JP2002078523A - アイロンプレスカバ−を装着したヘア−アイロン - Google Patents
アイロンプレスカバ−を装着したヘア−アイロンInfo
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Abstract
良されたヘア−アイロンの提供。 【解決手段】 ヘア−アイロンのヘアー加熱面と押さえ
面に耐熱性の化学繊維の織布又は不織布によってアイロ
ンプレスカバ−を配置してヘア−処理する。
Description
を整形するためのヘア−アイロンの改良に関する。ま
た、本発明は、ヘア−処理に用いるヘア−アイロンの加
熱面と押さえ面をカバ−するための筒状形態の、取外し
自在のアイロンプレスカバ−に関する。
に、女性にとってのヘア−メイクは重要なポイントにな
っており、最近ではヘア−アイロンが簡便なヘア−メイ
ク、整髪処理具としては美容業はもとより一般家庭用と
して手軽に汎用されている。ヘア−には、直毛や縮れ毛
又はくせ毛など種々の型があり、一般に望みのヘア−ス
タイルにするために、直毛性のヘア−にウェ−ブをかけ
て整形したり、曲毛性のヘア−をストレ−トに整形した
りされるが、最近は薬剤使用のパ−マネントをかけなく
てもヘア−アイロンによって簡易な整形が可能となって
おり、社会的な美容志向を反映してヘア−アイロン商品
の需要が益々増大している。また、近年ヘア−カラ−に
おいて過激に着色又は脱色する傾向があり、また、カッ
トデザインにおいては、より印象的に仕上げるためにレ
ザ−やシザ−を多用し、髪の切り口(フィルタ−)を広
く削りとる手法が多く見られる。このように多様なヘア
−メイク方法が浸透する一方で、過激なヘア−メイク及
び過度の洗髪など誤ったホ−ムケア−による髪の損傷は
深刻な問題となっており、髪を損傷させないヘア−メイ
ク方法が切望されている。
全性などの向上にかかる技術が多く、火傷の恐れを無く
し使用者が熱い思いをしなくてすむために、熱良導体で
形成されたヘア−巻胴と熱不良導体で形成されたヘア−
ガイドから構成されるヘアーアイロン(特開平11−1
27941号公報)、整形効率を向上させるために、ア
イロン部材にスリットを設けスリットの両側にセラミッ
クで絶縁したヒーターを内設して湿気の出入りを可能と
したヘアーアイロン(特開平11−75927号公
報)、スチーム整形を行ないスチーム漏れが頭皮や手指
に当たらなくするために、表面が断面波形となった熱版
の谷部にスチーム開口とスチーム漏れ防止壁を設けたヘ
アーアイロン(特開平10−272012号公報)、ヘ
ア−の損傷を防ぎカールを短時間で付与するために、ア
イロン部材にフッ素樹脂コーティングを施してマイナス
イオンを発生させる電気アイロン(登録実用新案第30
47352号)、艶のあるヘア−とし美的仕上げを向上
させるために、ロッドとグローブの各々の湾曲状側部が
重なり合う部分の一部に隙間を設けたヘアーアイロン
(実開平6−72501号公報)、縮れ毛を傷付けずに
艶のあるサラサラ感のストレートとするために、ヘア−
押圧部の向かい合う面を互いに噛み合う凹凸面とし当押
圧部にヒーターを内蔵したヘアーアイロン(特開平6−
189818号公報)などがある。しかし、上述の先行
技術では、ヘア−アイロンの安全性やヘア−整形機能や
美的仕上げなどの諸機能は縷々向上されているが、その
使い易さや効率性などの性能においては十分に満足され
るヘア−アイロンは未だ完成されていない。
率性などの性能を改良すべく技術検討を重ね、従来のア
ーム式のものとは異なり、使用者の利便性を考えたカス
タネット式ヘア−アイロンを案出し、本願の先願として
出願した(特願平10−296007号)。この先願発
明は、図2に斜視図として示すもので、ヘア−アイロン
11が、連結部材(図示されていない)によって連結さ
れた保持部材14と15及びそれらに設置されたヘア−
加熱面12と押さえ面13から構成され、電源に接続さ
れるコード16が配設されている。この新規なアイロン
は、連結部材を跨いで掛けた掌と手指の押圧力により開
閉自在とされ、カスタネットと同じ要領で操作でき、両
保持部材の間に髪の毛を挟み手指の力で直接に加熱面と
押さえ面を押圧するので、力加減が容易で握力の弱い女
性でも使い易く、従来のアーム式のものに比べて、より
正確に、より微妙に、より簡易に加熱面を操作でき、髪
の毛を自由に思いのまゝにアイロン処理することを可能
とした。
部分のアイロン面が高温かつ硬質の接触面となってお
り、また、ヘア−の断面の一部しかアイロン面に接触せ
ず、その結果、このアイロンをそのまゝ使用した場合に
は、ヘア−の損傷のある中間部分や毛先部分にチリツキ
(縮み)が生じてしまう。これはヘア−成分が、99%
程度までが蛋白質であり、パーマ剤(パーマネント薬
剤)やヘアーカラー剤などのアルカリ性のヘア−用薬剤
を使用することにより、蛋白質が分解され、その結果、
ヘア−はアルカリによって柔軟性を増し強度が低下し、
損傷されることとなる。また、パーマ剤やカラー剤によ
る処理を一度もされていない新生毛部分と、パーマ剤や
カラー剤による処理をされた中間部分、パーマ剤やカラ
ー剤による処理が複数回なされることにより損傷の発生
した毛先部分とに大別され、一般的にはヘア−は新生部
分から、中間部分、毛先部分へと損傷の度合いが増大
し、枝毛の発生も生じている。
は、使い易さや効率性などの利便性は備わっていても、
ヘア−アイロン自体の加熱体は金属製であり、このため
ヘア−に直接的に金属加熱体が接しているので、ヘア−
加熱時にヘア−に損傷を与えることなく、毛髪構成成分
の分解も来さないような温度の管理を維持することはき
わめて難しかった。そこで、アイロンの導電加熱体外側
とクランプ表面にフロッキングして、この間隙にヘア−
を挟むことにより加熱によるヘア−への損傷を減少させ
る作用を持つヘア−アイロンも知られる(米国特許第4,
477,716 号) が、非吸湿性の素材をフロッキングしても
加熱面の被覆効果は少なく、フロッキングは半永久的な
ものだけにフロッキング加工に手数がかかる上に、ヘア
−の加熱によるヘア−処理剤の分解物の臭気がフロッキ
ングに吸収、保持され、加熱によってこれらの臭気が発
生することとなり、悪臭下での使用となり、ヘア−アイ
ロンの長期使用は難しかった。
アイロン処理を美的に仕上げる機能性面からヘア−アイ
ロンの改良を志向し、パ−マネント薬剤処理やアイロン
処理の重複により損傷したり枝分かれした髪の毛に対し
ても、損傷少なく、縮れることもなく、しかも長期に亘
って臭気を感じることなく、また、装着が簡単でダブつ
くことなく、安全かつ的確にプレスが可能なアイロンプ
レスカバ−を装着したヘア−アイロンの提供を課題とす
る。
し自在のアイロンプレスカバ−の使用によってヘア−ア
イロンのヘア−接触域の加熱面及び押さえ面をカバ−
し、毛髪がアイロンの加熱面に直接的な接触を避け、ヘ
ア−の断面が全体的にアイロンの加熱面に接触させるよ
うにし、損傷したり枝分かれした中間部分や毛先部分の
髪の毛でもチリツキを防止し、さらにカバ−を適宜洗濯
して清潔に保ち、加熱による臭気を感じることなく、快
適にヘア−アイロンを使用することができる。本発明で
は、アイロンの加熱面にカバ−を設けることによって、
アイロンの金属加熱面へ直接接触する、いわゆる“線的
な接触”を避け、間接的に加熱面接触する、言わば“面
的な接触”によって、損傷したり枝分かれした髪の毛で
も縮れることなくアイロン処理することができる。ま
た、この発明のアイロンプレスカバ−には、加熱により
芳香を発生する成分を含有させることにより一層快適に
使用することができる。
するものである。 (1)ヘア−加熱面と押さえ面とが対抗するようにそれ
ぞれの内面に配置された一対の開閉自在のアーム部材が
連結部材によって連結されたア−ム式ヘア−アイロンに
おける、ヘア−加熱面と押さえ面をカバ−するための取
外し自在の耐熱性アイロンプレスカバー。 (2)ヘア−加熱面と押さえ面とが対抗するようにそれ
ぞれの内面に配置された一対の保持部材が連結部材によ
って連結され、かつ該連結部材を跨いで掛けた掌と手指
の押圧力によって開閉自在としたカスタネット式ヘア−
アイロンにおける、ヘア−加熱面と押さえ面をカバ−す
るための取外し自在の耐熱性アイロンプレスカバ−。 (3)取外し自在の織布又は不織布の被覆体が、筒状形
態のものである上記(1)又は(2)に記載のアイロン
プレスカバ−。 (4)ア−ム部材又は保持部材を先端からすっぽりと包
み込むことを特徴とする上記(1)〜(3)のいずれか
に記載のアイロンプレスカバ−。 (5)取外し自在の織布又は不織布の被覆体が、スイッ
チ部分で絞り込み、ずれやダブつきがないことを特徴と
する上記(1)〜(4)のいずれかに記載のアイロンプ
レスカバ−。 (6)取外し自在の織布又は不織布の被覆体が、ヘア−
アイロンの上下及び/又は加熱面並びに押さえ面の内側
及び/又は外側において適宜に着色して、使用時に一目
で見分けられることを特徴とする上記(1)〜(5)の
いずれかに記載のアイロンプレスカバ−。 (7)取外し自在の織布又は不織布の被覆体が、カバ−
の厚みによってアイロンの加熱効果を調節でき、毛髪の
損傷度合いによってカバ−を変更することを特徴とする
上記(1)〜(6)のいずれかに記載のアイロンプレス
カバ−。 (8)取外し自在の織布又は不織布の被覆体が、高温分
解型の香気剤を含有したものであることを特徴とする上
記(1)〜(7)のいずれかに記載のアイロンプレスカ
バ−。 (9)洗うことができ、清潔に保つことができる上記
(1)〜(8)のいずれかに記載のアイロンプレスカバ
−。
発明の具体的な実施例を比較例と共に記載するが、本発
明はこれらに限定されるものではない。図1は、従来の
アーム式ヘア−アイロンの斜視図、図2は、本願の先願
発明のカスタネット式ヘア−アイロンの斜視図、図3
は、従来のヘア−アイロンにおけるアイロン処理時のヘ
ア−の断面図、図4は、本発明のヘア−アイロンにおけ
るアイロン処理時のヘア−の断面図、図5は、ア−ム式
ヘア−アイロンにおけるアイロンプレスカバーの使用態
様、図6は、カスタネット式ヘア−アイロンにおけるア
イロンプレスカバ−の使用態様、図7はア−ム式ヘア−
アイロン用アイロンプレスカバ−の斜視図、図8はカス
タネット式ヘア−アイロン用アイロンプレスカバ−の平
面図である。
示すもので、ヘア−アイロン21は、連結部材27によ
って連結されたアーム部材24と25及びそれらに設置
されたヘア−加熱面22と押さえ面23から構成され、
電源に接続されるコード26が配設されている。このア
イロンは、両アーム部材が手指の握力により開閉自在と
され、両アーム部材の間に髪の毛を挟み手指の力で加熱
面と押さえ面を押圧することによりヘア−にアイロン処
理を施す。このようなア−ム式ヘア−アイロンでは、図
3のアイロン断面に示すように、ヘア−の断面31はヘ
ア−加熱面33と押さえ面32の間に挟まれ、ヘア−は
上下の高温かつ硬質の両面との接点においてのみ、“線
的に”接触している。このように加熱面に接触している
のはヘア−と加熱面の接点部分だけなので、この部分と
加熱面に接触していない部分との間で温度差と水分量の
差異が生じる。また、ヘア−が接点でのみ押圧されるの
で、ヘア−の断面に歪みが生じ、不規則な形状に固定さ
れたまゝ加熱されるから、ヘア−にチリツキや新たな損
傷が生じてしまう。特に、パーマ剤やカラー剤による処
理をされた中間部分や毛先部分には既に損傷や枝毛が発
生している場合が多いから、この損傷や枝毛が副原因と
もなり、チリツキの程度が激しくなる。このため加熱に
よるヘア−への損傷を減少させる上述の米国特許(米国
特許第4,477,716 号) にあるように加熱体外側とクラン
プ表面にフロッキングして、この間隙にヘア−を挟むこ
とも考えられたが、フロッキングによる加熱面の被覆効
果は少なく、フロッキング加工に手数がかかる上に、ヘ
ア−の加熱によるヘア−処理剤の分解物の臭気がフロッ
キングに吸収、保持され、臭気発生によりヘア−アイロ
ンの長期使用は難しかった。
示すように、ヘア−はヘア−加熱面に“面的に”接触し
ている。すなわち、ヘア−の断面43はヘア−加熱面4
4と押さえ面41の間に挟まれ、上下の高温かつ硬質の
両面と直接に接触せず、耐熱性の化学繊維からなるアイ
ロンプレスカバー42を介して接触し、ヘア−の断面全
体が化学繊維に柔らかく包み込まれている。したがっ
て、上記の従来のヘア−アイロンの場合と異なり、ヘア
−の断面全体が同一環境下に置かれ、また、化学繊維に
よって熱が均一に分散されて、ヘア−の断面において温
度差と水分量の差異が生じることがなく、さらにヘア−
が接点でのみ押圧されずに断面全体において均一に押圧
され、ヘア−に断面に歪みが生じて不規則な形状に固定
されたまゝ加熱されることがない。さらに、ヘア−の断
面全体が化学繊維によって柔らかく包み込まれているか
ら押圧も緩衝的に行なわれ、これらの総合作用の結果、
ヘア−へのチリツキや新たな損傷の発生を効率的に阻止
することができる。特にアイロンの両面を加熱面とし
て、上下両面から加熱するようにすれば、加熱処理がよ
り効率的となる。
厚みを有し、耐熱性のある化学繊維にて形成するが、ア
イロンプレスカバーは取外し自在の筒形状で、ヘア−ア
イロンの加熱面及び押さえ面のヘア−接触域をスッポリ
と包み込み、スイッチ部分で絞り込むことによって丁度
巾着袋の要領でカバ−を固定することができる。カバ−
の厚みは0.1〜5mm程度が好適であり、毛髪の損傷
程度によって、健康な毛髪には0.2〜1mm程度、ま
た、傷んだ毛髪には3〜5mm程度がより好ましい。厚
みの違うカバ−を適宜取り替えることによって、アイロ
ンの温度を細かく設定しなくても加熱処理を調節でき、
より簡単に短時間でプレス操作を施すことができる。耐
熱性の化学繊維に制限はなく、ポリエステル繊維やポリ
アミド繊維などの通常の繊維が使用されるが、加熱面が
100℃を越える高温となるから、アラミド系繊維やフ
ッ素化ポリエチレン繊維又はポリベンゾイミダゾール繊
維などの耐熱性の高い繊維の織布又は不織布が好適に使
用される。これらのアイロンプレスカバ−には、加熱に
より芳香を発するような化学薬剤、例えばボルネオ−
ル、マルト−ル、ムスクキシレン、ムスクケトンなどの
高温分解型の香気剤を使用すれば、一層好適である。こ
のようなアイロンプレスカバ−も数十回も使用すれば、
ヘア−処理剤やヘア−による臭気も生じることとなるの
で、使用状況によって概ね10回使用毎に洗濯し、カバ
−をクリ−ニングして清潔に保つことによりアイロンの
加熱による臭気を防ぐことができる。また、アイロンの
上下及び/又は加熱面並びに押さえ面の内側及び/又は
外側において任意に着色することにより、カバ−の使用
状態が一目で見分けられ、より効率的に装着することが
できる。
損傷部分も含んだヘア−を180℃程度ヘア−加熱面で
挟み、2〜3秒程度加熱押圧し、次いで押圧を緩めアイ
ロン面を毛先側にずらしていき、この操作を2〜3回繰
り返すと、ヘア−が乾燥し、アイロン処理が固定され
る。トリートメント剤を塗布したヘア−に使用する場合
には、ヘア−内の水蒸気がアイロンカバー内に留まるた
め、通常のスチ−マ式のもの(40〜60℃)で使用し
た場合よりも高温で処理でき、トリートメント効果を促
進できる。ヘア−の損傷部分は、一般に柔軟性が増し、
金属面では押し潰された状態となり、特にヘア−が水分
を含んだ場合にはこの現象が激しくなるのに対して、本
発明におけるようにアイロンプレスカバーを使用する場
合には、同じ力で握った場合でも、アイロンプレスカバ
ーがヘア−に対する圧力を吸収して、このヘア−の柔軟
化損傷現象を防止できる。また、従来のヘア−アイロン
において、アイロン面の温度をヘア−に損傷を与えない
程度の40〜50℃で、力をかけずに使用しようとする
と、ヘア−アイロン処理に熟練した技術が必要であり、
アイロン面の温度設定に時間がかかり、一般消費者の使
用には適していなかった。しかしながら、本発明のヘア
−アイロンでは、アイロンプレスカバ−を厚みを変えて
何種類も用意しておき、適宜髪の性質及び損傷程度によ
りカバ−を取り替えることによって、熟練技術者でなく
ても簡単かつ短時間でヘア−を損傷させることなくプレ
ス整形を施すことを可能とした。
ト式ヘア−アイロンにおいて、ヘア−加熱面と押さえ面
にアイロンプレスカバーによって同様の効果を発揮する
ことができる。このカスタネット式ヘア−アイロン11
は、連結部材(図示されていない)によって連結された
保持部材14と15及びそれらに設置されたヘア−加熱
面12と押さえ面13から構成され、電源に接続される
コード16が配設されており、連結部材を跨いで掛けた
掌と手指の押圧力により開閉自在とされ、カスタネット
と同じ要領で操作でき、両保持部材の間に髪の毛を挟み
手指の力で直接に加熱面と押さえ面を押圧することによ
りヘア−にアイロン処理を施すことができる。
プレスカバーの織布又は不織布のカバ−が筒状形態であ
るから、加熱面及び押さえ面をすっぽり包み込み、加熱
面の熱はカバ−を通ってヘア−の断面全体にいきとど
き、使用時における加熱面のヘア−への加熱効率を上げ
ることができる。図5は、本発明のアイロンプレスカバ
−を装着したア−ム式ヘア−アイロンである。アイロン
プレスカバー68は、両アーム部材61に挿入して絞り
込み口69によってア−ム部材を包み込み、カバ−と両
ア−ム部材を固定することによって、アイロンの熱処理
効果がカバ−を通ってヘア−断面全体に行き渡り、より
簡単にかつ安全にプレス操作することができる。また、
絞り込み口69によって、アイロン使用時、カバ−がず
れたり、ダブついたりすることなく、スム−ズにアイロ
ン操作を行うことができるものである。図6は、本発明
のアイロンプレスカバ−を装着したカスタネット式ヘア
−アイロンである。アイロンプレスカバ−70は、両保
持部材72に挿入して絞り込み口71によって保持部材
を包み込み、カバ−と両保持部材を固定することによっ
て、アイロンの熱処理効果がカバ−通ってヘア−断面全
体に行き渡り、より簡単にかつ安全にプレス操作するこ
とができる。また、絞り込み口71によって、アイロン
使用時に、カバ−がずれたり、ダブついたりすることな
く、スム−ズにアイロン操作を行うことができるもので
ある。また、アイロンプレスカバ−の上下及び加熱面並
びに押さえ面の内側及び外側において色を変えた素材と
することによって、使用時に一目で見分け、装着に便利
にすることもできる。
ド繊維による織布にて形成された筒状の被覆体を使用
し、これを保持部材に挿入固着して、5人の成人女性の
モニター(直毛3人;くせ毛2人)によって、実際のア
イロン処理を行なった。ヘア−においては、パーマ剤や
カラー剤による処理を一度もされていない新生ヘア−部
分と、パーマ剤やカラー剤による処理をされた中間部
分、パーマ剤やカラー剤の複数回処理による損傷の激し
い毛先部分とに大別されるものであった。テスト結果を
表1に示す。なお、本発明のカバ−を使用したヘア−ア
イロンでは、10回のヘア−アイロンの繰り返し使用で
カバ−を取り替えることとした。
繊維の織布で形成された被覆体を使用し、ヘア−アイロ
ンに装着し、その他は実施例1と同じ条件で実施した。
バーを使用せずに実施した。
価した。
は、使い易さと美的仕上げ及びチリツキ発生のいずれの
機能においても、十分に使用者を満足させるものであっ
た。一方、本発明のアイロンプレスカバーを使用しない
従来のヘア−アイロンにおいては(比較例1)、使い易
さと美的仕上げ及びチリツキ発生のいずれの機能におい
ても、使用者を満足させるものではなく、本発明のアイ
ロンプレスカバーを使用しないヘア−アイロンにおいて
は(比較例2)、使い易さと美的仕上げの機能におい
て、十分に使用者を満足させるものであったが、チリツ
キ発生の機能においてのみ、使用者を満足させるもので
はなかった。
ることにより、ヘア−カラ−やカット、パ−マネントに
よって、損傷したり枝分かれした損傷の大きい髪の毛の
処理であっても、縮れることなくヘア−アイロン処理で
き、ヘア−のアイロン処理におけるチリツキの発生を十
分に阻止でき、ヘア−への新たな損傷も発生させない。
また、本発明のアイロンプレスカバ−には絞り込み口が
あり、装着・取外し自在となっており、適宜の期間の洗
濯及び取替えによって、カバ−を清潔に保つことがで
き、従来のヘア−アイロンの課題であった加熱による臭
気を防ぐことができ、快適にヘア−アイロンを使用する
ことができる。さらに香気剤を含ませておけばさらに快
適に使用できる。
図
の断面
時の断面
ム式ヘア−アイロン
タネット式ヘア−アイロン
レスカバ−
ロンプレスカバ−
用) 69:絞り込み口 70:アイロンプレスカバ−(カスタネット式ヘア−ア
イロン用) 71:絞り込み口 72:保持部材
Claims (9)
- 【請求項1】 ヘア−加熱面と押さえ面とが対抗するよ
うにそれぞれの内面に配置された一対の開閉自在のアー
ム部材が連結部材によって連結されたア−ム式ヘア−ア
イロンにおける、ヘア−加熱面と押さえ面をカバ−する
ための取外し自在の耐熱性アイロンプレスカバー。 - 【請求項2】 ヘア−加熱面と押さえ面とが対抗するよ
うにそれぞれの内面に配置された一対の保持部材が連結
部材によって連結され、かつ該連結部材を跨いで掛けた
掌と手指の押圧力によって開閉自在としたカスタネット
式ヘア−アイロンにおける、ヘア−加熱面と押さえ面を
カバ−するための取外し自在の耐熱性アイロンプレスカ
バ−。 - 【請求項3】 取外し自在の織布又は不織布の被覆体
が、筒状形態のものである請求項1又は2に記載のアイ
ロンプレスカバ−。 - 【請求項4】 ア−ム部材又は保持部材を先端からすっ
ぽりと包み込むことを特徴とする請求項1〜3のいずれ
かに記載のアイロンプレスカバ−。 - 【請求項5】 取外し自在の織布又は不織布の被覆体
が、スイッチ部分で絞り込み、ずれやダブつきがないこ
とを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のアイロ
ンプレスカバ−。 - 【請求項6】 取外し自在の織布又は不織布の被覆体
が、ヘア−アイロンの上下及び/又は加熱面並びに押さ
え面の内側及び/又は外側において適宜に着色して、使
用時に一目で見分けられることを特徴とする請求項1〜
5のいずれかに記載のアイロンプレスカバ−。 - 【請求項7】 取外し自在の織布又は不織布の被覆体
が、カバ−の厚みによってアイロンの加熱効果を調節で
き、毛髪の損傷度合いによってカバ−を変更することを
特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載のアイロンプ
レスカバ−。 - 【請求項8】 取外し自在の織布又は不織布の被覆体
が、高温分解型の香気剤を含有したものであることを特
徴とする請求項1〜7のいずれかに記載のアイロンプレ
スカバ−。 - 【請求項9】 洗うことができ、清潔に保つことができ
る請求項1〜8のいずれかに記載のアイロンプレスカバ
−。
Priority Applications (8)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000324847A JP3607189B2 (ja) | 2000-06-26 | 2000-10-25 | アイロンプレスカバ−を装着したヘア−アイロン |
US09/885,711 US6622735B2 (en) | 2000-06-26 | 2001-06-20 | Hair iron equipped with iron press cover |
AT01115307T ATE276684T1 (de) | 2000-06-26 | 2001-06-25 | Haareisen mit pressüberzug |
DK01115307T DK1169936T3 (da) | 2000-06-26 | 2001-06-25 | Hårjern forsynet med pressejernsovertræk |
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