JP2002078166A - 電線係止用具 - Google Patents

電線係止用具

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JP2002078166A
JP2002078166A JP2000260184A JP2000260184A JP2002078166A JP 2002078166 A JP2002078166 A JP 2002078166A JP 2000260184 A JP2000260184 A JP 2000260184A JP 2000260184 A JP2000260184 A JP 2000260184A JP 2002078166 A JP2002078166 A JP 2002078166A
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band
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electric wire
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JP2000260184A
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English (en)
Inventor
Hiromi Hizume
寛美 日詰
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SK Kohki Co Ltd
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SK Kohki Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】電線係止用具に対する電線の着脱及び電気製品
に対する電線係止用具の着脱のいずれも容易にした電線
係止用具を提供する。 【解決手段】電線係止用具1は弾性を有する樹脂によっ
て頭部2と電線把持部5とを一体的に形成し、頭部2の
用具係止部4は、中間部で折り曲げ且つ該折り曲げ角を
弾性的に拡縮可能にした係合腕8と軸部9とからなり、
用具係止部4の係合腕8の外側中間部にる凹状部を形成
し、前記凹状部を電気製品内に設けたパネルの開口の周
辺部に係合させ、電線把持部5は、バンド3をリング状
にして着脱自在に頭部2に保持可能にした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は電線係止用具に関
し、更に詳細には空気調節機、複写装置などのような電
気製品内に配線された電線を製品内部の所定位置に係脱
自在に係止する電線係止用具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば空気調節機(いわゆるエアコ
ン)、複写装置などの電気製品内には各種電線が配線さ
れていることは知られている。これらの電線をそのまま
にしておくと装置内が乱雑になるため、これらの電線を
適宜束ね、又は束ねずに装置内の所定位置に係止するこ
とが従来から行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の係止手段
は、電気装置内の予め設けた開口に差し込むと、えらの
ように張り出したストッパーが開いて後戻り不能に係止
する係止手段と、電線結束用バンドとを一体成形したも
のであった。したがって、なんらかの理由で前記係止手
段を電気製品から外す必要が生じた場合には、バンドの
頭部をカッターなどで切断する必要があった。
【0004】ところで、周知のように産業廃棄物処理場
の確保がますます困難となる中で、一部電気製品につい
ては、該製品を廃棄する場合のリサイクル対策を製造段
階で行うことが義務付けられるに至っている。そのた
め、廃棄された電気製品からリサイクルのため部品など
を取り外す際に、切り落とされた前記バンドの頭部が回
収品内に入るおそれがあり、好ましくないという問題が
ある。
【0005】本発明は、前記問題に着目してなされたも
のであり、電線係止用具の係脱及び電線の結束操作・解
除操作を容易にした電線係止用具を提供することを目的
としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明の電線係止用具は、電気製品内に配線された電
線の中間部を前記製品内のパネルに開けた開口に係止す
る用具であって、該用具は、弾性を有する樹脂によって
一体的に成形した頭部とバンドとからなり、前記頭部
は、前記用具を前記製品に取付ける用具係止部と電線把
持部とから成り、前記用具係止部は、中間部で折り曲
げ、且つ該折り曲げ角を弾性的に拡縮可能にした係合腕
と、前記折れ曲がりの内側と前記電線把持部とを結ぶ軸
部とからなり、前記係合腕の外側中間部に前記開口の周
辺部に係合する凹状部を形成し、前記電線把持部は、前
記バンドをリング状にして係脱自在に前記頭部に電線を
保持可能にしたものである。
【0007】前記係合腕に形成する前記係合部の形状に
は特に限定はない。例えば前記開口の周辺部が嵌入する
ように係合腕を屈曲させる、係合腕に一部を段状、凸状
とするなどして凹状に形成することができる。
【0008】前記電線把持部は、例えば前記バンドの一
方の面に軸方向断面が連続する凹凸を形成し、該凹凸部
を、前記頭部に形成した歯止めと弾性係合させることが
できる。この歯止めは、環部と一体的に形成した係合部
材を弾性的に出没させてバンドを係脱を自在に行うこと
ができる。
【0009】前記歯止めに係合するバンドの先端側を挿
通するバックルを電線係止用具に形成し、歯止めの前記
係合部材をバンドで覆うように形成することができる。
このようにすると、何らかの原因で係合部材に外力が作
用し電線を係止しているバンドが外れるおそれを防止す
ることができる。
【0010】前記弾性を有する樹脂としては、ゴム弾性
体、比較的硬度の高いエラストマーなどを使用すること
ができるが、好ましいものとしてナイロン、ポリエステ
ル、ポリプロピレン、ポリエチレンなどを使用すること
ができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下添付の図面を対照し、一実施
の形態を示して本発明を具体的に説明する。図1〜3に
示す本実施の形態の電線係止用具1は、頭部2とバンド
3とを例えばナイロン等の弾性を有する樹脂により一体
成形したものであり、頭部2は、用具係止部4と電線把
持部5とから成っている。そして、エアコン、複写機な
どの電気製品(図示せず)内の所定位置に取付けたパネ
ル6(図3)に開けた開口7に用具係止部4を差し込み
電線(図示せず)を所定位置(図示せず)に保持するも
のである。
【0012】用具係止部4は、図3に示すように、中間
部を鋭角(2θ)に折り曲げた形状の係合腕8及び前記
折れ曲がった部分と電線把持部5とを繋ぐ軸部9とによ
って矢印状に形成し、係合腕8の両翼外側に、段部10
と、係合腕8を外側に折り曲げて形成したウイング11と
によって凹状部13を形成し、パネル6の開口7の周辺部
に係合するようにした。
【0013】係合腕8は、ナイロン樹脂製であるので、
外力を加えると前記角度(2θ)を拡縮させることがで
きる。また図3に示すように、先端部差渡しdが、図3
に示すように開口7の差渡しDより小さく (d<D)、
また図4に示すように係合腕8の前記角度(2θ)を押
し縮めた場合の差渡しWが、開口7の差渡しDより大き
く (D<W)なるように形成した。
【0014】したがって、係合腕8を開口7内に押し込
むと、係合腕8は前記角度θが押し縮められながら開口
7内に進入し、前記段部10に達すると、弾性により係合
腕8が両側に開き、更に押し込むとウイング11にぶつか
り、それ以上用具係止部4をパネル6内に差し込むこと
ができない。なお図2〜4に示す符号14はリサイクルレ
バーである。
【0015】以上の説明から容易に理解されるように、
電気装置を解体するなどで電線係止用具1をパネル6た
ら取り出す際には、左右のリサイクルレバー14を摘んで
前記角度を縮小させると段部10と開口7の周辺部との係
合が外れ、用具係止部4を開口7から抜き出すことがで
きる(図4)。
【0016】次に電線把持部5を図5、6によって説明
する。電線把持部5は環部15と一体的に形成した係合部
16によって形成し、バンド3には頭部側が切り立ち、自
由端側がなだらか斜面からなる山形の係合面18が前記係
合部16と後戻り不能に係合するようにした。
【0017】係合部16は、環部15を切り欠いた部分に配
置されており、係合面18に対して出没自在とするには、
環部15と係合部16との間を繋ぐ連結部17の捩れ弾性復元
力によって行うようにした。即ち、歯止め16のリリース
レバー19を押し下げると、連結部17が捩れて係合部16が
バンド3に設けた係合面から離れるように回動し、バン
ド3を環部15から離脱させることができる。
【0018】また図1, 5及び6に示す符号20はバンド
3の自由端側を固定するバックルである。バックル20
は、図6から容易に理解されるように、歯止め16、特に
そのリリースレバー19に何らかの原因で外力が作用しバ
ンド 3との係合が解除されないように、バンド3によっ
て保護するようにしたものである。各図の符号21は金型
作成上の必要からできた透孔であり本発明にとって本質
的なものではなく、この部分を中実とすることもでき
る。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように本発明の電線係止用
具は、空調機、複写機などの電気製品内に張られた電線
を1本以上纏めて所定の場所に係脱自在に保持するよう
にしたので、装置内部の点検、修理などが容易になり、
しかも修理などの際には容易に電線の結束を解除・再保
持することが可能であり、また電気製品を廃棄する際の
資材の回収を行うときは電線係止用具を切断することな
く取り除くことができるので、リサイクル品の質を向上
させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態による電線継係止用具の縦
断面図である。
【図2】図1の下面図である。
【図3】図1の電線係止用具をパネルに取付けた様子を
示す要部拡大図である。
【図4】図1の電線係止用具をパネルから取り出す様子
を示す要部拡大図である。
【図5】図1の電線係止用具の頭部を一部破断して示し
た要部拡大斜視図である。
【図6】図1に示す電線係止用具の電線把持部がバンド
を係止する様子を示す要部拡大断面図である。
【符号の説明】
1 電線係止用具 2 頭部 3 バンド 4 用具係止部 5 電線把持部 6 パネル 7 開口 8 係合腕 9 軸部 13 凹状部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電気製品内に配線された電線の中間部を
    前記製品内のパネルに開けた開口に係止する用具であっ
    て、該用具は、弾性を有する樹脂によって一体的に成形
    した頭部とバンドとからなり、前記頭部は、前記用具を
    前記製品に取付ける用具係止部と電線把持部とから成
    り、前記用具係止部は、中間部で折り曲げ、且つ該折り
    曲げ角を弾性的に拡縮可能にした係合腕と、前記折れ曲
    がりの内側と前記電線把持部とを結ぶ軸部とからなり、
    前記係合腕の外側中間部に前記開口の周辺部に係合する
    凹状部を形成し、前記電線把持部は、前記バンドをリン
    グ状にして係脱自在に前記頭部に電線を保持可能にした
    電線係止用具。
  2. 【請求項2】 前記係合腕に形成する前記係合部は、前
    記開口の周辺部が嵌入する凹状に形成した請求項1記載
    の電線係止用具。
  3. 【請求項3】 前記電線把持部を、前記バンドの一方の
    面に軸方向断面が連続する凹凸を形成し、該凹凸を、前
    記頭部に形成した歯止めと弾性係合させるようにした請
    求項2記載の電線係止用具。
  4. 【請求項4】 前記歯止めは、環部と一体的に形成した
    係合部材を弾性的に出没させてバンドを係脱自在にした
    請求項3記載の電線係止用具。
  5. 【請求項5】 前記歯止めに係合するバンドの先端側を
    挿通するバックルを前記頭部に形成し、前記バンド係合
    部の前記係合部材を前記バンドで覆うように形成した請
    求項4記載の電線係止用具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014009810A (ja) * 2012-06-28 2014-01-20 Sg Industrial Co Ltd 被位置決め物の保持手段の着脱機構
CN104180311A (zh) * 2013-05-27 2014-12-03 深圳市海洋王照明工程有限公司 一种锁线套与灯具
JP2015200363A (ja) * 2014-04-08 2015-11-12 キャタピラー エス エー アール エル 長尺物保持具
JP2019058552A (ja) * 2017-09-27 2019-04-18 株式会社オリンピア 遊技機

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