JP2002085797A - 遊技島の紙幣収納装置 - Google Patents

遊技島の紙幣収納装置

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JP2002085797A
JP2002085797A JP2000280454A JP2000280454A JP2002085797A JP 2002085797 A JP2002085797 A JP 2002085797A JP 2000280454 A JP2000280454 A JP 2000280454A JP 2000280454 A JP2000280454 A JP 2000280454A JP 2002085797 A JP2002085797 A JP 2002085797A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、遊技島全体の紙幣を搬送する紙幣
搬送装置を省略するようにした、遊技島の紙幣収納装置
を提供することを目的とする。 【解決手段】 遊技島の互いに隣接する二台の遊技機の
間に設けられた遊技媒体貸出機6から背面側に排出され
る紙幣Mを収納するための遊技島の紙幣収納装置10で
あって、上記遊技媒体貸出機の背面部及び遊技媒体貸出
機と一方の遊技機との間に設けられた空間部Aにわたっ
て設けられ、上記遊技媒体貸出機から遊技媒体貸出機の
背面側へ起立状態で排出される投入紙幣を上記空間部内
へ起立状態のままUターンさせて前面方向へと搬送する
搬送装置40と、上記空間部内に設けられ、上記搬送装
置によって搬送された紙幣を起立状態のまま厚さ方向に
積重ねて押圧した状態で保持する積重ね保持装置30
と、を備えており、上記搬送装置40及び積重ね保持装
置30が、取付フレーム20aに対して一体的に取り付
けられていて、この取付フレームが、固定フレーム12
に対して前面方向に着脱可能に支持されるように、遊技
島の紙幣収納装置10を構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばスロットマ
シン,パチンコ等の複数台の遊技機を一群に設置した遊
技島において、遊技媒体貸出機に投入された紙幣を収納
するための遊技島の紙幣収納装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の遊技店においては、横方向に複
数台の遊技機、例えばスロットマシンを直線状に設置す
ることにより、いわゆる遊技島を構成している。このよ
うな遊技島は、例えば図9及び図10に示すように構成
されている。図9及び図10において、遊技島1には、
遊技島1を構築する上枠板2,下枠板3によって固定さ
れた複数台の遊技機(例えばスロットマシン)4,4,
・・・が、それぞれ両側を垂直板5a,5bに囲まれる
ようにして、直線状に配列されている。
【0003】そして、互いに隣接する二台の遊技機4,
4の間毎に、縦長薄型の遊技媒体貸出機(例えばスロッ
トマシン用メダル貸出機)6が、一方(図示の場合、右
側)の垂直板5aに接するように、且つ取り外し可能に
設けられている。
【0004】遊技媒体貸出機6は、前面板6aに紙幣M
を起立状態で長手方向に投入するための上下方向に延び
る紙幣投入口7を備えていて、この紙幣投入口7から投
入された紙幣Mを判定し、真正紙幣の場合には遊技媒体
(スロットマシン用メダル)を貸し出し、紙幣Mを起立
状態のまま背面の排出口8から背面側に排出する。
【0005】この遊技媒体貸出機6と一方(図示の場
合、左側)の遊技機4との間には、互いに隣接する遊技
機4,4の利用客に窮屈な思いをさせないように遊技媒
体貸出機6と同程度の幅の空間部Aが設けてあり、その
前面を化粧板9で塞いでいる。
【0006】さらに、各遊技媒体貸出機6に投入された
紙幣Mは、従来では、遊技機4の背面に水平方向に設け
られた紙幣搬送装置(図示せず)によって、遊技島1の
端部または中央部等に設けられた収納庫に搬送され、収
納されるようになっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな遊技島1内の全部の遊技媒体貸出機6からの紙幣M
を一つの紙幣搬送装置により搬送する搬送システムで
は、紙幣搬送システムが大がかりな装置となって、コス
トが高くなると共に、紙幣搬送装置内で紙幣詰まり等の
トラブルが発生すると、このトラブルを解決するまでの
間、遊技島1の全部の遊技媒体貸出機6が使用できなく
なってしまうという問題があった。
【0008】ここで、遊技機として、パチンコ遊技機の
場合には、前面側にパチンコ台を開放することができる
ため、パチンコ台背面側の紙幣搬送装置をパチンコ台を
開放して点検することができるが、例えばスロットマシ
ン等の遊技機4においては、前面側に台を開放すること
ができないボックス構造であることから、背面側に設け
た紙幣搬送装置に紙幣詰まり等のトラブルが発生したと
しても、紙幣搬送装置の点検をすることができないとい
う問題があった。
【0009】本発明は、以上の点に鑑み、遊技島全体の
紙幣を搬送する紙幣搬送装置を省略するようにした、遊
技島の紙幣収納装置を提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的は、本発明によ
れば、遊技島の互いに隣接する二台の遊技機の間に設け
られた遊技媒体貸出機から背面側に排出される紙幣を収
納するための遊技島の紙幣収納装置であって、上記遊技
媒体貸出機の背面部及び遊技媒体貸出機と一方の遊技機
との間に設けられた空間部にわたって設けられ、上記遊
技媒体貸出機から遊技媒体貸出機の背面側へ起立状態で
排出される投入紙幣を上記空間部内へ起立状態のままU
ターンさせて前面方向へと搬送する搬送装置と、上記空
間部内に設けられ、上記搬送装置によって搬送された紙
幣を起立状態のまま厚さ方向に積重ねて押圧した状態で
保持する積重ね保持装置と、を備えており、上記搬送装
置及び積重ね保持装置が、取付フレームに対して一体的
に取り付けられていて、この取付フレームが、固定フレ
ームに対して前面方向に着脱可能に支持されていること
を特徴とする、遊技島の紙幣収納装置により、達成され
る。
【0011】本発明による遊技島の紙幣収納装置は、好
ましくは、上記取付フレームの積重ね保持装置に対応す
る前側部分が、開閉可能に支持されたカバーにより構成
されていおり、上記カバーが開放されたとき、このカバ
ーの開放動作に連動して、積重ね保持装置が、取付フレ
ームから前側に所定距離だけ移動する。
【0012】上記構成によれば、遊技島にて互いに隣接
する二台の遊技機の間に配設された紙幣を起立状態で受
け入れ、起立状態のままで排出する縦長薄型の遊技媒体
貸出機と、一方(例えば左側)の遊技機との間に、遊技
媒体貸出機と同程度の幅の空間部を設けて、前面を化粧
板で塞ぐことにより、互いに隣接する二台の遊技機間の
配置間隔にゆとりを持たせてあるが、この空間部を利用
して、遊技媒体貸出機の背面から起立状態で排出される
紙幣を、搬送装置により上記空間部の前面方向に起立状
態のままUターンさせて、この空間部内で積重ね保持装
置により紙幣を積重ねて押圧した状態で保持することに
よって、全体の遊技媒体貸出機からの紙幣を一括して搬
送蓄積する代わりに、個々の遊技媒体貸出機毎に設けら
れた空間部内に搬送して蓄積するようにしている。
【0013】これにより、従来のような遊技島全体の紙
幣を搬送する大がかりな紙幣搬送システムを省略するこ
とができるので、コストを低減することができると共
に、スロットマシン等のような前方に開放することがで
きないボックス構造の遊技機を設置した遊技島であって
も、全体の紙幣を搬送するシステムを用いないため、遊
技機の背面側を点検する必要がないので何らの支障も生
じない。また、遊技島の個々の遊技媒体貸出機毎に紙幣
を収納するので、従来のような遊技島全体の遊技媒体貸
出機が使用できなくなるようなこともない。
【0014】さらに、搬送装置及び積重ね保持装置が取
付フレームに対して一体的に取り付けられると共に、こ
の取付フレームが固定フレームに対して前面方向に着脱
可能に支持されているので、搬送装置内での紙幣詰まり
等のトラブル発生時には、取付フレームを前面側に取外
すことにより、容易に搬送装置の点検を行なうことがで
き、当該遊技媒体貸出機の使用不能が短時間で解消する
ことになる。
【0015】上記取付フレームが、背面側にて固定フレ
ームに対して係止される係止部を備えている場合には、
この係止部が固定フレームに対して係止されることによ
って、取付フレームそして搬送装置及び積重ね保持装置
が、確実に取付位置に固定保持されることになる。
【0016】上記取付フレームが、前面に引出し用鍵を
備えており、この引出し用鍵を操作することにより、上
記係止部が固定フレームから解放される場合には、紙幣
詰まり等のトラブル発生時には、引出し用鍵を操作する
ことにより、係止部の固定フレームに対する係止が解除
されるので、取付フレームそして搬送装置及び積重ね保
持装置を容易に前面に向かって移動させ、取り外すこと
ができる。
【0017】上記取付フレームの積重ね保持装置に対応
する前側部分が、開閉可能に支持されたカバーにより構
成されている場合には、このカバーを開放することによ
り、内側に位置する積重ね保持装置に押圧した状態で保
持される紙幣を容易に取り出すことができる。
【0018】上記カバーが開放されたとき、このカバー
の開放動作に連動して、積重ね保持装置が、取付フレー
ムから前側に所定距離だけ移動する場合には、カバーを
開放したとき、カバーに開放動作に連動して、積重ね保
持装置が前側に所定距離だけ移動することにより、積重
ね保持装置により保持された紙幣の前端縁が、取付フレ
ームの前端から突出することになるので、積重ね保持装
置に保持される紙幣をより一層容易に取り出すことがで
きる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、図面に示した実施形態に基
づいて、本発明を詳細に説明する。図1乃至図8は、本
発明による遊技島1の紙幣収納装置10の一実施形態を
示している。図1及び図2において、紙幣収納装置10
は、前述した遊技媒体貸出機6と組み合わされた状態に
て、前述した空間部Aに収容されるように(図9参
照)、縦長細型形状のほぼ箱状のユニット構造になって
おり、その上方奥部には、図2に示すように、前記遊技
媒体貸出機6の背面部側に張り出した紙幣受け部11が
設けられている。
【0020】上記紙幣収納装置10は、固定フレームと
してのユニットケース基板12と、ユニットケース基板
12の下部に取り付けられる電源部13と、ユニットケ
ース基板12の上部に着脱可能に取り付けられる紙幣収
納ユニット20と、から構成されている。上記紙幣受け
部11は、内部に紙幣検出部(図示せず)を備えてお
り、遊技媒体貸出機6の背面の排出口8から紙幣Mが排
出されたとき(図9参照)、この紙幣Mが挿入されるこ
とにより、この紙幣Mを機械的,光学的等の適宜な方法
により検出し、検出信号を後述する制御部に対して送出
するようになっている。
【0021】上記ユニットケース基板12は、図2に示
すように、例えば金属平板を打ち抜いて折曲げ加工によ
り形成されており、高さが空間部A(図9参照)の高さ
より僅かに小さく、上部の奥行きが遊技媒体貸出機6の
奥行きにほぼ等しく、下部の奥行きが上部の奥行きより
やや小さく形成されていると共に、幅が空間部Aの内側
幅から遊技媒体貸出機6の幅を引いたものより僅かに小
さく選定されている。さらに、上記ユニットケース基板
12は、その下端,後端及び上端からそれぞれ横方向に
延びる底板14,奥板15及び上板16を備えており、
これにより前面及び右側面が開放した箱状に形成されて
いる。
【0022】ここで、上記底板14には、空間部Aの下
枠板3にネジ止めするための孔14aが設けられ、また
底板14の右端縁には、垂直方向に折曲げられた縁板1
4bが設けられている。また、上記奥板15は、ユニッ
トケース基板12の後端の形状に従って、二段階の奥行
きを有するように、段状に形成されており、その上部の
右側には、上記紙幣受け部11が取り付けられている。
さらに、上記上板16の右端縁には、垂直方向に折曲げ
られた縁板16aが設けられている。
【0023】上記電源部13は、図2に示すように、例
えば金属平板により箱状に形成されており、高さが上記
ユニットケース基板12の下部の高さよりやや高く、奥
行きがユニットケース基板12の下部の奥行きよりやや
小さく、幅がユニットケース基板12により画成される
収容部の内側幅より僅かに小さく形成されている。そし
て、上記電源部13は、上記ユニットケース基板12の
下部に画成される収容部内に前側から挿入され、図3に
示すように、その背面に設けられた係合孔13aが、ユ
ニットケース基板12の奥板15に設けられた係合爪1
5aと係合することにより、固定保持されるように構成
されている(図2も参照)。さらに、電源部13は、外
部から、ユニットケース基板12の奥板15の下部から
供給される一般商用電源等の電源により、内部で必要な
直流電圧を供給するスイッチング電源(図示せず)が内
蔵されており、後述する紙幣収納ユニット20内の制御
部に対してこの直流電圧を供給するようになっている。
ここで、電源部13は、ユニットケース基板12の下部
の収容部内にに挿入されることにより、ユニットケース
基板12内にて、その上方に、紙幣収納ユニット20の
ための収納部を画成する。その際、電源部13は、上面
の右側縁から上方に延びる縁板13bを備えており、こ
の縁板13bが、紙幣収納ユニット20に対するガイド
レールとして機能するようになっている。
【0024】上記紙幣収納ユニット20は、下部の制御
部21と、上部の積重ね保持装置30と、紙幣搬送装置
40と、から構成されており、これらの制御部21,積
重ね保持装置30及び紙幣搬送装置40は、取付フレー
ム20aに取り付けられることにより、互いに一体に、
全体として縦長細型の直方体状に形成されており、その
高さが上記ユニットケース基板12の上板16及び電源
部13の上面により画成される収容部の高さより僅かに
小さく、奥行きが、ユニットケース基板12の上部の奥
行きよりやや小さく、幅がユニットケース基板12によ
り画成される収容部の内側幅より僅かに小さく形成され
ている。そして、紙幣収納ユニット20は、上記ユニッ
トケース基板12の上部に画成される収容部内に、前側
から挿入され、図3に示すように、ユニットケース基板
12の奥板15の上下に設けた係合孔22が、ユニット
ケース基板12の奥板15の後方に設けられたリンク1
5dの上下に設けた係合フック15bと解放可能に係合
することにより、着脱可能に固定保持されるようになっ
ている。
【0025】上記制御部21は、図4及び図5に示すよ
うに、紙幣Mの搬送及び積重ね保持の動作を制御するた
めの制御回路基板23を備えていると共に、前面に露出
した引出し用鍵24,レバー25を備えている。この引
出し用鍵24は、前面から操作することにより、引出し
用鍵24が前後方向に延びる回転軸の周りに回動して、
引出し用鍵24の内側に設けられた操作片24aが、レ
バー25の一端25aを押し上げる。これにより、レバ
ー25は、中央より偏位して設けられた回転軸25bの
周りに揺動するので、レバー25の他端25cは、下方
に移動する。ここで、上記レバー25の他端25cは、
図3に示すように、ユニットケース基板12の奥板15
の背面にて、前記係合フック15bと連結された係合部
15cと係合しており、レバー25の他端25cが下方
に移動することにより、係合フック15bも下方に移動
して、紙幣収納ユニット20の背面に設けられた係合孔
22から外れるようになっている。尚、上記係合フック
15b及び係合部15cは、回転軸25bの周りにレバ
ー25が復帰するように取り付けられたバネ25dによ
って上方に向かって付勢されている。
【0026】上記積重ね保持装置30は、紙幣収納ユニ
ット20の上部の前側に配設されており、紙幣搬送装置
40から送り出された紙幣Mを積重ねた押圧状態で保持
するためのものである。そして、上記積重ね保持装置3
0は、図6に示すように、紙幣取出し口31aを備えた
前面パネル31と、前面パネル31の後方にてほぼ垂直
に配置された紙幣受け皿32と、前面パネル31を開放
可能に閉鎖するカバー33と、から構成されている。
【0027】上記紙幣受け皿32は、図示しない付勢手
段により、右方に向かって付勢されていると共に、前後
方向に延びるスロット32a内に固定軸32bが係合す
ることにより、前後方向に移動可能に支持されている。
【0028】上記カバー33は、下端が紙幣収納ユニッ
ト20の前面に回転可能に支持されており、図4及び図
5に示すように前面パネル31を閉じた閉鎖状態から、
図6及び図7に示すように前面パネル31を開放する開
放状態まで、揺動するようになっている。さらに、カバ
ー33は、その内面に設けられた突片33aが、リンク
34を介して、上記紙幣受け皿32に連結されている。
ここで、上記リンク34は、一端が突片33aに対して
揺動可能に支持されていると共に、他端に設けられた長
手方向のスロット34aに対して、紙幣受け皿32に設
けられた揺動軸32cが係合している。これにより、カ
バー33が閉鎖位置から開放位置まで揺動されると、こ
のカバー33の揺動に連動して、紙幣受け皿32が僅か
に前側に引き出されるようになっている。尚、カバー3
3は、鍵33bを備えており、この鍵33bによりカバ
ー33が閉鎖状態に保持されるようになっている。
【0029】上記紙幣搬送装置40は、図2乃至図8に
示すように、紙幣収納ユニット20の上部の後側に配設
されており、遊技媒体貸出機6の背面の排出口8から起
立状態で排出される紙幣Mを前記紙幣受け部11を介し
て受け入れ、起立状態のまま半円形状にUターンさせ、
遊技媒体貸出機6の左側の空間部Aの前面側に直線方向
に送り出すように構成されている(図9も参照)。この
紙幣搬送装置40は、図8に示すように、紙幣Mの搬送
通路41を画成する円弧状部分及び直線状部分から成る
通路形成体42と、通路形成体42の円弧状部分内に配
設された駆動プーリ43と、駆動プーリ43を回転駆動
させるための駆動軸44と、上記通路形成体42の直線
状部分の端縁に隣接して配設された従動プーリ45と、
駆動プーリ43及び従動プーリ45との間に巻回された
搬送ベルト46と、上記通路形成体42の円弧状部分の
両端にて、搬送ベルト46の上から駆動プーリ43に圧
接する圧接ローラ47,48とから構成されている。
【0030】上記通路形成体42は、例えばプラスチッ
クから構成されており、表面が平滑に仕上げられてい
る。上記駆動軸44は、紙幣搬送装置40の下方に取り
付けられた駆動モータ49(図4参照)により図示しな
い伝導装置を介して回転駆動されるようになっている。
上記圧接ローラ47,48は、図示しない付勢手段によ
り、駆動プーリ43の表面に対して所定圧力で接触する
ようになっている。尚、上記駆動プーリ43,搬送ベル
ト46,圧接ローラ47,48は、図示の場合、垂直方
向に関して二段に設けられており、紙幣Mの安定した搬
送を行なうことができるようになっている。
【0031】本発明実施形態による遊技島1の紙幣収納
装置10は、以上のように構成されており、以下に示す
ように動作する。先づ、紙幣収納装置10は、図1に示
すように、遊技媒体貸出機6と組合せされた状態で、遊
技島1を構成する各遊技機4の隣接する遊技機4の間に
設置される。これにより、本紙幣収納装置10は、互い
に隣接する遊技機4の間の空間部A内に設置されること
になる。そして図1にて、遊技媒体貸出機6の紙幣投入
口7に紙幣Mが投入されると、遊技媒体貸出機6は、投
入された紙幣Mを判定して、真正紙幣の場合には遊技媒
体、例えばスロットマシン用メダルを貸し出す(まはた
貸し出し指令を発する)と共に、紙幣Mを起立状態のま
ま背面の排出口8から背面側に排出する。
【0032】これにより、紙幣Mは、紙幣収納装置10
の紙幣受け部11内に挿入され、図示しない紙幣検出部
がこれを検出して、検出信号を制御部21に送出する。
これを受けて、制御部21は、紙幣搬送装置40を動作
させ、駆動モータ49により駆動プーリ43を回転駆動
する。従って、紙幣Mは、その先端が紙幣搬送装置40
の圧接ローラ47と搬送ベルト46の間に進入すると、
搬送ベルト46の摩擦力により、搬送ベルト46の移動
に伴って搬送通路41に沿って搬送され、積重ね保持装
置30に送出される。そして、積重ね保持装置30に送
出された紙幣は、紙幣受け皿32上に順次に積層される
と共に、押圧状態で保持されることになる。このように
して、遊技媒体貸出機6に投入された紙幣Mは、その背
面の排出口8から排出されると、紙幣収納装置10の紙
幣受け部11から紙幣搬送装置40により搬送され、積
重ね保持装置30内に押圧した状態で保持されることに
なる。
【0033】ここで、例えば一日の営業終了後に、紙幣
収納装置10内に保持された紙幣Mを回収する場合に
は、係員が紙幣収納装置10の積重ね保持装置30のカ
バー33のカギ33bを解放して、カバー33を開け
る。このとき、カバー33の開放動作に連動して、リン
ク34により紙幣受け皿32が僅かに前方に向かって引
き出される。これにより、紙幣受け皿32に保持された
紙幣Mの先端が、僅かに前面パネル31の紙幣取り出し
口31aから前方に突出することになる。従って、係員
は、前面パネル31の紙幣取出し口31aから突出した
紙幣Mの端部を把持して引き出すことにより、容易に紙
幣Mの回収を行なうことができる。その後、カバー33
を閉じると、紙幣受け皿32は、リンク34により元の
位置まで戻され、係員が鍵34をかけることにより、カ
バー32が閉鎖状態に保持される。
【0034】ここで、例えば紙幣搬送装置40等にて紙
幣詰まり等のトラブルが発生した場合には、係員は、紙
幣収納ユニット20の引出し用鍵24をあける。これに
より、引出し用鍵24の操作片24aが、レバー25の
一端25aを押し上げるので、レバー25の他端25c
が下方に移動し、係合部15c及び係合フック15bも
下方に移動する。従って、係合フック15bが紙幣収納
ユニット20の背面に設けられた係合孔22から外れる
ので、紙幣収納ユニット20全体を前方に向かって引き
出すことができる。これにより、紙幣収納ユニット20
の紙幣搬送装置40等の点検することにより、容易に紙
幣詰まり等のトラブルを解消することができる。
【0035】このようにして、本発明実施形態による遊
技島1の紙幣収納装置10によれば、紙幣詰まり等のト
ラブル発生時には、紙幣収納ユニット20のみを取り外
すことにより、容易に紙幣詰まり等のトラブルを解消す
ることができる。その際、遊技機の背面側にて紙幣搬送
装置等を点検する必要がないことから、例えば遊技機を
開放することができないスロットマシン等のボックス構
造の遊技機4であっても、容易に紙幣搬送装置の点検を
することができる。さらに、紙幣搬送装置40が遊技媒
体貸出機6毎に設けられているので、一台の遊技媒体貸
出機6に関連する紙幣収納装置10にて紙幣詰まり等の
トラブルが発生した場合であっても、当該遊技媒体貸出
機6が属する遊技島1全体の遊技媒体貸出機6が使用不
能になるようなことはなく、他の遊技媒体貸出機6は使
用可能である。
【0036】上述した実施形態においては、遊技島1の
紙幣収納装置10は、遊技機4に隣接して遊技媒体貸出
装置6と共に設置されるようになっているが、これに限
らず、他の種類の遊技機に対して遊技媒体の貸出を行な
う場合にも本発明を適用し得ることは明らかである。
尚、遊技機としてパチンコ遊技台等を使用する場合に
は、遊技媒体貸出装置は、遊技機に対して遊技媒体とし
て例えば貸玉を行なうことになる。
【0037】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、上
記遊技媒体貸出機の背面部及び遊技媒体貸出機と一方の
遊技機との間に設けられた空間部を利用して、遊技媒体
貸出機の背面から起立状態で排出される紙幣を、搬送装
置により上記空間部の前面方向に起立状態のままUター
ンさせて、この空間部内で積重ね保持装置により紙幣を
積重ねて押圧した状態で保持することによって、全体の
遊技媒体貸出機からの紙幣を一括して搬送蓄積する代わ
りに、個々の遊技媒体貸出機毎に設けられた空間部内に
搬送して蓄積するようにしている。
【0038】これにより、従来のような遊技島全体の紙
幣を搬送する大がかりな紙幣搬送システムを省略するこ
とができるので、コストを低減することができると共
に、スロットマシン等のような前方に開放することがで
きないボックス構造の遊技機を設置した遊技島であって
も、全体の紙幣を搬送するシステムを用いないため、遊
技機の背面側を点検する必要がないので何らの支障も生
じない。また、遊技島の個々の遊技媒体貸出機毎に紙幣
を収納するので、従来のような遊技島全体の遊技媒体貸
出機が使用できなくなるようなこともない。
【0039】さらに、搬送装置及び積重ね保持装置が取
付フレームに対して一体的に取り付けられると共に、こ
の取付フレームが固定フレームに対して前面方向に着脱
可能に支持されているので、搬送装置内での紙幣詰まり
等のトラブル発生時には、取付フレームを前面側に取外
すことにより、容易に搬送装置の点検を行なうことがで
き、当該遊技媒体貸出機の使用不能が短時間で解消する
ことになる。
【0040】かくして、本発明によれば、遊技島全体の
紙幣を搬送する紙幣搬送装置を省略するようにした極め
て優れた遊技島の紙幣収納装置が提供され得ることにな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による遊技島の紙幣収納装置の一実施形
態の遊技媒体貸出機と組み合わせた状態を示す概略斜視
図である。
【図2】図1の紙幣収納装置の分解斜視図である。
【図3】図1の紙幣収納装置の縦断面図である。
【図4】図1の紙幣収納装置における紙幣収納ユニット
の斜視図である。
【図5】図4の紙幣収納ユニットの断面図である。
【図6】図4の紙幣収納ユニットのカバー開放状態の要
部を示す斜視図である。
【図7】図4の紙幣収納ユニットのカバー開放状態の要
部を示す断面図である。
【図8】図1の紙幣収納装置における紙幣搬送装置を示
す拡大横断面図である。
【図9】従来の遊技島の構成を示す概略横断面図であ
る。
【図10】図9の遊技島の構成を示す概略正面図であ
る。
【符号の説明】
10 遊技島の紙幣収納装置 11 紙幣受け部 12 ユニットケース基板 13 電源部 14 底板 15 奥板 15a 係合爪 15b 係合フック 15c 係合部 15d リンク 16 上板 20 紙幣収納ユニット 21 制御部 22 係合孔 23 制御回路基板 24 引出し用鍵 25 レバー 30 積重ね保持装置 31 前面パネル 31a 紙幣取出し口 32 紙幣受け皿 33 カバー 34 リンク 40 紙幣搬送装置 41 搬送通路 42 通路形成体 43 駆動プーリ 44 駆動軸 45 従動プーリ 46 搬送ベルト 47 圧接ローラ 48 圧接ローラ 49 駆動モータ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技島の互いに隣接する二台の遊技機の
    間に設けられた遊技媒体貸出機から背面側に排出される
    紙幣を収納するための遊技島の紙幣収納装置であって、 前記遊技媒体貸出機の背面部及び遊技媒体貸出機と一方
    の遊技機との間に設けられた空間部にわたって設けら
    れ、上記遊技媒体貸出機から遊技媒体貸出機の背面側へ
    起立状態で排出される投入紙幣を上記空間部内へ起立状
    態のままUターンさせて前面方向へと搬送する搬送装置
    と、 上記空間部内に設けられ、上記搬送装置によって搬送さ
    れた紙幣を起立状態のまま厚さ方向に積重ねて押圧した
    状態で保持する積重ね保持装置と、を備えており、 上記搬送装置及び積重ね保持装置が、取付フレームに対
    して一体的に取り付けられていて、 この取付フレームが、固定フレームに対して前面方向に
    着脱可能に支持されていることを特徴とする遊技島の紙
    幣収納装置。
  2. 【請求項2】 上記取付フレームの積重ね保持装置に対
    応する前側部分が、開閉可能に支持されたカバーにより
    構成されており、上記カバーが開放されたとき、このカ
    バーの開放動作に連動して、積重ね保持装置が、取付フ
    レームから前側に所定距離だけ移動することを特徴とす
    る、請求項2に記載の遊技島の紙幣収納装置。
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