JP2002079890A - 係止部を有する樹脂成形品 - Google Patents

係止部を有する樹脂成形品

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JP2002079890A
JP2002079890A JP2000272852A JP2000272852A JP2002079890A JP 2002079890 A JP2002079890 A JP 2002079890A JP 2000272852 A JP2000272852 A JP 2000272852A JP 2000272852 A JP2000272852 A JP 2000272852A JP 2002079890 A JP2002079890 A JP 2002079890A
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JP
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JP2000272852A
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English (en)
Inventor
Hisato Yokoyama
寿人 横山
Takeshi Iwanami
武志 岩浪
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Kasai Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Kasai Kogyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 車体に対して充分な反引抜力を発揮すると共
に、堅固な係止部を有する樹脂成形品を提供する。 【解決手段】 成形品本体10はその裏面部に複数の係
止部11を有して車体20に取着されている。係止部1
1は、成形品本体10の裏面に、一対の縦壁部12,1
2を互いに離間して形成し、両縦壁部12,12に夫々
その内方に互いに近づくように突出する横壁部13,1
3を形成して取付け座14としており、取付け座14の
両横壁部13,13の先端部に夫々互いに離間するよう
に起立片部15,15を連設し、起立片部15,15を
更に延在起立させて先端部が互いに連続する係止片部1
6,16を連設し、係止片部16,16と起立片部1
5,15との間に車体20の取付け孔21に係止される
係止部17,17を設けて構成している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車の例えばセ
ンタピラートリムのような内装品等として使用される樹
脂成形品に関し、特に車体等の相手部材に取付け可能な
係止部を有する樹脂成形品に関する。
【0002】
【従来の技術】従来この種の樹脂成形品としては、例え
ば図4及び図5に示すものが知られている(特開平10
−151998号公報参照)。
【0003】図4及び図5によれば、成形品本体1の裏
面に、一対の壁部4a,4aとこれら壁部4a,4a間
を連結する連結壁4bよりほぼ箱形の取付け座4を突設
し、取付け座4の連結壁4bの上面に、一対の係止部
5,5を取付け座と一体に突設するとともに、壁部4
a,4aの先端を車体3の内面に当接させた状態で、係
止部5,5を車体3の取付け孔3aに係止すべく、連結
壁4bの上面に突設されている。また、壁部4a,4a
の外側面と成形品本体1の裏面の間には、ほぼ三角形状
の補強リブ4cが突設されていて、これら補強リブ4c
により取付け座4が補強されている。
【0004】そして、係止部5,5は、壁部4a,4a
とほぼ平行にして壁部4a,4a方向に離間する板状の
ステム部5a,5aを有し、ステム部5a,5aの上端
には、取付け孔3aの内側に係止される爪部5b,5b
が一体に突設されている。
【0005】爪部5b,5bは、ステム部5a,5aの
壁部4a,4a側面にほぼ三角形状に突出していて、先
端側の傾斜部5cが、係止部5を取付け孔3aに挿入し
やすいようになだらかな角度に傾斜形成されており、基
部側の傾斜面5d,5dは、取付け孔3aに確実に係止
されるよう、急な角度に傾斜形成されている。
【0006】また、ステム部5a,5aと壁部4a,4
aおよび連結壁4bとの間には、ステム部5a,5aよ
り低いリブ6が形成されていて、係止部5を補強してい
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記のように構成する
従来の係止部を有する樹脂成形品においては、車体3の
取付け孔3aに対する係止力は、係止片2の係止部5を
形成する爪部5b,5bがその弾性によって取付け孔3
a内で拡開して(図6の実線視状態)、傾斜面5d,5
dが取付け孔3aに引っ掛かることにより発生するよう
になっている。
【0008】しかし、前記係止力は、互いに先端部にお
いて離間して形成された爪部5b,5bの弾性的拡開に
よって発生するものであることから、成形品本体1の車
体3に対する反引抜力としてさほど大きな力を期待でき
ない。
【0009】このために、前記係止力を大きな反引抜力
として働かせるために、例えば、図6において破線視す
るように、システム部5a,5aと急角度の傾斜面5
d,5dとが直角で交差するように、急な傾斜面5d,
5dを水平に形成することが考えられるが、このように
形成したことにより、ステム部5a,5aにおける爪部
5b,5bとの付け根部が肉薄となってしまい、この付
け根部が破断しやすくなってしまうことになる。
【0010】そこで、本発明は、かかる点に鑑み、車体
に対して充分な反引抜力を発揮すると共に、堅固な係止
部を有する樹脂成形品を提供することを目的としてい
る。
【0011】
【課題を解決しようとする手段】上記目的を達成するた
めに本発明は、成形品本体の裏面に、一対の縦壁部を互
いに離間して形成し、該両縦壁部に夫々その内方に互い
に近づき且つ離間するように突出する横壁部を形成して
取付け座を構成し、該取付け座の前記両横壁部の先端部
に夫々互いに離間するように起立片部を連設し、該起立
片部を更に延在起立させて先端部が互いに連続する係止
片部を連設し、該係止片部と前記起立片部との間に相手
部材の取付け孔に係止される係止部を設けて構成してい
る。
【0012】本発明によれば、両係止片部が互いに先端
部において連続して構成しているので、係止部における
相手部材側の取付け孔への反引抜力をアップすることが
できる。
【0013】また、両係止片部を取付け孔に係止するこ
とによって、両起立片部が互いの間隙を小さくして互い
に当接するまで近づくことになり、両起立片部が互いに
当接した時点で、係止片部の弾性変形は限界に達して、
取付け孔に対する反引抜力はさらに大きくなる。
【0014】以上の反引抜力アップは、係止部の横壁部
に対する角度をそれ程鋭角にしなくても、係止部の係止
孔に対する反引抜力を確保できることから、横壁部と起
立片部との間を堅固な形状に形成することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明における実施の形態
について、先ず図1乃至図3を用いて説明する。
【0016】図1は、本発明に係る実施の形態を採用し
た自動車車室側部の一部を描画した斜視図、図2は図1
のA−A断面図、図3は図1における係止部付近を拡大
して描画した斜視図である。
【0017】図1において、樹脂成形品自動車の内装品
であるセンタピラートリム等の樹脂成形品の本体(成形
品本体)10は、略長方形状をなしており、表面部は化
粧面となっているとともに、裏面部に複数の係止部11
を有して相手部材である車体20に取着されている。
【0018】係止部11は、図2及び図3に詳細に示す
ように、成形品本体10の裏面に、一対の縦壁部12,
12を互いに離間して形成し、両縦壁部12,12に夫
々その内方に互いに近づき且つ離間するように突出する
横壁部13,13を形成して取付け座14としており、
取付け座14の両横壁部13,13の先端部に夫々互い
に離間するように起立片部15,15を連設し、起立片
部15,15を更に延在起立させて先端部が互いに連続
する係止片部16,16を連設し、係止片部16,16
と起立片部15,15との間に車体20の取付け孔21
に係止される係止部17,17を設けて構成している。
【0019】そして、係止片部16,16は、その断面
が先細り型の略三角形状を呈するように形成されてい
て、車体20の取付け孔21への挿入を案内し容易にし
ている。
【0020】また、縦壁部12,12の外側面と成形品
本体10の裏面との間には、夫々互いに離間した一対の
補強リブ18,18が突設されている。
【0021】そして、図2に示す成形品本体10を車体
20に取着した状態では、横壁部13,13に対する縦
壁部12,12の段差部12a,12aが車体20に当
接した状態で、係止部17,17が取付け孔21に車体
20の裏面側から係合している。
【0022】そして、係止片部16,16が取付け孔2
1内に挿入した後に、係止部17,17における係止片
部16,16との連設部における山部17a,17aを
越えるまで、二点鎖線視するように、大きく弾性変形し
て、越えた時点で係止部17,17が取付け孔21に当
接係合することになる。
【0023】上記のように構成する実施の形態において
は、係止片部16,16が互いに先端部において連続し
て構成しているので、係止部17,17における車体2
0側の取付け孔21への反引抜力をアップすることがで
きる。
【0024】また、係止片部16,16を取付け孔21
に係止することによって、起立片部15,15が互いの
間隙を小さくして互いに当接するまで近づくことにな
り、起立片部16,16が互いに当接した時点で、係止
片部16,16の弾性変形は限界に達して、取付け孔2
1に対する反引抜力はさらに大きくすることができる。
【0025】以上の反引抜力アップは、係止部17,1
7の横壁部13,13に対する角度をそれ程鋭角にしな
くても、係止部17,17の係止孔21に対する反引抜
力を確保できることから、横壁部13,13と起立片部
15,15との間を高剛性の形状に形成することができ
る。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
両係止片部が互いに先端部において連続して構成してい
るので、係止部における相手部材側の取付け孔への反引
抜力をアップすることができる。
【0027】また、両係止片部を取付け孔に係止するこ
とによって、両起立片部が互いの間隙を小さくして互い
に当接するまで近づくことになり、両起立片部が互いに
当接した時点で、係止片部の弾性変形は限界に達して、
取付け孔に対する反引抜力はさらに大きくなる。
【0028】以上の反引抜力アップは、係止部の横壁部
に対する角度をそれ程鋭角にしなくても、係止部の係止
孔に対する反引抜力を確保できることから、横壁部と起
立片部との間を堅固な形状に形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る実施の形態を採用した自動車車室
側部の一部を描画した斜視図である。
【図2】図1のA−A断面図である。
【図3】図1における樹脂成形品の係止部付近を拡大し
て描画した斜視図である。
【図4】従来における樹脂成形品の係止部付近を描画し
た斜視図である。
【図5】図4におけるB−B断面図である。
【図6】図4における樹脂成形品の係止部の機能を示す
説明図である。
【符号の説明】
10 成形品本体 11 係止部 12 縦壁部 13 横壁部 14 取付け座部 15 起立片部 16 係止片部 17 係止部 20 車体 21 取付け孔

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 成形品本体の裏面に、一対の縦壁部を互
    いに離間して形成し、該両縦壁部に夫々その内方に互い
    に近づき且つ離間するように突出する横壁部を形成して
    取付け座を構成し、該取付け座の前記両横壁部の先端部
    に夫々互いに離間するように起立片部を連設し、該起立
    片部を更に延在起立させて先端部が互いに連続する係止
    片部を連設し、該係止片部と前記起立片部との間に相手
    部材の取付け孔に係止される係止部を設けたことを特徴
    とする係止部を有する樹脂成形品。
JP2000272852A 2000-09-08 2000-09-08 係止部を有する樹脂成形品 Pending JP2002079890A (ja)

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