JP2002084369A - 電話アダプタ - Google Patents

電話アダプタ

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JP2002084369A
JP2002084369A JP2000342591A JP2000342591A JP2002084369A JP 2002084369 A JP2002084369 A JP 2002084369A JP 2000342591 A JP2000342591 A JP 2000342591A JP 2000342591 A JP2000342591 A JP 2000342591A JP 2002084369 A JP2002084369 A JP 2002084369A
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line
general
hook
telephones
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JP2000342591A
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Hiromi Ishiyama
弘海 石山
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REKKUSU KK
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REKKUSU KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の一般電話機をダイヤル番号に応じて電
話料金の安い回線に自動的に接続できると共に一般電話
機の増加に伴う部品点数・コストの増加を極力抑制でき
る電話アダプタを提供することを目的とする。 【解決手段】 制御部10は、回線部1〜4が発信状態
か着信状態かの判定と複数の携帯電話機5、6がビジー
か否かの判定とを行うと共にいずれかの一般電話機1a
〜4aのオフフックを回線部から通知されたときその一
般電話機から発信のダイヤル番号が携帯電話番号か否か
を判定する判定手段113と、判定手段が携帯電話番号
であると判定したときはオフフックした一般電話機をい
ずれかの携帯電話機を介して相手側電話機に接続し、判
定手段が携帯電話番号でないと判定したときはオフフッ
クした一般電話機を対応する一般回線を介して相手側電
話機に接続する接続手段114とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ボタン電話機等の
一般電話機から一般回線または携帯電話回線を介して相
手側電話機と通話が可能な電話アダプタに関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】近年、一般電話機や携帯電話機が普及
し、電話機の使用機会も増加し、これに伴い電話料金抑
制の要求が増しつつある。図13は、特許283807
1号公報に記載された従来の電話アダプタを示すブロッ
ク図であり、ボタン電話機を携帯電話回線でも使用可能
な場合を示す。図13において、Bは電話アダプタ、1
02は携帯電話機、103はボタン電話機、105はボ
タン電話機103からの音声信号を後述の信号伝送路1
07から受けて、これを携帯電話機102に伝えると共
に、携帯電話機102からの音声信号を受けて、これを
信号伝送路107に伝える音声信号部、106は各部の
動作を制御する制御部、107はボタン電話機103か
らのダイヤル信号や音声信号および携帯電話機102か
らの音声信号を伝送する信号伝送路、109はボタン電
話機103がオフフック状態に変化して信号伝送路10
7に通話電流が流れたことを検知する検知部、110は
ボタン電話機103から信号伝送路107に送出された
ダイヤル信号を認識するトーンレシーバである。ここ
で、音声信号部105、制御部106、信号伝送路10
7、検知部109、トーンレシーバ110は電話アダプ
タBを構成する。
【0003】このように構成された電話アダプタBの制
御部106の動作を説明する。制御部106はまず、ボ
タン電話機103がオフフック状態になったことを検知
部109から通知されると、携帯電話機102に通話準
備動作を開始させ、ボタン電話機103からのダイヤル
番号をトーンレシーバ110から通知されると、そのダ
イヤル番号を携帯電話機102にダイヤル発信させる。
そして、携帯電話機102に相手方電話機がつながった
後、音声信号部105を制御してボタン電話機103と
相手方電話機との間の音声信号を送受させる。このよう
にして、ボタン電話機103から携帯電話回線を介する
相手方電話機との通話が可能になる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
電話アダプタBでは、ボタン電話機103からのダイヤ
ル番号を必ず携帯電話機102からダイヤル発信するの
で、携帯電話番号(例えば「090」)ではない「09
2」のような市外電話番号の場合でも、携帯電話回線を
経由して相手側電話機に接続されることになり、電話料
金が高くなるという問題点を有していた。また、ボタン
電話機103と携帯電話機102とは1対1の関係にあ
り、接続されるボタン電話機103が増加すると、それ
に応じて携帯電話機102のみならず音声信号部10
5、制御部106、信号伝送路107、検知部109、
トーンレシーバ110も増加せざるを得ず、部品点数の
増加、コスト増加、必要スペースの増大等を招くという
問題点を有していた。
【0005】本発明は、複数の一般電話機をダイヤル番
号に応じて電話料金の安い回線に自動的に接続すること
ができると共に一般電話機の増加に伴う部品点数の増加
やコスト増加、必要スペースの増大を極力抑制すること
ができる電話アダプタを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明の電話アダプタは、複数の一般電話機と複数の
一般回線もしくは複数の携帯電話回線との接続を行うと
共に複数の一般電話機のフック状態を検知する回線部
と、複数の携帯電話回線を構成する複数の携帯電話機と
回線部とを制御する制御部とを有し、制御部は、回線部
が発信状態か着信状態かの判定と複数の携帯電話機がビ
ジーか否かの判定とを行うと共に複数の一般電話機のう
ちのいずれかの一般電話機がオフフックしたことを回線
部から通知されたときにはオフフックした一般電話機か
ら発信されたダイヤル番号が携帯電話回線用電話番号か
否かを判定する判定手段と、判定手段が発信ダイヤル番
号が携帯電話回線用電話番号であると判定したときはオ
フフックした一般電話機を複数の携帯電話機のうちのい
ずれかの携帯電話機を介して相手側電話機に接続し、判
定手段が発信ダイヤル番号が携帯電話回線用電話番号で
ないと判定したときはオフフックした一般電話機を複数
の一般回線のうちの対応する一般回線を介して相手側電
話機に接続する接続手段とを有する構成を備えている。
【0007】これにより、複数の一般電話機をダイヤル
番号に応じて電話料金の安い回線に自動的に接続するこ
とができると共に一般電話機の増加に伴う部品点数の増
加やコスト増加、必要スペースの増大を極力抑制するこ
とができる電話アダプタが得られる。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の電話ア
ダプタは、複数の一般電話機と複数の一般回線もしくは
複数の携帯電話回線との接続を行うと共に複数の一般電
話機のフック状態を検知する回線部と、複数の携帯電話
回線を構成する複数の携帯電話機と回線部とを制御する
制御部とを有し、制御部は、回線部が発信状態か着信状
態かの判定と複数の携帯電話機がビジーか否かの判定と
を行うと共に複数の一般電話機のうちのいずれかの一般
電話機がオフフックしたことを回線部から通知されたと
きにはオフフックした一般電話機から発信されたダイヤ
ル番号が携帯電話回線用電話番号か否かを判定する判定
手段と、判定手段が発信ダイヤル番号が携帯電話回線用
電話番号であると判定したときはオフフックした一般電
話機を複数の携帯電話機のうちのいずれかの携帯電話機
を介して相手側電話機に接続し、判定手段が発信ダイヤ
ル番号が携帯電話回線用電話番号でないと判定したとき
はオフフックした一般電話機を複数の一般回線のうちの
対応する一般回線を介して相手側電話機に接続する接続
手段とを有することとしたものである。
【0009】この構成により、一般電話機たとえばボタ
ン電話機から発信されたダイヤル番号が携帯電話回線用
電話番号の場合には携帯電話回線を介してダイヤル発信
され、そのダイヤル番号が携帯電話回線用電話番号でな
い場合には一般回線を介してダイヤル発信されるという
作用を有すると共に、ボタン電話機の増加は回線部の増
加を伴うのみであるので、部品点数の増加やコスト増
加、必要スペースの増大を極力抑制するという作用を有
する。
【0010】請求項2に記載の電話アダプタは、請求項
1に記載の電話アダプタにおいて、接続手段は、判定手
段が複数の携帯電話機のいずれもがビジーであると判定
したとき、オフフックした一般電話機を複数の一般回線
のいずれかの一般回線を介して相手側電話機に接続する
こととしたものである。
【0011】この構成により、複数の携帯電話機のいず
れもがビジーであるときでも、一般回線を介して相手側
電話機との接続が可能であるという作用を有する。
【0012】請求項3に記載の電話アダプタは、請求項
1又は2に記載の電話アダプタにおいて、接続手段は、
判定手段が複数の一般回線のいずれかの一般回線に着信
があったと判定したとき、着信の電話番号に対応する一
般電話機を着信があった一般回線と接続することとした
ものである。
【0013】この構成により、着信があった一般回線と
一般電話機と接続が可能になり、一般回線を介して外線
着信が可能になるという作用を有する。
【0014】請求項4に記載の電話アダプタは、請求項
1乃至3のいずれか1に記載の電話アダプタにおいて、
判定手段は、回線部が発信状態か着信状態かの第1の判
定と、複数の携帯電話機がビジーか否かの第2の判定
と、複数の一般電話機がオンフックかオフフックかの第
3の判定と、複数の一般電話機がビジーか否かの第4の
判定とを略同時に判定可能であることとしたものであ
る。
【0015】この構成により、各判定が略同時に行われ
るので、一般電話機と携帯電話機と回線部とが複数台あ
っても、それぞれに対して連続的な制御が可能になると
いう作用を有する。
【0016】請求項5に記載の電話アダプタは、複数の
一般電話機と複数の一般回線もしくは複数の携帯電話回
線との接続を行うと共に複数の一般電話機のフック状態
を検知する回線部と、複数の携帯電話回線を構成する複
数の携帯電話機と回線部とを制御する制御部とを有し、
制御部は、携帯電話回線が着信状態か否かを判定すると
共にローカル回線のオンフック回線数を判定する判定手
段と、携帯電話回線が着信状態でありかつローカル回線
のオンフック回線数が複数であると判定したときは優先
順位の高いローカル回線を選択する選択手段と、選択し
たローカル線と携帯電話回線とを直接に接続する接続手
段とを有することとしたものである。
【0017】この構成により、携帯電話回線の着信時に
おいて、ローカル回線が複数オンフック状態であるとき
は、優先順位の高い回線から順に選択され、効率的な携
帯電話回線の着信接続が可能になるという作用を有す
る。
【0018】請求項6に記載の電話アダプタは、複数の
一般電話機と複数の一般回線もしくは複数の携帯電話回
線との接続を行うと共に複数の一般電話機のフック状態
を検知する回線部と、複数の携帯電話回線を構成する複
数の携帯電話機と回線部とを制御する制御部とを有し、
制御部は、インターネットを利用するか否かを判定する
判定手段と、インターネットを利用するときにはアクセ
スポイントにダイヤルしてローカル回線と一般回線とを
接続する接続手段とを有することとしたものである。
【0019】この構成により、インターネットを利用し
た通話が可能になり、通話料金を更に安いものとするこ
とができるという作用を有する。
【0020】以下、本発明の実施の形態について、図1
〜図12を用いて説明する。 (実施の形態1)図1は本発明の実施の形態1による電
話アダプタを示すブロック図であり、図2は本実施の形
態による電話アダプタを示す回路図である。図1、図2
において、Aは電話アダプタ、1〜4は一般電話機とし
てのボタン電話機1a〜4aと一般回線としてのNTT
回線L1〜L4又は携帯電話回線5a、6aとの接続を
行うと共にボタン電話機1a〜4aのフック状態を検知
する回線部、5、6は携帯電話回線5a、6aを構成す
る携帯電話機、7はアナログの一般回線としてのNTT
回線L1〜L4における直流電流の向きである極性を検
出する極性検出部、8は入来するベルを検知するリング
検出部、9はデジタルデータをPB信号に変換してダイ
ヤル信号として送出するダイヤル発生部、10は携帯電
話機5、6や回線部1〜4を制御する制御部である。
【0021】制御部10において、111は初期化を行
う初期化手段であり、112は回線部1〜4の状態等を
検出する検出手段、113は回線部1〜4が発信状態か
着信状態かの判定と携帯電話機5、6がビジーか否かの
判定とを行うと共にボタン電話機1a〜4aのうちのい
ずれかがオフフックしたことを回線部1〜4から通知さ
れたときにはオフフックしたボタン電話機から発信され
たダイヤル番号が携帯電話回線用電話番号か否かを判定
する判定手段、114は判定手段113が発信ダイヤル
番号が携帯電話回線用電話番号であると判定したときは
オフフックしたボタン電話機を携帯電話機5、6のうち
のいずれかを介して相手側電話機に接続し、判定手段1
13が発信ダイヤル番号が携帯電話回線用電話番号でな
いと判定したときはオフフックしたボタン電話機を一般
回線L1〜L4のうちの対応する一般回線を介して相手
側電話機に接続する接続手段である。
【0022】また、11は回線部1〜4のいずれかと携
帯電話機5、6のいずれかとを接続するスイッチマトリ
クス回路、12はボタン電話機1a〜4aからの音声信
号を携帯電話機5、6へ出力し、携帯電話機5、6から
の音声信号をボタン電話機1a〜4aへ出力する加入者
回路、13はボタン電話機1a〜4aからのダイヤル信
号を検出して制御部10に出力するダイヤル検出部、1
4はフック状態を検出してフック信号を制御部10に出
力するフック検出部、15、16は音声のエコー成分を
除去するエコーキャンセラ、17はダイヤルトーン信号
を発生するダイヤルトーン信号発生回路、18a、19
aはエコーキャンセラ15、16からの音声信号(つま
り上りの音声信号)を増幅する増幅回路、18b、19
bは携帯電話機5、6からの音声信号(つまり下りの音
声信号)を増幅する増幅回路、20は電話アダプタAの
メンテナンスを行うときに接続されるパソコン等の外部
装置、21は国際電話番号(001、0041、006
1等)の登録や国内市外電話番号(0070、007
7、0088等)の登録、外線のお知らせ通報の有無な
どを設定するための形態スイッチ(CONFIGスイッ
チ)、HSはボタン電話機1a〜4aのフックスイッ
チ、R1〜R6はリレースイッチである。
【0023】図2において、回線部1〜4は一般回線部
とローカル回線部とから成る。一般回線部は、極性検出
部7、リング検出部8、ダイヤル発生部9、トランスT
1およびリレースイッチR1、R2、R3から成り、ロ
ーカル回線部は、加入者回路12、ダイヤル検出部1
3、フック検出部14およびリレースイッチR4、R
5、R6から成る。図2では、一般回線部はNTT回線
と接続され、ローカル回線部はボタン電話機1a〜4a
が接続されたローカル回線と接続される。
【0024】以上のように構成された電話アダプタAに
ついて、その動作を説明する。動作としては、待機状態
動作、発信準備動作、ダイヤル動作、非携帯電話動作、
通話動作、通話完了動作および一般回線着信動作があ
る。
【0025】まず、待機状態動作について説明する。待
機状態ではボタン電話機1aのフックスイッチHSは解
放状態(オフ状態、)であり、加入者回路(SLIC)
12から直流電圧48Vが印加されている。リレースイ
ッチR1、R4、R5はオン状態、リレースイッチR
2、R3、R6はオフ状態である。この状態では、フッ
クスイッチHSは解放状態であるため、直流電流は流れ
ない。また、この状態では、携帯電話機5、6は電源オ
ンの待機状態となっており、制御部10では、携帯電話
機5、6からの定期的な出力(例えば0.1秒に1回送
出されるパルス信号)を端子CTR1とCTR2とから
受信し、携帯電話機5、6が正常か否かを判定してい
る。
【0026】次に、発信準備動作について説明する。ボ
タン電話機1aの受話器を上げると、フックスイッチH
Sはオン状態(オフフック状態)となるので、加入者回
路12から直流電流が流れ、直流ループが形成される。
制御部10は、加入者回路12の機能である直流ループ
検出機能を利用してその状態を検出した後、携帯電話機
5、6が正常であると判定したときは、スイッチマトリ
クス回路11に対してダイヤルトーン信号発生回路17
からダイヤルトーンを出力させる。これにより、ボタン
電話機1aからは、「ツー」というダイヤルトーンが発
音される。
【0027】次に、ダイヤル動作について説明する。ボ
タン電話機1aにおいて、相手先の電話番号を入力する
と、PB信号が加入者回路12を通ってダイヤル検出部
13に到達する。ダイヤル検出部13は、PB信号を0
〜9、*、#のデジタルデータに変換する。制御部10
は、デジタルデータに変換されたPB信号を読み取り、
相手側電話機の電話番号を認識する。このとき、電話番
号の最初の3桁を解析し、その電話番号が携帯電話を示
す電話番号であるとき、携帯電話機5、6に対して携帯
電話機を選択するための発信信号を端子CTR1または
CTR2を介して出力する。このとき、携帯電話機5、
6のアンテナ受信レベルを検出し、アンテナ受信レベル
の高い方の携帯電話機(ここでは携帯電話機5とする)
を選択する。また、携帯電話機が2台ともに使用状態で
あるときは、ボタン電話機1aに対してビジートーンを
出力する(この場合、ボタン電話機1aは一般回線L1
〜L4のいずれかに接続されることになる)。選択した
携帯電話機5からはダイヤル受け付け準備完了の信号
(準備完了信号)が送出される。制御部10は、この準
備完了信号を検出し、すでにボタン電話機1aから受け
ている電話番号を携帯電話の手順に従って携帯電話機の
電話番号に変換してダイヤル信号として送出する。携帯
電話機5に対するダイヤル信号の送出の終了は、ダイヤ
ル検出部13で検出されるダイヤルの間隔で検出する。
ある一定時間ボタン電話機1aからPB信号が発生しな
い場合、制御部10は、ダイヤル送出の終了と判定し、
携帯電話機5に対して発信信号を出力する。制御部10
は、発信信号を出力した携帯電話機5からのCTR信号
(制御信号)を監視し、携帯電話機5が基地局と通信可
能となった状態を検出し、スイッチマトリクス回路11
に対して上り下りの音声信号を通信可能となった状態の
携帯電話機5に対して切り替える。携帯電話機5からの
リングバックトーン信号(呼出し音信号)は、増幅回路
18bとスイッチマトリクス回路11とを介して加入者
回路12に到達し、加入者回路12は呼出し音信号をボ
タン電話機1aに送出する。
【0028】次に、ダイヤル動作において、電話番号の
最初の3桁が携帯電話を示す電話番号でないときの動作
(非携帯電話動作)について説明する。制御部10は、
電話番号の最初の3桁が携帯電話を示す電話番号でない
とき、端子CT4の出力信号を変化させて、リレースイ
ッチR1をオンにし、R2をオフにする。このときのリ
レースイッチR1とR2のオン、オフは同時動作とな
る。また、リレースイッチR3もオフとなっているの
で、ローカル回線部はNTT回線(一般回線)L1とは
機械的に切り離されている。リレースイッチR1がオン
になると、NTT回線L1との間で直流ループが発生す
る。直流ループの発生によりNTT回線L1の直流電流
の向きが反転して極性反転状態になるので、制御部10
は、この極性反転状態を極性検出部7を介して検出し、
制御部10から出力されるデジタルデータをダイヤル発
生部9でPB信号に変換し、ダイヤル信号を送出する。
ダイヤル信号送出の終了は、ダイヤル検出部13で検出
されるダイヤル信号の間隔で検出する。ある一定時間ボ
タン電話機1aからPB信号が発生されない場合、制御
部10は、ダイヤル信号送出の終了と判定し、端子CT
2の出力信号を変化させて、リレースイッチR5をオ
フ、リレースイッチR6をオンにし、さらに端子CT3
の出力信号を変化させて、リレースイッチR3をオン、
リレースイッチR4をオフにし、さらに端子CT4の出
力信号を変化させて、リレースイッチR1をオフ、リレ
ースイッチR2をオンにする。これにより、NTT回線
L1とボタン電話機1aとは直接接続されることにな
る。
【0029】次に、携帯電話回線における通話動作につ
いて説明する。なお、一般回線における通話動作は従来
と同様であるので、その説明は省略する。通話すべき相
手が電話機をとると、携帯電話機5と上り音声信号伝送
部と下り音声信号伝送部とを介して、相手側携帯電話機
とボタン電話機1aとが接続される。ここで、上り音声
信号伝送部とはボタン電話機1aから加入者回路12、
スイッチマトリクス回路11、エコーキャンセラ15、
増幅回路18aを介して携帯電話機5に至る伝送路であ
り、下り音声信号伝送部とは携帯電話機5から増幅回路
18b、エコーキャンセラ15、スイッチマトリクス回
路11、加入者回路12を介してボタン電話機1aに至
る伝送路である。ボタン電話機1aの送話は、加入者回
路12とスイッチマトリクス回路11とを介して増幅回
路18aで増幅されて、携帯電話機5に伝えられる。な
お、通話動作中、相手側携帯電話機と携帯電話機5との
通話が電波の不良によりとぎれた場合、携帯電話機5か
ら発生するビジートーンにより通話切れが分かるので、
ボタン電話機1aの受話器を戻せば、フックスイッチH
Sがオフとなり(オンフック状態となり)、全て待機状
態に復帰する。
【0030】次に、通話完了動作について説明する。通
話が完了した後、ボタン電話機1aの受話器を戻すと、
フックスイッチHSは解放(オフ状態)になるので、信
号伝送路は解放状態になる。すると、信号伝送路の直流
電流は遮断される。この遮断状態を加入者回路12が検
出すると、この検出結果を入力した制御部10は、ボタ
ン電話機1aの受話器が戻されたことを認識する。制御
部10は、端子CTR1と制御信号線を介し、携帯電話
機5に対して回線切断の信号を送る。NTT回線L1と
接続されている場合は、ボタン電話機1aの受話器を戻
すと、フックスイッチHSは解放状態になるので、信号
伝送路は解放状態になる。これによりNTT回線L1と
の間の直流電流が切れるので、フック検出部14でその
状態を検出することができる。制御部10は、直流電流
が切れた状態をフック検出部14を介して検出したら、
リレースイッチを待機状態の位置に戻す。
【0031】最後の動作説明として、一般回線着信動作
について説明する。NTT回線L1から入来した着信予
告信号(極性が反転した極性反転信号)を極性検出部7
が検出すると、制御部10を介して、リレースイッチR
2、R3、R6がオン、リレースイッチR1、R4、R
5がオフとなり、NTT回線L1とボタン電話機1aと
が直接接続される。着信予告信号の入来の後、NTT回
線L1からの16Hz、75Vのベル信号が、オン状態
のリレースイッチR2、R3、R6を経て、ボタン電話
機1aに入来する。ベルの鳴動に応じてボタン電話機1
aの受話器を上げると、フックスイッチHSはオン状態
(オフフック状態)となる。従って、R3、HS、R
6、R2がオン状態になり、これらはNTT回線L1に
対して直流回路を構成する。オン状態のR3、HS、R
6、R2により直流回路が構成されたことにより、NT
T回線L1は16Hz、75Vのベル信号の送出を停止
する。これと同時にNTT回線L1は再び極性を反転し
た信号(つまり極性正転信号)を送出し、NTT回線L
1とボタン電話機1aとを通話可能状態にする。通話が
完了し、ボタン電話機1aの受話器が降ろされると、フ
ックスイッチHSはオフ状態(オンフック状態)とな
り、R3、HS、R6、R2により構成されていた直流
回路が遮断状態になり、フック検出部14のダイオード
に電流が流れず、制御部10にはオンフック状態である
ことが通知される。制御部10は、オンフック状態であ
ることの通知を受けると、リレースイッチR2、R3、
R6をオフ、リレースイッチR1、R4、R5をオンに
して待機状態に戻す。
【0032】次に、本実施の形態による電話アダプタの
制御部10について、その動作を詳細に図3〜図7を用
いて説明する。図3は初期化処理と発着信判別処理と着
信処理とを示すフローチャートであり、図4はダイヤル
判定処理を示すフローチャート、図5はNTT回線発信
処理を示すフローチャート、図6は携帯電話回線発信処
理を示すフローチャート、図7はインターネット電話発
信処理を示すフローチャートである。
【0033】まず、図3において、初期化手段111
は、ローカル回線部の初期化と一般回線部の初期化とを
行い(S1、S2)、検出手段112は携帯電話機が接
続されているか否かを検出し(S3)、接続を検出した
場合には端子CTR1、CTR2からデータ「1」を送
出し、接続されている携帯電話機の初期化、すなわち携
帯電話機が構成する携帯電話回線の初期化を行う(S
4)。次に、判定手段113は、ボタン電話機1a〜4
aがオフフックか否かを判別し(S5)、オフフックと
判定した場合、発信であると判別し、図4のダイヤル判
定処理へ移行する。ステップS5でオフフックでないと
判定した場合、次に、判定手段113は極性反転状態を
検出したか否かを判定し(S6)、極性反転状態を検出
しないときは着信状態でないと判別し、ステップS5へ
戻る。極性反転状態を検出した場合は、着信であると判
別し、まず、ローカル回線とNTT回線とを直接に接続
し(S7)、通話状態へ移行する(S8)。次に、判定
手段113は、ローカル回線がオンフックか否か(つま
り一般電話機1a〜4aがオンフックか否か)を判定し
(S9)、オンフックであるときには通話終了であると
判別し、ステップS5へ戻る。すなわち、ステップS7
〜S9はNTT回線着信処理を示すフローである。
【0034】次に、ダイヤル判定処理について図4を用
いて説明する。図3のステップS5でボタン電話機がオ
フフックであると判定され、ユーザがダイヤル操作を行
うと(S11)、判定手段113は、ダイヤル信号の全
てが携帯電話回線を使用するものか否かを判定する(S
12)。ダイヤル信号の全てが携帯電話回線を使用する
か否かは形態スイッチ21の設定により定まる。全て携
帯電話回線を使用すると判定した場合には図6の携帯電
話回線発信処理を行う。全てが携帯電話回線を使用する
ものではないと判定した場合、次に判定手段113は、
電話番号の最初の3桁から、携帯電話か否かを判定する
(S13)。携帯電話と判定した場合には図6の携帯電
話回線発信処理を行う。ステップS13で携帯電話でな
いと判定した場合、次に判定手段113は、操作された
ダイヤル番号から登録モードか否かを判定する(S1
4)。登録モードの場合にはコマンド番号に応じて、携
帯電話番号登録・削除や極性反転タイマの設定等を行い
(S14a)、ステップS5へ戻る。
【0035】ステップS14で登録モードでないと判定
した場合、次に判定手段113は、国際電話番号か否か
を判定し(S15)、国際電話番号でないと判定した場
合は国内のインターネット電話か否かを判定し(S1
6)、国内のインターネット電話でないと判定したとき
は高速通信会社を使用するか否かを判定し(S17)、
使用する場合には高速通信会社電話での国内ダイヤル処
理を行い、使用しない場合には図5のNTT回線発信処
理へ移行する。ステップS16で国内のインターネット
電話であると判定したときは図7のインターネット電話
回線発信処理へ移行する。
【0036】ステップS15で国際電話であると判定し
た場合は、次に判定手段113は、国際のインターネッ
ト電話か否かを判定し(S18)、国際のインターネッ
ト電話でないと判定したときは高速通信会社を使用する
か否かを判定し(S19)、使用する場合には高速通信
会社電話での国際ダイヤル処理を行い、使用しない場合
には図5のNTT回線発信処理へ移行する。ステップS
18で国際のインターネット電話であると判定したとき
は図7のインターネット電話回線発信処理へ移行する。
【0037】次に、NTT回線発信処理について図5を
用いて説明する。まず、図4のステップS17またはS
19で高速通信会社でないと判定すると、ローカル回線
のダイヤル信号(ボタン電話機1a〜4aのダイヤル信
号)を一般回線としてのNTT回線へ出力する(S2
1)。これは、検出手段112が加入者回路12、ダイ
ヤル検出部13を介してダイヤル信号を検出し、これを
制御部10へ通知することにより行われる。すなわち、
判定手段113はダイヤル信号の検出を検出手段112
から通知された場合、そのダイヤル信号が携帯電話番号
を示していない場合にNTT回線へ出力する。次に、判
定手段113は、検出手段112で検出したダイヤル時
間がタイムアウトしたか否かを判定し(S22)、タイ
ムアウトした場合には、ローカル回線とNTT回線とを
直接に接続し(S23)、通話状態へ移行する(S2
4)。次に、判定手段113はローカル回線がオンフッ
クか否かを判定し(S25)、ローカル回線がオンフッ
クであると判定した場合には、通話終了状態とし、ステ
ップS5へ戻る。
【0038】次に、携帯電話回線発信処理について図6
を用いて説明する。まず、図4のステップS12または
S13で携帯電話であると判定すると、ローカル回線の
ダイヤル信号(ボタン電話機1a〜4aのダイヤル信
号)を携帯電話回線へ出力する(S31)。これは、検
出手段112が加入者回路12、ダイヤル検出部13を
介してダイヤル信号を検出し、これを制御部10へ通知
することにより行われる。すなわち、判定手段113は
ダイヤル信号の検出を検出手段112から通知された場
合に、そのダイヤル信号が携帯電話番号を示している場
合に携帯電話回線へ出力する。次に、判定手段113
は、検出手段112で検出したダイヤル時間がタイムア
ウトしたか否かを判定し(S32)、タイムアウトした
場合には、ローカル回線と携帯電話回線とを直接に接続
し(S33)、通話状態へ移行する(S34)。次に、
判定手段113はローカル回線がオンフックか否かを判
定し(S35)、ローカル回線がオンフックであると判
定した場合には、通話終了状態と判別し、携帯電話回線
をオンフックしてステップS5へ戻る(S36)。
【0039】最後に、インターネット電話回線発信処理
について図7を用いて説明する。まず、図4のステップ
S16またはS18でインターネット電話であると判定
すると、アクセスポイントにダイヤルする(S41)。
ここで、判定手段113がインターネット電話回線種別
はアナログであると判定した場合(S42)、ID番号
と発信先ダイヤル番号とをアクセスポイントに送出し
(S43)、判定手段113がデジタルであると判定し
た場合(S42)、発信先ダイヤル番号をアクセスポイ
ントに送出する(S44)。次に、判定手段113は、
検出手段112で検出したダイヤル時間がタイムアウト
したか否かを判定し(S45)、タイムアウトしていな
い場合には残りのダイヤル番号を送出し(S45a)、
タイムアウトした場合には、ローカル回線とNTT話回
線とを直接に接続し(S46)、通話状態へ移行する
(S47)。次に、判定手段113はローカル回線がオ
ンフックか否かを判定し(S48)、ローカル回線がオ
ンフックであると判定した場合には、通話終了状態と判
別し、ステップS5へ戻る。
【0040】以上のように本実施の形態によれば、複数
の一般電話機1a〜4aと複数の一般回線L1〜L4も
しくは複数の携帯電話回線5a、6aとの接続を行うと
共に複数の一般電話機1a〜4aのフック状態を検知す
る回線部1〜4と、複数の携帯電話回線5a、6aを構
成する複数の携帯電話機5、6と回線部1〜4とを制御
する制御部10とを設け、制御部10は、回線部1〜4
が発信状態か着信状態かの判定と複数の携帯電話機5
a、6aがビジーか否かの判定とを行うと共に複数の一
般電話機1a〜4aのうちのいずれかの一般電話機がオ
フフックしたことを回線部1〜4から通知されたときに
はオフフックした一般電話機から発信されたダイヤル番
号が携帯電話回線用電話番号か否かを判定する判定手段
113と、判定手段113が発信ダイヤル番号が携帯電
話回線用電話番号であると判定したときはオフフックし
た一般電話機を複数の携帯電話機5a、6aのうちのい
ずれかの携帯電話機を介して相手側電話機に接続し、判
定手段113が発信ダイヤル番号が携帯電話回線用電話
番号でないと判定したときはオフフックした一般電話機
を複数の一般回線L1〜L4のうちの対応する一般回線
を介して相手側電話機に接続する接続手段114とを備
えたことにより、一般電話機たとえばボタン電話機から
発信されたダイヤル番号が携帯電話回線用電話番号の場
合には携帯電話回線を介してダイヤル発信され、そのダ
イヤル番号が携帯電話回線用電話番号でない場合には一
般回線を介してダイヤル発信されるので、安い方の回線
へダイヤル発信することができるので、電話料金を大幅
に低減することができると共に、ボタン電話機の増加は
回線部の増加を伴うのみであるので、部品点数の増加や
コスト増加、必要スペースの増大を極力抑制することが
できる。
【0041】また、接続手段114は、判定手段113
が複数の携帯電話機5、6のいずれもがビジーであると
判定したとき、オフフックした一般電話機を複数の一般
回線L1〜L4のいずれかの一般回線を介して相手側電
話機に接続するようにしたことにより、複数の携帯電話
機5、6のいずれもがビジーであるときでも、一般電話
機と相手側電話機とを接続することができる。さらに、
接続手段114は、判定手段113が複数の一般回線L
1〜L4のいずれかの一般回線に着信があったと判定し
たとき、着信の電話番号に対応する一般電話機を着信が
あった一般回線と接続するようにしたことにより、一般
回線を介して外線着信が可能になる。さらに、判定手段
113は、回線部1〜4が発信状態か着信状態かの第1
の判定と、複数の携帯電話機5、6がビジーか否かの第
2の判定と、複数の一般電話機1a〜4aがオンフック
かオフフックかの第3の判定と、複数の一般電話機1a
〜4aがビジーか否かの第4の判定とを略同時に判定可
能であるようにしたことにより、各判定が略同時に行わ
れるので、一般電話機と携帯電話機と回線部とが複数台
あっても、それぞれに対して連続的な制御が可能にな
る。
【0042】(実施の形態2)本発明の実施の形態2に
よる電話アダプタの構成は、制御部10を除いて図1、
図2と同様の構成である。図8は本発明の実施の形態2
による電話アダプタAを構成する制御部10を示すブロ
ック図である。図8において、初期化手段111、検出
手段112、判定手段113、接続手段114は図2と
同様のものであり、同一符号を付し、その説明は省略す
る。115は携帯電話回線着信動作時にローカル回線を
選択する選択手段である。このように構成された電話ア
ダプタAについて、その携帯電話回線着信動作につい
て、図9、図10を用いて説明する。図9は初期化処理
と発着信判別処理と着信処理とを示すフローチャートで
あり、図10は携帯電話回線着信処理を示すフローチャ
ートである。
【0043】まず図9において、ステップS51〜S5
9は図3のステップS1〜S9と同様であるので、その
説明は省略する。初期化が終了した後、ステップS54
aにおいて、判定手段113は、携帯電話回線着信か否
かを判定し、携帯電話回線着信と判定した場合には、図
10へ移行する。
【0044】図10において、判定手段113は、ロー
カル回線がオンフックか否かを判定し(S61)、2回
線以上オンフックの場合には、選択手段115は、優先
順位の高いローカル回線を選択する(S62)。例え
ば、ステップS62に示すように4番目のローカル回線
A4が最も優先順位が高い場合には、ローカル回線A4
を選択し、その回線にダイヤルトーン信号発生回路17
から着信ベル音を送出する(S63)。ステップS61
で1回線のみオンフックと判定した場合には、ダイヤル
トーン信号発生回路17からその回線に着信ベル音を送
出させる(S63)。次に、判定手段113は、ローカ
ル回線がオフフックか否かを判定し(S64)、オフフ
ックでないと判定した場合には着信ベル音を送出し続け
る。オフフックであると判定した場合には着信ベル音を
停止させ(S65)、接続手段114は、ローカル回線
と携帯電話回線とを直接に接続する(S66)。これで
通話状態になる(S67)。次に、判定手段113がロ
ーカル回線はオンフックであると判定した場合には(S
68)、通話終了であるので、ステップS54aへ戻
る。
【0045】次に、インターネット電話処理について、
図11、図12を用いて説明する。図11、図12はイ
ンターネット電話処理を示すフローチャートである。ま
ず、図3のステップS5又は図9のステップS55にお
いていずれかのボタン電話機がオフフックであると判定
した場合には、図11へ移行する。
【0046】図11において、ユーザのダイヤル操作後
(S71)、判定手段113は、ダイヤル信号の全てが
携帯電話回線を使用するものか否かを判定する(S7
2)。ダイヤル信号の全てが携帯電話回線を使用するか
否かは形態スイッチ21の設定により定まる。全て携帯
電話回線を使用すると判定した場合には図6の携帯電話
回線発信処理を行う。全てが携帯電話回線を使用するも
のではないと判定した場合、次に判定手段113は、電
話番号の最初の3桁から、携帯電話か否かを判定する
(S73)。携帯電話と判定した場合には図6の携帯電
話回線発信処理を行う。ステップS73で携帯電話でな
いと判定した場合、次に判定手段113は、操作された
ダイヤル番号から登録モードか否かを判定する(S7
4)。登録モードの場合にはコマンド番号に応じて、携
帯電話番号登録・削除や極性反転タイマの設定等を行い
(S74a)、ステップS5又はステップS54aへ戻
る。
【0047】ステップS74で登録モードでないと判定
した場合、次に判定手段113は、国際電話番号か否か
を判定し(S75)、国際電話番号でないと判定した場
合は高速通信会社か否かを判定し(S76)、高速通信
会社でないと判定した場合は国内のインターネット電話
か否かを判定し(S77)、国内のインターネット電話
でないと判定したときは図5へ移行し、国内のインター
ネット電話であると判定したときはアクセスポイントに
ダイヤルする(S78)。ステップS76で高速通信会
社であると判定した場合には高速通信会社での国内ダイ
ヤル処理を行う(S76a)。ステップS75で国際電
話であると判定した場合は、高速通信会社か否かを判定
し(S79)、高速通信会社でないと判定した場合は、
国際インターネットダイヤル処理を行い(S80)、ア
クセスポイントにダイヤルする(S78)。ステップS
78の処理後は図12へ移行する。
【0048】図12において、判定手段113は、パス
ワード登録の有無を判定し(S81)、登録有りと判定
した場合はパスワードをダイヤル出力し(S81a)、
発信先番号をダイヤル出力する(S82)。パスワード
登録無しと判定した場合は直ちに発信先番号をダイヤル
出力する(S82)。次に、判定手段113は、ダイヤ
ルがタイムアウトするまで残りのダイヤル番号を送出し
(S83、S83a)、タイムアウトした後、接続手段
114は、ローカル回線と一般回線とを直接に接続し
(S84)、通話状態へ移行する(S85)。その後、
判定手段113がローカル回線がオンフックであると判
定した場合、ステップS5又はS54aへ戻る。
【0049】以上のように本実施の形態によれば、制御
部10は、携帯電話回線が着信状態か否かを判定すると
共にローカル回線のオンフック回線数を判定する判定手
段113と、携帯電話回線が着信状態でありかつローカ
ル回線のオンフック回線数が複数であると判定したとき
は優先順位の高いローカル回線を選択する選択手段11
5と、選択したローカル線と携帯電話回線とを直接に接
続する接続手段114とを有することにより、携帯電話
回線の着信時において、ローカル回線が複数オンフック
状態であるときは、優先順位の高い回線から順に選択さ
れ、効率的な携帯電話回線の着信接続が可能になる。ま
た、制御部10は、インターネットを利用するか否かを
判定する判定手段113と、インターネットを利用する
ときにはアクセスポイントにダイヤルしてローカル回線
と一般回線とを接続する接続手段114とを有すること
により、インターネットを利用した通話が可能になり、
通話料金を更に安いものとすることができる。
【0050】
【発明の効果】以上説明したように本発明の請求項1に
記載の電話アダプタによれば、複数の一般電話機と複数
の一般回線もしくは複数の携帯電話回線との接続を行う
と共に複数の一般電話機のフック状態を検知する回線部
と、複数の携帯電話回線を構成する複数の携帯電話機と
回線部とを制御する制御部とを有し、制御部は、回線部
が発信状態か着信状態かの判定と複数の携帯電話機がビ
ジーか否かの判定とを行うと共に複数の一般電話機のう
ちのいずれかの一般電話機がオフフックしたことを回線
部から通知されたときにはオフフックした一般電話機か
ら発信されたダイヤル番号が携帯電話回線用電話番号か
否かを判定する判定手段と、判定手段が発信ダイヤル番
号が携帯電話回線用電話番号であると判定したときはオ
フフックした一般電話機を複数の携帯電話機のうちのい
ずれかの携帯電話機を介して相手側電話機に接続し、判
定手段が発信ダイヤル番号が携帯電話回線用電話番号で
ないと判定したときはオフフックした一般電話機を複数
の一般回線のうちの対応する一般回線を介して相手側電
話機に接続する接続手段とを有することにより、一般電
話機たとえばボタン電話機から発信されたダイヤル番号
が携帯電話回線用電話番号の場合には携帯電話回線を介
してダイヤル発信され、そのダイヤル番号が携帯電話回
線用電話番号でない場合には一般回線を介してダイヤル
発信されるので、一般電話機からのダイヤル発信を自動
的に安い方の回線へ接続することができるので、一般電
話機における電話料金を大幅に低減することができると
共に、ボタン電話機の増加は回線部の増加を伴うのみで
あるので、部品点数の増加やコスト増加、必要スペース
の増大を極力抑制することができるという有利な効果が
得られる。
【0051】請求項2に記載の電話アダプタによれば、
請求項1に記載の電話アダプタにおいて、接続手段は、
判定手段が複数の携帯電話機のいずれもがビジーである
と判定したとき、オフフックした一般電話機を複数の一
般回線のいずれかの一般回線を介して相手側電話機に接
続することにより、複数の携帯電話機のいずれもがビジ
ーであるときでも、一般回線を介して一般電話機と相手
側電話機とを接続することができるという有利な効果が
得られる。
【0052】請求項3に記載の電話アダプタによれば、
請求項1又は2に記載の電話アダプタにおいて、接続手
段は、判定手段が複数の一般回線のいずれかの一般回線
に着信があったと判定したとき、着信の電話番号に対応
する一般電話機を着信があった一般回線と接続すること
により、着信があった一般回線と一般電話機との接続が
可能になり、一般回線を介して外線着信が可能になると
いう有利な効果が得られる。
【0053】請求項4に記載の電話アダプタによれば、
請求項1乃至3のいずれか1に記載の電話アダプタにお
いて、判定手段は、回線部が発信状態か着信状態かの第
1の判定と、複数の携帯電話機がビジーか否かの第2の
判定と、複数の一般電話機がオンフックかオフフックか
の第3の判定と、複数の一般電話機がビジーか否かの第
4の判定とを略同時に判定可能であることにより、各判
定が略同時に行われるので、一般電話機と携帯電話機と
回線部とが複数台あっても、それぞれに対して連続的な
制御が可能になるという有利な効果が得られる。
【0054】請求項5に記載の電話アダプタによれば、
複数の一般電話機と複数の一般回線もしくは複数の携帯
電話回線との接続を行うと共に複数の一般電話機のフッ
ク状態を検知する回線部と、複数の携帯電話回線を構成
する複数の携帯電話機と回線部とを制御する制御部とを
有し、制御部は、携帯電話回線が着信状態か否かを判定
すると共にローカル回線のオンフック回線数を判定する
判定手段と、携帯電話回線が着信状態でありかつローカ
ル回線のオンフック回線数が複数であると判定したとき
は優先順位の高いローカル回線を選択する選択手段と、
選択したローカル線と携帯電話回線とを直接に接続する
接続手段とを有することにより、携帯電話回線の着信時
において、ローカル回線が複数オンフック状態であると
きは、優先順位の高い回線から順に選択され、効率的な
携帯電話回線の着信接続が可能になるという有利な効果
が得られる。
【0055】請求項6に記載の電話アダプタによれば、
複数の一般電話機と複数の一般回線もしくは複数の携帯
電話回線との接続を行うと共に複数の一般電話機のフッ
ク状態を検知する回線部と、複数の携帯電話回線を構成
する複数の携帯電話機と回線部とを制御する制御部とを
有し、制御部は、インターネットを利用するか否かを判
定する判定手段と、インターネットを利用するときには
アクセスポイントにダイヤルしてローカル回線と一般回
線とを接続する接続手段とを有することにより、インタ
ーネットを利用した通話が可能になり、通話料金を更に
安いものとすることができるという有利な効果が得られ
る。
【0056】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1による電話アダプタを示
すブロック図
【図2】本発明の実施の形態1による電話アダプタを示
す回路図
【図3】初期化処理と発着信判別処理と着信処理とを示
すフローチャート
【図4】ダイヤル判定処理を示すフローチャート
【図5】NTT回線発信処理を示すフローチャート
【図6】携帯電話回線発信処理を示すフローチャート
【図7】インターネット電話発信処理を示すフローチャ
ート
【図8】本発明の実施の形態2による電話アダプタを構
成する制御部を示すブロック図
【図9】初期化処理と発着信判別処理と着信処理とを示
すフローチャート
【図10】携帯電話回線着信処理を示すフローチャート
【図11】インターネット電話処理を示すフローチャー
【図12】インターネット電話処理を示すフローチャー
【図13】従来の電話アダプタを示すブロック図
【符号の説明】
A 電話アダプタ 1、2、3、4 回線部 1a、2a、3a、4a ボタン電話機(一般電話機) L1、L2、L3、L4 NTT回線(一般回線) 5、6 携帯電話機 5a、6a 携帯電話回線 7 極性検出部 8 リング検出部 9 ダイヤル発生部 10 制御部 11 スイッチマトリクス回路 12 加入者回路 13 ダイヤル検出部 14 フック検出部 15、16 エコーキャンセラ 17 ダイヤルトーン信号発生回路 18a、18b、19a、19b 増幅回路 20 外部装置 21 形態スイッチ HS フックスイッチ R1、R2、R3、R4、R5、R6 リレースイッチ 111 初期化手段 112 検出手段 113 判定手段 114 接続手段 115 選択手段
フロントページの続き Fターム(参考) 5K024 AA02 AA11 BB07 CC04 CC11 DD01 EE01 GG03 5K027 AA03 AA11 BB02 BB14 CC01 CC08 EE03 EE13 GG08 HH21 JJ03 KK03 MM04 5K049 AA04 AA06 AA18 BB05 BB16 BB17 BB21 CC07 CC09 CC11 EE01 EE11 FF01 FF11 FF32 FF33 FF37

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の一般電話機と複数の一般回線もしく
    は複数の携帯電話回線との接続を行うと共に前記複数の
    一般電話機のフック状態を検知する回線部と、前記複数
    の携帯電話回線を構成する複数の携帯電話機と前記回線
    部とを制御する制御部とを有し、 前記制御部は、前記回線部が発信状態か着信状態かの判
    定と前記複数の携帯電話機がビジーか否かの判定とを行
    うと共に前記複数の一般電話機のうちのいずれかの一般
    電話機がオフフックしたことを前記回線部から通知され
    たときには前記オフフックした一般電話機から発信され
    たダイヤル番号が携帯電話回線用電話番号か否かを判定
    する判定手段と、前記判定手段が前記発信ダイヤル番号
    が携帯電話回線用電話番号であると判定したときは前記
    オフフックした一般電話機を前記複数の携帯電話機のう
    ちのいずれかの携帯電話機を介して相手側電話機に接続
    し、前記判定手段が前記発信ダイヤル番号が携帯電話回
    線用電話番号でないと判定したときは前記オフフックし
    た一般電話機を前記複数の一般回線のうちの対応する一
    般回線を介して相手側電話機に接続する接続手段とを有
    することを特徴とする電話アダプタ。
  2. 【請求項2】前記接続手段は、前記判定手段が前記複数
    の携帯電話機のいずれもがビジーであると判定したと
    き、前記オフフックした一般電話機を前記複数の一般回
    線のいずれかの一般回線を介して相手側電話機に接続す
    ることを特徴とする請求項1に記載の電話アダプタ。
  3. 【請求項3】前記接続手段は、前記判定手段が前記複数
    の一般回線のいずれかの一般回線に着信があったと判定
    したとき、前記着信の電話番号に対応する一般電話機を
    前記着信があった一般回線と接続することを特徴とする
    請求項1又は2に記載の電話アダプタ。
  4. 【請求項4】前記判定手段は、前記回線部が発信状態か
    着信状態かの第1の判定と、前記複数の携帯電話機がビ
    ジーか否かの第2の判定と、前記複数の一般電話機がオ
    ンフックかオフフックかの第3の判定と、前記複数の一
    般電話機がビジーか否かの第4の判定とを略同時に判定
    可能であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか
    1に記載の電話アダプタ。
  5. 【請求項5】複数の一般電話機と複数の一般回線もしく
    は複数の携帯電話回線との接続を行うと共に前記複数の
    一般電話機のフック状態を検知する回線部と、前記複数
    の携帯電話回線を構成する複数の携帯電話機と前記回線
    部とを制御する制御部とを有し、 前記制御部は、携帯電話回線が着信状態か否かを判定す
    ると共にローカル回線のオンフック回線数を判定する判
    定手段と、携帯電話回線が着信状態でありかつローカル
    回線のオンフック回線数が複数であると判定したときは
    優先順位の高いローカル回線を選択する選択手段と、前
    記選択したローカル線と携帯電話回線とを直接に接続す
    る接続手段とを有することを特徴とする電話アダプタ。
  6. 【請求項6】複数の一般電話機と複数の一般回線もしく
    は複数の携帯電話回線との接続を行うと共に前記複数の
    一般電話機のフック状態を検知する回線部と、前記複数
    の携帯電話回線を構成する複数の携帯電話機と前記回線
    部とを制御する制御部とを有し、 前記制御部は、インターネットを利用するか否かを判定
    する判定手段と、インターネットを利用するときにはア
    クセスポイントにダイヤルしてローカル回線と一般回線
    とを接続する接続手段とを有することを特徴とする電話
    アダプタ。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004023769A1 (ja) * 2002-08-30 2004-03-18 Fujitsu Limited 通信システム
US8014383B2 (en) 2002-08-30 2011-09-06 Fujitsu Limited Communication system

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