JP3213090U - ヘアーアイロン - Google Patents
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Abstract
【課題】多数の棒状の加熱ピンを配置することによって、毛髪に対して適度の櫛テンションを与え、加えて効率的に毛髪に熱を与えやすい構成とし、容易に自由なヘアースタイリングを可能としたヘアーアイロンを提供する。【解決手段】本体を把持操作するグリップ1、グリップ先方の櫛歯部2を備えたヘアーアイロンであって、櫛歯部は、発熱部から熱を受けて加熱される加熱ピン8と、加熱ピンの外側を覆うガードピン9を備えており、加熱ピンは、所定間隔で棒状に立設されており、ガードピンは、加熱ピンの外周を取り囲んだ状態で左右方向に架け渡され、前後方向に所定間隔で立設されている。【選択図】図1
Description
本考案は、理容店や美容院等または家庭用として利用に供されるヘアーアイロンに関し、特に、多数の棒状の加熱ピンを配置することによって、毛髪に対して適度のテンションを与え、加えて効率的に毛髪に熱を与えやすい構成とし、容易に自由なヘアースタイリングを可能としたヘアーアイロンに関する。
従来、毛髪を熱の作用でカールセットする手段として、発熱体を備えたアイロン部に毛髪を巻き付けるヘアーアイロンがあり、このヘアーアイロンは、櫛歯部に毛髪を挟む髪押さえ部(クリップ)を備え、このクリップによって毛髪を挟み、カールやストレート等に毛髪の形付け(ヘアースタイリング)を行う構成となっている。
このようなクリップを備えたヘアーアイロンに関する技術として特許文献1、2の技術が公知である。
このようなクリップを備えたヘアーアイロンに関する技術として特許文献1、2の技術が公知である。
前記特許文献1,2の技術にように、髪押さえクリップがある場合、髪の毛の毛先を髪押さえ部で挟んで巻き込んだ際、その髪押さえ部が巻き付いた毛髪により開閉できなくなるため、取り外しが困難という問題があった。
毛髪からヘアーアイロンを取り外すには、毛先から巻き込んだ後、また毛先まで巻き戻さなければならない。しかし、この巻き戻しの際、髪の毛を引っ張ったりしてしまうとヘアーアイロンからの余熱により作ったカールが型崩れするという問題もある。
クリップがある場合、毛髪の中間部分をクリップした場合、毛髪の短い部位も共にクリップしてしまうため、毛髪が引っ掛ってしまい、スタイリングが困難であり、また、毛髪を根本から先端方向へ巻き込みながらスタイリングをする、いわゆる巻きおろしが困難という問題もあった。
毛髪からヘアーアイロンを取り外すには、毛先から巻き込んだ後、また毛先まで巻き戻さなければならない。しかし、この巻き戻しの際、髪の毛を引っ張ったりしてしまうとヘアーアイロンからの余熱により作ったカールが型崩れするという問題もある。
クリップがある場合、毛髪の中間部分をクリップした場合、毛髪の短い部位も共にクリップしてしまうため、毛髪が引っ掛ってしまい、スタイリングが困難であり、また、毛髪を根本から先端方向へ巻き込みながらスタイリングをする、いわゆる巻きおろしが困難という問題もあった。
本考案は、かかる従来の従来の問題を解決するためになされたものであって、その目的とするところは、多数の棒状の加熱ピンを配置することによって、毛髪に対して適度の櫛テンションを与え、加えて効率的に毛髪に熱を与えやすい構成とし、容易に自由なヘアースタイリングを可能としたヘアーアイロンを提供することにある。
前記目的を達成するための手段として請求項1記載のヘアーアイロンでは、本体を把持操作するグリップ(1)、グリップ先方の櫛歯部(2)を備えたヘアーアイロンであって、前記櫛歯部(2)は、発熱部から熱を受けて加熱される加熱ピン(8)と、その加熱ピン(8)の外側を覆うガードピン(9)を備えており、 前記加熱ピン(8)は、所定間隔で棒状に立設されており、前記ガードピン(9)は、加熱ピン(8)の外周を取り囲んだ状態で左右方向に架け渡され、前後方向に所定間隔で立設されていることを特徴とする。
請求項2記載のヘアーアイロンでは、請求項1記載のヘアーアイロンにおいて、ガードピン(9)の内側には、その内側の形状に応じ、高さ、形状の異なる加熱ピン(8)が立設されていることを特徴とする。
請求項3記載のヘアーアイロンでは、請求項1〜2いずれか記載のヘアーアイロンにおいて、2桁の加熱ピン列と3桁の加熱ピン列が前後方向に交互に連続して配置されていることを特徴とする。
請求項4記載のヘアーアイロンでは、請求項1〜3いずれか記載のヘアーアイロンにおいて、加熱ピン(8)が配置される前後方向のピッチと、ガードピン(9)が配置される前後方向のピッチにはずれが設定されていることを特徴とする。
請求項5記載のヘアーアイロンでは、請求項1〜4いずれか記載のヘアーアイロンにおいて、ガードピン(9)の先端部分には玉ピン(14)が設けられていることを特徴とする。
請求項6記載のヘアーアイロンでは、請求項1〜5いずれか記載のヘアーアイロンにおいて、横幅の異なるガードピン(9)を配設したことを特徴とする。
請求項1記載のヘアーアイロンでは、発熱部から熱を受けて加熱される加熱ピンと、その加熱ピンの外側を覆うガードピンを備えているので、ガードピンで発熱部に対して頭皮や毛髪への接触を調整しながら、コーミングにより毛髪の形付けやくせ伸ばしができる。また、本考案のヘアーアイロンを使用し、カールやウェーブを形成、あるいはストレートの毛流れをつくることができ、さらに、毛髪根本部の立ち上げ(ボリュームアップ)が容易にできる。
所定間隔で棒状に立設した多数の加熱ピンを配置したので、コーミング時に毛髪に効率的に熱を与えやすく、毛髪への摩擦テンションが適度に付与される。そのため、希望通りのスタイリングが容易である。
所定間隔で棒状に立設した多数の加熱ピンを配置したので、コーミング時に毛髪に効率的に熱を与えやすく、毛髪への摩擦テンションが適度に付与される。そのため、希望通りのスタイリングが容易である。
請求項2記載のヘアーアイロンでは、ガードピンの内側には、その内側の形状に応じ、高さ、形状の異なる加熱ピンを立設したので、多様な方向から毛髪に接触することができ、毛髪への摩擦テンション、及びアイロン効果が確実に得られる。
請求項3記載のヘアーアイロンでは、2本の加熱ピン列と3本の加熱ピン列が前後方向に交互に連続して配置されているので、アーチ状のガードピンの内部空間を効率的に利用して、多数の加熱ピンを配置することができる。
請求項4記載のヘアーアイロンでは、加熱ピンが配置される前後方向のピッチと、ガードピンが配置される前後方向のピッチにずれを設定したので、毛髪との適度の摩擦性により、アイロン効果が適切に得られ、毛髪を掴みやすく、しかも摩擦し過ぎず、ヘアースタイルに適切な毛髪への摩擦と解放具合が実現される。
請求項5記載のヘアーアイロンでは、ガードピンの先端部分に玉ピンを設けたので、玉ピンによって頭皮へ接触時の刺激、衝撃を回避できる。また、玉ピンを利用して毛髪を櫛歯部に絡ませすくい上げることも可能であり、櫛としての取扱い性を向上させる。
請求項6記載のヘアーアイロンでは、横幅の異なるガードピンを配設したので、頭皮や毛髪が櫛歯部の側面に接触しても、発熱部への密着が回避され、頭皮・手指・顔回りの熱損傷を防止する。
本考案の第1実施例に係るヘアーアイロンは、図1〜5に示すように、基部にグリップ1、先方に櫛歯部2を備えた直状構造体から構成されている。
グリップ1は把持に適した流線縁を備えた略円柱形の取っ手であり、グリップ1の基端には電源コード3が連結され、中央側面に電源スイッチ4、操作スイッチ5が設けられている。
グリップ1は把持に適した流線縁を備えた略円柱形の取っ手であり、グリップ1の基端には電源コード3が連結され、中央側面に電源スイッチ4、操作スイッチ5が設けられている。
櫛歯部2はグリップ前方の延長線上に配置され、固定座6の一面側(上方)にピンが立設されている。
固定座6の内部には発熱体7が備えられており、グリップ1基部に連結された電源コード3から電気の供給を受けて発熱する構成となっている。
固定座6の内部には発熱体7が備えられており、グリップ1基部に連結された電源コード3から電気の供給を受けて発熱する構成となっている。
櫛歯部2は、発熱体7から熱を受けて加熱される加熱ピン8と、その加熱ピン8の外側を覆うガードピン9を有している。
この加熱ピン9は熱伝導効率の優れた金属から構成され、一例としてアルミ表面にセラミックやメッキ、フッ素などで塗膜塗装したものが使用される。
加熱ピン9は、固定座6から棒状に立ち上がる3桁のピン列と、2桁のピン列を備えており、その3桁のピン列と2桁のピン列が交互に隣接して連続している。
本実施例では3桁のピン列と2桁のピン列を合わせて30本のピン列が配置されている。
この加熱ピン9は熱伝導効率の優れた金属から構成され、一例としてアルミ表面にセラミックやメッキ、フッ素などで塗膜塗装したものが使用される。
加熱ピン9は、固定座6から棒状に立ち上がる3桁のピン列と、2桁のピン列を備えており、その3桁のピン列と2桁のピン列が交互に隣接して連続している。
本実施例では3桁のピン列と2桁のピン列を合わせて30本のピン列が配置されている。
3桁のピン列は、図4に示すように、中央のトップピン10とその両側のサイドピン11を備え、トップピン10は棒状に立ち上がる略四角柱のピンであり、サイドピン11は基部から先端方向へ向かって三角に湾曲し徐々に先鋭した形状となっている。
サイドピン11の形状は、内側の縁は直線で形成され、外側の縁はガードピン9の内周に沿って内側方向にその先端が湾曲している。
サイドピン11の形状は、内側の縁は直線で形成され、外側の縁はガードピン9の内周に沿って内側方向にその先端が湾曲している。
2桁のピン列は、図5に示すように、棒状に立ち上がる略四角柱の2本のミドルピン12からなり、この2本のミドルピン12は相互に同一形状であり、櫛歯部2の左右方向の中心から間隔をおいてほぼ平行に立設されている。
3桁のピン列と2桁のピン列は、本体の前後方向に隣接して配置されており、それぞれピンの真後ろではなく、ピンのない背後に配置されている。つまり、トップピン10とサイドピン11の間の背後にミドルピン12が位置し、ミドルピン12とミドルピン12の間の背後にトップピン10、ミドルピン12の左右端の背後にサイドピン11が位置するように構成されている。
ピンの側面及び上面の角は、毛髪との引っ掛かりや損傷等を防止するために角を取って丸く処理されている。
3桁のピン列と2桁のピン列は、本体の前後方向に隣接して配置されており、それぞれピンの真後ろではなく、ピンのない背後に配置されている。つまり、トップピン10とサイドピン11の間の背後にミドルピン12が位置し、ミドルピン12とミドルピン12の間の背後にトップピン10、ミドルピン12の左右端の背後にサイドピン11が位置するように構成されている。
ピンの側面及び上面の角は、毛髪との引っ掛かりや損傷等を防止するために角を取って丸く処理されている。
ピンの形状と高さは、トップピン10は中心に位置しているため、空間に沿って一番高く形成され、サイドピン11は低く形成されている。
また、ミドルピン12は、中心を挟んだ左右に位置しているため、トップピン10より低く、サイドピン11よりも高く形成されている。
また、それぞれのピンは基部から先端へ向かって細く形成され、基部の隙間が狭く、そのため毛髪を挟みやすく、毛髪をコーミングする際に毛髪の摩擦テンションが確保できるようになっている。
また、ピンの底面13は円弧状に湾曲してやや盛り上がっており、コーミング時には毛髪がピンの底面13にも接触してアイロン効果が得られるようになっている。
また、ミドルピン12は、中心を挟んだ左右に位置しているため、トップピン10より低く、サイドピン11よりも高く形成されている。
また、それぞれのピンは基部から先端へ向かって細く形成され、基部の隙間が狭く、そのため毛髪を挟みやすく、毛髪をコーミングする際に毛髪の摩擦テンションが確保できるようになっている。
また、ピンの底面13は円弧状に湾曲してやや盛り上がっており、コーミング時には毛髪がピンの底面13にも接触してアイロン効果が得られるようになっている。
ガードピン9は加熱ピン8の外側を覆う保護部材である。
ガードピン9は固定座6の左右端から上方に向けて湾曲しながら山状に隆起して先端中央が上方に突き出している。そのため、固定座6の左右端を連結して、アーチ状に架け渡された構成となっている。そして、アーチ状に形成された内部空間に加熱ピン8が収容されている。
また、アーチは本体の左右方向に毛髪の通過する隙間を置いて架け渡されているので、ガードピン9とガードピン9の間で毛髪をすく櫛歯としても機能する。
ガードピン9は固定座6の左右端から上方に向けて湾曲しながら山状に隆起して先端中央が上方に突き出している。そのため、固定座6の左右端を連結して、アーチ状に架け渡された構成となっている。そして、アーチ状に形成された内部空間に加熱ピン8が収容されている。
また、アーチは本体の左右方向に毛髪の通過する隙間を置いて架け渡されているので、ガードピン9とガードピン9の間で毛髪をすく櫛歯としても機能する。
ガードピン9の先端には玉ピン14が設けられており、玉ピン14は頭皮へ接触時の刺激、衝撃を回避する機能を有すると共に、毛髪の引っかかり効果を有し、櫛の取扱い性を向上させる。この玉ピンは本実施例では隣接するガードピン9の1本おきに設けられている。
ガードピン9は保護強度を得るために所定の形状を有するが、髪の毛のスムーズな通過を確保するために、アーチ部分は左右方向に平たく形成されている。
また、ガードピン9のアーチ側面は外側に向かってやや拡幅されており、この拡幅部分が大きいガードピンと、小さいガードピンが交互に連続している。つまり、図4における幅h1に対して、図5における幅h2がやや広く形成されている。かかる構成としため、櫛歯部2の側面に頭皮・手指・顔回りが接触しても、内部の熱を拡散させるスペースが確保され、発熱部への密着が回避され、頭皮・手指・顔回りの熱損傷を防止する。
また、ガードピン9のアーチ側面は外側に向かってやや拡幅されており、この拡幅部分が大きいガードピンと、小さいガードピンが交互に連続している。つまり、図4における幅h1に対して、図5における幅h2がやや広く形成されている。かかる構成としため、櫛歯部2の側面に頭皮・手指・顔回りが接触しても、内部の熱を拡散させるスペースが確保され、発熱部への密着が回避され、頭皮・手指・顔回りの熱損傷を防止する。
加熱ピン8が配置される前後方向のピッチと、ガードピン9が配置される前後方向のピッチは同一ピッチではなく、若干のずれが設定されている。そのため、毛髪を掴みやすく、しかも摩擦し過ぎず、ヘアースタイルに適切な毛髪への摩擦と解放具合が実現されている。
次に、本実施例のヘアーアイロンの使用方法を説明する。
電源スイッチ4をONにして、発熱体7へ通電し、櫛歯部2の加熱ピン8を加熱させる。
加熱ピン8が適切な温度に達した状態で、櫛歯部2で髪を梳きながらストレートスタイルにしたり、カールスタイルにしたり、毛髪根元を立ち上げたり、毛先や前髪の毛流れをつくる。
ここで、櫛歯部2は所定間隔で棒状に立設した多数の加熱ピン8を備えているので、そして、左右の加熱ピン8に加えて底面13からも熱を受けるので、コーミング時に毛髪に効率的に熱を与えやすく、毛髪との摩擦テンションが適度に付与される。そのため希望通りのスタイリングができる。
また、ガードピン9を備えているので、発熱部に対して頭皮・手指・顔回りへの接触を調整しながら、コーミングにより毛髪の形付けやくせ伸ばしができる。
電源スイッチ4をONにして、発熱体7へ通電し、櫛歯部2の加熱ピン8を加熱させる。
加熱ピン8が適切な温度に達した状態で、櫛歯部2で髪を梳きながらストレートスタイルにしたり、カールスタイルにしたり、毛髪根元を立ち上げたり、毛先や前髪の毛流れをつくる。
ここで、櫛歯部2は所定間隔で棒状に立設した多数の加熱ピン8を備えているので、そして、左右の加熱ピン8に加えて底面13からも熱を受けるので、コーミング時に毛髪に効率的に熱を与えやすく、毛髪との摩擦テンションが適度に付与される。そのため希望通りのスタイリングができる。
また、ガードピン9を備えているので、発熱部に対して頭皮・手指・顔回りへの接触を調整しながら、コーミングにより毛髪の形付けやくせ伸ばしができる。
そして、ガードピン9の内側には、その内側の形状に応じ、高さ、形状の異なる加熱ピン8が立設されているので、多様な方向から毛髪をスルーすることができ、毛髪との摩擦テンション、アイロン効果が確実に得られる。
さらに、加熱ピン8が配置される前後方向のピッチと、ガードピン9が配置される前後方向のピッチにずれを設定したので、毛髪との摩擦テンション、アイロン効果が適切に得られ、毛髪を掴みやすく、しかも摩擦し過ぎず、ヘアースタイルに適切な毛髪の摩擦と解放具合が実現される。
さらに、加熱ピン8が配置される前後方向のピッチと、ガードピン9が配置される前後方向のピッチにずれを設定したので、毛髪との摩擦テンション、アイロン効果が適切に得られ、毛髪を掴みやすく、しかも摩擦し過ぎず、ヘアースタイルに適切な毛髪の摩擦と解放具合が実現される。
また、ガードピン9先端には玉ピン14が設けられているので、玉ピン14によって頭皮へ接触時の刺激、衝撃を回避できる。そして、玉ピン14を利用して毛髪を櫛に絡ませすくい上げることも可能であり、コーム(櫛)としての取扱い性を向上させる。
また、横幅の異なるガードピン9を配設したので、櫛歯部の側面に頭皮や毛髪が接触しても、発熱部への密着が回避され、頭皮・手指・顔回りの熱損傷を防止する。
本実施例のヘアーアイロンは毛髪をクリップせず、加熱ピン8に絡めるので、毛髪の毛先、中間部、根本部のどこからでも、加熱ピンが毛髪に接することで、容易に毛髪にカールやウェーブ、あるいはストレートに伸ばすことができる。
すなわち、毛先から毛髪を巻き込みながら、あるいは、毛髪の根本部または中間部から巻き込みながらスルーしてスタイリングもできるし、単にスルーしてストレートにスタイリングもできる。
また、横幅の異なるガードピン9を配設したので、櫛歯部の側面に頭皮や毛髪が接触しても、発熱部への密着が回避され、頭皮・手指・顔回りの熱損傷を防止する。
本実施例のヘアーアイロンは毛髪をクリップせず、加熱ピン8に絡めるので、毛髪の毛先、中間部、根本部のどこからでも、加熱ピンが毛髪に接することで、容易に毛髪にカールやウェーブ、あるいはストレートに伸ばすことができる。
すなわち、毛先から毛髪を巻き込みながら、あるいは、毛髪の根本部または中間部から巻き込みながらスルーしてスタイリングもできるし、単にスルーしてストレートにスタイリングもできる。
次に、第2実施例に係るヘアーアイロンを説明する。
第2実施例ヘアーアイロンは、第1実施例における加熱ピン8またはガードピン9のいずれか一方、或いは加熱ピン8とガードピン9の両方に、そして、底面13に多元素鉱物ミネラル粉状体または遠赤外線放射粉状体を含有させていることを特徴としている。
第2実施例ヘアーアイロンは、第1実施例における加熱ピン8またはガードピン9のいずれか一方、或いは加熱ピン8とガードピン9の両方に、そして、底面13に多元素鉱物ミネラル粉状体または遠赤外線放射粉状体を含有させていることを特徴としている。
本実施例のヘアーアイロンは、遠赤外線放射粉状体から放射される遠赤外線により、アイロン効果が効果的に得られる。
多元素鉱物ミネラル粉状体から放射される微弱エネルギーにより毛髪をケアしながらスタイリングすることができ、また、頭皮の血行を増進させて発毛促進や効果的なスキャルプケアができる。
また、多元素鉱物ミネラル粉状体の作用によってブラッシングしても静電気が発生せず、ブラッシングや加熱板によるカールやストレート等をスムーズに行なうことができると共にスタイリングも容易にできる。
多元素鉱物ミネラル粉状体から放射される微弱エネルギーにより毛髪をケアしながらスタイリングすることができ、また、頭皮の血行を増進させて発毛促進や効果的なスキャルプケアができる。
また、多元素鉱物ミネラル粉状体の作用によってブラッシングしても静電気が発生せず、ブラッシングや加熱板によるカールやストレート等をスムーズに行なうことができると共にスタイリングも容易にできる。
しかも多元素鉱物ミネラル粉状体から発生するマイナスイオンによってブラッシングするだけで髪や頭皮の血行を良好にでき、また、マイナスイオンによって毛髪の水分にクラスター現象(水の分子集団を小さくする力)が生じ、毛髪のツヤ感と潤い感を高めサラサラでまとまりのあるデザインに仕上げることができる。
また、マイナスイオンが毛髪のキュ−ティクル(ガラス状の繊維)に作用し、常にツヤのよい状態に保つことができ、特に、ダメ−ジヘアや細くてまとまりづらい毛髪に効果的である。
また、マイナスイオンが毛髪のキュ−ティクル(ガラス状の繊維)に作用し、常にツヤのよい状態に保つことができ、特に、ダメ−ジヘアや細くてまとまりづらい毛髪に効果的である。
本考案で使用する多元素鉱物とは、例えば、真珠岩や松脂岩、それにトルマリン(電気石)のように珪素を主成分とし、多数の元素がバランスよく含まれている鉱物をいい、この多元素鉱物はマイナスイオンを出すことが知られている。
多元素鉱物ミネラル粉状体は、多元素鉱物をボールミル等で粉砕してパウダーに形成したもので、この場合の粉砕数値は1〜3ミクロンが望ましいが数値は変わってもよい。
多元素鉱物ミネラル粉状体は単独或いは組み合わせて使用することができるが、2種類以上を適宜配合して使用することが好ましい。
この多元素鉱物ミネラル粉状体はそのまま使用してもよいし、これを水と混合し、加熱又は加圧した後、上澄み液を真空凍結乾燥や噴射乾燥により粉末にしたものを使用してもよい。
多元素鉱物ミネラル粉状体は単独或いは組み合わせて使用することができるが、2種類以上を適宜配合して使用することが好ましい。
この多元素鉱物ミネラル粉状体はそのまま使用してもよいし、これを水と混合し、加熱又は加圧した後、上澄み液を真空凍結乾燥や噴射乾燥により粉末にしたものを使用してもよい。
本考案でいう「含有」には、多元素鉱物粉状や遠赤外線放射粉状体を加熱ピン、ガードピン自体に練り込んで所定の形状に成型したものの他、多元素鉱物粉状や遠赤外線放射粉状体をコーティング剤に混合させて表面に塗布することでコーティング層(例えば、セラミックコーティング層、メッキ層、フッ素コーティング層、ナイロン層、合成樹脂層、シリコンラバー層、フッ素ラバー層等)を形成させたものが含まれる。
セラミックコーティング層の形成方法については、多元素鉱物粉状や遠赤外線放射粉状体をコーティング剤である耐熱性フォーマイカに加えて塗料状にしたものをピンに塗布し、これを加熱炉に通してコーティング剤を飛ばして(焼き付けて)形成する方法等による。
耐熱性フォーマイカに対する多元素鉱物粉状または遠赤外線放射粉状体の混合割合は、容積比で3〜15%が望ましいがこの数値に限定されるものではない。
セラミックコーティング層の形成方法については、多元素鉱物粉状や遠赤外線放射粉状体をコーティング剤である耐熱性フォーマイカに加えて塗料状にしたものをピンに塗布し、これを加熱炉に通してコーティング剤を飛ばして(焼き付けて)形成する方法等による。
耐熱性フォーマイカに対する多元素鉱物粉状または遠赤外線放射粉状体の混合割合は、容積比で3〜15%が望ましいがこの数値に限定されるものではない。
そして、加熱ピンまたはガードピンに多元素鉱物粉状体を混合させるには、例えば、多元素鉱物をボールミルやジェットミル等で約1〜3ミクロンに粉砕して粉状体に形成し、これを0.5〜10%の比率で多元素鉱物の原料中(例えば、溶融金属、溶融樹脂)に混合し、成形するようにしている。
この場合、多元素鉱物粉状体は2種類以上を適宜に配合して使用することが好ましいが、1種類であってもよい。
又、多元素鉱物粉状体を水と混合し、加熱又は加圧したのち得た上澄み液を混合させてもよいし、真空凍結乾燥や噴霧乾燥により粉末にしたものを混合させてもよい。
又、多元素鉱物粉状体を水と混合し、加熱又は加圧したのち得た上澄み液を混合させてもよいし、真空凍結乾燥や噴霧乾燥により粉末にしたものを混合させてもよい。
多元素鉱物の例である真珠岩の成分を以下の表1に示す。
遠赤外線放射材料としては、アルミナ(Al2O3)、チタニア(TiO2)、フェライト(Fe2O3)、酸化クロム(Cr2O3)、シリカ(SiO2)、イットリア(Y2O3)、マグネシア(MgO)等があり、これらを粉砕して粉状体にしたものを、単独或いは組み合わせて使用することができる。
以上、本考案の実施例を説明したが、本考案の具体的な構成はこの実施例に限定されるものではなく、考案の要旨を逸脱しない範囲における設定変更等があっても本考案に含まれる。
1 グリップ
2 櫛歯部
3 電源コード
4 電源スイッチ
5 操作スイッチ
6 固定座
7 発熱体
8 加熱ピン
9 ガードピン
10 トップピン
11 サイドピン
12 ミドルピン
13 底面
14 玉ピン
2 櫛歯部
3 電源コード
4 電源スイッチ
5 操作スイッチ
6 固定座
7 発熱体
8 加熱ピン
9 ガードピン
10 トップピン
11 サイドピン
12 ミドルピン
13 底面
14 玉ピン
Claims (6)
- 本体を把持操作するグリップ(1)、グリップ先方の櫛歯部(2)を備えたヘアーアイロンであって、
前記櫛歯部(2)は、発熱部から熱を受けて加熱される加熱ピン(8)と、その加熱ピン(8)の外側を覆うガードピン(9)を備えており、
前記加熱ピン(8)は、所定間隔で棒状に立設されており、
前記ガードピン(9)は、加熱ピン(8)の外周を取り囲んだ状態で左右方向に架け渡され、前後方向に所定間隔で立設されていることを特徴とするヘアーアイロン。 - ガードピン(9)の内側には、その内側の形状に応じ、高さ、形状の異なる加熱ピン(8)が立設されていることを特徴とする請求項1記載のヘアーアイロン。
- 2桁の加熱ピン列と3桁の加熱ピン列が前後方向に交互に連続して配置されていることを特徴とする請求項1〜2いずれか記載のヘアーアイロン。
- 加熱ピン(8)が配置される前後方向のピッチと、ガードピン(9)が配置される前後方向のピッチにはずれが設定されていることを特徴とする請求項1〜3いずれか記載のヘアーアイロン。
- ガードピン(9)の先端部分には玉ピン(14)が設けられていることを特徴とする請求項1〜4いずれか記載のヘアーアイロン。
- 横幅の異なるガードピン(9)を配設したことを特徴とする請求項1〜5いずれか記載のヘアーアイロン。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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Cited By (2)
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JPWO2019215961A1 (ja) * | 2018-05-11 | 2021-05-20 | シャープ株式会社 | ヘアブラシ |
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JP7271526B2 (ja) | 2018-05-11 | 2023-05-11 | シャープ株式会社 | ヘアブラシ |
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