JP2002080914A - 不等肉厚部を有する筒状体内面の高周波移動焼入方法とその高周波コイル - Google Patents

不等肉厚部を有する筒状体内面の高周波移動焼入方法とその高周波コイル

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 安価な焼入装置および移動焼入機構を用い
て、高品質の焼入加工が可能な、不等肉厚部を有する筒
状体内面の高周波移動焼入方法を提案する。 【解決手段】 本発明の高周波誘導加熱方法は、焼入し
ようとする筒状体1の最小径内周面4cから、ある間隙
を隔てて、加熱用の円環状高周波コイル26を筒状体1
の内周面内に配設し、筒状体1を回転させるとともに、
高周波コイル26と筒状体1とを相対的に移動させなが
ら、筒状体1の内面を高周波加熱直後、その加熱面に対
して、高周波コイル26の下部に配設されたる第1の冷
却手段33と、筒状体1の外周面4bから、ある間隙を
隔てて配設されたる第2の冷却手段34とにより冷却液
を噴射して、前記内面を移動焼入する。このとき、第2
の冷却手段34からの冷却液を、高周波加熱に若干先
行、または高周波加熱に並行して噴射し、筒状体1の最
薄肉部の過熱を抑える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、不等肉厚部を有す
る筒状体、例えば、自動車部品であるトリポート型等速
ボールジョイントの筒状ハウジング部材の内面を高周波
移動焼入する方法とその方法に使用する高周波コイルに
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の高周波移動焼入方法が適
用される、不等肉厚部を有する筒状体として、例えば、
近年採用されているトリポート型自在継手のハウジング
部材1は、図5に示すように、軸心に直角な面での断面
肉厚形状は、各部によって形状が著しく異なり、かつ、
より複雑で、内周面に凹凸部が設けられている。すなわ
ち、該トリポートハウジング部材1は、図示しない球面
ローラが転動するローラ溝2を挟んで、その両側のロー
ラ転動面2aを接続する接続部3は、最も肉厚が薄く、
ローラ溝2とこれに隣接するローラ溝2とを接続する区
画部4は、最も肉厚が厚くなっている。
【0003】かかる不等肉厚部を有する前記ハウジング
部材1の内面を高周波加熱方法により移動焼入する、従
来の焼入方法は、図6ないし図9により説明すると、以
下のようである。まず、図6は、図7に示す高周波コイ
ル6を内蔵する高周波焼入装置5により、前記ハウジン
グ部材1の内面を焼入するときの、全体の要部配置を示
す斜視図、図7は前記高周波コイル6の斜視図、図8
は、前記ハウジング部材1の内面を焼入するときの要部
縦断面図、図9は、図8のB−B線による、第2の冷却
部を含む横断面図である。
【0004】前記高周波コイル6は、図5および図7に
示すように、銅などの導体からなる中空状の角管で形成
されており、その中空内部には冷却液が、循環するよう
になっている。該高周波コイル6は、高周波焼入時に、
図5の前記ハウジング部材1の3箇所のローラ溝2内に
挿入され、ほぼ水平に配置されるように、単巻コイル6
a,6b,6cからなる。これらの各単巻コイル6a,6
b,6cは、各ローラ溝2のローラ転勤面2aに対応す
る部位に、該転動面2aに沿って弧状に形成され、該転
動面2aとの間隙をほぼ一定としている。
【0005】また、前記ハウジング部材1の、最も薄肉
部である前記接続部3に対応する部位では、前記単巻コ
イル6a,6b,6cは、ほぼ直線状に形成され、該接
続部3の内面3aと所定の間隙をもって、配置、移動し
得るようになっている。これは、前記接続部3の過熱を
防ぐためのものである。同時に、該ハウジング部材1の
最厚肉部たる前記区画部4に対応して配置される加熱導
体部分には、図7に示すように、前記ハウジング部材1
に軸心に平行で、該単巻コイル6a,6b,6cのそれ
ぞれの立上り部分を形成する垂直コイル部6d,6e,
6d,6e,7,8が形成、接続されている。
【0006】すなわち、各単巻コイル6a,6b,6c
の両端部は、前記区画部4の対応位置で水平方向から垂
直方向へ折曲されて前記垂直コイル部6d,6e,6
d,6e,7,8として、互いに平行に近接して形成さ
れ、該垂直コイル部6d,6e,6d,6e,7,8
は、それぞれの間に電気的絶縁体9を挟持させて、所定
の長さに延設され、図7に示すように、その頂部を相互
に接続されている。この場合、前記単巻コイル6cと6
a間の前記垂直コイル部7,8間だけは、絶縁体9で絶
縁されたまま延設され、後述するように、リード管とし
て高周波電源に接続されている。
【0007】このため、前記高周波コイル6は、全体し
て、前記各単巻コイル6a,6b,6cが、前記垂直コ
イル部6d,6e,6d,6e,7,8のそれぞれを介
して、直列に接続されたコイルを形成し、高周波コイル
6全体を通して高周波電流が流れるとともに、その中空
部内を冷却水が循環するように構成されている。この場
合、前記区画部4に対向して配置される前記垂直コイル
部6d,6e,6d,6e,7,8では、対となる、そ
れぞれの垂直コイル部6d,6e;6d,6e;7,8
間では流れる高周波電流の方向は、相互に逆方向にな
り、前記区画部4を誘導加熱しない。なお、その間に前
記絶縁物9が介在される、前記コイル立上り部としての
前記垂直コイル部6d,6e;6d,6e;7,8間の
間隙は支障のない範囲で極力狭くなっている。
【0008】前記高周波焼入装置8は、かかる前記高周
波コイル6を内蔵する加熱部12と第1の冷却部13と
からなる内部ユニット11と、第2の冷却部14を備え
ている。図6および図8に示すように、前記内部ユニッ
ト11は、基台15に穿設した貫通穴16内を挿通して
上方に突出、配置された柱状体17の先端17aに、前
記高周波コイル6の形状に合わせて3方向方に等分して
振り分け、配設されている。該内部ユニット11を構成
する加熱部12および第1の冷却部13は、図8に示す
ように、高周波焼入装置5の昇降方向(前記ハウジング
部材1の軸方向1a)に沿って、前記加熱部12が該昇
降方向の上方に、また、前記第1の冷却部13が下方に
位置するように、一体的に成形されている。
【0009】前記加熱部12は、前記高周波コイル6
と、該高周波コイル6の各単巻コイル6a,6b,6c
で、その前記軸方向1aの前後側面(図8における上下
側面)を覆いながら、前記ハウジング部材1の内周面と
対向する側面のみを露出して、高周波電流による誘導加
熱効果を高めるダストコアまたは珪素鋼板のような強磁
性体18で成型される。前記高周波コイル6の前記垂直
コイル部7,8は、適宜、リード線(図示せず)を介し
て、図示しない高周波電源に接続されるとともに、該一
対の垂直コイル部7,8の一方が給水源に連結された給
水管に、また他方が排水管にそれぞれ接続されている。
【0010】そして、図6に示す前記柱状体17自体も
絶縁材で成型されており、前記第1の冷却部13は、図
8に示すように、前記加熱部12の下部に各々一体的に
組み付けられ、内部に中空部を形成した液室部13aに
は、外周方向に向かって放射状の冷却液用のノズル穴1
3bが複数穿設され、加熱された前記ローラ溝2の内周
面2b全面に冷却液を噴射するようになっている。な
お、前記ノズル穴13bの方向は、図8において若干下
向きに穿設、形成されている。前記加熱部12と同様
に、3方向に等分割して振り分けられた3個の前記第1
の冷却部13は、各々適宜管路(図示せず)により前記柱
状体17内に配管された冷却液圧送管19に連結されて
いる。該圧送管19の下部は、図示しなし冷却液タンク
に連結され、適宜圧送手段により冷却液を前記各冷却部
13内に圧送する。
【0011】前記第2の冷却部14は、複数個(図で
は、3個)の円弧形状の液室部14aをなし、前記ハウ
ジング部材1の前記接続部3の外周面3bおよび前記区
画部4の外周面4bと、それぞれある間隙をおいて対
向、配置され、中空部を形成する液室部14aのうち、
前記外周面3bおよび4bに対向する面には、複数のノ
ズル穴14bが穿設され、前記冷却部14と図示しない
冷却液タンクとを結ぶ圧送管20により冷却液が供給さ
れる。なお、図6の前記内部ユニット11と第2の冷却
部14とは、全て略同一高さだけ、基台15から突出配
置されている。
【0012】次いで、本高周波焼入装置5の作用につい
て説明する。前記高周波コイル6を内蔵する前記高周波
焼入装置5により、前記ハウジング部材1の内面を焼入
するに際しては、まず図6に示すように、高周波焼入装
置5を所定の位置で固定しておき、その直上に配置され
た前記ハウジング部材1を、図示しない昇降手段により
下方向に所定速度で連続して下降させる。該ハウジング
部材1の下端の開口部1bを、前記高周波焼入装置5の
内部ユニット11内の高周波コイル6が通過して、該ハ
ウジング部材1内に挿入され、図9に示すように水平状
の各単巻コイル6a,6b,6cを前記ローラ構2内に
配置するとともに、前記垂直コイル部6d,6e,6
d,6e,7,8を、該ハウジグ部材1の軸心方向に沿
って前記区画部4の内面に対して平行に配置して、該高
周波コイル6に高周波電流を供給する。
【0013】前記ハウジング部材1に対し、相対的にあ
る速度で、前記高周波コイル6を上方への移動するにつ
れて、前記各単巻コイル6a,6b,6cと対向するロ
ーラ溝2の内周面2bは、その表面に誘導電流を発生
し、ジュール熱により瞬時(比較的短時間)に加熱され
る。次いで、加熱された該内周面2bが所定の温度に達
したとき、前記高周波コイル6の下方に配設された第1
の冷却部13から、前記加熱面に向けて冷却液が噴射さ
れ、該加熱面を急激に冷却して、加熱面である前記ロー
ラ溝2の内周面2b全面に焼入層(T)を形成する。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記高周波
焼入装置5を用いて、被焼入体である3つのローラ溝2
が形成される前記ハウジング部材1の内周面を焼入する
とき、該焼入装置5の前記高周波コイル6の前記各単巻
コイル6a,6b,6cと溝内周面との間隙(空隙)に
バラツキがないことが必要条件となる。すなわち、前記
間隙にバラツキがあると、焼入温度にバラツキを引き起
こし、従って、前記焼入層にバラツキを生ずる。該焼入
層のバラツキは焼入歪の発生原因となり、また焼割れの
原因ともなる。
【0015】前記高周波コイル6と前記ハウジング部材
1の溝内周面との相対的位置精度を確保し、均一な焼入
層を形成するためには、該焼入装置8の機械的精度と前
記ハウジング部材1の位置決め精度を高めなければなら
ない。すなわち、該焼入装置5は、前記ハウジング部材
1の軸心に対する前記3つのローラ溝2の位置精度のバ
ラツキを小さくしなければならない。また、同時に、前
記ハウジング部材1のローラ溝2の位置と軸心を、正確
かつ自動的に位置決めする機械装置が必要となる。
【0016】しかしながら、前記機械的精度を有する前
記焼入装置5と、前記位置決め精度を有する、前記ハウ
ジング部材1であるワーク位置決め装置は、非常に高価
なものになるという問題点があった。特に、精度の高い
前記ワーク位置決め装置より構成される、前記ハウジン
グ部材1の移動焼入機械装置の価格は、全高周波焼入装
置の約80%となっている。
【0017】本発明はかかる点を鑑みなされたもので,
その目的は前記問題点を解消し、安価な焼入装置および
移動焼入機構を用いて、高品質の焼入加工が可能な、不
等肉厚部を有する筒状体内面の高周波移動焼入方法を提
案することにある。
【0018】本発明の他の目的は、前記不等肉厚部を有
する筒状体内面の高周波移動焼入方法に使用される高周
波加熱コイルを提供することにある。
【0019】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
の本発明の不等肉厚部を有する筒状体内面の高周波移動
焼入方法の構成は、加熱用高周波コイルと筒状体とを相
対的に移動させながら、該筒状体の内面を加熱し、その
直後、加熱された前記内面に、冷却液を噴射して、該内
面を焼入する、不等肉厚部を有する筒状体内面の高周波
移動焼入方法であって、前記筒状体の最小径内周面か
ら、ある間隙を隔てて、円環状の高周波コイルを前記筒
状体内周面内に配設し、該筒状体を回転させるととも
に、前記高周波コイルと該筒状体とを相対的に移動させ
ながら、前記高周波コイルに高周波電流を供給して、前
記筒状体内面を高周波加熱し、その直後、該加熱面に対
して、前記高周波コイルの下部に配設されたる第1の冷
却手段により冷却液を噴射して、前記内周面を移動焼入
する方法である。
【0020】前記他の目的を達成するための本発明の前
記高周波移動焼入方法に使用される高周波加熱コイルの
構成は、前記不等肉厚部を有する筒状体内面の高周波移
動焼入方法を行うときに使用する前記円環状の高周波コ
イルであって、該高周波コイルがを単巻き、または複数
巻きに形成されるものである。
【0021】前記方法において、前記高周波電流の周波
数が5kHz〜150kHzの範囲である方法である。
【0022】また、前記方法において、前記筒状体の外
周に、該外周面から、ある距離を離間して配置される第
2の冷却手段により、冷却液を、前記高周波加熱に若干
先行、または該高周波加熱に並行して噴射し、前記筒状
体の最薄肉部の過熱を抑える方法である。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の好
適な実施の形態を例示的に詳しく説明する。図1ないし
図4は、本発明の不等肉厚部を有する筒状体内面の高周
波移動焼入方法と、該高周波移動焼入方法に使用される
高周波加熱コイルの一実施例を示す図で、図1は、図2
に示す高周波コイル26を内蔵する高周波焼入装置25
により、不等肉厚部を有する筒状体としての、前記トリ
ポートハウジング部材1の内面を焼入するときの、全体
の要部配置を示す縦断面図、図2は前記高周波コイル2
6の斜視図、図3は、前記ハウジング部材1の内面を焼
入するときの要部縦断面図、図4は、図1のA−A線に
よる、第2の冷却部34を含む横断面図図である。図5
ないし図9と同一部材には、同一符号を付して、その説
明を省略する。
【0024】図2に示す高周波コイル26は、銅などの
導体からなる中空状の角管で形成されており、その中空
内部には冷却液が、循環するようになっている。該高周
波コイル26は、高周波焼入時に、前記ハウジング部材
1内に挿入され、該ハウジング部材1の軸心に直角な、
ほぼ水平面に配置される円環状の単巻コイル部26a
と,該単巻コイル部26aの両端からコイル中心に向け
て曲げられ、該コイル中心付近から垂直に曲げられた、
立上り部分として、前記軸心に沿って配設される垂直コ
イル部26b,26cに、それぞれ接続されて、1つの
直列のコイルを形成する。前記垂直コイル部26b,2
6c間は、絶縁体9で絶縁されたまま延設され、その端
部は、リード管として高周波電源41に接続されるよう
になっている。なお、前記それぞれの垂直コイル部26
b,26c間では、流れる高周波電流の方向は、相互に
逆方向になり、誘導加熱はしない。
【0025】該高周波コイル26は、本実施例において
は、前記ハウジング部材1の最小径内周面4cとある所
要の間隙を隔てて、単巻の円環形コイル26aに巻回さ
れ、前記最小径内周面4cの内に、該ハウジング部材1
と相対的に、該ハウジング部材1の軸心方向1aに移動
可能に挿入、配設されている。
【0026】本実施の形態における高周波焼入装置25
は、次の如く構成されている。該高周波焼入装置25
は、かかる前記高周波コイル26を内蔵する加熱部32
と第1の冷却部33からなる内部ユニット31と、第2
の冷却部34を備えている。図1および図3に示すよう
に、前記内部ユニット21は、前記高周波焼入装置25
の基台35に穿設した貫通穴36内を挿通して上方に突
出、配置された柱状体37の先端37aに、前記高周波
コイル26の形状に合わせて、配設されている。該内部
ユニット31を構成する前記加熱部32と第1の冷却部
33は、図3に示すように、前記高周波焼入装置25の
昇降方向(前記ハウジング部材1の軸方向1a)に沿っ
て、前記加熱部32が該昇降方向の上方に、また、第1
の冷却部33が下方に位置するように一体的に形成され
ている。
【0027】前記加熱部32は、前記高周波コイル26
と、該高周波コイル26の単巻コイル26aの前記軸方
向の前後側面(図3における上下側面)を覆いながら、前
記ハウジング部材1の内周面と対向するコイル側面のみ
を露出して、高周波電流による誘導加熱効果を高めるダ
ストコアまたは珪素鋼板のような磁性体38とから成型
されている。前記高周波コイル26は、その端部でリー
ド線40を介して、加熱用高周波電源41に接続される
とともに、該コイル26の一端は給水源に連結され、ま
た他端は排水管へと連結される。
【0028】前記第1の冷却部33は、図3に示すよう
に、加熱部32の下部に一体的に組み付けられ、内部に
中空部を形成した液室部33aには、その外周面に放射
状に冷却液のノズル穴33bが複数設けられ、前記ハウ
ジング部材1のローラ溝2の内周面2b全面に冷却液を
噴射しうるようになっている。なお、前記ノズル穴33
bの方向は、図3においてある所要角度をもって下向き
に穿設、形成されている。該第1の冷却部33は、冷却
液圧送管19に連結されており、該圧送管19の下部
は、図示しない冷却液タンクに連結され、適宜圧送手段
により冷却液を前記冷却部33内に圧送する。
【0029】前記第2の冷却部34は、前記ハウジング
部材1の外周面3bと、焼入時にある所要の間隔を隔て
て、前記ハウジング部材1の全外周面に対向して、円環
状の液室をなすように形成、配設され、中空部を形成す
る液室部34aには、前記ハウジング部材1の全外周面
に対向する面に、複数のノズル穴34bが穿設される。
そして、該第2の冷却部34と図示しない冷却液タンク
とを結ぶ圧送管20を介して、冷却液が供給されるよう
になっている。
【0030】次いで、本実施の形態における前記高周波
焼入装置25の作用について説明する。前記高周波コイ
ル26を内蔵する前記高周波焼入装置25により、前記
ハウジング部材1の全内面を焼入するに際しては、ま
ず、図1に示すように、高周波焼入装置25を所定位置
で固定しておき、その直上に配置された前記ハウジング
部材1を、その軸心上で、図示しない回転駆動装置によ
り、ある所要回転数で回転させながら、該ハウジング部
材1を適宜昇降機構により下方向に、ある所定速度で連
続して下降させてる。この場合、前記ハウジング部材1
の回転中は、その回転中心が偏心しないようにする。
【0031】前記ハウジング部材1の下端の開口部1b
を、前記高周波焼入装置25の内部ユニット31内の高
周波コイル26が通過して、該ハウジング部材1内に挿
入され、図4に示すように、水平状に前記単巻コイル2
6aを配置するとともに、前記垂直コイル部26b,2
6cを、該ハウジグ部材1の軸心方向に沿って配置し、
前記コイル26に高周波電流を供給する。
【0032】前記ハウジング部材1を前記軸心を中心と
して、ある所定回転数で回転させながら、該ハウジング
部材1に対し、相対的に、前記軸心方向にある速度で、
前記高周波コイル26を上方への移動すると、前記単巻
コイル26aと対向する前記ハウジング部材1の内周面
2bは、その表面に誘導電流を発生し、ジュール熱によ
り瞬時、または比較的短時間に加熱される。次いで、加
熱された該内周面2bが所定の温度に達したとき、前記
高周波コイル26の下方に配設された第1の冷却部33
から、前記加熱面に向けて冷却液が噴射され、該加熱面
を急速に冷却して、該内周面に焼入層(T)を形成する。
【0033】この際、図3に示すように、前記ハウジン
グ部材1の前記区画部4の内周面4c(最小径内周面)
からある所要の間隙(空隙)を隔てて、円環状の前記高
周波コイル26の単巻コイル26aが配置される。この
ように、該単巻コイル26aの外周面と前記区画部4の
前記内周面4cとが近接しており、前記ローラ溝2より
ローラ溝2の前記接続部3の内周面3bと、該単巻コイ
ル9の外周面との間隙は大きくなっているが、前記区画
部4の熱容量が最も大きく、前記ローラ転動面2aから
前記接続部3にかけて熱容量が徐々に小さくなるので、
高周波電源41の周波数を5kHz〜150kHzの範
囲で、適切に選択することにより、該ハウジング部材1
の内周面全面を略均一な硬化層を得ることが可能とな
る。
【0034】また、最薄肉部である前記接続部3の部分
では、前記高周波コイル26は、その内周面3aと最も
間隙距離があり、かつ該接続部3の外周面3bには、前
記第2の冷却部34から冷却液が、前記加熱に若干先行
し、または該加熱と並行して噴射されるので、前記ロー
ラ溝2の内周面2bのうち前記ローラ転勤面2aほどは
前記内周面3aは加熱されず、従って、前記第1の冷却
部33による焼入層の深さ(t)も相対的に薄くなる。
【0035】かくして、焼入される前記ハウジング部材
1の内周面は、回転されながら加熱、冷却されるため、
むらなく均一に高周波焼入層を形成することができ、従
来のように、高周波コイル26とワーク(ハウジング部
材1)との位置精度を確保するための機械装置を必要と
せず、また焼入装置そのものも、従来の焼入装置並の精
度は必要としない。同時に、さらに、従来以上の品質が
確保できる。
【0036】図3に示すように、前記ハウジング部材1
が回転しながら下降して、該部材1の底面1c近くまで
焼入層(T)が形成されると、前記高周波コイル26の高
周波電流の供給を断ち、しかる後、該ハウジング部材1
の回転を止めながら、上昇させればよい。なお、始めの
ハウジング部材1の焼入が完了すれば、次のハウジング
部材1が移動してきて、前記焼入装置25の直上に配置
され、回転、下降を開始するようにすれば、そのハウジ
ング部材1の連続焼入作業が可能になる。
【0037】以下に、本実施例における具体例を示す。 具体例 (1) ワークの寸法 (a)全 長 :200mm (b)溝 部 : 90mm (c)溝 幅 :143mm (d)外 径 : 85mm (e)内 径 : 50mm (2) 高周波焼入条件 1)加熱条件 (a)周波数 : 30kHz (b)出 力 :130kW (c)移動速度 : 4.5mm/sec (d)回転数 : 45rpm (e)停止加熱時間:1.2sec 2)冷却条件 (a)冷却液 :ユーコンクェンチャントA(10%水溶液) (b)流 量 :内周冷却12L/min :外周冷却42L/min (c)液 温 : 30゜C
【0038】前記具体例では、被焼入体として、ハウジ
ング部材1を例示したが、本発明に係わる高周波コイル
は、他の任意な、不等肉厚断面を有する筒形体の内面焼
入に適用しうるものである。また、前記具体例の被焼入
体のように有底筒状体に限らず、無底の筒状体にも適用
される。
【0039】なお、本発明の技術は前記実施例における
技術に限定されるものではなく、同様な機能を果たす他
の態様の手段によってもよく、また本発明の技術は前記
構成の範囲内において種々の変更、付加が可能である。
【0040】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように本発明の
不等肉厚部を有する筒状体内面の高周波移動焼入方法に
よれば、ので、安価な焼入装置および移動焼入機構を用
いて、高品質の焼入加工が可能になる効果を奏する。
【0041】また、前記高周波電流の周波数を5kHz
〜150kHzとし、また、前記円環状の高周波コイル
を単巻き、または複数巻きに形成されるので、前記焼入
装置9は、3つの溝位置精度に関係なく焼入が可能とな
り、また、前記ハウジング部材1の溝位置および軸心を
正確に、かつ自動的に位置決めする機械装置も必要とし
ない。従って、本移動焼入装置は、従来のものと比較し
て、極めて安価なものとなり、かつ、従来以上の高品質
の焼入加工が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の不等肉厚部を有する筒状体内面の高周
波移動焼入方法の一実施例を示し、図2に示す高周波コ
イル9を内蔵する高周波焼入装置8により、不等肉厚部
を有する筒状体としてのトリポートハウジング部材1の
内面を焼入する、全体の要部配置を示す縦断面図であ
る。
【図2】本発明の高周波移動焼入方法に使用される高周
波加熱コイルの一実施例を示す斜視図である。
【図3】前記ハウジング部材1の内面を焼入するときの
要部縦断面図である。
【図4】図1のA−A線による、第2の冷却部を含む横
断面図である。
【図5】従来の高周波移動焼入装置に装着されたトリポ
ートハウジング部材の軸心に直角な面での横断面図であ
る。
【図6】従来の高周波移動焼入装置で、図7に示す高周
波コイル9を内蔵する該焼入装置により、ハウジング部
材の内面を焼入する、全体の要部配置を示す斜視図であ
る。
【図7】従来の高周波移動焼入装置に使用される高周波
コイルを示す斜視図である。
【図8】従来の高周波移動焼入装置により、ハウジング
部材の内面を焼入するときの要部縦断面図である。
【図9】図8のB−B線による、第2の冷却部を含む横
断面図である。
【符号の説明】
1 ハウジング部材 2 ローラ溝 2b,3a,4c 内周面 3 接続部 3b、4b 外周面 4 区画部 9 絶縁体 25 高周波焼入装置 26 高周波コイル 26a 単巻コイル 31 内部ユニット 32 加熱部 33 第1の冷却部 33a,34a 液室部 33b,34b ノズル穴 34 第2の冷却部 37 柱状体 38 強磁性体 41 高周波電源
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C21D 1/667 C21D 1/667 Fターム(参考) 4K042 AA23 AA25 BA13 DA01 DB01 DD04 DF01 DF02 EA01

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加熱用高周波コイルと筒状体とを相対的
    に移動させながら、該筒状体の内面を加熱し、その直
    後、加熱された前記内面に、冷却液を噴射して、該内面
    を焼入するに際し、 前記筒状体の最小径内周面から、ある間隙を隔てて、円
    環状の高周波コイルを前記筒状体内周面内に配設し、該
    筒状体を回転させるとともに、前記高周波コイルと該筒
    状体とを相対的に移動させながら、前記高周波コイルに
    高周波電流を供給して、前記筒状体内面を高周波加熱
    し、その直後、該加熱面に対して、前記高周波コイルの
    下部に配設されたる第1の冷却手段により冷却液を噴射
    して、前記内周面を移動焼入することを特徴とする不等
    肉厚部を有する筒状体内面の高周波移動焼入方法。
  2. 【請求項2】 前記高周波電流の周波数が5kHz〜1
    50kHzの範囲であることを特徴とする請求項1に記
    載の不等肉厚部を有する筒状体内面の高周波移動焼入方
    法。
  3. 【請求項3】 前記筒状体の外周に、該外周面から、あ
    る距離を離間して配置される第2の冷却手段により、冷
    却液を、前記高周波加熱に若干先行、または該高周波加
    熱に並行して噴射し、前記筒状体の最薄肉部の過熱を抑
    えることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の
    不等肉厚部を有する筒状体内面の高周波移動焼入方法。
  4. 【請求項4】 前記不等肉厚部を有する筒状体内面の高
    周波移動焼入方法を行うときに使用する前記円環状の高
    周波コイルであって、 該高周波コイルがを単巻き、または複数巻きに形成され
    ることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか
    に記載の高周波コイル。
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