JP2002086633A - 防汚性を付与したカウンターパネル - Google Patents

防汚性を付与したカウンターパネル

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JP2002086633A
JP2002086633A JP2000284242A JP2000284242A JP2002086633A JP 2002086633 A JP2002086633 A JP 2002086633A JP 2000284242 A JP2000284242 A JP 2000284242A JP 2000284242 A JP2000284242 A JP 2000284242A JP 2002086633 A JP2002086633 A JP 2002086633A
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counter panel
silicone oil
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Fumitaka Ino
文隆 井野
Yuichi Ishino
裕一 石野
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は浴室やトイレユニット等のカウンタ
ーパネルに防汚性を付与する技術に関するものである。 【解決手段】 浴室やトイレユニット等のカウンターパ
ネルにあって、少なくともそのトップ表面に、二重結合
を分子中に含むベース樹脂に二重結合を分子中に含む変
性シリコーンオイルを配合したゲルコート層を形成した
ことを特徴とする防汚性を付与したカウンターパネル。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は浴室やトイレユニッ
ト等のカウンターパネルに防汚性を付与する技術に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】浴室やトイレユニットに設置されるカウ
ンターパネルにあっては、通常はFRP製であり、ハン
ドレイアップ成形やSMC成形によって製造されてい
る。しかるに、従来のカウンターパネルは使用している
うちに石けん汚れ等が付着して外観が悪くなる。そし
て、細菌の繁殖するコロニーともなり、衛生上も問題の
なることが多い。そのため、汚れ除去対策として洗剤等
により洗浄する等の手間のかかる手当てが必要であっ
た。
【0003】上記のようなカウンターパネルにあって、
その表面に透明のゲルコート層が形成されて透明感や高
級感を出す場合がある。即ち、このゲルコート組成物は
不飽和ポリエステル樹脂、ビニルエステル系樹脂、熱硬
化性アクリル樹脂、エポキシ樹脂、フェノール樹脂等の
単独或いは混合物に、顔料、硬化促進剤等を含有する液
状熱硬化性樹脂組成物であって、これに重合開始剤を添
加して成形品の上に直接塗布して使用されるものであ
り、製品表面のつや付けや着色といった美観付与と共
に、水、熱水及び紫外線等に対する保護層として機能す
るが、防汚機能は付加されてはいない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記のような
従来の技術に鑑みてなされたもので、カウンターパネル
の汚れを比較的簡単に落とすことができるメンテナンス
フリー化を目指したものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は以上の課題を解
決するためになされたものであり、その発明の第1の要
旨は、浴室やトイレユニット等のカウンターパネルにあ
って、少なくともそのトップ表面に二重結合を分子中に
含むベース樹脂に二重結合を分子中に含む変性シリコー
ンオイルを配合したゲルコート層を形成して防汚性を付
与したことを特徴とする。
【0006】そして発明の第2の要旨は、浴室やトイレ
ユニット等のカウンターパネルにあって、二重結合を分
子中に含むベース樹脂に二重結合を分子中に含む変性シ
リコーンオイルを配合したガラス繊維強化プラスチック
にて構成されたことを特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明者は、ゲルコート組成物に
ついて鋭意検討を行った結果、不飽和ポリエステル樹
脂、ビニルエステル系樹脂、熱硬化性アクリル樹脂等の
二重結合を分子中に含むベース樹脂に二重結合を分子内
に含む変性シリコーンオイルを配合することを特徴とす
るゲルコート組成物によって、上記課題を解決できるこ
とを見いだし本発明に到達したものであり、カウンター
パネルの表面に上記した特殊なシリコン含有層を形成
し、これによって撥水性を付与するもので、汚れ成分を
弾くことにより防汚効果をもたらすものである。撥水性
の指標としては、水の接触角で示され、80度以上、好
ましくは90度以上である。
【0008】本発明におけるカウンターパネルは特に限
定されるものではなく、通常は熱硬化性樹脂よりなり、
種々の成形法例えば、RTM(レジントランスファーモ
ールディング)成形、SMC成形、BMC成形、ハンド
レイアップ成形等各種の成形法にて得られるものであ
る。通常は不飽和ポリエステル樹脂をガラス繊維のマッ
ト中に分散させて成形したいわゆるSMC成形やハンド
レイアップ成形にて成形されるのが一般的である。
【0009】防汚効果即ち撥水性を付与するためカウン
ターパネルの表面を撥水性の樹脂層を成形するが、その
形成方法の第1(第1発明)は撥水性を有するゲルコー
ト組成物を成形されたパネル面に直接塗布するか、或い
はパネルを成形する型面にゲルコート組成物を塗布し、
この状態でパネルを成形する樹脂を型内に充填してパネ
ル面に一体にゲルコート層を形成することができるもの
である。ここで後者の例としてハンドレイアップ法にて
その概要を説明すると、型面にゲルコート組成物を塗布
し、これを乾燥させた後に無機フィラーや顔料を含んだ
不飽和ポリエステル樹脂を塗布し、次にガラス繊維を含
むポリエステル樹脂を脱泡しながら積層するものであ
り、これを加熱硬化させた後に脱型してカウンターパネ
ルを得るものである。そして、RTM成形を例に取れ
ば、型面にゲルコート組成物を塗布し、次に無機フィラ
ーや顔料を含んだポリエステル樹脂を塗布し、更にカウ
ンター状に予め予備成形したチョップドストランドガラ
スマットを置き、ここで型を閉め、型内に硬化剤を含む
ポリエステル樹脂を注入して加熱硬化して得られるもの
である。形成方法の第2(第2発明)のSMC又はBM
C成形によれば、例えば不飽和ポリエステル樹脂に充填
剤、離型剤、硬化剤、増粘剤等を配合し、これに更に変
性シリコーンオイルを混合し、これをガラス繊維マット
に圧縮含浸させてシート状としたものを用い、前記シー
トを適当に切断重ね合わせて型内に載置し、加熱圧縮下
で硬化させて表面に撥水性を有するガラス繊維強化樹脂
組成物からなるカウンターパネルを得るものである。
【0010】本発明におけるゲルコート組成物又はガラ
ス繊維強化樹脂組成物は、二重結合を分子中に含むベー
ス樹脂100重量部に対し、二重結合を含有する変性シ
リコーンオイルを0.05〜20重量部、好ましくは
0.1〜10重量部、更に好ましくは0.3〜5重量部
を配合するものであり、かかる変性シリコーンオイル
が、アクリル基及び/又はメタクリル基を含むか、片末
端がアクリル基及び/又はメタクリル基であり、主鎖が
ポリジメチルシロキサンからなるシリコーンオイル、或
いは、側鎖にアクリル基及び/又はメタクリル基を持
ち、主鎖がポリジメチルシロキサンからなるシリコーン
オイルである。
【0011】かかる変性シリコーンオイルの配合量は適
宜選定されるが、二重結合を分子中に有するベース樹脂
100重量部に対してシリコーンオイルが0.1〜10
重量部配合するものである。尚、重合開始剤として有機
パーオキサイド等を量配合することができ、抗菌剤、防
かび剤、更には高意匠化のために顔料や染料等の各種の
第3成分を配合することができる。
【0012】従来の技術では樹脂中にシリコーンオイル
を配合すると、分子中に官能基がないために使用中にシ
リコーンオイルがブリードして来てしまい、防汚性能に
持続性が欠けてしまうものであるが、本発明にあっては
ベース樹脂中の二重結合と、変性シリコーンオイルが反
応し、若しくは分子的に相溶に近い状態になるため、そ
の防汚効果に持続性がもたらされるものである。
【0013】以下、本発明について更に詳しく説明する
と、ベース樹脂としては、二重結合を分子中に含む樹脂
であればよいが、特に不飽和ポリエステル樹脂、ビニル
エステル系樹脂、熱硬化性アクリル樹脂が好ましい。こ
の場合、不飽和ポリエステル樹脂、ビニルエステル系樹
脂、熱硬化性アクリル樹脂としては、ゲルコート組成物
又はガラス繊維樹脂組成物として公知のものを使用する
ことができ、特に以下のものが好ましい。
【0014】不飽和ポリエステル樹脂としては、オルソ
系、イソ系、テレ系、ビス系等があり、オルソ系では飽
和二塩基酸成分としてオルソフタル酸、不飽和二塩基酸
成分として無水マレイン酸、フマル酸、グリコール成分
としてプロピレングリコール、エチレングリコール、ジ
エチレングリコール、ジプロピレングリコール、ネオペ
ンチルグリコール等を原料として飽和二塩基酸成分及び
不飽和二塩基酸成分とグリコール成分がエステル結合を
形成している。イソ系及びテレ系は飽和二塩基酸成分と
してイソフタル酸及びテレフタル酸が夫々使用され、ビ
ス系ではフマル酸又は無水マレイン酸等の不飽和二塩基
酸と、グリコール成分としてジヒドロキシプロピルビス
フェノールA又は水素化ビスフェノールAとプロピレン
グリコール、エチレングリコール、ジエチレングリコー
ル等とがエステル結合を形成しているものである。ビニ
ルエステル系樹脂としては、エポキシ樹脂とアクリル酸
等の不飽和一塩基酸の付加反応物を主鎖化合物としたも
のであり、ビスフェノールA型ビニルエステル、ブロム
化ビスフェノールA型ビニルエステル、ノボラック型ビ
ニルエステル等のタイプがある。不飽和ポリエステル樹
脂及びビニルエステル系樹脂をメチルエチルケントパー
オキサイド等の存在下でスチレンと反応させ、三次元構
造を形成させる。熱硬化性アクリル樹脂としても種々の
タイプがあり、アクリル樹脂中にヒドロキシル基を導入
し、ヒドロキシル基とアミノ樹脂の反応、又はヒドロキ
シル基とイソシアネートの反応によって三次元化するタ
イプと分子末端にアクリル酸等の不飽和一塩基酸を付加
したポリエーテル等の主鎖化合物を多官能アクリレート
により硬化するタイプ、更に、グリシジルアクリレート
等を共重合し、グリシジル基を有するアクリル樹脂と
し、カルボキシル基や酸無水基、ヒドロキシル基、シラ
ノール基等を持つ化合物で硬化させるタイプ、無水マレ
イン酸や無水イタコン酸等を共重合したアクリル樹脂は
酸無水基を有するアクリル樹脂とし、ヒドロキシル基や
エポキシ基を持つ化合物で硬化させるタイプ、2ーイソ
プロペニルー2ーオキサゾリンや2ービニルオキサゾリ
ンを共重合したアクリル樹脂をカルボキシル基や酸無水
基、フェノール基、チオール基、エポキシ基、アミド
基、アミノ基を持つ化合物で硬化させるタイプ、トリア
ルコキシビニルシランを共重合させたアクリル樹脂を水
分で硬化させるタイプ、又、シロキシ基、活性メチレン
基、メトキシ基、カルボキシル基等を有するアクリル樹
脂を当該官能基と反応させ、硬化する官能基を有する化
合物で硬化させるタイプ等が例示される。
【0015】一方、二重結合を分子中に含む変性シリコ
ーンオイルとしては、分子内にアクリル基及び/又はメ
タクリル基を含むものが好ましく、R−(Si(CH
32−O)n −Si(CH32 −R’(Rはメチル
基又はブチル基等の非反応性のアルキル基、R’は二重
結合を含む官能基で、例えばメタクリル基又はアクリル
基を含むものが例示される。又、nは正数である)の構
造のような、片末端がアクリル基及び/又はメタクリル
基であり、主鎖がポリジメチルシロキサンであるものが
好ましい。
【0016】又、二重結合を分子中に含む変性シリコー
ンオイルの別例としては、R−Si(CH32 −O−
(Si(CH32 −O)m −(SiR’(CH3 )−
O)n −Si(CH32 −R(Rはメチル基又はブチ
ル基等の非反応性のアルキル基、R’は二重結合を含む
官能基で、メタクリル基やアクリル基を含む基が例示さ
れる。又、m、nは正数である)の構造のような側鎖に
アクリル基及び/又はメタクリル基を有し、主鎖がポリ
ジメチルシロキサンであるものも好ましく用いられる。
【0017】これらの二重結合を持つ変性シリコーンオ
イルは、不飽和ポリエステル樹脂、ビニルエステル系樹
脂、熱硬化性アクリル樹脂等の二重結合を分子中に含む
ベース樹脂を主成分とするゲルコート組成物又はガラス
繊維強化樹脂組成物に配合され、硬化するとメタクリル
基等の二重結合を持つ部分が上記ベース樹脂の二重結合
と反応することにより、被コート層の最表面においては
選択的に非反応性のポリジメチルシロキサン分子の濃度
が高くなる。このポリジメチルシロキサン分子が高い撥
水性を示すため、汚れが付きにくく、又、取れやすくな
る。従って、二重結合を持たない非反応性のポリジメチ
ルシロキサンのみからなるストレートシリコーンオイル
をゲルコート組成物に配合しても、配合部数を相当増加
しないと撥水性は現れない、又、二重結合を有する変性
シリコーンオイルと同様な構造の室温で固体状態のシリ
コーン樹脂やシリコーンゴム等もあるが、最表面への移
行のしやすさとして室温でオイル状のものが優れてい
る。
【0018】この場合、上記二重結合を分子中に含む変
性シリコーンオイルは、分子量が過度に大きいと粘度が
高くなり、表面に選択的に集まらなくなり、分子量が過
度に小さいと揮発性となり硬化時に揮散する成分が出て
くることから、数平均分子量500〜50,000程度
であることが好ましい。
【0019】
【実施例】以下、実施例及び比較例を示し、本発明を具
体的に説明する。尚、以下の例において数値は重量部を
示す。
【0020】[実施例1]不飽和ポリエステル樹脂ベー
スのゲルコート樹脂100重量部に対し、二重結合を持
つ変性シリコーンオイルとしてメタクリル基を末端に持
つ片末端反応性シリコーンオイル(数平均分子量4,6
00)を0.5部配合した。このゲルコート組成物に重
合開始剤としてメチルエチルケトンパーオキサイドを
1.0部添加混合した。そして、予め離型剤を塗布した
FRP型上に0.3mm厚のゲルコート層をスプレー
し、これを40℃で40分乾燥後、その上からガラスマ
ット、不飽和ポリエステル樹脂、重合開始剤のメチルエ
チルケトンパーオキサイドからなるFRP樹脂組成物を
吹き付け、所定の厚みにした後、60℃で15分硬化さ
せ、その後型から取り出し、いわゆるハンドレイアップ
成形にてゲルコート膜が形成されたカウンターパネルを
得た。
【0021】[実施例2]不飽和ポリエステル樹脂ベー
スのゲルコート樹脂100部に対し、二重結合を持つ変
性シリコーンオイルとしてアクリル基を側鎖に持ち、主
鎖がポリジメチルシロキサンであるアクリル変性シリコ
ーンオイル(数平均分子量6,000)を0.5部配合
した。このゲルコート組成物に重合開始剤としてメチル
エチルケトンパーオキサイドを1.0部添加混合した
後、実施例1と同様にゲルコート膜を形成したカウンタ
ーパネルを得た。
【0022】[実施例3]ビニルエステル系樹脂ベース
のゲルコート樹脂100部に対し、二重結合を持つ変性
シリコーンオイルとして実施例2と同様なアクリル基を
側鎖に持ち、主鎖がポリジメチルシロキサンであるアク
リル変性シリコーンオイル(数平均分子量6,000)
を0.5部配合した。このゲルコート組成物に重合開始
剤としてメチルエチルケトンパーオキサイドを1.0部
添加混合した後、実施例1と同様にゲルコート膜を形成
したカウンターパネルを得た。
【0023】[実施例4]熱硬化性アクリル樹脂ベース
のゲルコート樹脂100部に対し、二重結合を持つ変性
シリコーンオイルとして実施例2と同様なアクリル基を
側鎖に持ち、主鎖がポリジメチルシロキサンであるアク
リル変性シリコーンオイル(数平均分子量6,000)
を0.5部配合した。このゲルコート組成物に重合開始
剤としてメチルエチルケトンパーオキサイドを1.0部
添加混合した後、実施例1と同様にゲルコート膜を形成
した形成したカウンターパネルを得た。
【0024】[実施例5]不飽和ポリエステル樹脂10
0部に対し、二重結合を持つ変性シリコーンオイルとし
てメタクリル基を末端に持つ片末端反応性シリコーンオ
イル(数平均分子量4,600)を2部配合した。これ
にポリエチレン6部、t−ブチルパーオキシベンゾエー
ト1部、ステアリン酸亜鉛4部、炭酸カルシウム100
部を混練し、更に酸化マグネシウム1部を混合したもの
をガラス繊維のチョップドストランドマットに含浸させ
てSMCとし(ガラス繊維含有率25重量%)、硬化温
度140℃×3分で硬化させてガラス繊維強化プラスチ
ックからなるカウンターパネルを得た。
【0025】[比較例]実施例1と同様にしてゲルコー
ト膜を形成したカウンターパネルを製作した。二重結合
を有するシリコーンオイルは添加しなかった。
【0026】[テスト・1]上記のゲルコート膜を塗布
して得られたカウンターパネルについて、水の接触角測
定を行った。水の接触角は協和科学製接触角測定計によ
って測定し、3回の測定の平均値を記録した。測定の結
果、接触角は実施例1では101度、以下順に103
度、95度、97度であり、いずれも良好な結果が得ら
れた。一方、比較例にあっては85度であり、防汚機能
は期待できないものとなった。
【0027】[テスト・2]上記のゲルコート膜を塗布
したカウンターパネルについて、マジックインキ拭き取
りテストを行った。即ち、油性のマジックインキを表面
に塗布し、乾燥後にこれの拭き取りを行った。各実施例
では拭き取りが可能であったが、比較例では拭き取りが
できなかった。
【0028】
【発明の効果】本発明によれば、比較的安価でかつ高い
防汚性を示すカウンターパネルが提供できたものであ
り、その実用的価値は高い。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C09D 133/00 C09D 133/00 167/06 167/06 183/07 183/07 C09K 3/00 112 C09K 3/00 112F E03D 11/00 E03D 11/00 A Fターム(参考) 2D032 GA04 2D039 CC06 DB04 4F100 AG00A AK02A AK21A AK25A AK25J AK44A AK52A AK52J AL01A AL05A AL06A AS00A AT00B BA01 BA02 DG01A DG12A DH02A DH02B GB08 JB13A JL06 4J038 CF011 CG001 CH171 DB221 DD191 DG191 DG261 DL122 FA251 GA03 GA07 GA12 NA05 PB05 PC08

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 浴室やトイレユニット等のカウンターパ
    ネルにあって、少なくともそのトップ表面に、二重結合
    を分子中に含むベース樹脂に二重結合を分子中に含む変
    性シリコーンオイルを配合したゲルコート層を形成した
    ことを特徴とする防汚性を付与したカウンターパネル。
  2. 【請求項2】 浴室やトイレユニット等のカウンターパ
    ネルにあって、二重結合を分子中に含むベース樹脂に二
    重結合を分子中に含む変性シリコーンオイルを配合した
    ガラス繊維強化プラスチックからなることを特徴とする
    防汚性を付与したカウンターパネル。
  3. 【請求項3】 RTM成形、SMC成形、BMC成形、
    ハンドレイアップ成形にて得られた請求項1又は2記載
    の防汚性を付与したカウンターパネル。
  4. 【請求項4】 ゲルコート組成物又はガラス繊維強化プ
    ラスチック組成物の二重結合を分子中に含むベース樹脂
    が、不飽和ポリエステル樹脂、ビニルエステル系樹脂及
    び熱硬化性アクリル樹脂から選ばれたものである請求項
    1又は2記載の防汚性を付与したカウンターパネル。
  5. 【請求項5】 ゲルコート組成物又はガラス繊維強化プ
    ラスチック組成物が、二重結合を分子中に含むベース樹
    脂100重量部に対し、二重結合を含有する変性シリコ
    ーンオイルを0.05〜20重量部配合した請求項1又
    は2記載の防汚性を付与したカウンターパネル。
  6. 【請求項6】 二重結合を含有する変性シリコーンオイ
    ルが、アクリル基及び/又はメタクリル基を含む請求項
    1又は2記載の防汚性を付与したカウンターパネル。
  7. 【請求項7】 二重結合を含有する変性シリコーンオイ
    ルが、片末端がアクリル基及び/又はメタクリル基であ
    り、主鎖がポリジメチルシロキサンからなる請求項1又
    は2記載の防汚性を付与したカウンターパネル。
  8. 【請求項8】 二重結合を含有する変性シリコーンオイ
    ルが、側鎖にアクリル基及び/又はメタクリル基を持
    ち、主鎖がポリジメチルシロキサンからなる請求項1記
    載の防汚性を付与したカウンターパネル。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2011105254A1 (ja) * 2010-02-25 2011-09-01 東レ・ダウコーニング株式会社 汚染防止剤

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WO2011105254A1 (ja) * 2010-02-25 2011-09-01 東レ・ダウコーニング株式会社 汚染防止剤
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