JP2002070892A - 電磁クラッチおよび該電磁クラッチを備えた圧縮機 - Google Patents
電磁クラッチおよび該電磁クラッチを備えた圧縮機Info
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16D—COUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
- F16D27/00—Magnetically- or electrically- actuated clutches; Control or electric circuits therefor
- F16D27/10—Magnetically- or electrically- actuated clutches; Control or electric circuits therefor with an electromagnet not rotating with a clutching member, i.e. without collecting rings
- F16D27/108—Magnetically- or electrically- actuated clutches; Control or electric circuits therefor with an electromagnet not rotating with a clutching member, i.e. without collecting rings with axially movable clutching members
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-
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-
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- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16B—DEVICES FOR FASTENING OR SECURING CONSTRUCTIONAL ELEMENTS OR MACHINE PARTS TOGETHER, e.g. NAILS, BOLTS, CIRCLIPS, CLAMPS, CLIPS OR WEDGES; JOINTS OR JOINTING
- F16B17/00—Connecting constructional elements or machine parts by a part of or on one member entering a hole in the other and involving plastic deformation
- F16B17/008—Connecting constructional elements or machine parts by a part of or on one member entering a hole in the other and involving plastic deformation of sheets or plates mutually
-
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- F16D2027/008—Details relating to the magnetic circuit, or to the shape of the clutch parts to achieve a certain magnetic path
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 アマチュア板と駆動ロータとの結合時に発生
する衝突音の低減に有効で、しかも安価に提供できる積
層体を構成要素とする電磁クラッチを提供する。 【解決手段】 電磁クラッチのアマチュア板34を複数
の金属薄板41よりなる積層体とし、摩擦面側の摩擦板
42の内径側からかしめ用舌辺45を複数突設し、該か
しめ用舌辺45を折曲して積層された他の金属薄板41
を包み込むようにかしめることで、積層体のアマチュア
板34を一体化した。
する衝突音の低減に有効で、しかも安価に提供できる積
層体を構成要素とする電磁クラッチを提供する。 【解決手段】 電磁クラッチのアマチュア板34を複数
の金属薄板41よりなる積層体とし、摩擦面側の摩擦板
42の内径側からかしめ用舌辺45を複数突設し、該か
しめ用舌辺45を折曲して積層された他の金属薄板41
を包み込むようにかしめることで、積層体のアマチュア
板34を一体化した。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、たとえば車両用空
気調和装置などに用いて好適な電磁クラッチおよびこの
電磁クラッチを備えた圧縮機に関するものである。
気調和装置などに用いて好適な電磁クラッチおよびこの
電磁クラッチを備えた圧縮機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図8は従来の電磁クラッチの一例を示す
縦断面図である。この電磁クラッチ100は車両用空気
調和装置等の圧縮機に備えられ、この圧縮機と図示しな
い駆動源とを機械的に、かつ断続的に接続するものであ
り、圧縮機のフロントケースのノーズ部101に配置さ
れている。ノーズ部101の外周には、クラッチ軸受1
02を介して駆動ロータ103が回転自在に支持され、
この駆動ロータ103にはコイル104が内蔵されてい
る。この駆動ロータ103に対向するように同一軸線を
有してアマチュア板105が配設されている。なお、図
中の符号104aはコイルハウジングである。
縦断面図である。この電磁クラッチ100は車両用空気
調和装置等の圧縮機に備えられ、この圧縮機と図示しな
い駆動源とを機械的に、かつ断続的に接続するものであ
り、圧縮機のフロントケースのノーズ部101に配置さ
れている。ノーズ部101の外周には、クラッチ軸受1
02を介して駆動ロータ103が回転自在に支持され、
この駆動ロータ103にはコイル104が内蔵されてい
る。この駆動ロータ103に対向するように同一軸線を
有してアマチュア板105が配設されている。なお、図
中の符号104aはコイルハウジングである。
【0003】圧縮機の駆動軸112の突出部には、ハブ
106がナット107により固定されている。このハブ
106に接続プレート108の一端がリベット110に
よって固定され、他端はリベット109を介してアマチ
ュア板105に固定されている。上記クラッチ軸受10
2、駆動ロータ103、コイル104、アマチュア板1
05、ハブ106、接続プレート108、リベット10
9、110を主要部材として電磁クラッチ100が構成
されている。また、駆動ロータ103の外周にはベルト
プーリ111が設けられ、これに掛け渡された図示しな
いVベルトを介してエンジン等の駆動源と連結されてい
る。
106がナット107により固定されている。このハブ
106に接続プレート108の一端がリベット110に
よって固定され、他端はリベット109を介してアマチ
ュア板105に固定されている。上記クラッチ軸受10
2、駆動ロータ103、コイル104、アマチュア板1
05、ハブ106、接続プレート108、リベット10
9、110を主要部材として電磁クラッチ100が構成
されている。また、駆動ロータ103の外周にはベルト
プーリ111が設けられ、これに掛け渡された図示しな
いVベルトを介してエンジン等の駆動源と連結されてい
る。
【0004】上記構成の電磁クラッチ100において、
駆動ロータ103はエンジン等の駆動源と連結されてい
るので、駆動源の回転中は常時回転している。この状態
でコイル104に通電し、コイル104が励磁される
と、コイル104の磁力によりアマチュア板105は駆
動ロータ103に吸着される。そして、駆動源の回転ト
ルクは、駆動ロータ103、アマチュア板105、リベ
ット109、接続プレート108、リベット110、ハ
ブ106の順に経て駆動軸111に伝達されることにな
る。これにより、圧縮要素の駆動軸112が回転させら
れることになる。この状態からコイル104への通電を
止めると、アマチュア板105は駆動ロータ103から
離間し、駆動軸112への動力伝達が遮断される。
駆動ロータ103はエンジン等の駆動源と連結されてい
るので、駆動源の回転中は常時回転している。この状態
でコイル104に通電し、コイル104が励磁される
と、コイル104の磁力によりアマチュア板105は駆
動ロータ103に吸着される。そして、駆動源の回転ト
ルクは、駆動ロータ103、アマチュア板105、リベ
ット109、接続プレート108、リベット110、ハ
ブ106の順に経て駆動軸111に伝達されることにな
る。これにより、圧縮要素の駆動軸112が回転させら
れることになる。この状態からコイル104への通電を
止めると、アマチュア板105は駆動ロータ103から
離間し、駆動軸112への動力伝達が遮断される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した圧
縮機の電磁クラッチ100においては、アマチュア板1
05は金属製で厚板一体とされ、駆動ロータ103も金
属製で一体形成されている。また、コイル104に通電
し、コイル104の磁力によりアマチュア板105を駆
動ロータ103に吸着させる場合、駆動ロータ103の
端面との相対滑り時間を最小化するために、アマチュア
板105は高速で駆動ロータ103と結合させられるこ
とになる。このため、上述のようにコイル104に通電
し、コイル104を励磁させてアマチュア板105と駆
動ロータ103とを吸着させて結合する際に、アマチュ
ア板105と駆動ロータ103の端面との衝突音が発生
するという問題があり、その低減が望まれている。
縮機の電磁クラッチ100においては、アマチュア板1
05は金属製で厚板一体とされ、駆動ロータ103も金
属製で一体形成されている。また、コイル104に通電
し、コイル104の磁力によりアマチュア板105を駆
動ロータ103に吸着させる場合、駆動ロータ103の
端面との相対滑り時間を最小化するために、アマチュア
板105は高速で駆動ロータ103と結合させられるこ
とになる。このため、上述のようにコイル104に通電
し、コイル104を励磁させてアマチュア板105と駆
動ロータ103とを吸着させて結合する際に、アマチュ
ア板105と駆動ロータ103の端面との衝突音が発生
するという問題があり、その低減が望まれている。
【0006】このような背景から、アマチュア板や駆動
ロータの端面を形成する壁部に複数の薄板(板体)を積
層してなる積層体が衝突音の低減に有効であるとの知見
を得た。しかし、これを実用化するには、複数の薄板を
積層してなる積層体を安価に提供することが必要とな
り、確実に一体化でき、しかも短時間で製造できるなど
作業性に優れた積層体構造の開発が望まれる。
ロータの端面を形成する壁部に複数の薄板(板体)を積
層してなる積層体が衝突音の低減に有効であるとの知見
を得た。しかし、これを実用化するには、複数の薄板を
積層してなる積層体を安価に提供することが必要とな
り、確実に一体化でき、しかも短時間で製造できるなど
作業性に優れた積層体構造の開発が望まれる。
【0007】本発明は、上記問題点に鑑みてなされたも
のであり、アマチュア板と駆動ロータとの結合時に発生
する衝突音の低減に有効で、しかも安価に提供できる積
層体を構成要素とする電磁クラッチおよび該電磁クラッ
チを備えた圧縮機を提供することを目的とする。
のであり、アマチュア板と駆動ロータとの結合時に発生
する衝突音の低減に有効で、しかも安価に提供できる積
層体を構成要素とする電磁クラッチおよび該電磁クラッ
チを備えた圧縮機を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、本発明では以下の手段を採用した。請求項1に記載
の電磁クラッチは、駆動源に連動するよう接続されてい
るとともに、コイルを内蔵する駆動ロータと、該駆動ロ
ータに対向し、かつ同一回転軸線を有して配置されたア
マチュア板を有するアマチュアとを備え、前記コイルが
電圧を印加されて励磁されたときに該コイルの磁力によ
り、前記駆動ロータの端面と前記アマチュア板とを吸着
あるいは離間させて、前記駆動ロータと前記アマチュア
とを断続的に連動連結する電磁クラッチにおいて、前記
アマチュア板を複数の板体よりなる積層体とし、摩擦面
側となる前記板体の外径側または内径側の少なくとも一
方からかしめ用舌辺を複数突設し、該かしめ用舌辺を折
曲して積層された他の板体を包み込むようにかしめるこ
とで前記積層体を一体化したことを特徴とするものであ
る。
め、本発明では以下の手段を採用した。請求項1に記載
の電磁クラッチは、駆動源に連動するよう接続されてい
るとともに、コイルを内蔵する駆動ロータと、該駆動ロ
ータに対向し、かつ同一回転軸線を有して配置されたア
マチュア板を有するアマチュアとを備え、前記コイルが
電圧を印加されて励磁されたときに該コイルの磁力によ
り、前記駆動ロータの端面と前記アマチュア板とを吸着
あるいは離間させて、前記駆動ロータと前記アマチュア
とを断続的に連動連結する電磁クラッチにおいて、前記
アマチュア板を複数の板体よりなる積層体とし、摩擦面
側となる前記板体の外径側または内径側の少なくとも一
方からかしめ用舌辺を複数突設し、該かしめ用舌辺を折
曲して積層された他の板体を包み込むようにかしめるこ
とで前記積層体を一体化したことを特徴とするものであ
る。
【0009】このような電磁クラッチによれば、摩擦面
側の板体に設けたかしめ用舌辺を折曲して他の板体を包
み込むようにかしめるので、確実に一体化された積層体
が容易に得られ、しかも、溶接などによる一体化と比べ
て作業性に優れているため、短時間で安価に製造するこ
とができる。この場合のかしめ用舌辺は、(1)外径側
のみに設ける、(2)内径側のみに設ける、(3)外径
側及び内径側の両方に設ける、のいずれでもよい。
側の板体に設けたかしめ用舌辺を折曲して他の板体を包
み込むようにかしめるので、確実に一体化された積層体
が容易に得られ、しかも、溶接などによる一体化と比べ
て作業性に優れているため、短時間で安価に製造するこ
とができる。この場合のかしめ用舌辺は、(1)外径側
のみに設ける、(2)内径側のみに設ける、(3)外径
側及び内径側の両方に設ける、のいずれでもよい。
【0010】請求項2に記載の電磁クラッチは、駆動源
に連動するよう接続されているとともに、コイルを内蔵
する駆動ロータと、該駆動ロータに対向し、かつ同一回
転軸線を有して配置されたアマチュア板を有するアマチ
ュアとを備え、前記コイルが電圧を印加されて励磁され
たときに該コイルの磁力により、前記駆動ロータの端面
と前記アマチュア板とを吸着あるいは離間させて、前記
駆動ロータと前記アマチュアとを断続的に連動連結する
電磁クラッチにおいて、前記アマチュア板を複数の板体
よりなる積層体とし、一方の端面側板材に筒状のバーリ
ング成形部を設けると共に他の板体に貫通孔を設け、前
記バーリング成形部を前記貫通孔に挿入してかしめるこ
とで前記積層体を一体化したことを特徴とするものであ
る。
に連動するよう接続されているとともに、コイルを内蔵
する駆動ロータと、該駆動ロータに対向し、かつ同一回
転軸線を有して配置されたアマチュア板を有するアマチ
ュアとを備え、前記コイルが電圧を印加されて励磁され
たときに該コイルの磁力により、前記駆動ロータの端面
と前記アマチュア板とを吸着あるいは離間させて、前記
駆動ロータと前記アマチュアとを断続的に連動連結する
電磁クラッチにおいて、前記アマチュア板を複数の板体
よりなる積層体とし、一方の端面側板材に筒状のバーリ
ング成形部を設けると共に他の板体に貫通孔を設け、前
記バーリング成形部を前記貫通孔に挿入してかしめるこ
とで前記積層体を一体化したことを特徴とするものであ
る。
【0011】このような電磁クラッチによれば、バーリ
ング成形部を貫通孔に挿入してかしめるという簡単な作
業で積層体を一体化できるので、確実に一体化された積
層体を短時間で安価に製造することができる。この場
合、貫通孔に挿入されたバーリング成形部は、貫通孔を
通り抜けることなく内部において拡径するようかしめら
れてもよいし、あるいは、同様の拡径に加えて、バーリ
ング成形部の先端が貫通孔を通り抜けて反対側の端面に
密着するよう折曲されてもよい。なお、バーリング成形
部が貫通孔を通り抜けないかしめ構造では、バーリング
成形部を設ける端面側板材に制約を受けないが、貫通孔
を通り抜けるかしめ構造では、バーリング成形部を設け
られるのは摩擦面側の板材のみとなる。
ング成形部を貫通孔に挿入してかしめるという簡単な作
業で積層体を一体化できるので、確実に一体化された積
層体を短時間で安価に製造することができる。この場
合、貫通孔に挿入されたバーリング成形部は、貫通孔を
通り抜けることなく内部において拡径するようかしめら
れてもよいし、あるいは、同様の拡径に加えて、バーリ
ング成形部の先端が貫通孔を通り抜けて反対側の端面に
密着するよう折曲されてもよい。なお、バーリング成形
部が貫通孔を通り抜けないかしめ構造では、バーリング
成形部を設ける端面側板材に制約を受けないが、貫通孔
を通り抜けるかしめ構造では、バーリング成形部を設け
られるのは摩擦面側の板材のみとなる。
【0012】請求項3に記載の電磁クラッチは、駆動源
に連動するよう接続されているとともに、コイルを内蔵
する駆動ロータと、該駆動ロータに対向し、かつ同一回
転軸線を有して配置されたアマチュア板を有するアマチ
ュアとを備え、前記コイルが電圧を印加されて励磁され
たときに該コイルの磁力により、前記駆動ロータの端面
と前記アマチュア板とを吸着あるいは離間させて、前記
駆動ロータと前記アマチュアとを断続的に連動連結する
電磁クラッチにおいて、前記アマチュア板を複数の板体
よりなる積層体とし、両端面側の板材にそれぞれ径の異
なる筒状のバーリング成形部を設けると共に他の板体に
貫通孔を設け、前記バーリング成形部を両側から前記貫
通孔に挿入すると共に一方を他方に嵌合させてかしめる
ことで前記積層体を一体化したことを特徴とするもので
ある。
に連動するよう接続されているとともに、コイルを内蔵
する駆動ロータと、該駆動ロータに対向し、かつ同一回
転軸線を有して配置されたアマチュア板を有するアマチ
ュアとを備え、前記コイルが電圧を印加されて励磁され
たときに該コイルの磁力により、前記駆動ロータの端面
と前記アマチュア板とを吸着あるいは離間させて、前記
駆動ロータと前記アマチュアとを断続的に連動連結する
電磁クラッチにおいて、前記アマチュア板を複数の板体
よりなる積層体とし、両端面側の板材にそれぞれ径の異
なる筒状のバーリング成形部を設けると共に他の板体に
貫通孔を設け、前記バーリング成形部を両側から前記貫
通孔に挿入すると共に一方を他方に嵌合させてかしめる
ことで前記積層体を一体化したことを特徴とするもので
ある。
【0013】このような電磁クラッチによれば、一方の
端面側板体に設けたバーリング成形部を貫通孔に挿入
し、続いて反対側の端面側端板に設けたバーリング成形
部を嵌合させてかしめるという簡単な作業で積層体を一
体化できるので、より確実に一体化された積層体を短時
間で安価に製造することができる。この場合、小径側の
バーリング成形部が貫通孔を通り抜けることなく内部に
おいて拡径するようかしめられてもよいし、あるいは、
同様の拡径に加えて、小径側のバーリング成形部の先端
が貫通孔を通り抜けて反対側の端面に密着するよう折曲
されてもよい。なお、小径側のバーリング成形部が貫通
孔を通り抜けて先端が折曲されるかしめ構造では、摩擦
面側の板材に設けるバーリング成形部を小径側とする必
要がある。
端面側板体に設けたバーリング成形部を貫通孔に挿入
し、続いて反対側の端面側端板に設けたバーリング成形
部を嵌合させてかしめるという簡単な作業で積層体を一
体化できるので、より確実に一体化された積層体を短時
間で安価に製造することができる。この場合、小径側の
バーリング成形部が貫通孔を通り抜けることなく内部に
おいて拡径するようかしめられてもよいし、あるいは、
同様の拡径に加えて、小径側のバーリング成形部の先端
が貫通孔を通り抜けて反対側の端面に密着するよう折曲
されてもよい。なお、小径側のバーリング成形部が貫通
孔を通り抜けて先端が折曲されるかしめ構造では、摩擦
面側の板材に設けるバーリング成形部を小径側とする必
要がある。
【0014】請求項4に記載の電磁クラッチは、駆動源
に連動するように接続されているとともに、コイルを内
蔵する駆動ロータと、該駆動ロータに対向し、かつ同一
回転軸線を有して配置されたアマチュア板を有するアマ
チュアとを備え、前記コイルが電圧を印加されて励磁さ
れたときに該コイルの磁力により、前記駆動ロータの端
面と前記アマチュア板とを吸着あるいは離間させて、前
記駆動ロータと前記アマチュアとを断続的に連動連結す
る電磁クラッチにおいて、前記駆動ロータは、一体成形
された本体部と、前記駆動ロータの前記端面を形成する
壁部とを有し、前記壁部を複数の板体よりなる積層体と
し、摩擦面側となる前記板体の外径側または内径側の少
なくとも一方からかしめ用舌辺を複数突設し、該かしめ
用舌辺を折曲して積層された他の板体を包み込むように
かしめ、前記積層体を一体化したことを特徴とするもの
である。
に連動するように接続されているとともに、コイルを内
蔵する駆動ロータと、該駆動ロータに対向し、かつ同一
回転軸線を有して配置されたアマチュア板を有するアマ
チュアとを備え、前記コイルが電圧を印加されて励磁さ
れたときに該コイルの磁力により、前記駆動ロータの端
面と前記アマチュア板とを吸着あるいは離間させて、前
記駆動ロータと前記アマチュアとを断続的に連動連結す
る電磁クラッチにおいて、前記駆動ロータは、一体成形
された本体部と、前記駆動ロータの前記端面を形成する
壁部とを有し、前記壁部を複数の板体よりなる積層体と
し、摩擦面側となる前記板体の外径側または内径側の少
なくとも一方からかしめ用舌辺を複数突設し、該かしめ
用舌辺を折曲して積層された他の板体を包み込むように
かしめ、前記積層体を一体化したことを特徴とするもの
である。
【0015】このような電磁クラッチによれば、摩擦面
側の板体に設けたかしめ用舌辺を折曲して他の板体を包
み込むようにかしめるので、確実に一体化された積層体
が容易に得られ、しかも、溶接などによる一体化と比べ
て作業性に優れているため、短時間で安価に製造するこ
とができる。この場合のかしめ用舌辺は、(1)外径側
のみに設ける、(2)内径側のみに設ける、(3)外径
側及び内径側の両方に設ける、のいずれでもよい。
側の板体に設けたかしめ用舌辺を折曲して他の板体を包
み込むようにかしめるので、確実に一体化された積層体
が容易に得られ、しかも、溶接などによる一体化と比べ
て作業性に優れているため、短時間で安価に製造するこ
とができる。この場合のかしめ用舌辺は、(1)外径側
のみに設ける、(2)内径側のみに設ける、(3)外径
側及び内径側の両方に設ける、のいずれでもよい。
【0016】請求項5に記載の電磁クラッチは、駆動源
に連動するように接続されているとともに、コイルを内
蔵する駆動ロータと、該駆動ロータに対向し、かつ同一
回転軸線を有して配置されたアマチュア板を有するアマ
チュアとを備え、前記コイルが電圧を印加されて励磁さ
れたときに該コイルの磁力により、前記駆動ロータの端
面と前記アマチュア板とを吸着あるいは離間させて、前
記駆動ロータと前記アマチュアとを断続的に連動連結す
る電磁クラッチにおいて、前記駆動ロータは、一体成形
された本体部と、前記駆動ロータの前記端面を形成する
壁部とを有し、前記壁部を複数の板体よりなる積層体と
し、一方の端面側板材に筒状のバーリング成形部を設け
ると共に他の板体に貫通孔を設け、前記バーリング成形
部を前記貫通孔に挿入してかしめることで前記積層体を
一体化したことを特徴とするものである。
に連動するように接続されているとともに、コイルを内
蔵する駆動ロータと、該駆動ロータに対向し、かつ同一
回転軸線を有して配置されたアマチュア板を有するアマ
チュアとを備え、前記コイルが電圧を印加されて励磁さ
れたときに該コイルの磁力により、前記駆動ロータの端
面と前記アマチュア板とを吸着あるいは離間させて、前
記駆動ロータと前記アマチュアとを断続的に連動連結す
る電磁クラッチにおいて、前記駆動ロータは、一体成形
された本体部と、前記駆動ロータの前記端面を形成する
壁部とを有し、前記壁部を複数の板体よりなる積層体と
し、一方の端面側板材に筒状のバーリング成形部を設け
ると共に他の板体に貫通孔を設け、前記バーリング成形
部を前記貫通孔に挿入してかしめることで前記積層体を
一体化したことを特徴とするものである。
【0017】このような電磁クラッチによれば、バーリ
ング成形部を貫通孔に挿入してかしめるという簡単な作
業で積層体を一体化できるので、確実に一体化された積
層体を短時間で安価に製造することができる。この場
合、貫通孔に挿入されたバーリング成形部は、貫通孔を
通り抜けることなく内部において拡径するようかしめら
れてもよいし、あるいは、同様の拡径に加えて、バーリ
ング成形部の先端が貫通孔を通り抜けて反対側の端面に
密着するよう折曲されてもよい。なお、バーリング成形
部が貫通孔を通り抜けないかしめ構造では、バーリング
成形部を設ける端面側板材に制約を受けないが、貫通孔
を通り抜けるかしめ構造では、バーリング成形部を設け
られるのは摩擦面側の板材のみとなる。
ング成形部を貫通孔に挿入してかしめるという簡単な作
業で積層体を一体化できるので、確実に一体化された積
層体を短時間で安価に製造することができる。この場
合、貫通孔に挿入されたバーリング成形部は、貫通孔を
通り抜けることなく内部において拡径するようかしめら
れてもよいし、あるいは、同様の拡径に加えて、バーリ
ング成形部の先端が貫通孔を通り抜けて反対側の端面に
密着するよう折曲されてもよい。なお、バーリング成形
部が貫通孔を通り抜けないかしめ構造では、バーリング
成形部を設ける端面側板材に制約を受けないが、貫通孔
を通り抜けるかしめ構造では、バーリング成形部を設け
られるのは摩擦面側の板材のみとなる。
【0018】請求項6に記載の電磁クラッチは、駆動源
に連動するように接続されているとともに、コイルを内
蔵する駆動ロータと、該駆動ロータに対向し、かつ同一
回転軸線を有して配置されたアマチュア板を有するアマ
チュアとを備え、前記コイルが電圧を印加されて励磁さ
れたときに該コイルの磁力により、前記駆動ロータの端
面と前記アマチュア板とを吸着あるいは離間させて、前
記駆動ロータと前記アマチュアとを断続的に連動連結す
る電磁クラッチにおいて、前記駆動ロータは、一体成形
された本体部と、前記駆動ロータの前記端面を形成する
壁部とを有し、前記壁部を複数の板体よりなる積層体と
し、両端面側の板材にそれぞれ径の異なる筒状のバーリ
ング成形部を設けると共に他の板体に貫通孔を設け、前
記バーリング成形部を両側から前記貫通孔に挿入すると
共に一方を他方に嵌合させてかしめることで前記積層体
を一体化したことを特徴とするものである。
に連動するように接続されているとともに、コイルを内
蔵する駆動ロータと、該駆動ロータに対向し、かつ同一
回転軸線を有して配置されたアマチュア板を有するアマ
チュアとを備え、前記コイルが電圧を印加されて励磁さ
れたときに該コイルの磁力により、前記駆動ロータの端
面と前記アマチュア板とを吸着あるいは離間させて、前
記駆動ロータと前記アマチュアとを断続的に連動連結す
る電磁クラッチにおいて、前記駆動ロータは、一体成形
された本体部と、前記駆動ロータの前記端面を形成する
壁部とを有し、前記壁部を複数の板体よりなる積層体と
し、両端面側の板材にそれぞれ径の異なる筒状のバーリ
ング成形部を設けると共に他の板体に貫通孔を設け、前
記バーリング成形部を両側から前記貫通孔に挿入すると
共に一方を他方に嵌合させてかしめることで前記積層体
を一体化したことを特徴とするものである。
【0019】このような電磁クラッチによれば、一方の
端面側板体に設けたバーリング成形部を貫通孔に挿入
し、続いて反対側の端面側端板に設けたバーリング成形
部を嵌合させてかしめるという簡単な作業で積層体を一
体化できるので、より確実に一体化された積層体を短時
間で安価に製造することができる。この場合、小径側の
バーリング成形部が貫通孔を通り抜けることなく内部に
おいて拡径するようかしめられてもよいし、あるいは、
同様の拡径に加えて、小径側のバーリング成形部の先端
が貫通孔を通り抜けて反対側の端面に密着するよう折曲
されてもよい。なお、小径側のバーリング成形部が貫通
孔を通り抜けて先端が折曲されるかしめ構造では、摩擦
面側の板材に設けるバーリング成形部を小径側とする必
要がある。
端面側板体に設けたバーリング成形部を貫通孔に挿入
し、続いて反対側の端面側端板に設けたバーリング成形
部を嵌合させてかしめるという簡単な作業で積層体を一
体化できるので、より確実に一体化された積層体を短時
間で安価に製造することができる。この場合、小径側の
バーリング成形部が貫通孔を通り抜けることなく内部に
おいて拡径するようかしめられてもよいし、あるいは、
同様の拡径に加えて、小径側のバーリング成形部の先端
が貫通孔を通り抜けて反対側の端面に密着するよう折曲
されてもよい。なお、小径側のバーリング成形部が貫通
孔を通り抜けて先端が折曲されるかしめ構造では、摩擦
面側の板材に設けるバーリング成形部を小径側とする必
要がある。
【0020】請求項7に記載の電磁クラッチは、請求項
1ないし請求項3のいずれかに記載のアマチュア板と、
請求項4ないし請求項6のいずれかに記載の駆動ロータ
と、を備えたことを特徴とするものであり、これによ
り、安価に提供される積層体をアマチュア板及び駆動ロ
ータの端面に採用し、両方においてより効果的に衝撃力
を緩和することができる。
1ないし請求項3のいずれかに記載のアマチュア板と、
請求項4ないし請求項6のいずれかに記載の駆動ロータ
と、を備えたことを特徴とするものであり、これによ
り、安価に提供される積層体をアマチュア板及び駆動ロ
ータの端面に採用し、両方においてより効果的に衝撃力
を緩和することができる。
【0021】請求項8に記載の圧縮機は、圧縮要素によ
り流体を圧縮する圧縮機において、請求項1ないし請求
項6のいずれかに記載の電磁クラッチを介して、前記駆
動ロータに対して機械的に連結された駆動源の動力が、
前記アマチュアに対して機械的に接続された前記圧縮要
素の駆動軸に伝達されることを特徴とするものであり、
アマチュア板と駆動ロータの端面とが結合する電磁クラ
ッチ接続時に発生する衝撃力が緩和されて小さくなるの
で、作動時の静粛性を安価に向上させて優れた商品性を
有する圧縮機の提供が可能となる。
り流体を圧縮する圧縮機において、請求項1ないし請求
項6のいずれかに記載の電磁クラッチを介して、前記駆
動ロータに対して機械的に連結された駆動源の動力が、
前記アマチュアに対して機械的に接続された前記圧縮要
素の駆動軸に伝達されることを特徴とするものであり、
アマチュア板と駆動ロータの端面とが結合する電磁クラ
ッチ接続時に発生する衝撃力が緩和されて小さくなるの
で、作動時の静粛性を安価に向上させて優れた商品性を
有する圧縮機の提供が可能となる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施形態につい
て図面を参照して説明する。図1は本発明に係る圧縮機
の一実施形態を示す縦断面図である。図1に示す圧縮機
において、符号1はハウジングを示し、該ハウジング1
は、カップ状本体2と、これに図示しないボルトによっ
て締結されたフロントケース3とからなる。
て図面を参照して説明する。図1は本発明に係る圧縮機
の一実施形態を示す縦断面図である。図1に示す圧縮機
において、符号1はハウジングを示し、該ハウジング1
は、カップ状本体2と、これに図示しないボルトによっ
て締結されたフロントケース3とからなる。
【0023】カップ状本体2内には固定スクロール11
および旋回スクロール12からなるスクロール圧縮要素
が配設されている。固定スクロール11は端板13とそ
の内面に立設された渦巻状ラップ14とを備え、この端
板13はボルト15によってカップ状本体2に締結され
ている。旋回スクロール12は端板16とその内面に立
設された渦巻状ラップ17とを備えている。旋回スクロ
ール12と固定スクロール11とは互いに公転旋回半径
だけ偏心し、かつ180度だけ角度をずらせて噛み合わ
されて設けられており、これにより渦巻の中心に対して
ほぼ点対称をなす複数の密閉小室18a,18bが形成
されている。
および旋回スクロール12からなるスクロール圧縮要素
が配設されている。固定スクロール11は端板13とそ
の内面に立設された渦巻状ラップ14とを備え、この端
板13はボルト15によってカップ状本体2に締結され
ている。旋回スクロール12は端板16とその内面に立
設された渦巻状ラップ17とを備えている。旋回スクロ
ール12と固定スクロール11とは互いに公転旋回半径
だけ偏心し、かつ180度だけ角度をずらせて噛み合わ
されて設けられており、これにより渦巻の中心に対して
ほぼ点対称をなす複数の密閉小室18a,18bが形成
されている。
【0024】端板16の外面中央部に突設された円筒状
のボス20の内部にはドライブブッシュ21が旋回軸受
22を介して回転自在に収容され、このドライブブッシ
ュ21に穿設された偏心孔23内には駆動軸4の内端に
突設された偏心駆動ピン24が回転自在に嵌合されてい
る。この駆動軸4は、フロントケース3のノーズ部5を
貫通して外部に突出し、軸受6および7を介してフロン
トケース3に軸支されている。図に示すように、フロン
トケース3のノーズ部5の外周にはクラッチ軸受31を
介して駆動ロータ32が回転自在に支持され、この駆動
ロータ32には、固定部材を介してノーズ部5に固定さ
れたコイル33が内蔵されている。つまり、駆動ロータ
32は固定されたコイル33に対して回転自在となるよ
うに設けられている。そして、この駆動ロータ32に対
向するように同一軸線を有して複数の薄板(板材)を積
層してなるアマチュア板34が配設されている。なお、
図中の符号33aは、コイル33を格納するコイルハウ
ジングである。
のボス20の内部にはドライブブッシュ21が旋回軸受
22を介して回転自在に収容され、このドライブブッシ
ュ21に穿設された偏心孔23内には駆動軸4の内端に
突設された偏心駆動ピン24が回転自在に嵌合されてい
る。この駆動軸4は、フロントケース3のノーズ部5を
貫通して外部に突出し、軸受6および7を介してフロン
トケース3に軸支されている。図に示すように、フロン
トケース3のノーズ部5の外周にはクラッチ軸受31を
介して駆動ロータ32が回転自在に支持され、この駆動
ロータ32には、固定部材を介してノーズ部5に固定さ
れたコイル33が内蔵されている。つまり、駆動ロータ
32は固定されたコイル33に対して回転自在となるよ
うに設けられている。そして、この駆動ロータ32に対
向するように同一軸線を有して複数の薄板(板材)を積
層してなるアマチュア板34が配設されている。なお、
図中の符号33aは、コイル33を格納するコイルハウ
ジングである。
【0025】圧縮機の駆動軸4の突出部にはハブ35が
ナット36により固定されている。このハブ35に対し
て接続プレート37の一端がリベット38によって固定
され、他端はリベット39を介してアマチュア板34に
固定されている。上記クラッチ軸受31、駆動ロータ3
2、コイル33、アマチュア板34、ハブ35、接続プ
レート37、リベット38,39を主要部材として電磁
クラッチ30が構成されている。また、アマチュア板3
4、ハブ35、接続プレート37、リベット38,39
によってアマチュアが構成されている。駆動ロータ32
の外周にはベルトプーリ40が設けられ、これに掛け渡
された図示しないVベルトを介してエンジン等の駆動源
と連結されている。
ナット36により固定されている。このハブ35に対し
て接続プレート37の一端がリベット38によって固定
され、他端はリベット39を介してアマチュア板34に
固定されている。上記クラッチ軸受31、駆動ロータ3
2、コイル33、アマチュア板34、ハブ35、接続プ
レート37、リベット38,39を主要部材として電磁
クラッチ30が構成されている。また、アマチュア板3
4、ハブ35、接続プレート37、リベット38,39
によってアマチュアが構成されている。駆動ロータ32
の外周にはベルトプーリ40が設けられ、これに掛け渡
された図示しないVベルトを介してエンジン等の駆動源
と連結されている。
【0026】上記構成の圧縮機は以下のように作用す
る。駆動ロータ32はエンジン等の駆動源とVベルトを
介して連結されているので、エンジン等の駆動源の回転
中は常時回転している。この状態でコイル33に通電
し、コイル33が励磁されると、コイル33の磁力によ
りアマチュア板34は駆動ロータ32の端面32aに吸
着される。そして、駆動ロータ32の回転は、アマチュ
ア板34、リベット39、接続プレート37、リベット
38、ハブ35の順を経て駆動軸4に伝達されることに
なる。これにより、圧縮機構の駆動軸4が回転させられ
ることになる。この状態からコイル33への通電を止め
ると、アマチュア板34は駆動ロータ32から離間し、
駆動軸4への動力伝達が遮断される。
る。駆動ロータ32はエンジン等の駆動源とVベルトを
介して連結されているので、エンジン等の駆動源の回転
中は常時回転している。この状態でコイル33に通電
し、コイル33が励磁されると、コイル33の磁力によ
りアマチュア板34は駆動ロータ32の端面32aに吸
着される。そして、駆動ロータ32の回転は、アマチュ
ア板34、リベット39、接続プレート37、リベット
38、ハブ35の順を経て駆動軸4に伝達されることに
なる。これにより、圧縮機構の駆動軸4が回転させられ
ることになる。この状態からコイル33への通電を止め
ると、アマチュア板34は駆動ロータ32から離間し、
駆動軸4への動力伝達が遮断される。
【0027】駆動軸4が回転すると、偏心駆動ピン2
4、ドライブブッシュ21、旋回軸受22、ボス20を
介して旋回スクロール12が駆動され、旋回スクロール
12は自転阻止機構25によってその自転を阻止されな
がら円軌道上を公転旋回運動する。各渦巻状ラップ1
4,17間の線接触部が次第に渦巻の中心に向かって移
動し、これにより、密閉小室18a,18bが容積を減
少しながら、渦巻の中心に向かって移動する。これに伴
って、図示しない吸入口を通って吸入室26へ流入した
ガスは、渦巻状ラップ14,17間の外終端開口部から
密閉小室18a,18b内に取り込まれて圧縮されなが
ら中心の小室18cに至り、ここから固定スクロール1
1の端板13に穿設された吐出ポート61を通り、吐出
弁62を押し開いて吐出キャビティ63へ吐出され、そ
こから吐出口64を経て流出する。
4、ドライブブッシュ21、旋回軸受22、ボス20を
介して旋回スクロール12が駆動され、旋回スクロール
12は自転阻止機構25によってその自転を阻止されな
がら円軌道上を公転旋回運動する。各渦巻状ラップ1
4,17間の線接触部が次第に渦巻の中心に向かって移
動し、これにより、密閉小室18a,18bが容積を減
少しながら、渦巻の中心に向かって移動する。これに伴
って、図示しない吸入口を通って吸入室26へ流入した
ガスは、渦巻状ラップ14,17間の外終端開口部から
密閉小室18a,18b内に取り込まれて圧縮されなが
ら中心の小室18cに至り、ここから固定スクロール1
1の端板13に穿設された吐出ポート61を通り、吐出
弁62を押し開いて吐出キャビティ63へ吐出され、そ
こから吐出口64を経て流出する。
【0028】次に、上記構成の圧縮機において、本発明
の特徴部分である電磁クラッチについて、特にアマチュ
ア板及び駆動ロータの壁部に用いられる複数の板材を積
層してなる積層体の一体化構造について、図2〜図7を
参照して説明する。
の特徴部分である電磁クラッチについて、特にアマチュ
ア板及び駆動ロータの壁部に用いられる複数の板材を積
層してなる積層体の一体化構造について、図2〜図7を
参照して説明する。
【0029】<第1の実施形態>図2は、電磁クラッチ
を構成するアマチュア板を示す図であり、アマチュア板
34は、たとえば、厚さ0.3〜1.0mm程度の金属
薄板41を複数積層して構成されている。この金属薄板
41は、たとえば、S12,S15,S17,SPCC
(新日本製鐵株式会社より供給されるSPCC−Eを用
いてもよい。)を用いた磁性体とされている。また、こ
の金属薄板41のうち、駆動ロータの端面と当接する摩
擦面側の金属薄板(本図において右側)は摩擦板42と
呼ばれるものである。このように、アマチュア板34
は、複数の金属薄板41(図示の例では5枚)を積層
し、駆動ロータの端面と当接する摩擦面側に摩擦板42
を張り合わせた合計6枚の積層構造とされている。
を構成するアマチュア板を示す図であり、アマチュア板
34は、たとえば、厚さ0.3〜1.0mm程度の金属
薄板41を複数積層して構成されている。この金属薄板
41は、たとえば、S12,S15,S17,SPCC
(新日本製鐵株式会社より供給されるSPCC−Eを用
いてもよい。)を用いた磁性体とされている。また、こ
の金属薄板41のうち、駆動ロータの端面と当接する摩
擦面側の金属薄板(本図において右側)は摩擦板42と
呼ばれるものである。このように、アマチュア板34
は、複数の金属薄板41(図示の例では5枚)を積層
し、駆動ロータの端面と当接する摩擦面側に摩擦板42
を張り合わせた合計6枚の積層構造とされている。
【0030】図2(a)はアマチュア板34を摩擦面側
から、すなわち摩擦板42側から見た平面図を示す。こ
のアマチュア板34は中央部を空洞とされたリング形状
であり、同一円周上に3箇所均等な角度を有して接続プ
レートとの接続用穴43が貫通して設けられている。さ
らに、接続用穴43と同一円周上であって、各接続用穴
43の間にそれぞれ長穴44が貫通して設けられてい
る。また、アマチュア板34を構成する金属薄板41の
うち、駆動ロータの端面に当接する摩擦板42にはかし
め用舌辺45が設けられている。このかしめ用舌辺45
は、リング形状の内径側から中心方向に突出して設けら
れた矩形状の部分であり、図示の例では120度ピッチ
で3箇所に設けられている。
から、すなわち摩擦板42側から見た平面図を示す。こ
のアマチュア板34は中央部を空洞とされたリング形状
であり、同一円周上に3箇所均等な角度を有して接続プ
レートとの接続用穴43が貫通して設けられている。さ
らに、接続用穴43と同一円周上であって、各接続用穴
43の間にそれぞれ長穴44が貫通して設けられてい
る。また、アマチュア板34を構成する金属薄板41の
うち、駆動ロータの端面に当接する摩擦板42にはかし
め用舌辺45が設けられている。このかしめ用舌辺45
は、リング形状の内径側から中心方向に突出して設けら
れた矩形状の部分であり、図示の例では120度ピッチ
で3箇所に設けられている。
【0031】アマチュア板34は、複数の金属薄板41
と摩擦板42とを積層した後、図2(b)に示すよう
に、かしめ用舌辺45をほぼL状に折曲し、積層された
他の金属薄板41の内径側端部付近を3箇所で包み込む
ようにかしめてあり、このかしめにより一体化されてい
る。すなわち、かしめ用舌辺45の先端部45aが摩擦
板42とほぼ平行になるまで折曲され、同先端部45a
と摩擦板42との間に他の金属薄板41を挟持して固定
する。このようなかしめによる一体化は、クラッチトル
クがかかった場合に、各金属薄板41が離れない程度に
なされていればよく、このように一体化することで、各
金属薄板41の間には微少の空気層が形成されることに
なる。従って、かしめ用舌辺45の数や配置について
は、3箇所に限定されるものではなく、クラッチトルク
などの条件に応じて適宜選択すればよい。
と摩擦板42とを積層した後、図2(b)に示すよう
に、かしめ用舌辺45をほぼL状に折曲し、積層された
他の金属薄板41の内径側端部付近を3箇所で包み込む
ようにかしめてあり、このかしめにより一体化されてい
る。すなわち、かしめ用舌辺45の先端部45aが摩擦
板42とほぼ平行になるまで折曲され、同先端部45a
と摩擦板42との間に他の金属薄板41を挟持して固定
する。このようなかしめによる一体化は、クラッチトル
クがかかった場合に、各金属薄板41が離れない程度に
なされていればよく、このように一体化することで、各
金属薄板41の間には微少の空気層が形成されることに
なる。従って、かしめ用舌辺45の数や配置について
は、3箇所に限定されるものではなく、クラッチトルク
などの条件に応じて適宜選択すればよい。
【0032】このようなかしめによるアマチュア板34
の一体化は、適当な装置を用いてかしめ用舌辺45を所
定形状に変形させることで達成されるため、たとえば溶
接、オートクランプ、リベットなどによる板材間の固定
と比較して、短い作業時間で確実な固定が可能になる。
このため、複数の板材を積層してなるアマチュア板34
を、安価な製造コストで提供することが可能になる。
の一体化は、適当な装置を用いてかしめ用舌辺45を所
定形状に変形させることで達成されるため、たとえば溶
接、オートクランプ、リベットなどによる板材間の固定
と比較して、短い作業時間で確実な固定が可能になる。
このため、複数の板材を積層してなるアマチュア板34
を、安価な製造コストで提供することが可能になる。
【0033】さて、上述した第1の実施形態では、かし
め用舌辺45を摩擦板42の内径側に設けていたが、こ
れに限定されることはなく、たとえば図3に示すよう
に、リング形状の外径側に突出させて設け、このかしめ
用舌辺45をかしめて一体化してもよい。また、クラッ
チトルクが大きい場合など、必要に応じて内径側及び外
径側の両方にかしめ用舌辺45を設けてかしめ、より大
きな力で固定して一体化することも可能である。
め用舌辺45を摩擦板42の内径側に設けていたが、こ
れに限定されることはなく、たとえば図3に示すよう
に、リング形状の外径側に突出させて設け、このかしめ
用舌辺45をかしめて一体化してもよい。また、クラッ
チトルクが大きい場合など、必要に応じて内径側及び外
径側の両方にかしめ用舌辺45を設けてかしめ、より大
きな力で固定して一体化することも可能である。
【0034】<第2の実施形態>図4(a)はアマチュ
ア板34を摩擦面側から、すなわち摩擦板42側から見
た平面図を示す。このアマチュア板34は中央部を空洞
とされたリング形状であり、同一円周上に3箇所均等な
角度を有して接続プレートとの接続用穴43が貫通して
設けられている。さらに、接続用穴43と同一円周上で
あって、各接続用穴43の間にそれぞれ長穴44が貫通
して設けられている。
ア板34を摩擦面側から、すなわち摩擦板42側から見
た平面図を示す。このアマチュア板34は中央部を空洞
とされたリング形状であり、同一円周上に3箇所均等な
角度を有して接続プレートとの接続用穴43が貫通して
設けられている。さらに、接続用穴43と同一円周上で
あって、各接続用穴43の間にそれぞれ長穴44が貫通
して設けられている。
【0035】また、アマチュア板34を構成する金属薄
板41のうち、駆動ロータの端面に当接する摩擦板42
には筒状のバーリング成形部50が設けられている。こ
のバーリング成形部50は、摩擦面と反対側へ突出して
設けられており、積層した金属薄板41a,41bの貫
通孔51に挿入される。この場合、バーリング成形部5
0の突出高さは、後述するかしめを実施しても貫通孔5
1を通り抜けて反対側の面から突出しないように定め
る。なお、図示の例では、バーリング成形部50及び貫
通孔51は、アマチュア板34に120度ピッチで3箇
所設けられているが、これに限定されるものではない。
板41のうち、駆動ロータの端面に当接する摩擦板42
には筒状のバーリング成形部50が設けられている。こ
のバーリング成形部50は、摩擦面と反対側へ突出して
設けられており、積層した金属薄板41a,41bの貫
通孔51に挿入される。この場合、バーリング成形部5
0の突出高さは、後述するかしめを実施しても貫通孔5
1を通り抜けて反対側の面から突出しないように定め
る。なお、図示の例では、バーリング成形部50及び貫
通孔51は、アマチュア板34に120度ピッチで3箇
所設けられているが、これに限定されるものではない。
【0036】ところで、上述した貫通孔51は、図4
(b)に示すように、摩擦板42側に積層された3枚の
金属薄板41aの貫通孔51aと、その外側に積層され
た2枚の金属薄板41bの貫通孔51bとでは、内径が
異なっている。これは、貫通孔51に挿入したバーリン
グ成形部50は拡径する方向にかしめられ、先端部50
aが外側に変形するよう折り込まれて、抜け止めとなる
スペースを確保するためである。従って、貫通孔51a
は貫通孔51bより小径となる。なお、このような構成
の場合、必要に応じて図示省略のリベットなどを併用し
て、より確実な一体化を実施してもよい。
(b)に示すように、摩擦板42側に積層された3枚の
金属薄板41aの貫通孔51aと、その外側に積層され
た2枚の金属薄板41bの貫通孔51bとでは、内径が
異なっている。これは、貫通孔51に挿入したバーリン
グ成形部50は拡径する方向にかしめられ、先端部50
aが外側に変形するよう折り込まれて、抜け止めとなる
スペースを確保するためである。従って、貫通孔51a
は貫通孔51bより小径となる。なお、このような構成
の場合、必要に応じて図示省略のリベットなどを併用し
て、より確実な一体化を実施してもよい。
【0037】このようなかしめ構造とすることにより、
バーリング成形部50を貫通孔51に挿入してかしめる
という簡単な作業で複数の金属薄板41を積層してなる
アマチュア板(積層体)34を一体化できるので、確実
に一体化されたアマチュア板34をを短時間で安価に製
造することができる。また、このようなかしめ構造で
は、貫通孔51に挿入してかしめたバーリング成形部5
0の中空部が、磁束遮断スリットとしても機能するの
で、磁束漏れを低減する効果もある。なお、貫通孔51
に挿入されたバーリング成形部50が、貫通孔51を通
り抜けることなく内部において拡径するようかしめられ
ているので、このようなかしめ構造では、摩擦面とは反
対側の端面側板材にバーリング成形部を設けることも可
能である。
バーリング成形部50を貫通孔51に挿入してかしめる
という簡単な作業で複数の金属薄板41を積層してなる
アマチュア板(積層体)34を一体化できるので、確実
に一体化されたアマチュア板34をを短時間で安価に製
造することができる。また、このようなかしめ構造で
は、貫通孔51に挿入してかしめたバーリング成形部5
0の中空部が、磁束遮断スリットとしても機能するの
で、磁束漏れを低減する効果もある。なお、貫通孔51
に挿入されたバーリング成形部50が、貫通孔51を通
り抜けることなく内部において拡径するようかしめられ
ているので、このようなかしめ構造では、摩擦面とは反
対側の端面側板材にバーリング成形部を設けることも可
能である。
【0038】また、図5に示したかしめ構造は、上述し
た第2の実施形態の変形例であり、バーリング成形部5
0の先端部50aが貫通孔51を通り抜けるだけの突出
高さを有している。この場合、上述したのと同様の拡径
に加えて、バーリング成形部の先端部50aが貫通孔5
1を通り抜けてから反対側の端面に密着するよう外向き
に折曲されており、摩擦板42と先端部51aとの間に
他の金属薄板41を挟持するようかしめられている。こ
のような構成としても、上述した第2の実施形態と同様
の作用効果が得られる。なお、このようにバーリング成
形部50が貫通孔51を通り抜けるかしめ構造は、バー
リング成形部50を設けることができるのは摩擦面側の
板材、すなわち摩擦板42に限定される。
た第2の実施形態の変形例であり、バーリング成形部5
0の先端部50aが貫通孔51を通り抜けるだけの突出
高さを有している。この場合、上述したのと同様の拡径
に加えて、バーリング成形部の先端部50aが貫通孔5
1を通り抜けてから反対側の端面に密着するよう外向き
に折曲されており、摩擦板42と先端部51aとの間に
他の金属薄板41を挟持するようかしめられている。こ
のような構成としても、上述した第2の実施形態と同様
の作用効果が得られる。なお、このようにバーリング成
形部50が貫通孔51を通り抜けるかしめ構造は、バー
リング成形部50を設けることができるのは摩擦面側の
板材、すなわち摩擦板42に限定される。
【0039】<第3の実施形態>図6(a)はアマチュ
ア板34を摩擦面側から、すなわち摩擦板42側から見
た平面図を示す。このアマチュア板34は中央部を空洞
とされたリング形状であり、同一円周上に3箇所均等な
角度を有して接続プレートとの接続用穴43が貫通して
設けられている。さらに、接続用穴43と同一円周上で
あって、各接続用穴43の間にそれぞれ長穴44が貫通
して設けられている。
ア板34を摩擦面側から、すなわち摩擦板42側から見
た平面図を示す。このアマチュア板34は中央部を空洞
とされたリング形状であり、同一円周上に3箇所均等な
角度を有して接続プレートとの接続用穴43が貫通して
設けられている。さらに、接続用穴43と同一円周上で
あって、各接続用穴43の間にそれぞれ長穴44が貫通
して設けられている。
【0040】この実施形態が上述した第2の実施形態と
異なるのは、複数の金属薄板41を積層してなるアマチ
ュア板34の両端面側の板材に、すなわち摩擦板42
と、反対側の端面に配設された金属薄板(以下端面板材
41cと呼ぶ)とに、それぞれ径の異なる筒状のバーリ
ング成形部50,52を設けると共に、他の金属薄板4
1a,41bに貫通孔51a,51bを設けたことであ
る。図示の例では、摩擦板42のバーリング成形部50
が端面板材41cのバーリング成形部52に嵌合可能と
なるように、それぞれの外径及び内径が設定されてい
る。
異なるのは、複数の金属薄板41を積層してなるアマチ
ュア板34の両端面側の板材に、すなわち摩擦板42
と、反対側の端面に配設された金属薄板(以下端面板材
41cと呼ぶ)とに、それぞれ径の異なる筒状のバーリ
ング成形部50,52を設けると共に、他の金属薄板4
1a,41bに貫通孔51a,51bを設けたことであ
る。図示の例では、摩擦板42のバーリング成形部50
が端面板材41cのバーリング成形部52に嵌合可能と
なるように、それぞれの外径及び内径が設定されてい
る。
【0041】そして、バーリング成形部50の外径に合
わせて貫通孔51aを穿設した金属薄板41aが摩擦板
42に積層され、また、バーリング成形部52の外径に
合わせて貫通孔51bを穿設した金属薄板41bが端面
板材41cに積層された後、摩擦板42側のバーリング
成形部50を端面板材41c側のバーリング成形部52
に挿入して嵌合させ、両バーリング成形部50,52を
拡径させるようにかしめてアマチュア板34を一体化す
る。あるいは、金属薄板41a,41bを積層した両側
から、貫通孔51bにバーリング成形部52を挿入し、
さらに、貫通孔51a及びバーリング成形部51bの内
径部にバーリング成形部50を挿入して嵌合させた後、
両バーリング部50,52を拡径してかしめることでア
マチュア板34を一体化する。
わせて貫通孔51aを穿設した金属薄板41aが摩擦板
42に積層され、また、バーリング成形部52の外径に
合わせて貫通孔51bを穿設した金属薄板41bが端面
板材41cに積層された後、摩擦板42側のバーリング
成形部50を端面板材41c側のバーリング成形部52
に挿入して嵌合させ、両バーリング成形部50,52を
拡径させるようにかしめてアマチュア板34を一体化す
る。あるいは、金属薄板41a,41bを積層した両側
から、貫通孔51bにバーリング成形部52を挿入し、
さらに、貫通孔51a及びバーリング成形部51bの内
径部にバーリング成形部50を挿入して嵌合させた後、
両バーリング部50,52を拡径してかしめることでア
マチュア板34を一体化する。
【0042】この場合、径が大きいバーリング成形部5
2の突出高さは積層した金属薄板41bと同じかやや小
さいものとし、小径側となるバーリング成形部50の突
出高さについては、端面板材41cを貫通して反対側へ
出ないような高さとするのが好ましい。このようにすれ
ば、摩擦板42または端面板材41cのうち、いずれの
バーリング成形部を小径側としてもよい。なお、図示は
省略したが、摩擦板42側のバーリング成形部50の先
端部が端面板材41cを貫通して反対側へ出るような高
さに設定し、図5(b)に示す先端部50aのように折
曲してかしめることも可能である。
2の突出高さは積層した金属薄板41bと同じかやや小
さいものとし、小径側となるバーリング成形部50の突
出高さについては、端面板材41cを貫通して反対側へ
出ないような高さとするのが好ましい。このようにすれ
ば、摩擦板42または端面板材41cのうち、いずれの
バーリング成形部を小径側としてもよい。なお、図示は
省略したが、摩擦板42側のバーリング成形部50の先
端部が端面板材41cを貫通して反対側へ出るような高
さに設定し、図5(b)に示す先端部50aのように折
曲してかしめることも可能である。
【0043】このようなかしめ構造とすることにより、
貫通孔51a,51bに挿入したバーリング成形部5
0、52を嵌合させてかしめるという簡単な作業で複数
の金属薄板41a,41bを積層してなるアマチュア板
(積層体)34を一体化できるので、確実に一体化され
たアマチュア板34をを短時間で安価に製造することが
できる。また、このようなかしめ構造では、貫通孔51
a,51bに挿入してかしめたバーリング成形部50,
52の中空部が、磁束遮断スリットとしても機能するの
で、磁束漏れを低減する効果もある。
貫通孔51a,51bに挿入したバーリング成形部5
0、52を嵌合させてかしめるという簡単な作業で複数
の金属薄板41a,41bを積層してなるアマチュア板
(積層体)34を一体化できるので、確実に一体化され
たアマチュア板34をを短時間で安価に製造することが
できる。また、このようなかしめ構造では、貫通孔51
a,51bに挿入してかしめたバーリング成形部50,
52の中空部が、磁束遮断スリットとしても機能するの
で、磁束漏れを低減する効果もある。
【0044】ところで、以上の各実施形態では、複数の
板材を積層してなるアマチュア板34への適用例を説明
したが、本発明は、図7に示す駆動ロータ32の端面3
2aを形成する壁部70への適用も可能である。なお、
壁部70は、コイル33への通電により吸着されるアマ
チュア板34が密着する面である。この場合において
も、壁部70が複数の板材(金属薄板71)を積層して
構成され、各板材を一体化して積層体を構成するかしめ
構造として、上述した第1の実施形態から第3の実施形
態を採用することが可能であり、同様の作用効果を得る
ことができる。
板材を積層してなるアマチュア板34への適用例を説明
したが、本発明は、図7に示す駆動ロータ32の端面3
2aを形成する壁部70への適用も可能である。なお、
壁部70は、コイル33への通電により吸着されるアマ
チュア板34が密着する面である。この場合において
も、壁部70が複数の板材(金属薄板71)を積層して
構成され、各板材を一体化して積層体を構成するかしめ
構造として、上述した第1の実施形態から第3の実施形
態を採用することが可能であり、同様の作用効果を得る
ことができる。
【0045】また、アマチュア板34及び駆動ロータ3
2の壁部70の両方を積層体とし、上述した各実施形態
と同様のかしめ構造を採用した電磁クラッチとすること
も可能である。そして、アマチュア板34、壁部70、
またはアマチュア板34及び壁部70の両方に上述した
かしめ構造により一体化した積層体を採用すると、各板
材間に形成される微小の空気層により、アマチュア板3
4が壁部70に吸着されて結合する際の衝撃力が緩和さ
れ、衝突音を低減することができる。
2の壁部70の両方を積層体とし、上述した各実施形態
と同様のかしめ構造を採用した電磁クラッチとすること
も可能である。そして、アマチュア板34、壁部70、
またはアマチュア板34及び壁部70の両方に上述した
かしめ構造により一体化した積層体を採用すると、各板
材間に形成される微小の空気層により、アマチュア板3
4が壁部70に吸着されて結合する際の衝撃力が緩和さ
れ、衝突音を低減することができる。
【0046】ところで、上記の各実施形態では、スクロ
ール圧縮機について説明したが、本発明はこれに限定さ
れず、ロータリー圧縮機、レシプロ型圧縮機等の他の圧
縮機にも適用される。また、本実施形態では、コイルに
電圧を印加して励磁されたときに、コイルの磁力により
駆動ロータの端面とアマチュア板とを吸着させる場合に
ついて説明したが、本発明はコイルの磁力により駆動ロ
ータの端面とアマチュア板とを離間させる場合をも含む
ものである。
ール圧縮機について説明したが、本発明はこれに限定さ
れず、ロータリー圧縮機、レシプロ型圧縮機等の他の圧
縮機にも適用される。また、本実施形態では、コイルに
電圧を印加して励磁されたときに、コイルの磁力により
駆動ロータの端面とアマチュア板とを吸着させる場合に
ついて説明したが、本発明はコイルの磁力により駆動ロ
ータの端面とアマチュア板とを離間させる場合をも含む
ものである。
【0047】
【発明の効果】上述した本発明の電磁クラッチによれ
ば、アマチュア板または駆動ロータの端面の少なくとも
一方を積層体により構成し、同積層体をかしめにより一
体化するように構成したので、溶接、オートクランプ及
びリベットによる一体化と比較して作業時間を短縮で
き、低コストで確実に一体化された積層体を得ることが
できる。このため、微小な空気層の存在により衝突音を
低減できる電磁クラッチを安価に提供できるようにな
る。
ば、アマチュア板または駆動ロータの端面の少なくとも
一方を積層体により構成し、同積層体をかしめにより一
体化するように構成したので、溶接、オートクランプ及
びリベットによる一体化と比較して作業時間を短縮で
き、低コストで確実に一体化された積層体を得ることが
できる。このため、微小な空気層の存在により衝突音を
低減できる電磁クラッチを安価に提供できるようにな
る。
【0048】特に、アマチュア板および駆動ロータの端
面の両方に対して、上述した構成の安価な積層体を採用
することにより、低コストで衝撃音の低減効果をより一
層向上させることができる。そして、このような電磁ク
ラッチを採用することにより、騒音の少ない圧縮機が実
現することができる。
面の両方に対して、上述した構成の安価な積層体を採用
することにより、低コストで衝撃音の低減効果をより一
層向上させることができる。そして、このような電磁ク
ラッチを採用することにより、騒音の少ない圧縮機が実
現することができる。
【図1】 本発明の実施形態に係る圧縮機の一構成例を
示す断面図である。
示す断面図である。
【図2】 本発明に係る第1の実施形態を示す図で、
(a)は図1に示したアマチュア板を摩擦面側から見た
かしめ前の正面図、(b)はかしめ後の要部断面図であ
る。
(a)は図1に示したアマチュア板を摩擦面側から見た
かしめ前の正面図、(b)はかしめ後の要部断面図であ
る。
【図3】 図2に示した第1の実施形態の変形例を示す
図で、(a)は図1に示したアマチュア板を摩擦面側か
ら見たかしめ前の正面図、(b)はかしめ後の要部断面
図である。
図で、(a)は図1に示したアマチュア板を摩擦面側か
ら見たかしめ前の正面図、(b)はかしめ後の要部断面
図である。
【図4】 本発明に係る第2の実施形態を示す図で、
(a)は図1に示したアマチュア板を摩擦面側から見た
正面図、(b)はかしめ後の状態を示す要部断面図であ
る。
(a)は図1に示したアマチュア板を摩擦面側から見た
正面図、(b)はかしめ後の状態を示す要部断面図であ
る。
【図5】 図4に示した第2の実施形態の変形例を示す
図で、(a)は図1に示したアマチュア板を摩擦面側か
ら見た正面図、(b)はかしめ後の状態を示す要部断面
図である。
図で、(a)は図1に示したアマチュア板を摩擦面側か
ら見た正面図、(b)はかしめ後の状態を示す要部断面
図である。
【図6】 本発明に係る第3の実施形態を示す図で、
(a)は図1に示したアマチュア板を摩擦面側から見た
正面図、(b)はかしめ後の状態を示す要部断面図であ
る。
(a)は図1に示したアマチュア板を摩擦面側から見た
正面図、(b)はかしめ後の状態を示す要部断面図であ
る。
【図7】 駆動ロータの断面図である。
【図8】 従来の電磁クラッチの一例を示す断面図であ
る。
る。
30 電磁クラッチ 32 駆動ロータ 32a (駆動ロータ)の端面 33 コイル 33a コイルハウジング 34 アマチュア板 41,41a,41b,71 金属薄板(板体) 41c 端面板材 42 摩擦板(板体) 45 かしめ用舌辺 45a 先端部 48 (駆動ロータの)本体部 50,52 バーリング成形部 51、51a,51b 貫通孔 70 (駆動ロータの)壁部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 東 義勝 愛知県西春日井郡西枇杷島町旭町3丁目1 番地 三菱重工業株式会社冷熱事業本部内 (72)発明者 安藤 博秀 愛知県名古屋市中村区岩塚町字九反所60番 地の1 中菱エンジニアリング株式会社内 Fターム(参考) 3H076 AA16 BB01 CC16 CC17 CC39
Claims (8)
- 【請求項1】 駆動源に連動するよう接続されている
とともに、コイルを内蔵する駆動ロータと、該駆動ロー
タに対向し、かつ同一回転軸線を有して配置されたアマ
チュア板を有するアマチュアとを備え、 前記コイルが電圧を印加されて励磁されたときに該コイ
ルの磁力により、前記駆動ロータの端面と前記アマチュ
ア板とを吸着あるいは離間させて、前記駆動ロータと前
記アマチュアとを断続的に連動連結する電磁クラッチに
おいて、 前記アマチュア板を複数の板体よりなる積層体とし、摩
擦面側となる前記板体の外径側または内径側の少なくと
も一方からかしめ用舌辺を複数突設し、該かしめ用舌辺
を折曲して積層された他の板体を包み込むようにかしめ
ることで前記積層体を一体化したことを特徴とする電磁
クラッチ。 - 【請求項2】 駆動源に連動するよう接続されている
とともに、コイルを内蔵する駆動ロータと、該駆動ロー
タに対向し、かつ同一回転軸線を有して配置されたアマ
チュア板を有するアマチュアとを備え、 前記コイルが電圧を印加されて励磁されたときに該コイ
ルの磁力により、前記駆動ロータの端面と前記アマチュ
ア板とを吸着あるいは離間させて、前記駆動ロータと前
記アマチュアとを断続的に連動連結する電磁クラッチに
おいて、 前記アマチュア板を複数の板体よりなる積層体とし、一
方の端面側板材に筒状のバーリング成形部を設けると共
に他の板体に貫通孔を設け、前記バーリング成形部を前
記貫通孔に挿入してかしめることで前記積層体を一体化
したことを特徴とする電磁クラッチ。 - 【請求項3】 駆動源に連動するよう接続されている
とともに、コイルを内蔵する駆動ロータと、該駆動ロー
タに対向し、かつ同一回転軸線を有して配置されたアマ
チュア板を有するアマチュアとを備え、 前記コイルが電圧を印加されて励磁されたときに該コイ
ルの磁力により、前記駆動ロータの端面と前記アマチュ
ア板とを吸着あるいは離間させて、前記駆動ロータと前
記アマチュアとを断続的に連動連結する電磁クラッチに
おいて、 前記アマチュア板を複数の板体よりなる積層体とし、両
端面側の板材にそれぞれ径の異なる筒状のバーリング成
形部を設けると共に他の板体に貫通孔を設け、前記バー
リング成形部を両側から前記貫通孔に挿入すると共に一
方を他方に嵌合させてかしめることで前記積層体を一体
化したことを特徴とする電磁クラッチ。 - 【請求項4】 駆動源に連動するように接続されてい
るとともに、コイルを内蔵する駆動ロータと、該駆動ロ
ータに対向し、かつ同一回転軸線を有して配置されたア
マチュア板を有するアマチュアとを備え、 前記コイルが電圧を印加されて励磁されたときに該コイ
ルの磁力により、前記駆動ロータの端面と前記アマチュ
ア板とを吸着あるいは離間させて、前記駆動ロータと前
記アマチュアとを断続的に連動連結する電磁クラッチに
おいて、 前記駆動ロータは、一体成形された本体部と、前記駆動
ロータの前記端面を形成する壁部とを有し、 前記壁部を複数の板体よりなる積層体とし、摩擦面側と
なる前記板体の外径側または内径側の少なくとも一方か
らかしめ用舌辺を複数突設し、該かしめ用舌辺を折曲し
て積層された他の板体を包み込むようにかしめ、前記積
層体を一体化したことを特徴とする電磁クラッチ。 - 【請求項5】 駆動源に連動するように接続されてい
るとともに、コイルを内蔵する駆動ロータと、該駆動ロ
ータに対向し、かつ同一回転軸線を有して配置されたア
マチュア板を有するアマチュアとを備え、 前記コイルが電圧を印加されて励磁されたときに該コイ
ルの磁力により、前記駆動ロータの端面と前記アマチュ
ア板とを吸着あるいは離間させて、前記駆動ロータと前
記アマチュアとを断続的に連動連結する電磁クラッチに
おいて、 前記駆動ロータは、一体成形された本体部と、前記駆動
ロータの前記端面を形成する壁部とを有し、 前記壁部を複数の板体よりなる積層体とし、一方の端面
側板材に筒状のバーリング成形部を設けると共に他の板
体に貫通孔を設け、前記バーリング成形部を前記貫通孔
に挿入してかしめることで前記積層体を一体化したこと
を特徴とする電磁クラッチ。 - 【請求項6】 駆動源に連動するように接続されてい
るとともに、コイルを内蔵する駆動ロータと、該駆動ロ
ータに対向し、かつ同一回転軸線を有して配置されたア
マチュア板を有するアマチュアとを備え、 前記コイルが電圧を印加されて励磁されたときに該コイ
ルの磁力により、前記駆動ロータの端面と前記アマチュ
ア板とを吸着あるいは離間させて、前記駆動ロータと前
記アマチュアとを断続的に連動連結する電磁クラッチに
おいて、 前記駆動ロータは、一体成形された本体部と、前記駆動
ロータの前記端面を形成する壁部とを有し、 前記壁部を複数の板体よりなる積層体とし、両端面側の
板材にそれぞれ径の異なる筒状のバーリング成形部を設
けると共に他の板体に貫通孔を設け、前記バーリング成
形部を両側から前記貫通孔に挿入すると共に一方を他方
に嵌合させてかしめることで前記積層体を一体化したこ
とを特徴とする電磁クラッチ。 - 【請求項7】 請求項1ないし請求項3のいずれかに
記載のアマチュア板と、請求項4ないし請求項6のいず
れかに記載の駆動ロータと、を備えたことを特徴とする
電磁クラッチ。 - 【請求項8】 圧縮要素により流体を圧縮する圧縮機
において、 請求項1ないし請求項6のいずれかに記載の電磁クラッ
チを介して、前記駆動ロータに対して機械的に連結され
た駆動源の動力が、前記アマチュアに対して機械的に接
続された前記圧縮要素の駆動軸に伝達されることを特徴
とする圧縮機。
Priority Applications (8)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000264533A JP2002070892A (ja) | 2000-08-31 | 2000-08-31 | 電磁クラッチおよび該電磁クラッチを備えた圧縮機 |
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A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20071106 |