JP2002081185A - 手摺の取付構造 - Google Patents
手摺の取付構造Info
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- JP2002081185A JP2002081185A JP2000275095A JP2000275095A JP2002081185A JP 2002081185 A JP2002081185 A JP 2002081185A JP 2000275095 A JP2000275095 A JP 2000275095A JP 2000275095 A JP2000275095 A JP 2000275095A JP 2002081185 A JP2002081185 A JP 2002081185A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】建物の構造材の設置位置に関係なく手摺を構成
する複数の支柱を所望の位置に立設できる手摺の取付構
造を提供すること。 【解決手段】建物ユニット12の長辺中間梁125A上
に支持台30を複数配置し、これら支持台30上に横架
材41を設け、この横架材41上に複数の支柱21を立
設した。このため、長辺中間梁125Aを補強する短辺
中間梁125Bの設置位置に関係なく、横架材41上の
所望の位置に支柱21を立設できる。これにより、短辺
中間梁125Bの設置位置に対応した位置に支持台30
を設置することで手摺20の支持強度を向上させること
ができるとともに、デザイン性を考慮して支柱21を配
置することができる。
する複数の支柱を所望の位置に立設できる手摺の取付構
造を提供すること。 【解決手段】建物ユニット12の長辺中間梁125A上
に支持台30を複数配置し、これら支持台30上に横架
材41を設け、この横架材41上に複数の支柱21を立
設した。このため、長辺中間梁125Aを補強する短辺
中間梁125Bの設置位置に関係なく、横架材41上の
所望の位置に支柱21を立設できる。これにより、短辺
中間梁125Bの設置位置に対応した位置に支持台30
を設置することで手摺20の支持強度を向上させること
ができるとともに、デザイン性を考慮して支柱21を配
置することができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、手摺の取付構造に
係り、詳しくは、建物のベランダや屋上等における手摺
の取付構造に関する。
係り、詳しくは、建物のベランダや屋上等における手摺
の取付構造に関する。
【0002】
【背景技術】従来より、建物の屋上やバルコニーに手摺
を設けることが知られている。このような手摺は、水平
方向へ複数配列された支柱と、これら支柱の上端間にま
たがって設置された笠木部材とを含んで構成されてお
り、通常支柱は、建物の躯体上に立設されている(特開
平10−183753号公報等参照)。
を設けることが知られている。このような手摺は、水平
方向へ複数配列された支柱と、これら支柱の上端間にま
たがって設置された笠木部材とを含んで構成されてお
り、通常支柱は、建物の躯体上に立設されている(特開
平10−183753号公報等参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ような手摺において、支柱は建物の躯体上に立設されて
いるため、建物の躯体を構成する構造材がない場所には
支柱を立設することができず、複数配列された支柱の互
いの間隔は、構造材の配置位置によって決定せざるおえ
ない。このため、支柱の配置が構造材の位置に左右され
るから、デザイン性を考慮して支柱を配置することがで
きず、設計の自由度が低くなるという問題がある。
ような手摺において、支柱は建物の躯体上に立設されて
いるため、建物の躯体を構成する構造材がない場所には
支柱を立設することができず、複数配列された支柱の互
いの間隔は、構造材の配置位置によって決定せざるおえ
ない。このため、支柱の配置が構造材の位置に左右され
るから、デザイン性を考慮して支柱を配置することがで
きず、設計の自由度が低くなるという問題がある。
【0004】逆に、支柱を所望の位置に立設して各支柱
間の距離を一定ピッチとするため、建物の躯体を構成す
る構造材を増やして、支柱の下部に対応した位置に構造
材を設置することが考えられる。しかし、このような場
合、支柱の数だけ建物の構造材が増え、大型部品の点数
が増えてしまう。特に、建物が、複数の建物ユニットか
らなるユニット式建物であった場合には、モジュール化
された建物ユニットに新たに構造材を取り付けなければ
ならず、生産性が悪くなるという問題がある。さらに、
手摺が設置された屋上やバルコニーの防水処理を行う
際、構造材上に設置される床材および支柱間に防水処理
を施すため、1本1本の支柱の周囲を囲むようにして防
水シートを貼設したり、コーキング材を充填したりしな
ければならず、大変手間がかかる。
間の距離を一定ピッチとするため、建物の躯体を構成す
る構造材を増やして、支柱の下部に対応した位置に構造
材を設置することが考えられる。しかし、このような場
合、支柱の数だけ建物の構造材が増え、大型部品の点数
が増えてしまう。特に、建物が、複数の建物ユニットか
らなるユニット式建物であった場合には、モジュール化
された建物ユニットに新たに構造材を取り付けなければ
ならず、生産性が悪くなるという問題がある。さらに、
手摺が設置された屋上やバルコニーの防水処理を行う
際、構造材上に設置される床材および支柱間に防水処理
を施すため、1本1本の支柱の周囲を囲むようにして防
水シートを貼設したり、コーキング材を充填したりしな
ければならず、大変手間がかかる。
【0005】本発明の目的は、建物の構造材の設置位置
に関係なく手摺を構成する複数の支柱を所望の位置に立
設できる手摺の取付構造を提供することにある。
に関係なく手摺を構成する複数の支柱を所望の位置に立
設できる手摺の取付構造を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の手摺の取付構造
は、上記目的を達成するために、以下の構成を備える。
本発明に係る手摺の取付構造は、図面を参照して説明す
ると、建物1の構造材(たとえば、長辺中間梁125
A)上に支持台30が互いに間隔をあけて複数配置さ
れ、これら複数の支持台30上にまたがって横架材41
が設けられ、この横架材41の上部には、手摺20を構
成する支柱21が複数立設されていることを特徴とする
ものである。
は、上記目的を達成するために、以下の構成を備える。
本発明に係る手摺の取付構造は、図面を参照して説明す
ると、建物1の構造材(たとえば、長辺中間梁125
A)上に支持台30が互いに間隔をあけて複数配置さ
れ、これら複数の支持台30上にまたがって横架材41
が設けられ、この横架材41の上部には、手摺20を構
成する支柱21が複数立設されていることを特徴とする
ものである。
【0007】このような本発明によれば、建物の構造材
上に支持台を複数配置し、これら支持台上に横架材をま
たいで設け、この横架材上に複数の支柱を立設している
ため、構造材の配置に関係なく、横架材上の所望の位置
に支柱を立設することが可能となり、デザイン性を考慮
して支柱を配置することができて設計の自由度が広が
る。また、本発明に係る手摺が設置された屋上やバルコ
ニーの防水処理を行う際、たとえば、手摺の長手方向に
沿う支持台の側面に、各支持台間をまたいでサイディン
グ材を設ければ、当該サイディング材と構造材上に配置
される床材とで連続した立ち上がり部を形成できるの
で、従来のように1本1本の支柱の根本に防水処理を施
す必要がなく、防水処理作業が容易になる。
上に支持台を複数配置し、これら支持台上に横架材をま
たいで設け、この横架材上に複数の支柱を立設している
ため、構造材の配置に関係なく、横架材上の所望の位置
に支柱を立設することが可能となり、デザイン性を考慮
して支柱を配置することができて設計の自由度が広が
る。また、本発明に係る手摺が設置された屋上やバルコ
ニーの防水処理を行う際、たとえば、手摺の長手方向に
沿う支持台の側面に、各支持台間をまたいでサイディン
グ材を設ければ、当該サイディング材と構造材上に配置
される床材とで連続した立ち上がり部を形成できるの
で、従来のように1本1本の支柱の根本に防水処理を施
す必要がなく、防水処理作業が容易になる。
【0008】以上において、前述の支持台30は、互い
に一定ピッチP1をあけて複数配列されているととも
に、前述の支柱21は、互いに支持台30とは異なる一
定ピッチP2をあけて複数配列されていることが好まし
い。このように、支持台および支柱をそれぞれ一定ピッ
チあけて配列することで、支持台と支柱とを、横架材を
挟んで互い違いに配置できるから、支持台と支柱とを上
下方向に一致させて配置させた場合よりも手摺の建物躯
体への取付強度が向上する。また、複数の支柱を一定ピ
ッチあけて配列しているので、支柱間にたとえばガラス
板等をはめ込む際、ガラス板のサイズを統一できるか
ら、コストダウンが図れる。
に一定ピッチP1をあけて複数配列されているととも
に、前述の支柱21は、互いに支持台30とは異なる一
定ピッチP2をあけて複数配列されていることが好まし
い。このように、支持台および支柱をそれぞれ一定ピッ
チあけて配列することで、支持台と支柱とを、横架材を
挟んで互い違いに配置できるから、支持台と支柱とを上
下方向に一致させて配置させた場合よりも手摺の建物躯
体への取付強度が向上する。また、複数の支柱を一定ピ
ッチあけて配列しているので、支柱間にたとえばガラス
板等をはめ込む際、ガラス板のサイズを統一できるか
ら、コストダウンが図れる。
【0009】また、前述の横架材41には、カバー45
が取り付けられていることが望ましい。このようにすれ
ば、雨水等が横架材に直接かからないから、横架材と支
柱との接続部分、および横架材と支持台との接続部分の
防水性能が向上する。
が取り付けられていることが望ましい。このようにすれ
ば、雨水等が横架材に直接かからないから、横架材と支
柱との接続部分、および横架材と支持台との接続部分の
防水性能が向上する。
【0010】さらに、前述の横架材41は、上方へ開口
した断面略C字状に形成されているとともに、前述の支
柱21の下部には、下方へ開口した断面略C字状の取付
部材43が設けられ、支柱21は、横架材41に取付部
材43が嵌合されて取り付けられていることが望まし
い。このように、支柱下部に下方へ開口した断面略C字
形状の取付部材を設け、この取付部材を上方へ開口した
断面略C字形状の横架材に嵌合させることで、支柱を横
架材に取り付ければ、横架材の長手方向へ取付部材をス
ライドさせることで横架材に対する取付部材の位置調整
が行えるので、取付部材の位置決め作業が容易になる。
また、横架材に取付部材を嵌合させることで支柱を自立
させた状態で、たとえばボルト等の固着具により横架材
に取付部材(つまり支柱)を取付・固定できるので、支
柱の取付作業が容易になる。
した断面略C字状に形成されているとともに、前述の支
柱21の下部には、下方へ開口した断面略C字状の取付
部材43が設けられ、支柱21は、横架材41に取付部
材43が嵌合されて取り付けられていることが望まし
い。このように、支柱下部に下方へ開口した断面略C字
形状の取付部材を設け、この取付部材を上方へ開口した
断面略C字形状の横架材に嵌合させることで、支柱を横
架材に取り付ければ、横架材の長手方向へ取付部材をス
ライドさせることで横架材に対する取付部材の位置調整
が行えるので、取付部材の位置決め作業が容易になる。
また、横架材に取付部材を嵌合させることで支柱を自立
させた状態で、たとえばボルト等の固着具により横架材
に取付部材(つまり支柱)を取付・固定できるので、支
柱の取付作業が容易になる。
【0011】そして、前述の建物は、複数の建物ユニッ
ト12が水平方向および垂直方向へ複数配列されて形成
されたユニット式建物であることが好ましい。このよう
に、ユニット式建物に本発明に係る手摺の取付構造を採
用すれば、モジュール化された建物ユニットに、手摺の
ためにわざわざ新たな構造材を取り付ける必要がないか
ら、建物ユニットにおける生産性が損なわれない。ま
た、複数の建物ユニット間をまたいで手摺を設ける場
合、横架材を建物ユニット間にまたいで設ければ、建物
ユニットと建物ユニットとの間に当たる位置にも支柱を
配置できるから、モジュール化された建物ユニットから
構成されるユニット式建物においても、本発明に係る手
摺の取付構造を採用することで設計の自由度が広がる。
さらに、建物ユニットを複数配列して建物を形成すれ
ば、現場での施工期間が短縮されるとともに、建物ユニ
ットを品質管理された工場で生産することで、建物ユニ
ットの品質、ひいては建物全体の品質が安定する。
ト12が水平方向および垂直方向へ複数配列されて形成
されたユニット式建物であることが好ましい。このよう
に、ユニット式建物に本発明に係る手摺の取付構造を採
用すれば、モジュール化された建物ユニットに、手摺の
ためにわざわざ新たな構造材を取り付ける必要がないか
ら、建物ユニットにおける生産性が損なわれない。ま
た、複数の建物ユニット間をまたいで手摺を設ける場
合、横架材を建物ユニット間にまたいで設ければ、建物
ユニットと建物ユニットとの間に当たる位置にも支柱を
配置できるから、モジュール化された建物ユニットから
構成されるユニット式建物においても、本発明に係る手
摺の取付構造を採用することで設計の自由度が広がる。
さらに、建物ユニットを複数配列して建物を形成すれ
ば、現場での施工期間が短縮されるとともに、建物ユニ
ットを品質管理された工場で生産することで、建物ユニ
ットの品質、ひいては建物全体の品質が安定する。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
に基づいて説明する。図1には、本発明の一実施形態に
係る手摺の取付構造が採用された建物としてのユニット
式建物1が示されている。ユニット式建物1は、基礎1
1を備え、この基礎11上に水平方向および垂直方向へ
建物ユニット12が複数配列され、これら建物ユニット
12の上部には、切妻屋根13と陸屋根14とが並設さ
れて構成された屋根部15が形成されている。なお、切
妻屋根13には、太陽光を利用して発電する矩形状の太
陽電池パネル13Aが複数配列されている。屋根部15
において、切妻屋根13の一部が切りかかれ、その切り
かかれた部分には陸屋根14上(屋上16)に出入りす
るための出入り口16Aが形成されている。屋上16に
は、ユニット式建物1の外周形状に沿って手摺20が設
けられており、この手摺20は、陸屋根14を構成する
複数の建物ユニット12にまたがって設置されている。
に基づいて説明する。図1には、本発明の一実施形態に
係る手摺の取付構造が採用された建物としてのユニット
式建物1が示されている。ユニット式建物1は、基礎1
1を備え、この基礎11上に水平方向および垂直方向へ
建物ユニット12が複数配列され、これら建物ユニット
12の上部には、切妻屋根13と陸屋根14とが並設さ
れて構成された屋根部15が形成されている。なお、切
妻屋根13には、太陽光を利用して発電する矩形状の太
陽電池パネル13Aが複数配列されている。屋根部15
において、切妻屋根13の一部が切りかかれ、その切り
かかれた部分には陸屋根14上(屋上16)に出入りす
るための出入り口16Aが形成されている。屋上16に
は、ユニット式建物1の外周形状に沿って手摺20が設
けられており、この手摺20は、陸屋根14を構成する
複数の建物ユニット12にまたがって設置されている。
【0013】このようなユニット式建物1における手摺
20の取付構造について、以下に詳述する。まず、手摺
20が取り付けられる二階の建物ユニット12(陸屋根
14を構成する建物ユニット12)について説明する。
建物ユニット12は、図2に示すように、四隅に立設さ
れた4本の柱121と、これら各柱121の上端間およ
び下端間をブラケット122を介してそれぞれ連結する
天井梁123および床梁124とを備えている。天井梁
123には、それぞれ対向する一対の短辺天井梁123
Aおよび一対の長辺天井梁123Bがあり、床梁124
にも、天井梁123と同様に、一対の短辺床梁124A
および一対の長辺床梁124Bがある。建物ユニット1
2の天井側において、一対の短辺天井梁123Aには、
長辺中間梁125Aが架け渡され、この長辺中間梁12
5Aおよび各長辺天井梁123B間には、複数の短辺中
間梁125Bが架け渡されている。つまり、これら柱1
21、天井梁123、床梁124、短辺中間梁125
A、および長辺中間梁125A等の構造材によってユニ
ット式建物1の躯体が構成されている。
20の取付構造について、以下に詳述する。まず、手摺
20が取り付けられる二階の建物ユニット12(陸屋根
14を構成する建物ユニット12)について説明する。
建物ユニット12は、図2に示すように、四隅に立設さ
れた4本の柱121と、これら各柱121の上端間およ
び下端間をブラケット122を介してそれぞれ連結する
天井梁123および床梁124とを備えている。天井梁
123には、それぞれ対向する一対の短辺天井梁123
Aおよび一対の長辺天井梁123Bがあり、床梁124
にも、天井梁123と同様に、一対の短辺床梁124A
および一対の長辺床梁124Bがある。建物ユニット1
2の天井側において、一対の短辺天井梁123Aには、
長辺中間梁125Aが架け渡され、この長辺中間梁12
5Aおよび各長辺天井梁123B間には、複数の短辺中
間梁125Bが架け渡されている。つまり、これら柱1
21、天井梁123、床梁124、短辺中間梁125
A、および長辺中間梁125A等の構造材によってユニ
ット式建物1の躯体が構成されている。
【0014】ついで、建物ユニット12への手摺20の
取付構造を説明する。図3ないし図5において、建物ユ
ニット12の長辺中間梁125A上には、その長手方向
に沿って支持台30が複数配置されている。支持台30
は、略角柱状に形成された2本の支持台用柱31と、こ
れら2本の支持台用柱31の上端間に架け渡された受け
材32とを含んで構成されている。2本の支持台用柱3
1は、長辺中間梁125Aの長手方向に沿って若干の隙
間をあけて配置されている。ここで、各支持台用柱31
が配置された直下の長辺中間梁125Aの開口内には、
それぞれスチフナ126が設けられている。また、複数
の支持台30において、長辺中間梁125Aの長手方向
に沿った支持台用柱31の側面には、これら複数の側面
にまたがって、サイディング材33(図4)が設けられ
ている。
取付構造を説明する。図3ないし図5において、建物ユ
ニット12の長辺中間梁125A上には、その長手方向
に沿って支持台30が複数配置されている。支持台30
は、略角柱状に形成された2本の支持台用柱31と、こ
れら2本の支持台用柱31の上端間に架け渡された受け
材32とを含んで構成されている。2本の支持台用柱3
1は、長辺中間梁125Aの長手方向に沿って若干の隙
間をあけて配置されている。ここで、各支持台用柱31
が配置された直下の長辺中間梁125Aの開口内には、
それぞれスチフナ126が設けられている。また、複数
の支持台30において、長辺中間梁125Aの長手方向
に沿った支持台用柱31の側面には、これら複数の側面
にまたがって、サイディング材33(図4)が設けられ
ている。
【0015】複数の支持台30上には、上方へ開口した
断面略C字状の長尺の横架材41が架け渡されている。
この横架材41は、当該横架材41のウェブおよび受け
材32を貫通して支持台用柱31に螺合されたボルト4
2によって、支持台30に固定されている。また、長手
方向に沿って隣接する横架材41同士の接続は、横架材
41の端部間をまたいだ状態でフランジ外側にプレート
47をボルト48で取り付けることで行われている。
断面略C字状の長尺の横架材41が架け渡されている。
この横架材41は、当該横架材41のウェブおよび受け
材32を貫通して支持台用柱31に螺合されたボルト4
2によって、支持台30に固定されている。また、長手
方向に沿って隣接する横架材41同士の接続は、横架材
41の端部間をまたいだ状態でフランジ外側にプレート
47をボルト48で取り付けることで行われている。
【0016】横架材41には、下方へ開口した断面略C
字状の取付部材43が嵌合・固定されている。取付部材
43は、その長手方向の寸法が、横架材41よりも短く
形成され、横架材41の外側に嵌合されている。横架材
41および取付部材43は、互いに重なるフランジ同士
がボルト44で締められており、横架材41の開口内に
は、取付部材43が取り付けられる位置に対応して複数
枚のスチフナ46が設けられている。これら横架材41
および取付部材43は、下方に開口した断面略C字状の
カバー45によって覆われており、このカバー45は、
鋼板等を折り曲げることで形成されている。
字状の取付部材43が嵌合・固定されている。取付部材
43は、その長手方向の寸法が、横架材41よりも短く
形成され、横架材41の外側に嵌合されている。横架材
41および取付部材43は、互いに重なるフランジ同士
がボルト44で締められており、横架材41の開口内に
は、取付部材43が取り付けられる位置に対応して複数
枚のスチフナ46が設けられている。これら横架材41
および取付部材43は、下方に開口した断面略C字状の
カバー45によって覆われており、このカバー45は、
鋼板等を折り曲げることで形成されている。
【0017】取付部材43のウェブ上には、カバー45
を貫通して、手摺20を構成する支柱21が立設されて
いる。これら一組の取付部材43および支柱21が、横
架材41の長手方向に沿って複数組配置されており、複
数の支柱21の上端間は、笠木部材22によって連結さ
れている。また、笠木部材22およびカバー45にそれ
ぞれガラス支持部22A,45Aが設けられ、ガラス板
23の上端が笠木部材22のガラス支持部22Aに、下
端がカバー45のガラス支持部45Aにそれぞれ支持さ
れている。なお、笠木部材22の下部には、押縁24が
取り付けられ、この押縁24でガラス板23の上端が笠
木部材22のガラス支持部22Aに押しつけられて支持
されている。
を貫通して、手摺20を構成する支柱21が立設されて
いる。これら一組の取付部材43および支柱21が、横
架材41の長手方向に沿って複数組配置されており、複
数の支柱21の上端間は、笠木部材22によって連結さ
れている。また、笠木部材22およびカバー45にそれ
ぞれガラス支持部22A,45Aが設けられ、ガラス板
23の上端が笠木部材22のガラス支持部22Aに、下
端がカバー45のガラス支持部45Aにそれぞれ支持さ
れている。なお、笠木部材22の下部には、押縁24が
取り付けられ、この押縁24でガラス板23の上端が笠
木部材22のガラス支持部22Aに押しつけられて支持
されている。
【0018】図4に示すように、建物ユニット12の手
摺20を挟んだ外側には、短辺中間梁125B上にブラ
ケット127を介して角パイプ等から形成された角材1
28が複数設けられ、これら角材128にまたがって板
材51が設置されている。なお、図4では、角材128
が1本しか示されていないが、実際は角材128が図中
左方向へ複数配列されている。また、建物ユニット12
の手摺20を挟んだ内側には、図示しないブラケットを
介して天井梁123および短辺中間梁125B上にAL
C板52が設置されて屋上16が形成されている。手摺
20の外側では、サイディング材33の上端から、この
サイディング材33と板材51とでなす角部(すなわち
立ち上がり部)、および板材51にかけて防水シート5
3が設けられ、また、手摺20の内側でも、サイディン
グ材33の上端から、このサイディング材33とALC
板52とでなす角部、およびALC板52にかけても防
水シート53が設けられている。さらに、支持台30の
支持台用柱31と横架材41のウェブとに挟まれて配置
された受け材32の周囲にはコーキング材54が充填さ
れ、このコーキング材54は、前述のサイディング材3
3上部に位置する防水シート53と連続するように設け
られている。
摺20を挟んだ外側には、短辺中間梁125B上にブラ
ケット127を介して角パイプ等から形成された角材1
28が複数設けられ、これら角材128にまたがって板
材51が設置されている。なお、図4では、角材128
が1本しか示されていないが、実際は角材128が図中
左方向へ複数配列されている。また、建物ユニット12
の手摺20を挟んだ内側には、図示しないブラケットを
介して天井梁123および短辺中間梁125B上にAL
C板52が設置されて屋上16が形成されている。手摺
20の外側では、サイディング材33の上端から、この
サイディング材33と板材51とでなす角部(すなわち
立ち上がり部)、および板材51にかけて防水シート5
3が設けられ、また、手摺20の内側でも、サイディン
グ材33の上端から、このサイディング材33とALC
板52とでなす角部、およびALC板52にかけても防
水シート53が設けられている。さらに、支持台30の
支持台用柱31と横架材41のウェブとに挟まれて配置
された受け材32の周囲にはコーキング材54が充填さ
れ、このコーキング材54は、前述のサイディング材3
3上部に位置する防水シート53と連続するように設け
られている。
【0019】このような手摺20の取付構造における支
持台30および支柱21は、図6に示すような位置関係
で設置されている。図6において、支持台30は、互い
に一定ピッチP1をあけて長辺中間梁125A上に複数
配列されている。支柱21は、互いに支持台30とは異
なる一定ピッチP2をあけて横架材41上に複数配列さ
れている。ここで、手摺20の外側において、前述した
短辺中間梁125Bは、図2および図6に示すように、
建物ユニット12の中央に配置された短辺中間梁125
Bを除いて、一定ピッチP1あけて複数配列されてい
る。つまり、支持台30は、一定ピッチP1あけて配列
された各短辺中間梁125Bの位置に対応して長辺中間
梁125A上に配置されている。また、支持台30の一
定ピッチP1は、支柱21の一定ピッチP2よりも小さ
くなっている(P1<P2)。これにより、横架材41
を挟んで、支持台30と支柱21とを互い違いに配置で
きるようになっている。さらに、支柱21の一定ピッチ
P2あけて設置されているので、各支柱21間に配置さ
れる各ガラス板23のサイズは統一されている。
持台30および支柱21は、図6に示すような位置関係
で設置されている。図6において、支持台30は、互い
に一定ピッチP1をあけて長辺中間梁125A上に複数
配列されている。支柱21は、互いに支持台30とは異
なる一定ピッチP2をあけて横架材41上に複数配列さ
れている。ここで、手摺20の外側において、前述した
短辺中間梁125Bは、図2および図6に示すように、
建物ユニット12の中央に配置された短辺中間梁125
Bを除いて、一定ピッチP1あけて複数配列されてい
る。つまり、支持台30は、一定ピッチP1あけて配列
された各短辺中間梁125Bの位置に対応して長辺中間
梁125A上に配置されている。また、支持台30の一
定ピッチP1は、支柱21の一定ピッチP2よりも小さ
くなっている(P1<P2)。これにより、横架材41
を挟んで、支持台30と支柱21とを互い違いに配置で
きるようになっている。さらに、支柱21の一定ピッチ
P2あけて設置されているので、各支柱21間に配置さ
れる各ガラス板23のサイズは統一されている。
【0020】次に、本実施形態における手摺20の取り
付け方を説明する。まず、長辺中間梁125A上に支持
台30を載置・固定し、これら支持台30上に横架材4
1を固定する。ここで、隣接する横架材41同士をプレ
ート47で接続しておく。ついで、支柱21を予め取り
付けておいた取付部材43を横架材41にボルト44で
固定する。この後、カバー45に支柱21を通して、カ
バー45を横架材41および取付部材43にかぶせる。
そして、笠木部材22を支柱21上端に取り付けた後、
ガラス板23の上端を笠木部材22のガラス支持部22
Aに挿入し、ついで、ガラス板23の下端をカバー45
のガラス支持部45Aに挿入して、最後に押縁24を取
り付けてガラス板23を手摺20に固定する。
付け方を説明する。まず、長辺中間梁125A上に支持
台30を載置・固定し、これら支持台30上に横架材4
1を固定する。ここで、隣接する横架材41同士をプレ
ート47で接続しておく。ついで、支柱21を予め取り
付けておいた取付部材43を横架材41にボルト44で
固定する。この後、カバー45に支柱21を通して、カ
バー45を横架材41および取付部材43にかぶせる。
そして、笠木部材22を支柱21上端に取り付けた後、
ガラス板23の上端を笠木部材22のガラス支持部22
Aに挿入し、ついで、ガラス板23の下端をカバー45
のガラス支持部45Aに挿入して、最後に押縁24を取
り付けてガラス板23を手摺20に固定する。
【0021】上述のような本実施形態によれば、次のよ
うな効果がある。 (1)建物ユニット12の長辺中間梁125A上に支持台
30を複数配置し、これら支持台30上に横架材41を
設け、この横架材41上に複数の支柱21を立設してい
るため、長辺中間梁125Aを補強する短辺中間梁12
5Bの設置位置に関係なく、横架材41上の所望の位置
に支柱21を立設できる。これにより、短辺中間梁12
5Bの設置位置に対応した位置に支持台30を設置する
ことで手摺20の支持強度を向上させることができると
ともに、デザイン性を考慮して支柱21を配置すること
ができる。また、手摺20の長手方向に沿う支持台30
の側面に、各支持台30間をまたぐサイディング材33
を設けたので、サイディング材33と板材51との立ち
上がり部、サイディング材33とALC板52との立ち
上がり部を手摺20の長手方向に沿って連続して形成で
き、屋上16の防水処理を行う際、従来のように1本1
本の支柱の根本に防水処理を施すよりも作業が容易にな
る。
うな効果がある。 (1)建物ユニット12の長辺中間梁125A上に支持台
30を複数配置し、これら支持台30上に横架材41を
設け、この横架材41上に複数の支柱21を立設してい
るため、長辺中間梁125Aを補強する短辺中間梁12
5Bの設置位置に関係なく、横架材41上の所望の位置
に支柱21を立設できる。これにより、短辺中間梁12
5Bの設置位置に対応した位置に支持台30を設置する
ことで手摺20の支持強度を向上させることができると
ともに、デザイン性を考慮して支柱21を配置すること
ができる。また、手摺20の長手方向に沿う支持台30
の側面に、各支持台30間をまたぐサイディング材33
を設けたので、サイディング材33と板材51との立ち
上がり部、サイディング材33とALC板52との立ち
上がり部を手摺20の長手方向に沿って連続して形成で
き、屋上16の防水処理を行う際、従来のように1本1
本の支柱の根本に防水処理を施すよりも作業が容易にな
る。
【0022】(2)支持台30および支柱21をそれぞれ
一定ピッチP1,P2をあけて配列することで、支持台
30と支柱21とを、横架材41を挟んで互い違いに配
置することができるから、支持台30と支柱21とを上
下方向に一致させて配置した場合よりも、手摺20の建
物ユニット12への取付強度を向上させることができ
る。また、複数の支柱21を一定ピッチP2あけて配列
しているので、支柱21間にはめ込むガラス板23のサ
イズを統一でき、コストダウンを図ることができる。
一定ピッチP1,P2をあけて配列することで、支持台
30と支柱21とを、横架材41を挟んで互い違いに配
置することができるから、支持台30と支柱21とを上
下方向に一致させて配置した場合よりも、手摺20の建
物ユニット12への取付強度を向上させることができ
る。また、複数の支柱21を一定ピッチP2あけて配列
しているので、支柱21間にはめ込むガラス板23のサ
イズを統一でき、コストダウンを図ることができる。
【0023】(3)横架材41および取付部材43にはカ
バー45が被せられているので、雨水等が横架材41お
よび取付部材43に直接かからず、取付部材43と支柱
21との接続部分、横架材41と取付部材43との接続
部分、および横架材41と支持台30との接続部分での
防水性能を向上させることができる。
バー45が被せられているので、雨水等が横架材41お
よび取付部材43に直接かからず、取付部材43と支柱
21との接続部分、横架材41と取付部材43との接続
部分、および横架材41と支持台30との接続部分での
防水性能を向上させることができる。
【0024】(4)支柱21に下方へ開口した断面略C字
形状の取付部材43を設け、この取付部材43を上方へ
開口した断面略C字形状の横架材41に嵌合させること
で、支柱21を横架材41に取り付けているので、横架
材41の長手方向へ取付部材43をスライドさせること
で、横架材41に対する取付部材43の位置調整が行
え、取付部材43の位置決め作業を容易にできる。ま
た、横架材41に取付部材43を嵌合させることで支柱
21を自立させた状態で、ボルト44により横架材41
に取付部材43(つまり支柱21)を取付・固定できる
ので、支柱21の取付作業を容易にできる。
形状の取付部材43を設け、この取付部材43を上方へ
開口した断面略C字形状の横架材41に嵌合させること
で、支柱21を横架材41に取り付けているので、横架
材41の長手方向へ取付部材43をスライドさせること
で、横架材41に対する取付部材43の位置調整が行
え、取付部材43の位置決め作業を容易にできる。ま
た、横架材41に取付部材43を嵌合させることで支柱
21を自立させた状態で、ボルト44により横架材41
に取付部材43(つまり支柱21)を取付・固定できる
ので、支柱21の取付作業を容易にできる。
【0025】(5)ユニット式建物1に前述した手摺20
の取付構造を採用しているため、モジュール化された建
物ユニット12に、手摺20のためにわざわざ新たな構
造材を取り付ける必要がなくなり、建物ユニット12に
おける生産性が損なわれない。
の取付構造を採用しているため、モジュール化された建
物ユニット12に、手摺20のためにわざわざ新たな構
造材を取り付ける必要がなくなり、建物ユニット12に
おける生産性が損なわれない。
【0026】(6)支持台用柱31が配置された直下の長
辺中間梁125Aの開口内にはそれぞれスチフナ126
が設けられ、取付部材43が取り付けられた横架材41
の開口内には、複数枚のスチフナ46が設けられている
ため、長辺中間梁125Aおよび横架材41の強度、ひ
いては建物ユニット12の天井側の強度および手摺20
の支持強度を向上させることができる。
辺中間梁125Aの開口内にはそれぞれスチフナ126
が設けられ、取付部材43が取り付けられた横架材41
の開口内には、複数枚のスチフナ46が設けられている
ため、長辺中間梁125Aおよび横架材41の強度、ひ
いては建物ユニット12の天井側の強度および手摺20
の支持強度を向上させることができる。
【0027】なお、本発明は前記実施形態に限定される
ものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変
形、改良は、本発明に含まれるものである。たとえば、
前記実施形態では、支柱21の下端に取付部材43を設
け、この取付部材43を横架材41に取り付けることで
支柱21を横架材41に取り付けていたが、逆に、取付
部材を上方に開口した状態で支持台上に取り付け、支柱
の下端に横架材を取り付けて、この横架材を取付部材に
取り付けることで支柱を取り付けてもよい。また、支柱
の下端にフランジを設け、このフランジ部分をたとえば
角パイプで形成した横架材にボルト等で固定してもよ
く、要するに、支柱を横架材に固定できればどのような
固定構造であってもよい。
ものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変
形、改良は、本発明に含まれるものである。たとえば、
前記実施形態では、支柱21の下端に取付部材43を設
け、この取付部材43を横架材41に取り付けることで
支柱21を横架材41に取り付けていたが、逆に、取付
部材を上方に開口した状態で支持台上に取り付け、支柱
の下端に横架材を取り付けて、この横架材を取付部材に
取り付けることで支柱を取り付けてもよい。また、支柱
の下端にフランジを設け、このフランジ部分をたとえば
角パイプで形成した横架材にボルト等で固定してもよ
く、要するに、支柱を横架材に固定できればどのような
固定構造であってもよい。
【0028】前記実施形態では、横架材41および取付
部材43にカバー45を設けていたが、カバーは必ずし
も設ける必要はない。しかしながら、カバーを設けた方
が、ゴミ等がたまりにくく、またさび防止にもなるので
カバーを設けることが望ましい。
部材43にカバー45を設けていたが、カバーは必ずし
も設ける必要はない。しかしながら、カバーを設けた方
が、ゴミ等がたまりにくく、またさび防止にもなるので
カバーを設けることが望ましい。
【0029】前記実施形態において、支持台30は2本
の支持台用柱31および受け材32から構成されていた
が、本発明に係る支持台はこれに限定されるものではな
く、たとえば、単なるブロック状の部材から構成されて
いてもよく、要するに、横架材を支持でき、かつ長辺中
間梁上に固定できる支持台であればよい。
の支持台用柱31および受け材32から構成されていた
が、本発明に係る支持台はこれに限定されるものではな
く、たとえば、単なるブロック状の部材から構成されて
いてもよく、要するに、横架材を支持でき、かつ長辺中
間梁上に固定できる支持台であればよい。
【0030】前記実施形態では、支持台30を互いに一
定ピッチP1あけて複数配列し、支柱21を互いに一定
ピッチP2あけて複数配列したが、これに限らず、たと
えば、支持台を不規則なピッチで複数配列してもよく、
また、支柱を不規則なピッチで複数配列してもよく、あ
るいは支持台および支柱の両方を不規則なピッチで複数
配列してもよい。また、複数の建物ユニット12をまた
いで手摺20を設置する際、図7に示すような位置関係
で支持台30および支柱21を配置してもよい。図7に
おいて、、並設された2つの建物ユニット12上には、
それぞれ支持台30が複数設置され、これら支持台30
上に横架材41が架け渡されている。この横架材41は
2つの建物ユニット12をまたいで設置され、横架材4
1上には、支柱21が複数設置されている。これら複数
の支柱21のうちの1本の支柱21は、2つの建物ユニ
ット12のちょうど間に配置されているが、建物ユニッ
ト12の間に当たる位置には横架材43が配置されてい
るので、このような建物ユニット12間の上部にも支柱
21を確実に立設できる。
定ピッチP1あけて複数配列し、支柱21を互いに一定
ピッチP2あけて複数配列したが、これに限らず、たと
えば、支持台を不規則なピッチで複数配列してもよく、
また、支柱を不規則なピッチで複数配列してもよく、あ
るいは支持台および支柱の両方を不規則なピッチで複数
配列してもよい。また、複数の建物ユニット12をまた
いで手摺20を設置する際、図7に示すような位置関係
で支持台30および支柱21を配置してもよい。図7に
おいて、、並設された2つの建物ユニット12上には、
それぞれ支持台30が複数設置され、これら支持台30
上に横架材41が架け渡されている。この横架材41は
2つの建物ユニット12をまたいで設置され、横架材4
1上には、支柱21が複数設置されている。これら複数
の支柱21のうちの1本の支柱21は、2つの建物ユニ
ット12のちょうど間に配置されているが、建物ユニッ
ト12の間に当たる位置には横架材43が配置されてい
るので、このような建物ユニット12間の上部にも支柱
21を確実に立設できる。
【0031】前記実施形態では、支持台30は建物ユニ
ット12の長辺中間梁125A上に設置されていたが、
たとえば短辺中間梁125Bや短辺天井梁123Aの上
部に設置されていてもよい。また、支持台の配列方向
は、梁の長手方向に沿う必要はなく、たとえば、長辺中
間梁125Aの長手方向に複数配列された短辺中間梁1
25B上に設置する場合には、1本の短辺中間梁125
Bに1つの支持台30を載置して長辺中間梁125Aの
長手方向に複数配列させてもよい。要するに、支持台は
建物の躯体上に支持されればよい。
ット12の長辺中間梁125A上に設置されていたが、
たとえば短辺中間梁125Bや短辺天井梁123Aの上
部に設置されていてもよい。また、支持台の配列方向
は、梁の長手方向に沿う必要はなく、たとえば、長辺中
間梁125Aの長手方向に複数配列された短辺中間梁1
25B上に設置する場合には、1本の短辺中間梁125
Bに1つの支持台30を載置して長辺中間梁125Aの
長手方向に複数配列させてもよい。要するに、支持台は
建物の躯体上に支持されればよい。
【0032】前記実施形態では、建物ユニット12から
なるユニット式建物1における手摺20の取付構造を説
明したが、本発明に係る手摺の取付構造はこれに限定さ
れるものでなく、一般在来工法による建物においても実
施することができるとともに、本実施形態で説明した効
果と同様の効果を得ることができる。
なるユニット式建物1における手摺20の取付構造を説
明したが、本発明に係る手摺の取付構造はこれに限定さ
れるものでなく、一般在来工法による建物においても実
施することができるとともに、本実施形態で説明した効
果と同様の効果を得ることができる。
【0033】
【発明の効果】本発明によれば、以下のような効果があ
る。すなわち、請求項1に記載の発明によれば、建物の
構造材上に支持台が複数配置され、これら支持台上をま
たいで横架材が設けられ、この横架材上に複数の支柱が
立設されているため、構造材の配置に関係なく、横架材
上の所望の位置に支柱を立設でき、デザイン性を考慮し
て支柱を配置することができて設計の自由度を広げるこ
とができる。また、手摺が設置された屋上やバルコニー
の防水処理を行う際、たとえば、手摺の長手方向に沿う
支持台の側面に、各支持台間をまたいでサイディング材
を設ければ、当該サイディング材と構造材上に配置され
る床材とで連続した立ち上がり部を形成できるので、従
来のように1本1本の支柱の根本に防水処理を施す必要
がなく、防水処理作業を容易にできるという効果があ
る。
る。すなわち、請求項1に記載の発明によれば、建物の
構造材上に支持台が複数配置され、これら支持台上をま
たいで横架材が設けられ、この横架材上に複数の支柱が
立設されているため、構造材の配置に関係なく、横架材
上の所望の位置に支柱を立設でき、デザイン性を考慮し
て支柱を配置することができて設計の自由度を広げるこ
とができる。また、手摺が設置された屋上やバルコニー
の防水処理を行う際、たとえば、手摺の長手方向に沿う
支持台の側面に、各支持台間をまたいでサイディング材
を設ければ、当該サイディング材と構造材上に配置され
る床材とで連続した立ち上がり部を形成できるので、従
来のように1本1本の支柱の根本に防水処理を施す必要
がなく、防水処理作業を容易にできるという効果があ
る。
【0034】請求項2に記載の発明によれば、支持台お
よび支柱がそれぞれ一定ピッチあけて配列されること
で、支持台と支柱とが、横架材を挟んで互い違いに配置
されるから、支持台と支柱とを上下方向に一致させて配
置させた場合よりも手摺の建物躯体への取付強度を向上
させることができる。また、複数の支柱が一定ピッチあ
けて配列されているため、支柱間にたとえばガラス板等
をはめ込む際、ガラス板のサイズを統一でき、コストダ
ウンを図ることができるという効果がある。
よび支柱がそれぞれ一定ピッチあけて配列されること
で、支持台と支柱とが、横架材を挟んで互い違いに配置
されるから、支持台と支柱とを上下方向に一致させて配
置させた場合よりも手摺の建物躯体への取付強度を向上
させることができる。また、複数の支柱が一定ピッチあ
けて配列されているため、支柱間にたとえばガラス板等
をはめ込む際、ガラス板のサイズを統一でき、コストダ
ウンを図ることができるという効果がある。
【0035】請求項3に記載の発明によれば、横架材に
はカバーが取り付けられているので、雨水等が横架材に
直接かからず、横架材と支柱との接続部分、および横架
材と支持台との接続部分の防水性能を向上させることが
できるという効果がある。
はカバーが取り付けられているので、雨水等が横架材に
直接かからず、横架材と支柱との接続部分、および横架
材と支持台との接続部分の防水性能を向上させることが
できるという効果がある。
【0036】請求項4に記載の発明によれば、支柱下部
に下方へ開口した断面略C字形状の取付部材が設けら
れ、この取付部材が上方へ開口した断面略C字形状の横
架材に嵌合されることで、支柱が横架材に取り付けられ
ているから、横架材の長手方向へ取付部材をスライドさ
せることで横架材に対する取付部材の位置調整が行え、
取付部材の位置決め作業を容易にできる。また、横架材
に取付部材を嵌合させることで支柱を自立させた状態
で、たとえばボルト等の固着具により横架材に取付部材
(つまり支柱)を取付・固定できるので、支柱の取付作
業を容易にできるという効果がある。
に下方へ開口した断面略C字形状の取付部材が設けら
れ、この取付部材が上方へ開口した断面略C字形状の横
架材に嵌合されることで、支柱が横架材に取り付けられ
ているから、横架材の長手方向へ取付部材をスライドさ
せることで横架材に対する取付部材の位置調整が行え、
取付部材の位置決め作業を容易にできる。また、横架材
に取付部材を嵌合させることで支柱を自立させた状態
で、たとえばボルト等の固着具により横架材に取付部材
(つまり支柱)を取付・固定できるので、支柱の取付作
業を容易にできるという効果がある。
【0037】請求項5に記載の発明によれば、ユニット
式建物に本発明に係る手摺の取付構造が採用されている
ので、モジュール化された建物ユニットに、手摺のため
にわざわざ新たな構造材を取り付ける必要がなく、建物
ユニットにおける生産性が損なわれない。また、複数の
建物ユニット間をまたいで手摺を設ける場合、横架材を
建物ユニット間にまたいで設ければ、建物ユニットと建
物ユニットとの間に当たる位置にも支柱を配置できるか
ら、モジュール化された建物ユニットから構成されるユ
ニット式建物においても設計の自由度を広げることがで
きる。さらに、建物ユニットを複数配列して建物を形成
すれば、現場での施工期間が短縮されるとともに、建物
ユニットを品質管理された工場で生産することで、建物
ユニットの品質、ひいては建物全体の品質を安定させる
ことができるという効果がある。
式建物に本発明に係る手摺の取付構造が採用されている
ので、モジュール化された建物ユニットに、手摺のため
にわざわざ新たな構造材を取り付ける必要がなく、建物
ユニットにおける生産性が損なわれない。また、複数の
建物ユニット間をまたいで手摺を設ける場合、横架材を
建物ユニット間にまたいで設ければ、建物ユニットと建
物ユニットとの間に当たる位置にも支柱を配置できるか
ら、モジュール化された建物ユニットから構成されるユ
ニット式建物においても設計の自由度を広げることがで
きる。さらに、建物ユニットを複数配列して建物を形成
すれば、現場での施工期間が短縮されるとともに、建物
ユニットを品質管理された工場で生産することで、建物
ユニットの品質、ひいては建物全体の品質を安定させる
ことができるという効果がある。
【図1】本発明の一実施形態に係るユニット式建物を示
す全体斜視図である。
す全体斜視図である。
【図2】前記実施形態における建物ユニットを示す斜視
図である。
図である。
【図3】前記実施形態における手摺の取付構造を示す拡
大斜視図である。
大斜視図である。
【図4】前記実施形態における手摺の縦断面図である。
【図5】図4のV−V線から見た図である。
【図6】前記実施形態における支持台と支柱との位置関
係を示すための模式図である。
係を示すための模式図である。
【図7】本発明の変形例を示す模式図である。
1 建物であるユニット式建物 20 手摺 21 支柱 30 支持台 41 横架材 43 取付部材 45 カバー 125A 躯体である長辺中間梁 P1 ピッチ(支持台) P2 ピッチ(支柱)
Claims (5)
- 【請求項1】 建物の構造材上に支持台が互いに間隔を
あけて複数配置され、これら複数の支持台上にまたがっ
て横架材が設けられ、この横架材の上部には、手摺を構
成する支柱が複数立設されていることを特徴とする手摺
の取付構造。 - 【請求項2】 請求項1に記載の手摺の取付構造におい
て、前記支持台は、互いに一定ピッチをあけて複数配列
されているとともに、前記支柱は、互いに前記支持台と
は異なる一定ピッチをあけて複数配列されていることを
特徴とする手摺の取付構造。 - 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載の手摺の
取付構造において、前記横架材には、カバーが取り付け
られていることを特徴とする手摺の取付構造。 - 【請求項4】 請求項1ないし請求項3のいずれかに記
載の手摺の取付構造において、 前記横架材は、上方へ開口した断面略C字状に形成され
ているとともに、前記支柱の下部には、下方へ開口した
断面略C字状の取付部材が設けられ、前記支柱は、前記
横架材に前記取付部材が嵌合されて取り付けられている
ことを特徴とする手摺の取付構造。 - 【請求項5】 請求項1ないし請求項4のいずれかに記
載の手摺の取付構造において、 前記建物は、複数の建物ユニットが水平方向および垂直
方向へ複数配列されて形成されたユニット式建物である
ことを特徴とする手摺の取付構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000275095A JP2002081185A (ja) | 2000-09-11 | 2000-09-11 | 手摺の取付構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000275095A JP2002081185A (ja) | 2000-09-11 | 2000-09-11 | 手摺の取付構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002081185A true JP2002081185A (ja) | 2002-03-22 |
Family
ID=18760761
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---|---|---|---|
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Country Status (1)
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---|---|
JP (1) | JP2002081185A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104372904A (zh) * | 2014-11-19 | 2015-02-25 | 江苏立德节能建筑股份有限公司 | 轻钢龙骨建筑用阳台栏板墙顶木装饰结构及其安装方法 |
JP2016199882A (ja) * | 2015-04-08 | 2016-12-01 | トヨタホーム株式会社 | バルコニーにおける手摺取付構造 |
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2000
- 2000-09-11 JP JP2000275095A patent/JP2002081185A/ja not_active Withdrawn
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