JP2004241217A - 屋外照明装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】路上犯罪に対して防犯対策を十分に行うことができる屋外照明装置、屋外照明システム、及び屋外照明方法を提供することを目的とする。
【解決手段】本発明にかかる屋外照明装置は、人体を検知する人感センサ13と、照度が可変であるランプ11と、他の屋外照明装置と通信を行う制御機器12の電波送受信部23と、制御機器12とを備えた照明灯10である。そして、その制御機器12は、人感センサ13が人体を検知した場合又は隣接照明灯より電波送受信部23によって調光開始信号を受信した場合にランプ11の照度を照度30%からこの照度よりも高い照度70%に切り替える点灯照度切替部211と、人感センサ13が人体を検知した場合に電波送受信部23により調光開始信号を隣接照明灯に対して送信する隣接照明制御部212とを備えたものである。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、屋外照明装置、屋外照明システム、及び屋外照明方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、屋外照明システムでは、屋外の防犯灯が、ひったくりや痴漢などの路上犯罪防犯対策の一環として一般道路、公園、駐車場などに設置され、一灯あたり一定の光束で出力するようにされている。また、一般道路等では、電柱等に照明器具を取り付けたり、電柱がないところには自律型のポールを設置し、そのポールに照明器具を取り付けたりしている。
しかしながら、従来の屋外照明システムによると、照明器具の光束が一定の出力であり、かつ電柱等がまばらに配置されているため、配光分布がまばらになってしまう。そのため、照明器具の間に暗がりが発生してしまい、防犯対策上好ましくない状態となっている。さらに、その暗がりをなくすために照明器具の設置の数を増やすと、光害等の問題を生じさせてしまう。また、防犯灯のメンテナンス等を行うために、現場において照明器具各々の状態を調査する必要がある。そのため、照明器具の設置の数を増やすと、時間と人が多く必要となり、メンテナンス等の時間とコストが上昇してしまう。
尚、照明器具の明るさを制御する技術は、例えば特許文献1に開示されている。この特許文献1では、人体センサにより人を検出した場合には減光させており、また、複数の照明器具が連動して動作するものではない。そのため、防犯に対する対策を図ることができるものではない。また、悲鳴を検知する方法は、例えば特許文献2に開示されている。この特許文献2では、悲鳴を検知した場合の照明器具の制御については全く記載されていない。
【0003】
【特許文献1】
特開平5−347190号公報
【特許文献2】
特開平9−251583号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
このように、従来の屋外照明システムでは、照明器具の間に暗がりが発生するため、路上犯罪に対して防犯対策を十分に行うことができないという問題点があった。
【0005】
本発明は、このような問題点を解決するためになされたもので、路上犯罪に対して防犯対策を十分に行うことができる屋外照明装置、屋外照明システム、及び屋外照明方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明にかかる屋外照明装置は、人体を検知する人体検知手段(例えば、発明の実施の形態における人感センサ13)と、照度が可変である点灯手段(例えば、発明の実施の形態におけるランプ11)と、他の屋外照明装置と通信を行う通信手段(例えば、発明の実施の形態における制御機器12の電波送受信部23)と、制御手段(例えば、発明の実施の形態における制御機器12)とを備えた屋外照明装置であって、前記制御手段は、前記人体検知手段が人体を検知した場合又は隣接する屋外照明装置より前記通信手段によって調光開始信号を受信した場合に前記点灯手段の照度を第1の照度からこの第1の照度よりも高い第2の照度に切り替える点灯照度切替手段(例えば、発明の実施の形態における点灯照度切替部211)と、前記人体検知手段が人体を検知した場合に前記通信手段により調光開始信号を隣接する屋外照明装置に対して送信する隣接照明制御手段(例えば、発明の実施の形態における隣接照明制御部212)とを備えたものである。このような構成により、人が通過するときに、隣接した屋外照明装置とともに照度を切り替えて屋外照明装置の間に暗がりが発生することを防止することができ、路上犯罪に対して防犯対策を十分に行うことができる。
【0007】
また、本発明にかかる屋外照明装置では、前記点灯照度切替手段は、前記人体検知手段が人体を検知した後に人体を検知しなくなった場合に前記点灯手段の照度を前記第2の照度から前記第1の照度に切り替える。これにより、人が通過した後に照度を切り替え、屋外照明装置のエネルギー消費量を低減することができる。
【0008】
好適には、本発明にかかる屋外照明装置では、前記点灯照度切替手段は、人体を検知しなくなった場合に、一定時間経過後に前記第2の照度から前記第1の照度に切り替える。これにより、人が通過した一定時間経過後でも切り替えられた照度で屋外照明装置の間に暗がりが発生することを防止することができ、路上犯罪に対して防犯対策を十分に行うことができる。
【0009】
またさらに、本発明にかかる屋外照明装置では、前記隣接照明制御手段は、前記人体検知手段が人体を検知した後に人体を検知しなくなった場合に隣接する屋外照明装置に対して調光停止信号を送信する。好適には、前記隣接照明制御手段は、人体を検知しなくなった場合に、一定時間経過後に隣接する屋外照明装置に対して調光停止信号を送信する。これにより、人が通過した後に隣接した屋外照明装置の照度を切り替え、その屋外照明装置のエネルギー消費量も低減することができる。
【0010】
本発明にかかる屋外照明装置では、前記屋外照明装置は、さらに、人の悲鳴を検知する悲鳴検知手段(例えば、発明の実施の形態における悲鳴センサ63)を備え、前記点灯照度切替手段は、当該悲鳴検知手段が人の悲鳴を検知した場合に、前記点灯手段の照度を前記第2の照度よりも高い第3の照度に切り替える。これにより、異常時に、通過する人が悲鳴を発した場合に照度を切り替えてその人の周辺をより明るく照らすことができ、路上犯罪に対して防犯対策を十分に行うことができる。
【0011】
また、本発明にかかる屋外照明装置では、前記制御手段は、悲鳴検知手段が人の悲鳴を検知した場合に、他の屋外照明装置に対して異常信号を送信する異常通知手段(例えば、発明の実施の形態における異常通知部213)を備え、前記点灯照度切替手段は、他の屋外照明装置から前記異常信号を受信した場合に、前記第3の照度に切り替える。これにより、異常時に、通過する人が悲鳴を発した場合に、隣接した屋外照明装置とともに照度を切り替えてその人の周辺をより明るく照らすことができ、路上犯罪に対して防犯対策を十分に行うことができる。
【0012】
また、本発明にかかる屋外照明装置では、前記異常通知手段は、予め定められた遠隔監視装置に対して異常を通知する。これにより、異常時に、通過する人が悲鳴を発した場合に遠隔監視装置に通報することができ、人の異常時に迅速に対応することができる。
【0013】
本発明にかかる屋外照明システムは、このような屋外照明装置を複数備えると共に、一の屋外照明装置に対して複数の人体検出手段(例えば、発明の実施の形態における人感センサ580、581、582、583)を互いに離間して配置したものである。このような構成により、人が通過するときに人体を確実に検知して照度を切り替えて屋外照明装置の間に暗がりが発生することを防止することができ、路上犯罪に対して防犯対策を十分に行うことができる。
【0014】
他方、本発明にかかる屋外照明装置は、人の悲鳴を検知する悲鳴検知手段(例えば、発明の実施の形態における悲鳴センサ63)と、照度が可変である点灯手段(例えば、発明の実施の形態におけるランプ11)と、他の屋外照明装置と通信を行う通信手段(例えば、発明の実施の形態における制御機器12の電波送受信部23)と、制御手段(例えば、発明の実施の形態における制御機器12)とを備えた屋外照明装置であって、前記制御手段は、前記悲鳴検知手段が人の悲鳴を検知した場合に、前記点灯手段の照度を第1の照度よりも高い第2の照度に切り替える点灯照度切替手段(例えば、発明の実施の形態における点灯照度切替部211)を備えたものである。このような構成により、異常時に、通過する人が悲鳴を発した場合に照度を切り替えてその人の周辺を明るく照らすことができ、路上犯罪に対して防犯対策を十分に行うことができる。
【0015】
さらに、本発明にかかる屋外照明装置では、前記制御手段は、悲鳴検知手段が人の悲鳴を検知した場合に、他の屋外照明装置に対して異常信号を送信する異常通知手段(例えば、発明の実施の形態における異常通知部213)を備え、前記点灯照度切替手段は、他の屋外照明装置から前記異常信号を受信した場合に、前記第2の照度に切り替える。これにより、異常時に、通過する人が悲鳴を発した場合に、隣接した屋外照明装置とともに照度を切り替えてその人の周辺をより明るく照らすことができ、路上犯罪に対して防犯対策を十分に行うことができる。
【0016】
さらにまた、本発明にかかる屋外照明装置では、前記異常通知手段は、予め定められた遠隔監視装置に対して異常を通知するものである。これにより、異常時に、通過する人が悲鳴を発した場合に遠隔監視装置に通報することができ、人の異常時に迅速に対応することができる。
【0017】
本発明にかかる屋外照明方法は、複数の屋外照明装置により屋外を照明する方法であって、人体検知手段(例えば、発明の実施の形態における人感センサ13)が人体を検知した場合又は隣接する屋外照明装置より調光開始信号を受信した場合に点灯手段(例えば、発明の実施の形態におけるランプ11)の照度を第1の照度からこの第1の照度よりも高い第2の照度に切り替えるステップと、人体検知手段が人体を検知した場合に調光開始信号を隣接する屋外照明装置に対して送信するステップとを備えたものである。このような構成により、人が通過するときに照度を切り替えて屋外照明装置の間に暗がりが発生することを防止することができ、路上犯罪に対して防犯対策を十分に行うことができる。
【0018】
他方、本発明にかかる屋外照明方法は、複数の屋外照明装置により屋外を照明する方法であって、悲鳴検知手段(例えば、発明の実施の形態における悲鳴センサ63)が人の悲鳴を検知するステップと、人の悲鳴の検知に応じて点灯手段(例えば、発明の実施の形態におけるランプ11)の照度を第1の照度よりも高い第2の照度に切り替えるステップを備えたものである。このような構成により、異常時に、通過する人が悲鳴を発した場合に照度を切り替えてその人の周辺を明るく照らすことができ、路上犯罪に対して防犯対策を十分に行うことができる。
【0019】
また、本発明にかかる屋外照明方法では、悲鳴検知手段が人の悲鳴を検知した場合に、他の屋外照明装置に対して異常信号を送信するステップと、他の屋外照明装置から前記異常信号を受信した場合に、前記第2の照度に切り替えるステップとを有する。これにより、異常時に、通過する人が悲鳴を発した場合に、隣接した屋外照明装置とともに照度を切り替えてその人の周辺をより明るく照らすことができ、路上犯罪に対して防犯対策を十分に行うことができる。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図を参照して説明する。
発明の実施の形態1.
まず、図1を用いて、本実施の形態における屋外照明装置(以下、照明灯と略す)の一構成例について説明する。図1は、屋外照明装置の一構成例を示す側面図である。
図1に示すように、照明灯10は、ランプ11、制御機器12、人感センサ13、自動点滅器14、電子安定器15、ポール16を備える。
【0021】
ランプ11は、蛍光灯、ナトリウムランプ、水銀ランプ等である。後述するように、ランプ11は、光束を調光出力するため、調光しやすい蛍光灯であることが好ましい。制御機器12は、ランプ11の光束を調光出力する等の各種機能を制御する機能を有する。人感センサ13は、赤外線センサ等の光センサ、熱センサ、超音波センサであり、照明灯10の周辺にいる人体を感知する機能を有する。
【0022】
自動点滅器14は、周囲の明るさに応じてランプ11を自動的に点灯させる機能を有し、夕方や夜間のように周囲が暗くなったときにランプ11を点灯させる。また、自動点滅器14は、夜間のような時間帯を予め設定しておき、周囲の明るさに関わらず、予め設定した時間帯のみランプ11を点灯させるようにしてもよい。電子安定器15は、ランプ11を点灯するためのインバータ回路である。この電子安定器15は、さらに、後述するようなランプ11の光束を調光出力する調光出力回路を有する。
ポール16は、金属や合成樹脂等から構成された柱であり、前述のランプ11や制御機器12等の各種機器を地上高くに保持する機能を有する。
【0023】
照明灯10は、自動点滅器14により周囲の明るさが判断され、例えば夕暮れになると、ランプ11の点灯開始を示す信号が制御機器12に送られる。制御機器12は、後述するように、例えば照度30%というように、点灯時において調光出力する光束の設定値を保持している。そして、制御機器12は、この設定値に基づいてランプ11を点灯させる信号を電子安定器15に送る。電子安定器15は、この信号を受け、例えば照度30%でランプ11を点灯開始させる。
【0024】
続いて、図2を用いて、照明灯10の制御機器12について詳細に説明する。図2は、制御機器12の一構成例を示すブロック図である。
図2に示すように、制御機器12は、制御部21、記憶部22、電波送受信部23、人感センサ検知判定部24、電波受信判定部25、調光出力設定部26、電波強さ調節部27、タイマー28、タイマー保持時間調節部29、データバス30を備える。
【0025】
制御部21は、CPU、MPU等であり、制御機器12の種々の機能を実現するための制御を行う。制御部21は、点灯照度切替部211、隣接照明制御部212を有する。点灯照度切替部211は、電子安定器15によりランプ11の照度を切り替える機能を有する。隣接照明制御部212は、後述するような隣接照明灯の調光出力を制御するための調光開始信号、調光停止信号を電波送受信部23により送信する機能を有する。
【0026】
記憶部22は、RAM、ROM等であり、制御機器12の種々の機能を実現するためのプログラム等が格納されている。制御部21は、この記憶部22に格納されたプログラムに従って各種機能を実現させる。また、記憶部22には、後述する調光出力設定部26、電波強さ調節部27、タイマー保持時間調節部29により設定された設定値が格納されている。
【0027】
電波送受信部23は、無線モジュールであり、アンテナ、変復調回路等により構成される。この電波送受信部23は、隣接照明灯との間で、後述する調光開始信号や調光停止信号を出力する機能を有する。ここで、調光開始信号とは、隣接照明灯に調光出力の開始を要求する信号であり、調光停止信号とは、隣接照明灯に調光出力の停止を要求する信号である。なお、本実施の形態においては、照明灯10は、電波送受信部23を介して隣接照明灯と無線により通信するが、有線により通信するように構成してもよい。
【0028】
人感センサ検知判定部24は、人感センサ13による人体の検出を監視し、人体が検知されたか否かを判定する機能を有する。電波受信判定部25は、電波送受信部23による隣接照明灯からの電波の受信を監視し、隣接照明灯から電波を受信したか否かを判定する機能を有する。
【0029】
調光出力設定部26は、ランプ11が点灯したときの光束を設定する機能を有する。この調光出力設定部26が設定した調光出力の範囲は、照明灯10の設置初期に設定される。この設定された設定値により、人感センサ13が人を検知した時の調光出力設定が加減され、照明灯10の明るさ範囲は、照明灯10と隣接照明灯との間の距離や配光に応じて設定される。この調光出力の範囲は、調光出力時に暗がりができないように設定され、例えば通常時は30%の照度で調光出力時は70%の照度となるように設定することができる。なお、通常時には、省電力化の観点から出力値が低く設定されており、隣接照明灯との間で暗がりが発生する場合がある。
【0030】
電波強さ調節部27は、電波送受信部23から送信される電波の強さを調整する機能を有する。この電波強さ調節部27により設定された電波の強さも、照明灯10と隣接照明灯との間の距離を考慮して設定される。また、電波送受信部23により送受信される電波信号の送受信範囲は、その電波の減衰に基づいて決定されるので、電波強さ調節部27により電波出力の強弱を調節することによって、電波信号の送受信範囲を変更でき、照明灯がまばらに設置された場合にも対応させることができる。
【0031】
タイマー28は、後述するように、ランプ11が点灯し続ける時間を計測する機能を有する。タイマー保持時間調節部29は、タイマー28が起動する保持時間を設定する機能を有する。このタイマー保持時間調節部29により設定されるタイマー保持時間は、例えば、人が照明灯10から隣接照明灯まで歩く時間より少し長めに設定し、十分な明るさの中で人が通行できるようにする。
データバス30は、前述の各構成部がデータを交換するための経路である。
【0032】
さらに続いて、図3を用いて、照明灯10の人感センサ13について詳細に説明する。図3は、人感センサ13の一構成例を示すブロック図である。
図3に示すように、人感センサ13は、赤外線センサ31、アナログ処理部32、A/D変換部33を備える。
【0033】
赤外線センサ31は、人体から発せられる赤外線を検出し、その赤外線量を電気信号に変換する機能を有する。アナログ処理部32は、赤外線センサ31で検出した人体を示す電気信号に増幅等の処理を施す機能を有する。A/D変換部33は、アナログ処理部32で信号処理されたアナログ信号をデジタル変換する機能を有する。このデジタル信号は、人感センサ13が検知した人体を示す人体検知信号として制御機器12に入力される。
【0034】
次に、照明灯10が行う動作について説明する。図4は、照明灯10の動作を示すフローチャートである。本発明の実施の形態における照明灯10は、人を検知した場合又は隣接照明灯から調光開始信号を受信した場合に、所定の照度となるように調光出力する。
図4に示すように、S41において人感センサ13が人体を検知した場合、人感センサ13は、データバス30を介して人感センサ検知判定部24に人感検知信号を入力する。人感センサ検知判定部24は、この人感検知信号に応じて人体の検知を判定する。
【0035】
人感センサ検知判定部24が人感センサ13により人体が検知されたと判定した場合、電波送受信部23は、隣接照明灯に対して照明灯10に関する調光開始信号を送信する(S421)。そして、制御機器12の制御部21は、ランプ11を通常の照度30%の状態から調光出力時の照度70%の状態となるように制御し、電子安定器15は、ランプ11を照度70%の明るさにする(S431)。
【0036】
その後、S441において、制御部21は、人感センサ検知判定部24により人感センサ13が人体を検知していないと判断されるまで照度70%を保ち続ける。人感検知信号が人感センサ13から制御機器12に入力されないとき、人感センサ検知判定部24は人感センサ13により人体が検知されなくなったと判定する。この人感センサ感知判定部24による人体非検知判定にともなって、制御部21はタイマー28を起動させる(S45)。
【0037】
S46においてタイマー28がタイムアップした場合には、電波送受信部23は、隣接照明灯に対して照明灯10に関する調光停止信号を送信する(S47)。そして、制御部21は、ランプ11を調光出力時の照度70%の状態から通常の照度30%の状態となるように制御し、電子安定器15は、ランプ11を照度30%の明るさにする(S48)。
【0038】
他方、S41において、人感センサ13から制御機器12に人体検知信号が入力されないとき、人感センサ検知判定部24は、人感センサ13により人体が検知されていないと判定する。このとき、S422において、電波送受信部23が隣接照明灯から照明灯10の調光出力を開始させる調光開始信号を受信すると、電波受信判定部25は、電波送受信部23が調光開始信号を受信したと判定する。そして、制御部21は、この電波受信判定部25による受信判定にともなって、ランプ11を照度30%から照度70%になるように制御し、電子安定器15は、ランプ11を照度70%の明るさにする(S432)。
【0039】
S442において、制御部21は、電波受信判定部25が、隣接照明灯に関する調光停止信号を隣接照明灯から受信したと判定するまで、ランプ11を照度70%に保ち続ける。そして、制御部21は、電波受信判定部25が調光停止信号を受信したと判定すると、ランプ11を照度70%から照度30%になるように制御し、電子安定器15は、ランプ11を照度30%の明るさにする(S48)。
【0040】
なお、照明灯10は、人の検知に基づく調光出力処理(S41からS47)を最優先に行う。すなわち、照明灯10は、人を検知してランプ11を照度70%に制御している間(S41からS431の間)に、隣接照明灯から調光停止信号を受信したとしても、調光停止信号に基づいてランプ11を照度70%から照度30%に切り替えず、S41からS48に至る調光出力処理を行う。また、照明灯10は、タイマー28を起動してランプ11を照度70%に制御している間(S441からS46の間)に、隣接照明灯から調光停止信号を受信した場合も同様に、S41からS48に至る調光出力処理を優先して行う。
【0041】
またなお、照明灯10は、人の検知に基づく調光出力処理(S41からS47)中に隣接照明灯から調光開始信号を受信したとしても、この調光出力処理を持続する。すなわち、照明灯10は、この調光出力処理の間(S41からS47の間)に、隣接照明灯から調光開始信号を受信した後に調光停止信号を受信したとしても、S422からS442に示すように調光停止信号に基づいてランプ11を照度70%から照度30%に切り替えず、S41からS48に至る調光出力処理を行う。
【0042】
さらになお、照明灯10は、S422、S432に示す隣接照明灯から調光開始信号を受信して照度70%の状態を維持しているときに、人感センサ13が人を検知した場合には、S422からS442に至る処理を途中でキャンセルし、人の検知に基づく調光出力処理(S41からS48)を行う。その際、S432において照明灯10が照度70%の状態に維持された状態から、S441からS48に至る調光出力処理を実行するようにしてもよい。
【0043】
このような照明灯10を用いた屋外照明システムについて説明する。
まず、図5を用いて、屋外照明システムの概略について説明する。図5は、屋外照明システムの一構成例を示す概略模式図である。図5に示すように、当該屋外照明システムは、地表56上に設けられた複数の照明灯101、102、103から構成されている。これらの照明灯101、102、103は、前述の照明灯10から構成されている。
【0044】
図5に示すように、地表56を歩行する歩行者55は、照明灯101の周辺を図中矢印の方向に歩行しており、これにともなって照明灯101、102が照度70%で調光出力している。571、572は、照明灯101、102それぞれの照明範囲を示す。また、照明灯103は、照明灯101からの調光開始信号が到達する範囲にはなく、通常の照度30%で調光出力し、照明範囲573を照らしている。
【0045】
続いて、図6を用いて、屋外照明システムが行う動作について図7を参照しつつ説明する。図6は、屋外照明システムの動作を示すタイミングチャートである。図7は、屋外照明システムの照明範囲を示す概略模式図である。また、図6において、「HI」は照明灯101、102、103の照度が70%の状態を示し、「LO」は照明灯101、102、103の照度が30%の状態を示す。
なお、図6には図示しないが、照明灯101、102、103の各ランプに順に111、112、113の符号を、各制御機器に順に121、122、123の符号を、各人感センサに順に131、132、133の符号を、各タイマーに順に281、282、283の符号を付している。
【0046】
いま、図7(a)に示すように、照明灯101、102、103すべてが、照度30%でランプ11を点灯させ、それぞれ照明範囲5710、5720、5730を照らしている。この状態から、図5に示したように、照明灯101が人感センサ131により歩行者55を検知すると、照明灯101の制御機器121は、ランプ111を照度30%から照度70%に切り替える。それとともに、照明灯101は、照明灯102に対して調光開始信号を送信する。
【0047】
この調光開始信号を受信した照明灯102は、ランプ112を照度30%から照度70%に切り替え、照明灯101、102のランプ111、112がともに照度70%で点灯している。図7(b)に示すように、これらの照明灯101、102の切り替えにより、照明灯101、102のそれぞれは、照明範囲5710、5720よりも広範な照明範囲5711、5721を照らす。
【0048】
その後、歩行者55が照明灯101を通り過ぎて照明灯102の周辺に至ると、照明灯101が歩行者55を検知しなくなる。それにともなって、照明灯101は、ランプ111を照度70%の状態で維持するために、そのタイマー281を起動する。所定のタイマー保持時間の後、照明灯101は、タイマー281が停止すると、照明灯102に対して調光停止信号を送信する。
【0049】
歩行者55が周辺に至った照明灯102は、その人感センサ132が歩行者55を検知する。すると、照明灯102の制御機器122は、ランプ112を照度30%から照度70%に切り替え、照明灯101、103に対して調光開始信号を送信する。照明灯101は、照明灯102から調光開始信号を受信するが、タイマー281が起動しているため、この調光開始信号に関わりなくランプ111を照度70%の状態に維持している。
【0050】
ここで、図6に示すように、照明灯102は、照明灯101に調光開始信号を送信した後に、照明灯101から調光停止信号を受信する。しかし、照明灯102では、人感センサ132による歩行者55の検知に基づく調光出力処理が優先され、照明灯101からの調光停止信号に基づく照度の切り替えは行われない。これにより、照明灯102のランプ112は、照度70%で点灯し続ける。
【0051】
照明灯102からの調光開始信号を受信した照明灯103は、ランプ113を照度30%から照度70%に切り替え、図7(c)に示すように、照明灯101、102、103のランプ111、112、113がすべて照度70%で点灯し、照明範囲5711、5721、5731が照らされている。そして、歩行者55が照明灯102を通り過ぎて照明灯103の周辺に至ると、照明灯102が歩行者55を検知しなくなる。それにともなって、照明灯102は、そのタイマー282を起動して、タイマー282が停止するまでランプ112を照度70%の状態に維持する。
【0052】
照明灯102は、タイマー282が停止すると、照明灯101、103に対して調光停止信号を送信する。この調光停止信号を受信した照明灯101は、歩行者55を検知せず、かつ調光開始信号を受信していないため、ランプ111を照度70%から照度30%へと切り替える。
【0053】
歩行者55が周辺に至った照明灯103は、その人感センサ133が歩行者55を検知し、制御機器123によりランプ113を照度30%から照度70%に切り替える。それとともに、照明灯103の制御機器123は、照明灯102に対して調光開始信号を送信する。
ここで、図6に示すように、照明灯103は、照明灯102に調光開始信号を送信した後に照明灯102から調光停止信号を受信するが、前述の照明灯101と同様に、そのランプ111を照度70%で点灯し続ける。
【0054】
照明灯103からの調光開始信号を受信した照明灯102は、タイマー282が起動しているため、ランプ112を照度70%の状態に維持し、図7(d)に示すように、照明灯102、103のランプ112、113それぞれは、照度70%で照明範囲5721、5731を照らしている。
【0055】
歩行者55が照明灯103を通り過ぎ、照明灯103が歩行者55を検知しなくなると、照明灯103は、そのタイマー283を起動する。このタイマー283の停止にともなって、照明灯103は、ランプ113を照度70%から照度30%の状態に切り替える。
【0056】
それとともに、照明灯103は、照明灯102に対して調光停止信号を送信する。この調光停止信号を受信した照明灯102は、ランプ112を照度70%から照度30%の状態に切り替え、照明灯101、102、103が図7(a)の状態に戻る。
【0057】
以上のように、照明灯10は、通常時には照度30%の一般的な照度によって点灯し、人が通行する場合には、照度70%に調光出力を上げる。それとともに、照明灯10は、隣接照明灯に対して調光開始信号を送信し、照明灯10と連動して隣接照明灯の調光出力も高める。そのため、照明灯10の位置を中心に通行人が通る周辺の照明灯の光束を上げて明るさを増すことができ、照明灯間に暗がりが発生するのを防止することができる。これにより、路上犯罪を未然に防ぐための防犯対策を十分に行うことができ、通行人は安心して通行することができる。
【0058】
さらに、照明灯10は、人が通り過ぎて通行人を検知しなくなると、調光出力時の照度70%から通常時の照度30%に調光出力を下げる。それとともに、照明灯10が隣接照明灯に対して調光停止信号を送信すると、隣接照明灯は、調光停止信号を受信して、調光出力時の照度70%から通常時の照度30%に調光出力を下げる。これにより、照明灯10や隣接照明灯が点灯する際の消費電力量を押えることができ、照明灯10の維持コストを低減することができる。加えて、照明灯10が通行人の通過しないときは通常時の照度30%に下がっているため、過度に明るい照明灯による光害を防止することができる。
【0059】
また、照明灯10は、通行人を検知しなくなった後、タイマー保持時間の間だけタイマー28を起動して調光出力時の照度70%を維持する。そのため、照明灯10は、通行人が通り過ぎた後も一定の時間だけ照度70%で通行人を確実に照らすことができる。これにより、路上犯罪を未然に防ぐための防犯性をより高めることができ、通行人は心から安心して通行することができる。
【0060】
なお、上述の例では隣接する1つの照明灯に対して調光開始信号、調光停止信号を送信することとしたが、これに限らず、隣接する2つ以上の照明灯に対してこれらの信号を送信するようにしてもよい。また、照明灯は、不特定多数の隣接照明灯に対して調光開始信号、調光停止信号を同時に同報通信するようにしてもよいし、ある特定の隣接照明灯に対して調光開始信号、調光停止信号を送信し、この特定の隣接照明灯から他の隣接照明灯へ、この他の隣接照明灯から次の隣接照明灯へと順に各隣接照明灯を中継して調光開始信号、調光停止信号を送信するようにしてもよい。
【0061】
また、調光開始信号、調光停止信号の送信先の照明灯は、個々の照明灯に固有の識別情報を用いて特定するようにしてもよい。例えば、照明灯102に対して調光開始信号を送信する場合には、通信パケット中に照明灯102の識別情報を含めて送信する。照明灯102は、この通信パケット中の識別情報を確認した上で調光開始信号を取得する。この場合には、この連続的な信号の立ち上がりが調光開始信号であり、その立下りが調光停止信号である。
【0062】
さらになお、上述の例では、調光の開始時及び停止時に各々独立した調光開始信号及び調光停止信号を送信するようにしたが、これに限らず、調光開始時に送信を開始し、調光停止時に送信を停止す連続的な信号であってもよい。
【0063】
発明の実施の形態2.
発明の実施の形態2において、図8を用いて、本発明の実施の形態における屋外照明装置を用いた屋外照明システムの他の構成例について説明する。ここで、発明の実施の形態2における屋外照明装置は、発明の実施の形態1における屋外照明装置と同様であり、その説明は省略する。
【0064】
図8は、屋外照明システムの他の構成例を示す概略模式図である。図8(a)に示すように、照明灯101の周辺に人感センサ580、581が設けられ、照明灯102の周辺には人感センサ582、583が設けられている。これらの人感センサ580、581、582、583は、照明灯101、102の人感センサ131、132と同様のものとすることができる。また、人感センサ580、581、582、583は、図8においては地表56に設けられているが、例えば道路に連接する家屋の塀や道路沿いに設けられた電柱等の設置物に設けてもよい。
【0065】
図8(b)に示すように、照明灯101、102の人感センサ131、132は、それぞれ検知範囲1011、1021に人がいる場合に、その人を検出することができる。発明の実施の形態1における屋外照明システムでは、歩行者55が照明灯101の検知範囲1011から出て照明灯102の検知範囲1012に入るまでの間、照明灯101はタイマーをタイマー保持間の間だけ起動して照度70%で点灯していた。
【0066】
これに対して、発明の実施の形態2においては、照明灯101の周辺に人感センサ580、581を設け、照明灯101は、人感センサ131とともに人感センサ580、581によって人を検知する。すなわち、照明灯101は、検知範囲1011に加えて検知範囲590、591に人が入った場合にその人を検知し、ランプ111から調光出力する。
照明灯102についても同様に、照明灯102は、人感センサ132の検知範囲1021に加えて、人感センサ582の検知範囲592、若しくは人感センサ583の検知範囲593に人が入った場合にその人を検知し、ランプ112から調光出力する。
【0067】
以上のように、照明灯101の周辺に人感センサ580、581を設けることにより、照明灯101の周辺の通行人を確実に検知することができる。これにより、照明灯間に暗がりが発生するのを確実に防止することができ、路上犯罪を未然に防ぐための防犯性をより一層高めることができる。
【0068】
発明の実施の形態3.
発明の実施の形態3において、本発明の実施の形態における屋外照明装置を用いた屋外照明装置の他の構成例について説明する。図9に示すように、発明の実施の形態3における屋外照明装置は、人感センサ13に替えて、歩行者の悲鳴を検知する悲鳴センサを制御機器12内に有する。
【0069】
まず、この図9を用いて、照明灯10の制御機器12について詳細に説明する。図9は、制御機器12の他の構成例を示すブロック図である。図9に示すように、制御機器12は、図2に示した制御部21、記憶部22、電波送受信部23、調光出力設定部26、電波強さ調節部27、タイマー28、タイマー保持時間調節部29に加えて、悲鳴センサ検知判定部61、異常通報生成部62、悲鳴センサ63を備える。
【0070】
また、記憶部22、電波送受信部23、調光出力設定部26、電波強さ調節部27、タイマー28、タイマー保持時間調節部29が発明の実施の形態1と同様であるため、その説明を省略し、制御部21、悲鳴センサ検知判定部61、異常通知生成部62について説明する。また、悲鳴センサ63については、後述の図10において説明する。
【0071】
図9に示すように、制御部21は、点灯照度切替部211、隣接照明制御部212に加えて、異常通知部213を有する。異常通知部213は、後述するような隣接照明灯の調光出力を制御するための異常信号を送信する機能を有する。ここで、点灯照度切替部211、隣接照明制御部212については、発明の実施の形態1と同様であるため、その説明を省略する。
【0072】
悲鳴センサ検知判定部61は、後述する悲鳴センサ63による人の悲鳴の検知を監視し、人の悲鳴を検知したか否かを判定する機能を有する。悲鳴センサ検知判定部61は、悲鳴センサ63から入力された信号を分析し、入力された信号が悲鳴を示すか否かを判定する。
【0073】
異常通報生成部62は、人の悲鳴が検知されたときに異常通報を示す異常通報信号を生成する機能を有する。また、異常通知生成部62で生成された異常通知は、異常通知部213により、電波送受信部23から後述する遠隔監視装置に対して送信される。
【0074】
続いて、図10を用いて、制御機器12の悲鳴センサ63について詳細に説明する。図10は、悲鳴センサ63の一構成例を示すブロック図である。
図10に示すように、悲鳴センサ63は、マイク71、アナログ処理部72、A/D変換部73、周波数分離部74を備える。
【0075】
マイク71は、人が発する声や外界の音声を検出し、その音声を電気信号に変換する機能を有する。アナログ処理部72は、マイク71で検出した音声を示す電気信号に増幅等の処理を施す機能を有する。A/D変換部73は、アナログ処理部32で信号処理されたアナログ信号をデジタル変換する機能を有する。
周波数分離部74は、A/D変換部73から入力されたデジタル信号から所望の周波数を分離する機能を有する。周波数分離部74は、一定の帯域の周波数を分離する機能を有する。周波数分離部74は、歩行者55により発せられた悲鳴を検知するため、高い周波数を分離する高域通過フィルタとすることができる。この周波数分離されたデジタル信号は、悲鳴センサ63が検知した人の悲鳴を示す悲鳴検知信号として制御機器12に入力される。
【0076】
次に、照明灯10が行う動作について説明する。図11は、照明灯10の動作を示すフローチャートである。
図11に示すように、S81において悲鳴センサ63が人の悲鳴を検知した場合、悲鳴センサ63は、データバス30を介して悲鳴センサ検知判定部61に悲鳴センチ信号を入力する。悲鳴センサ検知判定部61は、この悲鳴検知信号に応じて悲鳴の検知を判定する。悲鳴センサ検知判定部61が悲鳴センサ63により人の悲鳴が検知されたと判定する場合、タイマー28が起動される(S82)。そして、照明灯10は、電波送受信部23から、隣接照明灯を含めて他の照明灯に対して、照明灯10の周辺を通る人の異常時において隣接照明灯に調光出力を要求する異常信号を送信する(S83)。
【0077】
制御機器12の制御部21は、悲鳴センサ検知判定部61が悲鳴センサ63により悲鳴を検出したと判定したのにともなって、ランプ11が通常の照度30%の状態から異常時の照度100%の状態となるように制御し、電子安定器15は、ランプ11を照度100%の明るさにする(S84)。ここで、異常時の場合、ランプ11の照度は、人が通過して調光出力する場合の70%よりも高い照度に設定され、調光出力設定部26により100%に設定されている。
【0078】
制御機器12の悲鳴センサ検知判定部61が悲鳴センサ63により人の悲鳴を検知したと判定すると、異常通報生成部62は、異常通報を示す異常通報信号が生成する。そして、電波送受信部23は、後述する中継装置や遠隔監視装置に対して、この異常通報信号を送信する(S85)。
【0079】
電波送受信部23から送信される異常信号は、タイマー28が停止するまで送信し続けられる(S86)。S86においてタイマー28が停止すると、他の照明灯に対して異常信号を送信するのを停止する(S87)。そして、制御部21は、タイマー28が停止したのを受けて、ランプ11が異常時の照度100%の状態から通常の照度30%の状態となるように制御し、電子安定器15は、ランプ11を照度30%の明るさに戻す(S88)。
【0080】
このような照明灯10を用いた屋外照明システムについて説明する。
まず、図12を用いて、屋外照明システムの概略について説明する。図12は、屋外照明システムの他の構成例を示す概略模式図である。図12に示すように、当該屋外照明システムは、複数の照明灯101、102、103、中継装置91、遠隔監視装置92から構成されている。
【0081】
照明灯101、102、103が人の悲鳴を検知すると、異常通報を中継装置91に送信する。遠隔監視装置92は、この異常通報を受信して遠隔監視装置92に転送する。そして、遠隔監視装置92は、例えば、警察・病院等の施設に緊急通報をしたり、照明灯101、102、103の場所に人を派遣したりして、異常通報に対する適切な処理を行う。
【0082】
続いて、図13を用いて、屋外照明システムが行う動作について説明する。図13は、屋外照明システムの動作を示すタイミングチャートである。なお、図13には図示しないが、悲鳴センサ631は、照明灯101の悲鳴センサを示している。
【0083】
図13に示すように、照明灯101が悲鳴センサ631により歩行者55の悲鳴を検知すると、そのタイマー281を起動させる。それとともに、照明灯101の制御機器121は、ランプ111を照度30%から照度100%に切り替える。
【0084】
照明灯101は、悲鳴センサ631による悲鳴の検出にともなって、照明灯102、103に対して異常信号を送信する。異常信号は、タイマー281が起動し続ける間、送信され続ける。この異常信号を受信した照明灯102、103のそれぞれは、ランプ112、113を照度30%から照度100%に切り替え、照明灯101、102、103のランプ111、112、113すべてが照度100%で点灯している。
【0085】
照明灯101のタイマー281が停止すると、照明灯101の制御機器121は、ランプ111の照度100%から照度30%に切り替える。それとともに、照明灯101のタイマー281が停止すると、照明灯101から異常信号が送信されるのが停止する。異常信号を受信しなくなった照明灯102、103のそれぞれは、ランプ112、113を照度100%から照度30%に切り替え、照明灯101、102、103は通常の状態へと戻る。
【0086】
以上のように、照明灯10は、通常時には照度30%の一般的な照度によって点灯し、通行人に異常が発生した場合には、照度100%に調光出力を上げる。それとともに、照明灯10は、隣接照明灯に対して異常信号を送信し、照明灯10と連動して隣接照明灯の調光出力も高める。そのため、異常時に、照明灯10の位置を中心に通行人が通る周辺の照明灯の光束を上げて明るさを増すことができ、異常が生じた通行人の周辺を明るく照らすことができる。これにより、通行人は人の顔を判別でき、路上犯罪が起きたときの防犯対策を十分に行うことができる。
【0087】
さらに、照明灯10は、通行人の異常がなくなると、調光出力時の照度100%から通常時の照度30%に調光出力を下げる。それとともに、照明灯10が隣接照明灯に対して異常信号を送信するのを停止し、隣接照明灯は、異常信号を受信することがなくなり、調光出力時の照度100%から通常時の照度30%に調光出力を下げる。これにより、照明灯10や隣接照明灯が点灯する際の消費電力量を押えることができ、照明灯10の維持コストを低減することができる。加えて、照明灯10が通行人に異常がないときは通常時の照度30%に下がっているため、過度に明るい照明灯による光害を防止することができる。
【0088】
また、照明灯10は、異常時に、遠隔監視装置92に対して異常通報を送信し、通行人に異常が発生したことを通報する。そのため、通行人の異常を素早く感知することができ、通行人の異常時に対して迅速に対応することができる。これにより、路上犯罪が起きたときの防犯性をより高めることができ、通行人はより一層安心して通行することができる。
【0089】
なお、上述の例では、照明灯は、不特定多数の隣接照明灯に対して異常信号を同時に送信する(同報通信)が、ある特定の隣接照明灯に対して異常信号を送信し、この特定の隣接照明灯から他の隣接照明灯へ、そしてこの他の隣接照明灯から次の隣接照明灯へと順に各隣接照明灯を中継して異常信号を送信するようにしてもよい。
【0090】
なお、照明灯10は、電力量計を設置された構成とし、照明灯10の消費電力量を計測してもよい。この場合、照明灯10の使用電力量を計測することができる。さらに、照明灯10は、計測した使用電力量を遠隔監視装置92に対して送信してもよい。これにより、照明灯10が使用した電力量を定期的に管理拠点に送付し、エネルギー管理、メンテナンス等を行うことができる。そのため、照明灯10のランプ11の寿命管理を行え、常時照度を保ちつつエネルギー使用量を適切に保つことができる。
【0091】
またなお、遠隔監視装置92は、照明灯10から受信する消費電力量を積算し、積算した消費電力に基づいて点灯異常を判断するようにしてもよい。これにより、照明灯10のメンテナンスを容易に行うことができ、照明灯10の調査やメンテナンスに必要な時間や労力を削減することができる。
【0092】
なお、本発明の実施の形態では、照度30%、70%、100%に設定する場合について説明したが、これに限らず、任意の照度に設定することができる。
【0093】
【発明の効果】
本発明によれば、路上犯罪に対して防犯対策を十分に行うことができる屋外照明装置、屋外照明システム、及び屋外照明方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における屋外照明装置を示す概略模式図である。
【図2】本発明の実施の形態における屋外照明装置の一構成例を示すブロック図である。
【図3】本発明の実施の形態における人感センサの一構成例を示すブロック図である。
【図4】本発明の実施の形態における屋外照明装置の動作を示すフローチャートである。
【図5】本発明の実施の形態における屋外照明システムを示す概略模式図である。
【図6】本発明の実施の形態における屋外照明システムの動作を示すタイミングチャートである。
【図7】本発明の実施の形態における屋外照明システムの照明範囲を示す概略模式図である。
【図8】本発明の実施の形態における屋外照明システムを示す概略模式図である。
【図9】本発明の実施の形態における屋外照明装置の他の構成例を示すブロック図である。
【図10】本発明の実施の形態における音声センサの一構成例を示すブロック図である。
【図11】本発明の実施の形態における屋外照明装置の動作を示すフローチャートである。
【図12】本発明の実施の形態における屋外照明システムの他の一例を示す概略模式図である。
【図13】本発明の実施の形態における屋外照明システムの他の動作を示すタイミングチャートである。
【符号の説明】
10 照明灯、11 ランプ、12 制御機器、13 人感センサ、14 自動点滅器、15 電子安定器、16 ポール、21 制御部、211 点灯照度切替部、212 隣接照明制御部、213 異常通知部、22 記憶部、23 電波送受信部、24 人感センサ検知判定部、25 電波受信判定部、26 調光出力設定部、27 電波強さ調節部、28 タイマー、29 タイマー保持時間調節部、30 データバス、31 赤外線センサ、32 アナログ処理部、33A/D変換部、55 歩行者、56 地表、61 悲鳴センサ検知判定部、62 異常通報生成部、63 悲鳴センサ、71 マイク、72 アナログ処理部、73 A/D変換部、74 周波数分離部、91 中継装置、92 遠隔監視装置

Claims (15)

  1. 人体を検知する人体検知手段と、照度が可変である点灯手段と、他の屋外照明装置と通信を行う通信手段と、制御手段とを備えた屋外照明装置であって、
    前記制御手段は、
    前記人体検知手段が人体を検知した場合又は隣接する屋外照明装置より前記通信手段によって調光開始信号を受信した場合に前記点灯手段の照度を第1の照度からこの第1の照度よりも高い第2の照度に切り替える点灯照度切替手段と、
    前記人体検知手段が人体を検知した場合に前記通信手段により調光開始信号を隣接する屋外照明装置に対して送信する隣接照明制御手段とを備えた屋外照明装置。
  2. 前記点灯照度切替手段は、前記人体検知手段が人体を検知した後に人体を検知しなくなった場合に前記点灯手段の照度を前記第2の照度から前記第1の照度に切り替えることを特徴とする請求項1記載の屋外照明装置。
  3. 前記点灯照度切替手段は、人体を検知しなくなった場合に、一定時間経過後に前記第2の照度から前記第1の照度に切り替えることを特徴とする請求項2記載の屋外照明装置。
  4. 前記隣接照明制御手段は、前記人体検知手段が人体を検知した後に人体を検知しなくなった場合に隣接する屋外照明装置に対して調光停止信号を送信することを特徴とする請求項1乃至3いずれかに記載の屋外照明装置。
  5. 前記隣接照明制御手段は、人体を検知しなくなった場合に、一定時間経過後に隣接する屋外照明装置に対して調光停止信号を送信することを特徴とする請求項4記載の屋外照明装置。
  6. 前記屋外照明装置は、さらに、人の悲鳴を検知する悲鳴検知手段を備え、
    前記点灯照度切替手段は、当該悲鳴検知手段が人の悲鳴を検知した場合に、前記点灯手段の照度を前記第2の照度よりも高い第3の照度に切り替えることを特徴とする請求項1乃至5記載の屋外照明装置。
  7. 前記制御手段は、さらに、悲鳴検知手段が人の悲鳴を検知した場合に、他の屋外照明装置に対して異常信号を送信する異常通知手段を備え、
    前記点灯照度切替手段は、他の屋外照明装置から前記異常信号を受信した場合に、前記第3の照度に切り替えることを特徴とする請求項6記載の屋外照明装置。
  8. 前記異常通知手段は、予め定められた遠隔監視装置に対して異常を通知することを特徴とする請求項7記載の屋外照明装置。
  9. 前記請求項1乃至請求項8のいずれかの屋外照明装置を複数備えると共に、一の屋外照明装置に対して複数の人体検出手段を互いに離間して配置した屋外照明システム。
  10. 人の悲鳴を検知する悲鳴検知手段と、照度が可変である点灯手段と、他の屋外照明装置と通信を行う通信手段と、制御手段とを備えた屋外照明装置であって、
    前記制御手段は、前記悲鳴検知手段が人の悲鳴を検知した場合に、前記点灯手段の照度を第1の照度よりも高い第2の照度に切り替える点灯照度切替手段を備えた屋外照明装置。
  11. 前記制御手段は、さらに、悲鳴検知手段が人の悲鳴を検知した場合に、他の屋外照明装置に対して異常信号を送信する異常通知手段を備え、
    前記点灯照度切替手段は、他の屋外照明装置から前記異常信号を受信した場合に、前記第2の照度に切り替えることを特徴とする請求項10記載の屋外照明装置。
  12. 前記異常通知手段は、予め定められた遠隔監視装置に対して異常を通知することを特徴とする請求項11記載の屋外照明装置。
  13. 複数の屋外照明装置により屋外を照明する方法であって、
    人体検知手段が人体を検知した場合又は隣接する屋外照明装置より調光開始信号を受信した場合に点灯手段の照度を第1の照度からこの第1の照度よりも高い第2の照度に切り替えるステップと、
    人体検知手段が人体を検知した場合に調光開始信号を隣接する屋外照明装置に対して送信するステップとを備えた屋外照明方法。
  14. 複数の屋外照明装置により屋外を照明する方法であって、
    悲鳴検知手段が人の悲鳴を検知するステップと、
    人の悲鳴の検知に応じて点灯手段の照度を第1の照度よりも高い第2の照度に切り替えるステップを備えた屋外照明方法。
  15. 悲鳴検知手段が人の悲鳴を検知した場合に、他の屋外照明装置に対して異常信号を送信するステップと、
    他の屋外照明装置から前記異常信号を受信した場合に、前記第2の照度に切り替えるステップとを有することを特徴とする請求項14記載の屋外照明方法。
JP2003027998A 2003-02-05 2003-02-05 屋外照明装置 Pending JP2004241217A (ja)

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