JP2002086392A - 取付け方向確認装置と、これを備えたプリント基板加工機 - Google Patents

取付け方向確認装置と、これを備えたプリント基板加工機

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JP2002086392A JP2000277010A JP2000277010A JP2002086392A JP 2002086392 A JP2002086392 A JP 2002086392A JP 2000277010 A JP2000277010 A JP 2000277010A JP 2000277010 A JP2000277010 A JP 2000277010A JP 2002086392 A JP2002086392 A JP 2002086392A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ワークの載置不良に起因する加工不良を防止
し、加工能率を向上させることができるプリント基板加
工機を提供する。 【解決手段】 エアシリンダ41のピストンロッド41
pの下端側に外径があらかじめワークWに形成された検
知穴50の径未満の棒状の触針44を、また、上端側に
ドッグ43を固定する。また、近接センサ42をピスト
ンロッド41pを下側の移動端に位置決めしたときにド
ッグ43が対向する位置に配置する。加工に先立ち、ピ
ストンロッド41pを下側の移動端に位置決めしてお
き、触針44の先端をテーブル3の表面からHの高さ
に、また触針44の軸心をプログラム上の穴50の中心
位置に位置決めする。そして、エアシリンダ41を距離
h(ワークの板厚をtとするとき、0≦H−h<t)下
降させる。エアシリンダ41が下降を終了した時点で近
接センサ42がオンである場合は、ワークWの載置方向
が正しいので引き続いてワークWを加工し、その他の場
合は加工を中止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、テーブルに対する
ワークの取付け方向の正否を判断する取付け方向確認装
置、及びこれを備えたプリント基板加工機に関する。
【0002】
【従来の技術】図5は、従来のプリント基板加工機にお
けるテーブルとワークとの関係を示す斜視図である。例
えば、プリント基板1に穴明け加工をする場合、加工内
容が同一の複数枚のプリント基板1を上下に重ね、あら
かじめ位置を合わせてそれぞれのプリント基板1に形成
された穴1a、1bに基準ピン2a、2bを貫通するよ
うに打ち込んで1個のワークWを構成する。この場合、
最上段のプリント基板1の上面にさらに上板を重ね、ま
た最下段のプリント基板1の下面にさらに下板を当て
て、これら上板と下板の間に複数枚のプリント基板1を
挟むようにして1個のワークWを構成する場合もある。
【0003】テーブル3には、内径が基準ピン2aの外
径よりもわずかに大径の穴4と、幅5aが基準ピン2b
の外径よりもわずかに大きい溝5とが設けられている。
このように、一方を穴4、他方を矢印X方向(前後方
向)に長い溝5とすることで、1つのテーブル3で、種
々の大きさのワークWに対応できるようになっている。
【0004】上述のワークWをテーブル3に対して位置
決めするには、まず、基準ピン2aの下端をテーブル3
の穴4に挿入し、つづいてこの基準ピン2aを中心にワ
ークWの基準ピン2b側を矢印Y方向(左右方向)に適
宜に揺動させて他の基準ピン2bの下端を溝5に挿入す
る。こうすることで、テーブル3に対して、ワークWを
矢印X方向及び矢印Y方向(以下適宜「水平方向」とい
う。)に位置決めした状態で載置することができ、ま
た、加工中のワークWの水平方向の不要な動きを防止す
ることができる。この状態で穴明け加工をすると、1回
の工程で複数枚のプリント基板1を同時に加工すること
ができ、加工能率を向上させることができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ワークWは
テーブル3に対する載置方向が定められており、載置方
向を逆(前後方向及び左右方向が逆。すなわち図5に示
す状態からワークWを水平面内で180度回転された状
態をいう。以下同じ。)にすると、必要な個所に穴明け
がされないで不要な個所に穴明けがされる、いわゆる加
工不良が発生してしまう。
【0006】そこで、作業者は、テーブル3に対するワ
ークWの載置方向を確認して載置するようにしている。
【0007】しかし、穴明け対象となるワークWは、長
方形で、かつ基準ピン2aと基準ピン2bとを結ぶ線が
2辺(例えば、2つの長辺)と平行に配置されているも
のが多い。しかも、通常、基準ピン2aと基準ピン2b
は同じものが使用されるため、載置方向を逆にした場合
でも、ワークWをテーブル3上に載置することが可能で
ある。このため、ワークWの載置不良に起因する加工不
良が発生して、加工能率が低下させるおそれがあった。
【0008】本発明は、上述事情に鑑みてなされたもの
であり、ワークの載置不良に起因する加工不良を防止
し、加工能率を向上させることができるプリント基板加
工機を提供することを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めの請求項1に係る本発明は、テーブルに対するワーク
の取付け方向の正否を判断する取付け方向確認装置にお
いて、前記ワークの上面に穿設された上下方向の検知穴
に対して挿脱可能な棒状の触針と、前記触針を下降端と
なるホームポジションにおいて上昇可能に支持する保持
手段と、前記保持手段を、水平方向及び上下方向に前記
ワークに対して相対移動させる駆動手段と、前記保持手
段に保持された前記触針がホームポジションにあるか否
かを検知する触針検知手段と、を備え、正規の向きで取
り付けられた前記ワークの前記検知穴の上方に前記触針
の先端を位置決めしたときの前記保持手段の位置を検知
開始位置、また正規の向きで取り付けられた前記ワーク
の前記検知穴の内側に前記触針の先端を位置決めしたと
きの前記保持手段の位置を検知終了位置とすると、取付
け方向の正否が不明のワークに対し、前記保持手段を前
記検知開始位置に配置した後、前記検知終了位置に配置
した場合において、前記触針検知手段は、前記触針が前
記ホームポジションにあることを検知したときに、取付
け向きが正しいと判断し、前記触針が前記ホームポジシ
ョンにないことを検知したときに、取付け向きが正しく
ないと判断する、ことを特徴とする。
【0010】請求項1の発明において、取付け向きの正
否が不明のワークに対して、保持手段を検知開始位置に
配置した後、検知終了位置に配置すると、触針検知手段
は、保持手段に対して触針がホームポジションにあるこ
とを検知する場合と、ホームポジションにないことを検
知する場合とがある。前者の場合、保持手段に対して触
針が動いていないこと、すなわち触針の先端が検知穴に
挿入されたことを示す。このことは、さらに、正規の位
置に検知穴があること、したがって、ワークの取付け方
向が正しいことを示すものである。
【0011】一方、後者のホームポジションにないこと
を検知した場合、保持手段に対して触針が動いたこと、
すなわち触針の先端がワークに接触したことを示す。こ
のことは、さらに、正規の位置に検知穴がないこと、し
たがって、ワークの取付け方向が正しくないことを示す
ものである。
【0012】このように、保持手段に対して触針がホー
ムポジションにあるか否かを検知することで、ワークの
取付け向きの正否を確実に判断することができる。
【0013】請求項2に係る本発明は、テーブルの取り
付けられたワークとしてのプリント基板を加工するプリ
ント基板加工機において、請求項1に記載の取付け方向
確認装置と、前記保持手段と一体的に移動可能で、前記
ワークとしてのプリント基板を加工する加工部と、前記
取付け方向確認装置が前記プリント基板の取付け方向が
正しいと判断したときに加工を続行し、取付け向きが正
しくないと判断したときに加工を中止する制御手段と、
を備える、ことを特徴とする。
【0014】請求項2の発明によると、ワークとしての
プリント基板の取付け向きが正しいか否かを正確に判断
して正しい場合には加工を続行する一方、正しくない場
合には加工を中止するので、プリント基板の不要な箇所
に不要な加工がなされたり、必要な箇所に必要な加工が
なされなかったりする加工不良を未然に、しかも確実に
防止することができる。また、加工部を保持手段と一体
的に移動可能とすることで、加工部と保持手段とを同一
の駆動手段によって駆動することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図面に沿って、本発明の実
施の形態について説明する。
【0016】〈実施の形態1〉図1〜図4を参照して、
本発明に係る取付け方向確認装置、及びこれを備えたプ
リント基板加工機の一例として、プリント基板穴明機に
ついて説明する。これらの図のうち、図1はプリント基
板穴明機の正面斜視図、図2は要部正面図、図3は加工
対象となるワークの上面図、図4は動作説明図である。
なお、これらの図において、図5に示す部材と同じも
の、又は同じ機能のものについては、同一の符号を付し
て説明を省略する。
【0017】図1に示すように、プリント基板穴明機M
は、各部材の取付けベースとなるベッド10を備えてい
る。ベッド10の上面には、矢印X方向(以下適宜「前
後方向」という。)に向けた直線案内装置11が矢印Y
方向(以下適宜「左右方向」という。)に4個、固定さ
れている。テーブル3は4個の直線案内装置11に支持
され、ボールねじ12及びこのボールねじ12を駆動す
るモータ13によりベッド10上を前後方向に移動自在
である。テーブル3上には、後述するワークWが左右方
向に4個、並べるようにして載置されている。
【0018】ベッド10の上面には、その上面を左右方
向に跨ぐようにして門形のコラム20が固定されてい
る。コラム20の前面には、左右方向に向けた直線案内
装置21が矢印Z方向(以下適宜「上下方向」とい
う。)に2個、固定されている。クロススライド22は
2個の直線案内装置21に支持され、ボールねじ23及
びこのボールねじ23を駆動するモータ24によりコラ
ム20上を左右方向に移動自在である。
【0019】クロススライド22の前面には、上下方向
に向けた2個1組の直線案内装置30が、左右方向に4
組、固定されている。
【0020】4個のサドル31はそれぞれ1組(2個)
の直線案内装置30に支持され、ボールねじ32及びボ
ールねじ32を駆動するモータ33によりクロススライ
ド22上を矢印Z方向に移動自在である。サドル31の
前面には、それぞれスピンドルユニット34が固定され
ている。スピンドルユニット34の先端には、工具35
が矢印Z方向に向けた軸を中心に回転自在に支持されて
いる。
【0021】図2に示すように、それぞれのサドル31
には、ブラケット40が固定されている。それぞれのブ
ラケット40の前面には、上下方向に向けたエアシリン
ダ41と近接センサ(触針検知手段)42とが固定され
ている。エアシリンダ41は、ブラケット40に固定さ
れたシリンダ本体(保持手段)41aと、ピストンロッ
ド41pとを有している。ピストンロッド41pは、シ
リンダ本体41aによって上下方向に移動可能に支持さ
れ、位置決めされている。ピストンロッド41pの上端
側にはドッグ43が固定され、また、下端側には外径d
の触針44が固定されている。ピストンロッド41p
は、図2中では上側の移動端にある。そして、このピス
トンロッド41pを下側の移動端であるホームポジショ
ンHPに移動させると、後述の図4(a)、(b)に示
すように、ドッグ43が近接センサ42に対向する。近
接センサ42は、NC制御装置(制御手段)45に接続
されている。NC制御装置45は、あらかじめ入力され
る加工プログラムに従ってモータ13等を制御する。
【0022】図3は本発明に係るワークWの平面図であ
る。同図に示すように、ワークWにはその前端側に位置
検出用の貫通穴(検知穴)50が設けられている。この
貫通穴50は、その直径Dが、前述の触針44の外径d
よりも大きい寸法(D>d)に設定されている。ワーク
Wに対する貫通穴50の水平方向の位置については、基
準ピン2a、2bの中心を結ぶ中心線Pから左右方向
(同図では右方向)にΔy、基準ピン2aから前後方向
(同図では後方)にΔxだけずれた位置に設定されてい
る。
【0023】ここで、テーブル3に対して正規の向きで
取り付けられたワークWの貫通穴50の上方に触針44
の先端を位置決めしたときのシリンダ本体(保持手段)
41aの位置を検知開始位置P1(図4(b)に示す位
置)、また正規の向きで取り付けられたワークWの貫通
穴50の内側に触針44の先端を位置決めしたときの保
持手段の位置を検知終了位置P2(図4(c)、(d)
に示す位置)とする。なお、これら検知開始位置P1及
び検知終了位置P2は、いずれもワークWに対する相対
的な位置であり、また、上述のホームポジションHP
は、シリンダ本体41aを基準としたときの触針44の
位置である。
【0024】上述の構成において、本発明に係る取付け
方向確認装置は、触針44、保持手段としてのシリンダ
本体41a、シリンダ本体41aをワークWに対して3
次元的に相対移動させるための駆動手段(スピンドルユ
ニット34を駆動する手段と同じ。すなわち、直線案内
装置11、21、30、ボールねじ12、23、32、
モータ13、24、33、テーブル3、クロススライド
22、サドル31、ブラケット40等によって構成され
ている。)、近接センサ42を主要構成部材として構成
されている。
【0025】次に、上述構成のプリント基板穴明機Mの
動作を説明する。
【0026】図4(a)〜(d)は、本発明に係る触針
44の動作説明図である。ワークWは基準ピン2a、2
bがそれぞれ穴4、溝5に係合された状態でテーブル3
に載置され、中心線Pは前後方向に向けられている。ま
た、NC制御装置45には穴50の中心座標があらかじ
め入力されている。
【0027】穴明け加工に先立ち、NC制御装置45は
以下の手順でワークWの載置方向(取付け方向)を検査
する。すなわち、まず、上側の移動端にあるピストンロ
ッド41p(同図(a))を、圧縮空気源(不図示)か
らエアシリンダ41に圧縮空気を供給することで、下側
の移動端(ホームポジション)まで移動させる。する
と、ドッグ43が近接センサ42に対向し、近接センサ
42はオンになる。
【0028】次に、モータ33を動作させて、クロスス
ライド22に対してサドル31及びこれと一体のブラケ
ット40を下降させ、触針44の先端位置を、テーブル
3の表面3aからHの高さに位置決めするとともに、モ
ータ13とモータ24とを動作させ、触針44の軸心を
基準ピン2aから前後方向にΔx、左右方向にΔyの位
置に位置決めする(同図(b))。このときシリンダ本
体41aは、検知開始位置P1に配置される。
【0029】次に、モータ33を動作させ、サドル31
(したがって、シリンダ本体41a)を距離h(ただ
し、ワークWの板厚をtとすると、0≦H−h<t)だ
け下降させる。このときのシリンダ本体41aの位置
が、検知終了位置P2である。ワークWの載置方向が適
切である場合、同図(c)に示すように、触針44は穴
50の内部に入り込み、h≦Hであるから、触針44は
ホームポジションHPに配置されたまま移動せず、した
がって近接センサ42はオンである。NC制御装置45
は、サドル31が下降を終了した時点で近接センサ42
がオンである場合、圧縮空気源(不図示)からエアシリ
ンダ41に空気を供給し、ピストンロッド41pを上昇
端に移動させた後、従来と同様に、加工プログラムに従
ってワークWを穴明け加工する。
【0030】一方、ワークWの載置方向が誤っていた場
合、同図(d)に示すように、触針44の先端がワーク
Wの表面に当接した後は、サドル31すなわちシリンダ
本体41aの下降に伴い、触針44は空気圧に抗してホ
ームポジションHPから移動する。この結果、ドッグ4
3が上方に移動して近接センサ42から外れ、近接セン
サ42はオフとなる。NC制御装置45は、サドル31
が下降を終了した時点で近接センサ42がオフである場
合、ワークWの加工を停止するとともに、例えばアラー
ムを表示してワークWの載置方向を修正するよう作業者
に知らせる。
【0031】本実施の形態では、ピストンロッド41p
を上側の移動端に位置決めすることにより、加工時に触
針44の先端がワークWに衝突して、ワークWの表面を
傷つけることを予防できる。
【0032】なお、上述の実施の形態では触針44の付
勢手段を圧縮空気にしたが、例えばばねを用いてもよ
い。また、自重によってホームポジションHPに配置さ
れるようにしてもよい。
【0033】また、近接センサ42による穴50に対す
る触針44の位置は、穴50の中心位置に限らず、触針
44が穴50の内部に挿入できる位置であればよい。
【0034】さらに、上述のプリント基板穴明機Mにお
いては、ワークWと工具35の移動については、ワーク
Wを矢印X方向(前後方向)に、そして、工具35を矢
印Y方向(左右方向)及び矢印Z方向(上下方向)に移
動可能に構成し、これによりワークWに対して工具35
が3次元的に移動できるようにしているが、これらワー
クWと工具35とは相対的に3次元的に移動するように
構成すればよく、したがって、例えば、ワークWを固定
的に配置して工具のみが3次元的に移動できるように構
成したり、又はこの逆に、ワークのみが3次元的に移動
できるように構成したりしてもよい。
【0035】上述の実施の形態においては、テーブル3
の表面3aに水平に載置したワークWをその上方から加
工するプリント基板穴明機Mを例に説明したが、本発明
は、これに限定されるものではなく、例えば、原理的に
は、垂直なテーブルにワークを垂直に取り付け、このワ
ークを横方向から加工するプリント基板穴明機にも適用
することが可能である。この場合においても、基本的な
構成については、上述のプリント基板穴明機Mとほぼ同
様な構成とすることができる。
【0036】さらに、本発明は、プリント基板穴明機に
限らず、例えば、プリント基板外形加工機などの他のプ
リント基板加工機にも適用することができる。ひいて
は、プリント基板加工機だけでなく、ワークの加工に先
立ってテーブルに対するワークの載置方向を確認する必
要のある一般的な加工機に適用することも可能である。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る取付
け方向確認装置によると、取付け向きの正否が不明のワ
ークに対して、保持手段を検知開始位置に配置した後、
検知終了位置に配置すると、触針検知手段は、保持手段
に対して触針がホームポジションにあることを検知する
場合と、ホームポジションにないことを検知する場合と
がある。前者の場合、保持手段に対して触針が動いてい
ないこと、すなわち触針の先端が検知穴に挿入されたこ
とを示す。このことは、さらに、正規の位置に検知穴が
あること、したがって、ワークの取付け方向が正しいこ
とを示すものである。一方、後者のホームポジションに
ないことを検知した場合、保持手段に対して触針が動い
たこと、すなわち触針の先端がワークに接触したことを
示す。このことは、さらに、正規の位置に検知穴がない
こと、したがって、ワークの取付け方向が正しくないこ
とを示すものである。このように、保持手段に対して触
針がホームポジションにあるか否かを検知することで、
加工前に、ワークの取付け向きの正否を確実に判断する
ことができる。
【0038】また、本発明に係るプリント基板加工機に
よると、ワークとしてのプリント基板の取付け方向が正
しいか否かを正確に判断して正しい場合には加工を続行
する一方、正しくない場合には加工を中止するので、プ
リント基板の不要な箇所に不要な加工がなされたり、必
要な箇所に必要な加工がなされなかったりする加工不良
を未然に、しかも確実に防止することができ、また、加
工能率を向上させることができる。さらに、加工部を保
持手段と一体的に移動可能とすることで、加工部と保持
手段とを同一の駆動手段によって駆動することができ、
保持手段を駆動するための特別な駆動手段が不要とな
り、全体構成を簡略化することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る取付け方向確認装置、及びこれを
備えた本発明に係るプリント基板穴明機の斜視図であ
る。
【図2】本発明に係るプリント基板穴明機の要部を示す
正面図である。
【図3】本発明に係るワークWの平面図である。
【図4】本発明に係る触針の動作説明図である。
【図5】従来のプリント基板穴明機におけるテーブルと
ワークとの関係を示す斜視図である。
【符号の説明】
3 テーブル 41 エアシリンダ 41a 保持手段(シリンダ本体) 41p ピストンロッド 42 触針検知手段(近接センサ) 43 ドッグ 44 触針 50 検知穴(貫通穴) HP ホームポジション M プリント基板加工機(プリント基板穴明
機) W ワーク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 入江 明 神奈川県海老名市上今泉2100番地 日立ビ アメカニクス株式会社内 Fターム(参考) 3C036 AA01 LL08

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 テーブルに対するワークの取付け方向の
    正否を判断する取付け方向確認装置において、 前記ワークの上面に穿設された上下方向の検知穴に対し
    て挿脱可能な棒状の触針と、 前記触針を下降端となるホームポジションにおいて上昇
    可能に支持する保持手段と、 前記保持手段を、水平方向及び上下方向に前記ワークに
    対して相対移動させる駆動手段と、 前記保持手段に保持された前記触針がホームポジション
    にあるか否かを検知する触針検知手段と、を備え、 正規の向きで取り付けられた前記ワークの前記検知穴の
    上方に前記触針の先端を位置決めしたときの前記保持手
    段の位置を検知開始位置、また正規の向きで取り付けら
    れた前記ワークの前記検知穴の内側に前記触針の先端を
    位置決めしたときの前記保持手段の位置を検知終了位置
    とすると、 取付け方向の正否が不明のワークに対し、前記保持手段
    を前記検知開始位置に配置した後、前記検知終了位置に
    配置した場合において、前記触針検知手段は、前記触針
    が前記ホームポジションにあることを検知したときに、
    取付け向きが正しいと判断し、前記触針が前記ホームポ
    ジションにないことを検知したときに、取付け向きが正
    しくないと判断する、 ことを特徴とする取付け方向確認装置。
  2. 【請求項2】 テーブルに取り付けられたワークとして
    のプリント基板を加工するプリント基板加工機におい
    て、 請求項1に記載の取付け方向確認装置と、 前記保持手段と一体的に移動可能で、前記ワークとして
    のプリント基板を加工する加工部と、 前記取付け方向確認装置が前記プリント基板の取付け向
    きが正しいと判断したときに加工を続行し、取付け方向
    が正しくないと判断したときに加工を中止する制御手段
    と、を備える、 ことを特徴とするプリント基板加工機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007087049A (ja) * 2005-09-21 2007-04-05 Kddi Corp 動画像処理装置
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