくぎ6
の締め直しを行うことなく対応することが可能である。
また、必要に応じて、係合穴15の角15aのピッチを増減
することも可能である。
合穴15の角15aは30°ピッチで設けられており、ねじく
ぎ6の頭部のバラツキが±15°の範囲まで、ねじくぎ6
の締め直しを行うことなく対応することが可能である。
また、必要に応じて、係合穴15の角15aのピッチを増減
することも可能である。
【0020】また、緩み止め具11は、係合部12と基部13
とを、一枚の板材を湾曲させて形成したものであること
から、構造が単純であり、製作も容易である。よって、
部品コストを低く押さえ、低コストでねじくぎ6のゆる
み止め対策を施すことが可能となる。
とを、一枚の板材を湾曲させて形成したものであること
から、構造が単純であり、製作も容易である。よって、
部品コストを低く押さえ、低コストでねじくぎ6のゆる
み止め対策を施すことが可能となる。
【0021】なお、緩み止め具11の使用は、合成枕木に
限るものではなく、従来の木製枕木であっても、ねじく
ぎの緩みの発生が生じやすいような場所で、用いること
が可能である。
限るものではなく、従来の木製枕木であっても、ねじく
ぎの緩みの発生が生じやすいような場所で、用いること
が可能である。
【0022】続いて、本発明の第2の実施の形態に係る
緩み止め具21を、図4を参照しながら説明する。ここ
で、本発明の第1の実施の形態と同一部分若しくは相当
する部分については同一符号で示し、詳しい説明は省略
する。
緩み止め具21を、図4を参照しながら説明する。ここ
で、本発明の第1の実施の形態と同一部分若しくは相当
する部分については同一符号で示し、詳しい説明は省略
する。
【0023】本発明の第2の実施の形態に係る緩み止め
具21は、一枚の板材をU字状に湾曲させて形成した物で
あり、係合部12および基部13の連結部18は、かかるU字
型の頂部を構成している。また、係合部12または連結部
18の一部分は、基部13に覆い被さることとなるので、か
かる部分に貫通穴17を設け、基部13の穴16に対する、も
くねじ7(図2参照)の締めつけ作業の円滑化を図って
いる。なお、連結部18は、弾性変形域または塑性変形域
において変形可能である。また、かかる変形特性を制御
するために、連結部18の幅、厚さ、材質等を、係合部12
および基部13と異なるものとすることも可能である。ま
た、連結部18の湾曲形状も、図4のU字状に限定される
ものではなく、必要な変形を起させるものであれば良
い。
具21は、一枚の板材をU字状に湾曲させて形成した物で
あり、係合部12および基部13の連結部18は、かかるU字
型の頂部を構成している。また、係合部12または連結部
18の一部分は、基部13に覆い被さることとなるので、か
かる部分に貫通穴17を設け、基部13の穴16に対する、も
くねじ7(図2参照)の締めつけ作業の円滑化を図って
いる。なお、連結部18は、弾性変形域または塑性変形域
において変形可能である。また、かかる変形特性を制御
するために、連結部18の幅、厚さ、材質等を、係合部12
および基部13と異なるものとすることも可能である。ま
た、連結部18の湾曲形状も、図4のU字状に限定される
ものではなく、必要な変形を起させるものであれば良
い。
【0024】本発明の第2の実施の形態に係る緩み止め
具21は上記構成を有するので、以下のような作用効果を
奏する。即ち、緩み止め具21によれば、床板4の厚さや
ねじくぎ6の頭部形状等の違いによって、ねじくぎ6の
頭部と枕木3との位置関係が異なる場合であっても、連
結部18を変形させることで、係合部12をねじくぎ6の頭
部に係合させ、かつ、基部13を枕木3に密着させること
ができる。すなわち、ねじくぎ6の敷設状況に応じて、
確実に緩み止め具21の取り付けを行い、ねじくぎ6の緩
みの発生を防ぐことができる。その他、本発明の第1の
実施の形態と同様の作用効果については、詳しい説明を
省略する。
具21は上記構成を有するので、以下のような作用効果を
奏する。即ち、緩み止め具21によれば、床板4の厚さや
ねじくぎ6の頭部形状等の違いによって、ねじくぎ6の
頭部と枕木3との位置関係が異なる場合であっても、連
結部18を変形させることで、係合部12をねじくぎ6の頭
部に係合させ、かつ、基部13を枕木3に密着させること
ができる。すなわち、ねじくぎ6の敷設状況に応じて、
確実に緩み止め具21の取り付けを行い、ねじくぎ6の緩
みの発生を防ぐことができる。その他、本発明の第1の
実施の形態と同様の作用効果については、詳しい説明を
省略する。
【0025】
【発明の効果】本発明はこのように構成したので、以下
のような効果を有する。まず、本発明の請求項1に係る
鉄道レール固定具用ねじくぎの緩み止め具によれば、ね
じくぎの緩み止め対策をより万全に行うことが可能とな
る。また、既に敷設済みのねじくぎの緩み止め対策を、
後発的に行なうことが可能となる。
のような効果を有する。まず、本発明の請求項1に係る
鉄道レール固定具用ねじくぎの緩み止め具によれば、ね
じくぎの緩み止め対策をより万全に行うことが可能とな
る。また、既に敷設済みのねじくぎの緩み止め対策を、
後発的に行なうことが可能となる。
【0026】また、本発明の請求項2に係る鉄道レール
固定具用ねじくぎの緩み止め具によれば、ねじくぎが敷
設された状態で生ずる、頭部の角位置のバラツキを吸収
して、ねじくぎの締め直しを行うことなく、当該緩み止
め具の取り付け作業を行うことが可能となる。
固定具用ねじくぎの緩み止め具によれば、ねじくぎが敷
設された状態で生ずる、頭部の角位置のバラツキを吸収
して、ねじくぎの締め直しを行うことなく、当該緩み止
め具の取り付け作業を行うことが可能となる。
【0027】また、本発明の請求項3に係る鉄道レール
固定具用ねじくぎの緩み止め具によれば、低コストでね
じくぎのゆるみ止め対策を施すことが可能となる。
固定具用ねじくぎの緩み止め具によれば、低コストでね
じくぎのゆるみ止め対策を施すことが可能となる。
【0028】更に、本発明の請求項4に係る鉄道レール
固定具用ねじくぎの緩み止め具によれば、ねじくぎの敷
設状況に応じて、確実に当該緩み止め具を取り付けるこ
とが可能となり、ねじくぎの緩み止めを確実に行うこと
が可能となる。
固定具用ねじくぎの緩み止め具によれば、ねじくぎの敷
設状況に応じて、確実に当該緩み止め具を取り付けるこ
とが可能となり、ねじくぎの緩み止めを確実に行うこと
が可能となる。
【0029】また、本発明の請求項5に係る鉄道レール
固定具用ねじくぎの緩み止め方法によれば、既に敷設済
みのねじくぎの緩み止め対策を後発的に行い、ねじくぎ
の緩み止め対策をより万全とすることが可能となる。
固定具用ねじくぎの緩み止め方法によれば、既に敷設済
みのねじくぎの緩み止め対策を後発的に行い、ねじくぎ
の緩み止め対策をより万全とすることが可能となる。
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るねじくぎの緩
み止め具を示すものであり、(a)には上面図を、
(b)には断面図を示している。
み止め具を示すものであり、(a)には上面図を、
(b)には断面図を示している。
【図2】本発明の第1の実施の形態に係るねじくぎの緩
み止め具の取り付け方法を示す説明図である。
み止め具の取り付け方法を示す説明図である。
【図3】ねじくぎ頭部の角の位置にバラツキを生ずる場
合の、本発明の第1の実施の形態に係るねじくぎの緩み
止め具の、取り付け方法を示す図である。
合の、本発明の第1の実施の形態に係るねじくぎの緩み
止め具の、取り付け方法を示す図である。
【図4】本発明の第2の実施の形態に係るねじくぎの緩
み止め具を示すものであり、(a)には上面図を、
(b)には断面図を示している。
み止め具を示すものであり、(a)には上面図を、
(b)には断面図を示している。
【図5】鉄道レールの分岐器を示す斜視図である。
【図6】鉄道レールの固定具を示す斜視図である。
1 鉄道レール 1a レールフランジ 2 分岐器 3 枕木 4 床板 5 挟持部材 6 ねじくぎ 7 もくねじ 11 緩み止め具 12 係合部 13 基部 14 連結部 15 係合穴 15a 角 16 穴 21 緩み止め具
Claims (5)
- 【請求項1】 鉄道レールを支える床板を枕木に固着す
るねじくぎの、頭部に対し、回転不能に係合する係合部
と、枕木に密着する基部とを有することを特徴とする鉄
道レール固定具用ねじくぎの緩み止め具。 - 【請求項2】 前記係合部には、ねじくぎの頭部との係
合角度を選択可能な形状の係合穴を備えることを特徴と
する請求項1記載の鉄道レール固定具用ねじくぎの緩み
止め具。 - 【請求項3】 前記係合部と前記基部とを、一枚の板材
を湾曲させて形成したことを特徴とする請求項1または
2記載の鉄道レール固定具用ねじくぎの緩み止め具。 - 【請求項4】 前記係合部と前記基部との連結部を変形
可能としたことを特徴とする請求項1から3のいずれか
1項記載の鉄道レール固定具用ねじくぎの緩み止め具。 - 【請求項5】 鉄道レールを支える床板を枕木に固着す
るねじくぎの緩み止め方法であって、敷設済みのねじく
ぎの頭部に対し、回り止めを係合させ、該回り止めを枕
木に固定することを特徴とする鉄道レール固定具用ねじ
くぎの緩み止め方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000285316A JP2002088701A (ja) | 2000-09-20 | 2000-09-20 | 鉄道レール固定具用ねじくぎの緩み止め具および緩み止め方法 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2000285316A JP2002088701A (ja) | 2000-09-20 | 2000-09-20 | 鉄道レール固定具用ねじくぎの緩み止め具および緩み止め方法 |
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Publication Number | Publication Date |
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JP2000285316A Pending JP2002088701A (ja) | 2000-09-20 | 2000-09-20 | 鉄道レール固定具用ねじくぎの緩み止め具および緩み止め方法 |
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JP (1) | JP2002088701A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009019720A (ja) * | 2007-07-13 | 2009-01-29 | Nissan Diesel Motor Co Ltd | スタッドボルト取り付け構造及びスタッドボルト取り付け方法 |
WO2010023338A1 (es) * | 2008-08-29 | 2010-03-04 | Airbus Operations, S.L. | Dispositivo de brazo separado para aseguramiento de un elemento de unión roscada |
CN109931321A (zh) * | 2017-12-19 | 2019-06-25 | 中国原子能科学研究院 | 一种适用于反应堆远程拆除的防松螺母及其远程拆除方法 |
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2000
- 2000-09-20 JP JP2000285316A patent/JP2002088701A/ja active Pending
Cited By (4)
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