JP2002080181A - 傾斜昇降装置における保護装置 - Google Patents

傾斜昇降装置における保護装置

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JP2002080181A
JP2002080181A JP2000270270A JP2000270270A JP2002080181A JP 2002080181 A JP2002080181 A JP 2002080181A JP 2000270270 A JP2000270270 A JP 2000270270A JP 2000270270 A JP2000270270 A JP 2000270270A JP 2002080181 A JP2002080181 A JP 2002080181A
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elevating
stage
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sensor
guide rail
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Nobuo Ueda
信雄 上田
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AROOTEKKU KK
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AROOTEKKU KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 傾斜昇降装置において種々の安全或いは保護
に関する問題を解決する。 【解決手段】 ガイドレール2に沿って斜めに昇降する
ステージ3を設けた傾斜昇降装置における保護装置であ
って、昇降ステージの進行方向へ搭乗者の爪先や搭乗物
の突出検知センサ10を設け、昇降ステージの下部に接触
感知手段11を設けて、該接触感知手段の信号を昇降ステ
ージの牽引昇降制御装置に導き、下降時昇降ステージの
下部に異物が存在すると停止するようにした傾斜昇降装
置における保護装置である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ガイドレールを利
用して昇降するステージ上に人又は物を載せて、階上と
階下間を斜めに昇降することができる傾斜昇降装置にお
ける安全装置に関する。
【0002】
【従来の技術】傾斜昇降装置は主として家庭で採用され
るものであるから、簡易な構造が望ましいし、家庭用エ
レベータに比べて設置費が安価であることが魅力となっ
ている。しかし、安全性の確保ができて、メンテナンス
の必要性が少ないほどよい。階段の両側にガイドレール
を並設し、そのガイドレールに沿って昇降するよう昇降
ステージを設けたタイプの傾斜昇降装置の先出願とし
て、本発明者は特開平11-060109号、特開平11-060110
号、特願平11-70980号を提案している。初期の構造では
昇降ステージの昇降手段としてボールねじ、ラックとピ
ニオン、ワイヤー構造を提案している。しかし、これら
にない簡易かつ高い牽引信頼性が得られるものとして前
記特願平11-70980号を提案している。これは、例えば特
開平9-255263号や前記特開平11-060110号にみられる昇
降手段がチェンのものに比べても簡易性に優れている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ガイドレールを利用し
て昇降するステージ上に人が乗って、階上と階下間を斜
めに昇降することができる傾斜昇降装置においては、移
動するステージの下に階段等が存在するので、爪先がス
テージと階段との間に挟まれたり、下降時にステージ下
部と階段との間に異物が挟み込まれるおそれがある。ま
た、このような機構の傾斜昇降装置を利用すると下降時
に怖いとの指摘がある。このような種々の安全或いは保
護に関する問題を解決しようとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】ガイドレールに沿って斜
めに昇降するステージを設けた傾斜昇降装置における保
護装置、例えば、階段の両側にガイドレールを並設し、
該ガイドレールに沿って昇降するよう昇降ステージを設
け、該昇降ステージを牽引昇降させるための牽引ベルト
を一方のガイドレールの階段上部付近に設けた巻取り装
置から昇降ステージの転向ローラを経てもう一方のガイ
ドレール上部まで張架した傾斜昇降装置(階段昇降装置)
における保護装置であって、昇降ステージの進行方向へ
突出検知センサを設けたのである。突出検知センサには
種々の機構が採用できる。例えば接触式センサ、高周波
発信型、差動コイル型、磁気型、静電容量型等の近接セ
ンサ、超音波センサ特に光電センサとりわけ透過型光電
センサが確実に作動するので望ましい。
【0005】また、同様な傾斜昇降装置における保護装
置であって、昇降ステージの下部に接触感知手段を設け
て、該接触感知手段の信号を昇降ステージの牽引昇降制
御装置に導き、下降時階段に異物が存在すると停止する
ようにしたのである。接触感知手段の具体例は、一端を
上下動可能かつ下方に付勢した感知板と光電センサとか
らなり、該感知板の上昇による光電センサの牽引昇降制
御装置への伝達信号により停止するようにした構造を示
すことができる。
【0006】更に、前記のような傾斜昇降装置における
保護装置であって、昇降ステージから支柱を起立させて
人が立った姿勢で昇降できるよう把持部を設け、前記支
柱に水平方向に回動するスイング手摺又は簡易ロープ、
又は安全ベルトのいずれかの保護手摺を設置したのであ
る。
【0007】
【発明の実施の形態】図1は本発明の安全装置を備えた
傾斜昇降装置の正面図であり、図2は側面図である。図
3は図2中P部拡大図である。図4は図3中Q部破断拡
大図である。
【0008】この傾斜昇降装置は階段1の両側にガイド
レール2a,2bを並設し、このガイドレール2a,2bに沿って
昇降するよう昇降ステージ3を設けている。昇降ステー
ジ3は常に水平に維持されるように取付けベース4に固
定されている。この常に水平に維持するために取付けベ
ース4は前後2個の転動輪5a,5bがガイドレール2a,2bの
上下のリップ部9a,9bにそれぞれ接触転動するようにし
ている。昇降ステージ3から支柱を起立させて人が立っ
た姿勢で昇降できるよう支柱の上部に把持部15を設けて
いる。
【0009】昇降ステージ3を牽引昇降させるための牽
引ベルト6は一方(右方)のガイドレール2aの階段上部付
近に設けた巻取り装置7から昇降ステージ3の取付けベ
ース4に設けた転向ローラ8a,8bを経てもう一方(左方)
のガイドレール2bの上部まで張架している。巻取り装置
7による牽引ベルト6の巻取り又は巻戻しがあると、そ
れに伴って昇降ステージ3が昇降する。このとき取付け
ベース4の上方では側面にある上部転動輪5aがガイドレ
ール2a,2bの上のリップ部9aに接触転動し、取付けベー
ス4の下方では側面にある下部転動輪5bがガイドレール
2a,2bの下のリップ部9bに接触転動するので、階段の傾
斜角度に対応して傾斜させて設ける取付けベース4によ
って常に水平となって取付けベース4が昇降可能であ
る。
【0010】以上のような構造の傾斜昇降装置におい
て、昇降ステージ3の進行方向へ搭乗者の爪先や搭乗物
の突出検知センサ10を設けたのである。突出検知センサ
10には透過型光電センサを採用して進行方向前部の一端
に発光素子、他端に受光素子を設けた。光電センサの発
光素子と受光素子間に足指や荷物が存在するような事態
が生じると、昇降ステージ3を牽引昇降させる牽引ベル
ト6の駆動装置が停止するのである。
【0011】昇降ステージ3の下部に接触感知手段11を
設けている。その構造は、感知板12として、底版を構成
するバネ鋼板16の一端(階段下方側)を上下動可能にフリ
ーにし、バネ鋼板16の基部側(前記爪先側)を取付けベー
ス4に固定している。昇降ステージ3の内部に設けた付
勢バネ13によって下方に付勢している。この感知板12の
感知側には遮蔽板14があり、異物18が階段上に存在する
と、遮蔽板14が上がって昇降ステージ3の内部に設けた
光電センサ17を遮蔽し、異物の存在を知らせると共に、
接触感知手段の信号を昇降ステージの牽引昇降制御装置
に導き、昇降ステージ3を昇降させる牽引ベルト6の駆
動装置が停止するようにしている。この光電センサ17の
遮蔽は、階段の最下段に接面したときも同様に働く。
【0012】更に、図示を省略するが、昇降ステージか
ら支柱を起立させて人が立った姿勢で昇降できるよう把
持部を設け、支柱に水平方向に回動するスイング手摺又
は簡易ロープ、又は安全ベルトのいずれかを設けること
とした。このスイング手摺は両側にある把持部15の一方
にヒンジで回動し、もう一方の把持部にロック可能な受
け具を設けてスイング手摺の開閉する他方を固定可能と
する。簡易ロープは両側にある把持部と把持部との間に
ロープを掛け渡すもので、ロープの基部を一方の把持部
に設けた止め金具に固定し、ロープの先部にはフックを
設けて係脱可能にした構造である。安全ベルトもほぼ同
様である。ベルトの係脱をワンタッチで可能にするため
に、フックと係止環を中央寄りに設けるとよい。
【0013】
【発明の効果】傾斜昇降装置における保護装置を以上の
ような構造にしたので、爪先がステージと階段との間に
挟まれたり、下降時に装置と階段との間に異物が挟み込
まれるおそれがなくなった。また、利用者が下降時に恐
怖心を持つことがない等の優れた傾斜昇降装置となっ
た。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の安全装置を備えた傾斜昇降装置の正面
図である。
【図2】同装置の側面図である。
【図3】図2中P部拡大図である。
【図4】図3中Q部破断拡大図である。
【符号の説明】
1 階段 2 ガイドレール 3 昇降ステージ 4 取付けベース 5 転動輪 6 牽引ベルト 7 巻取り装置 8 転向ローラ 9 リップ部 10 突出検知センサ 11 接触感知手段 12 感知板 13 付勢バネ 14 遮蔽板 15 把持部 16 バネ鋼板 17 光電センサ 18 異物

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガイドレールに沿って斜めに昇降するス
    テージを設けた傾斜昇降装置における保護装置であっ
    て、昇降ステージの進行方向へ搭乗者の爪先や搭乗物の
    突出検知センサを設けたことを特徴とする傾斜昇降装置
    における保護装置。
  2. 【請求項2】 突出検知センサが透過型光電センサであ
    る請求項1記載の傾斜昇降装置における保護装置。
  3. 【請求項3】 ガイドレールに沿って斜めに昇降するス
    テージを設けた傾斜昇降装置における保護装置であっ
    て、昇降ステージの下部に接触感知手段を設けて、該接
    触感知手段の信号を昇降ステージの牽引昇降制御装置に
    導き、下降時昇降ステージの下部に異物が存在すると停
    止するようにした傾斜昇降装置における保護装置。
  4. 【請求項4】 接触感知手段が一端を上下動可能かつ下
    方に付勢した感知板と光電センサとからなり、該感知板
    の上昇による光電センサの牽引昇降制御装置への伝達信
    号により停止するようにした請求項3記載の傾斜昇降装
    置における保護装置。
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