JP2002081464A - 電磁クラッチおよび該電磁クラッチを備えた圧縮機 - Google Patents

電磁クラッチおよび該電磁クラッチを備えた圧縮機

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    • F16D2027/008Details relating to the magnetic circuit, or to the shape of the clutch parts to achieve a certain magnetic path

Abstract

(57)【要約】 【課題】 アマチュア板と駆動ロータとの結合時に発生
する衝突音を低減させることができる電磁クラッチおよ
び該電磁クラッチを備えた圧縮機を提供する。 【解決手段】 コイル33を内蔵する駆動ロータ32
と、駆動ロータ32に対向し、かつ同一回転軸線を有し
て配置されたアマチュア板34を有するアマチュアとを
備え、コイル33が電圧を印加されて励磁されたときに
コイル33の磁力により、駆動ロータ32の端面32a
とアマチュア板34とを吸着させて、駆動ロータ32と
アマチュア34とを連動連結する電磁クラッチ30にお
いて、アマチュア板34は、複数の金属薄板(板体)4
1を積層して構成されていることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電磁クラッチに関
し、より好ましくは、車両用空気調和装置に組み込まれ
る圧縮機に用いられる電磁クラッチに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】図16は従来の電磁クラッチの一例を示
す縦断面図である。この電磁クラッチ100は車両用空
気調和装置等の圧縮機に備えられ、この圧縮機と図示し
ない駆動源とを機械的に、かつ断続的に接続するもので
あり、圧縮機のフロントケースのノーズ部101に配置
されている。ノーズ部101の外周には、クラッチ軸受
102を介して駆動ロータ103が回転自在に支持さ
れ、この駆動ロータ103にはコイル104が内蔵され
ている。この駆動ロータ103に対向するように同一軸
線を有してアマチュア板105が配設されている。圧縮
機の駆動軸112の突出部には、ハブ106がナット1
07により固定されている。このハブ106に接続プレ
ート108の一端がリベット110によって固定され、
他端はリベット109を介してアマチュア板105に固
定されている。上記クラッチ軸受102、駆動ロータ1
03、コイル104、アマチュア板105、ハブ10
6、接続プレート108、リベット109、110を主
要部材として電磁クラッチ100が構成されている。ま
た、駆動ロータ103の外周にはベルトプーリ111が
設けられ、これに掛け渡された図示しないVベルトを介
してエンジン等の駆動源と連結されている。
【0003】上記構成の電磁クラッチ100において、
駆動ロータ103はエンジン等の駆動源と連結されてい
るので、駆動源の回転中は常時回転している。この状態
でコイル104に通電し、コイル104が励磁される
と、コイル104の磁力によりアマチュア板105は駆
動ロータ103に吸着される。そして、駆動源の回転ト
ルクは、駆動ロータ103、アマチュア板105、リベ
ット109、接続プレート108、リベット110、ハ
ブ106の順に経て駆動軸111に伝達されることにな
る。これにより、圧縮要素の駆動軸112が回転させら
れることになる。この状態からコイル104への通電を
止めると、アマチュア板105は駆動ロータ103から
離間し、駆動軸112への動力伝達が遮断される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記構成の圧縮機の電
磁クラッチ100において、アマチュア板105は金属
製で厚板一体とされ、駆動ロータ103も金属製で一体
形成されている。また、コイル104に通電し、コイル
104の磁力によりアマチュア板105を駆動ロータ1
03に吸着させる場合、駆動ロータ103の端面との相
対滑り時間を最小化するために、アマチュア板105は
高速で駆動ロータ103と結合させられることになる。
このため、上述のようにコイル104に通電し、コイル
104を励磁させてアマチュア板105と駆動ロータ1
03とを吸着させて結合する際に、アマチュア板105
と駆動ロータ103の端面との衝突音が発生するという
問題があった。
【0005】本発明は、上記問題点に鑑みてなされたも
のであり、アマチュア板と駆動ロータとの結合時に発生
する衝突音を低減させることができる電磁クラッチおよ
び該電磁クラッチを備えた圧縮機を提供することを目的
とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の電磁クラッチ
は、駆動源に連動するよう接続されているとともに、コ
イルを内蔵する駆動ロータと、該駆動ロータに対向し、
かつ同一回転軸線を有して配置されたアマチュア板を有
するアマチュアとを備え、前記コイルが電圧を印加され
て励磁されたときに該コイルの磁力により、前記駆動ロ
ータの端面と前記アマチュア板とを吸着あるいは離間さ
せて、前記駆動ロータと前記アマチュアとを断続的に連
動連結する電磁クラッチにおいて、前記アマチュア板
は、複数の板体を積層して構成されていることを特徴と
する。
【0007】この電磁クラッチにおいては、アマチュア
板は複数の板体を積層して構成されているので、各板体
間には微少の空気層が形成されることになる。このた
め、アマチュア板が駆動ロータの端面と結合する際に、
その衝撃はアマチュア板を構成する各板体個々が振動す
ることにより、その衝撃力は吸収緩和されることとな
る。また、アマチュア板は複数の板体を積層して構成さ
れているので、アマチュア板の剛性は厚板一体とされた
従来のアマチュア板の剛性よりも弱くなり、アマチュア
板と駆動ロータの端面との結合時に発生する衝撃力は緩
和される。
【0008】さらに本発明の電磁クラッチは、前記各板
体は、同一厚さとされていることを特徴とする。
【0009】この電磁クラッチにおいては、前記各板体
は同一厚さとされているので、複数の板体を作製するこ
とが容易であり、アマチュア板のコストが削減されるこ
ととなる。
【0010】さらに本発明の電磁クラッチは、前記各板
体のうち、前記駆動ロータの端面に当接する板体は、他
の板体と異なる厚さとされていることを特徴とする。
【0011】アマチュア板の発生磁力は前記駆動ロータ
と当接する板体の厚さによって制御される。従って、こ
の電磁クラッチにおいては、前記駆動ロータの端面に当
接する板体の厚さを厚くすると、コイルにより発生した
磁束は該板体を通過しやすくなるので、アマチュア板の
発生磁力は大きくなり、ひいてはクラッチトルクが増大
することとなる。反対に、前記駆動ロータの端面に当接
する板体の厚さを薄くすると、該板体の剛性は弱くなる
ので、アマチュア板と駆動ロータの端面との結合時に発
生する衝撃力は緩和される。
【0012】さらに本発明の電磁クラッチは、前記各板
体のうち、前記駆動ロータの端面に当接する板体は、他
の板体よりも厚くされていることを特徴とする。
【0013】駆動ロータの端面に当接する板体は、駆動
ロータの端面に対して摺動接触するので、他の板体に比
べて磨耗が激しい。従って、この電磁クラッチにおいて
は、駆動ロータの端面に当接する板体の厚さは他の板体
よりも厚くされている。
【0014】さらに本発明の電磁クラッチは、前記アマ
チュア板を構成する前記各板体は、略リング形状で金属
製とされており、前記板体の外周部または外周部および
内周部の複数箇所を溶接して固定されていることを特徴
とする。
【0015】板体の外周部または外周部および内周部の
複数部を適宜溶接することにより簡便に各板体が固定さ
れることとなる。
【0016】さらに本発明の電磁クラッチは、前記アマ
チュア板を構成する前記各板体は、略リング形状とされ
ており、前記板体の端面の複数箇所にカシメを施し固定
されていることを特徴とする。
【0017】カシメを施すことにより、溶接のように熱
処理を行うことなく各板体が確実に固定されることとな
る。
【0018】さらに本発明の電磁クラッチは、駆動源に
連動するように接続されているとともに、コイルを内蔵
する駆動ロータと、該駆動ロータに対向し、かつ同一回
転軸線を有して配置されたアマチュア板を有するアマチ
ュアとを備え、前記コイルが電圧を印加されて励磁され
たときに該コイルの磁力により、前記駆動ロータの端面
と前記アマチュア板とを吸着あるいは離間させて、前記
駆動ロータと前記アマチュアとを断続的に連動連結する
電磁クラッチにおいて、前記駆動ロータは、一体成形さ
れた本体部と、前記駆動ロータの端面を形成する壁部と
を有し、前記壁部は、複数の板体を積層して構成されて
いることを特徴とする。
【0019】この電磁クラッチにおいては、駆動ロータ
の端面を形成する壁部は複数の板体を積層して構成され
ているので、各板体間には微少の空気層が形成され、低
い固有値(ばね定数)を有する駆動ロータの端面が形成
される。このため、駆動ロータの端面がアマチュア板と
結合する際に、その衝撃は駆動ロータ端面側の壁部を構
成する各板体個々が振動することにより、その衝撃力は
吸収緩和されることとなる。また、駆動ロータの端面を
形成する壁部は複数の板体を積層して構成されているの
で、駆動ロータの端面の剛性は一体形成された従来にお
ける駆動ロータの端面の剛性よりも弱くなり、アマチュ
ア板と駆動ロータの端面との結合時に発生する衝撃力は
緩和される。
【0020】さらに本発明によれば、前記各板体は、同
一厚さとされていることを特徴とする。
【0021】この電磁クラッチにおいては、前記各板体
は同一厚さとされているので、複数の板体を作成するこ
とが容易であり、駆動ロータのコストが削減されること
となる。
【0022】さらに本発明の電磁クラッチは、前記各板
体のうち、前記アマチュア板に当接する板体は、他の板
体よりも厚くされていることを特徴とする。
【0023】アマチュア板に当接する板体は、アマチュ
ア板が摺動接触するので、他の板体に比べて磨耗が激し
い。従って、この電磁クラッチにおいては、アマチュア
板に当接する板体の厚さは他の板体よりも厚くされてい
る。
【0024】さらに本発明によれば、前記各板体は、略
リング状形状で金属製とされているとともに、前記各板
体の外周部の複数箇所を溶接することにより又は前記各
板体の端面の外周位置にカシメを施すことにより、本体
部の外周側に対して固定され、および/または、前記各
板体の内周部の複数箇所を溶接することにより又は前記
各板体の端面の内周位置にカシメを施すことにより、本
体部の内周側に対して固定されていることを特徴とす
る。
【0025】板体の外周側、および/または、内周側
に、溶接またはカシメを施すことにより、簡便に各板体
が駆動ロータの本体部に固定されることとなる。
【0026】さらに本発明は、上記アマチュア板と、上
記駆動ロータとを備えたことを特徴とする。
【0027】さらに本発明は、圧縮要素により流体を圧
縮する圧縮機において、上記電磁クラッチを介して、駆
動ロータに対して機械的に連結された駆動源の動力が、
前記アマチュアに対して機械的に接続された前記圧縮要
素の駆動軸に伝達されることを特徴とする。
【0028】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の第1の実施形態
について図面を参照して説明する。図1は本発明に係る
圧縮機の一実施形態を示す縦断面図である。図1に示す
圧縮機において、符号1はハウジングを示し、該ハウジ
ング1は、カップ状本体2と、これに図示しないボルト
によって締結されたフロントケース3とからなる。
【0029】カップ状本体2内には固定スクロール11
および旋回スクロール12からなるスクロール圧縮要素
が配設されている。固定スクロール11は端板13とそ
の内面に立設された渦巻状ラップ14とを備え、この端
板13はボルト15によってカップ状本体2に締結され
ている。旋回スクロール12は端板16とその内面に立
設された渦巻状ラップ17とを備えている。旋回スクロ
ール12と固定スクロール11とは互いに公転旋回半径
だけ偏心し、かつ180度だけ角度をずらせて噛み合わ
されて設けられており、これにより渦巻の中心に対して
ほぼ点対称をなす複数の密閉小室18a,18bが形成
されている。
【0030】端板16の外面中央部に突設された円筒状
のボス20の内部にはドライブブッシュ21が旋回軸受
22を介して回転自在に収容され、このドライブブッシ
ュ21に穿設された偏心孔23内には駆動軸4の内端に
突設された偏心駆動ピン24が回転自在に嵌合されてい
る。この駆動軸4は、フロントケース3のノーズ部5を
貫通して外部に突出し、軸受6および7を介してフロン
トケース3に軸支されている。図に示すように、フロン
トケース3のノーズ部5の外周にはクラッチ軸受31を
介して駆動ロータ32が回転自在に支持され、この駆動
ロータ32には、固定部材を介してノーズ部5に固定さ
れたコイル33が内蔵されている。つまり、駆動ロータ
32は固定されたコイル33に対して回転自在となるよ
うに設けられている。そして、この駆動ロータ32に対
向するように同一軸線を有してアマチュア板34が配設
されている。圧縮機の駆動軸4の突出部にはハブ35が
ナット36により固定されている。このハブ35に対し
て接続プレート37の一端がリベット38によって固定
され、他端はリベット39を介してアマチュア板34に
固定されている。上記クラッチ軸受31、駆動ロータ3
2、コイル33、アマチュア板34、ハブ35、接続プ
レート37、リベット38,39を主要部材として電磁
クラッチ30が構成されている。また、アマチュア板3
4、ハブ35、接続プレート37、リベット38,39
によってアマチュアが構成されている。駆動ロータ32
の外周にはベルトプーリ40が設けられ、これに掛け渡
された図示しないVベルトを介してエンジン等の駆動源
と連結されている。
【0031】上記構成の圧縮機は以下のように作用す
る。駆動ロータ32はエンジン等の駆動源とVベルトを
介して連結されているので、エンジン等の駆動源の回転
中は常時回転している。この状態でコイル33に通電
し、コイル33が励磁されると、コイル33の磁力によ
りアマチュア板34は駆動ロータ32の端面32aに吸
着される。そして、駆動ロータ32の回転は、アマチュ
ア板34、リベット39、接続プレート37、リベット
38、ハブ35の順に経て駆動軸4に伝達されることに
なる。これにより、圧縮機構の駆動軸4が回転させられ
ることになる。この状態からコイル33への通電を止め
ると、アマチュア板34は駆動ロータ32から離間し、
駆動軸4への動力伝達が遮断される。
【0032】駆動軸4が回転すると、偏心駆動ピン2
4、ドライブブッシュ21、旋回軸受22、ボス20を
介して旋回スクロール12が駆動され、旋回スクロール
12は自転阻止機構25によってその自転を阻止されな
がら円軌道上を公転旋回運動する。各渦巻状ラップ1
4,17間の線接触部が次第に渦巻の中心に向かって移
動し、これにより、密閉小室18a,18bが容積を減
少しながら、渦巻の中心に向かって移動する。これに伴
って、図示しない吸入口を通って吸入室26へ流入した
ガスは、渦巻状ラップ14,17間の外終端開口部から
密閉小室18a,18b内に取り込まれて圧縮されなが
ら中心の小室18cに至り、ここから固定スクロール1
1の端板13に穿設された吐出ポート61を通り、吐出
弁62を押し開いて吐出キャビティ63へ吐出され、そ
こから吐出口64を経て流出する。
【0033】次に、上記構成の圧縮機において、本発明
の特徴部分である電磁クラッチについて、図2〜図4を
参照して説明する。
【0034】図2は、電磁クラッチを構成するアマチュ
ア板の側面図であり、アマチュア板34は、例えば、厚
さ0.3〜1.0mm程度の金属薄板41を複数積層し
て構成されている。この金属薄板41は、例えば、S1
2,S15,S17,SPCC(新日本製鐵株式会社よ
り供給されるSPCC−Eを用いてもよい。)を用いた
磁性体とされている。また、この金属薄板41のうち、
駆動ロータの端面と当接する金属薄板(本図において右
側)は摩擦板42と呼ばれるものである。このように、
アマチュア板34は、複数の金属薄板41を複数積層
し、駆動ロータの端面と当接する側に摩擦板42を張り
合わせた構成とされている。図3は金属薄板41の平面
図を示す。金属薄板41は中央部を空洞とされたリング
形状であり、同一円周上に3箇所均等な角度を有して接
続プレートとの接続用穴43が設けられている。さら
に、接続用穴43と同一円周上であって、各接続用穴4
3の間にそれぞれ長穴44が設けられている。図4はア
マチュア板34を構成する金属薄板41のうち、駆動ロ
ータの端面に当接する摩擦板42の平面図である。摩擦
板42は上記の金属薄板41に凹部45を設けた構成と
しており、接続用穴43、長穴44、凹部45以外の部
分が駆動ロータの端面と接触する摩擦面とされている。
【0035】アマチュア板34は上記形状の複数の金属
薄板41と摩擦板42を積層して、図5に示すように金
属薄板の外周部の複数箇所(本実施形態では3箇所)P
1,P2,P3および内周部の複数箇所(本実施形態で
は2箇所)Q1,Q2を溶接して固定されている。この
溶接はクラッチトルクがかかった場合に、各金属薄板4
1が離れない程度に溶接されていればよい。このように
固定することで、各金属薄板41の間には微少の空気層
が形成されることになる。このアマチュア板34は、ボ
ルト46により接続プレート37に固定されている。
【0036】アマチュア板34を上記構成としたことに
より、各金属薄板41間には微少の空気層が形成される
ことになる。このため、アマチュア板34が駆動ロータ
の端面と結合する際に、その衝撃はアマチュア板34を
構成する各金属薄板41個々が振動することにより、そ
の衝撃力は吸収緩和されることとなる。また、アマチュ
ア板34は複数の金属薄板41を積層して構成されてい
るので、アマチュア板34の剛性は厚板一体とされた従
来のアマチュア板の剛性よりも弱くなり、アマチュア板
34と駆動ロータの端面との結合時に発生する衝撃力は
緩和される。
【0037】このため、上記構成の電磁クラッチ30に
よれば、アマチュア板34と駆動ロータ32の端面32
aとの結合時に発生する衝撃力は緩和されるので、衝突
音を低減でき騒音の少ない圧縮機用クラッチおよび圧縮
機が実現できる。図6にアマチュア板と駆動ロータの端
面との結合時に発生する騒音のレベルを示す。この図に
おいて、黒丸で示した直線が金属薄板を積層して構成し
たアマチュア板を採用した場合の騒音レベルを示し、白
丸で示した直線が従来の厚板一体のアマチュア板を使用
した場合の騒音レベルを示す。これによれば、回転数が
1000(rpm)時において、従来のアマチュア板を
使用した場合の衝突音を1とすると、金属薄板を積層し
て構成したアマチュア板を採用したものは相対的にみる
と0.9程度で、衝突音レベルが約1割低下している。
これにより、上記の薄板金属を積層して構成したアマチ
ュア板の衝突音低減効果が確認できた。
【0038】なお、第1の実施形態では、複数の金属薄
板41を固定する手段として、図5に示すように金属薄
板41の外周部および内周部の複数箇所を溶接した構成
としているが、図7に示すように金属薄板41の端面の
複数箇所にカシメ47を施し、前記複数の金属薄板を固
定するように構成しても、同様の作用・効果を奏するこ
とができる。さらに、図8に示すように金属薄板41の
外周部の複数箇所P1,P2,P3のみ溶接して固定す
る構成、図9に示すように金属薄板41の外周部の複数
箇所P1,P2,P3を溶接し、かつ、金属薄板41の
端面の複数箇所にカシメ47を施し固定する構成、図1
0に示すように金属薄板41の外周部の複数箇所P1,
P2,P3および内周部の複数箇所Q1,Q2を溶接
し、かつ、金属薄板41の端面の複数箇所にカシメ47
を施し固定する構成にしても、同様の作用・効果を奏す
ることができる。すなわち、本発明は、複数の金属薄板
41を固定する手段を特に限定するものではなく、クラ
ッチトルクがかかった場合に、各金属薄板41が離れな
い程度に固定されていればよい。同様に、金属薄板41
を固定するための溶接位置、溶接箇所、カシメを施す位
置、カシメを施す箇所等も適宜選択される。
【0039】また、第1の実施形態では、摩擦板を他の
金属薄板と同じ厚さとしているが、設計思想に応じて摩
擦板の厚さを適宜変更してもよい。すなわち、摩擦板の
厚さを薄くすると、アマチュア板の剛性は弱くなるの
で、アマチュア板と駆動ロータの端面との結合時に発生
する衝撃力は緩和される。反対に、摩擦板の厚さを厚く
すると、アマチュア板の発生磁力は駆動ロータと当接す
る摩擦板の厚さによって制御されるので、コイルにより
発生する磁束は摩擦板を通過しやすくなる。これによ
り、アマチュア板の発生磁力は大きくなるので、クラッ
チトルクが増大する。さらに、摩擦板は、駆動ロータの
端面と当接する際、駆動ロータの端面と摺動しつつ接触
することになるので、少なからず磨耗する。従って、図
11に示すように摩擦板42aを他の金属薄板41より
も厚くしておくことによって、磨耗による摩擦板及びア
マチュア板の破損を防止できる。この場合、摩擦板の厚
さは、他の金属薄板よりも0.5mm以上の厚さとする
のが好ましい。従って、上記思想に応じて摩擦板の厚さ
設定すればよい。さらに、本実施形態では、金属薄板お
よび摩擦板は、例えば、S12,S15,S17,SP
CC(新日本製鐵株式会社より供給されるSPCC−E
を用いてもよい。)を用いた磁性体とされているが、摩
擦板を、例えば、磁性鋼板50A1300,50A10
00等の強磁性体としてクラッチトルクを増大させるよ
うにしてもよい。
【0040】本発明の第2の実施形態について図12及
び図13を参照して説明する。本実施形態では、第1の
実施形態に対して、駆動ロータの端面を形成する壁部が
金属薄板を積層して構成された点で異なる。なお、アマ
チュア板については、従来の技術で示したアマチュア板
105(図16参照)でもよく、第1の実施形態のアマ
チュア板34(図2参照)でもよい。図12は、電磁ク
ラッチを構成する駆動ロータの側面図であり、駆動ロー
タ32は、一体形成された本体部48と端面を形成する
壁部49とを有している。壁部49は、例えば、厚さ
0.3〜1.0mm程度の金属薄板50を複数積層して
構成されている。この金属薄板50は、例えば、S1
2,S15,S17,SPCC(新日本製鐵株式会社よ
り供給されるSPCC−Eを用いてもよい。)を用いた
磁性体とされている図13は金属薄板50の平面図を示
す。金属薄板50は中央部を空洞とされたリング形状で
あり、二つの同一円周上に断続的に長穴51,52が設
けられている。
【0041】駆動ロータ32は、金属薄板50を複数積
層して、図13に示すように金属薄板の外周部の複数箇
所(本実施形態では6箇所)P4,P5,P6,P7,
P8,P9及び内周部の複数箇所(本実施形態では4箇
所)Q3,Q4,Q5,Q6を溶接して本体部48と一
体化されている。この溶接はクラッチトルクがかかった
場合に、各金属薄板50が離れない程度に溶接されてい
ればよい。このように固定することで、各金属薄板50
の間には微少の空気層が形成されることになる。
【0042】駆動ロータ32を上記構成としたことによ
り、各金属薄板50間には微少の空気層が形成され、低
い固有値(ばね定数)を有する駆動ロータ32の端面3
2aが形成される。このため、駆動ロータ32の端面3
2aがアマチュア板と結合する際に、その衝撃は駆動ロ
ータ端面32a側の壁部を構成する各金属薄板50個々
が振動することにより、その衝撃力は吸収緩和されるこ
ととなる。また、駆動ロータ32の端面32aの剛性は
一体形成された従来における駆動ロータの端面の剛性よ
りも弱くなり、アマチュア板と駆動ロータ32の端面3
2aとの結合時に発生する衝撃力は緩和される。
【0043】このため、上記構成の電磁クラッチ30に
よれば、アマチュア板と駆動ロータ32の端面32aと
の結合時に発生する衝撃力は緩和されるので、衝突音を
低減でき騒音の少ない圧縮機用クラッチおよび圧縮機が
実現できる。
【0044】なお、第2の実施形態では、複数の金属薄
板50を本体部48に固定する手段として、図13に示
すように金属薄板50の外周部および内周部の複数箇所
を溶接した構成としているが、図14に示すように金属
薄板50の外周部の複数箇所P4〜P9を溶接し、金属
薄板50の内周位置にカシメ53を施して本体部48に
固定する構成、図15に示すように金属薄板50の外周
位置及び内周位置にカシメ53,54を施して本体部4
8に固定する構成、さらには、金属薄板の外周位置にカ
シメを施し、金属薄板の内周部の複数箇所を溶接して本
体部に固定する構成としても、同様の作用・効果を奏す
ることができる。すなわち、本発明は、複数の金属薄板
50を固定する手段を特に限定するものではなく、クラ
ッチトルクがかかった場合に各金属薄板50が離れない
程度に固定されていればよく、金属薄板50の内周側、
または外周側のみを固定してもよい。同様に、金属薄板
50を本体部48に固定するための溶接位置、溶接箇
所、カシメを施す位置、カシメを施す箇所等も適宜選択
される。
【0045】また、第2の実施形態では、駆動ロータの
端面を形成する壁部は、同一厚さの金属薄板を積層して
構成したが、異なる厚さの金属薄板を積層して構成して
もよい。駆動ロータの端面がアマチュア板と当接する
際、駆動ロータの端面にアマチュア板が摺動しつつ接触
することになるので、アマチュア板と当接する金属薄板
は少なからず磨耗する。従って、アマチュア板と当接す
る金属薄板を他の板体よりも厚くしておくことによっ
て、磨耗による駆動ロータの端面が破損するのを防止で
きる。この場合、アマチュア板と当接する金属薄板の厚
さは、他の金属薄板よりも0.5mm以上の厚さとする
のが好ましい。さらに、本実施形態では、金属薄板は、
S12,S15,S17,SPCC(新日本製鐵株式会
社より供給されるSPCC−Eを用いてもよい。)を用
いたが、金属薄板の材質はこれに限定されない。
【0046】なお、第1,第2の実施形態に対する変形
例として、第1の実施形態に記載されたアマチュア板
と、第2の実施形態に記載された駆動ロータとを備えた
電磁クラッチとしてもよい。
【0047】上記の各実施形態では、スクロール圧縮機
について説明したが、本発明はこれに限定されず、ロー
タリー圧縮機、レシプロ型圧縮機等の他の圧縮機にも適
用される。また、本実施形態では、コイルに電圧を印加
して励磁されたときに、コイルの磁力により駆動ロータ
の端面とアマチュア板とを吸着させる場合について説明
したが、本発明はコイルの磁力により駆動ロータの端面
とアマチュア板とを離間させる場合をも含むものであ
る。
【0048】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、アマチ
ュア板が駆動ロータの端面と結合する場合、その衝撃は
アマチュア板を構成する各板体個々が振動することによ
りその衝撃力は吸収緩和されるので、アマチュア板と駆
動ロータの端面との衝突音を低減することができる。ま
た、アマチュア板の剛性は厚板一体とされた従来のアマ
チュア板の剛性よりも弱くなるので、アマチュア板と駆
動ロータの端面との結合時に発生する衝撃力が緩和さ
れ、アマチュア板と駆動ロータの端面との衝突音を低減
することができる。
【0049】請求項2に記載の発明によれば、複数の板
体を容易に作製することが可能であり、アマチュア板の
コストが削減でき、ひいては電磁クラッチのコストを削
減することができる。
【0050】請求項3に記載の発明によれば、駆動ロー
タの端面に当接する板体の厚さを任意に変更することに
より、設計思想に応じた電磁クラッチが実現できる。
【0051】請求項4に記載の発明によれば、駆動ロー
タの端面に当接する板体の厚さを他の板体より厚くする
ことにより、駆動ロータの端面と当接する際の磨耗によ
るアマチュア板の破損を防止することができる。
【0052】請求項5に記載の発明によれば、板体の外
周部または内周部を溶接することにより、簡便に各板体
を固定することができる。
【0053】請求項6に記載の発明によれば、板体の端
面にカシメを施すことにより、溶接のように熱処理を行
うことなく、各板体が確実に固定することができる。こ
れにより熱ひずみの影響を考慮する必要がなくなる。
【0054】請求項7に記載の発明によれば、アマチュ
ア板と駆動ロータの端面とが結合する場合、その衝撃は
駆動ロータ端面側の壁部を構成する各板体個々が振動す
ることによりその衝撃力は吸収緩和されるので、アマチ
ュア板と駆動ロータの端面との衝突音を低減することが
できる。また、駆動ロータの端面の剛性は一体形成され
た従来における駆動ロータの端面の剛性よりも弱くなる
ので、アマチュア板と駆動ロータの端面との結合時に発
生する衝撃力が緩和され、アマチュア板と駆動ロータの
端面との衝突音を低減することができる。
【0055】請求項8に記載の発明によれば、複数の板
体を容易に作製することが可能であり、駆動ロータのコ
ストが削減でき、ひいては電磁クラッチのコストを削減
することができる。
【0056】請求項9に記載の発明によれば、アマチュ
ア板に当接する板体の厚さを他の板体より厚くすること
により、アマチュア板と当接する際の磨耗による駆動ロ
ータの端面が破損するのを防止することができる。
【0057】請求項10に記載の発明によれば、板体の
外周側、および/または、内周側に、溶接またはカシメ
を施すことにより、簡便に各板体が駆動ロータの本体部
に固定することができる。
【0058】請求項11に記載の発明によれば、騒音の
少ない圧縮機が実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1の実施形態に係る圧縮機の一実施形態を
示す断面図である。
【図2】 図1に示したアマチュア板の側面図である。
【図3】 図2のアマチュア板を構成する金属薄板の平
面図である。
【図4】 図2のアマチュア板を構成する摩擦板の平面
図である。
【図5】 図3に示した各金属薄板の固定手段を示した
金属薄板の平面図である。
【図6】 アマチュア板と駆動ロータの端面との接合時
に発生する騒音レベルを従来例との比較の下で示した図
である。
【図7】 図5に示した各金属薄板の固定手段の変形例
として示した金属薄板の平面図である。
【図8】 図5に示した各金属薄板の固定手段の変形例
として示した金属薄板の平面図である。
【図9】 図5に示した各金属薄板の固定手段の変形例
として示した金属薄板の平面図である。
【図10】 図5に示した各金属薄板の固定手段の変形
例として示した金属薄板の平面図である。
【図11】 図2に示したアマチュア板の変形例を示す
側面図である。
【図12】 第2の実施形態に係る駆動ロータの側面図
である。
【図13】 図12の駆動ロータ端面側の壁部を構成す
る金属薄板の平面図および各金属薄板の固定手段を示し
た図である。
【図14】 図13に示した各金属薄板の固定手段の変
形例として示した金属薄板の平面図である。
【図15】 図13に示した各金属薄板の固定手段の変
形例として示した金属薄板の平面図である。
【図16】 従来の電磁クラッチの一例を示す断面図で
ある。
【符号の説明】
30 電磁クラッチ 32 駆動ロータ 32a (駆動ロータ)の端面 33 コイル 34 アマチュア板 41,50 金属薄板(板体) 42 摩擦板(板体) 47,53,54 カシメ 48 (駆動ロータの)本体部 49 (駆動ロータの)壁部 P1,P2,P3,P4,P5,P6,P7,P8,P
9,Q1,Q2,Q3,Q4、Q5,Q6 溶接箇所
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 河田 稔 愛知県西春日井郡西枇杷島町旭町3丁目1 番地 三菱重工業株式会社冷熱事業本部内 (72)発明者 富増 和宏 愛知県名古屋市中村区岩塚町字高道1番地 三菱重工業株式会社名古屋研究所内 (72)発明者 関田 真澄 愛知県名古屋市中村区岩塚町字高道1番地 三菱重工業株式会社名古屋研究所内 (72)発明者 安藤 博秀 愛知県名古屋市中村区岩塚町字九反所60番 地の1 中菱エンジニアリング株式会社内

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駆動源に連動するよう接続されていると
    ともに、コイルを内蔵する駆動ロータと、該駆動ロータ
    に対向し、かつ同一回転軸線を有して配置されたアマチ
    ュア板を有するアマチュアとを備え、 前記コイルが電圧を印加されて励磁されたときに該コイ
    ルの磁力により、前記駆動ロータの端面と前記アマチュ
    ア板とを吸着あるいは離間させて、前記駆動ロータと前
    記アマチュアとを断続的に連動連結する電磁クラッチに
    おいて、 前記アマチュア板は、複数の板体を積層して構成されて
    いることを特徴とする電磁クラッチ。
  2. 【請求項2】 前記各板体は、同一厚さとされているこ
    とを特徴とする請求項1に記載の電磁クラッチ。
  3. 【請求項3】 前記各板体のうち、前記駆動ロータの端
    面に当接する板体は、他の板体と異なる厚さとされてい
    ることを特徴とする請求項1に記載の電磁クラッチ。
  4. 【請求項4】 前記各板体のうち、前記駆動ロータの端
    面に当接する板体は、他の板体よりも厚くされているこ
    とを特徴とする請求項1に記載の電磁クラッチ。
  5. 【請求項5】 前記アマチュア板を構成する前記各板体
    は、略リング形状で金属製とされており、前記板体の外
    周部または外周部および内周部の複数箇所を溶接して固
    定されていることを特徴とする請求項1乃至請求項4の
    いずれかに記載の電磁クラッチ。
  6. 【請求項6】 前記アマチュア板を構成する前記各板体
    は、略リング形状とされており、前記板体の端面の複数
    箇所にカシメを施し固定されていることを特徴とする請
    求項1に乃至請求項5のいずれかに記載の電磁クラッ
    チ。
  7. 【請求項7】 駆動源に連動するように接続されている
    とともに、コイルを内蔵する駆動ロータと、該駆動ロー
    タに対向し、かつ同一回転軸線を有して配置されたアマ
    チュア板を有するアマチュアとを備え、 前記コイルが電圧を印加されて励磁されたときに該コイ
    ルの磁力により、前記駆動ロータの端面と前記アマチュ
    ア板とを吸着あるいは離間させて、前記駆動ロータと前
    記アマチュアとを断続的に連動連結する電磁クラッチに
    おいて、 前記駆動ロータは、一体成形された本体部と、前記駆動
    ロータの前記端面を形成する壁部とを有し、 前記壁部は、複数の板体を積層して構成されていること
    を特徴とする電磁クラッチ。
  8. 【請求項8】 前記各板体は、同一厚さとされているこ
    とを特徴とする請求項7に記載の電磁クラッチ
  9. 【請求項9】 前記各板体のうち、前記アマチュア板に
    当接する板体は、他の板体よりも厚くされていることを
    特徴とする請求項7に記載の電磁クラッチ。
  10. 【請求項10】 前記各板体は、略リング状形状で金属
    製とされているとともに、 前記各板体の外周部の複数箇所を溶接することにより又
    は前記各板体の端面の外周位置にカシメを施すことによ
    り、本体部の外周側に対して固定され、および/また
    は、 前記各板体の内周部の複数箇所を溶接することにより又
    は前記各板体の端面の内周位置にカシメを施すことによ
    り、本体部の内周側に対して固定されていることを特徴
    とする請求項7乃至請求項9のいずれかに記載の電磁ク
    ラッチ。
  11. 【請求項11】 請求項1乃至請求項6のいずれかに記
    載のアマチュア板と、請求項7乃至請求項10のいずれ
    かに記載の駆動ロータと、を備えたことを特徴とする電
    磁クラッチ。
  12. 【請求項12】 圧縮要素により流体を圧縮する圧縮機
    において、 請求項1乃至請求項11のいずれかに記載の電磁クラッ
    チを介して、前記駆動ロータに対して機械的に連結され
    た駆動源の動力が、前記アマチュアに対して機械的に接
    続された前記圧縮要素の駆動軸に伝達されることを特徴
    とする圧縮機。
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