JP2002080230A - 合成石英粉とその製造方法および合成石英ルツボ - Google Patents

合成石英粉とその製造方法および合成石英ルツボ

Info

Publication number
JP2002080230A
JP2002080230A JP2001126413A JP2001126413A JP2002080230A JP 2002080230 A JP2002080230 A JP 2002080230A JP 2001126413 A JP2001126413 A JP 2001126413A JP 2001126413 A JP2001126413 A JP 2001126413A JP 2002080230 A JP2002080230 A JP 2002080230A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
powder
temperature
vacuum
synthetic quartz
less
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2001126413A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4898014B2 (ja
Inventor
Masanori Fukui
正徳 福井
Takahiro Sato
貴宏 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Materials Quartz Corp
Original Assignee
Mitsubishi Materials Quartz Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Materials Quartz Corp filed Critical Mitsubishi Materials Quartz Corp
Priority to JP2001126413A priority Critical patent/JP4898014B2/ja
Publication of JP2002080230A publication Critical patent/JP2002080230A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4898014B2 publication Critical patent/JP4898014B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P40/00Technologies relating to the processing of minerals
    • Y02P40/50Glass production, e.g. reusing waste heat during processing or shaping
    • Y02P40/57Improving the yield, e-g- reduction of reject rates

Landscapes

  • Silicon Compounds (AREA)
  • Crystals, And After-Treatments Of Crystals (AREA)
  • Glass Melting And Manufacturing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 残留炭素量の少ない非晶質合成石英粉とそ
の製造方法および合成石英ルツボを提供する。 【解決手段】湿式法で製造したシリカゲル粉末を、好ま
しくは大気下で脱水酸基温度以上〜粉末焼結温度未満の
温度で焼成して合成石英粉とした後に、この合成石英粉
を、真空度100Pa以下、好ましくは50Pa以下の真空
下で、脱炭温度以上および粉末焼結温度未満の温度で焼
成することを特徴とする合成石英粉の製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、残留ガス成分、特
に炭素含有量および水酸基含有量の少ない合成石英粉と
その製造方法、およびこの合成石英粉によって製造した
気泡含有率の少ない石英ガラスルツボに関する。
【0002】
【従来技術と問題点】金属アルコキシドを加水分解して
得たゲルを乾燥し、焼成して合成石英粉を製造する方法
(ゾルゲル法)が知られている。この製法の一例は、エチ
ルシリケートを加水分解してゲル化(nSi(OH)4)し、これ
を粉砕し乾燥して得たシリカゲル粉末を所定温度(10
50℃前後)で焼成することにより脱水して非晶質シリ
カ粉(nSiO2)を製造する方法である。この製造方法によ
って得た合成石英粉は天然石英粉よりも金属不純物が少
なく高純度であるが、アルコキシ基に起因するカーボン
や水酸基が残留することが知られている。このためゾル
ゲル法によって得た合成石英粉を原料として石英ガラス
ルツボを製造すると、残留カーボンが気泡発生の原因に
なる場合がある。
【0003】そこで、ゾルゲル法による合成石英粉の製
造において、乾燥ゲル粉末を焼成してガラス化し合成石
英粉にする前に、残留カーボンを燃焼させて除去する試
みがなされている。すなわち、乾燥ゲル粉末が閉孔しな
い600℃以下の温度で、酸素雰囲気下(一般的には空
気中)で乾燥ゲル粉末を加熱処理することによって残留
カーボンを燃焼させ、炭素ガスに転じて除去することに
より残留炭素量を低減する方法が知られている(特開平
09-86916号、特願平10-287416号など)。これらの方法
は何れも乾燥ゲル粉末が閉孔する前に内部の残留炭素を
燃焼させて除去する方法であり、600℃以下で脱炭し
た後に1000℃〜1300℃前後に焼成してガラス化
(閉孔化)することにより非晶質合成石英粉としている。
【0004】また、ゾルゲル法によって製造したシリカ
粉末を加熱処理した後に焼成溶融して石英ガラスインゴ
ットにし、これを粉砕して非晶質石英粉を得る方法も知
られている(特公平05-63416号)。この方法はゾルゲル法
で得たシリカ粉末を空気中で500℃程度に加熱して有
機物を燃焼させた後、さらに1500℃に加熱して溶融
ガラス化することによってOH基を除去する方法であ
り、空気中で乾燥ゲル粉末が閉孔しない600℃以下の
温度で加熱し残留炭素を燃焼して除去する点は前者の方
法と共通している。なお、この方法では約1500℃の
ガラスインゴット化の際に真空中で加熱しているが、こ
れはシリカ粉末の間に含まれる空気等を吸引除去するた
めであり、残留炭素の除去はもっぱら600℃以下のガ
ラス化前の酸化燃焼工程で行われている。1500℃程
度の高温焼結ではシリカ粉末が焼結するため炭素を除去
するのが難しい。
【0005】さらに、乾燥ゲル粉末を焼成して合成石英
粉にする際、乾燥雰囲気下または減圧雰囲気下で二段階
に焼成することによって所定の嵩密度の合成石英粉末を
得る方法も知られている(特許第2530225号)。この製造
方法は焼成工程の一態様として減圧下での焼成を示して
いるが、これは脱水効果を高めることを意図しているた
めに真空度が低く、従って脱炭については殆ど効果がな
い。すなわち、この焼成方法は、減圧容器中での加熱を
避け、しかも攪拌を行いながら加熱するものであるため
に高い真空度を保つことが難しく、実操業では0.5気
圧程度の減圧下が限度であり、この程度の減圧では残留
炭素を除去することができない。
【0006】このようにゾルゲル法によって製造した合
成シリカ粉末について、シリカ粉末に含まれる残留炭素
を空気中で燃焼させて除去する方法が従来から知られて
いるが、この方法によるシリカ粉末中の残留カーボン濃
度は5〜100ppm程度が限界であり、残留炭素をこれ
より大幅に低減するのは難しい。
【0007】
【発明の解決課題】本発明は従来の上記課題を解決した
ものであり、湿式法で製造した合成石英粉の残留ガス成
分、特に残留炭素量および水酸基含有量を大幅に低減す
る処理方法を提供するものである。また、この処理方法
によって得た合成石英粉、およびこの合成石英粉によっ
て製造した気泡含有率の極めて低い石英ガラスルツボを
提供するものである。
【0008】
【課題の解決手段】すなわち、本発明は以下の構成から
なる合成石英粉の製造方法に関する。 (1)湿式法で製造したシリカゲル粉末または合成石英
粉を、真空度100Pa以下の真空下で、脱炭温度以上お
よび粉末焼結温度未満の温度で焼成することを特徴とす
る合成石英粉の製造方法。 (2)湿式法で製造したシリカゲル粉末を、大気下で脱
水酸基温度以上〜粉末焼結温度未満の温度で焼成して合
成石英粉とし、この合成石英粉を、真空度100Pa以下
の真空下で、脱炭温度以上および粉末焼結温度未満の温
度で焼成することを特徴とする合成石英粉の製造方法。 (3)上記(2)の製造方法において、大気焼成の焼成雰
囲気が乾燥した大気または酸化雰囲気であり、大気焼成
の焼成温度が800℃以上〜1400℃以下および焼成
時間が5〜70時間である合成石英粉の製造方法。 (4)上記(1)〜(3)の何れかの製造方法において、真空
下での焼成の真空度が50Pa以下であり、焼成温度が6
00℃以上〜1400℃以下である合成石英粉の製造方
法。 (5)上記(1)〜(4)の何れかの製造方法において、真空
下での焼成時間を到達した真空度によって定める合成石
英粉の製造方法。 (6)上記(5)の製造方法において、真空下での焼成を
真空度が5Pa以下に達した後に終了する合成石英粉の製
造方法。
【0009】また、本発明は以下の合成石英粉および石
英ガラスルツボに関する。 (7) 上記(1)〜(7)の何れかの方法によって製造され
た、炭素含有量2ppm未満、および水酸基含有量50ppm
未満の合成石英粉。 (8)少なくともルツボ内表面の一部が上記(7)の合成
石英粉を原料として製造された石英ガラスルツボ。 (9)少なくともルツボ内表面の一部が上記(7)の合成
石英粉を原料として製造され、ルツボ内表面から層厚
0.5mm以内の透明ガラス層の気泡含有率が0.1%以下
である石英ガラスルツボ。
【0010】本発明の製造方法は、湿式法によって製造
したシリカゲル粉末、またはこれを焼成して得た合成石
英粉を、中真空より圧力の低い減圧下、すなわち100
Pa以下、好ましくは50Pa以下の減圧下で、脱炭温度以
上および粉末焼結温度未満、具体的には例えば600℃
〜1400℃以下の温度で、粉末状体を維持して焼成す
ることによって粉末中の残留ガス成分、特に残留炭素を
低減する方法であり、本発明の方法によれば残留炭素量
が2ppm未満の非晶質合成石英粉を得ることができる。
【0011】さらに、本発明の製造方法は、大気下で粉
末状体を維持して脱水酸基焼成を行った後に、上記真空
下での脱炭焼成を行う方法を含む。特定の温度範囲にお
いて大気下と真空下での二段階の焼成を行うことによ
り、残留炭素量と共に残留水酸基量を大幅に低減した非
晶質合成石英粉を製造するものであり、具体的には、残
留炭素量2ppm未満であって、残留水酸基量50ppm未満
の合成石英粉を得ることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明を実施形態に基づい
て詳細に説明する。本発明の製造方法は、湿式法で製造
したシリカゲル粉末または合成石英粉を、真空度100
Pa以下の真空下で、脱炭温度以上および粉末焼結温度未
満の温度で焼成することを特徴とする合成石英粉の製造
方法である。また、本発明の製造方法は、湿式法で製造
したシリカゲル粉末を、大気下で脱水酸基温度以上〜粉
末焼結温度未満の温度で焼成して合成石英粉とし、この
合成石英粉を、真空度100Pa以下の真空下で、脱炭温
度以上および粉末焼結温度未満の温度で焼成することを
特徴とする合成石英粉の製造方法である。
【0013】本発明において、湿式法で製造したシリカ
ゲル粉末または合成石英粉とは、アルコキシシランの加
水分解等によるゾルゲル法によって製造したシリカゲル
粉末であり、このシリカゲル粉末から得た合成石英粉で
ある。アルコキシシランの加水分解等によって生じたゲ
ルを粉砕し乾燥することにより乾燥シリカゲル粉末が得
られる。これを所定温度で焼成して脱水することにより
非晶質合成石英粉を得ることができる。
【0014】エチルシリケート等のアルコキシシランを
加水分解してゲル化することにより湿潤ゲル(ウエットケ゛ル:
非晶質含水ケイ酸塩)を得る。この湿潤ゲルは細孔内に
アルコールや水が多量に含まれている。この湿潤ゲルを
50〜200℃程度に加熱して細孔内のアルコールや水
を蒸発させて乾燥ゲルにする。通常、この乾燥シリカゲ
ル粉末には1000ppm〜10,000ppm程度の残留炭
素を含み、H2O含有量で10〜40wt%程度の水分を
含んでいる。
【0015】従来の製造方法は、この乾燥シリカゲル粉
末を空気中で細孔が閉じない程度の温度(約600℃以
下)で加熱して細孔内の残留炭素を燃焼させ、炭素含有
量を50〜2000ppm程度に低下した後、1000〜
1300℃程度に加熱焼成し、ガラス化して細孔を塞
ぎ、非晶質合成シリカ粉末を得ている。
【0016】一方、本発明の製造方法は、このような6
00℃以下での炭素の燃焼のみによって炭素量を低減す
るのではなく、中真空以下の減圧下、すなわち100Pa
以下の真空下、好ましくは50Pa以下の真空下で、粉末
状態を維持しながら焼成して脱炭する。この真空焼成に
よる脱炭は、乾燥シリカゲル粉末を大気下で粉末状体を
維持しながら焼成して水酸基を低減し、合成石英粉にし
た後に行っても良い。また、必要に応じ、大気焼成の前
に予備焼成を行っても良い。本発明の製造方法は、予備
焼成、大気焼成を行った後に真空焼成を行う場合を含
む。以下、処理工程の順に予備焼成、大気焼成、真空焼
成について説明する。
【0017】〔予備焼成〕アルコキシシランを加水分解
して得た乾燥ゲルは、先に述べたように、1000ppm
〜10,000ppm程度の残留炭素を含み、H2O含有量
で10〜40wt%程度の水分を含んでいる。この乾燥シ
リカゲルを600℃以下の酸素を含む乾燥雰囲気下で焼
成することにより、残留炭素を燃焼させ、残留水分を揮
発させる。加熱手段は予め500〜600℃に加熱した
電気炉内に乾燥シリカゲルを入れて加熱する。加熱時間
は2〜50時間程度が適当である。また、酸素濃度が高
いほど炭素の燃焼が進むので酸素濃度30vol%以上が
適当であり、水分の気化が進むように乾燥雰囲気が好ま
しい。この予備焼成によって、H2O含有量1〜10wt
%、炭素濃度50〜2000ppmに低減することができ
る。ただし、H2O含有量および炭素濃度を実用的な条
件下でこれより低減することは難しいので、以下の大気
焼成および真空焼成を行う。
【0018】〔大気焼成〕シリカゲル粉末を大気下で焼
成することによって、水酸基および残留炭素の含有量を
低減して非晶質合成石英粉にする。シリカゲル粉末を直
接に真空焼成するよりも合成石英粉を真空焼成するほう
が生産性が良いので、大気焼成を行うのが好ましい。大
気下でのシリカゲル粉末の焼成は、脱水酸基温度以上〜
粉末焼結温度未満の温度で行い、粉末状態を維持しなが
ら焼成する。ここで、脱水酸基温度とは、シリカゲル粉
末に含まれる水酸基が離脱する温度を云い、具体的に
は、概ね800℃以上、好ましくは1000℃以上であ
る。また、粉末焼結温度とは粉末が溶融して塊状になる
前の粉末状態を維持する温度を云う。なお、焼成した粉
末が解砕できる程度の部分的な焼結を生じる温度は粉末
焼結温度未満の範囲に含む。具体的には、粉末焼結温度
未満は概ね1400℃以下、好ましくは1300℃以下
である。焼成時間は温度によるが5〜70時間であれば
良い。
【0019】大気焼成の昇温速度は、予備焼成から大気
焼成を連続的に行う場合、または予備焼成と大気焼成を
独立に行う場合の何れにおいても、1〜10℃/分が好
ましい。これより昇温速度が早過ぎると、粉末に含まれ
ている炭素や水酸基が急激にガス化して粉末が飛散する
ので好ましくない。
【0020】大気焼成の焼成雰囲気は大気または酸化雰
囲気の何れでも良い。酸化雰囲気下で焼成する場合に
は、酸素濃度が高いほど炭素の燃焼が進むので好まし
い。具体的には、酸素濃度30vol%以上が適当であ
る。また、水分の気化が進むように乾燥雰囲気が好まし
い。具体的には露点−30℃以下、好ましくは−50℃
以下の脱湿雰囲気が適当である。
【0021】上記大気焼成によって、シリカゲル粉末に
含まれる水酸基が離脱して水酸基濃度が50〜100pp
mに減少する。また、同時に含有炭素も燃焼して炭素含
有量が5〜20ppmに減少する。しかし、一般に大気下
での焼成ではこの水準よりも残留炭素を低減するのは難
しい。そこで、本発明の製造方法では大気焼成の後に真
空焼成を行うことによって残留炭素を大幅に低減する。
この真空焼成によって水酸基濃度も低減する。真空焼成
は大気焼成から引き続いて連続的に行ってもよく、大気
焼成と真空焼成を独立に行っても良い。
【0022】〔真空焼成〕真空下での脱炭焼成は、真空
度100Pa以下の真空下で、脱炭温度以上および粉末焼
結温度未満の温度で行う。脱炭温度とはシリカゲル粉末
または合成石英粉から炭素がガス化して離脱する温度で
あり、真空度によって異なるが概ね600℃以上、好ま
しくは800℃以上である。また、先に述べたように粉
末焼結温度は概ね1400℃以下、好ましくは1300
℃以下である。焼成温度が600℃未満では残留炭素を
十分に除去することができない。一方、焼成温度が14
00℃を上回ると原料粉末(シリカゲル粉末ないし合成
石英粉末)が互いに焼結して塊状になり、比表面積が小
さくなるので脱炭が進まない。原料粉末を粉末状態のま
ま焼成するには1400℃以下が適当である。なお、焼
成温度が1200℃以上になると原料粉末の焼結が部分
的に始まるので、真空焼成処理後にこれを解砕するしな
ければならず、コスト高となるので、好ましくは800
〜1200℃の焼成温度が良い。また、焼成時間は1時
間以上が適当であり、2〜24時間が好ましい。1時間
未満の焼成では脱炭が不十分になる。
【0023】焼成時は中真空より高い真空度(低い圧力
の真空下)で行う。一般に、真空度はその圧力によっ
て、低真空(大気圧〜100Pa)、中真空(100Pa〜0.
1Pa)、高真空(0.1Pa〜10-5Pa)、超高真空(10-5P
a以下)に区分されるが、本発明は中真空より高い真空
度、すなわち、100Pa以下の中真空、0.1Pa以下の
高真空などの真空下で焼成を行う。真空圧力が100Pa
より大きい低真空の程度では十分な脱炭効果を得ること
ができない。好ましくは50Pa以下の真空度が適当であ
る。真空度が高いほど短時間で残留炭素を低減すること
ができる。真空手段は限定されない。
【0024】原料粉末を100Pa以下の中真空より高い
真空度で焼成することにより、原料粉末に混在ないし含
有される炭素類、あるいは原料粉末の表面に吸着されて
いる炭素類の何れもが分解し、ガス化して除去される。
一般に、シリカゲル粉末ないし合成石英粉に含まれる炭
素は、(イ)石英粉の内部に取り込まれているもの、(ロ)粉
末表面に吸着されているもの、(ハ)粉末の間に混在する
ものなど種々の形態で存在する。予備焼成や大気焼成で
は上記(ロ)(ハ)の炭素は除去できるが、上記(イ)の炭素を
十分に除去することはできない。このため、大気焼成で
は残留炭素を5ppm以下に低減するのは難しい。一方、
真空焼成によれば上記(イ)(ロ)(ハ)の何れの炭素も除去す
ることができ、特に石英粉の内部に取り込まれている炭
素を除去することができるので、石英粉の残留炭素を2
ppm未満に低減することができる。また、同時に残留水
酸基もガス化して除去されるので、含有水酸基量を50
ppm以下にすることができる。
【0025】焼成時の減圧と加熱は何れを先に行っても
良いが、減圧と同時または減圧開始後に加熱を行えば、
所定温度に到達した時に真空度が高いため、より短時間
で脱炭できるので経済的である。具体的には、例えば、
加熱開始前に炉内を10Paまで減圧し、その後に加熱を
開始し、室温(約25℃)から1100℃まで8時間程度
の間に昇温し、引き続き1100℃の一定温度下で10
時間保持した後に冷却する。なお、昇温速度が早過ぎる
と、粉末に含まれている炭素や水酸基が急激にガス化し
て粉末が飛散するので、昇温速度は処理時間との兼ね合
いから概ね1〜10℃/分が好ましい。
【0026】真空焼成の焼成時間は到達した真空度によ
って判定することができる。すなわち、焼成開始から暫
くの間は、加熱炉内に残存する空気の膨張および原料粉
末に残存する炭素や水酸基の蒸発によって炉内圧力が上
昇するが、時間が経つにつれてこれらのガス成分が除去
されるので圧力上昇のピークを過ぎると炉内圧力が比較
的短時間に低下し、その後、徐々に圧力が低下する。具
体的には、例えば、50Paの減圧下で約1000℃〜1
100℃に加熱して焼成すると、最初に圧力が上昇する
が短時間(約2時間程度)で10Pa程度の真空度にな
り、その後、徐々に圧力が低下し、約3〜7時間後に5
Pa以下の真空度に達する。目的の真空度に到達した後に
焼成を終了すれば良い。
【0027】通常、5Pa以下の真空度に達した後に焼成
を終了すれば、合成石英粉の残留炭素量を2ppm未満、
水酸基濃度を50ppm未満に低減することができ、1.5
Pa以下の真空度にすれば残留炭素量を0.5ppm以下、水
酸基濃度を30ppm以下に低減することができる。従っ
て、概ね、5Pa以下、好ましくは1.5Pa以下の真空度
に達した後に焼成を終了すれば良い。
【0028】真空焼成は大気焼成を経ない乾燥シリカゲ
ル粉末について直接に行っても良いが、乾燥シリカゲル
は嵩密度が低いために真空加熱炉への充填量が少なく生
産性が低い。従って、乾燥シリカゲルを用いるよりも大
気焼成を行って嵩密度の高い合成石英粉末としたほうが
真空加熱炉への充填量が多くなるので生産性が向上す
る。また、大気焼成を経由すれば水酸基の除去効率も良
い。
【0029】以上のように本発明の方法は原料粉を真空
下で焼成することによって原料粉に含まれる残留炭素を
ガス化して除去する方法であり、従来のように残留炭素
を酸素雰囲気下で600℃以下の温度で燃焼させること
によって除去するものではない。すなわち、本発明の方
法は原料粉を真空度100Pa以下、好ましくは50Pa以
下の真空下で600〜1400℃で粉末状態を維持した
まま加熱することにより、乾燥シリカゲル粉末ないし非
晶質合成石英粉の原料粉から残留炭素をガス化して除去
する。従って、酸素雰囲気下で残留炭素を燃焼させるも
のとは異なる。なお、原料粉が焼結すると残留炭素が脱
気され難いので粉末状態を維持したまま焼成する。この
真空焼成によって残留炭素と共に残留水酸基も大部分が
ガス化して除去される。
【0030】本発明の製造方法によれば、炭素含有量2
ppm未満および水酸基含有量50ppm未満の非晶質合成石
英粉を得ることができる。因みに、残留炭素量が多い合
成石英粉を石英ルツボの原料として用いると、石英粉の
加熱溶融時に残留炭素が高温下で分解し、ガス化して気
泡を生じるので気泡の多い製品になる。シリコン単結晶
の引き上げに用いる石英ガラスルツボにこのような気泡
が存在すると、使用時に高温下で気泡が膨張し、ついに
は弾けて凹部を生じ、単結晶の成長を阻害するようにな
る。
【0031】一方、本発明の合成石英粉の炭素含有量は
2ppm未満および水酸基量は50ppm未満であり、従来の
合成石英粉より格段に炭素量および水酸基量が少ないの
で、この合成石英粉を原料に用いることにより気泡の少
ない石英ガラスルツボを得ることができる。具体的に
は、例えば、ルツボの外表面層を天然石英粉によって形
成する一方、本発明の合成石英粉をルツボの内表面層の
原料粉として用いることにより、内表面層の炭素含有量
が2ppm未満の石英ガラスルツボを得ることができる。
また、これによりルツボ内表面から層厚0.5mm以内の
透明ガラス層の気泡含有率が0.1%以下である石英ガ
ラスルツボを得ることができる。因みに、従来の合成石
英粉を原料とした石英ガラスルツボの内表面層の気泡含
有率は0.2〜0.3%程度であり、本発明によればこの
気泡含有率を約1/2以下に低減することができる。
【0032】なお、本発明の合成石英粉を用いて石英ガ
ラスルツボを製造する場合には、この合成石英粉の平均
粒径を予め石英ガラスルツボの製造に適した粒径にする
と良い。例えば、乾燥シリカゲル粉末については50〜
1000μm、好ましくは100〜600μm、非晶質合
成石英粉については75〜700μm、好ましくは10
0〜500μmが適当である。この粒径範囲のものは中
真空以上の真空下で加熱処理した際に脱炭反応が進みや
すく、石英ガラスルツボに適した粒径の非晶質合成石英
粉が得られる。
【0033】一般に、合成石英粉を原料として製造した
石英ガラスルツボは天然石英粉を原料として製造したも
のよりも気泡が多い。これは天然石英粉に比べて合成石
英粉には多くのガス成分(OH基、カーホ゛ン)が含まれているた
めである。このガス成分が気泡の発生源となるが、気泡
にはルツボ使用時に膨張するものと、あまり膨張せずに
消滅するものとがある。この膨張性気泡の成分は主にC
OやCO2であり、あまり膨張しない気泡の主成分は水
分(H2O)である。従って、石英ガラスルツボの原料粉に
含まれるカーボン量はルツボの品質に大きな影響を及ぼ
す。
【0034】本発明の方法によれば、以上のように乾燥
シリカゲル粉末および非晶質合成石英粉についてその残
留カーボン量を大幅に低減することができるので、これ
を原料粉として用いることにより、格段に気泡の少ない
石英ガラスルツボを得ることができる。また、石英ガラ
スルツボに限らず、合成石英粉を原料として製造される
他の石英ガラス製品についても気泡および炭素含有量の
少ない製品を得ることができる。
【0035】
【実施例1】本発明を実施例によって具体的に示す。実施例1および比較例1 アルコキシシランの加水分解により得た非晶質合成石英
粉を表1に示す条件下で真空焼成した。なお、焼成の進
行に伴って発生したガスによって容器内部の圧力が上昇
するので、内部を適宜脱気して設定の真空度を保って焼
成した。この真空焼成処理による残留炭素量を表1に示
した。また、この焼成処理した合成石英粉を原料の一部
に用いて石英ガラスルツボを製造した。すなわち、回転
モールド法に従い、外側部分に天然石英粉を用いる一
方、内側部分に表1に示す合成石英粉を用い、内表面か
ら2〜3mmの層厚(内表面層)を合成石英層とし、その外
側(外表面層)を天然石英層(層厚10〜12mm)とした石
英ガラスルツボ(口径24インチ)を製造した。この石英ガ
ラスルツボについて、内表面から0.5mm厚までの部分
の気泡含有率および炭素濃度を測定した。また、これら
のルツボを用いてシリコン単結晶の引き上げを行った。
この結果(5個の平均値)を表1にまとめて示した。
【0036】
【表1】
【0037】表1に示すように、本発明の焼成処理を施
した合成石英粉末(実施例:No.A1〜No.A4)は残留炭素
量が格段に少ない。従って、石英ガラスルツボの気泡含
有率も小さく、優れた単結晶化率を達成している。な
お、これらの試料No.A1〜No.A4は合成石英粉をガラスル
ツボに入れて蓋をし、これを真空加熱炉に装入して焼成
処理したところ、焼成後に蓋の裏面全体にカーボンが付
着しており、少なくともこの付着量に相当する炭素が原
料の石英粉から離脱(脱炭)されたことが視覚的にも確認
された。一方、本発明の焼成処理を外れた比較例(No.B1
〜No.B3)ではこのような蓋の裏側に付着したカーボンは
観察されず、処理後の石英粉を分析したところ残留カー
ボン量が多いものであった。このため、この石英粉を用
いて製造した石英ガラスルツボの気泡含有率は本発明の
2〜5倍に達し、単結晶化率は約1/2と低かった。ま
た比較例No.B4は原料粉末が塊状に焼結し、石英ルツボ
を製造することができなかった。
【0038】実施例2および比較例2 アルコキシシランの加水分解によって製造したシリカゲ
ル粉末(残留炭素量:9340ppm、H2O含有量40wt%)10
0kgを表2に示す条件下で焼成処理して非晶質合成石英
粉を得た。なお、本例の真空焼成は所定の真空度を保っ
て焼成した実施例1の場合とは異なり、50Pa以下の真
空下で焼成し、焼成により発生したガスを常時脱気しな
がら焼成を進め、目標の真空度に到達した後に焼成を終
了した。この焼成処理の結果を到達真空度と共に表2に
示した。さらに、この焼成処理した合成石英粉を原料の
一部に用い、実施例1と同様にして石英ガラスルツボを
製造した。この石英ルツボについて内表面から0.5mm
厚さまでの部分の気泡含有率および炭素濃度を表2に示
した。また、シリコン単結晶引き上げに使用した後の気
泡含有率を表2に示した。
【0039】本発明の処理方法に係る合成石英粉(No.A
21〜No.A27)は何れも真空焼成後の残留炭素量が2ppm
未満、残留水酸基量が50ppm未満であり、大幅に少な
い。また、製造した石英ルツボの気泡含有量も格段に少
ない。一方、比較試料No.B21は大気焼成の温度が高すぎ
るため、シリカゲル粉末の大部分が焼結し、目的の合成
石英粉を得ることができなかった。また、比較試料No.B
22は真空焼成の温度が高過ぎるために大部分の粉末が焼
結した。比較試料No.B23は真空焼成の温度が低過ぎるた
めに真空焼成における脱炭および脱水が殆ど進行せず、
残留炭素量および残留水酸基量は大気焼成時と変わらな
い。比較試料No.B24は大気焼成の温度が低いため、引き
続き真空焼成する際に昇温速度が大きく、ガスが急激に
発生して原料粉末が飛散した。比較試料No.B25およびN
o.B26は何れも到達真空度が低く、焼成後の焼成後の残
留炭素量および残留水酸基量が格段に多い。このため製
造した石英ルツボの気泡含有率が高く、比較試料No.B26
は大量に気泡が発生して実用に適さなかった。
【0040】
【発明の効果】本発明は、湿式法によって製造した合成
石英粉末を、真空下で焼成処理することによって残留炭
素量を低減したものであり、また、好ましくは、大気焼
成の後に真空焼成することによって残留炭素と共に残留
水酸基を低減したものであり、本発明の処理方法に係る
合成石英粉末を原料とした石英ガラスルツボは気泡含有
率が低く、優れた単結晶化率を達成することができる。
【0041】
【表2】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4G014 AH06 AH08 4G072 AA30 BB05 BB11 CC10 GG03 HH19 MM37 UU21 4G077 AA02 BA04 CF10 EG02 PD01

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 湿式法で製造したシリカゲル粉末または
    合成石英粉を、真空度100Pa以下の真空下で、脱炭温
    度以上および粉末焼結温度未満の温度で焼成することを
    特徴とする合成石英粉の製造方法。
  2. 【請求項2】 湿式法で製造したシリカゲル粉末を、大
    気下で脱水酸基温度以上〜粉末焼結温度未満の温度で焼
    成して合成石英粉とし、この合成石英粉を、真空度10
    0Pa以下の真空下で、脱炭温度以上および粉末焼結温度
    未満の温度で焼成することを特徴とする合成石英粉の製
    造方法。
  3. 【請求項3】 請求項2の製造方法において、大気焼成
    の焼成雰囲気が乾燥した大気または酸化雰囲気、大気焼
    成の焼成温度が800℃以上〜1400℃以下および焼
    成時間が5〜70時間である合成石英粉の製造方法。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3の何れかの製造方法におい
    て、真空下での焼成の真空度が50Pa以下であり、焼成
    温度が600℃以上〜1400℃以下である合成石英粉
    の製造方法。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4の何れかの製造方法におい
    て、真空下での焼成時間を到達した真空度によって定め
    る合成石英粉の製造方法。
  6. 【請求項6】 請求項5の製造方法において、真空下で
    の焼成を真空度が5Pa以下に達した後に終了する合成石
    英粉の製造方法。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6の何れかの方法によって製
    造された、炭素含有量2ppm未満、および水酸基含有量
    50ppm未満の合成石英粉。
  8. 【請求項8】 少なくともルツボ内表面の一部が請求項
    7の合成石英粉を原料として製造された石英ガラスルツ
    ボ。
  9. 【請求項9】 少なくともルツボ内表面の一部が請求項
    7の合成石英粉を原料として製造され、ルツボ内表面か
    ら層厚0.5mm以内の透明ガラス層の気泡含有率が0.1
    %以下である石英ガラスルツボ。
JP2001126413A 2000-06-28 2001-04-24 合成石英粉の製造方法および石英ガラスルツボの製造方法 Expired - Lifetime JP4898014B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001126413A JP4898014B2 (ja) 2000-06-28 2001-04-24 合成石英粉の製造方法および石英ガラスルツボの製造方法

Applications Claiming Priority (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000195167 2000-06-28
JP2000-195167 2000-06-28
JP2000195167 2000-06-28
JP2001126413A JP4898014B2 (ja) 2000-06-28 2001-04-24 合成石英粉の製造方法および石英ガラスルツボの製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002080230A true JP2002080230A (ja) 2002-03-19
JP4898014B2 JP4898014B2 (ja) 2012-03-14

Family

ID=26594912

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001126413A Expired - Lifetime JP4898014B2 (ja) 2000-06-28 2001-04-24 合成石英粉の製造方法および石英ガラスルツボの製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4898014B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003095677A (ja) * 2001-07-19 2003-04-03 Mitsubishi Chemicals Corp 高純度石英粉とその製造方法並びにガラス成型体
WO2008059910A1 (fr) 2006-11-15 2008-05-22 The University Of Tokyo Sonde fluorescente sensible au ph
CN116873943A (zh) * 2023-08-07 2023-10-13 安徽壹石通材料科技股份有限公司 一种高纯方石英的制备方法
KR20230163459A (ko) 2021-05-25 2023-11-30 가부시키가이샤 사무코 석영 유리 도가니 및 그 제조 방법 및 실리콘 단결정의 제조 방법

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003095677A (ja) * 2001-07-19 2003-04-03 Mitsubishi Chemicals Corp 高純度石英粉とその製造方法並びにガラス成型体
WO2008059910A1 (fr) 2006-11-15 2008-05-22 The University Of Tokyo Sonde fluorescente sensible au ph
KR20230163459A (ko) 2021-05-25 2023-11-30 가부시키가이샤 사무코 석영 유리 도가니 및 그 제조 방법 및 실리콘 단결정의 제조 방법
DE112022002801T5 (de) 2021-05-25 2024-04-04 Sumco Corporation Quarzglastiegel, herstellungsverfahren dafür und herstellungsverfahren für silicium-einkristall
CN116873943A (zh) * 2023-08-07 2023-10-13 安徽壹石通材料科技股份有限公司 一种高纯方石英的制备方法
CN116873943B (zh) * 2023-08-07 2024-02-23 安徽壹石通材料科技股份有限公司 一种高纯方石英的制备方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP4898014B2 (ja) 2012-03-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1167309B1 (en) Synthetic quartz powder, its production process, and synthetic quartz crucible
US4432956A (en) Preparation of monolithic silica aerogels, the aerogels thus obtained and their use for the preparation of silica glass articles and of heat-insulating materials
JPH072513A (ja) 合成石英ガラス粉の製造方法
JP4117641B2 (ja) 合成石英粉の処理方法およびその石英ガラス製品
CN110156474A (zh) 一种多孔钽基氧氮化物陶瓷及其制备方法
JP2010111524A (ja) シリカ容器及びその製造方法
CN108947488A (zh) 德化雪白瓷器及其制备方法
CN103864409B (zh) 掺钕钇铝石榴石透明陶瓷的制备方法
JP2001089168A (ja) 高純度合成石英ガラス粉の製造方法
CN111285606A (zh) 一种硬度高耐磨陶瓷釉及其制备方法
JP4898014B2 (ja) 合成石英粉の製造方法および石英ガラスルツボの製造方法
KR100229900B1 (ko) 솔-젤법을 이용한 실리카 유리 단일체의 제조방법
KR101323109B1 (ko) 다공성 경량 세라믹스의 제조방법
KR101151209B1 (ko) 머시너블 흑색 세라믹 복합체 및 그 제조방법
CN114105671B (zh) 一种煤矸石-石英基陶瓷支撑体及其制备方法
JP3793553B2 (ja) 黒色SiO2質耐食性部材及びその製造方法
JPH03275527A (ja) 多孔質シリカガラス粉末
KR100346189B1 (ko) 첨가제가 도핑된 고순도 실리카 글래스의 제조 방법
JP2675819B2 (ja) 石英ガラスの製造方法
JP4025874B2 (ja) 透明酸化スカンジウムセラミックス及びその製造方法
CN114644513B (zh) 一种莫来石红外透明陶瓷的制备方法
JPH0782025A (ja) 透光性イットリウム−アルミニウム−ガーネット焼結体およびその製造方法
KR20240031595A (ko) 투광성 고밀도 알루미나 소결체의 제조방법
JP3594476B2 (ja) 多孔質石英ガラス体の製造方法
JP2577155B2 (ja) 窒化珪素焼結体

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080422

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20090303

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20090325

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110906

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20111104

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20111206

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20111226

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4898014

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150106

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150106

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150106

Year of fee payment: 3

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150106

Year of fee payment: 3

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term