JP2002078248A - 非接触電力伝達装置 - Google Patents

非接触電力伝達装置

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JP2002078248A JP2000256643A JP2000256643A JP2002078248A JP 2002078248 A JP2002078248 A JP 2002078248A JP 2000256643 A JP2000256643 A JP 2000256643A JP 2000256643 A JP2000256643 A JP 2000256643A JP 2002078248 A JP2002078248 A JP 2002078248A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 無負荷・微小負荷時においても出力端子電圧
の上昇を抑制でき、またダミー負荷を接続する場合にお
いても低損失にすることのできる非接触電力伝達装置を
提供する。 【解決手段】 1次コイル5aと1次コイル5aによっ
て電圧を誘起される2次コイル5bとが分離着脱自在な
構造を有するトランス5を含むインバータ回路3と、2
次コイル5b側の負荷整合のための第1のコンデンサ6
と、2次コイル5bの誘起電圧V6を整流するための整
流回路7と、整流回路7の出力電流I7を平滑するため
の電流平滑用リアクトル8と、出力端子に接続された可
変抵抗10とから構成され、可変抵抗10の抵抗値を変
化させたときに整流回路7の出力電流I7が不連続状態
から連続状態に変わるときの負荷電流Iの値を小さくし
て、可変抵抗10が無負荷または微小負荷時の出力端子
電圧Voの上昇を抑制する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、非接触電力伝達装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】電磁誘導を利用した非接触電送の実用化
がさかんに行われている。これらは、負荷が特定されて
いるものが大半であり、複数の負荷を対象としたり、単
独負荷であってもその負荷電流が大きく変わる場合の実
用化例は見当たらない。非接触の電力伝達では電力供給
側となる1次側と負荷を有する2次側との間に電気絶縁
物があり、電力供給側の1次コイルと負荷側の2次コイ
ルとが分離着脱自在な構成を有するトランスによって電
力を伝達する。そのためトランスの磁気結合度は低下
し、1次コイルで発生する総磁束のうち2次コイルに鎖
交する磁束は少なくなるとともに、必然的に漏れ磁束に
よる漏れインダクタンスが生じている。一般にトランス
に印加される交流の周波数は約20KHz以上であり、
このような高周波交流で駆動され、磁気結合度が低く漏
れインダクタンスを有するトランスを介して負荷へ電力
を供給する場合、2次コイルの誘起電圧は低下し、漏れ
インダクタンスによる誘導リアクタンスは電圧降下をひ
きおこす。その結果負荷に供給される出力端子電圧(負
荷端子電圧)は低下し、出力電流も小さくなる。具体的
には、一定入力電圧且つ異なる負荷電流で動作する機器
を各々接続した場合、負荷電流が大きい機器ほど出力端
子電圧が低下し機器本来の性能を発揮できなくなること
を意味している。この問題に対する対策として例えば、
出力端子電圧を検出し、無接点信号を使って2次側から
1次側に信号をフィードバックして制御を行えば、出力
端子電圧を広範囲に安定化することができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし前記従来の技術
では、図13の負荷に供給される負荷電流Iに対する出
力端子電圧Voと負荷電力Pとの特性図に示すように、
負荷電力Pは負荷電流Iに略比例しているが、出力端子
電圧Voは軽負荷〜全負荷領域Bでは安定化できるもの
の、無負荷〜微小負荷領域Aでは急に大きくなってしま
う特性を有する。非接触の充電や電力伝達では、分離着
脱自在なトランスの2次側に少しでも多くの有効電力を
取り出すために負荷整合を目的とした整合用コンデンサ
を2次コイル側に設ける場合が多い。この整合用コンデ
ンサを設けることにより、無負荷・微小負荷時には通常
の接点結合によるスイッチング電源とは異なる特有の前
記電圧上昇が起こると考えられる。この出力端子電圧の
上昇を抑制するために、出力端子にダミー抵抗などのダ
ミー負荷を並列接続し、常時損失を発生させることで対
応できるが、この方法ではダミー負荷での電力損失が数
W以上にもなり、効率低下及び温度上昇の対策のために
回路サイズの大型化やコストが増大するという問題点が
あった。
【0004】本発明は、上記事由に鑑みてなされたもの
であり、その目的は、無負荷・微小負荷時においても出
力端子電圧の上昇を抑制でき、またダミー負荷を接続す
る場合においても低損失にすることのできる非接触電力
伝達装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、1次
コイルと前記1次コイルによって電圧を誘起される2次
コイルとが分離着脱自在な構造を有するトランスを含む
インバータ回路と、前記2次コイル側の負荷整合のため
の第1のコンデンサと、前記2次コイルの誘起電圧を整
流するための整流回路と、前記整流回路の出力電流を平
滑するための電流平滑用リアクトルと、出力を供給する
出力端子に接続された負荷とから構成され、前記負荷の
大きさを変化させたときに前記整流回路の出力電流が不
連続状態から連続状態に変わるときの負荷電流値を小さ
くして、前記負荷が無負荷または微小負荷時の出力端子
電圧の上昇を抑制することを特徴とし、無負荷・微小負
荷時においても出力端子電圧の上昇を抑制でき、またダ
ミー負荷を接続する場合においても低損失にすることが
できる。
【0006】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、整流回路の出力電流が不連続状態から連続状態に変
わるときの負荷電流値を常時流すことのできるダミー負
荷を出力端子に設けたことを特徴とし、無負荷・微小負
荷時においても出力端子電圧の上昇を抑制することがで
きる。
【0007】請求項3の発明は、請求項1または2の発
明において、電流平滑用リアクトルに並列に第2のコン
デンサを接続し、前記第2のコンデンサの静電容量値
は、前記電流平滑用リアクトルの入力側の電圧の交流電
圧成分が正弦波状になる値に設定されることを特徴と
し、無負荷・微小負荷時においても出力端子電圧の上昇
を抑制でき、またダミー負荷を接続する場合においても
低損失にすることができる。
【0008】請求項4の発明は、請求項3の発明におい
て、負荷を無負荷から徐々に増加させたときに、電流平
滑用リアクトルの入力側の電圧の交流電圧成分の振幅が
出力端子電圧の振幅と同等になるように第2のコンデン
サの静電容量値が設定されることを特徴とし、無負荷・
微小負荷時においても出力端子電圧の上昇を抑制でき、
またダミー負荷を接続する場合においても低損失にする
ことができる。
【0009】請求項5の発明は、請求項3の発明におい
て、負荷を無負荷から徐々に増加させたときに、整流回
路の出力電流がゼロであるゼロ期間が消失するときの負
荷電流値が最も小さくなるように第2のコンデンサの静
電容量値が設定されることを特徴とし、無負荷・微小負
荷時においても出力端子電圧の上昇を抑制でき、またダ
ミー負荷を接続する場合においても低損失にすることが
できる。
【0010】請求項6の発明は、請求項3乃至5いずれ
かの発明において、電流平滑用リアクトルのインダクタ
ンス値と第2のコンデンサの静電容量値とから決まる共
振周波数は、前記1次コイルに印加される電圧の周波数
の2倍に等しいことを特徴とし、無負荷・微小負荷時に
おいても出力端子電圧の上昇を抑制でき、またダミー負
荷を接続する場合においても低損失にすることができ
る。
【0011】請求項7の発明は、請求項1乃至6いずれ
かの発明において、第1のコンデンサの静電容量値と分
離着脱自在なトランスの2次側換算された漏れインダク
タンス値とから決まる共振周波数は、1次コイルに印加
される電圧の周波数の2倍に等しいことを特徴とし、無
負荷・微小負荷時においても出力端子電圧の上昇を抑制
でき、またダミー負荷を接続する場合においても低損失
にすることができる。
【0012】請求項8の発明は、請求項1乃至7いずれ
かの発明において、2次コイルはセンタータップを備
え、整流回路は2つのダイオードからなり、前記各ダイ
オードの一端を前記2次コイルのセンタータップではな
い両出力端に直列に且つ互いに逆方向に接続し、前記各
ダイオードの他端同士を互いに接続した全波整流回路を
構成することを特徴とし、整流回路を小型化することが
できる。
【0013】請求項9の発明は、請求項1乃至8いずれ
かの発明において、インバータ回路は、ハーフブリッジ
構成であることを特徴とし、ハーフブリッジ構成のイン
バータ回路を用いて、無負荷・微小負荷時においても出
力端子電圧の上昇を抑制でき、またダミー負荷を接続す
る場合においても低損失にすることができる。
【0014】請求項10の発明は、請求項1乃至9いず
れかの発明において、インバータ回路は、共振インバー
タ回路であることを特徴とし、インバータ回路のスイッ
チング損失及びノイズを低減して、装置の小型化を図る
ことができる。
【0015】請求項11の発明は、請求項1乃至10い
ずれかの発明において、1次コイルに印加される電圧の
波形は、台形波状であることを特徴とし、インバータ回
路のスイッチング損失及びノイズを低減して、装置の小
型化を図ることができる。
【0016】請求項12の発明は、請求項2乃至11い
ずれか記載の発明において、ダミー負荷は、抵抗である
ことを特徴とし、無負荷・微小負荷時においても出力端
子電圧の上昇を抑制することができる。
【0017】請求項13の発明は、請求項2乃至11い
ずれかの発明において、ダミー負荷は、定電圧素子であ
ることを特徴とし、無負荷・微小負荷時においても出力
端子電圧の上昇を抑制することができ、また通常時の出
力端子電圧の安定化だけではなく、何らかの原因で2次
側に過渡的な異常電圧が発生しても出力端子電圧を一定
値に抑制することができる。
【0018】請求項14の発明は、請求項2乃至11い
ずれかの発明において、ダミー負荷は、発光素子である
ことを特徴とし、無負荷・微小負荷時においても出力端
子電圧の上昇を抑制することができ、またダミー負荷と
電力伝達報知用の部品とを発光素子が兼用することで、
サイズの大型化を防ぐことができる。
【0019】請求項15の発明は、請求項1乃至14い
ずれかの発明において、電流平滑用リアクトルのインダ
クタンス値を大きくすることにより、負荷の大きさを変
化させたときに整流回路の出力電流が不連続状態から連
続状態に変わるときの負荷電流値を小さくして、前記負
荷が無負荷または微小負荷時の出力端子電圧の上昇を抑
制することを特徴とし、無負荷・微小負荷時においても
出力端子電圧の上昇を抑制でき、またダミー負荷を接続
する場合においても低損失にすることができる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。
【0021】図1に示す回路構成は、交流電源1と、交
流電源1を整流、平滑する入力整流平滑回路2と、入力
整流平滑回路2の出力を高周波電力に変換する電力変換
部4、電力変換部4から高周波電力を入力される電力供
給用の1次コイル5a及びセンタータップ5eを有し1
次コイル5aによって電圧を誘起される電力受電用の2
次コイル5bからなるインバータ回路3と、2次コイル
5b側の負荷整合のため2次コイル5bに並列に接続さ
れた第1のコンデンサ6と、2次コイル5bの誘起電圧
を全波整流する整流回路7と、整流回路7の出力電流I
7を平滑するための電流平滑用リアクトル8と、電流平
滑用リアクトル8の出力端と2次コイル5bのセンター
タップ5eとに接続された負荷である可変抵抗10と、
可変抵抗10に並列に接続されたコンデンサ11とから
構成される非接触電力伝達装置の1例である。ここで、
1次コイル5aと2次コイル5bとは分離着脱自在なト
ランス5を構成する。整流回路7はダイオード7a、7
bからなり、ダイオード7a、7bの各一端を2次コイ
ル5bのセンタータップ5eではない両出力端に直列に
且つ互いに逆方向に接続し、ダイオード7a、7bの各
他端同士を互いに接続して構成される。コンデンサ11
は、可変抵抗10に供給される出力端子電圧の平滑用コ
ンデンサ、ノイズ対策用コンデンサだけでなく、素子や
基板による容量及び可変抵抗10内部における入力部の
容量も含んでいる。
【0022】図2は、分離着脱自在なトランス5の構成
を示し、1次側は1次コイル5aを磁性体からなるコア
5cに巻回し、2次側は2次コイル5bをコア5dに巻
回しセンタータップ5eを設けたもので、1次側と2次
側とはギャップGを介して対向配置している。
【0023】ここで図2に示すような分離着脱自在なト
ランス5を用いたときの可変抵抗10に供給される負荷
電流Iに対する出力端子電圧Voと負荷電力Pとの特性
は、前記従来例と同様に図13のように示され、負荷電
力Pは負荷電流Iに略比例しているが、出力端子電圧V
oは軽負荷〜全負荷領域Bでは安定化できるものの、無
負荷〜微小負荷領域Aでは急に大きくなってしまう特性
を有している。無負荷〜微小負荷領域Aにおいて出力端
子電圧Voを図13の点Dの電圧に抑制するには、点C
における負荷電流Iを常時流せる抵抗などのダミー負荷
を可変抵抗10に並列に接続しなければならない。しか
しダミー負荷での損失が数W以上になると大きな容量の
ダミー負荷が必要となり、回路サイズが大きくなり、コ
ストが増大してしまう。
【0024】図13における無負荷〜微小負荷領域Aに
相当する負荷電流Iを流したとき、及び軽負荷〜全負荷
領域Bに相当する負荷電流Iを流したときの2次コイル
5bの誘起電圧V6と、2次コイル5bの一端とセンタ
ータップ5e間の電圧(整流前電圧)V61と、2次コ
イル5bの他端とセンタータップ5e間の電圧(整流前
電圧)V62と、電流平滑用リアクトル8の入力端とセ
ンタータップ5e間の電圧(リアクトルの入力部電圧)
V8と、出力端子電圧Voと、整流回路7の出力電流
(整流回路出力電流)I7との各波形を図3(a)及び
図3(b)に各々示す。図3(a)、(b)に示すよう
に2次コイル5bの誘起電圧V6、整流前電圧V61、
整流前電圧V62は、無負荷〜微小負荷領域A、軽負荷
〜全負荷領域Bともに同様の正弦波状の交流波形であ
る。しかし、整流回路出力電流I7は、無負荷〜微小負
荷領域Aでは電流が流れている期間と流れていない期間
とを交互に繰り返す不連続状態となり、軽負荷〜全負荷
領域Bでは常に電流が流れている連続状態となってい
る。また、リアクトルの入力部電圧V8は、軽負荷〜全
負荷領域Bでは正弦波状交流電圧が重畳された波形にな
っているが、無負荷〜微小負荷領域Aでは整流回路出力
電流I7が流れていないゼロ期間にはリンギングが重畳
されて波形が乱れている。このときの出力端子電圧Vo
は、軽負荷〜全負荷領域Bよりも無負荷〜微小負荷領域
Aのほうが大きくなっており、無負荷〜微小負荷領域A
において出力端子電圧Voが急に大きくなるのはこの整
流回路出力電流I7及びリアクトルの入力部電圧V8に
起因するものであることが推測できる。
【0025】軽負荷〜全負荷領域Bでは、全ての負荷電
流Iに対して、整流回路出力電流I7が連続状態とな
り、整流前電圧V61(またはV62)の整流波形がリ
アクトルの入力部電圧V8としてそのまま現れている。
リアクトルの入力部電圧V8は、出力端子電圧Voの振
幅Vo´に正弦波状交流電圧が交流電圧成分として重畳
された波形となっており、この正弦波状交流電圧の振幅
Vl´が出力端子電圧Voの振幅Vo´に等しくなって
いる。したがって、各波形がこれらの特徴を満たしてお
れば、そのときの負荷電流Iにおいて出力端子電圧Vo
の上昇を防ぐことができると考えられる。
【0026】ところが、無負荷〜微小負荷領域Aでは、
リアクトルの入力部電圧V8の波形は整流前電圧V61
(またはV62)の整流波形とはならず、整流回路出力
電流I7が流れていないゼロ期間にはリンギングが重畳
されて波形が乱れている。この整流回路出力電流I7が
流れていないゼロ期間は、可変抵抗10の抵抗値が大き
いほど(可変抵抗10が負荷として軽いほど)長くな
る。そして整流回路出力電流I7が流れていないゼロ期
間が長くなるほど、リアクトルの入力部電圧V8の波形
は軽負荷〜全負荷領域Bのときの波形に対し大きく形を
変えており、このことにともない出力端子電圧Voも上
昇していると考えられる。整流回路出力電流I7の不連
続度の増加(整流回路出力電流I7が流れていないゼロ
期間の増加)は、リアクトルの入力部電圧V8において
は、出力端子電圧Voの振幅Vo´に重畳される正弦波
状交流電圧の振幅Vl´が振幅Vo´に比べて減少して
いくことに対応している。完全な無負荷状態において
は、出力端子電圧Voは整流前電圧V61(またはV6
2)のピーク電圧付近にまで上昇し、振幅Vl´はゼロ
に近づく。無負荷〜微小負荷領域Aでの出力端子電圧V
oの上昇を対策し、回路サイズを小型化するには、整流
回路出力電流I7が不連続状態から連続状態に変わり始
めるときの負荷電流Iをできるだけ小さくし、且つダミ
ー負荷を併用することが必要と考えられる。なお、この
ダミー負荷は、場合によっては既使用回路部品の自己損
失で代用することも可能である。
【0027】そこでまず方法の1つとして、電流平滑用
リアクトル8のインダクタンス値を大きくすればよいこ
とを見出した。図4は、回路条件を同一にし、電流平滑
用リアクトル8のインダクタンス値L8のみを大・中・小
と変化させたときの、負荷電流Iと出力端子電圧Voと
の各特性を示し、電流平滑用リアクトル8のインダクタ
ンス値L8を大きくしたほうが、整流回路出力電流I7
が不連続状態から連続状態に変わり始めるときの負荷電
流Iが小さくなり、出力端子電圧Voの上昇が抑制され
る範囲を広げることができる。また、実用化するために
出力端子部に並列接続するダミー負荷の損失も小さくす
ることができる。
【0028】次に、整流回路出力電流I7が不連続状態
から連続状態に変わり始めるときの負荷電流Iを小さく
する2つ目の方法について説明する。図5はその回路図
を示し、図1に示す回路図の電流平滑用リアクトル8に
並列に第2のコンデンサ9を接続したもので、図1と同
一の要素には同一の符号を付して説明は省略する。第2
のコンデンサ9の静電容量値を適当に選ぶと、図6に示
すように無負荷〜微小負荷領域Aにおいても出力端子電
圧Voの上昇が抑制される範囲を図13に比べて広げる
ことができる。
【0029】また、図6の無負荷〜微小負荷領域A内の
点Eにおける2次コイル5bの誘起電圧V6と、2次コ
イル5bの一端とセンタータップ5e間の電圧(整流前
電圧)V61と、2次コイル5bの他端とセンタータッ
プ5e間の電圧(整流前電圧)V62と、電流平滑用リ
アクトル8の入力端とセンタータップ5e間の電圧(リ
アクトルの入力部電圧)V8と、出力端子電圧Voと、
整流回路出力電流I7(電流平滑用リアクトル8及び第
2のコンデンサ9に流れこむ電流)との各波形を図7に
示す。ここで、2次コイル5bの誘起電圧V6、整流前
電圧V61、整流前電圧V62は、正弦波状の交流電圧
波形となっている。そして第2のコンデンサ9の静電容
量値を適当に選ぶと、整流回路出力電流I7のゼロ期間
が短縮され、リアクトルの入力部電圧V8は、図3
(b)に示すリアクトルの入力部電圧V8に近づいてい
き、場合によっては整流回路出力電流I7が連続状態に
なり、リアクトルの入力部電圧V8は正弦波状の交流電
圧波形が重畳された波形になり、出力端子電圧Voの上
昇を抑制することができる。
【0030】最も小さい負荷電流Iの値で、図7のよう
に、整流回路出力電流I7を連続状態に近づけ、リアク
トルの入力部電圧V8を整流前電圧V61(またはV6
2)の整流波形に近づけるための第2のコンデンサ9の
静電容量値設定は、実験的にトライアンドエラーで各波
形を確認しながら設定するのが確実であるが目安として
数値設定の条件式も見出している。これは、電流平滑用
リアクトル8のインダクタンス値L8と第2のコンデン
サ9の静電容量値C9と、1次コイル5aに印加される
電圧の周波数fとが、 f=1/{4×π×√(L8×C9)} (1) の関係を満たすように各値を設定することである。
【0031】式(1)の考え方を以下説明する。出力端
子電圧Voが上昇しないためには、整流回路出力電流I
7が連続状態で、リアクトル入力部電圧V8は整流前電
圧V61(またはV62)の整流波形であることが必要
である。そこで無負荷〜微小負荷領域Aにおいて、リア
クトル入力部電圧V8が図3(a)のリアクトル入力部
電圧V8の波形をしている場合に、なんらかの方法でこ
の波形を強制的に図3(b)に示すリアクトル入力部電
圧V8の波形に整形できれば、結果として出力端子電圧
Voの上昇を抑制できるであろうと考えた。図3(b)
に示すリアクトル入力部電圧V8は、出力端子電圧Vo
の振幅Vo´に交流電圧成分である正弦波状交流電圧が
重畳された波形となっており、この正弦波状交流電圧の
振幅Vl´が出力端子電圧Voの振幅Vo´に等しくな
っている。また、2次コイル5bの誘起電圧V6も正弦
波状の交流電圧で、1次コイル5aの印加電圧の周波数
fと同一の周波数を有し、リアクトル入力部電圧V8の
正弦波交流電圧は周波数fの2倍の周波数を有してい
る。そこでリアクトル入力部電圧V8を強制的に、1次
コイル5aの印加電圧周波数fの2倍の周波数を有する
正弦波状の交流電圧とするには、式(1)に示すように
電流平滑用リアクトル8のインダクタンスL8と第2の
コンデンサ9の静電容量C9とを1次コイル5aの印加
電圧の周波数fの2倍の周波数で共振させるように設定
すれば、フィルタ効果で波形整形が実現できると考え
た。検証の結果、式(1)はリアクトル入力部電圧V8
の波形の最適な改善条件を与えて、整流回路出力電流I
7のゼロ期間を最も短縮でき、無負荷〜微小負荷領域A
において改善前よりも小さい負荷電流Iまで出力端子電
圧Voの上昇を抑制することのできる第2のコンデンサ
9の静電容量C9を推定することができる。
【0032】次に図8は、図5に示す回路をトランス5
の2次側に換算した等価回路である。トランス5の1次
コイル5aの2本の端子を短絡した状態で2次コイル5
bのセンタータップを除く2本の端子から測定したイン
ダクタンス値が、トランス5の2次側換算された漏れイ
ンダクタンス値L5dである。漏れインダクタンス値L
5dは、図8に示す2つの漏れインダクタンス5cのイ
ンダクタンス値L5cの和と等価である。このように2
次コイル5bは、電圧源12a、12bと、2つの漏れ
インダクタンス5cとの直列回路と等価であり、電圧源
12a、12bは各々整流前電圧V61、V62を発生
させ、2次コイル5bのセンタータップの引き出し口は
電圧源12a、12bの接続中点となる。ここで2次側
換算の漏れインダクタンス値L5dと、2次コイル5b
に並列接続されている第1のコンデンサ6の静電容量値
C6と、1次コイル5aに印加される電圧の周波数fと
が、 f=1/{4×π×√(L5d×C6)} (2) の関係を満たすように各値を設定し、且つコンデンサ9
を備えた前記実施例を組合せることにより、図12の負
荷電流Iに対する出力端子電圧Voの特性に示すよう
に、フィードバック制御を行わなくても、無負荷領域近
くから全負荷までの広範囲な領域Fにおいて出力端子電
圧Voの安定化を図ることができる。
【0033】図9は、1次側のインバータ回路3をハー
フブリッジ構成とし、且つ1次コイル5aに並列に共振
コンデンサ34を接続して部分共振型のインバータとし
たもので、交流電源1と入力整流平滑回路2とは省略し
て直流電源31で表している。インバータ回路3は、直
流電源31と、直流電源31に並列に接続されたコンデ
ンサ32、33の直列回路及びスイッチング素子35、
36の直列回路と、スイッチング素子35、36に各々
並列接続されたダイオード37、38と、コンデンサ3
2、33の接続中点とスイッチング素子35、36の接
続中点とに接続された1次コイル5aと共振コンデンサ
34との並列回路とから構成され、1次コイル5aに印
加される電圧波形は台形波状になり、スイッチング素子
35、36のスイッチング損失が低減できるとともに、
ノイズも低減できるため、2次側だけでなく1次側も小
型化を行うことができ、無負荷領域近くから全負荷まで
広範囲の負荷に対して出力端子電圧Voを安定化するこ
とのできる小型の非接触電力伝達装置を提供することが
できる。なお、図5の回路構成と同一の要素には同一の
符号を付して説明は省略する。
【0034】しかし、前記実施例のように出力端子電圧
Voの抑制を行っても、図6に示すように無負荷領域近
くでは出力端子電圧Voの上昇が起こるので、図6の点
Eにおける負荷電流Iを常時流すことのできる抵抗、定
電圧素子、発光素子、表示素子などのダミー負荷を出力
端子に接続すれば(負荷に並列に接続すれば)、出力端
子電圧Voの上昇を抑制することができる。このとき前
記実施例によって、出力端子電圧Voが上昇するときの
負荷電流Iは相当小さくなっているので、一般の小型電
子部品を使用することができ、サイズの大型化を防ぐこ
とができる。図10は、ダミー負荷として発光ダイオー
ド13と抵抗14との直列回路を出力端子に接続したも
ので、非接触電力伝達装置を実用化する場合、2次側に
電力伝達できているかどうかをユーザに報知する機能が
必要となるので、発光ダイオード13をダミー負荷と電
力伝達報知用の部品とに兼用させることでも、サイズの
大型化を防ぐことができる。図11は、ダミー負荷とし
て定電圧素子15を出力端子に接続したもので、通常時
の出力端子電圧Voの安定化だけではなく、何らかの原
因で2次側に過渡的な異常電圧が発生しても出力端子電
圧Voを一定値に抑制することができる。また、図9の
回路構成と同一の要素には同一の符号を付して説明は省
略する。
【0035】なお、出力整流方式、1次側コイルに加え
られる電圧の波形、1次側の回路方式、及び負荷の種類
等、本発明の実施形態の構成手段に容易に置き換えられ
るものは本発明に属することはもちろんであり、また本
発明の請求項目や実施形態において、回路的、メカニズ
ム的に等価的に置き換えられる具体例も本発明に属す
る。
【0036】
【発明の効果】請求項1の発明は、1次コイルと前記1
次コイルによって電圧を誘起される2次コイルとが分離
着脱自在な構造を有するトランスを含むインバータ回路
と、前記2次コイル側の負荷整合のための第1のコンデ
ンサと、前記2次コイルの誘起電圧を整流するための整
流回路と、前記整流回路の出力電流を平滑するための電
流平滑用リアクトルと、出力を供給する出力端子に接続
された負荷とから構成され、前記負荷の大きさを変化さ
せたときに前記整流回路の出力電流が不連続状態から連
続状態に変わるときの負荷電流値を小さくして、前記負
荷が無負荷または微小負荷時の出力端子電圧の上昇を抑
制するので、無負荷・微小負荷時においても出力端子電
圧の上昇を抑制でき、またダミー負荷を接続する場合に
おいても低損失にすることができるという効果がある。
【0037】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、整流回路の出力電流が不連続状態から連続状態に変
わるときの負荷電流値を常時流すことのできるダミー負
荷を出力端子に設けたので、無負荷・微小負荷時におい
ても出力端子電圧の上昇を抑制することができるという
効果がある。
【0038】請求項3の発明は、請求項1または2の発
明において、電流平滑用リアクトルに並列に第2のコン
デンサを接続し、前記第2のコンデンサの静電容量値
は、前記電流平滑用リアクトルの入力側の電圧の交流電
圧成分が正弦波状になる値に設定されるので、無負荷・
微小負荷時においても出力端子電圧の上昇を抑制でき、
またダミー負荷を接続する場合においても低損失にする
ことができるという効果がある。
【0039】請求項4の発明は、請求項3の発明におい
て、負荷を無負荷から徐々に増加させたときに、電流平
滑用リアクトルの入力側の電圧の交流電圧成分の振幅が
出力端子電圧の振幅と同等になるように第2のコンデン
サの静電容量値が設定されるので、無負荷・微小負荷時
においても出力端子電圧の上昇を抑制でき、またダミー
負荷を接続する場合においても低損失にすることができ
るという効果がある。
【0040】請求項5の発明は、請求項3の発明におい
て、負荷を無負荷から徐々に増加させたときに、整流回
路の出力電流がゼロであるゼロ期間が消失するときの負
荷電流値が最も小さくなるように第2のコンデンサの静
電容量値が設定されるので、無負荷・微小負荷時におい
ても出力端子電圧の上昇を抑制でき、またダミー負荷を
接続する場合においても低損失にすることができるとい
う効果がある。
【0041】請求項6の発明は、請求項3乃至5いずれ
かの発明において、電流平滑用リアクトルのインダクタ
ンス値と第2のコンデンサの静電容量値とから決まる共
振周波数は、前記1次コイルに印加される電圧の周波数
の2倍に等しいので、無負荷・微小負荷時においても出
力端子電圧の上昇を抑制でき、またダミー負荷を接続す
る場合においても低損失にすることができるという効果
がある。
【0042】請求項7の発明は、請求項1乃至6いずれ
かの発明において、第1のコンデンサの静電容量値と分
離着脱自在なトランスの2次側換算された漏れインダク
タンス値とから決まる共振周波数は、1次コイルに印加
される電圧の周波数の2倍に等しいので、無負荷・微小
負荷時においても出力端子電圧の上昇を抑制でき、また
ダミー負荷を接続する場合においても低損失にすること
ができるという効果がある。
【0043】請求項8の発明は、請求項1乃至7いずれ
かの発明において、2次コイルはセンタータップを備
え、整流回路は2つのダイオードからなり、前記各ダイ
オードの一端を前記2次コイルのセンタータップではな
い両出力端に直列に且つ互いに逆方向に接続し、前記各
ダイオードの他端同士を互いに接続した全波整流回路を
構成するので、整流回路を小型化することができるとい
う効果がある。
【0044】請求項9の発明は、請求項1乃至8いずれ
かの発明において、インバータ回路は、ハーフブリッジ
構成であるので、ハーフブリッジ構成のインバータ回路
を用いて、無負荷・微小負荷時においても出力端子電圧
の上昇を抑制でき、またダミー負荷を接続する場合にお
いても低損失にすることができるという効果がある。
【0045】請求項10の発明は、請求項1乃至9いず
れかの発明において、インバータ回路は、共振インバー
タ回路であるので、インバータ回路のスイッチング損失
及びノイズを低減して、装置の小型化を図ることができ
るという効果がある。
【0046】請求項11の発明は、請求項1乃至10い
ずれかの発明において、1次コイルに印加される電圧の
波形は、台形波状であるので、インバータ回路のスイッ
チング損失及びノイズを低減して、装置の小型化を図る
ことができるという効果がある。
【0047】請求項12の発明は、請求項2乃至11い
ずれか記載の発明において、ダミー負荷は、抵抗である
ので、無負荷・微小負荷時においても出力端子電圧の上
昇を抑制することができるという効果がある。
【0048】請求項13の発明は、請求項2乃至11い
ずれかの発明において、ダミー負荷は、定電圧素子であ
るので、無負荷・微小負荷時においても出力端子電圧の
上昇を抑制することができ、また通常時の出力端子電圧
の安定化だけではなく、何らかの原因で2次側に過渡的
な異常電圧が発生しても出力端子電圧を一定値に抑制す
ることができるという効果がある。
【0049】請求項14の発明は、請求項2乃至11い
ずれかの発明において、ダミー負荷は、発光素子である
ので、無負荷・微小負荷時においても出力端子電圧の上
昇を抑制することができ、またダミー負荷と電力伝達報
知用の部品とを発光素子が兼用することで、サイズの大
型化を防ぐことができるという効果がある。
【0050】請求項15の発明は、請求項1乃至14い
ずれかの発明において、電流平滑用リアクトルのインダ
クタンス値を大きくすることにより、負荷の大きさを変
化させたときに整流回路の出力電流が不連続状態から連
続状態に変わるときの負荷電流値を小さくして、前記負
荷が無負荷または微小負荷時の出力端子電圧の上昇を抑
制するので、無負荷・微小負荷時においても出力端子電
圧の上昇を抑制でき、またダミー負荷を接続する場合に
おいても低損失にすることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1を示す回路構成図である。
【図2】本発明の分離着脱自在なトランスを示す構成図
である。
【図3】本発明の実施例1の動作を説明するための波形
図である。
【図4】本発明の実施例1の動作を説明するための特性
図である。
【図5】本発明の実施例2を示す回路構成図である。
【図6】本発明の実施例2の動作を説明するための特性
図である。
【図7】本発明の実施例2の動作を説明するための波形
図である。
【図8】本発明の実施例3を示す回路構成図である。
【図9】本発明の実施例4を示す回路構成図である。
【図10】本発明の実施例5を示す回路構成図である。
【図11】本発明の実施例6を示す回路構成図である。
【図12】本発明の実施例3の動作を説明するための特
性図である。
【図13】本発明の従来例の動作を説明する特性図であ
る。
【符号の説明】
3 インバータ回路 5 トランス 5a 1次コイル 5b 2次コイル 6 第1のコンデンサ 7 整流回路 8 電流平滑用リアクトル 10 可変抵抗 Vo 出力端子電圧 V6 2次コイル5bの誘起電圧 I 負荷電流 I7 整流回路7の出力電流

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1次コイルと前記1次コイルによって電
    圧を誘起される2次コイルとが分離着脱自在な構造を有
    するトランスを含むインバータ回路と、前記2次コイル
    側の負荷整合のための第1のコンデンサと、前記2次コ
    イルの誘起電圧を整流するための整流回路と、前記整流
    回路の出力電流を平滑するための電流平滑用リアクトル
    と、出力を供給する出力端子に接続された負荷とから構
    成され、前記負荷の大きさを変化させたときに前記整流
    回路の出力電流が不連続状態から連続状態に変わるとき
    の負荷電流値を小さくして、前記負荷が無負荷または微
    小負荷時の出力端子電圧の上昇を抑制することを特徴と
    する非接触電力伝達装置。
  2. 【請求項2】 整流回路の出力電流が不連続状態から連
    続状態に変わるときの負荷電流値を常時流すことのでき
    るダミー負荷を出力端子に設けたことを特徴とする請求
    項1記載の非接触電力伝達装置。
  3. 【請求項3】 電流平滑用リアクトルに並列に第2のコ
    ンデンサを接続し、前記第2のコンデンサの静電容量値
    は、前記電流平滑用リアクトルの入力側の電圧の交流電
    圧成分が正弦波状になる値に設定されることを特徴とす
    る請求項1または2記載の非接触電力伝達装置。
  4. 【請求項4】 負荷を無負荷から徐々に増加させたとき
    に、電流平滑用リアクトルの入力側の電圧の交流電圧成
    分の振幅が出力端子電圧の振幅と同等になるように第2
    のコンデンサの静電容量値が設定されることを特徴とす
    る請求項3記載の非接触電力伝達装置。
  5. 【請求項5】 負荷を無負荷から徐々に増加させたとき
    に、整流回路の出力電流がゼロであるゼロ期間が消失す
    るときの負荷電流値が最も小さくなるように第2のコン
    デンサの静電容量値が設定されることを特徴とする請求
    項3記載の非接触電力伝達装置。
  6. 【請求項6】 電流平滑用リアクトルのインダクタンス
    値と第2のコンデンサの静電容量値とから決まる共振周
    波数は、前記1次コイルに印加される電圧の周波数の2
    倍に等しいことを特徴とする請求項3乃至5いずれか記
    載の非接触電力伝達装置。
  7. 【請求項7】 第1のコンデンサの静電容量値と分離着
    脱自在なトランスの2次側換算された漏れインダクタン
    ス値とから決まる共振周波数は、1次コイルに印加され
    る電圧の周波数の2倍に等しいことを特徴とする請求項
    1乃至6いずれか記載の非接触電力伝達装置。
  8. 【請求項8】 2次コイルはセンタータップを備え、整
    流回路は2つのダイオードからなり、前記各ダイオード
    の一端を前記2次コイルのセンタータップではない両出
    力端に直列に且つ互いに逆方向に接続し、前記各ダイオ
    ードの他端同士を互いに接続した全波整流回路を構成す
    ることを特徴とする請求項1乃至7いずれか記載の非接
    触電力伝達装置。
  9. 【請求項9】 インバータ回路は、ハーフブリッジ構成
    であることを特徴とする請求項1乃至8いずれか記載の
    非接触電力伝達装置。
  10. 【請求項10】 インバータ回路は、共振インバータ回
    路であることを特徴とする請求項1乃至9いずれか記載
    の非接触電力伝達装置。
  11. 【請求項11】 1次コイルに印加される電圧の波形
    は、台形波状であることを特徴とする請求項1乃至10
    いずれか記載の非接触電力伝達装置。
  12. 【請求項12】 ダミー負荷は、抵抗であることを特徴
    とする請求項2乃至11いずれか記載の非接触電力伝達
    装置。
  13. 【請求項13】 ダミー負荷は、定電圧素子であること
    を特徴とする請求項2乃至11いずれか記載の非接触電
    力伝達装置。
  14. 【請求項14】 ダミー負荷は、発光素子であることを
    特徴とする請求項2乃至11いずれか記載の非接触電力
    伝達装置。
  15. 【請求項15】 電流平滑用リアクトルのインダクタン
    ス値を大きくすることにより、負荷の大きさを変化させ
    たときに整流回路の出力電流が不連続状態から連続状態
    に変わるときの負荷電流値を小さくして、前記負荷が無
    負荷または微小負荷時の出力端子電圧の上昇を抑制する
    ことを特徴とする請求項1乃至14いずれか記載の非接
    触電力伝達装置。
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