JP3698481B2 - オキサジアゾール基含有高分子およびそれを用いた有機el素子 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、新規なオキサジアゾール基含有高分子およびそれを用いた有機EL素子に関する。
【0002】
【従来技術】
有機EL素子の発光は、陽極、陰極のそれぞれから注入されたホールと電子が有機層内を移動し、再結合した際に得られる励起エネルギーを発光エネルギーに変換することによって得られる。しかし、低分子有機材料を用いたEL素子においては、電流注入に伴い発生する熱や時間経過等による有機層の結晶化、凝集が素子劣化を引き起こすため、素子の耐久性つまり素子寿命に多大なる影響を与えている。
【0003】
この影響を抑えるため、低分子有機層から結晶性の低い高分子有機層への転換が提案されており、今までに、キャリア輸送特性基を高分子中に取り込んだ有機EL素子が報告されている。しかしこの多くは正孔輸送性ポリマーであり、電子輸送性ポリマーは、特開平5−202011号公報において、低分子有機化合物であるベンゼン核に放射状に3個のオキサジアゾール誘導体が結合した形の化合物が提案されているにすぎず、このものもやはり低分子有機化合物にみられる前記固有の問題点を有している。
【0004】
本出願人は、先に特願平7−317300号において、芳香族ジアミン含有ポリエーテルを用いた有機EL素子を提案し、そのポリエーテルの主鎖中にオキサジアゾールを含有していてもよい旨提案しているが、本発明のものは側鎖にオキサジアゾールを含有する構造である点において異っており、また特願平7−317300号の発明は、アミン部位が正孔を受け入れる正孔輸送性部位であるのに対して、本発明はカルバゾール部位が正孔を受け入れる正孔輸送部位である点においても異っている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
そこで、本発明の目的は、オキサジアゾール基を側鎖に含有する新規なオキサジアゾール基含有高分子とそれを用いた有機EL素子を提供する点にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、下記一般式
【化7】
(式中、R1は、水素、アルキル基、アルコキシ基、シアノ基、ジアルキルアミノ基、トリアルキルアミノ基、置換基を有することもあるフェニル基およびハロゲンよりなる群から独立して選ばれた基であり、環Aは、置換基を有することもある、フェニル基、ジフェニル基、ナフチル基およびアントラニル基よりなる群から選ばれた基である)
で示される繰り返し単位を含有する数平均分子量1,000〜1,000,000のオキサジアゾール基含有高分子およびこれを用いた有機EL素子に関する。
【0007】
すなわち、本発明の第1は、(A)下記一般式〔1〕
【化8】
(式中、R1は、水素、アルキル基、アルコキシ基、シアノ基、ジアルキルアミノ基、トリアルキルアミノ基、置換基を有することもあるフェニル基およびハロゲンよりなる群から独立して選ばれた基であり、環Aは、置換基を有することもある、フェニル基、ジフェニル基、ナフチル基およびアントラニル基よりなる群から選ばれた基である)
で示されるビニルオキサジアゾール系モノマーと、
(B)(1)下記一般式〔2〕
【化9】
(式中、R4およびR5は、水素、アルキル基、アルコキシ基、シアノ基、ジアルキルアミノ基、トリアルキルアミノ基、置換基を有することもあるフェニル基およびハロゲンよりなる群から独立して選ばれた基である)
で示される化合物、
(2)下記一般式〔3〕
【化10】
で示される化合物、
(3)下記一般式〔4〕
【化11】
で示される化合物、
(4)下記一般式〔5〕
【化12】
で示される化合物、
および
(5)下記一般式〔6〕
【化13】
で示される化合物
(一般式〔3〕〜〔6〕におけるフェニル基には、置換基としてアルキル基、アルコキシ基、シアノ基、ジアルキルアミノ基が存在していることを妨げるものではなく、また核に結合しているビニル基の核寄りの炭素原子に結合している水素のかわりにメチル基が結合していてもよい。)
よりなる群から選ばれたビニル芳香族化合物とを共重合することにより得られた数平均分子量1,000〜1,000,000のオキサジアゾール基含有高分子に関する。
本発明の第2は、請求項1記載のオキサジアゾール基含有高分子を電子輸送性材料として使用したことを特徴とする有機EL素子に関する。
【0008】
前記ビニルオキサジアゾール類におけるビニル基の位置は、いずれもその結合位置を限定するものではないがオキサジアゾール基に対してp位の位置がもっとも好ましく、ついでm位のものが好ましい。
【0009】
前記アルキル基およびジアルキルアミノ基におけるアルキル基としては、メチル、エチル、プロピル、ブチル基など直鎖または分岐の任意の炭素数のアルキル基であることができ、アルコキシ基としては、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、ブトキシ基など任意の炭素数のアルコキシ基であることができ、前記フェニル基は前記アルキル基やアルコキシ基などの置換基をもつことができる。これらの基はいずれも縮合反応の妨げにならないようなものであれば格別の制限はない。
【0010】
前記ビニル芳香族アミンとしては、共重合性のビニル基を含有する芳香族アミンであれば格別の制限はなく、共重合体中において芳香族アミンの窒素の部位が正孔輸送性を発揮する。
【0011】
前記一般式〔3〕および〔4〕についての詳細は、佐藤寿弥、杉原光律、林崇子、荻野賢司、伊藤祐一、高分子論文集、第52巻、p.211−215(1995)に記載されている。
【0012】
前記一般式〔5〕については、金井浩之、斎田敦朗、佐藤佳晴、第54回応用物理学会学術講演会講演予稿集、No.3、p1121(1993)に記載されている。
【0013】
前記一般式〔6〕については、城戸淳二、原田学、長井勝利、高分子論文集、第52巻、p.216(1995)に記載されている。
【0014】
本発明の共重合体は、オキサゾール部位が電子を受け入れて輸送する役割を果し、カルバゾール部位がホールを受け入れて輸送する役割を果すとともに、それ自体が発光するので、バイポーラー特性を有するとともにそれ自体が発光する性質をも有する。そのため本発明の共重合体を有機EL素子として使用するときは、単層型の素子(図4参照)とすることが可能となる。勿論、本発明の共重合体は電子輸送性であるので、積層型素子における電子輸送層としても充分使用できる。例えば、ITO被覆ガラス基板上に正孔輸送層兼発光層のポリパラフェニレンビニレン層を設け、その上に電子輸送層として本発明の共重合体層を設け、その上に陰極を形成することにより積層型有機EL素子とすることもできる。
【0015】
【実施例】
以下に、実施例、参考例を挙げて本発明を具体的に説明するが、本発明はこれにより何ら限定されるものではない。
【0016】
参考例1[ポリ〔2−(1−ナフチル)−5−(4−ビニルフェニル)−1,3,4−オキサジアゾール〕(PVOXD)の合成]
THFにVOXD、AIBNを加え凍結脱気後、60℃で24時間重合した。生成ポリマーはメタノールにより再沈精製を行った。
収率:41.6%、Mw=1.1×104、
計算値C20H14N2O;C80.51%、H4.73%、N9.39%、
実測値;C80.38%、H4.66%、N9.42%、
数平均分子量
【0017】
参考例2
その一:4−エチル安息香酸メチル(4−EBMe)の合成
メタノールにp−エチル安息香酸、硫酸を加え90℃で5時間還流した。反応終了後、メタノールを除去すると溶液は2層に分離したため、ジエチルエーテルと蒸留水にて抽出した。その後、無水硫酸マグネシウムにより一晩脱水し、ジエチルエーテルを除去し、減圧蒸留により目的物を得た。
収率:76.4%、IR(NaCl)ν(cm−1)1720(C=O)
【0018】
その二:4−エチルベンゾヒドラジド(4−EBHz)の合成
エタノールにヒドラジン−水和物を加え、窒素雰囲気下100℃で還流し、4−EBMeを滴下した。滴下終了後、16時間還流した。反応終了後エタノールを除去し目的物を回収した。
収率:94.8%、計算値C9H12N2O;C65.80%、H7.37%、
N17.06%、実測値;C65.60%、H7.23%、N16.86%
【0019】
その三:1−(4−エチルベンゾイル)−2−(1−ナフトイル)−ヒドラジン(EBNHn)の合成
塩化チオニルに1−ナフトエ酸を加え85℃で4時間還流した。反応終了後、塩化チオニルを留去し、減圧蒸留により1−ナフタレンカルボン酸クロリドを得た。
ピリジンに4−EBHzを加え、窒素雰囲気下室温で撹拌しながら1−ナフタレンカルボン酸クロリドを滴下し、滴下終了後、24時間撹拌した。反応終了後ピリジンを留去し、EBNHnを水中に沈殿させ一晩撹拌してから、目的物を吸引ろ過し真空乾燥した。
収率:91.5%、計算値C20H18N2O2;C75.45%、H5.70%、
N8.80%、実測値;C75.54%、H5.76%、N8.83%
【0020】
その四:2−(4−エチルフェニル)−5−(1−ナフチル)−1,3,4−
オキサジアゾール(EtOXD)の合成
EBNHnに窒素雰囲気下で塩化ホスホリルを滴下し、110℃で12時間還流した。反応終了後、塩化ホスホリルを留去し、EtOXDを水中に沈殿させ、目的物を吸引ろ過し真空乾燥した。再結晶精製はn−ヘキサンにより2回行った。
収率:96.4%、計算値C20H16N2O2;C79.97%、H5.37%、
N9.33%、実測値;C80.10%、H5.45%、N9.12%
【0021】
その五:2−〔4−(1−ブロモエチル)−フェニル〕−5−(1−ナフチル)
−1,3,4−オキサジアゾール(BrEtOXD)の合成
四塩化炭素にN−ブロモサクシンイミド(NBS)、アゾイソブチロニトリル(AIBN)、EtOXDを加え、窒素雰囲気下100℃で8時間還流した。反応終了後、自然濾過によりスクシンイミドを除去し、四塩化炭素を除去して粗結晶を回収した。再結晶精製は四塩化炭素により2回行った。
収率:98.3%、計算値C20H15N2OBr;C63.34%、
H3.99%、N7.39%、実測値;C63.68%、H4.08%、
N7.45%
【0022】
その六:2−(1−ナフチル)−5−(4−ビニルフェニル)−1,3,4−
オキサジアゾール(VOXD)の合成
アイスバス中でt−BuOKテトラヒドロフラン(THF)溶液を撹拌しながらBrEtOXDのTHF溶液を滴下し、さらに室温で24時間撹拌後、析出物を濾過してTHFを除去し、蒸留水とクロロホルムで洗浄、抽出して無水硫酸マグネシウムによって一晩脱水した。その後、クロロホルムを除去しジクロロメタンを展開溶媒としてカラムクロマトグラフィーにより精製し、さらにメタノールによる再結晶精製を行った。
収率:16.2%、計算値C20H14N2O;C80.51%、
H4.73%、N9.39%、実測値;C80.83%、H4.75%、
N9.42%
【0023】
実施例1
ポリ〔2−(1−ナフチル)−5−(4−ビニルフェニル)−1,3,4−
オキサジアゾール〕/(9−ビニルカルバゾール)〔P(VOXD−co−VK)〕
の合成
THFにVOXDと9−ビニルカルバゾール(VK)との等モル同士およびAIBN開始剤を加え、凍結脱気後、60℃で24時間共重合を行った。得られたコポリマーの組成比は元素分析によりVNOXD:VK=41:59と決定した。
収率:55.8%、Mw=1.3×104、実測値;C83.13%、
H5.38%、N8.32%
【0024】
前記ポリマーPVOXD(参考例1)とコポリマーP(VOXD−co−VK)(実施例1)の合成過程を化学式で示すとつぎのとおりである。
【0025】
【化14】
【0026】
【化15】
【0027】
参考例1のポリマーおよび実施例1のコポリマーの各溶剤に対する溶解性を表1に示す。
【表1】
【0028】
参考例1のポリマーと実施例1のコポリマーの熱分析をDSCおよびTG/DTAを用いて行い、その結果を表2に示す。両ポリマーとも分解温度、ガラス転移点ともに高いことから、ポリマー膜の結晶化による素子劣化を抑える条件を充している。
【表2】
【0029】
低分子モデル化合物EtOXD、高分子モデルPVOXD(参考例1)およびP(VOXD−co−VK)(実施例1)の1.0×10−5mol/Lクロロホルム溶液の蛍光スペクトルをそれぞれ図1、2、3に示す。
低分子EtOXDでは図1にみられるように357nmに発光ピークを有するが、PVOXDでは図2にみられるように発光ピークは442nmに見られる。これはオキサジアゾールが隣接基間でエキシマーを形成しスペクトルがシフトしたものと考えられる。またP(VOXD−co−VK)においても図3にみられるように同様のオキサジアゾールのエキシマーから発光が観察された。
【0030】
参考例3
図4に示すように、参考例1で合成したポリマーあるいはこのポリマーと発光色素1,1,4,4−テトラフェニル−1,3−ブタジエン(TPB)
【化16】
を、1,2−ジクロロエタンに溶し、溶液濃度20g/リットルの溶液としたものをITO被覆ガラス基板上にスピンコーティング法で成膜した。その上に金属電極Mg・Agを8×10−6Torr下で10:1の割合で2000Å共蒸着し、さらにその上にAgの保護膜を1000Å蒸着した。
【0031】
実施例2
参考例3と同様にして、実施例1で得られたコポリマーあるいはこのコポリマーと前記発光色素を、1,2−ジクロロエタンに溶し、溶液濃度20g/リットルの溶液としたものをITO被覆ガラス基板上にスピンコーティング法で成膜した。その上に金属電極Mg・Agを8×10−6Torr下で10:1の割合で2000Å共蒸着し、さらにその上にAgの保護膜を1000Å蒸着した。
【0032】
図5に各素子の輝度−電圧特性を示す。参考例1(PVOXD)を使用した素子の方が、実施例1〔P(VOXD−co−VK〕を使用した素子より輝度がわずかに高く、前者が21Vにおいて29cd/m2であるのに対して、後者は36cd/m2であった。次に、各素子のELスペクトル、ポリマー膜の蛍光スペクトルを図6(参考例3)、7(実施例2)に示す。それぞれの蛍光スペクトル、ELスペクトルが類似していることから、素子からの発光は使用したポリマーからの発光であると推察できる。
【0033】
各ポリマーに、青色発光色素TPBを分散した素子の輝度−電圧特性、輝度−電流密度特性を図8、9に示す。最高輝度は参考例3のPVOXD:TPBでは24Vにおいて120cd/m2、実施例2のP(VOXD−co−VK):TPBでは196cd/m2であり、TPBを分散していない素子と比べて輝度は向上した。また、図9に見られるように実施例2のP(VOXD−co−VK):TPBの方が素子効率が優れていることがわかる。
【0034】
次に、各素子のELスペクトル、ポリマー膜の蛍光スペクトルを図10、11に示す。図6、7と比較して各スペクトルが若干長波長シフトしていることから、TPBが発光中心として機能していることがわかる。
【0035】
【効果】
(1)本発明により新規な共重合体が提供できた。
(2)本発明の新規共重合体はバイポーラー型であるので、単層型EL素子を形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 2−(4−エチルフェニル)−5−(1−ナフチル)−1,3,4−オキサジアゾール(EtOXD)の1.0×10−5モル/リットル クロロホルム溶液の蛍光スペクトル(λex=315nm)を示す。
【図2】 参考例1のポリ−〔2−(1−ナフチル)−5−(4−ビニルフェニル)−1,3,4−オキサジアゾール〕(PVOXD)の1.0×10−5モル/リットル クロロホルム溶液の蛍光スペクトル(λex=315nm)を示す。
【図3】 実施例1のポリ[〔2−(1−ナフチル)−5−(4−ビニルフェニル)−1,3,4−オキサジアゾール〕/(9−ビニルカルバゾール)]〔P(VOXD−co−VK)〕の1.0×10−5モル/リットル クロロホルム溶液の蛍光スペクトル(λex=315nm)を示す。
【図4】 バイポーラー型の本発明共重合体による単層型有機ELの構成例を示す。
【図5】 丸印は参考例3の有機EL素子の輝度−電圧特性を示し、四角印は実施例2の有機EL素子の輝度−電圧特性を示す。
【図6】 図中のELは参考例3の有機EL素子のELスペクトルを示し、PLは参考例3のポリマー膜の蛍光スペクトルを示す。
【図7】 図中のELは実施例2の有機EL素子のELスペクトルを示し、PLは実施例2の共重合体膜の蛍光スペクトルを示す。
【図8】 丸印は参考例3のポリマーとTPBとの組成物を用いたEL素子の輝度−電圧特性を示し、四角印は実施例2のコポリマーとTPBとの組成物を用いたEL素子の輝度−電圧特性を示す。
【図9】 丸印は、参考例3のポリマーとTPBとの組成物を用いたEL素子の輝度−電流密度特性を示し、四角印は実施例2のコポリマーとTPBとの組成物を用いたEL素子の輝度−電流密度特性を示す。
【図10】 図中のELは、参考例3のポリマーとTPBの組成物を用いたEL素子のELスペクトル(λex=330nm)を示し、PLは、参考例3のポリマーとTPBの組成物を用いたポリマー膜の蛍光スペクトル(λex=330nm)を示す。
【図11】 図中のELは、実施例2のコポリマーとTPBの組成物を用いたEL素子のELスペクトル(λex=330nm)を示し、PLは、実施例2のコポリマーとTPBの組成物を用いたコポリマー膜の蛍光スペクトル(λex=330nm)を示す。
Claims (2)
- (A)下記一般式〔1〕
で示されるビニルオキサジアゾール系モノマーと、
(B)(1)下記一般式〔2〕
で示される化合物、
(2)下記一般式〔3〕
(3)下記一般式〔4〕
(4)下記一般式〔5〕
および
(5)下記一般式〔6〕
(一般式〔3〕〜〔6〕におけるフェニル基には、置換基としてアルキル基、アルコキシ基、シアノ基、ジアルキルアミノ基が存在していることを妨げるものではなく、また核に結合しているビニル基の核寄りの炭素原子に結合している水素のかわりにメチル基が結合していてもよい。)
よりなる群から選ばれたビニル芳香族化合物とを共重合することにより得られた数平均分子量1,000〜1,000,000のオキサジアゾール基含有高分子。 - 請求項1記載のオキサジアゾール基含有高分子を電子輸送性材料として使用したことを特徴とする有機EL素子。
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