JP2002080795A - 吸放湿性自然石調塗材及び吸放湿性自然石調シート - Google Patents
吸放湿性自然石調塗材及び吸放湿性自然石調シートInfo
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Abstract
吸放湿性が付与された自然石調塗材及び自然石調シート
を提供する。 【解決手段】(A)合成樹脂エマルション、(B)吸湿
性を有する合成樹脂微粒子、を含有するベース塗料、及
び、(C)天然石粉砕物、陶磁器粉砕物、ガラス粒、樹
脂粒、金属粒、及び着色骨材から選ばれる少なくとも1
種以上からなる塗材で、各成分の固形分比率を(A)成
分100重量部に対し、(B)成分1〜100重量部、
(C)成分300〜1500重量部とする。
Description
面等に適用する吸放湿性自然石調塗材に関するものであ
る。
粧材として、合成樹脂エマルションに天然石粉砕物、陶
磁器粉砕物、着色骨材等(以下単に「骨材」ともいう)
を配合した自然石調塗材が多く用いられている。例え
ば、特公平2−40702号公報には、特定の着色材
と、特定の光透過率を有する骨材と、結合材からなる自
然石調塗材が開示されている。該発明の自然石調塗材
は、特定の光透過率を有する骨材を配合することによ
り、天然石に近い模様と深みのある色調を有する塗膜を
与えるというものである。
が高まっている。これに関し、室内に塗装する塗料につ
いては、内壁面の結露防止やカビ発生防止、あるいは湿
度の調整による不快感抑制、等の機能を有する吸放湿性
塗材への期待が高まっている。自然石調塗材において
も、このような吸放湿性機能が付与されたものが望まれ
ている。
例えば、特公昭62−15108号公報が挙げられる。
該公報では、合成樹脂エマルションの固形分100重量
部に対し、珪藻土を250〜550重量部含有する塗料
組成物が提案されている。
62−15108号公報に記載されているような珪藻土
を多量に含む塗料をベース塗料とし、これに骨材を混合
して自然石調塗材を製造すると、ベース塗料により形成
される被膜が白濁していること、あるいはベース塗料の
樹脂成分が極端に少ないために骨材が樹脂によって十分
に被覆されなくなること等の理由により、形成塗膜の鮮
映性が失われ、全体的に白ぼけた外観となってしまう。
ものであり、形成塗膜の外観が鮮映性や深み感を有しつ
つ、吸放湿性が付与された自然石調塗材を提供すること
を目的とする。
として、合成樹脂エマルション及び特定の合成樹脂微粒
子を含有するものを用いることにより、上記課題が解決
できることを見出した。
ある。 1.(A)合成樹脂エマルション、(B)吸湿性を有す
る合成樹脂微粒子、を含有するベース塗料、及び、
(C)天然石粉砕物、陶磁器粉砕物、ガラス粒、樹脂
粒、金属粒、及び着色骨材から選ばれる少なくとも1種
以上、からなり、各成分の固形分比率が(A)成分10
0重量部に対し、(B)成分1〜100重量部、(C)
成分300〜1500重量部であることを特徴とする吸
放湿性自然石調塗材。 2.(B)成分の平均粒子径が20μm以下であること
を特徴とする1.に記載の吸放湿性自然石調塗材。 3.1.または2.に記載の吸放湿性自然石調塗材がシ
ート状に形成されていることを特徴とする吸放湿性自然
石調シート。
基づき詳細に説明する。
マルションである。(A)成分の樹脂の種類は、特に限
定されるものではなく、例えば、アクリル系樹脂、ウレ
タン系樹脂、酢酸ビニル系樹脂、シリコン系樹脂、フッ
素系樹脂、アクリル・酢酸ビニル系樹脂、アクリル・ウ
レタン系樹脂、アクリル・シリコン系樹脂、等を使用す
ることができる。
50℃であることが望ましい。−20℃より低い場合
は、形成塗膜の耐汚染性が著しく低下し、50℃より高
い場合は、塗膜に割れが生じやすくなる傾向となる。
いが、たとえば乳化重合法として、バッチ重合、モノマ
ー滴下重合、乳化モノマー滴下重合などの方法により製
造することができる。
ニオン性乳化剤、ノニオン性乳化剤、カチオン性乳化
剤、両性乳化剤から選ばれる1種、または2種以上を組
み合わせて用いることができる。このうち、反応性基を
もった乳化剤を使用した場合は、耐水性、耐湿性の向上
を図ることができ、好ましい。
あることが望ましい。これにより、形成塗膜の鮮映性や
深み感を一層高めることができる。
ては、樹脂中に反応性官能基を組み入れたものを使用す
ることもできる。このような反応性官能基含有合成樹脂
エマルション(以下「(A−1)成分」という)を使用
する場合は、該反応性官能基と反応可能な官能基を有す
る架橋剤(以下「(A−2)成分」という)との併用に
より、形成塗膜の耐水性、耐湿性、強度、密着性、さら
には吸放湿性を向上させることができる。このような官
能基の組み合わせとしては、例えば、カルボキシル基と
金属イオン、カルボキシル基とカルボジイミド基、カル
ボキシル基とエポキシ基、カルボキシル基とアジリジン
基、カルボキシル基とオキサゾリン基、水酸基とイソシ
アネート基、カルボニル基とヒドラジド基、エポキシ基
とアミノ基、等があげられる。
てはカルボキシル基が望ましく、これに対する(A−
2)成分としては、カルボジイミド化合物、エポキシ化
合物、アジリジン化合物、オキサゾリン化合物等が好適
に用いられる。
ボキシル基含有単量体を共重合することにより得られ
る。カルボキシル基含有単量体としては、例えば、アク
リル酸、メタクリル酸、クロトン酸、マレイン酸、イタ
コン酸、フマル酸などのエチレン性不飽和カルボン酸
等、及びこれらのアンモニウム塩、有機アミン塩、アル
カリ金属塩等があげられる。これらは単独で、または2
種以上を混合して使用することができる。カルボキシル
基含有単量体の含有量は、単量体総重量に対し、通常、
0.1〜40重量%、好ましくは0.5〜20重量%で
ある。
率は、(A−1)成分の固形分100重量部に対し、
(A−2)成分が0.05〜15重量部、さらには0.
1〜5重量部であることが望ましい。このような配合比
率であることにより、形成塗膜の耐水性、耐湿性、強
度、密着性、吸放湿性を十分に向上させることができ
る。
成樹脂微粒子である。このような(B)成分を用いるこ
とにより、形成塗膜の外観が鮮映性を有しつつ、吸放湿
性が付与された自然石調塗材を得ることができる。
のであるが、温度20℃・湿度65%における吸湿率が
10%以上、好ましくは20%以上である反応性官能基
含有合成樹脂微粒子を好適に用いることができる。な
お、温度20℃・湿度65%における吸湿率とは、試料
を120℃にて1時間乾燥した後、温度20℃・湿度6
5%の恒温恒湿器にて24時間吸湿させたときの重量変
化より求められる値である。即ち、 吸湿率(%)={(吸湿後の重量−乾燥後の重量)/乾
燥後の重量}×100
が、(A)成分において、(A−1)成分及び(A−
2)成分を用いる場合は、(B)成分の官能基としてカ
ルボキシル基を含有することが望ましい。これにより、
(B)成分は(A−2)成分と反応性を有することとな
り、耐水性、耐湿性向上に寄与でき、さらには一段と高
い吸放湿性を付与することもできるようになる。
法としては、特に限定されないが、例えば、カルボキシ
ル基を有する単量体の単独重合あるいは共重合可能な他
の単量体との共重合による方法、(メタ)アクリロニト
リル等のシアノ基含有単量体を共重合した重合体に加水
分解処理を施す方法、アルケン、ハロゲン化アルキル、
アルコール、アルデヒド等の酸化による方法、等があげ
られる。(B)成分のカルボキシル基含有量は、1mmo
l/g以上であることが望ましい。
しては、特に限定されず、例えば、メチル(メタ)アク
リレート、エチル(メタ)アクリレート、n−ブチル
(メタ)アクリレート、2−エチルヘキシル(メタ)ア
クリレート、シクロヘキシル(メタ)アクリレート、フ
ェニル(メタ)アクリレート、ベンジル(メタ)アクリ
レート等の(メタ)アクリル酸エステル;スチレン、2
−メチルスチレン、ビニルトルエン、ジビニルベンゼン
等の芳香族ビニル類;アクリルアミド、メタクリルアミ
ド、マレイン酸アミド、N−メチロールアクリルアミ
ド、N−メチロールメタクリルアミド、ジアセトンアク
リルアミド等のアミド類;2−ヒドロキシエチル(メ
タ)アクリレート、ヒドロキシプロピル(メタ)アクリ
レート等の(メタ)アクリル酸エステル類;酢酸ビニ
ル、プロピオン酸ビニル等のビニルエステル類;塩化ビ
ニリデン、フッ化ビニリデン等のハロゲン化ビニリデン
類:エチレン、プロピレン、イソプレン、ブタジエン、
ビニルピロリドン、(メタ)アクリロニトリル、塩化ビ
ニル等があげられる。
橋構造を有することが望ましい。このような架橋構造
は、重合段階における架橋性単量体の導入、重合後にお
ける架橋性化合物の導入等の方法により形成することが
できる。架橋性単量体としては、ジビニルベンゼン、エ
チレングリコールジ(メタ)アクリレート、メチレンビ
スアクリルアミド等、また、架橋性化合物としては、ヒ
ドラジン系化合物等を好適に用いることができる。
率との関連もあり一概に言えない面もあるが、好ましく
は20μm以下、さらには0.05〜5μmであること
が望ましい。20μmを超えると形成塗膜の鮮映性が低
下し、全体的に白ぼけた外観となりやすくなる。
分100重量部に対し1〜100重量部、好ましくは1
0〜60重量部である。1重量部未満の場合は、吸放湿
性能が不十分となり、100重量部を超える場合は、耐
水性、耐湿性に悪影響を及ぼす他、鮮映性も低下する。
成分及び(B)成分を必須成分として含むものである
が、さらにその被膜の光透過率が10%以上、さらには
30%以上、さらに好ましくは50%以上であることが
望ましい。ベース塗料の形成被膜がこのような光透過性
を有することにより、自然石調塗膜において十分な鮮映
性や深み感を確保することができる。光透過率が10%
より低い場合は、自然石調塗膜の鮮映性や深み感が失わ
れ、全体的に白ぼけた外観となってしまう。
度計により測定され、波長660nmの光が、乾燥膜厚
40μmで形成される被膜を通過する際の、被膜通過前
の強度に対する被膜通過後の強度の比により表される値
である。即ち、 光透過率(%)={透過光強度/入射光強度}×100
各種の添加剤、例えば、体質顔料、着色顔料、増粘剤、
造膜助剤、可塑剤、凍結防止剤、防腐剤、防黴剤、乾燥
調整剤、分散剤、紫外線吸収剤、酸化防止剤等を、本発
明の効果を阻害しない範囲内で適宜配合することもでき
る。
物、陶磁器粉砕物、ガラス粒、樹脂粒、金属粒、及び着
色骨材から選ばれる少なくとも1種以上(以下単に「骨
材」ともいう)である。このような骨材を含有させるこ
とにより、自然石調の意匠性を表出することが可能とな
る。
影石、蛇紋岩、花崗岩、蛍石、寒水石、長石、珪石、珪
砂等の粉砕物、陶磁器・セラミック粉砕物、ガラス粉砕
物、ガラスビーズ、樹脂粉砕物、樹脂ビーズ、金属粒等
やそれらの表面を着色コーティングしたもの等を使用す
ることができる。
であることが望ましい。粒径が0.01mm以下では自
然石調の多彩感が低下し、5.0mm以上では塗装時の
作業性が低下する傾向となる。
分100重量部に対し、300〜1500重量部であ
る。300重量部より少ない場合は、自然石調の質感が
得られず、また形成塗膜の隠ぺい性が確保できなくな
る。1500重量部より多い場合は、形成塗膜に色の鮮
映性や深み感を出すことができず、また耐汚染性、耐水
性等が低下し、実用的でない。
モルタル、石膏ボード、壁紙等の各種基材の表面仕上げ
に使用することができ、主に建築構築物の内壁面等に使
用するものである。この際、本発明の自然石調塗材は、
基材に直接塗装することもできるし、何らかの表面処理
(下地処理等)を施した上に塗装することも可能であ
る。塗装方法としては、コテ塗り、スプレー塗装、ロー
ラー塗装等種々の方法により塗装することができる。さ
らには、建材表面に工場等においてプレコートすること
も可能である。
形成することもできる。この場合、本発明自然石調塗材
を公知の方法によりシート状にすることができるが、シ
ートの折り曲げまたは引き裂きに対する強度等を考慮す
ると、基材の上に本発明自然石調塗材を積層し、シート
状にすることが好ましい。
が、例えば、壁紙、織布、不織布、セラミックペーパ
ー、合成紙、ガラスクロス、メッシュ、等が挙げられ
る。その形状としては、特に限定されず、汎用のものを
使用することができる。
ー塗装、刷毛塗り、コテ塗り、流し込み等の公知の方法
で積層することができ、必要であれば基材の上に予め下
地処理を施しておいてもよい。
もできる。この様な意匠性を付与する際には、例えば、
予め各種凸凹模様等の意匠性を付与した型枠を作製し、
この型枠に本発明塗料組成物を流し込み、組成物の硬化
後に脱型する方法等が用いられる。この様な方法によ
り、本発明塗料組成物から得られる意匠性とあいまっ
て、さらに深み感のある意匠性を得ることができる。本
発明シートの乾燥膜厚としては特に限定されないが、密
着性等を考慮すると1〜6mmが好ましい。
面、床面等に接着層や粘着層を介して貼着することがで
きる。接着層としては、特に限定されず、汎用のものを
使用することができる。例えば、粘着テープ等、及び、
感圧性樹脂、感熱性樹脂、感光性樹脂等の接着剤または
粘着剤、が挙げられる。
とにより、現場施工において、例えばスプレー塗装によ
る材料の飛散等の問題がなく、作業性に優れ且つ予め工
場で塗膜を形成することから、塗膜管理が容易であり、
より安定した塗膜性能を提供することができる。
ート表面に保護層を積層したり、撥水剤を含浸させるこ
ともできる。特に耐久性が要求される部位に施工する際
に、保護の目的でクリヤー塗料を塗布するのが好まし
い。保護層としては、例えば、アクリル樹脂系、アクリ
ルシリコン樹脂系、ウレタン樹脂系、エポキシ樹脂系、
フッ素樹脂系、等が挙げられ、水系または溶剤系いずれ
であってもよい。さらに、艶消しタイプでも艶有りタイ
プでもいずれであっても良い。また、本発明の効果を損
なわない程度に着色することも可能である。クリヤー塗
料による塗装は、公知の塗装によればよく、例えば吹き
付け塗装、ローラー塗装、刷毛塗り等の各種の塗装方法
により実施することができる。
徴をより明確にする。
◎:十分に鮮映性・深み感有り、○:鮮映性・深み感有
り、×:鮮映性不十分・白ぼけた外観、とした。
20℃・湿度90%下で24時間放置後、重量WW1を
測定し、続いて、温度20℃・湿度40%下で24時間
放置し、重量WD1を測定した。同様の操作をもう1回
繰り返し、湿潤状態での重量WW2と乾燥状態での重量
WD2とを測定した。次に、図1に示すように横軸に時
間、縦軸に重量をとり、吸放湿曲線を作成し、下式によ
り吸放湿特性値を算出して、その平均値を求めた。 吸湿量W1(g)=WW1−WD0 放湿量W2(g)=WW1−WD1 吸湿量W3(g)=WW2−WD1 放湿量W4(g)=WW2−WD2 吸放湿特性値(g/m2)=(W1+W2+W3+
W4)/{4×(試験体面積)}
示す配合にて自然石調塗材を作製した。次に、300m
m×300mm×6mmのスレート板に、ミラクシーラ
ーES(変性エポキシ樹脂系下塗材;エスケー化研株式
会社製)を塗付量0.15kg/m2にて塗付し、温度
20℃・湿度65%下(以下、「標準状態」という)に
て3時間乾燥させた後、作製した自然石調塗材を乾燥膜
厚2.0mmにて塗付し、標準状態にて14日間乾燥さ
せて、試験体を作製した。
が鮮映性・深み感を有し、さらに吸放湿性能も優れてい
た。また、合成樹脂微粒子の粒子径が小さく、十分な鮮
映性・深み感を有しており、架橋剤の併用により、高い
吸放湿性能を示した。
表2に示す配合にて自然石調塗材を作製し、実施例1と
同様試験体を作製した。その結果、塗膜が鮮映性・深み
感を有し、さらに吸放湿性能も優れていた。特に実施例
2〜3は、合成樹脂微粒子の粒子径が小さく、十分な鮮
映性・深み感を有していた。また、実施例2は、架橋剤
の併用により、高い吸放湿性能を示した。
に示す配合にて自然石調塗材を作製し、実施例1と同様
試験体を作製した。ベース塗料に粒径の大きな吸放湿性
剤を多く含む系であり、形成塗膜の鮮映性不十分で、白
ぼけた外観となった。
に示す配合にて自然石調塗材を作製し、実施例1と同様
試験体を作製した。ベース塗料に珪藻土を多く含む系で
あり、形成塗膜の鮮映性不十分で、白ぼけた外観となっ
た。また、吸放湿性能も不十分であった。
凸凹を有するシリコンゴム製型枠に流し込み、20℃で
24時間養生させた後、メッシュを貼りつけ、さらに塗
材を流し込み、20℃で14日間養生させて脱型し、シ
ートを作製した。この時のシートの乾燥膜厚は5.0m
mであった。このシートをエポキシ樹脂系接着剤を用い
て300mm×300mm×6mmのスレート板に貼着
し、試験体を作製した。その結果、塗膜が鮮映性・深み
感を有し、さらに吸放湿性能も優れていた。また、合成
樹脂微粒子の粒子径が小さく、十分な鮮映性・深み感を
有しており、架橋剤の併用により、高い吸放湿性能を示
した。また、接着剤を介して貼着するのみという簡便な
工程で施工することができ、作業性に優れていた。
凸凹を有するシリコンゴム製型枠に流し込み、20℃で
24時間養生させた後、メッシュを貼りつけ、さらに塗
材を流し込み、20℃で14日間養生させて脱型し、シ
ートを作製した。この時のシートの乾燥膜厚は5.0m
mであった。このシートをエポキシ樹脂系接着剤を用い
て300mm×300mm×6mmのスレート板に貼着
し、試験体を作製した。その結果、塗膜が鮮映性・深み
感を有し、さらに吸放湿性能も優れていた。また、合成
樹脂微粒子の粒子径が小さく、十分な鮮映性・深み感を
有しており、架橋剤の併用により、高い吸放湿性能を示
した。また、接着剤を介して貼着するのみという簡便な
工程で施工することができ、作業性に優れていた。
性や深み感を有しつつ、吸放湿性が付与された自然石調
塗材を得ることができる。
である。
Claims (3)
- 【請求項1】(A)合成樹脂エマルション、(B)吸湿
性を有する合成樹脂微粒子、を含有するベース塗料、及
び、(C)天然石粉砕物、陶磁器粉砕物、ガラス粒、樹
脂粒、金属粒、及び着色骨材から選ばれる少なくとも1
種以上、からなり、各成分の固形分比率が(A)成分1
00重量部に対し、(B)成分1〜100重量部、
(C)成分300〜1500重量部であることを特徴と
する吸放湿性自然石調塗材。 - 【請求項2】(B)成分の平均粒子径が20μm以下で
あることを特徴とする請求項1に記載の吸放湿性自然石
調塗材。 - 【請求項3】請求項1または請求項2に記載の吸放湿性
自然石調塗材がシート状に形成されていることを特徴と
する吸放湿性自然石調シート。
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---|---|---|---|
JP2001192665A JP4149686B2 (ja) | 2000-06-28 | 2001-06-26 | 吸放湿性自然石調塗材及び吸放湿性自然石調シート |
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KR101039306B1 (ko) * | 2003-11-29 | 2011-06-08 | 곽상운 | 외벽 마감용 도료 조성물 |
KR101039305B1 (ko) * | 2003-10-15 | 2011-06-08 | 곽상운 | 가구 마감용 코팅 조성물 |
JP2014231733A (ja) * | 2010-02-19 | 2014-12-11 | 多摩防水技研株式会社 | 防水シートの施工法 |
CN111018404A (zh) * | 2019-12-02 | 2020-04-17 | 安徽富瑞雪化工科技股份有限公司 | 防污真石漆涂料及其制备方法 |
-
2001
- 2001-06-26 JP JP2001192665A patent/JP4149686B2/ja not_active Expired - Fee Related
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