JP2002087463A - 組み合わせ容器 - Google Patents

組み合わせ容器

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JP2002087463A
JP2002087463A JP2000280481A JP2000280481A JP2002087463A JP 2002087463 A JP2002087463 A JP 2002087463A JP 2000280481 A JP2000280481 A JP 2000280481A JP 2000280481 A JP2000280481 A JP 2000280481A JP 2002087463 A JP2002087463 A JP 2002087463A
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Yasuhisa Choshoin
泰久 長松院
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Abstract

(57)【要約】 【課題】内容器内の内容物が少なくなるにつれて外容器
を小さくして嵩張らないようにすることができ、内容器
の開封後も容器が倒れても内容物がこぼれない組み合わ
せ容器を提供する。 【解決手段】組み合わせ容器A1は外容器1と内容器2
を備えている。内容器2は、柔軟性を有するプラスチッ
クで形成されており、本体部20と注ぎ口突部21を有
している。外容器1はやや剛性の高いプラスチックで形
成されている。外容器1は下部材と上部にネジ管111
を有する上部材11を備えている。下部材と上部材11
は開口側を嵌め入れてスライドさせて高さを調整でき
る。ネジ管111にはキャップ12が螺着される。ネジ
管111の内側にはキャップ12を締めることによって
内容器の注ぎ口突部21を挟んで密閉できる挟持体11
2、112aが設けてある。キャップ12には回すこと
により注ぎ口突部21を切断できる切断ツマミ121を
有している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、外容器と内容器を
有し、内容器を入れ替えることによって外容器を繰り返
し使用することができる組み合わせ容器に関するもので
ある。更に詳しくは、内容器の内容物が少なくなるにつ
れて、内容器と外容器を小さくすることができて嵩張ら
ないようにし、内容器を開封後も密封できるようにした
ものに関する。
【0002】
【従来技術】近年においては、十分な強度を有しており
繰り返し使用できる外容器と、安価で取り替えができ処
分も容易な内容器とを組み合わせた容器が提案されてい
る。組み合わせ容器は、外容器に蓋を備えており、収容
した内容器の封を切って使用するものである。このよう
な容器は、個々に十分な強度を有し印刷なども施した通
常の単体容器と比べて、例えばリサイクルに要する経費
や手間が低減され、資源を節約するためにも有用であ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記した従来
のような外容器と内容器からなる容器には、次のような
課題があった。すなわち、外容器は強度を持たせるため
に、所定の形状そのままであり、小さくできるようには
なっていない。このため、内容器内の内容物が少なくな
っても、容器としての大きさは変わらない。これでは、
内容器の中身が空になっても入っているときと同じよう
に嵩張るので、合理的でない。また、従来の内容器は、
一度封が切られたら開いたままである。このため、内容
器の内容物がジュースや醤油あるいは食用油などの食品
である場合、酸化作用によって鮮度が落ち、長持ちしな
い問題があった。更には、容器が転倒すると内容物がこ
ぼれてしまう問題もあった。
【0004】(本発明の目的)本発明の目的は、外容器
と内容器を有し、内容器を入れ替えることによって外容
器を繰り返し使用することができる容器において、内容
器の内容物が少なくなるにつれて、内容器と外容器を小
さくすることができ、嵩張らないようにした組み合わせ
容器を提供することである。本発明の他の目的は、内容
器の封を切った後、容器が転倒しても内容物がこぼれる
ことがなく、内容物の酸化を防いで長持ちさせることが
できる組み合わせ容器を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に講じた本発明の手段は次のとおりである。第1の発明
にあっては、外容器と当該外容器に収容される柔軟性を
有する内容器とを組み合わせた組み合わせ容器であっ
て、外容器は容積を変えることができることを特徴とす
る、組み合わせ容器である。
【0006】第2の発明にあっては、外容器と当該外容
器に収容される柔軟性を有する内容器とを組み合わせた
組み合わせ容器であって、外容器は、拡大縮小可能、伸
縮可能または折り畳み可能のうちいずれか一、あるいは
二以上を組み合わせた機能を有することを特徴とする、
組み合わせ容器である。
【0007】第3の発明にあっては、外容器に収容され
た内容器の封を切る手段を備えていることを特徴とす
る、第1または第2の発明に係る組み合わせ容器であ
る。
【0008】第4の発明にあっては、内容器の封を切る
手段は、外容器に設けられた蓋体と、当該蓋体に設けら
れている刃体と、を備えており、上記刃体を動かすこと
により内容器の封を切るようにしてあることを特徴とす
る、第3の発明に係る組み合わせ容器である。
【0009】第5の発明にあっては、外容器に収容され
ている内容器の注ぎ口部を閉じる手段を備えていること
を特徴とする、第1、第2、第3または第4の発明に係
る組み合わせ容器である。
【0010】第6の発明にあっては、内容器の注ぎ口部
を閉じる手段は、外容器に設けられている蓋体と、向か
い合う挟持面を有する変形可能な挟持体と、を備えてお
り、上記蓋体を閉めることにより、上記挟持体を挟持面
が密着する方向へ変形させて内容器の注ぎ口部を閉じる
ようにしてあることを特徴とする、第5の発明に係る組
み合わせ容器である。
【0011】外容器は、変形しないか変形しにくい材料
で構造的に拡大縮小可能、伸縮可能または折り畳み可能
な構造とすることもできるし、変形しやすい材料でつく
ることもできる。外容器の容積を変える手段としては、
拡大縮小する構造、伸縮させる構造、折り畳む構造など
があるが、これらに限定するものではない。また、拡大
縮小する構造、伸縮させる構造、折り畳む構造について
も、それぞれ特に限定するものではない。例えば、伸縮
させる構造では、外容器を径大と径小の筒体をスライド
可能に嵌め合わせて形成するもの、径大と径小の筒体を
螺合して合わせて形成するもの、蛇腹状の筒体で形成す
るものなどがある。また、折り畳む構造では、外容器を
構成する部材を回動可能な接合部で接合するもの、柔軟
性を有する材料(各種布、合成樹脂など)で形成するも
のなどがある。
【0012】内容器の封を切るときの刃体の動きは、特
に限定されるものではなく、直線的な場合もあるし、回
転など円運動を伴う場合もある。また、刃体の動きは、
例えば蓋体を動かすことにより生じる場合もあるし、蓋
体とは別に刃体を単独で動かす場合もある。内容器の注
ぎ口部を閉じる手段は、通常は、筒状となる注ぎ口を挟
んで密着させる構造であるが、これに限定するものでは
ない。外容器の材質は、例えばポリエチレンテレフタレ
ートなど、比較的剛性の高いプラスチック、あるいは柔
軟性を有する布などが採用されるが、これらに限定はさ
れない。内容器の材質は、例えばポリプロピレンなど、
柔軟性を有するプラスチック、あるいはアルミ蒸着フィ
ルムなどが採用されるが、これらに限定されるものでは
ない。
【0013】(作用)本発明に係る組み合わせ容器は、
外容器の容積を変えることができるので、内容器の内容
物が少なくなるにつれて内容器を変形させ、なおかつ外
容器を縮めたり折り畳んだりして容積を小さくし、外形
も小さくすることができる。また、次に内容物が入った
内容器を収容するときは、外容器を逆に元の大きさに戻
すことができる。
【0014】外容器に収容された内容器の封を切る手段
を備えているものは、例えば蓋体に設けられた刃体を動
かすことにより内容器の封を切ることができる。
【0015】外容器に収容されている内容器の注ぎ口部
を閉じる手段を備えているものは、例えば蓋体を閉める
ことにより、挟持体を挟持面が密着する方向へ変形させ
て内容器の注ぎ口部を閉じることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明を図面に示した実施の形態
に基づき更に詳細に説明する。図1は本発明に係る組み
合わせ容器の第1の実施の形態を示す正面図、図2は図
1に示す組み合わせ容器の外容器の嵌め合い部分の拡大
断面図、図3は図1に示す組み合わせ容器のキャップを
含む上部側の拡大断面図、図4は外容器からキャップを
取り外した状態を示す外容器上部の斜視図、図5はキャ
ップの平面視説明図である。
【0017】符号A1は組み合わせ容器で、外容器1と
内容器2を備えている。内容器2は、柔軟性を有するプ
ラスチックで形成されている。内容器2は本体部20と
注ぎ口突部21を有している。本体部20の形状は、次
に説明する外容器1の内部にほぼ隙間なく収容できる形
状となっている。内容器2の内部には、例えば食用油な
どが充填されている。
【0018】外容器1は、やや剛性の高いプラスチック
(準剛性のもの)で形成されている。外容器1は、有底
円筒形状で径小の下部材10と、上部が窄まり中心部に
ネジ管111を有する径大の上部材11を備えている。
下部材10と上部材11は、開口側を嵌め入れてスライ
ドできる口径に設定されている。下部材10の側部の相
対向する部分の二箇所には、それぞれ上下方向に係合凹
部100が設けてある(図1では、向こう側の係合凹部
100は見えない)。係合凹部100は、下部材10の
ほぼ全高さにわたって等間隔で複数設けてある。
【0019】上部材11の側部の相対向する部分の二箇
所には、上記係合凹部100と外側から係合する係合凸
部110がそれぞれ一箇所に設けてある(図1では、向
こう側の係合凸部110は見えない)。なお、係合凸部
110は、係合凹部100と同じように上下方向に複数
設けることもできる。また、係合凹部100と係合凸部
110は、材料が持つ弾性によって変形し、係合及び係
合解除を行うことができる。
【0020】上部材11の上部には、外周部にネジ部を
有するほぼ円管状のネジ管111が設けてある。ネジ管
111には、蓋体であるキャップ12が螺着される。ネ
ジ管111の内側には、相対向して二箇所に挟持体11
2、112aが設けてある。ネジ管111と挟持体11
2、112aは、下部側でつながっている(図3参
照)。
【0021】挟持体112、112aは、それぞれ円柱
体を縦割にしたような形状(両端部が一部切除された形
状)に形成されている。挟持体112、112aは、常
態においては、それぞれの内側の挟持面114が所要の
間隔(内容器2の注ぎ口突部21が挿通できる間隔)を
もって位置するように設けてある。この隙間部分は、上
部材11内部に通じている。挟持体112、112aの
上面側の縁部には、面取り部113が設けてある。各挟
持面114の上下方向の中間部分には、対向する位置に
凹部114aが設けてある。なお、挟持面114には、
滑り止めやきつく挟持するための各種形状の突起や凹部
を設けることができる。挟持体112、112aは、そ
れぞれに内方向の力が作用することにより変形し、互い
に接近する方向へ動く。また、その力が解除されること
により、元に戻る。
【0022】上記キャップ12は、キャップ本体120
と、その上部に回転可能に設けてある切断ツマミ121
を備えている。キャップ本体120の内部には、下部が
開口したネジ孔122が上下方向のほぼ中間部まで設け
てある。ネジ孔122の上部側には、上方側が円錐状に
窄まった押圧面124が全周にわたり設けてある。そし
て、押圧面124は、上部の円形の挿通孔123に通じ
ている。また、キャップ本体120の上部側には、内方
向に突出した係合部125が全周にわたり設けてある。
【0023】上記切断ツマミ121は、上記係合部12
5に、下部側に全周にわたり設けてある凹溝126を嵌
め込んで摺動回転できるように取り付けてある。切断ツ
マミ121は中空体に形成してあり、底板129の中央
部には、上記挿通孔123と位置が重なる挿通孔127
が設けてある。また、底板129には、挿通孔127の
直径線の近傍(やや外寄り)に刃先部が位置するように
切断刃128が固定してある。
【0024】これによると、切断ツマミ121を回すこ
とにより、中心部に位置する内容器2の注ぎ口突部21
の周りを切断刃128が周り、注ぎ口突部21を切断し
て封を切ることができる。注ぎ口突部21の切った部分
は、挿通孔123、127から切断ツマミ121外部へ
排出することができる。なお、切断刃128の刃先は直
刃であるが、刃先が円弧状あるいは他の形状の切断刃を
使用することもできる。また、切断刃128の取り付け
は、ネジや接着剤など公知の各種手段が採用され、特に
限定されるものではない。
【0025】(作用)図1ないし図5を参照して、本発
明に係る組み合わせ容器A1の作用を説明する。 (1)キャップ12をネジ管111から外しておく。下
部材10から上部材11を外し、食用油などが封入され
た内容器2を下部材10に収容する。注ぎ口突部21は
上にしておく。
【0026】(2)下部材10に上部材11を嵌め入
れ、係合凹部100と係合凸部110を適当に係合させ
て内容器2を内部に収容する。このとき、挟持体11
2、112aの挟持面114間の隙間から、内容器2の
注ぎ口突部21の上端部が突出している。
【0027】(3)キャップ12をネジ管111に螺合
して締め付ける。キャップ12を螺合すると、まず傾斜
した押圧面124が徐々に下降し、挟持体112、11
2aの面取り部113を内方向へ押圧する。これによ
り、挟持体112、112aが変形し、内方向へ移動し
て挟持面114によって注ぎ口突部21が挟持される。
このときのキャップ12の締め付けは、切断ツマミ12
1には触れずにキャップ本体120を回すようにする。
切断ツマミ121はキャップ本体120とは別に回るよ
うになっているので、キャップ本体120を回したとき
に切断刃128が内容器2の注ぎ口突部21に当たって
も切断ツマミ121は空回りし、注ぎ口突部21は切断
されない。
【0028】(4)キャップ12を締め付けて注ぎ口突
部21を挟持した後、切断ツマミ121を回す。これに
より、切断刃128が回転しながら注ぎ口突部21を切
断する。なお、切断刃128の回転中心部には切断は1
28が通らない部分があるが、この部分は注ぎ口突部2
1内部の空間部と重なるので、切断に支障はない。注ぎ
口突部21の切断された部分は、切断ツマミ121の内
部の空間部に残る。そして、一度キャップ12を緩めて
外し、挿通孔123、127から上記切断された部分を
取り出しておく。
【0029】(5)内容器2の封を切った後、通常はキ
ャップ12を締め付けておく。この状態では、注ぎ口突
部21が挟持面114で強く挟持されているため、口部
は密着し、内容器2の内部は密封状態になっている。こ
れにより、組み合わせ容器A1が倒れても内容物がこぼ
れることはない。また、内容物の酸化を防止できるの
で、鮮度が落ちにくく、長持ちする。
【0030】(6)内容物を注ぐときは、キャップ12
を緩めて外す。これにより、挟持体112、112aが
離れて元に戻り、注ぎ口突部21の挟持面114による
挟持は解除される。これにより注ぎ口突部21の口が開
き、組み合わせ容器A1を傾けることによって、内容物
を注ぐことができる。
【0031】(7)内容物が少なくなっても、内容器2
は自身が持つ保形性によりそのままの形状を保ってい
る。内容物がある程度少なくなったら、係合凹部100
と係合凸部110を係合させながら上部材11をスライ
ドさせ、外容器1を縮めて高さを低くすれば、内容器2
も潰れて縮小変形するので、全体形状を小さくすること
ができる。
【0032】(8)内容器2の内容物を使い終わった
ら、下部材10から上部材11を外し、内容器2を取り
出して、内容物が入った新しい内容器2と取り替える。
このようにして、外容器1は繰り返し使用することがで
きるので無駄がなく、省資源の点において有用である。
また、簡易な構造で安価に製造できる内容器2だけを交
換すればよいので、費用的にも無駄がない。
【0033】図6は本発明に係る組み合わせ容器の第2
の実施の形態を示すキャップを含む上部側の分解斜視
図、図7は図6に示す組み合わせ容器のキャップを含む
上部側の断面図である。図6、図7において、上記組み
合わせ容器A1と同一または同等箇所には同一の符号を
付して示しており、構造について重複する説明は省略す
る。なお、前に説明した部分について同一の符号を付
し、説明を省略することについては、後述する組み合わ
せ容器A3、A4、A5においても同様である。
【0034】組み合わせ容器A2の外容器1はやや剛性
の高いプラスチックで形成され、内容器2は柔軟性を有
するプラスチックで形成されている。キャップ13は、
キャップ本体130と切断ツマミ131を備えている。
キャップ本体130の内部には、下部が開口したネジ孔
132が上下方向のほぼ中間部まで設けてある。ネジ孔
132の上部側には、上方側が円錐状に窄まった押圧面
134が全周にわたり設けてある。そして、押圧面13
4は、上部の円形の挿通孔133に通じている。キャッ
プ本体130の上部には、直径線方向にガイド溝135
が設けてある。ガイド溝135の一端側は封鎖してあ
る。上記挿通孔133はガイド溝135の底部に開口し
ている。
【0035】切断ツマミ131は、側部の開口側からガ
イド溝135にスライド可能に差し込まれている。な
お、ガイド溝135と切断ツマミ131の側面は、底部
側の幅が拡がるように傾斜させてあるので、切断ツマミ
131は上方へ外れることはない。切断ツマミ131は
中空体に形成してあり、底板139の中央部には、上記
挿通孔123と位置がほぼ重なる長方形状の挿通孔13
7が設けてある。また、底板139には、挿通孔137
の近傍(やや外寄り)に刃先部が位置するように切断刃
138が固定してある。なお、キャップ13は、後述す
る組み合わせ容器A3、A4、A5においてキャップ1
2の代わりに組み合わせることもできる。
【0036】(作用)図5、図6を参照して組み合わせ
容器A2の作用を説明する。まず、キャップ13を締め
るときに、ガイド溝135が挟持体112、112aの
挟持面114と平行になる位置で一旦止める。そして、
切断ツマミ131をガイド溝135に収容した状態から
スライドさせると、中心部に位置する内容器2の注ぎ口
突部21を切断刃138で切断して封を切ることができ
る。注ぎ口突部21の切った部分は、スライドさせて外
した切断ツマミ131の挿通孔137から排出すること
ができる。なお、内容器2の注ぎ口突部21の切断以外
の作用については、上記組み合わせ容器A1と同様であ
るので、説明は省略する。
【0037】図8は本発明に係る組み合わせ容器の第3
の実施の形態を示す正面図、図9は図8に示す組み合わ
せ容器の外容器の嵌め合い部分の拡大断面図である。組
み合わせ容器A3の外容器1aはやや剛性の高いプラス
チックで形成され、内容器2は柔軟性を有するプラスチ
ックで形成されている。外容器1aは、下部材10aと
上部材11aを備えている。下部材10aの側部には、
ネジ部105がほぼ全高にわたり設けてある。また、上
部材11aの側部には、下部材10aのネジ部105に
外嵌合して螺合可能なネジ部115がほぼ全高にわたり
設けてある。なお、キャップは組み合わせ容器A1と同
じ構造のキャップ12が使用されている。
【0038】これによると、下部材10aと上部材11
aを互いに逆方向に回すことにより、外容器1aの全長
を伸ばしたり縮めたりして、高さを調整することができ
る。下部材10aと上部材11aを回すことによって外
容器1aが最も縮まった状態では、元の高さの約1/2
になる。更に、外容器1aが準剛性を有する材料である
ことを利用し、上から押さえて蛇腹状の部分を変形させ
て縮めれば、約1/3から1/4にすることも可能であ
る。また、内容器2は、下部材10aと上部材11aを
外して外容器1a内部に収容する。
【0039】図10は本発明に係る組み合わせ容器の第
4の実施の形態を示す斜視図である。組み合わせ容器A
4の外容器1bはやや剛性の高いプラスチックで形成さ
れ、内容器2aは柔軟性を有するプラスチックで形成さ
れている。外容器1bは、全体にやや扁平な角箱状に形
成してある。外容器1bの下部材10bは上部が開口し
た箱状の筒体102とその下部に段部を設けて形成して
ある基体102aを有している。筒体102には、上部
側から下部が開口した上部材11bがスライド可能に嵌
め込まれている。上部材11bの下辺部は、下部材10
bの基体102a上辺部(段部)と合致する形状に形成
してある。なお、キャップは組み合わせ容器A1と同じ
構造のキャップ12が使用されている。
【0040】組み合わせ容器A4は、キャップ12を上
部材11bのやや高くなった一端部寄りに取り付ける構
造である。内容器2aも、この構造に合わせて、注ぎ口
突部21が一端部寄りに設けてある。これによると、下
部材10bと上部材11bを互いにスライドさせること
により、外容器1bを全長を伸ばしたり縮めたりして、
高さを調整し、必要に応じて外形を小さくすることがで
きる。また、内容器2aは、下部材10bと上部材11
bを外して外容器1b内部に収容する。
【0041】図11は本発明に係る組み合わせ容器の第
5の実施の形態を示す斜視図である。組み合わせ容器A
5の外容器1cは、防水性で柔軟性を有する布で形成さ
れている。なお、外容器1cは合成繊維で形成してもよ
いし、天然繊維で形成してもよい。更には、外容器1c
を柔軟性を有する合成樹脂シートで形成することもでき
る。内容器2aは柔軟性を有するプラスチックで形成さ
れている。外容器1cの外形は、内容器2aが収容され
て膨らんだ状態では、やや扁平な角箱状になるよう形成
してある。外容器1cには、側部から底部にかけてほぼ
L状にファスナー103が設けてある。なお、キャップ
は組み合わせ容器A1と同じ構造のキャップ12が使用
されている。
【0042】組み合わせ容器A5は、キャップ12を外
容器1c上部のやや高くなった一端部寄りに取り付ける
構造である。なお、キャップ12を取り付ける部分の強
度を確保するために、剛性の高い部材を組み合わせるこ
ともできる。これによると、内容器2a内の内容物が少
なくなれば、単に外部から押さえることによって、更に
扁平にしたり折り畳んだり丸めたりして外形を小さくす
ることができる。内容器2aは、ファスナー103を開
けて外容器1c内部に収容する。
【0043】なお、本明細書で使用している用語と表現
は、あくまで説明上のものであって限定的なものではな
く、上記用語、表現と等価の用語、表現を除外するもの
ではない。また、本発明は図示されている実施の形態に
限定されるものではなく、技術思想の範囲内において種
々の変形が可能である。
【0044】
【発明の効果】本発明は上記構成を備え、次の効果を有
する。 (a)本発明に係る組み合わせ容器は、外容器の容積を
変えることができるので、内容器の内容物が少なくなる
につれて内容器を変形させ、なおかつ外容器を縮めたり
折り畳んだりして容積を小さくし、外形も小さくするこ
とができる。また、次に内容物が入った内容器を収容す
るときは、外容器を逆に元の大きさに戻すことができ
る。従って、内容物が少なくなったら、外容器を小さく
することにより嵩張らないようにすることができるの
で、邪魔にならず便利である。
【0045】(b)外容器に収容された内容器の封を切
る手段を備えているものは、例えば蓋体に設けられた刃
体を動かすことにより内容器の封を切ることができる。
従って、ハサミやカッターナイフなどを別に用意する必
要がないので、便利である。
【0046】(c)外容器に収容されている内容器の注
ぎ口部を閉じる手段を備えているものは、例えば蓋体を
閉めることにより、挟持体を挟持面が密着する方向へ変
形させて内容器の注ぎ口部を閉じることができる。従っ
て、容器を傾けたり倒れたりしても、内容物がこぼれる
ことがない。また、内容器の封を切った後も内容物の酸
化を防ぎ、長持ちさせることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る組み合わせ容器の第1の実施の形
態を示す正面図。
【図2】図1に示す組み合わせ容器の外容器の嵌め合い
部分の拡大断面図。
【図3】図1に示す組み合わせ容器のキャップを含む上
部側の拡大断面図。
【図4】外容器からキャップを取り外した状態を示す外
容器上部の斜視図。
【図5】キャップの平面視説明図。
【図6】本発明に係る組み合わせ容器の第2の実施の形
態を示すキャップを含む上部側の分解斜視図。
【図7】図6に示す組み合わせ容器のキャップを含む上
部側の断面図。
【図8】本発明に係る組み合わせ容器の第3の実施の形
態を示す正面図。
【図9】図8に示す組み合わせ容器の外容器の嵌め合い
部分の拡大断面図。
【図10】本発明に係る組み合わせ容器の第4の実施の
形態を示す斜視図。
【図11】本発明に係る組み合わせ容器の第5の実施の
形態を示す斜視図。
【符号の説明】
A1 組み合わせ容器 2 内容器 20 本体部 21 注ぎ口突部 1 外容器 10 下部材 11 上部材 100 係合凹部 110 係合凸部 111 ネジ管 12 キャップ 112、112a 挟持体 113 面取り部 114 挟持面 114a 凹部 120 キャップ本体 121 切断ツマミ 122 ネジ孔 123 挿通孔 124 押圧面 125 係合部 126 凹溝 127 挿通孔 128 切断刃 129 底板 A2 組み合わせ容器 13 キャップ 130 キャップ本体 131 切断ツマミ 132 ネジ孔 133 挿通孔 134 押圧面 135 ガイド溝 137 挿通孔 138 切断刃 139 底板 A3 組み合わせ容器 1a 外容器 10a 下部材 11a 上部材 105 ネジ部 115 ネジ部 2a 内容器 A4 組み合わせ容器 1b 外容器 10b 下部材 102 筒体 102a 基体 11b 上部材 A5 組み合わせ容器 1c 外容器 103 ファスナー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3E067 AA03 AB26 AB28 BA03B BA03C BB05C BB14B BB14C BC03B BC03C BC07C EA32 EB25 FA04 FC01 3E084 AA12 AA24 BA02 CA01 DA01 DB12 FA09 GA01 GB01 HA10 HB01 HD10 JA01

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外容器と当該外容器に収容される柔軟性
    を有する内容器とを組み合わせた組み合わせ容器であっ
    て、 外容器は容積を変えることができることを特徴とする、
    組み合わせ容器。
  2. 【請求項2】 外容器と当該外容器に収容される柔軟性
    を有する内容器とを組み合わせた組み合わせ容器であっ
    て、 外容器は、拡大縮小可能、伸縮可能または折り畳み可能
    のうちいずれか一、あるいは二以上を組み合わせた機能
    を有することを特徴とする、 組み合わせ容器。
  3. 【請求項3】 外容器に収容された内容器の封を切る手
    段を備えていることを特徴とする、 請求項1または2記載の組み合わせ容器。
  4. 【請求項4】 内容器の封を切る手段は、 外容器に設けられた蓋体と、 当該蓋体に設けられている刃体と、を備えており、 上記刃体を動かすことにより内容器の封を切るようにし
    てあることを特徴とする、 請求項3記載の組み合わせ容器。
  5. 【請求項5】 外容器に収容されている内容器の注ぎ口
    部を閉じる手段を備えていることを特徴とする、 請求項1、2、3または4記載の組み合わせ容器。
  6. 【請求項6】 内容器の注ぎ口部を閉じる手段は、 外容器に設けられている蓋体と、 向かい合う挟持面を有する変形可能な挟持体と、を備え
    ており、 上記蓋体を閉めることにより、上記挟持体を挟持面が密
    着する方向へ変形させて内容器の注ぎ口部を閉じるよう
    にしてあることを特徴とする、 請求項5記載の組み合わせ容器。
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