JP2002083694A - 街灯異常検出システム及び点灯異常検出装置及び街灯制御装置 - Google Patents

街灯異常検出システム及び点灯異常検出装置及び街灯制御装置

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JP2002083694A
JP2002083694A JP2000380262A JP2000380262A JP2002083694A JP 2002083694 A JP2002083694 A JP 2002083694A JP 2000380262 A JP2000380262 A JP 2000380262A JP 2000380262 A JP2000380262 A JP 2000380262A JP 2002083694 A JP2002083694 A JP 2002083694A
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streetlight
lighting
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JP2000380262A
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English (en)
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Masabumi Higasa
正文 樋笠
Masataka Nishiguchi
昌孝 西口
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Inaba Electric Work Co Ltd
Inaba Denki Sangyo Co Ltd
Original Assignee
Inaba Electric Work Co Ltd
Inaba Denki Seisakusho KK
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    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
    • Y02B20/00Energy efficient lighting technologies, e.g. halogen lamps or gas discharge lamps
    • Y02B20/72Energy efficient lighting technologies, e.g. halogen lamps or gas discharge lamps in street lighting

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  • Circuit Arrangement For Electric Light Sources In General (AREA)
  • Alarm Systems (AREA)
  • Selective Calling Equipment (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 街灯管理のための人件費を削減することがで
きる街灯異常検出システム及びこれに用いられる点灯異
常検出装置および街灯制御装置を提供すること。 【解決手段】 街灯の点灯異常を検出可能な点灯異常検
出手段と、点灯異常が検出されたときに点灯異常データ
と街灯の識別データを含むデータ信号を生成するデータ
生成手段と、生成された前記データ信号を伝送させる伝
送手段とが設けられた点灯異常検出装置3と、複数の前
記点灯異常検出装置から伝送されるデータ信号を受信可
能な受信手段と、受信された前記データ信号を管理セン
ターに対して通信手段を介して送信させる送信手段とが
設けられた街灯制御装置2と、点灯異常検出装置3と街
灯制御装置2に対して電力を供給するための電力線と5
を備え、点灯異常検出装置3から街灯制御装置2へのデ
ータ信号の伝送が電力線5を介して行われ、かつ、電力
線5の電源周波数に同期した状態でデータ信号が伝送さ
れるように構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、街灯の点灯異常を
自動検出可能にして点灯異常信号を自動的に管理センタ
ーに通信可能な街灯異常検出システム及びこれに用いら
れる点灯異常検出装置および街灯制御装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】街灯は、夜間における道路や公園や歩道
の照明や防犯等の目的のために、街中の多数の場所に設
置されている。この街灯は、光源の不良や寿命、安定
器、自動点滅器等の不良原因により、点灯しなくなるこ
とがある。かかる場合には、不良原因を取り除き、本来
の目的を達成できるように街灯の管理をする必要があ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、現在に
おける街灯の管理は、街灯の管理者が夜間にパトロール
を行ったりするものであり、人手を介して行っているも
のである。設置されている街頭の数は多数あることか
ら、管理のための人件費も多大なものになるという課題
があり、改善が望まれていた。
【0004】本発明は上記実情に鑑みてなされたもので
あり、その課題は、街灯管理のための人件費を削減する
ことができる街灯異常検出システム及びこれに用いられ
る点灯異常検出装置および街灯制御装置を提供すること
である。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
本発明に係る街灯異常検出システムは、街灯の点灯異常
を検出可能な点灯異常検出手段と、点灯異常が検出され
たときに点灯異常データと前記街灯の識別データを含む
データ信号を生成するデータ生成手段と、前記生成され
た前記データ信号を伝送させる伝送手段とが設けられた
点灯異常検出装置と、複数の前記点灯異常検出装置から
伝送される前記データ信号を受信可能な受信手段と、受
信された前記データ信号を管理センターに対して通信手
段を介して送信させる送信手段とが設けられた街灯制御
装置と、前記点灯異常検出装置と前記街灯制御装置に対
して電力を供給するための電力線とを備え、前記点灯異
常検出装置から前記街灯制御装置への前記データ信号の
伝送が前記電力線を介して行われ、かつ、前記電力線の
電源周波数に同期した状態で前記データ信号が伝送され
るように構成されていることを特徴とするものである。
【0006】このシステムにおける作用は次の通りであ
る。 (1) まず、点灯異常検出装置の点灯異常検出手段に
より、街灯の点灯異常を検出する。 (2) 点灯異常が検出されると、この点灯異常データ
と点灯異常が検出された街灯の識別データとを含むデー
タ信号を生成する。
【0007】(3) 生成されたデータ信号は、伝送手
段により電力線を介して伝送させる。この場合、データ
信号は電力線の電源周波数に同期した状態で伝送され
る。 (4) 点灯異常検出装置により伝送されるデータ信号
は、街灯制御装置の受信手段により受信される。街灯制
御装置は、複数の点灯異常検出装置からのデータ信号を
受信可能である。 (5) 街灯制御装置は、受信したデータ信号を通信手
段を介して管理センターに送信する。通信手段として
は、携帯電話のような無線通信手段を用いてもよいし、
有線の電話回線等を用いてもよい。 (6) データ信号を受信した管理センターにおいて
は、データ信号に含まれる識別データに基づいて、異常
の発生した街灯をただちに特定することができ、効率よ
くメンテナンスを行うことができる。
【0008】街灯に異常が発生するとデータ信号が管理
センターに送信されてくるシステムであるから、人手に
よるパトロールは必要でなくなり、その結果、街灯管理
のための人件費を削減することができる街灯異常検出シ
ステムを提供することができる。
【0009】また、点灯異常検出装置から街灯制御装置
へデータ信号を送信するにあたり、電力線を介して行う
ようにしている。電源周波数は50Hzか60Hzであ
り、この周波数に同期させた形態でデータ信号を伝送す
るようにすれば、外部ノイズに対して強い状態でデータ
信号を伝送することができ、確実に管理センターに情報
を伝達することができる。
【0010】本発明の好適な実施形態として、前記伝送
手段は、前記データ信号を高周波変調してから、前記街
灯制御装置に前記データ信号を伝送するように構成され
ているものがあげられる。
【0011】データ信号を長い距離伝送する必要がある
ときに、データ信号を高周波変調(FM変調等)するこ
とにより、確実に伝送させることができる。
【0012】本発明の別の好適な実施形態として、前記
点灯異常検出装置は、緊急通報信号の入力を検知する緊
急通報検知部を備えており、前記緊急通報信号が前記街
灯制御装置を介して前記管理センターに送信可能に構成
されているものがあげられる。
【0013】たとえば、外出中に不審者につきまとわれ
たり、事故に遭ったり、体調が急に悪くなったりした場
合に、点灯異常検出装置に緊急通報信号を入力する(例
えば、備え付けられているスイッチを押す。)ことによ
り、緊急事態の発生したことを管理センターに通報する
ことができる。これにより、警察や救急車の派遣等の処
置を直ちに行うことができる。
【0014】上記課題を解決するため本発明に係る点灯
異常検出装置は、上記特徴構成にかかる街灯異常検出シ
ステムに用いられるものであって、街灯の点灯異常を検
出可能な点灯異常検出手段と、点灯異常が検出されたと
きに点灯異常データと前記街灯の識別データを含むデー
タ信号を生成するデータ生成手段と、前記生成された前
記データ信号を伝送させる伝送手段と、電力線を介して
電力の供給を受ける電源部とを備え、前記伝送手段から
伝送される前記データ信号の伝送が前記電力線を介して
行われ、かつ、前記電力線の電源周波数に同期した状態
で前記データ信号が伝送されるように構成されているこ
とを特徴とするものである。
【0015】この構成によれば、上記(1)(2)
(3)の作用を奏し、街灯に異常が発生すると、これを
自動的に検出する。その結果、街灯管理のための人件費
を削減することができる点灯異常検出装置を提供するこ
とができる。
【0016】上記課題を解決するため本発明に係る街灯
制御装置は、上記特徴構成にかかる街灯異常検出システ
ムに用いられるものであって、複数の前記点灯異常検出
装置から伝送される前記データ信号を受信可能な受信手
段と、受信された前記データ信号を管理センターに対し
て通信手段を介して送信させる送信手段とを備えたこと
を特徴とするものである。
【0017】この構成によれば、上記(4)(5)
(6)の作用を奏し、街灯に異常が発生した場合に生成
されるデータ信号を通信手段を介して管理センターに自
動的に送信することができる。その結果、街灯管理のた
めの人件費を削減することができる街灯制御装置を提供
することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明の好適な実施形態を図面を
用いて説明する。図1は、本発明にかかる街灯異常検出
システムの構成を示す概念図である。図2は、街灯異常
検出システムに用いられる点灯異常検出装置と街灯制御
装置の配置を示す概念図である。
【0019】<街灯異常検出システムの構成>図1にお
いて、街灯異常検出システムは、管理センター1と街灯
制御装置2と点灯異常検出装置3とから構成される。図
2に示すように、点灯異常検出装置3は、街灯6の点灯
異常を検出することを主要な機能としており、1つの街
灯6に対して1つの点灯異常検出装置3が配置される。
また、街灯制御装置2は、各街灯6を点灯制御するこ
と、各点灯異常検出装置3から点灯異常のデータ信号を
受信して管理センターにそのデータ信号を送信すること
を主要な機能としている。街灯制御装置2と点灯異常検
出装置3には、電力が供給される電力線5が接続されて
おり、不図示の配電設備より電力供給がされる。1つの
配電設備に対して1つの街灯制御装置2が設置されるよ
うに構成されている。管理センター1と各街灯制御装置
2とは、公衆回線4( 通信手段に相当する。) を介して
接続されている。
【0020】管理センター1には、管理用のパソコン1
0と、モデム11と、電話12が設けられている。パソ
コン10の記憶装置には、各街灯6の点灯・消灯を行う
スケジュールが決められたプログラムが格納されてい
る。各街灯6の点灯・消灯を行うための制御信号は、モ
デム11及び電話12を介して、制御信号を各街灯制御
装置2に送信する。
【0021】次に、図3により点灯異常検出装置の構成
を説明し、図4により街灯制御装置の構成を説明する。 <点灯異常検出装置の構成>点灯異常検出装置3を構成
する各部の機能について、図3により説明する。図3に
おいて、点灯・消灯部30は、第1インターフェース3
2からのデータ信号( 点灯又は消灯指令信号) を受け
て、街灯6の照明灯電源の入り切りを行う。これによ
り、街灯6を自動的に点灯させたり消灯させたりするこ
とができる。
【0022】点灯異常検知部31(点灯異常検出手段に
相当する。 )は、照明灯の負荷電流の変化を検出する
ことにより、街灯6の点灯状態や不点灯の原因を検出
し、第1インターフェース32にその信号を送る。
【0023】第1インターフェース32は、マイコンコ
ントロール部33からのデータ信号を変換して、点灯・
消灯部30へ、点灯・消灯信号を送る。また、点灯異常
検知部31から送られてくる点灯異常のデータ信号をマ
イコンレベルの信号に変換して、マイコンコントロール
部33に送信する。
【0024】マイコンコントロール部33は、第1イン
ターフェース32から送信されてくるデータ信号に、街
灯6の識別データを付加すると共に、電源同期信号を加
えて、電源周波数に同期した形態の点灯異常を示すデー
タ信号として第2インターフェース34に送る。さら
に、第2インターフェース34から送られてくるデータ
信号( 点灯又は消灯指令信号) と、電源部36から送ら
れてくる電源同期信号を処理し、点灯・消灯信号として
第1インターフェース32に送る。つまり、マイコンコ
ントロール部33は、データ生成手段として機能する。
第2インターフェース34は、マイコンコントロール部
33から送られてくるデータ信号を増幅して伝送部35
に送る。また、伝送部35から送られてくるデータ信号
をマイコンレベルの信号に変換してマイコンコントロー
ル部33に送る。
【0025】伝送部35(伝送手段に相当する。 )
は、第2インターフェース34から送られてくるデータ
信号を高周波変調すると共に、増幅して電力線5へ送
る。また、電力線5から送られてくるデータ信号を増幅
・復調して、第2インターフェース34に送る。電源部
36は、電力線36を介して供給される電力を点灯異常
検出装置3の各部に供給する。
【0026】<街灯制御装置の構成>街灯制御装置を構
成する各部の機能について図4により説明する。携帯電
話20(送信手段に相当する。 )は、管理センター1
とデータの通信を行う。携帯電話20に換えて一般の電
話でもよい。モデム21は、携帯電話20の受信するア
ナログ信号をマイコンコントロール部22で扱うことの
できるデジタル信号に変換する。また、マイコンコント
ロール部22から送られてくるデジタルのデータ信号を
アナログ信号に変換して携帯電話20に送る。
【0027】マイコンコントロール部22は、モデム2
1から送られてくるデータ信号( 点灯・消灯指令信号)
に電源同期信号を加えて、インターフェース23に送
る。また、インターフェース23から送られてくるデー
タ信号と、電源部25からの電源同期信号がマイコンコ
ントロール部22に入力され、あらかじめプログラムに
入力していたデータと送られてくるデータ信号とを比較
してチェックした後、点灯異常の原因信号をモデム21
に送る。インターフェース23は、マイコンコントロー
ル部22から送られてくるデータ信号を増幅して伝送部
24に送る。また、伝送部24から送られてくるデータ
信号をマイコンレベルの信号に変換してマイコンコント
ロール部22に送る。
【0028】伝送部24は、インターフェース23から
送られてくるデータ信号を高周波変調すると共に、増幅
して電力線5へ送る。また、電力線5から送られてくる
信号を受信し、増幅・復調して、インターフェース23
に送る。よって、伝送部は受信手段としても機能する。
電源部25は、電力線5を介して供給される電力を点
灯異常検出装置2の各部に供給する。
【0029】<本街灯異常検出システムの作用(1)>
次に、本実施形態に係る街灯異常検出システムの作用に
ついて説明する。まず、管理センター1から各街灯6に
点灯・消灯の制御信号(これを以下、第1データ信号と
称する。 )を送信するときの手順を説明する。 第1デ
ータ信号は、管理センター1のパソコン10に組み込ま
れているプログラムのスケジュールに基づいて、各街灯
6に対して点灯・消灯の指令を出す。第1データ信号に
は、点灯又は消灯を指令する信号と、各街灯6の識別デ
ータ信号(アドレス)が含まれる。パソコン10による
第1データ信号はデジタル信号であるので、これをモデ
ム11によりアナログ信号に変換し、アナログの公衆回
線4を介して、各街灯制御装置3へと送信する。 図1
では、アナログの公衆回線4を用いているが、これに換
えてデジタル回線網を用いてもよい。また、管理センタ
ー1と各街灯制御装置3との通信手段としては有線・無
線のいずれかに限定されるものではない。
【0030】街灯制御装置3においては、携帯電話20
により管理センター1から送信されてくる第1データ信
号を受信する。 モデム21により、アナログの第1デ
ータ信号をマイコンレベルのデジタルの第1データ信号
に変換し、マイコンコントロール部22に送る。マイコ
ンコントロール部22においては、モデム21から送ら
れてくる第1データ信号と電源部25からの電源同期信
号に基づいて、電源周波数に同期した形態の第1データ
信号をインターフェース23に送る。 これを図5に示
す。(a)は、電源同期信号であり、電源周波数の2倍
の周波数を有する。 (b)はデータ信号であり、ここ
では5ビット分のデータ(11010)が例示されてい
る。 電源同期信号の一周期に対して1ビット分のデー
タが割り当てられる。
【0031】インターフェース23では、マイコンコン
トロール部22から送られてきた第1データ信号を増幅
し、伝送部24に送る。 伝送部24においては、送ら
れてくる第1データ信号を高周波変調(FM変調)、増
幅して電力線5へと送る。 図5(c)に高周波変調さ
れたデータ信号の波形を示す。データが「1」レベルの
部分は「密」になっており、「0」レベルの部分は
「疎」になっている。このように、高周波変調すること
により、第1データ信号を電力線5を介して長距離伝送
させることができる。図5(d)は、電力線5に第1デ
ータ信号を重畳させた波形を示している。
【0032】電力線5を介して伝送された第1データ信
号は、点灯異常検出装置2の伝送部35にて受信され
る。伝送部35は、この第1データ信号を復調するとと
もに増幅して、第2インターフェース34に送る。第2
インターフェース34は、伝送部35からの第1データ
信号をマイコンレベルの信号に変換し、マイコンコント
ロール部33に送る。 マイコンコントロール部33
は、第2インターフェース34からの第1データ信号と
電源部36からの電源同期信号とを処理してアドレス
(識別データ)の照合を行い、アドレスの確認ができた
後、点灯・消灯のみの信号に変換して第1インターフェ
ース32に送る。第1インターフェース32は、マイコ
ンコントロール部33から送られてくる第1データ信号
を変換して点灯・消灯部30に送る。 点灯・消灯部3
0では、第1インターフェース32から送られてくる第
1データ信号に基づいて、街灯6の照明灯の電源の入り
切りを行う。
【0033】<本街灯異常検出システムの作用(2)>
次に、街灯6に点灯異常が発生した場合の本街灯異常検
出システムの作用について説明する。 上記のように点
灯・消灯部30は、街灯6の電源の入り切りを行うが、
ここで実際に街灯6が点灯・消灯しているかどうかをチ
ェックする必要がある。 点灯異常検出部31は、点灯
指令が出されているにもかかわらず街灯6が点灯してい
ないことや、消灯指令が出されているにもかかわらず街
灯が消灯していないこと等を負荷電流の変化により検出
するものである。あるいは、街灯6の近傍に配置された
光センサーにより街灯6からの光量変化を検出してもよ
い。点灯・消灯部30は、上記のごとく点灯異常(これ
は、街灯6の点灯・消灯に関する不良を示す概念として
用いるもので、光源の不良以外の原因によるものも含
む。 )があった場合には、それを示す信号(以下、第
2データ信号という。)を第1インターフェース32に
送る。第1インターフェース32は、点灯異常を示す第
2データ信号をマイコンレベルの第2データ信号に変換
して、マイコンコントロール部33に送る。 マイコン
コントロール部33は、第1インターフェース32から
送られてくる第2データ信号に街灯6の識別データ信号
(アドレス信号)を付加するとともに、電源部36から
の電源同期信号を加え、電源周波数に同期した形態の第
2データ信号を第2インターフェース34へ送る。 な
お、第1データ信号について説明したのと同じ図5を用
いて説明すると、(a)は、電源同期信号を示し、
(b)は、第2データ信号を示す。 なお、点灯異常が
発生した場合は、上記の第2データ信号をマイコンコン
トロール部33内のメモリに一旦記憶させる。第2イン
ターフェース34は、マイコンコントロール部33から
送られてくる第2データ信号を増幅して伝送部35に送
る。 メモリに記憶された第2データ信号が送信される
タイミングは、次の点灯・ 消灯指令信号が点灯異常検
出装置2に送られてきたとき(つまり翌日)である。
伝送部35は、第2インターフェース34からの第2デ
ータ信号を高周波変調(FM変調)、増幅して電力線5
へ送る。 図5(c)は、高周波変調した波形を示し、
図5(d)は、電源波形に高周波変調された第2データ
信号を重畳した波形を示す。 第2データ信号も第1デ
ータ信号と同じ変換がされる。電力線5へ第2データ信
号が伝送されると、街灯制御装置2の伝送部24は、電
力線5からの第2データ信号を受信し、復調及び増幅し
てインターフェース23に送る。 インターフェース2
3は、伝送部24から送られる第2データ信号をマイコ
ンレベルの第2データ信号に変換して、マイコンコント
ロール部22に送る。
【0034】マイコンコントロール部22は、インター
フェース23から送られてくる第2データ信号と、電源
部25から入力される電源同期信号とに基づいて、あら
かじめプログラム入力されていたデータと比較し、点灯
異常の原因を示す第2データ信号としてモデム21に送
る。
【0035】モデム21は、マイコンコントロール部2
2から送られてくるデジタルの第2データ信号をアナロ
グの第2データ信号に変換して携帯電話20に送る。
携帯電話20は、第2データ信号を公衆回線を介して管
理センター1に送信する。管理センター1は、送られて
きた第2データ信号から、点灯異常の発生した街灯6を
アドレスから特定し、また、点灯異常の原因信号に基づ
いて、不良の発生した街灯6のメンテナンスを行う。以
上のように、管理センター1においては、街灯6をパト
ロールしなくても各街灯の点灯異常のチェックを行うこ
とができる。また、第1データ信号と第2データ信号の
いずれも電力線に同期させた形態で伝送させるようにし
ており、ノイズに強い形態で伝送させることができる。
また、いずれも高周波変調してから伝送するようにして
いるので、長い距離でも確実に伝送させることができ
る。なお、高周波変調としてはFM変調ではなく、AM
変調でもよい。 <別実施形態(その1)>本実施形態では、管理センタ
ー1からの点灯・ 消灯指令信号は、1日1回出される
ようにしている。 点灯指令が出されると、街灯6は点
灯し、この点灯している間は、点灯異常検出手段により
点灯異常の監視を行う。そして、不点灯や一時的不点灯
等の異常が発生すると、そのデータを第2データ信号と
してメモリに記憶させ、翌日、管理センター1から点灯
指令が出されたタイミングで、第2データ信号を管理セ
ンター1に送信している。 これは、1日に1回だけの
通信に限定することにより、電話料金を節約することが
できるからである。
【0036】もちろんこれに換えて、点灯異常が発生し
た場合に、直ちに管理センター1に第2データ信号を送
信できるように構成してもよい。 また、点灯異常が発
生しなかった場合に、正常であることを示すデータ信号
を管理センター1に送信するように構成してもよい。
【0037】<別実施形態(その2)>図6は、点灯異
常検出装置3の別実施形態の構成を示すブロック図であ
る。図3と異なるのは、緊急通報検知部37が設けられ
ている点である。その他の構成は、図3と同じなので説
明を省略する。緊急通報検知部37は、緊急通報信号の
入力を検知するものであり、検知された緊急通報信号は
街灯制御装置2を介して管理センター1に送信されるよ
うに構成されている。具体的には、点灯異常検出装置3
に備え付けられているスイッチが押されたことにより検
知するものである。また、携帯端末(携帯電話等)から
発せられる電波信号により検知するような構成でも良
い。
【0038】緊急通報の必要な場合とは、例えば、外出
中に不審者につきまとわれたり、事故に遭ったり、体調
が急に悪くなったりした場合であり、上記の構成によ
り、緊急事態の発生したことを管理センター1に通報す
ることができる。また、管理センター1に送信される情
報には、緊急通報信号のほかに、点灯異常検出装置3の
アドレスを示すデータ(識別データ)も送信されるの
で、緊急事態の発生した場所を直ちに特定することがで
きる。これにより、警察や救急車の派遣等の処置を行
い、緊急事態に早急に対処することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】街灯異常検出システムの構成を示す概念図
【図2】街灯異常検出システムに用いられる点灯異常検
出装置と街灯制御装置の配置を示す概念図
【図3】点灯異常検出装置の構成を示すブロック図
【図4】街灯制御装置の構成を示すブロック図
【図5】データ信号の波形を示す図
【図6】別実施形態に係る点灯異常検出装置の構成を示
すブロック図
【符号の説明】
1 管理センター 2 街灯制御装置 3 点灯異常検出装置 4 公衆回線 5 電力線 6 街灯 30 点灯・消灯部 31 点灯異常検出部 32 第1インターフェース 33 マイコンコントロール部 34 第2インターフェース 35 伝送部 37 緊急通報検知部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3K073 AA13 AA33 AA37 AA40 AA85 AA86 AA92 AB07 CB01 CB02 CB06 CC25 CD06 CE04 CE09 CE16 CF01 CF16 CG06 CJ05 CJ06 5C087 AA02 AA03 BB74 DD08 DD33 EE08 FF01 FF04 FF21 GG66 GG70 GG83 5K048 AA05 BA07 DC06 EB08 GB08 HA01 HA02

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 街灯の点灯異常を検出可能な点灯異常検
    出手段と、点灯異常が検出されたときに点灯異常データ
    と前記街灯の識別データを含むデータ信号を生成するデ
    ータ生成手段と、前記生成された前記データ信号を伝送
    させる伝送手段とが設けられた点灯異常検出装置と、 複数の前記点灯異常検出装置から伝送される前記データ
    信号を受信可能な受信手段と、受信された前記データ信
    号を管理センターに対して通信手段を介して送信させる
    送信手段とが設けられた街灯制御装置と、 前記点灯異常検出装置と前記街灯制御装置に対して電力
    を供給するための電力線とを備え、 前記点灯異常検出装置から前記街灯制御装置への前記デ
    ータ信号の伝送が前記電力線を介して行われ、かつ、前
    記電力線の電源周波数に同期した状態で前記データ信号
    が伝送されるように構成されていることを特徴とする街
    灯異常検出システム。
  2. 【請求項2】 前記伝送手段は、前記データ信号を高周
    波変調してから、前記街灯制御装置に前記データ信号を
    伝送するように構成されていることを特徴とする請求項
    1に記載の街灯異常検出システム。
  3. 【請求項3】 前記点灯異常検出装置は、緊急通報信号
    の入力を検知する緊急通報検知部を備えており、前記緊
    急通報信号が前記街灯制御装置を介して前記管理センタ
    ーに送信可能に構成されていることを特徴とする請求項
    1又は2に記載の街灯異常検出システム。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれか1項に記載の街
    灯異常検出システムに用いられる点灯異常検出装置であ
    って、 街灯の点灯異常を検出可能な点灯異常検出手段と、 点灯異常が検出されたときに点灯異常データと前記街灯
    の識別データを含むデータ信号を生成するデータ生成手
    段と、 前記生成された前記データ信号を伝送させる伝送手段
    と、 電力線を介して電力の供給を受ける電源部とを備え、 前記伝送手段から伝送される前記データ信号の伝送が前
    記電力線を介して行われ、かつ、前記電力線の電源周波
    数に同期した状態で前記データ信号が伝送されるように
    構成されていることを特徴とする点灯異常検出装置。
  5. 【請求項5】 緊急通報信号の入力を検知する緊急通報
    検知部を備えていることを特徴とする請求項4に記載の
    点灯異常検出装置。
  6. 【請求項6】 請求項1〜3のいずれか1項に記載の街
    灯異常検出システムに用いられ、かつ、請求項4又は5
    に記載の点灯異常検出装置からデータ信号を受信する街
    灯制御装置であって、 複数の前記点灯異常検出装置から伝送される前記データ
    信号を受信可能な受信手段と、 受信された前記データ信号を管理センターに対して通信
    手段を介して送信させる送信手段とを備えたことを特徴
    とする街灯制御装置。
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