JP2002085254A - 電気炊飯器 - Google Patents

電気炊飯器

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JP2002085254A
JP2002085254A JP2000284705A JP2000284705A JP2002085254A JP 2002085254 A JP2002085254 A JP 2002085254A JP 2000284705 A JP2000284705 A JP 2000284705A JP 2000284705 A JP2000284705 A JP 2000284705A JP 2002085254 A JP2002085254 A JP 2002085254A
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operation switch
rice cooker
function
liquid crystal
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JP2000284705A
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Hitoshi Kanamaru
等 金丸
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Tiger Vacuum Bottle Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 使用頻度の低い操作スイッチの数を減らすこ
とにより、だれにでも使い勝手のよいものとする。 【解決手段】 使用頻度の低い操作スイッチ48〜50
に、複数の機能内容をそれぞれ保有させるとともに、表
示装置51を、使用頻度の低い操作スイッチ48〜50
の複数種の機能内容が択一的に表示される複数枚の表示
部材を重ね合わせて構成して、少ない操作スイッチ48
〜50で多くの機能内容を達成できるようにしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、操作スイッチの
数を少なくした電気炊飯器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、電気炊飯器の多機能化が進む中、
各機能の数に対応するだけの操作スイッチが必要となっ
てきており、例えば「炊飯」、「取消」、「予約」、
「時刻合わせ」、「保温」、「再加熱」、「メニュ
ー」、「時」、「分」等の機能を行うための操作スイッ
チが必要となってきている。つまり、8〜9個の操作ス
イッチが必要となってきているのである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記したように、操作
スイッチの数が増えてくると、年配者や機械操作の苦手
なユーザにとっては、使い勝手のよくないものとなりつ
つある。しかも、上記した操作スイッチには、使用頻度
の低いもの(即ち、ユーザが殆ど使用しないもの)もあ
り、使用頻度の高いものと別個に扱っても格別に不都合
とはならないことが多いという経験則もある。
【0004】さらに、上記したように操作スイッチの数
が増えてくると、操作スイッチを配置している操作パネ
ル部のスイッチ配置がゴチャ付いた雰囲気となりがち
で、より一層使いづらい感覚をユーザに与えるおそれが
ある。
【0005】本願発明は、上記の点に鑑みてなされたも
ので、使用頻度の低い操作スイッチの数を減らすことに
より、だれにでも使い勝手のよいものとすることを目的
とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明では、上
記課題を解決するための手段として、使用頻度の高い操
作スイッチと、使用頻度の低い操作スイッチと、これら
の操作スイッチの操作時に該操作スイッチの機能に対応
する所定の表示を行う表示装置とを備えた電気炊飯器に
おいて、使用頻度の低い操作スイッチには、複数の機能
内容をそれぞれ保有させるとともに、前記表示装置を、
使用頻度の低い操作スイッチの複数種の機能内容が択一
的に表示される複数枚の表示部材を重ね合わせて構成し
ている。
【0007】上記のように構成したことにより、使用頻
度の低い操作スイッチの保有する複数種の機能内容が表
示装置を構成する複数枚の表示部材に択一的に表示され
ることとなり、当該機能内容の表示に対応する操作スイ
ッチを操作することにより、必要に操作を実行すること
ができる。従って、使用頻度の低い操作スイッチの数を
大幅に減らすことができることとなり、使い勝手がよく
なるとともに、使用頻度の高い操作スイッチのサイズを
大きくできるところから、操作スイッチが設けられてい
る操作パネル部のデザイン性も向上する。
【0008】請求項2の発明におけるように、請求項1
記載の電気炊飯器において、前記表示部材を液晶表示部
材とした場合、低コストで使用頻度の低い操作スイッチ
の数を大幅に減らすことができる。
【0009】請求項3の発明におけるように、請求項1
および2のいずれか一項記載の電気炊飯器において、前
記使用頻度の高い操作スイッチに、当該操作スイッチの
機能内容を表す文字あるいは記号を付設する一方、前記
使用頻度の低い操作スイッチに、当該操作スイッチの機
能内容を表す文字あるいは記号を付設しないようにした
場合、使用頻度の高い操作スイッチと使用頻度の低い操
作スイッチとを一目で区別できることとなり、使い勝手
がよくなる。
【0010】請求項4の発明におけるように、請求項
1、2および3のいずれか一項記載の電気炊飯器におい
て、前記使用頻度の高い操作スイッチの操作後に、前記
使用頻度の低い操作スイッチを操作すると、次に必要な
操作が前記表示装置に表示されるようにした場合、使用
頻度の高い操作スイッチの操作後における使用頻度の低
い操作スイッチの操作により、次に必要操作が表示装置
に表示されるので、操作の混同や間違いが起こることが
無くなる。
【0011】請求項5の発明におけるように、請求項
1、2、3および4のいずれか一項記載の電気炊飯器に
おいて、前記使用頻度の低い操作スイッチを、透明な部
材で構成して当該操作スイッチの機能内容を表示する部
位の上に配置した場合、操作スイッチと当該操作スイッ
チの機能内容表示とが表示装置上において一致すること
となり、操作スイッチとその機能内容との対応性が向上
する。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、添付の図面を参照して、本
願発明の好適な実施の形態について詳述する。
【0013】この電気炊飯器は、内部に炊飯用の飯器3
を収納し得るように構成され且つ空間部4を有する二重
構造の炊飯器本体1と、該炊飯器本体1の上部開口を開
閉自在に覆蓋する蓋体2とを備えている。
【0014】前記炊飯器本体1は、外側壁となる胴部5
aと底壁となる底部5bとを有する合成樹脂の一体成形
品からなる外ケース5と、内周壁となる合成樹脂製の有
底筒状の保護枠6と、該保護枠6の上端と前記外ケース
5の上端とを結合する合成樹脂製の肩部材7とによって
構成されており、前記外ケース5、保護枠6および肩部
材7に囲まれて前記空間部4が形成されている。なお、
前記保護枠6内には、前記飯器3が取り出し可能に収納
されることとなっている。
【0015】前記保護枠6の底面中央部には、温度検出
手段として作用するセンタセンサー8を臨ませるための
センサー穴9が形成されている。
【0016】前記センサー穴9を包囲するように炊飯時
における加熱手段として作用する環状の電磁誘導コイル
(以下、ワークコイルという)10が前記保護枠6の底
面および該底面から側周面に至る間の湾曲部に対応して
配設されている。該ワークコイル10は、交番磁界を発
生するものであり、該交番磁界の電磁誘導により前記飯
器3に誘導渦電流を発生させ、該誘導渦電流の抵抗熱を
利用して加熱するものとされている。なお、飯器3は、
ワークコイル10により誘導渦電流を発生させることの
できる材質(例えば、磁性体材料)により構成される。
【0017】前記ワークコイル10は、前記保護枠6の
底面に対して固定されたコイルダイ11と前記保護枠6
の底面との間に挟持されている。符号12はフェライト
コアであり、ワークコイル10による磁気が下方に存在
する機器に対して影響を及ぼさないように遮閉する作用
をなす。
【0018】前記センサー穴9内には、前記飯器3の底
部に対して接触するようにしてセンタセンサー8が設け
られている。また、前記保護枠6の側周面には、保温時
における加熱手段として作用する保温ヒータ13が取り
付けられている。
【0019】前記炊飯器本体1の底部(即ち、外ケース
5の底部5b)には、前記ワークコイル10の通電制御
を行うためのパワートランジスタおよび整流用ダイオー
ドブリッジ(図示省略)等の電子部品へ冷却風を圧送す
る電子部品冷却ファン14が配設されている。また、前
記炊飯器本体1の底壁(具体的には、外ケース5の底部
5b)には、前記電子部品冷却ファン14に対向して空
気入口15が形成されている。
【0020】一方、前記蓋体2は、外面を構成する合成
樹脂製の上板16と、内面を構成する合成樹脂製の下板
17とによって構成されており、前記上下板16,17
に囲まれた空間部18には、断熱材19が配設されてい
る。
【0021】この蓋体2は、前記肩部材7の一側に形成
されたヒンジユニット20を介して炊飯器本体1に対し
て弧回動自在且つ着脱自在に取り付けられている。
【0022】そして、前記蓋体2の中央部には、前記上
板16から垂設された筒部21が形成されており、該筒
部21内には、炊飯時に発生する水蒸気を外部へ排出す
るための蒸気排出通路22を有するスチームキャップ2
3が着脱自在に取り付けられている。該スチームキャッ
プ23内には、調圧弁として作用するボール弁24が配
設されている。前記スチームキャップ23の下端には、
前記蓋体2の閉止時に前記飯器3の開口部3aを密閉す
るための熱良導体(例えば、アルミ合金)からなる放熱
板25が取り付けられている。符号26はスチームキャ
ップ23への蒸気入口、27はスチームキャップ24か
らの蒸気出口、28は放熱板25に形成された蒸気口、
29は放熱板25の周縁と飯器3の開口部3aとの間を
シールするシールパッキン、30は放熱板25と蓋体下
板17との間をシールするシールパッキンである。
【0023】前記肩部材7には、肩ヒータ31が設けら
れており、該肩ヒータ31に対しては、前記蓋体2の閉
止時に放熱板25の外周縁が圧接され、放熱板25は肩
ヒータ31からの熱伝導により加熱されることとなって
いる。この肩ヒータ31は、断面逆U字状のヒータリン
グ32と、該ヒータリング32内に配設された発熱体3
3とからなっている。
【0024】また、前記蓋体2には、前記放熱板25の
内方に位置し、該放熱板25との間に空間部を介在させ
た状態で前記飯器3の開口部3aより内方に臨ませ且つ
その外周を前記飯器3の内周面に近接させて支持された
熱良導体からなる飯器蓋34が設けられている。該飯器
蓋34は、前記スチームキャップ23の中心部に下向き
に突設された支持軸35に対して着脱自在に嵌着される
シールパッキン36に取り付けられている。
【0025】前記炊飯器本体1内の側方部位(例えば、
ヒンジユニット20側)おける空間部4には、送風ファ
ン37が前記肩部材7に取り付けられた状態で配置され
ている。該送風ファン37は、スクロールタイプのファ
ンケーシングを有する遠心ファンとされている。
【0026】前記送風ファン37の吐出口37aには、
ダクト38が接続されており、該ダクト38の上端は、
前記肩部材7に形成された環状通路39の入口39aに
臨まされている。また、前記肩部材7には、前記環状通
路39と前記飯器3と前記保護枠6との間に形成される
環状の隙間Cの上部とを連通する複数の連通口40が形
成されている。つまり、前記送風ファン37からの送風
は、前記ダクト38、環状通路39および連通口40を
介して前記隙間Cの上部へ供給されることとなっている
のである。符号41は前記外ケース5の胴部5aの下部
に形成された空気取り入れ口である。
【0027】前記炊飯器本体1の反ヒンジ側(即ち、蓋
体2をロックするロック機構42が設けられている側)
における空間部4には、ワークコイル10、保温ヒータ
13および肩ヒータ31等への通電制御を司る制御ユニ
ットが組み込まれた制御基板43が配設される一方、前
記肩部材7における反ヒンジ側(即ち、蓋体2をロック
するロック機構42が設けられている側)には、各種操
作スイッチ類(例えば、炊飯スイッチ、予約スイッチ
等)および表示装置として作用する液晶表示装置を備え
た操作パネル部44が設けられている。
【0028】該操作パネル部44には、図2に示すよう
に、使用頻度の高い操作スイッチである炊飯スイッチ4
5、予約スイッチ46および取消スイッチ47と、使用
頻度の低い操作スイッチである「A」スイッチ48、
「B」スイッチ49および「C」スイッチ50と、該
「A」〜「C」スイッチ48〜50の機能内容や予約時
刻等を表示する表示装置として作用する液晶表示装置5
1が設けられている。
【0029】使用頻度の高い操作スイッチである炊飯ス
イッチ45、予約スイッチ46および取消スイッチ47
の操作面には、その機能内容である「炊飯」、「予約」
および「取消」が表示されている。一方、使用頻度の低
い操作スイッチである前記「A」〜「C」スイッチ48
〜50は、それぞれ二つの機能内容(例えば、時刻合わ
せスイッチとしての機能と時スイッチとしての機能、保
温スイッチとしての機能と分スイッチとしての機能、メ
ニュースイッチとしての機能と再加熱スイッチとしての
機能)を保有しており、その操作面には機能内容が表示
されていない。つまり、本実施の形態においては、操作
パネル部44には、3個の使用頻度の高い操作スイッチ
45〜47と3個の操作頻度の低い操作スイッチ48〜
50との6個の操作スイッチだけが設けられることとな
っており、従来より3個分だけスイッチの占有面積が少
なくなっているのである。そこで、本実施の形態におい
ては、炊飯スイッチ45および取消スイッチ47のサイ
ズを大きくして、分かりやすくするとともに、デザイン
性の向上をも図っている。
【0030】前記液晶表示装置51は、図3に示すよう
に、「時刻合わせ」、「保温」および「メニュー」の3
種類の機能内容表示がなされる第1の機能内容表示部
A、時計表示部Bおよび各種状態表示部Cを有する第1
の表示部材として作用する液晶表示部材51Aと、前記
第1の機能内容表示部Aの下面に重ね合わされて配置さ
れ且つ「時」、「分」および「再加熱」の3種類の機能
内容表示がなされる第2の機能内容表示部Dを有する第
2の表示部材として作用する液晶表示部材51Bとによ
って構成されている。つまり、本実施の形態において
は、液晶表示装置51は、使用頻度の低い操作スイッチ
48〜50の2種の機能内容が択一的に表示される2枚
の液晶表示部材51A,51Bを重ね合わせて構成され
ているのである。なお、3種以上の機能内容を択一的に
表示する3枚以上の液晶表示部材で液晶表示装置51を
構成する場合もある。
【0031】ところで、図4に示すように、使用頻度の
低い操作スイッチである「A」〜「C」スイッチ48〜
50を、透明な部材で構成して当該操作スイッチ48〜
50の機能内容を表示する部位(例えば、液晶表示部材
51Aにおける第1の機能内容表示部A)の上に配置す
ることもできる。このようにすると、操作スイッチ48
〜50と当該操作スイッチ48〜50の機能内容表示と
が液晶表示装置51上において一致することとなり、操
作スイッチ48〜50とその機能内容との対応性が向上
することとなる。
【0032】また、図5に示すように、第1の表示部材
51Aとして液晶表示部材を用い、第2の表示部材51
BとしてEL素子の天面に機能内容(例えば、「時」、
「分」および「再加熱」の3種類の機能内容)を印刷し
たものを用いるようにしてもよい。なお、EL素子に代
えてLEDを用いて発光させるようにしてもよい。
【0033】ついで、図6に示す電気回路図に基づい
て、本実施の形態にかかる電気炊飯器における電気的構
成を説明する。なお、図1ないし図4に示された各部に
対応する部分には同一の参照符号を付して示す。
【0034】商用交流電源52からの電力は、飯器3の
異常加熱を検知して溶断する温度ヒューズ53および整
流回路54を経てワークコイル10に供給されるととも
に、保温ヒータ13および肩ヒータ31にも供給される
こととなっている。符号55は平滑コンデンサ、56は
共振コンデンサ、57,58はヒータ駆動回路である。
【0035】前記ワークコイル10には、マイクロコン
ピュータユニット(以下、マイコンと略称する)59か
らIGBTドライブ回路60を経た指令によりON/O
FF制御されるパワートランジスタ61からの制御信号
が与えられることとなっている。
【0036】前記マイコン59は、所定のプログラムに
従ってパワートランジスタ61の制御を行い、これによ
りワークコイル10への通電を制御する。この通電制御
は、前記センターセンサ8(図1参照)内に内蔵された
サーミスタ62からの出力信号に基づいて行なわれる。
【0037】上記マイコン59は、使用頻度の低い操作
スイッチ(即ち、「A」〜「C」スイッチ48〜50)
の2種の機能内容(例えば、「時刻合わせ」と「時」、
「保温」と「分」、「メニュー」と「再加熱」)を第1
および第2の液晶部材51A,51Bに択一的に表示す
る機能と、使用頻度の高い操作スイッチ(即ち、炊飯ス
イッチ45、予約スイッチ46、取消スイッチ47)の
操作後に、使用頻度の低い操作スイッチ(即ち、「A」
〜「C」スイッチ48〜50)を操作した場合、次に必
要な操作(例えば、「A」スイッチ操作時には、「時」
および「分」)を液晶表示装置51に表示する機能とを
有している。
【0038】ついで、図7に示すフローチャートを参照
して、本実施の形態にかかる電気炊飯器における液晶表
示制御について説明する。
【0039】ステップS1において「A」スイッチ48
がON操作されると、ステップS2において液晶表示装
置51における第1の液晶部材51Aに、既に表示され
ていた「時刻合わせ」、「保温」、「メニュー」(図2
参照)が非表示とされ、ステップS3において液晶表示
装置51における第2の液晶部材51Bに、図8(イ)
に示すように、「時」、「分」が表示される。つまり、
「A」スイッチ48は、「時刻合わせ」スイッチとして
の機能と「時」スイッチとしての機能との2種の機能内
容を有し且つ「B」スイッチ49は、「保温」スイッチ
としての機能と「分」スイッチとしての機能との2種の
機能内容を有しており、それぞれが第1の液晶部材51
Aおよび第2の液晶部材51Bに択一的に表示されるこ
ととなっているのである。しかも、「A」スイッチ48
のON操作時においては、次に必要な操作である
「時」、「分」が液晶表示装置51に表示されることと
なっているのである。
【0040】ついで、ステップS4において時刻設定工
程が実行される。即ち、「A」スイッチ48の保有して
いる「時」スイッチとしての機能と「B」スイッチ49
の保有している「分」スイッチとしての機能とにより、
所望の時刻設定がなされるのである。
【0041】ステップS5において当該時刻設定工程後
5秒が経過したことが確認されると、ステップS6にお
いて液晶表示装置51における第2の液晶部材51Bに
表示されている「時」、「分」が非表示とされ、ステッ
プS7において液晶表示装置51における第1の液晶部
材51Aに、「時刻合わせ」、「保温」、「メニュー」
が表示されて待機状態に移行し、その後ステップS1へ
リターンする。
【0042】ステップS1において否定判定され(即
ち、「A」スイッチ48がON操作されず)、ステップ
S8において「B」スイッチ49がON操作されると、
ステップS9において液晶表示装置51における第1の
液晶部材51Aに、既に表示されていた「時刻合わ
せ」、「保温」、「メニュー」(図2参照)が非表示と
され、ステップS10において液晶表示装置51におけ
る第2の液晶部材51Bに、図8(へ)に示すように、
「時」、「再加熱」が表示される。つまり、「A」スイ
ッチ48は、「時刻合わせ」スイッチとしての機能と
「時」スイッチとしての機能との2種の機能内容を有し
且つ「C」スイッチ50は、「メニュー」スイッチとし
ての機能と「再加熱」スイッチとしての機能との2種の
機能内容を有しており、それぞれが第1の液晶部材51
Aおよび第2の液晶部材51Bに択一的に表示されるこ
ととなっているのである。しかも、「B」スイッチ49
のON操作時においては、次に必要な操作である
「時」、「再加熱」が液晶表示装置51に表示されるこ
ととなっているのである。ここで、「時」表示に対応す
る「A」スイッチ48をON操作すると、図8(ト)に
示すように、保温経過時間が液晶表示装置51における
第1の液晶部材51Aに表示される。
【0043】ついで、ステップS11において保温工程
が実行される。即ち、保温ヒータ13への通電制御によ
り、飯器温度が所定の保温温度に保持されることとな
る。
【0044】当該保温工程中に、ステップS12におい
て「C」スイッチ50がON操作されると、ステップS
13において液晶表示装置51における第2の液晶部材
51Bに表示されている「時」、「再加熱」が非表示と
され、ステップS14において再加熱工程が実行され
る。このとき、液晶表示装置51における第1の液晶部
材には、図8(チ)に示すように、「再加熱中」および
「あと5分」の表示がなされ、その後ステップS11へ
リターンする。
【0045】ステップS8において否定判定され(即
ち、「B」スイッチ48がON操作されず)、ステップ
S15において「C」スイッチ49がON操作される
と、ステップS16において液晶表示装置51における
第1の液晶部材51Aに、既に表示されていた「時刻合
わせ」、「保温」(図2参照)が非表示とされ、図8
(ニ)に示すように、「メニュー」のみが液晶表示装置
51の第1の液晶部材51Aに表示され、ステップS1
7においてメニュー選択工程が実行される。即ち、
「C」スイッチ50の操作によって記号▲を移動させ
て、液晶表示装置51の周囲に表示されているメニュー
のうちの所望のメニューが選択されるのである。
【0046】当該メニュー選択工程が終了して、ステッ
プS18において炊飯スイッチ45がON操作される
と、ステップS19において選択されたメニューがセッ
トされ、ステップS20において炊飯工程へ移行され
る。なお、ステップS15およびステップS18におい
て否定判定された場合(即ち、「A」〜「C」スイッチ
48〜50のいずれもON操作されなかった場合および
炊飯スイッチ45がON操作されなかった場合)には、
ステップS7に進み、液晶表示装置51における第1の
液晶部材51Aに、「時刻合わせ」、「保温」、「メニ
ュー」が表示されて待機状態に移行し、その後ステップ
S1へリターンする。
【0047】次に、スイッチ類の操作に対応した液晶表
示装置51における表示例について、図8を参照して説
明する。
【0048】図2に示すように、待機状態においては現
在時刻(例えば、10時8分)、「時刻合わせ」、「保
温」、「メニュー」が液晶表示装置51に表示されてい
るが、この状態から「A」スイッチ48がON操作され
ると、図8(イ)に示す状態となる。即ち、時刻表示と
「時」、「分」のみが表示される。
【0049】図8(ロ)には、予約スイッチ46がON
操作された時の表示状態が示されている。この場合、炊
上り時刻表示と、予約に必要な「時」、「分」、「メニ
ュー」の表示がなされ、「A」〜「C」スイッチ48〜
50の操作により「時」、「分」、「メニュー」の選択
ができることとなっているのである。
【0050】図8(ハ)には、予約完了時(あるいは予
約中)の表示状態が示されてする。この場合、操作が必
要なスイッチはないので、炊上り時刻表示のみが行われ
る。つまり、操作の必要性がないときには、操作スイッ
チに対応する表示(即ち、第1および第2の機能内容表
示部A,Dの表示)は消えているのである。
【0051】図8(ニ)には、「C」スイッチ50がO
N操作された時の表示状態が示されている。この場合、
現在時刻表示と、「メニュー」のみの表示がなされ、
「C」スイッチ50の操作により「メニュー」の選択が
できることとなっているのである。
【0052】図8(ホ)には、炊飯スイッチ45がON
操作された時(換言すれば、炊飯開始時)の表示状態が
示されてする。この場合、操作が必要なスイッチはない
ので、現在時刻表示のみが行われる。つまり、操作の必
要性がないときには、操作スイッチに対応する表示(即
ち、第1および第2の機能内容表示部A,Dの表示)は
消えているのである。
【0053】図8(ヘ)には、「B」スイッチ49がO
N操作された時(換言すれば、保温中)の表示状態が示
されてする。この場合、現在時刻表示と、「時」、「再
加熱」の表示がなされている。ここで、「時」表示に対
応する「A」スイッチ48をON操作すると、図8
(ト)に示すように、保温経過時間が液晶表示装置51
に表示され、「再加熱」表示に対応する「C」スイッチ
50をON操作すると、図8(チ)に示すように、「再
加熱中」および「あと5分」の表示がなされる。
【0054】上記実施の形態においては、炊飯用加熱手
段としてワークコイルを用いているが、本願発明は、炊
飯用加熱手段として電気ヒータを用いたものにも適用可
能なことは勿論である。
【0055】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、使用頻度の高
い操作スイッチと、使用頻度の低い操作スイッチと、こ
れらの操作スイッチの操作時に該操作スイッチの機能に
対応する所定の表示を行う表示装置とを備えた電気炊飯
器において、使用頻度の低い操作スイッチには、複数の
機能内容をそれぞれ保有させるとともに、前記表示装置
を、使用頻度の低い操作スイッチの複数種の機能内容が
択一的に表示される複数枚の表示部材を重ね合わせて構
成して、使用頻度の低い操作スイッチの保有する複数種
の機能内容が表示装置を構成する複数枚の表示部材に択
一的に表示されるようにしたので、当該機能内容の表示
に対応する操作スイッチを操作することにより、必要に
操作を実行することができることとなり、使用頻度の低
い操作スイッチの数を大幅に減らすことができ、使い勝
手がよくなるという効果がある。また、使用頻度の低い
操作スイッチの個数が減った分だけ全部の操作スイッチ
が占める面積がすくなくなるため、使用頻度の高い操作
スイッチのサイズを大きくできることとなり、操作スイ
ッチが設けられている操作パネル部のデザイン性も向上
するという効果もある。
【0056】請求項2の発明におけるように、請求項1
記載の電気炊飯器において、前記表示部材を液晶表示部
材とした場合、低コストで使用頻度の低い操作スイッチ
の数を大幅に減らすことができる。
【0057】請求項3の発明におけるように、請求項1
および2のいずれか一項記載の電気炊飯器において、前
記使用頻度の高い操作スイッチに、当該操作スイッチの
機能内容を表す文字あるいは記号を付設する一方、前記
使用頻度の低い操作スイッチに、当該操作スイッチの機
能内容を表す文字あるいは記号を付設しないようにした
場合、使用頻度の高い操作スイッチと使用頻度の低い操
作スイッチとを一目で区別できることとなり、使い勝手
がよくなる。
【0058】請求項4の発明におけるように、請求項
1、2および3のいずれか一項記載の電気炊飯器におい
て、前記使用頻度の高い操作スイッチの操作後に、前記
使用頻度の低い操作スイッチを操作すると、次に必要な
操作が前記表示装置に表示されるようにした場合、使用
頻度の高い操作スイッチの操作後における使用頻度の低
い操作スイッチの操作により、次に必要操作が表示装置
に表示されるので、操作の混同や間違いが起こることが
無くなる。
【0059】請求項5の発明におけるように、請求項
1、2、3および4のいずれか一項記載の電気炊飯器に
おいて、前記使用頻度の低い操作スイッチを、透明な部
材で構成して当該操作スイッチの機能内容を表示する部
位の上に配置した場合、操作スイッチと当該操作スイッ
チの機能内容表示とが表示装置上において一致すること
となり、操作スイッチとその機能内容との対応性が向上
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の実施の形態にかかる電気炊飯器の縦
断面図である。
【図2】本願発明の実施の形態にかかる電気炊飯器にお
ける操作パネル部の正面図である。
【図3】本願発明の実施の形態にかかる電気炊飯器にお
ける表示装置の構成を示す分解正面図である。
【図4】本願発明の実施の形態にかかる電気炊飯器にお
ける表示装置の構成の他の例を示す分解正面図である。
【図5】本願発明の実施の形態にかかる電気炊飯器にお
ける表示装置の構成のもう一つの他の例を示す分解斜視
図である。
【図6】本願発明の実施の形態にかかる電気炊飯器にお
ける制御回路部の結線図である。
【図7】本願発明の実施の形態にかかる電気炊飯器にお
ける液晶表示制御の内容を示すフローチャートである。
【図8】本願発明の実施の形態にかかる電気炊飯器にお
ける液晶表示の例を示しており、(イ)は時刻合わせス
イッチON時の状態を示し、(ロ)は予約スイッチON
時の状態を示し、(ハ)は予約完了時(予約中)の状態
を示し、(ニ)はメニュースイッチON時の状態を示
し、(ホ)は炊飯開始時(炊飯中)の状態を示し、
(ヘ)は保温中の状態を示し、(ト)は保温中における
時スイッチON時の状態を示し、(チ)は保温中におけ
る再加熱スイッチON時の状態を示している。
【符号の説明】
44は操作パネル部、45は使用頻度の高いスイッチ
(炊飯スイッチ)、46は使用頻度の高いスイッチ(予
約スイッチ)、47は使用頻度の高いスイッチ(取消ス
イッチ)、48は使用頻度の低いスイッチ(「A」スイ
ッチ)、49は使用頻度の低いスイッチ(「B」スイッ
チ)、50は使用頻度の低いスイッチ(「C」スイッ
チ)、51は表示装置(液晶表示装置)、51Aは第1
の液晶部材、51Bは第2の液晶部材。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4B055 AA03 BA05 BA28 BA36 BA42 CA65 CA66 CC06 CC17 CD02 CD41 CD42 CD45 CD51 DA02 DA03 DB02 DB14 GB01 GB11 GB44 GB45 GC01 GC21 GC36 GD01 GD02 5G006 JA02 JB05

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 使用頻度の高い操作スイッチと、使用頻
    度の低い操作スイッチと、これらの操作スイッチの操作
    時に該操作スイッチの機能に対応する所定の表示を行う
    表示装置とを備えた電気炊飯器であって、使用頻度の低
    い操作スイッチには、複数の機能内容をそれぞれ保有さ
    せるとともに、前記表示装置を、使用頻度の低い操作ス
    イッチの複数種の機能内容が択一的に表示される複数枚
    の表示部材を重ね合わせて構成したことを特徴とする電
    気炊飯器。
  2. 【請求項2】 前記表示部材を液晶表示部材としたこと
    を特徴とする前記請求項1記載の電気炊飯器。
  3. 【請求項3】 前記使用頻度の高い操作スイッチには、
    当該操作スイッチの機能内容を表す文字あるいは記号を
    付設する一方、前記使用頻度の低い操作スイッチには、
    当該操作スイッチの機能内容を表す文字あるいは記号を
    付設しないことを特徴とする前記請求項1および2のい
    ずれか一項記載の電気炊飯器。
  4. 【請求項4】 前記使用頻度の高い操作スイッチの操作
    後に、前記使用頻度の低い操作スイッチを操作すると、
    次に必要な操作が前記表示装置に表示されるようにした
    ことを特徴とする前記請求項1、2および3のいずれか
    一項記載の電気炊飯器。
  5. 【請求項5】 前記使用頻度の低い操作スイッチを、透
    明な部材で構成して当該操作スイッチの機能内容を表示
    する部位の上に配置したことを特徴とする前記請求項
    1、2、3および4のいずれか一項記載の電気炊飯器。
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