JP2002080841A - 有機発光素子材料およびそれらを用いた有機発光素子 - Google Patents

有機発光素子材料およびそれらを用いた有機発光素子

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JP2002080841A
JP2002080841A JP2000273618A JP2000273618A JP2002080841A JP 2002080841 A JP2002080841 A JP 2002080841A JP 2000273618 A JP2000273618 A JP 2000273618A JP 2000273618 A JP2000273618 A JP 2000273618A JP 2002080841 A JP2002080841 A JP 2002080841A
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organic light
emitting device
metal
twenty
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JP2000273618A
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Toshiki Taguchi
敏樹 田口
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Fujifilm Holdings Corp
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Fuji Photo Film Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 赤外発光可能な有機発光素子を可能とする有
機発光素子材料を提供する。 【解決手段】 蛍光スペクトルの少なくとも一部が70
0nm以上の波長領域に存在する蛍光性化合物を少なく
とも1種含有する有機発光素子材料であって、前記蛍光
性化合物が一般式1〜5のいずれかで表される化合物ま
たは、それらの化合物の周期律表上第4周期以降の遷移
金属錯体化合物である有機発光素子材料である。 [A11、A12、A21、A22、A31、A32
41及びA42は炭素原子及び窒素原子と共に3〜9
質環を形成する原子団を表す。(但し、A21、A22
は5〜9質環を形成。)X11及びX12は窒素原子、
酸素原子、硫素原子、セレン原子又はテルル原子を表
す。)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電気エネルギーを
光に変換して発光できる有機発光素子用の材料及び有機
発光素子に関し、赤外光を利用するシステムに応用可能
な有機発光素子用の材料及び有機発光素子に関する。
【0002】
【従来の技術】今日、種々の表示素子に関する研究開発
が活発であり、中でも有機電界発光(EL)素子は、低
電圧で高輝度の発光を得ることができるため、有望な表
示素子として注目されている。例えば、有機化合物の蒸
着により有機薄膜を形成する発光素子が知られている
(アプライド フィジックス レターズ,51巻,91
3頁,1987年)。この文献に記載された発光素子は
トリス(8−ヒドロキシキノリナト)アルミニウム錯体
(Alq)を電子輸送材料として用い、正孔輸送材料
(アミン化合物)と積層させることにより、従来の単層
型素子に比べて発光特性を大幅に向上させている。
【0003】近年、有機EL素子をカラーディスプレイ
へと適用することが活発に検討されているが、高性能カ
ラーディスプレイを開発する為には青・緑・赤それぞれ
の発光素子の特性を向上させる必要がある。例えば、発
光素子特性が改善された発光素子としては、オルソメタ
ル化イリジウム錯体(Ir(ppy)3:Tris−O
rtho−Metalated Complex of
Iridium(III) with 2−Phen
ylpyridine)からの発光を利用した緑色発光
素子が報告されている(Applied Physic
s Letters 75,4(1999).)。前記
発光素子は外部量子収率8%を達しており、従来素子の
限界といわれていた外部量子収率5%を凌駕している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】一方、近年、発光素子
の発光を利用するシステムとしては、赤、緑、青等の可
視光波長領域の発光を利用するものばかりでなく、赤外
光を利用したシステムについても注目されている。赤外
光を発光可能な発光素子は、無機のLEDやLDの分野
では達成されており、赤外発光可能な有機発光素子およ
びそれに用いられる有機発光素子材料についても、提供
が望まれている。
【0005】本発明は、赤外発光可能な有機発光素子及
びそれを可能とする有機発光素子材料を提供することを
課題とする。また、本発明は、簡易に作製可能な赤外発
光可能な有機発光素子を提供することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
の手段は以下の通りである。即ち、 <1> 蛍光スペクトルの少なくとも一部が700nm
以上の波長領域に存在する蛍光性化合物を少なくとも1
種含有する有機発光素子材料であって、前記蛍光性化合
物が下記一般式(1)〜(5)のいずれかで表される化
合物である有機発光素子材料である。
【0007】
【化6】
【0008】式(1)中、R1及びR5は各々水素原子、
アルキル基、アルケニル基、アリール基又は複素環残基
を表し、R2、R3及びR4は各々水素原子又は1価の置
換基を表し、R1、R2、R3、R4及びR5のうち2以上
が互いに結合して環を形成していてもよい。X11及びX
12は各々窒素原子、酸素原子、硫黄原子、セレン原子又
はテルル原子を表し、R4−C=X12−は共通の環を構
成していてもよい。n1 1及びn13は各々0〜2のいずれ
かの整数を表し、n12は1〜6のいずれかの整数を表
す。但し、一般式(1)で表される化合物は、分子全体
の電荷に応じて対イオンを有していてもよい。
【0009】
【化7】
【0010】式(2)中、R11、R12及びR13は各々水
素原子又は1価の置換基を表し、R 11、R12及びR13
うち2以上が互いに結合して環を形成してもよい。R14
及びR15は各々アルキル基を表し、A11及びA12は各々
炭素原子及び窒素原子と共に3〜9員環を形成するため
の原子団を表し、n1は0〜4のいずれかの整数を表
す。但し、一般式(2)で表される化合物は、分子全体
の電荷に応じて対イオンを有していてもよい。
【0011】
【化8】
【0012】式(3)中、R21、R22及びR23は各々水
素原子又は1価の置換基を表し、R 21、R22及びR23
うち2以上が互いに結合して環を形成してもよい。R24
及びR25は各々アルキル基を表し、A21及びA22は各々
炭素原子及び窒素原子と共に5〜9員環を形成するため
の原子団を表し、n2は0〜4のいずれかの整数を表
す。但し、一般式(3)で表される化合物は、分子全体
の電荷に応じて対イオンを有してもよい。
【0013】
【化9】
【0014】式(4)中、R31、R32及びR33は各々水
素原子又は1価の置換基を表し、R 31、R32及びR33
うち少なくとも2つ以上が互いに結合して環を形成して
もよい。A31及びA32は各々炭素原子と共に3〜9員環
を形成するための原子団を表し、n3は0〜4のいずれ
かの整数を表す。但し、一般式(4)で表される化合物
は、分子全体の電荷に応じて対イオンを有してもよい。
【0015】
【化10】
【0016】式(5)中、R41及びR42は各々水素原子
又は1価の置換基を表し、R43及びR44は各々アルキル
基を表し、A41及びA42は各々炭素原子及び窒素原子と
共に3〜9員環を形成するための原子団を表す。但し、
一般式(5)で表される化合物は、分子全体の電荷に応
じて対イオンを有してもよい。
【0017】<2> 蛍光スペクトルの少なくとも一部
が700nm以上の波長領域に存在する蛍光性化合物を
少なくとも1種含有する有機発光素子材料であって、前
記蛍光性化合物は中心金属と配位子とを有する金属錯体
化合物であり、前記中心金属は周期律表上第4周期以降
の遷移金属であり、且つ前記金属錯体化合物は前記中心
金属と前記配位子との間に金属−炭素結合、金属−酸素
結合、金属−窒素結合、金属−イオウ結合、金属−リン
結合及び金属−セレン結合から選ばれる少なくとも一種
の結合を有する有機発光素子材料である。 <3> 前記蛍光性化合物の蛍光スペクトルのλmax
が700nm以上の波長領域に存在することを特徴とす
る<1>又は<2>に記載の有機発光素子材料である。
【0018】<4> 一対の電極間に1以上の有機層を
有する有機発光素子であって、前記1以上の有機層のう
ち少なくとも1層が<1>から<3>までのいずれかに
記載の有機発光素子材料を含有することを特徴とする有
機発光素子である。 <5> 一対の電極間に1以上の有機層を有する有機発
光素子であって、前記1以上の有機層のうち少なくとも
1つは塗布により形成された有機層であるとともに、蛍
光スペクトルの少なくとも一部が700nm以上の波長
領域に存在する蛍光性化合物を含有する有機層であるこ
とを特徴とする有機発光素子である。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明について詳細に説明
する。 [有機発光素子材料]本発明の有機発光素子材料は、蛍
光スペクトルの少なくとも一部が700nm以上、即ち
赤外波長領域に存在する蛍光性化合物を少なくとも1種
含有する。前記赤外波長域に存在する蛍光スペクトル
は、前記有機発光素子材料に含まれる蛍光性化合物が単
分子で示すものであっても、その集合体が示すものであ
ってもよい。特に、前記蛍光性化合物は吸収スペクトル
のλmaxが700nm以上であるのが好ましい。この
ような特性を有する蛍光性化合物としては、主に赤外蛍
光色素をあげることができる。この色素に分類されるも
のとしては、基本的な骨格として、ポリメチン色素骨格
のものや、金属錯体化合物を挙げることができる。この
様な発光材料については、Appl. Phys. L
ett.,87(10),2000,p.7589及び
Appl.Phys.Lett.,76(12),20
00,p.1543にその一例が挙げられ、本発明にも
適用できる。
【0020】本発明の有機発光素子材料に含有される前
記蛍光性化合物としては、前記一般式(1)〜(5)の
いずれかで表される化合物及び金属錯体化合物が挙げら
れる。以下、本発明に使用可能な蛍光性化合物について
説明する。
【0021】−前記一般式(1)で表される化合物− 前記一般式(1)中、R1及びR5は各々水素原子、アル
キル基、アルケニル基、アリール基又は複素環残基を表
す。前記アルキル基としては、メチル、エチル、プロピ
ル、ブチル、イソブチル、n−ドデシル及びシクロヘキ
シル等が挙げられる。前記アルケニル基としては、ビニ
ル及びアリル等が挙げられる。前記アリール基として
は、フェニル、トリル及びナフチル等が挙げられる。前
記複素環残基としては、ピリジル、イミダゾリル、フリ
ル、チエニル、オキサゾリル、チアゾリル、ベンズイミ
ダゾリル等が挙げられる。
【0022】R1及びR5が各々表すアルキル基、アルケ
ニル基、アリール基及び複素環残基は、置換基を有して
いてもよい。前記置換基としては、アルキル基、アリー
ル基及び複素環残基が挙げられ、その具体例は前記と同
様である。他の置換基としては、ハロゲン原子(例え
ば、フッ素、塩素、臭素)、アルコキシ基(例えばメト
キシ、エトキシ、ベンジルオキシ等)、アリールオキシ
基(例えばフェノキシ等)、アルキルチオ基(例えばメ
チルチオ、エチルチオ等)、アリールチオ基(例えばフ
ェニルチオ等)、ヒドロキシ基及び酸素陰イオン、ニト
ロ基、シアノ基、アミド基(例えばアセチルアミノ、ベ
ンゾイルアミノ等)、スルホンアミド基(例えばメタン
スルホニルアミノ、ベンゼンスルホニルアミノ等)、ウ
レイド基(例えば3−フェニルウレイド等)、ウレタン
基(例えばイソブトキシカルボニルアミノ、カルバモイ
ルオキシ等)、エステル基(例えばアセトキシ、ベンゾ
イルオキシ、メトキシカルボニル、フェノキシカルボニ
ル等)、カルバモイル基(例えばN−メチルカルバモイ
ル、N,N,−ジフェニルカルバモイル等)、スルファ
モイル基(例えば、N−フェニルスルファモイル等)、
アシル基(例えばアセチル、ベンゾイル等)、アミノ基
(例えばアミノ、メチルアミノ、アニリノ、ジフェニル
アミノ等)、スルホニル基(例えばメチルスルホニル
等)、ホスホニル基及びそのエステル基、ホスホニルオ
キシ基及びそのエステル基、カルボキシル基ならびにス
ルホ基等が挙げられる。前記例示した置換基に含まれる
炭素原子はさらに例示した置換基によって置換されてい
てもよい。
【0023】前記一般式(1)中、R2、R3及びR4
各々水素原子又は1価の置換基を表す。前記1価の置換
基としては、R1及びR5で表されるアルキル基等の置換
基として例示した置換基が挙げられる。R2、R3及びR
4はさらに置換基を有していてもよく、該置換基として
はR1及びR5で表されるアルキル基等の置換基として例
示した置換基が挙げられる。R2、R3及びR4は各々水
素原子、ハロゲン原子、酸素陰イオン又は置換若しくは
無置換のアルキル基であるのが好ましい。
【0024】前記一般式(1)中、X11及びX12は各々
窒素原子、酸素原子、硫黄原子、セレン原子又はテルル
原子を表し、n11及びn13は各々0〜2のいずれかの整
数を表す。但し、化学的制約上、X11が酸素、硫黄、セ
レン又はテルルの場合、n11は2になることはなく、ま
た、X12が酸素、硫黄、セレン又はテルルの場合、n 13
は2になることはない。
【0025】前記一般式(1)中、n12は1〜6のいず
れかの整数を表す。n12の値、即ちメチン鎖の長さは、
前記一般式(1)で表される化合物の蛍光性と関係し、
12の値が大きいほど前記化合物は長波長の光を発光す
る傾向がある。本発明では、蛍光スペクトルの少なくと
も一部が700nm以上の波長領域に存在する蛍光性化
合物が選択される。
【0026】R1、R2、R3、R4及びR5のうち2以上
が互いに結合して環を形成していてもよい。前記環とし
ては、3〜9員の単環又は多環性の芳香環、複素環及び
脂環式の環が好ましい。具体的には、R1とR2、及び/
又は、R4とR5が結合して(R4−C=X12−は共通の
環を構成して)、3〜9員環の複素環を形成していても
よいし、R2とR3、及び/又は、R4とR3が結合して3
〜8員の芳香環、複素環又は脂環式の環を形成していて
もよい。前記環としては、シクロブテン、シクロペンテ
ン、シクロヘキセン、ベンゼン、デヒドロデカリン、ピ
リジン、ジヒドロピリジン、テトロヒドロピリジン、フ
ラン、ジヒドロフラン、チオフェン、ジヒドロチオフェ
ン、ヘキサヒドロキノリン及びこれらの縮合環等が好ま
しく挙げられる。R1とR2及びR4とR5が結合して各々
形成している環としては、後述の一般式(2)〜(4)
中のA11、A12、A21、A22、A31及びA32が炭素原子
及び/又は窒素原子とともに各々形成する環と同様のも
のが挙げられる。
【0027】前記一般式(1)で表される化合物は、分
子全体の電荷に応じて対イオンを有していてもよい。前
記対イオンとしては特に制限はなく、有機イオン及び無
機イオンのいずれであってもよい。アニオンとしては、
代表的なものとして、ハロゲンイオン(フッ素イオン、
塩素イオン、臭素イオン、ヨウ素イオン)、水酸イオ
ン、過塩素酸イオン、テトラフルオロホウ酸イオン、ヘ
キサフルオロりん酸イオン、酢酸イオン、トリフルオロ
酢酸イオン、メタンスルホン酸イオン、パラトルエンス
ルホン酸イオン、トリフルオロメタンスルホン酸イオン
等が挙げられる。またカチオンとして、アルカリ金属
(リチウム、ナトリウム、カリウム等)、アルカリ土類
金属(マグネシウム、カルシウム等)、アンモニウム、
アルキルアンモニウム(例えばジエチルアンモニウム、
テトラブチルアンモニウム等)、ピリジニウム、アルキ
ルピリジニウム(例えばメチルピリジニウム)、グアニ
ジニウム、テトラアルキルホスホニウム等が挙げられ
る。
【0028】前記一般式(1)で表される化合物の具体
例としては、M.Okawara,T.Kitao,
T.Hirasima,M.Matuoka著、Org
anic Colorants(Elsevier)等
に詳しく記載され、本発明にも利用できる。
【0029】−前記一般式(2)で表される化合物− 前記一般式(2)中、R11、R12及びR13は各々水素原
子又は1価の置換基を表す。前記1価の置換基として
は、アルキル基(例えばメチル、エチル、プロピル、イ
ゾブチル、n−ドデシル、シクロヘキシル、ベンジル
等)、アルケニル基(例えばビニル、アリル等)、アリ
ール基(例えばフェニル、トリル、ナフチル等)、複素
環残基(例えばピリジル、イミダゾリル、フリル、チエ
ニル、オキサゾリル、チアゾリル、ベンズイミダゾリ
ル、キノリル等)、ハロゲン原子(例えばフッ素、塩
素、臭素)、アルコキシ基(例えばメトキシ、エトキ
シ、ベンジルオキシ等)、アリールオキシ基(例えばフ
ェノキシ等)、アルキルチオ基(例えばメチルチオ、エ
チルチオ等)、アリールチオ基(例えばフェニルチオ
等)、ヒドロキシ基及び酸素陰イオン、ニトロ基、シア
ノ基、アミド基(例えばアセチルアミノ、ベンゾイルア
ミノ等)、スルホンアミド基(例えばメタンスルホニル
アミノ、ベンゼンスルホニルアミノ等)、ウレイド基
(例えば3−フェニルウレイド等)、ウレタン基(例え
ばイソブトキシカルボニルアミノ、カルバモイルオキシ
等)、エステル基(例えばアセトキシ、ベンゾイルオキ
シ、メトキシカルボニル、フェノキシカルボニル等)、
カルバモイル基(例えばN−メチルカルバモイル、N,
N,−ジフェニルカルバモイル等)、スルファモイル基
(例えば、N−フェニルスルファモイル等)、アシル基
(例えばアセチル、ベンゾイル等)、アミノ基(例えば
アミノ、メチルアミノ、アニリノ、ジフェニルアミノ
等)、スルホニル基(例えばメチルスルホニル等)、ホ
スホニル基及びそのエステル基、ホスホニルオキシ基及
びそのエステル基、カルボキシル基ならびにスルホ基等
が挙げられる。前記例示した置換基に含まれる炭素原子
はさらに例示した置換基によって置換されていてもよ
い。
【0030】R11、R12及びR13のうち2以上が互いに
結合して、3〜8員の単環もしくは多環性の芳香環、複
素環又は脂環式の環を形成していてもよい。前記環とし
ては、シクロブテン、シクロペンテン、シクロヘキセ
ン、ベンゼン、デヒドロデカリン、ピリジン、ジヒドロ
ピリジン、テトロヒドロピリジン、フラン、ジヒドロフ
ラン、チオフェン、ジヒドロチオフェン、ヘキサヒドロ
キノリン及びこれらの縮合環等が好ましく挙げられる。
【0031】前記一般式(2)中、R14及びR15は各々
アルキル基を表す。前記アルキル基としては、総炭素数
1〜12のアルキル基が好ましい。前記アルキル基は無
置換であっても置換基を有していてもよく、置換基の例
としては、R11、R12及びR 13が表す置換基として例示
した置換基が挙げられる。
【0032】前記一般式(2)中、A11及びA12は各々
炭素原子及び窒素原子と共に3〜9員環を形成するため
の原子団を表す。前記環は単環であっても縮合環であっ
てもよい。前記原子団に含まれる前記環を構成する原子
としては、炭素、窒素、酸素、硫黄、セレン及びテルル
が挙げられる。A11及びA12が各々炭素原子及び窒素原
子と共に形成する環としては、インドレニン、ベンゾイ
ンドレニン、ベンゾイミダゾリン、ベンゾオキサゾリ
ン、ベンゾチアゾリン、キノリン、ベンゾセレナゾリ
ン、ベンゾテルラゾリン、ナフトオキサゾリン、ナフト
チアゾリン等が挙げられる。前記環は置換基を有してい
てもよく、該置換基としては、A11で表される置換基と
同様の置換基が挙げられる。
【0033】前記一般式(2)中、n1は0〜4のいず
れかの整数を表す。n1の値、即ちメチン鎖の長さは、
前記一般式(2)で表される化合物の蛍光性と関係し、
1の値が大きいほど前記化合物は長波長の光を発光す
る傾向がある。本発明では、蛍光スペクトルの少なくと
も一部が700nm以上の波長領域に存在する蛍光性化
合物が選択される。
【0034】前記一般式(2)で表される化合物は、分
子全体の電荷に応じて対イオンを有していてもよい。前
記対イオンとしては特に制限はなく、有機イオン及び無
機イオンのいずれであってもよい。アニオンとしては、
代表的なものとして、ハロゲンイオン(フッ素イオン、
塩素イオン、臭素イオン、ヨウ素イオン)、水酸イオ
ン、過塩素酸イオン、テトラフルオロホウ酸イオン、ヘ
キサフルオロりん酸イオン、酢酸イオン、トリフルオロ
酢酸イオン、メタンスルホン酸イオン、パラトルエンス
ルホン酸イオン、トリフルオロメタンスルホン酸イオン
等が挙げられる。またカチオンとして、アルカリ金属
(リチウム、ナトリウム、カリウム等)、アルカリ土類
金属(マグネシウム、カルシウム等)、アンモニウム、
アルキルアンモニウム(例えばジエチルアンモニウム、
テトラブチルアンモニウム等)、ピリジニウム、アルキ
ルピリジニウム(例えばメチルピリジニウム)、グアニ
ジニウム、テトラアルキルホスホニウム等が挙げられ
る。
【0035】−一般式(3)で表される化合物− 前記一般式(3)中、R21、R22及びR23は各々水素原
子又は1価の置換基を表す。前記1価の置換基として
は、前記一般式(2)中のR11で表される1価の基と同
義であり、その例も同様の置換基が挙げられる。また、
21、R22及びR 23のうち2以上が互いに結合して環を
形成してもよく、前記環の具体例としては、前記一般式
(2)中のR11、R12及びR13のうち2以上が互いに結
合して形成可能な環として挙げた例と同様である。前記
一般式(3)中、R24及びR25は各々アルキル基を表
す。R24及びR25は、前記一般式(2)中のR14と各々
同義であり、その好ましい範囲も同様である。
【0036】前記一般式(3)中、A21及びA22は各々
炭素原子及び窒素原子と共に5〜9員環を形成するため
の原子団を表す。前記原子団に含まれる環を構成する原
子としては、炭素、窒素、酸素、硫黄、セレン及びテル
ルが挙げられる。A21及びA 22が各々炭素原子及び窒素
原子と共に形成する環としては、ジヒドロキノリン等が
好ましい。前記環は置換基を有していてもよく、該置換
基としては、A11で表される置換基と同様の置換基が挙
げられる。
【0037】前記一般式(3)中、n2は0〜4のいず
れかの整数を表す。n2の値、即ちメチン鎖の長さは、
前記一般式(3)で表される化合物の蛍光性と関係し、
2の値が大きいほど前記化合物は長波長の光を発光す
る傾向がある。本発明では、蛍光スペクトルの少なくと
も一部が700nm以上の波長領域に存在する蛍光性化
合物が選択される。
【0038】但し、前記一般式(3)で表される化合物
は、分子全体の電荷に応じて対イオンを有していてもよ
く、該対イオンとしては、前記一般式(2)で表される
化合物が有していてもよい対イオンとして例示したもの
が挙げられる。
【0039】−一般式(4)で表される化合物− 前記一般式(4)中、R31、R32及びR33は各々水素原
子又は1価の置換基を表す。前記1価の置換基として
は、前記一般式(2)中のR11と同義であり、その具体
例も同様のものが挙げられる。R31、R32及びR33のう
ち少なくとも2つ以上が互いに結合して環を形成しても
よく、前記環の具体例としては、前記一般式(2)中の
11、R12及びR13のうち2以上が互いに結合して形成
可能な環として挙げた例と同様である。
【0040】前記一般式(4)中、A31及びA32は各々
炭素原子と共に3〜9員環を形成するための原子団を表
す。前記環に含まれる環を構成する原子としては、炭
素、窒素、酸素、硫黄、セレン及びテルルが挙げられ
る。A31及びA32が各々炭素原子と共に形成する環とし
ては、ジヒドロキノリン等が好ましい。前記環は置換基
を有していてもよく、該置換基としては、A11で表され
る置換基と同様の置換基が挙げられる。
【0041】前記一般式(4)中、n3は0〜4のいず
れかの整数を表す。n3の値、即ちメチン鎖の長さは、
前記一般式(3)で表される化合物の蛍光性と関係し、
3の値が大きいほど前記化合物は長波長の光を発光す
る傾向がある。本発明では、蛍光スペクトルの少なくと
も一部が700nm以上の波長領域に存在する蛍光性化
合物が選択される。
【0042】−一般式(5)で表される化合物− 前記一般式(5)中、R41及びR42は各々水素原子又は
1価の置換基を表す。前記1価の置換基としては、前記
一般式(2)中のR11と同義であり、その具体例も同様
のものが挙げられる。前記一般式(5)中、R43及びR
44は各々アルキル基を表す。R24及びR25は、前記一般
式(2)中のR14と各々同義であり、その好ましい範囲
も同様である。
【0043】前記一般式(5)中、A41及びA42は各々
炭素原子及び窒素原子と共に3〜9員環を形成するため
の原子団を表す。前記環は単環であっても縮合環であっ
てもよい。前記原子団に含まれる前記環を構成する原子
としては、炭素、窒素、酸素、硫黄、セレン及びテルル
が挙げられる。A41及びA42が各々炭素原子及び窒素原
子と共に形成する環としては、インドレニン、ベンゾチ
アゾリン、キノリン、ベンゾインドレニン、ベンゾイミ
ダゾリン、ベンゾオキサゾリン、ベンゾチアゾリン、キ
ノリン、ベンゾセレナゾリン、ベンゾテルラゾリン、ナ
フトオキサゾリン、ナフトチアゾリン等が挙げられる。
中でも、インドレニン、ベンゾチアゾリン、キノリン、
ベンゾインドレニン、ナフトチアゾリン等が好ましく、
特に、ベンゾチアゾリン、インドレニン、ナフトチアゾ
リン、ベンゾインドレニンが好ましい。前記環は置換基
を有していてもよく、該置換基としては、A11で表され
る置換基と同様の置換基が挙げられる。
【0044】但し、前記一般式(5)で表される化合物
は、分子全体の電荷に応じて対イオンを有してもよく、
該対イオンとしては、前記一般式(2)で表される化合
物が有していてもよい対イオンとして例示したものが挙
げられる。
【0045】前記一般式(1)〜(5)で表される化合
物は、エフ・エム・ハーマー(F. M. Harmer著)、「ヘ
テロサイクリック・コンパウンズ−シアニン・ダイズ・
アンド・リレイテッド・コンパウンズ(Heterocyclic C
ompounds-Cyanine Dyes andRelated Compounds)、ジョ
ン・ウィリー・アンド・サンズ(John Willey & Sons)
社、ニューヨーク、ロンドン、1994年刊;ディー・
エム・スターマー(D.M. Sturmer)著「ヘテロサイクリ
ック・コンポウンズ−スペシャル・トピックス・イン・
ヘテロサイクリック・ケミストリー(Heterocyclic Com
pounds-special Topics In Heterocyclic Chemistr
y)」、第18章、第14節482頁〜515頁、ジョ
ン・ウィリー・アンド・サンズ(John Willey & Sons)
社、ニューヨーク、ロンドン、1977年刊;「ロッズ
・ケミストリー・オブ・カーボン・コンパウンズ(Rod
d's Chemistry of Carbon Compounds)」,2nd E
dition,Vol.4、Part B、第15章3
69頁〜422頁、エルセビア・サイエンス・カンパニ
ー・インク(Elsevier Science Publishing Company In
c.)社、ニューヨーク、1977年刊;英国特許第10
77611号;等に記載の方法により合成することがで
きる。
【0046】−金属錯体化合物− 本発明には、前記蛍光性化合物として、蛍光スペクトル
の少なくとも一部が700nm以上の波長領域に存在す
る金属錯体化合物を使用することができる。前記金属錯
体化合物としては、例えば「有機金属化学−基礎と応用
−」p150,232 裳華房社 山本明夫著 198
2年発行、「Photochemistry and
Photophysics of Coordinat
ionCompounds」 p71−p77,p13
5−p146 Springer−Verlag社
H.Yersin著1987年発行 等に記載されてい
る化合物群が挙げられる。
【0047】前記金属錯体化合物としては、中心金属が
周期律表上第4周期以降の遷移金属であるのが好まし
く、特に好ましくは、周期律表上第5周期以降の遷移金
属である。例えば、ランタノイド金属、タングステン、
レニウム、オスミウム、イリジウム及び白金等が挙げら
れ、中でも、ランタノイド金属が好ましい。
【0048】前記金属錯体化合物は中心金属と配位子と
の間に金属−炭素結合、金属−酸素結合、金属−窒素結
合、金属−イオウ結合、金属−リン結合及び金属−セレ
ン結合から選ばれる少なくとも一つの結合を有している
のが好ましい。前記金属錯体化合物は配位子として、前
記結合を形成可能な環状有機化合物を有しているのが好
ましい。前記環状有機化合物としては、例えば、アリー
ル基置換含窒素ヘテロ環誘導体(アリール基の置換位置
は含窒素ヘテロ環窒素原子の隣接炭素上であり、アリー
ル基としては例えばフェニル基、ナフチル基、アントラ
セニル基、ピレニル基などが挙げられ、含窒素ヘテロ環
としては、例えば、ピリジン、ピリミジン、ピラジン、
ピリダジン、キノリン、イソキノリン、キノキサリン、
フタラジン、キナゾリン、ナフトリジン、シンノリン、
ペリミジン、フェナントロリン、ピロール、イミダゾー
ル、ピラゾール、オキサゾール、オキサジアゾール、ト
リアゾール、チアジアゾール、ベンズイミダゾール、ベ
ンズオキサゾール、ベンズチアゾール、フェナントリジ
ンなどが挙げられる)、ヘテロアリール基置換含窒素ヘ
テロ環誘導体(ヘテロアリール基の置換位置は含窒素ヘ
テロ環窒素原子の隣接炭素上であり、ヘテロアリール基
としては例えば前記の含窒素ヘテロ環誘導体を含有する
基、チオフェニル基、フリル基などが挙げられる)、
7,8−ベンゾキノリン誘導体、ホスフィノアリール誘
導体、ホスフィノヘテロアリール誘導体、ホスフィノキ
シアリール誘導体、ホスフィノキシヘテロアリール誘導
体、アミノメチルアリール誘導体、アミノメチルヘテロ
アリール誘導体等が挙げられる。中でも、アリール基置
換含窒素芳香族ヘテロ環誘導体、ヘテロアリール基置換
含窒素芳香族ヘテロ環誘導体、7,8−ベンゾキノリン
誘導体が好ましく、フェニルピリジン誘導体、チオフェ
ニルピリジン誘導体、7,8−ベンゾキノリン誘導体が
さらに好ましく、チオフェニルピリジン誘導体、7,8
−ベンゾキノリン誘導体が特に好ましい。
【0049】前記金属錯体化合物は、前記環状有機化合
物以外に、他の配位子を有していてもよい。他の配位子
としては種々の公知の配位子が利用可能であるが、例え
ば、「Photochemistry and Pho
tophysics ofCoordination
Compounds」 Springer−Verla
g社 H.Yersin著 1987年発行、「有機金
属化学−基礎と応用−」 裳華房社 山本明夫著 19
82年発行 等に記載の配位子が挙げられ、好ましく
は、ハロゲン配位子(好ましくは塩素配位子)、含窒素
ヘテロ環配位子(例えばビピリジル、フェナントロリン
など)、ジケトン配位子であり、より好ましくは塩素配
位子、ビピリジル配位子である。
【0050】前記金属錯体化合物に含まれる配位子の種
類は1種類でもよいし、複数の種類があってもよい。錯
体中の配位子の数は好ましくは1〜3種類であり、特に
好ましくは1又は2種類であり、さらに好ましくは1種
類である。
【0051】前記金属錯体化合物に含まれる炭素原子数
は、好ましくは5〜100、より好ましくは10〜8
0、さらに好ましくは14〜50である。
【0052】前記金属錯体化合物は、Inorg.Ch
em. 1991年, 30号,1685頁.;Ino
rg.Chem. 1988年, 27号, 3464
頁.:Inorg.Chem., 1994年, 33
号, 545頁.;Inorg.Chim.Acta
1991年,181号, 245頁.;J.Organ
omet.Chem. 1987年, 335号, 2
93頁.;J.Am.Chem.Soc. 1985
年, 107号, 1431頁.;等に記載の種々の方
法で合成することができる。
【0053】本発明において、前記蛍光性化合物は、低
分子化合物であっても、またオリゴマー化合物、ポリマ
ー化合物(重量平均分子量(ポリスチレン換算)は好ま
しくは1000〜5000000、より好ましくは20
00〜1000000、さらに好ましくは3000〜1
00000である。)であってもよい。前記蛍光性化合
物は低分子化合物であるのが好ましい。
【0054】本発明において、前記蛍光性化合物として
使用可能な化合物の具体例(例示化合物SG−1〜6)
を以下に挙げるが、本発明に用いられる蛍光性化合物は
以下のものに限定されるものではない。
【0055】
【化11】
【0056】
【化12】
【0057】[有機発光素子]次に、本発明の有機発光
素子に関して説明する。本発明の有機発光素子は、一対
の電極間に1以上の有機層を有する有機発光素子であっ
て、前記1以上の有機層のうち少なくとも1層が前記有
機発光素子材料を含有することを特徴とする。前記有機
発光素子材料は、蛍光スペクトルの少なくとも一部が7
00nm以上の波長領域に存在する蛍光性化合物を含む
が、前記蛍光性化合物としては、前記一般式(1)〜
(5)のいずれかで表される化合物及び前記金属錯体化
合物から選ばれる少なくとも1種であるのが好ましい。
【0058】前記有機発光素子材料を含有する有機層
は、電子注入層、電子輸送層、正孔注入層、正孔輸送層
及び発光層のいずれであってもよく、これら層のうち2
以上の機能を備えた層であってもよい。中でも、前記蛍
光性化合物からの発光を利用する形態、即ち前記有機発
光素子材料を少なくとも発光層に含有する形態、及び、
前記蛍光性化合物を電荷輸送材料として利用する形態、
即ち前記有機発光素子材料を少なくとも電荷輸送層に含
有する形態が好ましい。
【0059】本発明の有機発光素子のシステム、駆動方
法、利用形態など特に問わないが、駆動方法の代表的な
ものとしては、有機EL(エレクトロルミネッセンス)
素子の態様を挙げることができる。
【0060】前記有機発光材料を含有する有機層の形成
方法としては、特に限定されるものではなく、抵抗加熱
蒸着、電子ビーム、スパッタリング、分子積層法、塗布
法、インクジェット法及び印刷法などの方法が利用でき
る。特性面、製造面から前記有機層は抵抗加熱蒸着又は
塗布法により形成されているのが好ましく、また、蒸着
時の熱分解回避の点から、前記有機層は塗布法により形
成されているのがより好ましい。前記有機層を塗布法に
より形成する場合、前記有機発光素子材料を有機溶媒に
溶解及び/又は分散させ、塗布液を調製し、電極表面上
または所定の層上に塗布して形成する。前記塗布液の調
製時に、前記有機発光素子材料とともに樹脂成分を使用
してもよい。前記樹脂成分としては例えば、ポリ塩化ビ
ニル、ポリカーボネート、ポリスチレン、ポリメチルメ
タクリレート、ポリブチルメタクリレート、ポリエステ
ル、ポリスルホン、ポリフェニレンオキシド、ポリブタ
ジエン、ポリ(N−ビニルカルバゾール)、炭化水素樹
脂、ケトン樹脂、フェノキシ樹脂、ポリアミド、エチル
セルロース、酢酸ビニル、ABS樹脂、ポリウレタン、
メラミン樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、アルキド樹
脂、エポキシ樹脂及びシリコン樹脂などが挙げられる。
【0061】本発明の有機発光素子は一対の電極間に少
なくとも発光層を有し、前記発光層のほか正孔注入層、
正孔輸送層、電子注入層、電子輸送層、保護層などを有
してもよく、またこれらの各層はそれぞれ他の機能を備
えたものであってもよい。各層の形成にはそれぞれ種々
の材料を用いることができる。また、前述した様に、前
記有機材料は、いずれの層に含有されていてもよいが、
中でも発光層及び/又は電荷輸送層に含有されているの
が好ましい。
【0062】前記一対の電極のうち陽極は、正孔注入
層、正孔輸送層、発光層等に正孔を供給するものであ
り、金属、合金、金属酸化物、電気伝導性化合物又はこ
れらの混合物等を用いることができる。好ましくは仕事
関数が4eV以上の材料である。具体例としては酸化ス
ズ、酸化亜鉛、酸化インジウム及び酸化インジウムスズ
(ITO)等の導電性金属酸化物;金、銀、クロム及び
ニッケル等の金属;これらの金属と導電性金属酸化物と
の混合物または積層物;ヨウ化銅及び硫化銅などの無機
導電性物質;ポリアニリン、ポリチオフェン及びポリピ
ロールなどの有機導電性材料及びこれらとITOとの積
層物:等が挙げられる。好ましくは、導電性金属酸化物
であり、特に、生産性、高導電性、透明性等の点からI
TOが好ましい。陽極の膜厚は材料により適宜選択可能
であるが、通常10nm〜5μmの範囲のものが好まし
く、より好ましくは50nm〜1μmであり、更に好ま
しくは100nm〜500nmである。
【0063】前記陽極は通常、ソーダライムガラス、無
アルカリガラス、透明樹脂基板などの上に層形成したも
のが用いられる。ガラスを用いる場合、その材質につい
ては、ガラスからの溶出イオンを少なくするため、無ア
ルカリガラスを用いることが好ましい。また、ソーダラ
イムガラスを用いる場合、シリカなどのバリアコートを
施したものを使用することが好ましい。基板の厚みは、
機械的強度を保つのに十分であれば特に制限はないが、
ガラスを用いる場合には、通常0.2mm以上、好まし
くは0.7mm以上のものを用いる。
【0064】前記陽極の作製には材料によって種々の方
法が用いられるが、例えばITOの場合、電子ビーム
法、スパッタリング法、抵抗加熱蒸着法、化学反応法
(ゾルーゲル法など)、酸化インジウムスズの分散物の
塗布などの方法で膜形成される。尚、前記陽極を形成し
た後洗浄等の処理を施すことにより、前記有機発光素子
の駆動電圧を下げたり、発光効率を高めることができ
る。例えば、陽極としてITO電極を用いる場合、UV
−オゾン処理及びプラズマ処理等が効果的である。
【0065】前記一対の電極のうち陰極は、電子注入
層、電子輸送層、発光層などに電子を供給するものであ
り、電子注入層、電子輸送層、発光層などの負極と隣接
する層との密着性やイオン化ポテンシャル、安定性等を
考慮して選ばれる。陰極の材料としては金属、合金、金
属ハロゲン化物、金属酸化物、電気伝導性化合物または
これらの混合物を用いることができる。より具体的に
は、アルカリ金属(例えばLi、Na、K等)及びその
フッ化物、アルカリ土類金属(例えばMg、Ca等)及
びそのフッ化物、金、銀、鉛、アルミニウム、ナトリウ
ム−カリウム合金またはそれらの混合金属、リチウム−
アルミニウム合金またはそれらの混合金属、マグネシウ
ム−銀合金またはそれらの混合金属、インジウム、イッ
テリビウム等の希土類金属等が挙げられる。好ましくは
仕事関数が4eV以下の材料であり、より好ましくはア
ルミニウム、リチウム−アルミニウム合金またはそれら
の混合金属、マグネシウム−銀合金またはそれらの混合
金属等である。前記陰極は、上記化合物及び混合物の単
層構造だけでなく、上記化合物及び混合物を含む積層構
造を取ることもできる。陰極の膜厚は材料により適宜選
択可能であるが、通常10nm〜5μmの範囲のものが
好ましく、より好ましくは50nm〜1μmであり、更
に好ましくは100nm〜1μmである。前記陰極の作
製には電子ビーム法、スパッタリング法、抵抗加熱蒸着
法、塗布法などの方法が用いられ、金属を単体で蒸着す
ることも、二成分以上を同時に蒸着することもできる。
さらに、複数の金属を同時に蒸着して合金電極を形成す
ることも可能であり、またあらかじめ調整した合金を蒸
着させてもよい。
【0066】前記陽極及び前記陰極のシート抵抗は低い
方が好ましく、数百Ω/□以下が好ましい。
【0067】前記発光層は、電界印加時に陽極または正
孔注入層、正孔輸送層から正孔を注入することができる
と共に陰極または電子注入層、電子輸送層から電子を注
入することができる機能や、注入された電荷を移動させ
る機能、正孔と電子の再結合の場を提供して発光させる
機能を有する層である。本発明において、前記発光層に
含有される発光材料は、本発明の有機発光素子材料であ
るのが好ましい。その他、前記発光材料としては、例え
ばベンゾオキサゾール誘導体、ベンゾイミダゾール誘導
体、ベンゾチアゾール誘導体、スチリルベンゼン誘導
体、ポリフェニル誘導体、ジフェニルブタジエン誘導
体、テトラフェニルブタジエン誘導体、ナフタルイミド
誘導体、クマリン誘導体、ペリレン誘導体、ペリノン誘
導体、オキサジアゾール誘導体、アルダジン誘導体、ピ
ラリジン誘導体、シクロペンタジエン誘導体、ビススチ
リルアントラセン誘導体、キナクリドン誘導体、ピロロ
ピリジン誘導体、チアジアゾロピリジン誘導体、シクロ
ペンタジエン誘導体、スチリルアミン誘導体、芳香族ジ
メチリディン化合物、8−キノリノール誘導体の金属錯
体や希土類錯体に代表される各種金属錯体等、ポリチオ
フェン、ポリフェニレン、ポリフェニレンビニレン等の
ポリマー化合物、有機シラン誘導体等が挙げられる。こ
れらは、1種を単独で用いても、2種以上を併用しても
よい。
【0068】前記発光層の膜厚は特に限定されるもので
はないが、通常1nm〜5μmの範囲のものが好まし
く、より好ましくは5nm〜1μmであり、更に好まし
くは10nm〜500nmである。前記発光層の形成方
法は、特に限定されるものではないが、抵抗加熱蒸着、
電子ビーム、スパッタリング、分子積層法、塗布法(ス
ピンコート法、キャスト法、ディップコート法など)、
インクジェット法、LB法及び印刷法などの方法が用い
られ、好ましくは抵抗加熱蒸着及び塗布法である。前記
塗布法にて前記発光層を形成する場合、塗布液の調製時
に樹脂成分を使用してもよく、該樹脂成分としては前述
の樹脂成分と同様のものを使用できる。
【0069】本発明の有機発光素子は正孔注入層及び/
又は正孔輸送層を有していてもよい。前記正孔注入層及
び前記正孔注入層に含有される材料としては、陽極から
正孔を注入する機能、正孔を輸送する機能、陰極から注
入された電子を障壁する機能のいずれかを有するもので
あればよい。その具体例としては、カルバゾール誘導
体、トリアゾール誘導体、オキサゾール誘導体、オキサ
ジアゾール誘導体、イミダゾール誘導体、ポリアリール
アルカン誘導体、ピラゾリン誘導体、ピラゾロン誘導
体、フェニレンジアミン誘導体、アリールアミン誘導
体、アミノ置換カルコン誘導体、スチリルアントラセン
誘導体、フルオレノン誘導体、ヒドラゾン誘導体、スチ
ルベン誘導体、シラザン誘導体、芳香族第三級アミン化
合物、スチリルアミン化合物、芳香族ジメチリディン系
化合物、ポルフィリン系化合物、ポリシラン系化合物、
ポリ(N−ビニルカルバゾール)誘導体、アニリン系共
重合体、チオフェンオリゴマー、ポリチオフェン等の導
電性高分子オリゴマー、有機シラン誘導体及び本発明の
化合物等が挙げられる。これらは1種を単独で用いて
も、2種以上を併用してもよい。
【0070】前記正孔注入層及び前記正孔輸送層の膜厚
は各々特に限定されるものではないが、通常1nm〜5
μmの範囲のものが好ましく、より好ましくは5nm〜
1μmであり、更に好ましくは10nm〜500nmで
ある。前記正孔注入層及び正孔輸送層は各々上述した材
料の1種または2種以上からなる単層構造であってもよ
いし、同一組成または異種組成の複数層からなる多層構
造であってもよい。また、前記正孔注入層及び正孔輸送
層の各々の形成方法としては、真空蒸着法やLB法、前
記正孔注入輸送剤を溶媒に溶解または分散させて塗布す
る方法(スピンコート法、キャスト法、ディップコート
法など)、インクジェット法、印刷法が用いられる。前
記塗布法にて前記正孔注入層及び正孔輸送層を各々形成
する場合、塗布液の調製時に樹脂成分を使用してもよ
く、該樹脂成分としては前述の有機層の形成時に使用可
能な樹脂成分と同様のものを使用できる。
【0071】本発明の有機発光素子は電子注入層及び/
又は電子輸送層を有していてもよい。前期電子注入層及
び前記電子輸送層に各々含有される材料は、陰極から電
子を注入する機能、電子を輸送する機能、陽極から注入
された正孔を障壁する機能のいずれか有しているもので
あればよい。その具体例としては、トリアゾール誘導
体、オキサゾール誘導体、オキサジアゾール誘導体、フ
ルオレノン誘導体、アントラキノジメタン誘導体、アン
トロン誘導体、ジフェニルキノン誘導体、チオピランジ
オキシド誘導体、カルボジイミド誘導体、フルオレニリ
デンメタン誘導体、ジスチリルピラジン誘導体、ナフタ
レンペリレン等の複素環テトラカルボン酸無水物、フタ
ロシアニン誘導体、8−キノリノール誘導体の金属錯体
やメタルフタロシアニン、ベンゾオキサゾールやベンゾ
チアゾールを配位子とする金属錯体に代表される各種金
属錯体、有機シラン誘導体及び本発明の有機発光素子材
料等が挙げられる。これらの材料は1種を単独で用いて
も、2種以上を併用してもよい。
【0072】電子注入層及び電子輸送層の膜厚は各々特
に限定されるものではないが、通常1nm〜5μmの範
囲のものが好ましく、より好ましくは5nm〜1μmで
あり、更に好ましくは10nm〜500nmである。電
子注入層及び電子輸送層は各々上述した材料の1種また
は2種以上からなる単層構造であってもよいし、同一組
成または異種組成の複数層からなる多層構造であっても
よい。また、電子注入層及び電子輸送層の各々の形成方
法としては、真空蒸着法やLB法、前記電子注入輸送剤
を溶媒に溶解または分散させて塗布する方法(スピンコ
ート法、キャスト法、ディップコート法など)、インク
ジェット法、印刷法などが用いられる。前記塗布法にて
前記電子注入層及び電子輸送層を各々形成する場合、塗
布液の調製時に樹脂成分を使用してもよく、該樹脂成分
として前述の有機層の形成時に使用可能な樹脂成分と同
様のものを使用できる。
【0073】本発明の有機発光素子は保護層を有してい
てもよい。前期保護層に含有される材料としては、水分
や酸素等の素子劣化を促進するものが素子内に入ること
を抑止する機能を有しているものであればよい。その具
体例としては、In、Sn、Pb、Au、Cu、Ag、
Al、Ti、Ni等の金属、MgO、SiO、Si
2、Al23、GeO、NiO、CaO、BaO、F
23、Y23、TiO2等の金属酸化物、MgF2、L
iF、AlF3、CaF2等の金属フッ化物、ポリエチレ
ン、ポリプロピレン、ポリメチルメタクリレート、ポリ
イミド、ポリウレア、ポリテトラフルオロエチレン、ポ
リクロロトリフルオロエチレン、ポリジクロロジフルオ
ロエチレン、クロロトリフルオロエチレンとジクロロジ
フルオロエチレンとの共重合体、テトラフルオロエチレ
ンと少なくとも1種のコモノマーとを含むモノマー混合
物を共重合させて得られる共重合体、共重合主鎖に環状
構造を有する含フッ素共重合体、吸水率1%以上の吸水
性物質、吸水率0.1%以下の防湿性物質等が挙げられ
る。
【0074】前記保護層の形成方法についても特に限定
はなく、例えば真空蒸着法、スパッタリング法、反応性
スパッタリング法、MBE(分子線エピタキシ)法、ク
ラスターイオンビーム法、イオンプレーティング法、プ
ラズマ重合法(高周波励起イオンプレーティング法)、
プラズマCVD法、レーザーCVD法、熱CVD法、ガ
スソースCVD法、塗布法及び印刷法を適用できる。
【0075】
【実施例】以下に本発明の具体的実施例を述べるが、本
発明の実施態様はこれらに限定されるものではない。
【0076】(実施例1)ポリ(N−ビニルカルバゾー
ル)40mg、PBD(2−(4−ビフェニル)−5−
(4−t−ブチルフェニル)−1,3,4−オキサジア
ゾール)12mg及び例示化合物SG−2 1mgをジ
クロロエタン2.5mlに溶解し、洗浄した基板上にス
ピンコートし(1500rpm,20sec)、有機薄
膜層を形成した。前記有機薄膜層の膜厚は98nmであ
った。前記有機薄膜層上にパターニングしたマスク(発
光面積が4mm×5mmとなるマスク)を設置し、蒸着
装置内でマグネシウム:銀=10:1を50nm共蒸着
した後、銀50nmを蒸着して有機EL素子を作製し
た。次に、東陽テクニカ製ソースメジャーユニット24
00型を用いて、作製した有機EL素子に直流定電圧を
印加し発光させ、その輝度をトプコン社の輝度計BM−
8、発光波長については浜松フォトニクス社製スペクト
ルアナライザーPMA−11を用いて測定した。その結
果、発光極大波長ELmax=800nmのIRの発光
が得られた。
【0077】(実施例2)実施例1で用いた例示化合物
SG−2の代わりにSG−6を用い、実施例1と同様に
有機EL素子を作製した。得られた有機EL素子につい
て実施例1と同様にして発光波長を測定したところ、発
光極大波長ELmax=1570nmのIRの発光が得
られた。
【0078】(比較例1)実施例1で用いた例示化合物
SG−2の代わりにクマリン−6を用い、実施例1と同
様に有機EL素子を作製した。得られた有機EL素子に
ついて実施例1と同様にして発光波長を測定したとこ
ろ、発光極大波長ELmax=520nmの緑色発光が
得られ、IR発光は得られなかった。
【0079】
【発明の効果】本発明によれば、赤外発光可能な有機発
光素子及びそれを可能とする有機発光素子材料を提供す
ることができる。また、本発明によれば、簡易に作製可
能な赤外発光可能な有機発光素子を提供することができ
る。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 蛍光スペクトルの少なくとも一部が70
    0nm以上の波長領域に存在する蛍光性化合物を少なく
    とも1種含有する有機発光素子材料であって、前記蛍光
    性化合物が下記一般式(1)〜(5)のいずれかで表さ
    れる化合物である有機発光素子材料。 【化1】 (式(1)中、R1及びR5は各々水素原子、アルキル
    基、アルケニル基、アリール基又は複素環残基を表し、
    2、R3及びR4は各々水素原子又は1価の置換基を表
    し、R1、R2、R3、R4及びR5のうち2以上が互いに
    結合して環を形成していてもよい。X11及びX12は各々
    窒素原子、酸素原子、硫黄原子、セレン原子又はテルル
    原子を表し、R4−C=X12−は共通の環を構成してい
    てもよい。n1 1及びn13は各々0〜2のいずれかの整数
    を表し、n12は1〜6のいずれかの整数を表す。但し、
    一般式(1)で表される化合物は、分子全体の電荷に応
    じて対イオンを有していてもよい。) 【化2】 (式(2)中、R11、R12及びR13は各々水素原子又は
    1価の置換基を表し、R 11、R12及びR13のうち2以上
    が互いに結合して環を形成してもよい。R14及びR15
    各々アルキル基を表し、A11及びA12は各々炭素原子及
    び窒素原子と共に3〜9員環を形成するための原子団を
    表し、n1は0〜4のいずれかの整数を表す。但し、一
    般式(2)で表される化合物は、分子全体の電荷に応じ
    て対イオンを有していてもよい。) 【化3】 (式(3)中、R21、R22及びR23は各々水素原子又は
    1価の置換基を表し、R 21、R22及びR23のうち2以上
    が互いに結合して環を形成してもよい。R24及びR25
    各々アルキル基を表し、A21及びA22は各々炭素原子及
    び窒素原子と共に5〜9員環を形成するための原子団を
    表し、n2は0〜4のいずれかの整数を表す。但し、一
    般式(3)で表される化合物は、分子全体の電荷に応じ
    て対イオンを有してもよい。) 【化4】 (式(4)中、R31、R32及びR33は各々水素原子又は
    1価の置換基を表し、R 31、R32及びR33のうち少なく
    とも2つ以上が互いに結合して環を形成してもよい。A
    31及びA32は各々炭素原子と共に3〜9員環を形成する
    ための原子団を表し、n3は0〜4のいずれかの整数を
    表す。但し、一般式(4)で表される化合物は、分子全
    体の電荷に応じて対イオンを有してもよい。) 【化5】 (式(5)中、R41及びR42は各々水素原子又は1価の
    置換基を表し、R43及びR44は各々アルキル基を表し、
    41及びA42は各々炭素原子及び窒素原子と共に3〜9
    員環を形成するための原子団を表す。但し、一般式
    (5)で表される化合物は、分子全体の電荷に応じて対
    イオンを有してもよい。)
  2. 【請求項2】 蛍光スペクトルの少なくとも一部が70
    0nm以上の波長領域に存在する蛍光性化合物を少なく
    とも1種含有する有機発光素子材料であって、前記蛍光
    性化合物は中心金属と配位子とを有する金属錯体化合物
    であり、前記中心金属は周期律表上第4周期以降の遷移
    金属であり、且つ前記金属錯体化合物は前記中心金属と
    前記配位子との間に金属−炭素結合、金属−酸素結合、
    金属−窒素結合、金属−イオウ結合、金属−リン結合及
    び金属−セレン結合から選ばれる少なくとも一種の結合
    を有する有機発光素子材料。
  3. 【請求項3】 前記蛍光性化合物の蛍光スペクトルのλ
    maxが700nm以上の波長領域に存在することを特
    徴とする請求項1又は2に記載の有機発光素子材料。
  4. 【請求項4】 一対の電極間に1以上の有機層を有する
    有機発光素子であって、前記1以上の有機層のうち少な
    くとも1層が請求項1から3までのいずれか1項に記載
    の有機発光素子材料を含有することを特徴とする有機発
    光素子。
  5. 【請求項5】 一対の電極間に1以上の有機層を有する
    有機発光素子であって、前記1以上の有機層のうち少な
    くとも1つは塗布により形成された有機層であるととも
    に、蛍光スペクトルの少なくとも一部が700nm以上
    の波長領域に存在する蛍光性化合物を含有する有機層で
    あることを特徴とする有機発光素子。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9123665B2 (en) 2012-10-01 2015-09-01 Seiko Epson Corporation Organic EL device, method for manufacturing the same, and electronic apparatus

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