JP2002080595A - 新規フルオレン含有アリールアミン共重合体、その製造方法およびそれを用いた有機el素子 - Google Patents

新規フルオレン含有アリールアミン共重合体、その製造方法およびそれを用いた有機el素子

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JP2002080595A
JP2002080595A JP2000272739A JP2000272739A JP2002080595A JP 2002080595 A JP2002080595 A JP 2002080595A JP 2000272739 A JP2000272739 A JP 2000272739A JP 2000272739 A JP2000272739 A JP 2000272739A JP 2002080595 A JP2002080595 A JP 2002080595A
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淳二 城戸
Hiroaki Ohashi
博章 大橋
Naohiko Fukuoka
直彦 福岡
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孝 武田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 溶解性および成膜性がよく、ホール輸送材料
としても有用な新規フルオレン含有アリールアミン共重
合体、その製造方法およびそれを用いた有機EL素子の
提供。 【解決手段】 下記一般式(1) 【化1】 で示される繰り返し単位をもつことを特徴とするフルオ
レン含有アリールアミン共重合体、その製造方法および
それを用いた有機EL素子。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、新規なフルオレン
含有アリールアミン共重合体、その製造方法およびそれ
を用いた有機EL素子に関する。
【0002】
【従来技術】有機EL素子のためのホール輸送層として
有用なポリマーは種々紹介されているが、フルオレン含
有アリールアミン共重合体は新規であり、勿論これをホ
ール輸送層とすることは知られていない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、溶解
性および成膜性がよく、ホール輸送材料としても有用な
新規フルオレン含有アリールアミン共重合体、その製造
方法およびそれを用いた有機EL素子を提供する点にあ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の第一は、下記一
般式(1)
【化5】 (式中、RおよびRは、アルキル基、シクロアルキ
ル基、アルキルアミノ基、アルコキシ基、アリール基、
アラルキル基、ヘテロアリール基、ニトリル基、カルボ
ン酸エステル基、スルホン酸エステル基、スルフィン酸
エステル基、ホスホン酸エステル基およびホスフィン酸
エステル基よりなる群からそれぞれ独立して選ばれた基
であり、またRとRは一体になって縮合環を形成し
てもよく、R、R、R、R、R、R、R
10、R11 、R12、R13およびR14は、水素、
アルキル基、アルキルアミノ基、アルコキシ基、アリー
ル基、アラルキル基、ヘテロアリール基、ニトリル基、
カルボン酸エステル基、スルホン酸エステル基、スルフ
ィン酸エステル基、ホスホン酸エステル基およびホスフ
ィン酸エステル基よりなる群から選ばれた基であり、ま
たRとR、RとR、R10とR11、R11
12、R12とR13およびR13とR14は一体に
なって縮合環を形成してもよい。)で示される繰り返し
単位をもつことを特徴とするフルオレン含有アリールア
ミン共重合体に関する。
【0005】本発明の第二は、下記一般式(2)
【化6】 (式中、RおよびRは、アルキル基、シクロアルキ
ル基、アルキルアミノ基、アルコキシ基、アリール基、
アラルキル基、ヘテロアリール基、ニトリル基、カルボ
ン酸エステル基、スルホン酸エステル基、スルフィン酸
エステル基、ホスホン酸エステル基およびホスフィン酸
エステル基よりなる群からそれぞれ独立して選ばれた基
であり、またRとRは一体になって縮合環を形成し
てもよく、R、R、R、R、RおよびR
は、水素、アルキル基、アルキルアミノ基、アルコキ
シ基、アリール基、アラルキル基、ヘテロアリール基、
ニトリル基、カルボン酸エステル基、スルホン酸エステ
ル基、スルフィン酸エステル基、ホスホン酸エステル基
およびホスフィン酸エステル基よりなる群から選ばれた
基であり、またRとR、RとR はそれぞれ一体
になって縮合環を形成してもよく、Xはハロゲンを示
す。)で示されるフルオレンジハロゲン化物と下記一般
式(3)
【化7】 (式中、R10、R11、R12、R13およびR14
は、水素、アルキル基、アルキルアミノ基、アルコキシ
基、アリール基、アラルキル基、ヘテロアリール基、ニ
トリル基、カルボン酸エステル基、スルホン酸エステル
基、スルフィン酸エステル基、ホスホン酸エステル基お
よびホスフィン酸エステル基よりなる群から選ばれた基
であり、またR10とR11、R11とR12 、R12
とR13、R13とR14は一体になって縮合環を形成
してもよい。)で示されるアニリン誘導体とを反応させ
ることを特徴とする下記一般式(1)
【化8】 (式中、RおよびRは、アルキル基、シクロアルキ
ル基、アルキルアミノ基、アルコキシ基、アリール基、
アラルキル基、ヘテロアリール基、ニトリル基、カルボ
ン酸エステル基、スルホン酸エステル基、スルフィン酸
エステル基、ホスホン酸エステル基およびホスフィン酸
エステル基よりなる群からそれぞれ独立して選ばれた基
であり、またRとRは一体になって縮合環を形成し
てもよく、R、R、R、R、R、R、R
10、R11 、R12、R13およびR14は、水素、
アルキル基、アルキルアミノ基、アルコキシ基、アリー
ル基、アラルキル基、ヘテロアリール基、ニトリル基、
カルボン酸エステル基、スルホン酸エステル基、スルフ
ィン酸エステル基、ホスホン酸エステル基およびホスフ
ィン酸エステル基よりなる群から選ばれた基であり、ま
たRとR、RとR、R10とR11、R11
12、R12とR13およびR13とR14は一体に
なって縮合環を形成してもよい。)で示される繰り返し
単位をもつフルオレン含有アリールアミン共重合体の製
造方法に関する。
【0006】本発明の第三は、請求項1記載のフルオレ
ン含有アリールアミン共重合体よりなることを特徴とす
るホール輸送材料に関する。
【0007】本発明の第四は、請求項1記載のフルオレ
ン含有アリールアミン共重合体を用いたことを特徴とす
る有機エレクトロルミネッセント(EL)素子に関す
る。
【0008】前記RおよびRにおけるアルキル基
は、炭素数1〜20の直鎖または分岐のアルキル基であ
ることができ、炭素数は3〜10であることが好まし
い。その理由は、有機溶媒に対する溶解性が極めて高
く、スピンコーターなどを利用して製膜を行う際、膜の
均一性が良好となるからである。また、RおよびR
におけるアルキルアミノ基やアルコキシ基におけるアル
キル部分については、前記と同様のことが言える。シク
ロアルキル基は5〜6員環であり、置換基としてアルキ
ル基、アルコキシ基、アルキルアミノ基をもつことがで
きる。
【0009】前記RおよびRにおけるアリール基と
しては、置換基があってもよいフェニル基、ナフタレン
基、アンスラセン基、ジフェニル基など1〜4つの環で
構成された基であることができる。
【0010】前記RおよびRにおけるアラルキル基
は、アルキル部分は炭素数1〜10であり、アリール基
部分は前記アリール基と本質的に同様である。
【0011】前記RおよびRにおけるヘテロアリー
ル基は、N、S、Oなどのヘテロ原子を1個または複数
個含有する複素環基であり、複素環部分は3〜6員環で
あることができ、これらは複素環同士の縮合環でも炭素
環との縮合環であることもでき、全体の環の数は1〜4
であることができる。
【0012】前記カルボン酸エステル、スルホン酸エス
テル、スルフィン酸エステル、ホスホン酸エステル、ホ
スフィン酸エステルにおけるエステル部分は、前述のア
ルキル基、アリール基、ヘテロアリール基であることが
できる。
【0013】前記R〜RおよびR10〜R14にお
ける各基の実体は、RやRと本質的に同様である
が、RやRが水素である場合を含まないのに対し、
〜RおよびR10〜R14は、水素である場合を
包含している点においてのみ異なっている。
【0014】本発明の縮重合反応に有用な触媒として
は、(トリ−n−ブチルホスフィン)パラジウム、トリ
(t−ブチルホスフィン)パラジウム〔酢酸パラジウム
とトリ(t−ブチルホスフィン)との反応により得られ
る〕、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウ
ム、ビス(トリフェニルホスフィン)パラジウムジクロ
ライドなどを挙げることができる。
【0015】本発明の縮重合反応に用いる脱酸剤(中和
剤)としては、アルカリ金属やアルカリ土類金属の水酸
化物、炭酸塩、重炭酸塩、アルコキシドなどを挙げるこ
とができるが、とりわけ水酸化ナトリウム、水酸化カリ
ウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、ナトリウムメト
キシド、ナトリウムエトキシド、カリウムt−ブトキシ
ド、炭酸セシウムなどが好ましい。
【0016】本発明の縮重合反応に用いることができる
溶媒としては、芳香族炭化水素、脂肪族アルコールなど
を挙げることができる。例えば、トルエン、キシレン、
メタノール、エタノールなどを挙げることができる。
【0017】反応は、窒素やアルゴンなどの不活性ガス
雰囲気下で行うことが好ましいが、大気中でも一応反応
は進行する。
【0018】本発明の共重合体をホール輸送材料として
使用するときは、少なくとも常温固体状を呈する分子量
をもつことが大切であり、その分子量はMnでは500
0以上、好ましくは10000以上であり、また、Mw
では10000以上、好ましくは20000以上であ
る。またMw/Mnは1.2〜3.0、好ましくは1.
5〜2.5である。
【0019】本発明の有機EL素子は、前記高分子材料
からなる有機層を備えていれば、素子構造は特に限定さ
れず、有機層一層からなる単層型でも二層以上の多層型
であってもよい。要するに前記高分子材料を備えた種々
の素子構造に適用することができる。
【0020】この高分子層を含む素子を構成する各層の
膜厚については、本発明においては特に限定されない。
高分子層は高分子を適当な溶媒に溶解した溶液からの塗
布法のほかにもインクジェット法、ラングミュア−ブロ
ジェット法によっても形成される。他の有機層に関して
は真空蒸着法などの気相成長法や溶液塗布法によって形
成することができる。
【0021】有機EL素子では大きな仕事関数を有する
陽極すなわちホール注入電極から正孔が有機層へ注入さ
れ、小さな仕事関数を有する陰極電極から電子が有機層
へ注入される。ホール輸送層と電子輸送性発光層からな
る二層型素子の場合、注入された正孔はホール輸送層を
通り発光層との界面付近において、発光層に注入されて
きた電子と再結合し発光層中で励起子を生ずる。この結
果、発光層より発光が生じる。このとき、高い発光効
率、輝度を得るには、各層の電荷の輸送特性の向上ばか
りでなく電極からの電荷の注入効率を上げることが重要
である。また、通電によるジュール熱による有機層の再
結晶化、凝集の促進、すなわち素子劣化を防ぐためにも
ガラス転移点の高い材料を選択する必要がある。
【0022】本発明においては、ホール輸送層に高いホ
ール輸送特性を有する高分子を用いることにより、電極
との密着性を高め電荷の注入特性を上げる。また、アミ
ノ結合を有し、高いガラス転移点を有する高分子を使用
するため、結晶化や凝集による素子劣化が抑制され、良
好な特性を有する有機EL素子を得ることができる。
【0023】
【実施例】以下に実施例を挙げて本発明を説明するが、
本発明はこれにより何ら限定されるものではない。
【0024】合成例1〔9,9−ジオクチルフルオレン
(DOF)の合成〕
【化9】
【0025】三口フラスコの中でテトラヒドロフラン
(THF)200ミリリットルにフルオレン(102.
2ミリモル)を溶解させた溶液を、−78℃まで冷却
し、窒素雰囲気下でn−ブチルリチウム(n−BuL
i)(306.0ミリモル)を滴下しながら加えた。混
合物を−78℃で45分間スターラーで撹拌し、テトラ
ヒドロフラン(THF)25ミリリットルに溶解したオ
クチルブロマイド(255.5ミリモル)を滴下しなが
ら加えた。滴下後、その混合物を室温に温め、さらに6
時間スターラーで撹拌した。反応後の溶液を、分液ロー
トに移し、水で3回中和し、有機層をジエチルエーテル
で抽出し、さらにブラインで8回洗浄した。その溶液を
三角フラスコに移し、硫酸マグネシウム(MgSO
により乾燥した。その後溶液をろ過しエバポレーターで
ジエチルエーテルを除去し、淡い茶色の液体を得た。精
製は、減圧蒸留(120℃、3mmHg、6時間)した
後、カラムクロマトグラフィー法(展開溶媒n−ヘキサ
ン)により、原料のスポットを除去した。さらに真空乾
燥(60℃、7時間)を行い、無色透明の粘性のある液
体28.0g(収率70.1%)を得た。同定は、
−NMR(図1参照)、IR(図2参照)により行なっ
た。
【0026】H−NMR(270MHz、CDC
、TMS):σ(ppm)7.70(d、2H A
rH)7.35(m、6H ArH)1.95(m、4
H)1.28−1.00(m、20H alkyl
H)0.86(t、6H alkylH)0.63
(m、4H alkyl H)
【0027】合成例2〔2,7−ジブロモ−9,9−ジ
オクチルフルオレン(DBDOF)の合成〕
【化10】
【0028】三口フラスコの中で9,9−ジオクチルフ
ルオレン15.9ミリモルを精製クロロホルム48ミリ
リットルに溶解させ、0℃に冷却し、そこへ塩化鉄(II
I)1.22ミリモルと臭素(Br)46.0ミリモ
ルを加え、室温にして暗所で3時間反応させた。反応終
了後、混合物を水に注ぎ、赤い溶液が白色になるまでチ
オ硫酸ナトリウムで中和した。そして、有機層をクロロ
ホルムで数回抽出した。それを硫酸マグネシウムにより
乾燥させた。その後ろ過しエバポレーターでクロロホル
ムを除去し、淡い茶色の固体を得た。その固体をヘキサ
ンに溶解し、カラムクロマトグラフィー法(展開溶媒n
−ヘキサン)を数回行ない、白色の固体7.3g(収率
83.2%)を得た。同定は、H−NMR(図3参
照)、IR(図4参照)、融点測定、元素分析にて行っ
た。
【0029】IR(KBr、cm−1):2954(−
CH)、2923(−CH−)、1450(−CH
H−NMR(270MHz、CDCl、TMS):
σ(ppm):7.58−7.38(6H、Ar−
H)、1.9(4H、CH)、1.3−0.55(3
0H、CH、CH) Calcd.for C2940Br C;63.
51%、H;7.35%、Br;29.14% Found C;63.47%、H;7.39%、B
r;−
【0030】実施例1{ポリ〔(N−フェニル)−2,
7−(9,9−ジオクチルフルオレン)アミン〕(PP
DOFA)の合成}
【化11】
【0031】窒素雰囲気下三口フラスコに酢酸パラジウ
ム〔Pd(OAc)〕トリ−tert−ブチルホスフ
ィン〔P(t−ブチル)〕を加え15分間撹拌させ
た。そこに、トルエンまたはo−キシレンに溶解させた
アニリンを滴下した。さらに15分後合成例2で得た
2,7−ジブロモ−9,9−ジオクチルフルオレン(D
BDOF)をトルエンまたはo−キシレンに溶解させた
ものと、ナトリウム第三級ブチラート(t−BuON
a)を溶解したトルエン溶液またはo−キシレン溶液と
を混合した。その後120℃にし、24時間窒素雰囲気
下で反応させた。反応終了後、蒸留水を入れ反応を止め
た。テトラヒドロフラン(THF)を抽出溶媒とし、ろ
過によりt−BuONaを取り除き精製メタノールで3
回再沈精製を行った。その後、活性白土により2回精製
した。真空乾燥(80℃、6時間)後、濃緑褐色の固体
を得た。
【0032】
【表1】 No.1:窒素雰囲気下100℃で24時間重合 No.2:窒素雰囲気下120℃で24時間重合
【0033】構造確認は、H−NMR(図5参照)、
IR(図6参照)により行った。 H−NMR(270MHz、CDCl、TMS):
σ(ppm)6.9〜7.6(m、Ar、11H)、
1.6〜1.9(m、CH、4H)、0.9〜1.4
(m、CH、20H)、0.6〜0.9(m、C
、CH、10H)、 IR(KBr、cm−1):1303(Ar−N−
)、2923(−CH −) Mn:14000、 Mw:33000 Mw/Mn=2.4 また、PPDOFAの各溶剤に対する溶解性は下記表
4、熱特性は表5に示す。
【0034】実施例2{ポリ〔(N−4−メトキシフェ
ニル)−2,7−(9,9−ジオクチルフルオレン)ア
ミン〕(PMPDOFA)の合成}
【化12】
【0035】50ミリリットルの三口フラスコに酢酸パ
ラジウム〔Pd(OAc)〕とトリ−tert−ブチ
ルホスフィン〔P(t−Bu)〕を加え窒素気流下で
15分間撹拌させた。そこに、o−キシレンに溶解させ
たp−アニシジンを滴下した。さらに15分後2,7−
ジブロモ−9,9−ジオクチルフルオレン(DBDO
F)をo−キシレンに溶解させたものと、ナトリウム第
三級ブチラート(t−BuONa)を加え、o−キシレ
ンを加えた。その後120℃にし、16時間窒素雰囲気
下で反応させた。反応終了後室温まで冷却し、蒸留水を
入れ反応を止めた。クロロホルムを抽出溶媒とし、ろ過
によりナトリウム第三級ブチラート(t−BuONa)
を取り除き、精製メタノールで3回、アセトンで一回再
沈精製を行った。真空乾燥(80℃、8時間)後、黄黒
色の粉末を得た。各成分の配合量と収率は下記表に示
す。
【0036】
【表2】
【0037】構造確認は、H−NMR(図7参照)、
IR(図8参照)により行った。 H−NMR(270MHz、CDCl、TMS):
σ(ppm):3.8(OCH) IR(KBr、cm−1):1268、1311(Ph
−N)、2850(OCH)、2923(−CH
−) Mn:7000、 Mw:17000 Mw/Mn=2.4 分解温度(Td)=497℃ また、PMPDOFAの各溶剤に対する溶解性は下記表
4、熱特性は表5に示す。
【0038】実施例3{ポリ〔(N−4−イソプロピ
ル)−2,7−(9,9−ジオクチルフルオレン)アニ
リン〕(PIPPDOFA)の合成}
【化13】
【0039】50ミリリットルの三口フラスコに酢酸パ
ラジウム〔Pd(OAc)〕とトリ−tert−ブチ
ルホスフィン〔P(t−Bu)〕を加え窒素気流下で
15分間撹拌させた。そこに、o−キシレンに溶解させ
たp−イソプロピルアニリンを滴下した。さらに15分
後2,7−ジブロモ−9,9−ジオクチルフルオレン
(DBDOF)をo−キシレンに溶解させたものを滴下
し、ナトリウム第三級ブチラート(t−BuONa)を
加え、o−キシレンを加えた。その後130℃にし、1
6時間窒素雰囲気下で反応させた。反応終了後室温まで
冷却し、蒸留水を入れ反応を止めた。クロロホルムを抽
出溶媒とし、エバポレーターで溶媒を除去した。各成分
の配合量を下記表に示す。
【0040】
【表3】
【0041】構造確認は、H−NMR(図9参照)、
IR(図10参照)により行った。 H−NMR(270MHz、CDCl、TMS):
σ(ppm)6.9〜7.6(m、Ar、10H)、
2.9(qJ=7Hz、CH、1H)、1.6〜1.9
(m、CH、4H)、0.9〜1.6(m、CH
24H)、0.5〜0.9(m、CH、12H)、 IR(KBr、cm−1):1288(Ar−N−
)、1311(Ar−N−R)、2927(−C
−) Mn:6400、 Mw:11600 Mw/Mn=1.8 また、PIPPDOFAの各溶剤に対する溶解性は下記
表4、熱特性は表5に示す。
【0042】
【表4】 ++ : 溶解+ : 一部溶解− : 不溶
【0043】
【表5】
【0044】前記PPDOFA、PMPDOFA、PI
PPDOFAの各蛍光スペクトルは、図11、図12お
よび図13に、各UV吸収スペクトルは、図14、図1
5および図16に、各エネルギーダイアグラムは、図1
7、図18および図19に、各ELスペクトルは、図2
0、図21および図22に、それぞれを示す。
【0045】実施例4 実施例1で得られたポリ〔(N−フェニル)−2,7−
(9,9−ジオクチルフルオレンアミン〕(PPDOF
A)の1,2−ジクロロエタン溶液(濃度5g/リット
ル)をスピンコート法によりITO基板上に300Åの
厚みに成膜した。その上に8−キノリノール(Alq
3)を700Å厚に真空蒸着し、陰極としてMg:Ag
を2000Å厚に共蒸着し、ITO(2500Å)/P
PDOFA(300Å)/Alq3(700Å)/M
g:Ag(2000Å)の有機EL素子(図23参照)
を作製した。この素子からは緑色の発光が観測され、図
20に示すELスペクトルにおいて発光ピークが536
nmにあることから、Alq3からの発光であることが
わかる。
【0046】実施例5 実施例4におけるPPDOFAを、PMPDOFAに代
えた以外は実施例4と同様にして、ITO(2500
Å)/PMPDOFA(300Å)/Alq3(700
Å)/Mg:Ag(2000Å)の有機EL素子を作製
した。この素子からは緑色の発光が観測され、図21に
示すELスペクトルにおいて発光ピークが539nmで
あることからAlq3からの発光であることがわかる。
【0047】実施例6 実施例4におけるPPDOFAを、PIPPDOFAに
代えた以外は実施例4と同様にして、ITO(2500
Å)/PIPPDOFA(300Å)/Alq3(70
0Å)/Mg:Ag(2000Å)の有機EL素子を作
製した。この素子からは緑色の発光が観測され、図22
に示すELスペクトルにおいて発光ピークが532nm
であることからAlq3からの発光であることがわか
る。
【0048】実施例4〜6の輝度−電圧特性を図24
に、電流密度−電圧特性を図25に、輝度−電流密度特
性を図26に、エネルギーレベルダイアグラムを図17
〜19に、それぞれ示す。
【0049】実施例7 実施例5のEL素子におけるPMPDOFAの膜厚を2
00Å、300Å、400Åと変えることによるEL素
子特性を調べた。その結果、輝度−電圧の関係を図27
に、電流密度−電圧の関係を図28に、輝度−電流密度
の関係を図29に示す。
【0050】実施例8 実施例6のEL素子におけるPIPPDOFAの膜厚を
200Å、300Å、400Åと変えることによるEL
素子特性を調べた。その結果、輝度−電圧の関係を図3
0に、電流密度−電圧の関係を図31に、輝度−電流密
度の関係を図32に示す。
【0051】実施例9 実施例4のEL素子におけるPPDOFAの膜厚を20
0Å、300Å、400Åと変えることによるEL素子
特性を調べた。その結果、輝度−電圧の関係を図33
に、電流密度−電圧の関係を図34に、輝度−電流密度
の関係を図35に示す。
【0052】以上の結果から、PPDOFAの場合はど
ちらかといえば300Åの膜厚が良い結果を与えている
が、それ以外の場合は、PIPPDOFAの輝度−電流
密度の関係を除けば、膜厚200Å近辺が良い結果を与
えていることがわかる。
【0053】
【発明の効果】(1)本発明により、溶解性および成膜
性がよく、ホール輸送材料としても有用な新規フルオレ
ン含有アリールアミン共重合体とその製造方法が提供で
きた。 (2)本発明のホール輸送材料の使用による新規有機E
L素子が提供できた。
【図面の簡単な説明】
【図1】合成例1で得られた9,9−ジオクチルフルオ
レン(DOF)のH−NMRを示す。
【図2】合成例1で得られた9,9−ジオクチルフルオ
レン(DOF)のIRを示す。
【図3】合成例2で得られた2,7−ジブロモ−9,9
−ジオクチルフルオレン(DBDOF)のH−NMR
を示す。
【図4】合成例2で得られた2,7−ジブロモ−9,9
−ジオクチルフルオレン(DBDOF)のIRを示す。
【図5】実施例1で得られたポリ〔(N−フェニル)−
2,7−(9,9−ジオクチルフルオレン)アミン〕
(PPDOFA)のH−NMRを示す。
【図6】実施例1で得られたポリ〔(N−フェニル)−
2,7−(9,9−ジオクチルフルオレン)アミン〕
(PPDOFA)のIRを示す。
【図7】実施例2で得られたポリ〔(N−4−メトキシ
フェニル)−2,7−(9,9−ジオクチルフルオレ
ン)アミン〕(PMPDOFA)のH−NMRを示
す。
【図8】実施例2で得られたポリ〔(N−4−メトキシ
フェニル)−2,7−(9,9−ジオクチルフルオレ
ン)アミン〕(PMPDOFA)のIRを示す。
【図9】実施例3で得られたポリ〔(N−4−イソプロ
ピル)−2,7−(9,9−ジオクチルフルオレン)ア
ニリン〕(PIPPDOFA)のH−NMRを示す。
【図10】実施例3で得られたポリ〔(N−4−イソプ
ロピル)−2,7−(9,9−ジオクチルフルオレン)
アニリン〕(PIPPDOFA)のIRを示す。
【図11】実施例1で得られたポリ〔(N−フェニル)
−2,7−(9,9−ジオクチルフルオレン)アミン〕
(PPDOFA)の蛍光スペクトルを示す。
【図12】実施例2で得られたポリ〔(N−4−メトキ
シフェニル)−2,7−(9,9−ジオクチルフルオレ
ン)アミン〕(PMPDOFA)の蛍光スペクトルを示
す。
【図13】実施例3で得られたポリ〔(N−4−イソプ
ロピル)−2,7−(9,9−ジオクチルフルオレン)
アニリン〕(PIPPDOFA)の蛍光スペクトルを示
す。
【図14】実施例1で得られたポリ〔(N−フェニル)
−2,7−(9,9−ジオクチルフルオレン)アミン〕
(PPDOFA)のUV吸収スペクトルを示す。
【図15】実施例2で得られたポリ〔(N−4−メトキ
シフェニル)−2,7−(9,9−ジオクチルフルオレ
ン)アミン〕(PMPDOFA)のUV吸収スペクトル
を示す。
【図16】実施例3で得られたポリ〔(N−4−イソプ
ロピル)−2,7−(9,9−ジオクチルフルオレン)
アニリン〕(PIPPDOFA)のUV吸収スペクトル
を示す。
【図17】実施例4で用いたポリ〔(N−フェニル)−
2,7−(9,9−ジオクチルフルオレン)アミン〕
(PPDOFA)のエネルギーダイアグラムを示す。
【図18】実施例5で用いたポリ〔(N−4−メトキシ
フェニル)−2,7−(9,9−ジオクチルフルオレ
ン)アミン〕(PMPDOFA)のエネルギーダイアグ
ラムを示す。
【図19】実施例6で用いたポリ〔(N−4−イソプロ
ピル)−2,7−(9,9−ジオクチルフルオレン)ア
ニリン〕(PIPPDOFA)のエネルギーダイアグラ
ムを示す。
【図20】実施例1で得られたポリ〔(N−フェニル)
−2,7−(9,9−ジオクチルフルオレン)アミン〕
(PPDOFA)のELスペクトルを示す。
【図21】実施例2で得られたポリ〔(N−4−メトキ
シフェニル)−2,7−(9,9−ジオクチルフルオレ
ン)アミン〕(PMPDOFA)のELスペクトルを示
す。
【図22】実施例3で得られたポリ〔(N−4−イソプ
ロピル)−2,7−(9,9−ジオクチルフルオレン)
アニリン〕(PIPPDOFA)のELスペクトルを示
す。
【図23】実施例4で得られた有機EL素子の積層構造
を示す。
【図24】実施例4〜6で得られた有機EL素子の輝度
−電圧特性を示す。
【図25】実施例4〜6で得られた有機EL素子の電流
密度−電圧特性を示す。
【図26】実施例4〜6で得られた有機EL素子の輝度
−電流密度特性を示す。
【図27】実施例7におけるPMPDOFA膜厚200
Å、300Å、400Åの3つのそれぞれのケースにお
ける輝度−電圧特性を示す。
【図28】実施例7におけるPMPDOFA膜厚200
Å、300Å、400Åの3つのそれぞれのケースにお
ける電流密度−電圧特性を示す。
【図29】実施例7におけるPMPDOFA膜厚200
Å、300Å、400Åの3つのそれぞれのケースにお
ける輝度−電流密度特性を示す。
【図30】実施例8におけるPIPPDOFA膜厚20
0Å、300Å、400Åの3つのそれぞれのケースに
おける輝度−電圧特性を示す。
【図31】実施例8におけるPIPPDOFA膜厚20
0Å、300Å、400Åの3つのそれぞれのケースに
おける電流密度−電圧特性を示す。
【図32】実施例8におけるPIPPDOFA膜厚20
0Å、300Å、400Åの3つのそれぞれのケースに
おける輝度−電流密度特性を示す。
【図33】実施例9におけるPPDOFA膜厚200
Å、300Å、400Åの3つのそれぞれのケースにお
ける輝度−電圧特性を示す。
【図34】実施例9におけるPPDOFA膜厚200
Å、300Å、400Åの3つのそれぞれのケースにお
ける電流密度−電圧特性を示す。
【図35】実施例9におけるPPDOFA膜厚200
Å、300Å、400Åの3つのそれぞれのケースにお
ける輝度−電流密度特性を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 福岡 直彦 兵庫県神戸市中央区東川崎町1丁目3番3 号 ケミプロ化成株式会社内 (72)発明者 武田 孝 兵庫県神戸市中央区東川崎町1丁目3番3 号 ケミプロ化成株式会社内 Fターム(参考) 3K007 AB18 CA01 CB01 CB03 DB03 FA01 4J043 PA04 PC146 QB51 RA02 SA05 SB01 UA121 UA242 VA082 XA03 XA07 XA13 XA14 XA15 XA18 ZA51 ZB21

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記一般式(1) 【化1】 (式中、RおよびRは、アルキル基、シクロアルキ
    ル基、アルキルアミノ基、アルコキシ基、アリール基、
    アラルキル基、ヘテロアリール基、ニトリル基、カルボ
    ン酸エステル基、スルホン酸エステル基、スルフィン酸
    エステル基、ホスホン酸エステル基およびホスフィン酸
    エステル基よりなる群からそれぞれ独立して選ばれた基
    であり、またRとRは一体になって縮合環を形成し
    てもよく、R、R、R、R、R、R、R
    10、R11 、R12、R13およびR14は、水素、
    アルキル基、アルキルアミノ基、アルコキシ基、アリー
    ル基、アラルキル基、ヘテロアリール基、ニトリル基、
    カルボン酸エステル基、スルホン酸エステル基、スルフ
    ィン酸エステル基、ホスホン酸エステル基およびホスフ
    ィン酸エステル基よりなる群から選ばれた基であり、ま
    たRとR、RとR、R10とR11、R11
    12、R12とR13およびR13とR14は一体に
    なって縮合環を形成してもよい。)で示される繰り返し
    単位をもつことを特徴とするフルオレン含有アリールア
    ミン共重合体。
  2. 【請求項2】 下記一般式(2) 【化2】 (式中、RおよびRは、アルキル基、シクロアルキ
    ル基、アルキルアミノ基、アルコキシ基、アリール基、
    アラルキル基、ヘテロアリール基、ニトリル基、カルボ
    ン酸エステル基、スルホン酸エステル基、スルフィン酸
    エステル基、ホスホン酸エステル基およびホスフィン酸
    エステル基よりなる群からそれぞれ独立して選ばれた基
    であり、またRとRは一体になって縮合環を形成し
    てもよく、R、R、R、R、RおよびR
    は、水素、アルキル基、アルキルアミノ基、アルコキ
    シ基、アリール基、アラルキル基、ヘテロアリール基、
    ニトリル基、カルボン酸エステル基、スルホン酸エステ
    ル基、スルフィン酸エステル基、ホスホン酸エステル基
    およびホスフィン酸エステル基よりなる群から選ばれた
    基であり、またRとR、RとR はそれぞれ一体
    になって縮合環を形成してもよく、Xはハロゲンを示
    す。)で示されるフルオレンジハロゲン化物と下記一般
    式(3) 【化3】 (式中、R10、R11、R12、R13およびR14
    は、水素、アルキル基、アルキルアミノ基、アルコキシ
    基、アリール基、アラルキル基、ヘテロアリール基、ニ
    トリル基、カルボン酸エステル基、スルホン酸エステル
    基、スルフィン酸エステル基、ホスホン酸エステル基お
    よびホスフィン酸エステル基よりなる群から選ばれた基
    であり、またR10とR11、R11とR12 、R12
    とR13、R13とR14は一体になって縮合環を形成
    してもよい。)で示されるアニリン誘導体とを反応させ
    ることを特徴とする下記一般式(1) 【化4】 (式中、RおよびRは、アルキル基、シクロアルキ
    ル基、アルキルアミノ基、アルコキシ基、アリール基、
    アラルキル基、ヘテロアリール基、ニトリル基、カルボ
    ン酸エステル基、スルホン酸エステル基、スルフィン酸
    エステル基、ホスホン酸エステル基およびホスフィン酸
    エステル基よりなる群からそれぞれ独立して選ばれた基
    であり、またRとRは一体になって縮合環を形成し
    てもよく、R、R、R、R、R、R、R
    10、R11 、R12、R13およびR14は、水素、
    アルキル基、アルキルアミノ基、アルコキシ基、アリー
    ル基、アラルキル基、ヘテロアリール基、ニトリル基、
    カルボン酸エステル基、スルホン酸エステル基、スルフ
    ィン酸エステル基、ホスホン酸エステル基およびホスフ
    ィン酸エステル基よりなる群から選ばれた基であり、ま
    たRとR、RとR、R10とR11、R11
    12、R12とR13およびR13とR14は一体に
    なって縮合環を形成してもよい。)で示される繰り返し
    単位をもつフルオレン含有アリールアミン共重合体の製
    造方法。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のフルオレン含有アリール
    アミン共重合体よりなることを特徴とするホール輸送材
    料。
  4. 【請求項4】 請求項1記載のフルオレン含有アリール
    アミン共重合体を用いたことを特徴とする有機エレクト
    ロルミネッセント(EL)素子。
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