JP2002078553A - 防汚性を付与したキッチン等の天板 - Google Patents

防汚性を付与したキッチン等の天板

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JP2002078553A
JP2002078553A JP2000271051A JP2000271051A JP2002078553A JP 2002078553 A JP2002078553 A JP 2002078553A JP 2000271051 A JP2000271051 A JP 2000271051A JP 2000271051 A JP2000271051 A JP 2000271051A JP 2002078553 A JP2002078553 A JP 2002078553A
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silicone oil
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Yuichi Ishino
裕一 石野
Shinichi Iwasaki
眞一 岩崎
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は主としてシステムキッチン等における
天板の防汚性を付与する技術に関するものである。 【解決手段】 キッチン等の天板にあって、少なくとも
そのトップ表面に、二重結合を分子中に含むベース樹脂
に二重結合を分子中に含む変性シリコーンオイルを配合
したゲルコート層を形成したことを特徴とする防汚性を
付与したキッチン等の天板。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は主としてシステムキ
ッチン等における天板の防汚性を付与する技術に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】システムキッチン等の天板にあっては、
ステンレス鋼板、FRPプレート、人工大理石プレート
等が他の部材との組み合わせで種々選択されて使用され
る。しかるに、かかる天板上で料理がされるため、油が
ついたり、野菜の汁がついたりし、更には醤油等の調味
料や各種の油等で極めて汚れが付きやすい。
【0003】しかるに、一般にFRPプレートにあって
はその表面に透明のゲルコート層が形成されて透明感や
高級感を出しており、このゲルコート組成物は、不飽和
ポリエステル樹脂、ビニルエステル系樹脂、熱硬化性ア
クリル樹脂、エポキシ樹脂、フェノール樹脂などの単独
或いは混合物に、顔料、硬化促進剤などを含有する液状
熱硬化性樹脂組成物であって、これに重合開始剤を添加
して、スプレー又はハケで型表面に塗布後、その上に例
えばFRP成形したり、成形品の上に直接塗布して使用
されるものであり、製品表面のつや付けや着色といった
美観付与と共に、水、熱水及び紫外線などに対する保護
層として機能する。一方、人工大理石にあっては通常は
表面処理はなされず、その配合中に顔料等を混ぜて天然
材に近い模様を出すという工夫がなされてはいるが、い
ずれにしろ、上記した油等の汚れに対しては殆ど対策が
なされていなかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記のような
従来の技術に鑑みてなされたもので、天板の汚れを比較
的簡単に落とすことができるメンテナンスフリー化を目
指したものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は以上の課題を解
決するためになされたものであり、その発明の第1の要
旨は、キッチン等の天板にあって、その表面に二重結合
を分子中に含むベース樹脂に二重結合を分子中に含む変
性シリコーンオイルを配合したゲルコート層を形成して
防汚性を付与したことを特徴とする。
【0006】そして発明の第2の要旨は、キッチン等の
天板にあって、二重結合を分子中に含むベース樹脂に二
重結合を分子中に含む変性シリコーンオイルを配合した
ガラス繊維強化プラスチックからなることを特徴とす
る。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明者は、ゲルコート組成物に
ついて鋭意検討を行った結果、不飽和ポリエステル樹
脂、ビニルエステル系樹脂、熱硬化性アクリル樹脂等の
二重結合を分子中に含むベース樹脂に二重結合を分子内
に含む変性シリコーンオイルを配合することを特徴とす
るゲルコート組成物によって、上記課題を解決できるこ
とを見いだし本発明に到達したものであり、システムキ
ッチン等の天板の表面に上記した特殊な変性シリコーン
含有層を形成し、これによって撥水性を付与するもの
で、汚れ成分を弾くことにより防汚効果をもたらすもの
である。撥水性の指標としては、水の接触角で示され、
80度以上、好ましくは90度以上である。
【0008】本発明の天板は特に限定されるものではな
く、例えば熱硬化性樹脂よりなり、種々の成形法例え
ば、RTM(レジントランスファーモールディング)成
形、SMC成形、BMC成形、ハンドレイアップ成形等
各種の成形法にて得られるものである。通常は不飽和ポ
リエステル樹脂をガラス繊維のマット中に分散させて成
形したいわゆるSMC成形やハンドレイアップ成形にて
成形されるのが一般的である。
【0009】防汚効果即ち撥水性を付与するため天板の
表面を撥水性の樹脂層を成形するが、その形成方法の第
1(第1発明)は撥水性を有するゲルコート組成物を成
形された天板面に直接塗布するか、或いは天板を成形す
る型面にゲルコート組成物を塗布し、この状態で浴槽を
成形する樹脂を型内に充填して浴槽面に一体にゲルコー
ト層を形成することができるものである。ここで後者の
例としてハンドレイアップ法にてその概要を説明する
と、型面にゲルコート組成物を塗布し、これを乾燥させ
た後に無機フィラーや顔料を含んだ不飽和ポリエステル
樹脂を塗布し、次にガラス繊維を含むポリエステル樹脂
を脱泡しながら積層するものであり、これを加熱硬化さ
せた後に脱型して浴槽を得るものであり、RTM成形を
例に取れば、型面にゲルコート組成物を塗布し、次に無
機フィラーや顔料を含んだポリエステル樹脂を塗布し、
更にカウンター状に予め予備成形したチョップドストラ
ンドガラスマットを置き、ここで型を閉め、型内に硬化
剤を含むポリエステル樹脂を注入して加熱硬化して得ら
れるものである。
【0010】形成方法の第2(第2発明)のSMC又は
BMC成形によれば、例えば不飽和ポリエステル樹脂に
充填剤、離型剤、硬化剤、増粘剤等を配合し、これに更
に変性シリコーンを混合し、これをガラス繊維マットに
圧縮含浸させてシート状としたものを用い、前記シート
を適当に切断重ね合わせて型内に載置し、加熱圧縮下で
硬化させて表面に撥水性を有するガラス繊維強化樹脂組
成物からなる天板を得るものである。
【0011】本発明におけるゲルコート組成物又はガラ
ス繊維強化樹脂組成物は、二重結合を分子中に含むベー
ス樹脂100重量部に対し、二重結合を含有する変性シ
リコーンオイルを0.05〜20重量部、好ましくは
0.1〜10重量部、更に好ましくは0.3〜5重量部
を配合するものであり、かかる変性シリコーンオイル
が、アクリル基及び/又はメタクリル基を含むか、片末
端がアクリル基及び/又はメタクリル基であり、主鎖が
ポリジメチルシロキサンからなるシリコーンオイル、或
いは、側鎖にアクリル基及び/又はメタクリル基を持
ち、主鎖がポリジメチルシロキサンからなるシリコーン
オイルである。
【0012】変性シリコーンオイルの配合量は適宜選定
されるが、二重結合を分子中に有するベース樹脂100
重量部に対して変性シリコーンオイルが0.05〜20
重量部、好ましくは0.1〜5重量部、更に好ましくは
0.3〜2重量部配合するものである。尚、重合開始剤
として有機パーオキサイド等を量配合することができ、
更に言えば、抗菌剤、防かび剤、意匠性を重視して顔料
や染料等の各種の第3成分を配合することができる。
【0013】従来の技術ではシリコーンオイルを配合す
ると、分子中に官能基がないために使用中にシリコーン
オイルがブリードして来てしまい、防汚性能に持続性が
欠けてしまうものであるが、本発明にあっては、ベース
樹脂中の二重結合と、変性シリコーンオイルが反応し、
若しくは分子的に相溶に近い状態になるため、その防汚
効果に持続性がもたらされるものである。
【0014】以下、本発明について更に詳しく説明する
と、ベース樹脂としては、二重結合を分子中に含む樹脂
であればよいが、特に不飽和ポリエステル樹脂、ビニル
エステル系樹脂、熱硬化性アクリル樹脂が好ましい。こ
の場合、不飽和ポリエステル樹脂、ビニルエステル系樹
脂、熱硬化性アクリル樹脂としては、ゲルコート組成物
又はガラス繊維樹脂組成物として公知のものを使用する
ことができ、特に以下のものが好ましい。
【0015】不飽和ポリエステル樹脂としては、オルソ
系、イソ系、テレ系、ビス系等があり、オルソ系では飽
和二塩基酸成分としてオルソフタル酸、不飽和二塩基酸
成分として無水マレイン酸、フマル酸、グリコール成分
としてプロピレングリコール、エチレングリコール、ジ
エチレングリコール、ジプロピレングリコール、ネオペ
ンチルグリコール等を原料として飽和二塩基酸成分及び
不飽和二塩基酸成分とグリコール成分がエステル結合を
形成している。イソ系及びテレ系は飽和二塩基酸成分と
してイソフタル酸及びテレフタル酸が夫々使用され、ビ
ス系ではフマル酸又は無水マレイン酸等の不飽和二塩基
酸と、グリコール成分としてジヒドロキシプロピルビス
フェノールA又は水素化ビスフェノールAとプロピレン
グリコール、エチレングリコール、ジエチレングリコー
ル等とがエステル結合を形成しているものである。ビニ
ルエステル系樹脂としては、エポキシ樹脂とアクリル酸
等の不飽和一塩基酸の付加反応物を主鎖化合物としたも
のであり、ビスフェノールA型ビニルエステル、ブロム
化ビスフェノールA型ビニルエステル、ノボラック型ビ
ニルエステル等のタイプがある。不飽和ポリエステル樹
脂及びビニルエステル系樹脂をメチルエチルケントパー
オキサイド等の存在下でスチレンと反応させ、三次元構
造を形成させる。熱硬化性アクリル樹脂としても種々の
タイプがあり、アクリル樹脂中にヒドロキシル基を導入
し、ヒドロキシル基とアミノ樹脂の反応、又はヒドロキ
シル基とイソシアネートの反応によって三次元化するタ
イプと分子末端にアクリル酸等の不飽和一塩基酸を付加
したポリエーテル等の主鎖化合物を多官能アクリレート
により硬化するタイプ、更に、グリシジルアクリレート
等を共重合し、グリシジル基を有するアクリル樹脂と
し、カルボキシル基や酸無水基、ヒドロキシル基、シラ
ノール基等を持つ化合物で硬化させるタイプ、無水マレ
イン酸や無水イタコン酸等を共重合したアクリル樹脂は
酸無水基を有するアクリル樹脂とし、ヒドロキシル基や
エポキシ基を持つ化合物で硬化させるタイプ、2ーイソ
プロペニルー2ーオキサゾリンや2ービニルオキサゾリ
ンを共重合したアクリル樹脂をカルボキシル基や酸無水
基、フェノール基、チオール基、エポキシ基、アミド
基、アミノ基を持つ化合物で硬化させるタイプ、トリア
ルコキシビニルシランを共重合させたアクリル樹脂を水
分で硬化させるタイプ、又、シロキシ基、活性メチレン
基、メトキシ基、カルボキシル基等を有するアクリル樹
脂を当該官能基と反応させ、硬化する官能基を有する化
合物で硬化させるタイプ等が例示される。
【0016】一方、二重結合を分子中に含む変性シリコ
ーンオイルとしては、分子内にアクリル基及び/又はメ
タクリル基を含むものが好ましく、R−(Si(CH
32−O)n −Si(CH32 −R’(Rはメチル
基又はブチル基等の非反応性のアルキル基、R’は二重
結合を含む官能基で、例えばメタクリル基又はアクリル
基を含むものが例示される。又、nは正数である)の構
造のような、片末端がアクリル基及び/又はメタクリル
基であり、主鎖がポリジメチルシロキサンであるものが
好ましい。
【0017】又、二重結合を分子中に含む変性シリコー
ンオイルの別例としては、R−Si(CH32 −O−
(Si(CH32 −O)m −(SiR’(CH3 )−
O)n −Si(CH32 −R(Rはメチル基又はブチ
ル基等の非反応性のアルキル基、R’は二重結合を含む
官能基で、メタクリル基やアクリル基を含む基が例示さ
れる。又、m、nは正数である)の構造のような側鎖に
アクリル基及び/又はメタクリル基を有し、主鎖がポリ
ジメチルシロキサンであるものも好ましく用いられる。
【0018】これらの二重結合を持つ変性シリコーンオ
イルは、不飽和ポリエステル樹脂、ビニルエステル系樹
脂、熱硬化性アクリル樹脂等の二重結合を分子中に含む
ベース樹脂を主成分とするゲルコート組成物又はガラス
繊維強化樹脂組成物に配合され、硬化するとメタクリル
基等の二重結合を持つ部分が上記ベース樹脂の二重結合
と反応することにより、被コート層の最表面においては
選択的に非反応性のポリジメチルシロキサン分子の濃度
が高くなる。このポリジメチルシロキサン分子が高い撥
水性を示すため、汚れが付きにくく、又、取れやすくな
る。従って、二重結合を持たない非反応性のポリジメチ
ルシロキサンのみからなるストレートシリコーンオイル
をゲルコート組成物に配合しても、配合部数を相当増加
しないと撥水性は現れない、又、二重結合を有する変性
シリコーンオイルと同様な構造の室温で固体状態のシリ
コーン樹脂やシリコーンゴム等もあるが、最表面への移
行のしやすさとして室温でオイル状のものが優れてい
る。
【0019】この場合、上記二重結合を分子中に含む変
性シリコーンオイルは、分子量が過度に大きいと粘度が
高くなり、表面に選択的に集まらなくなり、分子量が過
度に小さいと揮発性となり硬化時に揮散する成分が出て
くることから、数平均分子量500〜50,000程度
であることが好ましい。
【0020】
【実施例】以下、実施例及び比較例を示し、本発明を具
体的に説明する。尚、以下の例において数値は重量部を
示す。
【0021】[実施例1]不飽和ポリエステル樹脂ベー
スのゲルコート樹脂100重量部に対し、二重結合を持
つ変性シリコーンオイルとしてメタクリル基を末端に持
つ片末端反応性シリコーンオイル(数平均分子量4,6
00)を0.5部配合した。このゲルコート組成物に重
合開始剤としてメチルエチルケトンパーオキサイドを
1.0部添加混合した。そして、予め離型剤を塗布した
FRP型上に0.3mm厚のゲルコート層をスプレー
し、これを40℃で40分乾燥後、その上からガラスマ
ット、不飽和ポリエステル樹脂、重合開始剤のメチルエ
チルケトンパーオキサイドからなるFRP樹脂組成物を
吹き付け、所定の厚みにした後、60℃で15分硬化さ
せ、その後型から取り出し、いわゆるハンドレイアップ
成形にてゲルコート膜が形成されたの天板を得た。
【0022】[実施例2]不飽和ポリエステル樹脂ベー
スのゲルコート樹脂100部に対し、二重結合を持つ変
性シリコーンオイルとしてアクリル基を側鎖に持ち、主
鎖がポリジメチルシロキサンであるアクリル変性シリコ
ーンオイル(数平均分子量6,000)を0.5部配合
した。このゲルコート組成物に重合開始剤としてメチル
エチルケトンパーオキサイドを1.0部添加混合した
後、実施例1と同様にゲルコート膜を形成した天板を得
た。
【0023】[実施例3]ビニルエステル系樹脂ベース
のゲルコート樹脂100部に対し、二重結合を持つ変性
シリコーンオイルとして実施例2と同様なアクリル基を
側鎖に持ち、主鎖がポリジメチルシロキサンであるアク
リル変性シリコーンオイル(数平均分子量6,000)
を0.5部配合した。このゲルコート組成物に重合開始
剤としてメチルエチルケトンパーオキサイドを1.0部
添加混合した後、実施例1と同様にゲルコート膜を形成
した天板を得た。
【0024】[実施例4]熱硬化性アクリル樹脂ベース
のゲルコート樹脂100部に対し、二重結合を持つ変性
シリコーンオイルとして実施例2と同様なアクリル基を
側鎖に持ち、主鎖がポリジメチルシロキサンであるアク
リル変性シリコーンオイル(数平均分子量6,000)
を0.5部配合した。このゲルコート組成物に重合開始
剤としてメチルエチルケトンパーオキサイドを1.0部
添加混合した後、実施例1と同様にゲルコート膜を形成
した天板を得た。
【0025】[実施例5]不飽和ポリエステル樹脂10
0部に対し、二重結合を持つ変性シリコーンオイルとし
てメタクリル基を末端に持つ片末端反応性シリコーンオ
イル(数平均分子量4,600)を2部配合した。これ
にポリエチレン6部、t−ブチルパーオキシベンゾエー
ト1部、ステアリン酸亜鉛4部、炭酸カルシウム100
部を混練し、更に酸化マグネシウム1部を混合したもの
をガラス繊維のチョップドストランドマットに含浸させ
てSMCとし(ガラス繊維含有率25重量%)、硬化温
度140℃×3分で硬化させてガラス繊維強化プラスチ
ックからなる天板を得た。
【0026】[比較例]実施例1と同様にしてゲルコー
ト膜を形成した天板を製作した。尚、二重結合を有する
シリコーンオイルは添加しなかった。
【0027】[テスト・1]上記の実施例及び比較例の
天板について、水の接触角測定を行った。水の接触角は
協和科学製接触角測定計によって測定し、3回の測定の
平均値を記録した。測定の結果、接触角は実施例1では
99度、以下順に101度、93度、95度、95度で
あり、いずれも良好な結果が得られた。一方、比較例に
あっては77度であり、防汚機能は期待できないものと
なった。
【0028】[テスト・2]上記のゲルコート膜を塗布
した天板について、マジックインキ(登録商標)拭き取
りテストを行った。即ち、油性のマジックインキを表面
に塗布し、乾燥後にこれの拭き取りを行った。各実施例
では拭き取りが可能であったが、比較例では拭き取りが
できなかった。
【0029】
【発明の効果】本発明によれば、比較的安価でかつ高い
防汚性を示す天板が提供できたものであり、その実用的
価値は高い。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C08L 63/10 C08L 63/10 67/06 67/06 83/07 83/07 C09D 5/16 C09D 5/16 131/02 131/02 133/00 133/00 167/06 167/06 183/07 183/07 C09K 3/00 112 C09K 3/00 112F Fターム(参考) 4F072 AB09 AB29 AD09 AD23 AD38 AD47 AE02 AG03 AH21 AJ04 AK13 AL17 4F100 AG00A AK21A AK25A AK44 AK44A AK52 AK52A AL06A AT00B BA02 CA30 DG01A DH02 DH02A DH02B EH46A GB08 GB81 JB13A JL06 YY00A 4J002 BG071 CD191 CF221 CP132 CP142 CP162 GF00 4J038 CG001 DB221 DD191 DG191 DL121 DL122 FA251 FA271 GA03 GA06 GA12 GA15 MA14 NA05 PA19 PB02 PB05

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 キッチン等の天板にあって、少なくとも
    そのトップ表面に、二重結合を分子中に含むベース樹脂
    に二重結合を分子中に含む変性シリコーンオイルを配合
    したゲルコート層を形成したことを特徴とする防汚性を
    付与したキッチン等の天板。
  2. 【請求項2】 キッチン等の天板にあって、二重結合を
    分子中に含むベース樹脂に二重結合を分子中に含む変性
    シリコーンオイルを配合したガラス繊維強化プラスチッ
    クからなることを特徴とする防汚性を付与したキッチン
    等の天板。
  3. 【請求項3】 天板が、RTM成形、SMC成形、BM
    C成形、ハンドレイアップ成形にて得られた請求項1又
    は2記載の防汚性を付与したキッチン等の天板。
  4. 【請求項4】 ゲルコート組成物又はガラス繊維強化プ
    ラスチック組成物の二重結合を分子中に含むベース樹脂
    が、不飽和ポリエステル樹脂、ビニルエステル系樹脂及
    び熱硬化性アクリル樹脂から選ばれたものである請求項
    1又は2記載の防汚性を付与したキッチン等の天板。
  5. 【請求項5】 ゲルコート組成物又はガラス繊維強化プ
    ラスチック組成物が、二重結合を分子中に含むベース樹
    脂100重量部に対し、二重結合を含有する変性シリコ
    ーンオイルを0.05〜20重量部配合した請求項1又
    は2記載の防汚性を付与したキッチン等の天板。
  6. 【請求項6】 二重結合を含有する変性シリコーンオイ
    ルが、アクリル基及び/又はメタクリル基を含む請求項
    1又は2記載の防汚性を付与したキッチン等の天板。
  7. 【請求項7】 二重結合を含有する変性シリコーンオイ
    ルが、片末端がアクリル基及び/又はメタクリル基であ
    り、主鎖がポリジメチルシロキサンからなる請求項1又
    は2記載の防汚性を付与したキッチン等の天板。
  8. 【請求項8】 二重結合を含有する変性シリコーンオイ
    ルが、側鎖にアクリル基及び/又はメタクリル基を持
    ち、主鎖がポリジメチルシロキサンからなる請求項1記
    載の防汚性を付与したキッチン等の天板。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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