JP2002081966A - 車両用計器 - Google Patents

車両用計器

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JP2002081966A
JP2002081966A JP2001194651A JP2001194651A JP2002081966A JP 2002081966 A JP2002081966 A JP 2002081966A JP 2001194651 A JP2001194651 A JP 2001194651A JP 2001194651 A JP2001194651 A JP 2001194651A JP 2002081966 A JP2002081966 A JP 2002081966A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 車両用計器表示板の背後から、その前方に向
ってグラデーション照明されるリング照明部材の内部で
表示板が浮いているかの如き立体感を演出することがで
きる車両用計器の提供。 【解決手段】 略筒型の形状をなし、その円筒型の内
周面半径が前端周縁より奥端周縁に向って漸次小さくな
るようなテーパ面27Aと次いで湾曲面27Bを形成し
た光透過性のリング照明部材26と、そのリング照明部
材26筒型内部の前端縁と奥端縁との間において、前記
リング照明部材26の内周面との間に所定の隙間を確保
して配置した光透過性表示板25と、上記リング照明部
材26の奥端縁に近接配置した光源35とを有すること
を特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両用計器表示板
の周囲をリング状に、しかも前後方向に階調照明される
グラデーション照明が可能な車両用計器であって、特に
前記車両用計器表示板の背後から、その前方に向ってグ
ラデーション照明されるリング照明部材の内部で表示板
が浮いているかの如き立体感を高めることができる車両
用計器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、自動車に装備される計器の表示
板周辺部をグラデーション照明する照明手段を具備せし
めた計器装置の公知例として、例えば特開平9−684
42号公報で開示されているものがある。この計器装置
は、図5及び図6で示す構成であって、以下に該公知例
の主要構成について述べる。
【0003】この計器装置は、図5で示すように車速計
1、エンジン回転数計2、水温計3、燃料計4のそれぞ
れを一つのケース5内に収納配置してなる複合メータ
(コンビネーションメータ)であって、前記車速計1、
エンジン回転数計2、水温計3及び燃料計4のそれぞれ
を構成している各表示板6の周囲を環状に照明7せしめ
るための照明手段が具備されている。
【0004】この環状照明手段としての構成を、図6に
基いて、例えば車速計1を代表とする構成で説明する
と、その表示板6の背後には、ロアケース8により固定
支持される計器ムーブメント9及び計器照明用の光源1
0等が配置されており、さらに前記表示板6の周縁とロ
アケース8とでなる間隙内にはその表示板6の周囲を取
り巻くよう環状の導光体11が配置されている。
【0005】また、前記表示板6の周縁部から前方に向
って延びる筒部材12が配置されているが、この筒部材
12の表示板6側端縁と、表示板6の表面との間には隙
間13が形成されていて、前記導光体11から放射され
た光が、その隙間13から筒部材12内部に向けて照射
されるように構成されている。
【0006】さらに、前記筒部材12の内径は、表示板
6側から前方側へ向うにつれて漸次大きくなるように形
成してグラデーション照明を可能とするテーパが付けら
れている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このように構成されて
いる公知の計器装置において、光源10を点灯すると、
この光源10から光の一部は環状の導光体11に受光さ
れ、この導光体11による受光された光は、導光体11
内部を経て表示板6と筒部材12端縁との間で形成され
ている隙間13より筒部材12の内部に向けて照射され
る。
【0008】そして、その隙間13から筒部材12内に
照射された光は、間接照明により筒部材12の内面が照
明されるのであるが、その筒部材12の内径は前記のよ
うに表示板6側から前方側へ向うにつれて漸次大となる
テーパに形成されていることから、その筒部材12の内
周面の輝度は、表示板6に接近している側が明るく、遠
い側が次第に暗くなるグラデーション照明となり、これ
により照明による立体感を得ようとしているものであ
る。
【0009】しかしながら、前記公知の計器装置におけ
るグラデーション照明は、表示板6の表面より前方に配
置されている筒部材12の内周面で反射照明されるよう
になっているためにそのグラデーション照明は、表示板
6の表面より前方のみとなりこのために表示板6が筒部
材12の内部前後方向で浮いているかの如き立体感を持
った表示とすることができなかった。
【0010】また、筒部材12内周面でのグラデーショ
ン照明は、導光体11から発せられる光を隙間13から
筒部材12内周面に向けて放射する間接照明であること
から、筒部材内周面の輝度効率が低く、しかもその筒部
材の前端周縁に至るまで有効な輝度でグラデーション照
明することが困難であった。そのために、グラデーショ
ン照明による計器立体表示を期待どおりに行なうことが
困難である。
【0011】特に、図6で示すように、計器前面に被せ
るフロントカバー14を光透過率の低いスモークパネル
とし、イグニッションスイチがOFFの時にはメータ前
面全体が真っ黒の状態に見え、イグニッションスイッチ
をONにすると、指針や文字・目盛が照明され、真っ黒
の背景に浮かび上がるように表示されるブラックフェー
スメータとした場合には、筒部材12の内周面で間接照
明される照明輝度が不足し、有効な立体感を得ることが
できないという問題点があった。
【0012】本発明はかかる問題点に着目してなされた
もので、計器に具備されている表示板の周辺部に配置さ
れているリング照明部材の後端縁より、その前端縁に向
って輝度が弱められるグラデーション照明を行なう車両
用計器であって、特に前記表示板をリング照明部材の後
端縁より手前側(前端縁)に位置をずらして配置せしめ
ると共にその表示板の外周縁とリング照明部材のグラデ
ーション照明表示面との間に隙間を設けて、表示板がリ
ング照明部材内部において前後方向で浮いているかの如
き立体感を演出させることが可能な車両用計器の提供を
第1の目的とする。
【0013】また、本発明ではグラデーション照明の輝
度効率を高めて、照明による計器の立体感を高めると共
に、ブラックフェイスメータとするためのスモークパネ
ルを使用しても、そのスモークパネルを透して有効な立
体感ある表示のできる車両用計器の提供を第2の目的と
する。
【0014】
【課題を解決するための手段】前記第1の目的及び第2
の目的を達成するために、本発明の請求項1に係る発明
の構成は、光の透過によって計器の指示値を表示する光
透過性表示板と、前記光透過性表示板を内部に収容する
略筒型の形状をなし、該筒型の内周径が前端周縁より奥
端周縁に向って漸次小さくなるように形成した光透過性
のリング照明部材と、前記リング照明部材の筒型内部の
前端縁と奥端縁との間において、前記光透過性表示板の
外周縁と前記リング照明部材の内周面との間に所定の隙
間を確保して、前記光透過性表示板を保持する支持部材
と、前記リング照明部材の奥端側に配置され、該リング
照明部材の奥端側から該リング照明部材に照明光を照射
する光源と、を有することを特徴とする。
【0015】前記リング照明部材は各計器毎に別個に設
けてもよいし、複数個を一体的に連設して一体型として
もよい。
【0016】請求項2に係る発明の構成は、請求項1に
係る発明の構成であって、前記リング照明用部材の内周
面に前端縁から奥端縁に行くに従って筒型の軸芯方向へ
湾曲する湾曲面を形成し、前記リング照明部材の内周面
と外周面との間の厚みを前端縁から奥端縁に向かい漸次
厚くなるように変化させたことを特徴とする。
【0017】前記湾曲面は、例えば二次曲面でも三次曲
面でもよく、その他の曲面もよい。またリング照明用部
材の前端縁から奥端縁まで湾曲面としてもよいし、奥端
部のみを湾曲面としてもよい。
【0018】請求項3に係る発明の構成は、請求項1乃
至2に係る発明の構成であって、前記リング照明部材の
外周面に光反射層を施したことを特徴とする。
【0019】前記光反射層は反射効率の高い金属蒸着、
白色塗装等とすることができる。
【0020】請求項4に係る発明の構成は、請求項1乃
至3に係る発明の構成であって、前記光透過性表示板を
支持する支持部材を光透過性材料で形成し、該支持部材
の側周面に漏光防止用の遮光層を施したことを特徴とす
る。
【0021】また、遮光層の内側に反射層を設けてもよ
い。
【0022】
【発明の実施の形態】以下に本発明実施の形態につい
て、図1乃至図4に基いて詳細に説明する。図1は本発
明よりなる車両用計器の実施の形態を示す正面図、図2
は本発明よりなる車両用計器の実施の形態を示す底面
図、図3は図1におけるA−A線に沿った拡大断面図、
図4は図3における要部拡大説明図である。
【0023】図1乃至図2において、21は本実施の形
態である車両用計器であり、車速計22、エンジン回転
数計23、燃料計・水温計24等の各計器を一つのケー
ス内に配置してユニット化してなる複合計器である。
【0024】図3乃至図4において、車両用計器21を
構成する各計器の各光透過性表示板25(以下の説明で
は、前記各計器それぞれの構成が共通しているので車速
計22を代表として説明し、他の計器の構成説明は省略
する。)の周囲には、リング状に形成されたリング照明
部材26が配置されている。
【0025】このリング照明部材26は、乳白色の光透
過性樹脂で形成されており、その形状は、略円筒型をな
し、光透過性表示板25の外周縁と同心的に配置される
見返し板部27を有し、さらにその見返し板部27の内
周面は、図4で明らかなように、略円筒型の軸芯方向に
その前端縁から奥端縁に向かうにつれて内径が漸次小と
なるテーパ面27Aが形成されていると共に光透過性表
示板25の後方へ向うにつれて内径が指数関数的に漸次
小となる湾曲面27Bに形成されて、前記リング照明部
材26の内周面と外周面との間の厚みは前端縁から奥前
端縁に向かい指数関数的に漸次厚くなるように変化して
いる。
【0026】また、この見返し板部27の内周面、即ち
テーパ面27A及び湾曲面27Bの全面には、発光輝度
をぼかすことを目的として例えばサンドブラスト処理、
梨地処理、白色塗装処理等が施されている。
【0027】前記の光透過性表示板25は、光透過性材
料で形成され、光源からの光を光透過性表示板25へ導
く機能も有する支持部材28の略円形の透光部47の表
面に固定され、この光透過性表示板25の外周縁は、前
記見返し板部27の内周面との間で適宜の隙間29が確
保され、しかも前記湾曲面27Bよりも前方へ位置され
るようにしてリング照明部材26の筒型内に固定されて
いるものである。
【0028】前記支持部材28の透光部47の光透過性
表示板25支持面周縁部には、光透過性表示板25を位
置決めするための突条30が形成されており、この突条
30の表面から透光部47の外側面にかけては、支持部
材28の内部における反射効率を高めるための手段とし
て、例えば白色である反射層31が形成され、さらにこ
の反射層31の表面には、例えば金属蒸着、ペイント塗
装等による遮光層32が形成されている。また、突条3
0の上端に遮光層32を形成することにより、光透過性
表示板25の見切りを明確にさせることができる。
【0029】また、前記支持部材28の裏側周囲には環
状のリブ33が形成されており、さらに支持部材28の
裏側には、回路基板34に配置されている光源35から
の発光を、光透過性表示板25の表側に位置されている
指針36へ導光せしめるための導光部37が形成されて
いる。
【0030】また、前記支持部材28の下面部に形成さ
れているリブ33の突出端部は、前記リング照明部材2
6の後端部周縁に形成されている係合段部38に支持さ
れて、前記光源35からの光がリング照明部材26と支
持部材28との隙間から漏光されることがないようにな
っている。
【0031】また、リブ部33の突出端部を一般部より
外径部を絞り込むことによって、光透光性表示板の周縁
内側からも照明されることとなりより立体感を高めるこ
とができる。
【0032】一方、前記突条30の表面から透光部47
の外側面にかけて形成された反射層31及び遮光層32
は、支持部材28の内部における反射効率を高めるため
の手段として、環状のリブ33まで延長してもよい。
【0033】また、前記リング照明部材26における光
源35との近接位置には光入射面39が形成されている
が、この光入射面には、必要に応じて光透過着色層40
を設け、さらにリング照明部材26の外周面には、この
外周面からの漏光を防止してリング照明部材26のテー
パ面27A,湾曲面27Bの輝度を高めるため、必要に
応じて反射膜(反射層)41を設けてもよい。
【0034】なお、この反射膜41のリング照明部材2
6と接触する面は反射効率の高い金属蒸着、白色塗装等
が望ましい。また前記リング照明部材26の材質を光透
過性の乳白色樹脂としているがこれに限られるものでは
なく、透明材料あるいは透明材料に蛍光塗料、蛍光顔料
等を混入した成形材料を用いて、該リング照明部材が光
源35からの光を受けて着色発光されるものであること
が望ましい。
【0035】また、前記の光源35を着色発光可能なL
ED、着色タングステンバルブによる白熱電球等を使用
する場合には、前記リング照明部材26の光入射面39
に層成した光透過着色層40または透明材料に混入する
蛍光塗料、蛍光顔料等の使用を省くことも可能である。
【0036】また、前記光源35はリング照明部材26
を発光表示せしめるための光源と、光透過性表示板25
を透過照明し、かつ指針36を照明するための光源とを
兼用する構成となしているが、例えばリング照明部材2
6を着色発光せしめるための光源と、光透過性表示板2
5及び指針36を発光表示せしめるための光源とを区別
けするようにしてもよい。
【0037】なお、前記リング照明部材26の前方に
は、光透過率の高い透明のフロントカバー42を被せて
いるが計器をブラックフェイス計器とする場合には、透
明フロントカバー42を光透過率の低いスモーク調(半
透明)としたブラックフェイス用のフロントカバー42
を使用すればよい。
【0038】さらに、そのフロントカバー42の前方に
は、筒状リッド43が取付けられている。44は回路基
板34とリング照明部材26との間に介在されるロアハ
ウジング、45は計器の裏側に被せられるカバー、46
は計器ムーブメントを示す(計器ムーブメント46は回
路基板の裏側であっても良い)。
【0039】また、前記リング照明部材26は各計器毎
に個別に設けているが、これらのリング照明部材はその
複数個を一体的に連設した一体型となしてもよい。
【0040】以上が本実施の形態であるが、次にその作
用について述べる。光源35を点灯すると、該光源35
から発した光の一部は導光部37から透光部47を経
て、光透過性表示板25の文字、目盛り部の透過照明
と、指針36の発光表示がなされる。これと同時に、光
源35から照射された光は、光透過着色層40を設けた
場合には、この透過着色層40を透した着色光がリング
照明部材26の見返し板部27内を透過しその色で着色
発光する。
【0041】また、光透過着色層40を設けないで、リ
ング照明部材26に乳白色材、蛍光塗料、蛍光顔料等を
使用したりまたは光源35による発光色とした場合には
その色またはそれらの合成色で着色発光する。
【0042】かくして、光源35からの光を受けた見返
し板部27の内部は、適宜の設定色で着色発光し、見返
し板部27の内面に形成されている湾曲面27B及びテ
ーパ面27Aがその見返し板27の前縁方向に向ってグ
ラデーション照明される。
【0043】特に、光入射面39との距離が最も接近し
ている湾曲面27B部分では高輝度でグラデーション発
光し、この湾曲面27Bによるグラデーション発光面が
光透過性表示板25より後方にあるため、その光透過性
表示板25がリング照明部材26の内部に浮いているか
の如き立体感が醸し出せる。光入射面39との距離が次
第に遠ざかるテーパ面27Aでは、グラデーション輝度
が漸次弱められ、このために、光透過性表示板25の表
面より前方に位置するテーパ面27Aでは、その後端側
より前端側に向って発光輝度が漸次弱められて、光透過
性表示板25の透過照明とバランスのとれた有効なグラ
デーション照明が得られる。
【0044】また、この見返し板部27の湾曲面27B
及びテーパ面27Aには、サンドブラスト処理、梨地処
理あるいは白色処理を施していることにより、この処理
により光拡散効果が高められ、その湾曲面27B及びテ
ーパ面27Aの全域を淡い有色である効果的なグラデー
ション照明とすることができる。
【0045】また、本実施の形態では、光透過性表示板
25の外周縁と、見返し板部27の発光面、つまり湾曲
面27B及びテーパ面27Aとの間に隙間29が保たれ
ており、しかもその光透過性表示板25の位置が見返し
板部27に形成されている湾曲面27Bよりも前方とな
るように配置固定されているので、即ち前記湾曲面27
Bにおける面発光が光透過性表示板25の後方に位置し
ているため、光透過性表示板25が内周面がグラデーシ
ョン照明されている見返し板部27の内部で浮かせて配
置されているが如き印象、例えば太陽の金環食と同様に
立体感が強調される表示とすることができる。
【0046】また、前記光透過性表示板25を支持して
いる支持部材28の透光部47の外周に形成している突
条30及びその外周面には、反射層31及びその反射層
31の表面に形成される遮光層32を設けているので、
支持部材28内部を通過する光の漏光ロスが防止できて
光の有効利用が高められることが可能であると共に、前
記遮光層32の作用で支持部材28内の透過光が、見返
し板部27の湾曲面27B及びテーパ面27A方向へ漏
光することがないので、見返し板部27の内面(湾曲
面、テーパ面)におけるグラデーション照明のグラデー
ション効果が妨げられることがなく、品質の良いグラデ
ーション照明が可能となる。また突状30の上端面側に
ついても金属調の遮光層32を連続して回り込ませるこ
とにより光透過性表示板25の周縁の見切りをはっきり
させることができる。
【0047】また、見返し板部27に設けた光入射面3
9から見返し板部27内に入射された光は、湾曲面27
B及びテーパ面27Aで直接透過発光するので、その湾
曲面27B及びテーパ面27Aの輝度を高めることがで
きる。
【0048】このために、車両用をブラックフェイスメ
ータとして使用することを目的としてフロントカバー
を、スモーク調のものを使用しても、そのフロントカバ
ーを透すグラデーション照明を十分に確保することがで
き、これにより、リング照明部材によるグラデーション
照明効果が一層高められる。
【0049】
【発明の効果】請求項1に係る発明によれば、リング照
明部材を略筒型の形状をなし、該筒型の内周径が前端周
縁より奥端周縁に向って漸次小さくなるように形成した
ことにより、筒型内周面を立体的に見せることができ、
また光源からリング照明部材内周面までの距離が漸次変
化し、それに対応して光の減衰量が変化するため、奥端
周縁部から前端周縁部にかけて輝度が漸次減少して有効
なグラデーション照明がなされる。
【0050】しかも、リング照明部材内部には、光透過
性表示板がその筒型内部の前端縁と奥端縁との間に配置
され、光透過性表示板の後方から前面にかけてリング照
明部材の内周面が連続的にグラデーション照明されるた
め、光透過性表示板がリング照明部材内部であたかも宙
に浮いているかの如き立体感を醸し出すという効果が得
られる。
【0051】請求項2に係る発明によれば、前記リング
照明用部材の奥端部内周面を前端縁から奥端縁に行くに
従って筒型の軸芯方向へ湾曲する湾曲面に形成し、前記
リング照明部材の内周面と外周面との間の厚みを前端縁
から奥端縁に向かい漸次厚くなるように変化させたこと
により、リング照明部材の内周面と光透過性表示板との
隙間を該光透過性表示板の後方においても確保できると
共に、リング照明部材の光入光面からリング照明部材の
湾曲表面までの距離も変化し、その変化に対応して、リ
ング照明部材内に入光した光は減衰されるため、グラデ
ーション効果がより強調される。
【0052】請求項3に係る発明によれば、前記リング
照明部材の外周面に光反射層を施したことにより、リン
グ照明部材内の光がリング照明部材の外周面より漏れる
ことがなく、リング照明部材の筒型内周面で演出される
グラデーション照明の効率を高めることができる。
【0053】例えば、車両用計器をブラックフェースメ
ータとするために、計器の前面に被着するフロントカバ
ーに光透過率の低い、スモーク調のものを使用しても、
そのフロントカバーに阻害されることなくグラデーショ
ン照明を有効に演出できる。
【0054】請求項4に係る発明によれば、前記光透過
性表示板を支持する支持部材を光透過性材料で形成し、
該支持部材の側周面に漏光防止用の遮光層を施したこと
により、該支持部材の透光部の側面からリング照明部材
の内周面側に漏光がないため、リング照明部材の内周面
に演出されるグラデーション照明の効果が阻害されるこ
とがなく、品質の良いグラデーション照明を実現できる
という効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明よりなる車両用計器の実施の形態を示す
正面図
【図2】本発明よりなる車両用計器の実施の形態を示す
底面図
【図3】図1におけるA−A線に沿った拡大断面図
【図4】図3における要部拡大説明図
【図5】従来の車両用計器を示した正面図
【図6】図5におけるB−B線に沿った断面図
【符号の説明】
21 車両用計器 22 車速計 23 エンジン回転数計 24 燃料計・水温計 25 光透過性表示板 26 リング照明部材 27 見返し板部 27A テーパ面 27B 湾曲面 28 支持部材 29 隙間 30 突条 31 反射層 32 遮光層 33 リブ 34 回路基板 35 光源 36 指針 37 導光部 38 係合段部 39 光入射面 40 光透過着色層 41 反射膜(反射層) 42 フロントカバー 43 筒状リッド 44 ロアハウジング 45 カバー 46 ムーブメント 47 透光部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光の透過によって計器の指示値を表示す
    る光透過性表示板と、 前記光透過性表示板を内部に収容する略筒型をなし、該
    筒型の内周径が前端周縁より奥端周縁に向って漸次小さ
    くなるように形成した光透過性のリング照明部材と、 前記リング照明部材の筒型内部の前端縁と奥端縁との間
    において、前記光透過性表示板の外周縁と前記リング照
    明部材の内周面との間に所定の隙間を確保して、前記光
    透過性表示板を保持する支持部材と、 前記リング照明部材の奥端側に配置され、該リング照明
    部材の奥端側から該リング照明部材に照明光を照射する
    光源と、を有することを特徴とする車両用計器。
  2. 【請求項2】 前記リング照明用部材の内周面に前端縁
    から奥端縁に行くに従って筒型の軸芯方向へ湾曲する湾
    曲面を形成し、 前記リング照明部材の内周面と外周面との間の厚みを前
    端縁から奥端縁に向かい漸次厚くなるように変化させた
    ことを特徴とする請求項1に記載の車両用計器。
  3. 【請求項3】 前記リング照明部材の外周面に光反射層
    を施したことを特徴とする請求項1乃至2に記載の車両
    用計器。
  4. 【請求項4】 前記光透過性表示板を支持する支持部材
    を光透過性材料で形成し、該支持部材の側周面に漏光防
    止用の遮光層を施したことを特徴とする請求項1乃至3
    に記載の車両用計器。
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