JP2002087278A - ベビーカー - Google Patents

ベビーカー

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JP2002087278A
JP2002087278A JP2000285974A JP2000285974A JP2002087278A JP 2002087278 A JP2002087278 A JP 2002087278A JP 2000285974 A JP2000285974 A JP 2000285974A JP 2000285974 A JP2000285974 A JP 2000285974A JP 2002087278 A JP2002087278 A JP 2002087278A
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stroller
rod
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headrest
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JP2000285974A
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English (en)
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Hidenori Akura
秀範 阿倉
Kenji Ishikawa
健司 石川
Kazuhiro Sasaki
和弘 佐々木
Koichi Yamamoto
幸一 山本
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Toyota Industries Corp
Original Assignee
Toyota Industries Corp
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  • Carriages For Children, Sleds, And Other Hand-Operated Vehicles (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ベビーカー本体に対し移動可能に取付けられ
たハンドルおよびハンドルロック装置を有するベビーカ
ーにおいて、ハンドルのロック操作やロック解除操作を
容易かつ迅速に行うことができる合理的なハンドルロッ
ク技術を提供する。 【解決手段】 ベビーカー10において、ハンドル17
は回動ピン17cを介してヘッドレスト16に左右二箇
所で接続されている。また、ヘッドレスト16の背面部
および内部には、ハンドル17の回動をロックあるいは
ロック解除するハンドルロック装置20が設けられてい
る。このハンドルロック装置20は、操作レバー21、
この操作レバー21と機械的に連動するロッド24a,
24b等を有し、操作レバー21を一度の片手操作で回
動させることによって、挿通孔26にロッド24a,2
4bが挿入出され、ハンドル17のロック操作やロック
解除操作を行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、幼児等を乗車させ
るベビーカーに関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、特開平7−2117号公報に
は、乳母車(ベビーカー)と自動車の座席に装着される
安全シート(チャイルドシート)とを兼用可能な車両用
安全シート兼用乳母車におけるハンドルロック技術が記
載されている。この公報に記載の乳母車は、乳母車本体
に対して回動可能に取付けられたハンドルと、このハン
ドルの回動をハンドル使用位置において左右二箇所でロ
ックするロック部材が設けられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記乳母車において、
例えば乳母車を折り畳む場合にハンドルを回動させる際
には、ハンドルの両端部の左右二箇所に設けられたロッ
ク部材と、乳母車本体側の被ロック部材との間のロック
を解除する。すなわち、ハンドルのロック解除に際して
は、両手で左右のロック部材を操作するか、あるいは片
手で二度に別けて左右のロック部材を操作する必要があ
る。従って、上記構成の乳母車はロック部材の操作が面
倒である。例えば、子供を片手で抱えたままもう一方の
手でハンドルの回動操作を行うような場合は、ハンドル
の両端部の左右二箇所に設けられたロック部材を片手で
一方ずつ操作する必要がある。
【0004】そこで本発明は、以上の点に鑑みてなされ
たものであり、その目的とするところは、ベビーカー本
体に対し移動可能に取付けられたハンドルおよびハンド
ルロック装置を有するベビーカーにおいて、ハンドルの
ロック操作やロック解除操作を容易かつ迅速に行うこと
ができる合理的なハンドルロック技術を提供することで
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明のベビーカーは、請求項1〜5に記載の通り
に構成されている。なお、本発明では、ハンドルロック
装置の操作を一度の片手操作で行うことができる構成に
することによって、ハンドルのロック操作やロック解除
操作を容易かつ迅速に行うことができる合理的なハンド
ルロック技術を実現するものである。
【0006】請求項1に記載のベビーカーにおいて、ハ
ンドルロック装置は、ベビーカー本体に取付けられたハ
ンドルの移動をロックあるいはロック解除するものであ
る。また、このハンドルロック装置において、操作レバ
ーはロッドと機械的に連動しており、ロッドを挿通孔に
挿入あるいは挿通孔から挿出させることができる。な
お、ロッドと挿通孔とは別の部材に設けられており、例
えばロッドがベビーカー本体側に、挿通孔がハンドル側
に設けられる。そして、例えばベビーカーを使用する際
のハンドル使用位置において、操作レバーを操作してロ
ッドを挿通孔へ挿入させることで、ハンドルとベビーカ
ー本体との間に連結状態が形成され、これによりハンド
ルの移動がロックされる。一方、操作レバーを操作して
ロッドを挿通孔から挿出させることで、ハンドルとベビ
ーカー本体との間の連結状態が解除され、これによりハ
ンドルの移動のロックが解除される。しかもこのハンド
ルロック装置は、一つの操作レバーにより操作が行われ
るため、操作レバーによるハンドルのロック操作やロッ
ク解除操作を一度の片手操作で行うことができる。この
ように、このハンドルロック装置は、主にロッドと挿通
孔との挿通関係を用いたものであり、ハンドルのロック
機構が簡便である。従って、請求項1に記載したベビー
カーによれば、簡便なハンドルロック機構において、ハ
ンドルのロック操作やロック解除操作を一度の片手操作
で、容易かつ迅速に行うことができる。なお、本発明で
いう「一度の片手操作」とは、例えばハンドルロック装
置の操作レバーを片手で掴んだ状態のまま、この操作レ
バーを操作する態様をいう。従って、操作レバーを片手
で掴んだ状態で複数ステップのハンドル操作を行い、こ
れによってハンドルのロックやロック解除を行うような
態様もこれに含むものとする。
【0007】また、請求項2に記載のベビーカーにおい
て、ロッドと挿通孔の少なくとも一方は、挿入出の際に
互いに係合する箇所がテーパー状に形成されている。す
なわち、ロッドを挿通孔へ挿入する際に互いに当接する
箇所、例えばロッドの先端部や挿通孔の周辺部がテーパ
ー状に形成されている。また、このテーパー形状は、ロ
ッドと挿通孔のいずれか一方に設けてもよいし、ロッド
と挿通孔の両方に設けてもよい。これにより、例えばロ
ッドと挿通孔との相対位置が若干ずれた場合でも、ロッ
ドが挿通孔へ挿入される過程において、ロッドを挿通孔
へ誘導することができロッドと挿通孔との位置合わせを
確実に行うことができる。従って、請求項2に記載した
ベビーカーによれば、ハンドルロック装置にハンドルロ
ック機能に加え、センタリング機能をも付加することが
できる。
【0008】また、請求項3に記載のベビーカーにおい
て、ハンドルの特定位置において、例えばベビーカー本
体側に設けられた凸部と、ハンドル側に設けられた凹部
とが互いに嵌合する。なお、凸部と凹部とは別の部材に
設けられており、例えば凸部がベビーカー本体側に、凹
部がハンドル側に設けられる。そして、この凸部と凹部
との嵌合によって、ハンドルがベビーカー本体に保持さ
れる。これにより、簡単な構成によってハンドルを所望
する箇所に一時的に保持することができる。例えば、ハ
ンドルロック装置によってハンドルの移動をロックする
ハンドルロック位置において、凸部と凹部とを嵌合させ
ハンドルを一時的に保持するように構成すれば、ハンド
ルロック装置のロック操作やロック解除操作を行う際に
ハンドル自体を手で保持しておく必要がない。また、ハ
ンドルロック装置によりハンドルの移動のロックが解除
されている状態でも、不用意にハンドルが移動すること
がない。従って、請求項3に記載したベビーカーによれ
ば、ハンドルおよびハンドルロック装置の確実な操作に
資する。なお、本発明でいう「ハンドルの特定位置」と
は、ハンドルの移動をロックしベビーカーを使用状態に
設定するハンドル使用位置に限らず、ハンドルの移動を
一時的に保持させたい所望のハンドル位置がこれに相当
する。例えば、ハンドル使用位置からハンドル収納位置
までの間で、ハンドルの移動を一時的に保持させるよう
に構成すれば、ベビーカーに着座した幼児の方向へハン
ドルが不用意に移動するのを防止することができる。
【0009】また、請求項4に記載のベビーカーにおい
て、操作レバーはベビーカー本体側に埋設されている。
そして、この操作レバーが埋設された箇所はベビーカー
本体に対し実質的に平坦になっている。なお、本発明で
いう「実質的な平坦」とは、完全にフラットな形状はも
とより、操作レバーの誤操作を防止することができる程
度のほぼ平坦な形状を含むものとする。これにより、手
や体が操作レバーに誤って触れた場合でも、ハンドルロ
ック装置が不用意に作動するのを極力回避することがで
きる。従って、請求項4に記載したベビーカーによれ
ば、操作レバーの誤操作を防止することができる。
【0010】また、請求項5に記載のベビーカーにおい
て、ハンドルは前記ベビーカー本体に対し回動軸を介し
て回動可能である。これにより、例えば、ハンドルをベ
ビーカー本体側に差込むことでハンドルの収納を行うタ
イプのベビーカーに比して、ハンドル形状が限定されに
くい。従って、請求項5に記載したベビーカーによれ
ば、ハンドル形状の自由度をアップさせることができ
る。
【0011】
【発明の実施の形態】以下に、本発明のベビーカーの構
成等を図1〜図6を用いて説明する。ここで、図1は本
発明における一実施の形態のベビーカーの側面図であ
る。また、図2は図1中のヘッドレストの背面図であ
る。図3は図1中のヘッドレストの側面図である。図4
は図3中のIV−IV線断面矢視図であって、ハンドル
がハンドル使用位置Aにある状態を示している。また、
図5は図3中のV−V線断面矢視図であって、ハンドル
がハンドル使用位置Aにある状態を示している。また、
図6は図3中のVI−VI線断面矢視図であって、ハン
ドルがハンドル仮保持位置Cにある状態を示している。
【0012】図1に示すように、本実施の形態に係るベ
ビーカー10は、ベビーカー本体11、このベビーカー
本体11に回動(本発明における移動に対応している)
可能に取付けられたハンドル17、ベビーカー本体11
に対するハンドル17の回動をロックするハンドルロッ
ク装置20(図2参照)、複数(本実施の形態では4
個)の車輪51を有しベビーカー本体11の下部に着脱
可能に取付けられた車輪機構部50等によって構成され
ている。
【0013】ベビーカー本体11は、強度部材としての
シートフレーム12と、このシートフレーム12に張設
されたネット表皮30等を備えている。シートフレーム
12は、シートクッション部(座部)12a及びシート
バック部(背部)12bを有し、円形断面の金属パイプ
からなる左右2本のサイドフレーム13、両サイドフレ
ーム13を長さ方向の中間部において相互に結合すると
ともに後側の脚部を構成する金属パイプ製のリヤフレー
ム14、サイドフレーム13の下端部間に組み付けられ
て前側の脚部を構成するクッションフレーム15、サイ
ドフレーム13の上端部間に組み付けられるヘッドレス
ト16等によって構成されている。ネット表皮30は、
シートクッション部12a及びシートバック部12bを
構成する縦長の略バケット型に形成されたネット部材を
主体に構成されている。
【0014】図2に示すように、ハンドル17は取っ手
17a、フレーム17bを有する略U字形に形成され、
フレーム17bの両端側にはこのフレーム17bの一部
を被覆する例えば硬質プラスチック製のハンドルカバー
18が設けられている。また、ハンドル17はヘッドレ
スト16の内部に延びるサイドフレーム13に回動ピン
17c(本発明における回動軸に対応している)によっ
て左右二箇所で接続され、この回動ピン17cを回動中
心として上下方向(図1中の矢印40あるいは42方
向)に回動可能に構成されている。すなわち、ハンドル
17のハンドル使用位置Aからハンドル収納位置Bまで
の間において、ヘッドレスト16に対してハンドル17
を回動させることができる。この際、例えば、図1中の
実線で示すハンドル17の位置がハンドル使用位置Aで
あり、図1中の二点鎖線で示すハンドル17の位置がハ
ンドル収納位置Bである。
【0015】ヘッドレスト16は、図4に示すように、
断面略楕円形の中空状に形成されており、例えばポリプ
ロピレン製の硬質樹脂成型部16aと、その硬質樹脂成
型部16aを被覆するヘッドレストカバー16bによっ
て構成されている。そして、左右のサイドフレーム13
は、その上端部を硬質樹脂成型部16aの両側部に差し
込み、リベット等の結合手段にて固着することで、ヘッ
ドレスト16側に取付けられている。また、ヘッドレス
トカバー16bは、発泡体からなるクッションパッド付
き表皮によって構成されている。
【0016】図2に示すように、ハンドルロック装置2
0は、ヘッドレスト16の背面部および内部に設けられ
ている。このハンドルロック装置20は、円盤状に形成
された操作レバー21、この操作レバー21をヘッドレ
スト16の背面側に取付けるとともに操作レバー21の
回動中心となるピン22、円柱棒状に形成され操作レバ
ー21と機械的に連動する2本のロッド24aおよび2
4b(いわゆる、かんぬきロッド)、このロッド24
a,24bと操作レバー21とを接続するリンク部23
aおよび23b等によって構成されている。
【0017】操作レバー21は、操作部21aと凹み部
21bを有しており、操作部21aを片手で掴んで操作
することができる。この操作レバー21は、例えば、ピ
ン22を回動中心として図2中の実線位置から矢印44
方向へ約90°の範囲で回動するように構成されてい
る。そして、この操作レバー21を片手で回動操作する
ことによって、ロッド24a,24bはそれぞれリンク
部23a,23bを介してハンドルカバー18の方向
(図2中の矢印46あるいは矢印48方向)へ押出さ
れ、ヘッドレスト16の両側面から突出するように構成
されている。そして、ハンドル使用位置Aにおいてヘッ
ドレスト16の両側面から突出した各ロッドは、ロッド
24a,24bの突出位置に対応する位置に形成された
ハンドル17側の挿通孔26に挿入出されるように構成
されている。すなわち、例えば操作レバー21を図2中
の実線の位置から矢印44方向へ回動させることで、ロ
ッド24aは図4中の実線で示すロック解除位置から二
点鎖線で示すロック位置まで矢印46方向へ移動し、挿
通孔26に挿入される。従って、ロッド24a,24b
と挿通孔26との関係によって、ハンドル17とヘッド
レスト16とが回動ピン17c以外の箇所においても連
結され、これによりベビーカー本体11側のヘッドレス
ト16に対するハンドル17の回動がロックされる。
【0018】また、図3に示すように、操作レバー21
はヘッドレスト16の背面側に埋設されており、ヘッド
レスト16の背面と操作レバー21の露出面との間で実
質的な平坦面を形成している。すなわち、操作レバー2
1の操作部21aは、ヘッドレスト16の背面側から殆
ど突出していない。これにより、不用意に手や体が操作
レバー21に触れるのを回避し、例えば操作レバーがベ
ビーカー本体11側から突出している場合に比してより
確実に操作レバー21の誤操作を防止することができ
る。
【0019】なお、挿通孔26は、フレーム17bおよ
びハンドルカバー18に形成されたほぼ同径の孔によっ
て構成されている。また、ロッド24a,24bのロッ
ド先端部25はテーパー状に形成され、更に挿通孔26
を形成するハンドルカバー18のロッド対向部18b
は、ロッド先端部25の形状に対応したテーパー状に形
成されている。すなわち、挿入出の際にロッド24a,
24bと挿通孔26とが互いに係合する箇所であるロッ
ド先端部25およびロッド対向部18bがテーパー状に
形成されている。これにより、ロッド24a,24bが
挿通孔26に挿入される過程において、ロッド24a,
24bと挿通孔26との位置ずれが生じても、ロッド先
端部25とロッド対向部18bとが当接した際の作用に
よって、ロッド24a,24bは挿通孔26へ誘導さ
れ、この挿通孔26に対して位置合わせがなされる。従
って、ハンドルロック装置20は、ハンドル17の回動
をロックするハンドルロック機構に加え、ロッド24
a,24bを挿通孔26に対して位置合わせするセンタ
リング機能をも有する。本実施の形態では、ロッド先端
部25とロッド対向部18bの両方をテーパー状に形成
したため、センタリング機能がより効果的である。
【0020】また、図5に示すように、ハンドル使用位
置Aにおいて、ハンドル17側のハンドルカバー18の
内側面に形成された凹部18aと、ヘッドレスト16に
形成された凸部16cとが嵌合し、ヘッドレスト16に
対してハンドル17が保持されるように構成されてい
る。すなわち、ヘッドレスト16側の凸部16cは、ハ
ンドルカバー18の内面側に当接しており、この内側面
の凹部18aの位置と凸部16cの位置とがほぼ一致す
るハンドル使用位置Aにおいて凸部16cが凹部18a
に嵌り込む。そして、ハンドル17がヘッドレスト16
に対して保持されたこの状態で、操作レバー21を片手
で回動操作することによって、ヘッドレスト16に対す
るハンドル17の回動をロックすることができる。
【0021】なお、ハンドルロック装置20によるロッ
クが解除され、凹部18aと凸部16cとの作用によっ
てハンドル17がヘッドレスト16に対して保持された
状態では、ハンドル17はヘッドレスト16に対して完
全にロックされてはおらず、したがって、ハンドル17
に対し図1中の矢印40方向に所定以上の力(嵌合を解
除させることができるだけの回動力)を作用させると、
ハンドル17の回動にともなって凹部18aと凸部16
cとの嵌合を解除することができる。
【0022】車輪機構部50は、例えばベビーカー本体
11に対して着脱装置(図示省略)を介して着脱可能に
構成されており、したがってハンドル17をハンドル収
納位置Bに設定するとともに、ベビーカー本体11から
車輪機構部50を取外すことで、ベビーカー10をコン
パクトな収納状態に設定することができる。また、本実
施の形態に係るベビーカー10は、ベビーカー本体11
から車輪機構部50を取外すことで、本来のベビーカー
以外に、自動車の座席に装着されるチャイルドシートと
しても使用可能である。この際、ハンドル17はハンド
ル収納位置B付近において、後述するインパクトシール
ド保持用として用いられる。
【0023】図1および図3に示すように、ハンドル1
7は、ハンドル使用位置Aからハンドル収納位置Bまで
の間で更にハンドル仮保持位置Cに設定することができ
るように構成されている。このハンドル仮保持位置Cで
は、図6に示すように、ハンドル17側のハンドルカバ
ー18の内側面に形成された凹部18aと、ヘッドレス
ト16に形成された凸部16dとが嵌合し、ヘッドレス
ト16に対してハンドル17が保持されるように構成さ
れている。すなわち、ハンドルカバー18の凹部18a
には、このハンドル仮保持位置Cでは凸部16dが嵌り
込み、前記ハンドル使用位置Aでは凸部16cが嵌まり
込む。
【0024】なお、ハンドル仮保持位置Cにおいてハン
ドル17がヘッドレスト16に対して保持された場合
は、ハンドル17はヘッドレスト16に対して完全にロ
ックされてはおらず、したがって、ハンドル17に対し
図1中の矢印40あるいは42方向に所定以上の力(嵌
合を解除させることができるだけの回動力)を作用させ
ると、ハンドル17の回動にともなって凹部18aと凸
部16dとの嵌合を解除することができる。
【0025】また、このハンドル仮保持位置Cでは、例
えば、ハンドル17に図1中の二点鎖線で示すインパク
トシールド60が装着される。このインパクトシールド
60は、ベビーカー10をチャイルドシートとして用い
る際に、幼児の腹部を保護するために使用されるもので
ある。そして、ハンドル仮保持位置Cにおいてハンドル
17によってインパクトシールド60を保持し、ハンド
ル17をインパクトシールド60と一体的に回動させ、
ベビーカー本体11に着座した幼児に対向する位置にイ
ンパクトシールド60を配置する。本実施の形態では、
ハンドル仮保持位置Cにおいて凹部18aと凸部16d
との作用によってハンドル17が一時的に保持されるた
め、ハンドル17へのインパクトシールド60の装着作
業が容易である。
【0026】次に、ハンドル17を、ハンドル使用位置
Aからハンドル収納位置Bまでの間で操作する場合の操
作方法について説明する。ベビーカー10を使用状態か
ら収納状態に設定する場合は、まず、ベビーカー本体1
1を車輪機構部50から取外し、その後ハンドル17を
ハンドル使用位置Aからハンドル仮保持位置C、次いで
ハンドル収納位置Bまで回動させる。この場合には、ま
ずハンドルロック装置20をロック解除状態に設定す
る。すなわち、操作レバー21を片手で回動操作するこ
とでハンドルロック装置20を図2に示す状態に設定す
る。この状態はハンドル17のロック解除状態であっ
て、ヘッドレスト16側の凸部16cがハンドル17側
の凹部18aに嵌り込み、ヘッドレスト16に対してハ
ンドル17が保持されている。
【0027】そして、ハンドル17に対し、この嵌合を
解除させることができるだけの回動力を作用させると凹
部18aと凸部16cとの嵌合は解除され、その後ハン
ドル17がハンドル仮保持位置Cまで回動すると、ハン
ドル17側の凹部18aはヘッドレスト16側の凸部1
6dに嵌り込む。これにより、ハンドル使用位置Aと同
様にヘッドレスト16に対してハンドル17が保持され
る。従って、例えば、幼児をベビーカーに着座させる際
に、不用意にハンドル17が幼児の方向へ回動するのを
防止することができるため幼児の安全を図ることができ
る。なお、ベビーカー10をチャイルドシートとして用
いる場合は、このハンドル仮保持位置Cにおいてハンド
ル17にインパクトシールド60を装着する。そして、
さらにハンドル17に対し凹部18aと凸部16dとの
嵌合を解除させることができるだけの回動力を作用させ
ると、凹部18aと凸部16dとの嵌合は解除され、ハ
ンドル17をハンドル収納位置Bに設定することができ
る。
【0028】ベビーカー10を収納状態から使用状態に
設定する場合は、まず、ベビーカー本体11を車輪機構
部50に取付け、その後ハンドル17をハンドル収納位
置Bからハンドル仮保持位置C、次いでハンドル使用位
置Aまで回動させる。この場合には、ハンドル17側の
凹部18aがヘッドレスト16側の凸部16dに嵌り込
むまでハンドル17を図1中の矢印42方向へ回動させ
る。そして、ハンドル17に対し、この嵌合を解除させ
ることができるだけの回動力を作用させ、凹部18aと
凸部16cとの嵌合を解除した後、さらにハンドル使用
位置Aにおいてハンドル17側の凹部18aがヘッドレ
スト16側の凸部16cに嵌り込むまでハンドル17を
図1中の矢印42方向へ回動させる。そして、ハンドル
使用位置Aにおいてハンドルロック装置20の操作レバ
ー21を片手で回動操作することによってハンドル17
をロック状態に設定する。すなわち、ロッド24aおよ
び24bが各挿通孔26に挿入されることで、ハンドル
17とヘッドレスト16とが回動ピン17c以外の箇所
においても連結され、これによりベビーカー本体11側
のヘッドレスト16に対するハンドル17の回動がロッ
クされた状態に設定される。
【0029】以上のように、上記実施の形態によれば、
操作レバー21の回動操作のみによって、ハンドル17
の回動をロックあるいはロック解除することができ、し
かもこの操作レバー21の回動操作を一度の片手操作で
行うことができるため、ハンドル17のロック操作やロ
ック解除操作が容易かつ迅速になる。また、上記実施の
形態によれば、ハンドルロック装置20は、主にロッド
24a,24bと各ロッドに対応する挿通孔26との挿
通関係を用いたものであるため、ハンドルロック機構が
簡便になる。また、上記実施の形態によれば、ロッド先
端部25とロッド対向部18bの両方をテーパー状に形
成したため、ロッド24a,24bと挿通孔26との相
対位置が若干ずれた場合でも、ロッド24a,24bが
挿通孔26へ挿入される過程において、ロッド24a,
24bを挿通孔26へ誘導することができロッド24
a,24bと挿通孔26との位置合わせを確実に行うこ
とができる。また、上記実施の形態によれば、ヘッドレ
スト16側の凸部16cあるいは16dがハンドルカバ
ー18側の凹部18aと嵌合するようにしたため、簡単
な構成によって、ハンドル使用位置Aやハンドル仮保持
位置Cといった所望する箇所にハンドル17を一時的に
保持することができる。また、上記実施の形態によれ
ば、操作レバー21の露出面はベビーカー本体11側の
ヘッドレスト16に対し実質的に平坦になっているた
め、手や体が操作レバー21に誤って触れた場合でも、
ハンドルロック装置20が不用意に作動するのを極力回
避することができる。また、上記実施の形態によれば、
ハンドル17を回動式にしたため、ハンドル形状の自由
度がアップする。
【0030】なお、本発明は上記実施の形態のみに限定
されるものではなく、種々の応用や変形が考えられる。
例えば、上記実施の形態を応用した次の各形態を実施す
ることもできる。
【0031】(1)上記実施の形態では、操作レバー2
1とロッド24a,24bとが機械的に連動するハンド
ルロック装置20について記載したが、ハンドルのロッ
ク操作やロック解除操作をロッドを挿入出させることで
一度の片手操作で行うことができるものであればハンド
ルロック装置20の構成はこれに限定されるものではな
い。例えば、操作ボタンを押すことによってモーターが
作動しロッドを挿入出させるように構成されたハンドル
ロック装置を用いることもできる。
【0032】(2)また、上記実施の形態では、ハンド
ル17がベビーカー本体11側のヘッドレスト16に対
し回動式である場合について記載したが、例えば、ハン
ドルがベビーカー本体11側に対しスライド式であって
もよい。
【0033】(3)また、上記実施の形態では、ロッド
先端部25とロッド対向部18bの両方をテーパー状に
形成する場合について記載したが、いずれか一方の形状
はテーパー状でなくてもよい。
【0034】(4)また、上記実施の形態では、ハンド
ル使用位置Aあるいはハンドル仮保持位置Cにおいて、
ヘッドレスト16側の凸部16cあるいは凸部16dが
ハンドル17側の凹部18aと嵌合する場合について記
載したが、凹凸関係は逆であってもよい。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ベビーカー本体に対し移動可能に取付けられたハンドル
およびハンドルロック装置を有するベビーカーにおい
て、ハンドルのロック操作やロック解除操作を容易かつ
迅速に行うことができる合理的なハンドルロック技術を
実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における一実施の形態のベビーカーの側
面図である。
【図2】図1中のヘッドレストの背面図である。
【図3】図1中のヘッドレストの側面図である。
【図4】図3中のIV−IV線断面矢視図であって、ハ
ンドルがハンドル使用位置Aにある状態を示している。
【図5】図3中のV−V線断面矢視図であって、ハンド
ルがハンドル使用位置Aにある状態を示している。
【図6】図3中のVI−VI線断面矢視図であって、ハ
ンドルがハンドル仮保持位置Cにある状態を示してい
る。
【符号の説明】
10…ベビーカー 11…ベビーカー本体 16…ヘッドレスト、16c,16d…凸部 17…ハンドル、17c…回動ピン 18…ハンドルカバー、18a…凹部、18b…ロッド
対向部 20…ハンドルロック装置 21…操作レバー、21a…操作部 24a,24b…ロッド 25…ロッド先端部 26…挿通孔 50…車輪機構部 A…ハンドル使用位置 B…ハンドル収納位置 C…ハンドル仮保持位置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐々木 和弘 愛知県刈谷市豊田町2丁目1番地 株式会 社豊田自動織機製作所内 (72)発明者 山本 幸一 愛知県刈谷市豊田町2丁目1番地 株式会 社豊田自動織機製作所内 Fターム(参考) 3D051 AA02 BA14 CA05 CB06 CD04 CG05 DD12 DD18

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベビーカー本体と、ハンドル使用位置と
    ハンドル収納位置との間で前記ベビーカー本体に対し移
    動可能に取付けられたハンドルと、該ハンドルの移動を
    ロックあるいはロック解除するハンドルロック装置とを
    有するベビーカーであって、 前記ハンドルロック装置は、一つの操作レバーと、前記
    ベビーカー本体と前記ハンドルのいずれか一方の部材に
    設けられ前記操作レバーと機械的に連動する複数のロッ
    ドと、前記ロッドの他方側の部材に設けられ該ロッドを
    挿入出可能な挿通孔とを有し、 前記操作レバーの操作によって、前記ロッドが前記挿通
    孔に挿入出され、前記ハンドルの移動がロックあるいは
    ロック解除されるように構成されていることを特徴とす
    るベビーカー。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載したベビーカーであっ
    て、 前記ロッドと前記挿通孔の少なくとも一方は、挿入出の
    際に互いに係合する箇所がテーパー状に形成されている
    ことを特徴とするベビーカー。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載したベビーカー
    であって、 さらに、前記ベビーカー本体と前記ハンドルのいずれか
    一方の部材に設けられた凸部と、前記凸部の他方側の部
    材に設けられた凹部とを有し、 前記ハンドルの特定位置において、前記凸部および凹部
    が互いに嵌合することで前記ハンドルが前記ベビーカー
    本体に保持されるように構成されていることを特徴とす
    るベビーカー。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかに記載したベビ
    ーカーであって、 前記操作レバーは前記ベビーカー本体側に埋設され、該
    ベビーカー本体と前記操作レバーの露出面とによって実
    質的に平坦面が形成されるように構成されていることを
    特徴とするベビーカー。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれかに記載したベビ
    ーカーであって、 前記ハンドルは、前記ベビーカー本体に回動軸を介して
    移動可能に取付けられた回動式であることを特徴とする
    ベビーカー。
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